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好きな声優さん(番外その2):鶴ひろみ~突然の訃報に驚きました

晩秋の時雨

 寒くて時雨チックな雨が降っています。初暖房入れちゃいました。「ハルヒ」一期の「サムデイ イン ザ レイン」ってこんな日だったんじゃないかな。それにしても“時雨”で画像検索するとこの娘ばっかり出てきますね。「艦これ」が人気なのはいいけど、大丈夫かニッポンと思ってしまう晩秋の土曜日。

時雨 

 さて昨日声優の鶴ひろみさんの訃報が報じられて驚きました。16日の夜、東京都中央区の首都高速都心環状線の中央分離帯に接触して止まった乗用車の中で意識不明の状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されたそうです。死因は大動脈剝離で、運転中に発症したとみられるとのことですが、暴走したりして事故を起こさなかったの不幸中の幸いでした。

鶴ひろみ
 

 関係者によると亡くなる数日前から体調が悪く、13日の収録の際にも体調不良で途中退席したりしたそうです。57歳ということで、まだまだ活躍できたはずなので、急逝が実に惜しまれますね。ということで、本日は追討の意を込めて鶴ひろみを取り上げたいと思います。

逝去を知らせるニュース

 鶴ひろみは1960年3月29日生れで北海道出身ですが、育ちは横浜市。劇団ひまわりに所属して子役として小学生から芸能界デビューしています。高校3年生だった1978年、世界名作劇場「ペリーヌ物語」の主人公・ペリーヌ役で声優デビューしました。

若き日の鶴ひろみ

 80年代には強気な演技を得意とする声優として名が知られていき、90年代以降はバラエティ番組や報道番組などにおけるナレーション業が増え、こちらを主体とした活動を行っており、亡くなる直前までナレーションの仕事をしていました。

鶴ひろみ主要出演作
 

 堀川りょう、古谷徹と共演が多く、恋愛の絡む役で共演していました。また漫画家の椎名高志は「ペリーヌ物語」を観て以来のファンで、「GS美神 極楽大作戦!!」のアニメ化に際しては、主人公の美神令子役に鶴ひろみを指名したそうです。さらには自身の結婚式の際に司会を依頼したとか。

ペリーヌ物語 

 それでは私の知っている鶴ひろみの演じたキャラです。まずは出世作である「ペリーヌ物語」のペリーヌ・パンダボアヌ。13歳で両親と共にギリシャからフランスへ向かう旅に出ますが、父がボスニアで、母がパリで亡くなり、その後は愛犬を相方に祖父の住むマロクールを目指します。

ペリーヌ 

 不幸にめげない明るく聡明で大人びたところがある少女ですが、時折子供らしい無邪気さも見せます。空き屋に一人で暮らしたり、自分で靴やシミーズを作ったりと生活力があり、トロッコ押しのような力仕事から、通訳や秘書という頭脳労働までこなす万能ぶりです。

みゆきと真人 

 「みゆき」の鹿島みゆき。冴えない主人公真人と、実妹と同級生の二人の「みゆき」との三角関係を描いた青春ラブコメディです。単行本、5巻まで買ってたなあ。

セーラー服のみゆき 

 鹿島みゆきは負け側なんですが、私は断然鹿島派でした。才色兼備で清楚かつおしとやかなクラスのアイドルですが、そそっかしく勝ち気な一面もあり、初期の頃は真人を何度も平手打ちしていました。料理・裁縫など良妻賢母スキルは一流で、どうして真人が好きなのかがむしろ謎。

ダブルみゆき 

 宿敵(?)である若松みゆき(ちなみにCVは荻野目洋子))にすら「今まで出会った中で一番の女性。鹿島さんのようになりたい」と言わしめるほどでした。学年で1、2を争うほど成績優秀だったのに、真人に合わせて受験レベルを下げ、それでも真人が落ちてしまったため浪人を付き合うという献身的過ぎる行動も取ったのに最終的に振られるという理不尽。受験の頃にでも真人を見限っておけば…

ブルマ 

 「ドラゴンボール」のブルマ。これは超有名でしょう。ブルマはもはや死語に近いですが、この頃は普通にあったんですね(遠い目)。悟空が出会った最初の仲間で、悟空にドラゴンボールの話をして探索の旅に出ることになるという、全ての物語の発端ともいえる少女です。カプセルコーポレーションの令嬢で実家は超金持ち。

ブルマとヤムチャ 

 当初はヤムチャと交際していましたが、気が強い性格ゆえに喧嘩が絶えず破局しました。でもヤムチャの弱さを見限ったんではないかという気も。その後はなんとベジータと結ばれ、トランクスとブラを授かりました。

ブルマとベジータ 

 お嬢様であるのみならず、自他ともに認める天才で、様々なメカの発明・改造によって仲間たちをサポートします。立場が弱くなると逃げようとしたり、文句が多かったりと、お嬢様らしいわがままな性格でしたが、物語が進むにつれて仲間意識、絆も深まり変わっていきます。

ブルマと悟空 

 西遊記に例えるならば、悟空は悟空として、ブルマは三蔵法師といった役回りだったのではないかと思われますが、思いっきり西遊記から逸脱していったのでもはやその面影もなく。

鮎川まどか 

 「きまぐれオレンジ☆ロード」のヒロイン・鮎川まどか。学校一の不良少女と噂されるロングストレートヘアのミステリアスな美少女です。

鮎川まどかフィギュア 

 性格は大人っぽく落ち着いていますが、つかみ所がなく若干気まぐれなところがあります。頭脳明晰でスポーツ万能、料理・裁縫などもうまく、非常に高い音楽的素養を持つという、多方面で才能豊かな人ですが、幽霊や怪談が苦手という一面もあります。道行く人が振り返り、芸能人にもいないさえ言われるほどのルックスの良さです。

下着姿のまどか 

 当時のジャンプでは珍しいラブコメ作品(当時はサンデーの十八番でした)で、本作によりラブコメ好きをジャンプへ引き付けることに成功したことで、ジャンプ黄金時代に貢献した作品と言えましょう。

ドキンちゃん 

 「それいけ!アンパンマン」のドキンちゃん。88年以来続く作品で、ドラゴンボールのブルマとともに鶴ひろみの後任どうするんだと話題になる作品です。

ばいきんまんとドキンちゃん 

 ドキンちゃんは、バイキン星でばいきんまんの噂を聞いて、突然卵型UFOに乗ってバイキン城に突撃してきた女の子です。以後、バイキン城に居候としてばいきんまんと同居しています。なんと「風と共に去りぬ」のヴィヴィアン・リー演じるスカーレット・オハラがモデルなんだとか。

しょくぱんまんラブ 

 他人の物を欲しがり、いつもばいきんまんに奪わせようとする女王様気質のわがままな性格で、ばいきんまんの悪事は、ドキンちゃんのわがままを叶えようとした事からのものも少なくありません。つまり彼女がいなければばいきんまんはもっとおとなしかったという。

しょくぱんまんとドキンちゃん 

 バイキンながら女の子のせいか綺麗好きで、よく入浴や部屋の掃除をしています。それって自傷行為じゃないんですか?しょくぱんまんの紳士的な態度に接してからは彼に対して好意を抱き、以後「しょくぱんまん様」と呼んで慕っていますばいきんまん的にはとんだNTRですが、作者によれば「しょくぱんまんは食品でドキンちゃんはバイ菌なので結ばれる事はないが、叶わない恋をする事だってある」との事です。ドキンちゃん…

極楽大作戦 

 「GS美神 極楽大作戦!!」の主人公にしてメインヒロインである美神令子。私は本作でおキヌちゃんを演じた國府田マリ子のあざと可愛さにやられていましたが、主役はあくまで令子。

おキヌちゃん 

 世界最高クラスのゴーストスイーパー (GS) の一人で、亜麻色のロングヘアに抜群のスタイル(B90/W58/H90)と美貌、巨額の資産を持つセレブにして天性の女王様です。紫色のチューブトップとミニスカのボディコンがトレードマークで、いかにもバブル時代を彷彿とさせます。

ボディコン令子 

 プライドが非常に高くワガママで捻くれ者なドSな性格で、仕事柄神も悪魔も恐れず、極度の負けず嫌いかつ意地っぱりで、卑怯かつ外道な手段も嬉々として行い利己的・自己中心的であるため、敵はもとより味方からも「傲慢」「性悪」「冷血」「悪魔より酷い」などと形容され、しばしば「クソ女」と評されています。

美神令子 

 しかし恋愛に関してはウブで可愛らしい面があるほか、気心の知れた者からは、金に拘ったり高飛車な態度をとるのは照れ隠しと弱い自分を見せないための予防線だと理解されています。内面はとても繊細で恐ろしいほど脆い心の持ち主故に芯の弱いところがあり、本当は寂しがりやです。

さよならドキンちゃん 

 これだけ声優が溢れている時代なので、ブルマにしてもドキンちゃんにしてもすぐに代役が立つでしょうし、きっと無難にこなすのでしょうが、やはり“本家”の声が聴けなくなるのは寂しいものですね。ご冥福をお祈りいたします。

号泣ばいきんまんとベジータ 
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