好きなアニメキャラ(その95):山田エルフ(エロマンガ先生)

私が一年で一番好きな月である11月が今年もやって来ました。11月はいいねえ。何がいいって、特に大きなイベントがないのが。七五三とかボジョレー・ヌーボー解禁くらいですか。竹内まりやのアルバムじゃないけど、クワイエット・ライフこそ至高。ハレの日なんて年に数回ありゃあいいんですよ。年柄年中お祭りじゃあ、ありがたみがないというもの。

それはそうと、11月ともなるとそろそろこの1年を振り返りたくなりますが、ちょっと振り返ってみたら、取り上げると宣言しておきながら取り上げてなかったアニメキャラがいることに気付きました。ということで、何を今さらというこの時期に春季アニメ「エロマンガ先生」から山田エルフ先生を紹介します。キャラを紹介しようか、声優の高橋未奈美で紹介しようか悩んでたんですが、間をとって(?)忘れ去っていたとは。

山田エルフは、主人公の和泉正宗、紗霧兄妹の隣にあった空き家の豪邸に引っ越してきた売れっ子ライトノベル作家です。和泉正宗も「和泉マサムネ」の名でライトノベル作家をやっていますが、売れ行きでは山田エルフに圧倒されています。

全身をロリータファッションで固めており、高飛車で自意識過剰な性格で、さらに中二病の気がありますが、実際14歳で中二なのでいた仕方ないかと。仕事モードの時はジャージを着るほか、しょっちゅう全裸になり、風呂上りに全裸でピアノを弾いてたりします。そういえば「妹さえいればいい。」の未成年ラノベ作家可児那由多も仕事の際には全裸になっていましたが、そういう傾向の女性って結構いるんでしょうかね。

作家としてはファンタジーやラブコメ物をメインに執筆しており、代表作はオリコン1位を獲得した「爆炎のダークエルフ」。ですが、山田エルフ先生にとってラノベの執筆は趣味であり、仕事だとは思っていないようです。「やる気がある時しかラノベを書かない」をモットーにしているため、度々仕事をサボっては編集部に釘を刺されています。しかしその一方、「遊びだからこそ本気でやる」という信念も持っており、ラノベにかける熱意は本物のようです。

和泉正宗とは、当初はエロマンガ先生をどちらのラノベのイラストレーターにするかを巡って争う関係でしたが、エロマンガ先生の正体に気付いて以降は、次第にマサムネに想いを寄せるようになってきます。今やマサムネを巡ってのライバルは、山田エルフ以上の売れっ子ラノベ作家である千寿ムラマサとなっているような。そういえばムラマサも14歳なんですが、16歳の正宗といい、ラノベ業界は早熟作家ばっかなんでしょうか。

正宗には積極的なアプローチを行っていますが、正宗は紗霧命なので空振り気味です。いじらしのでエルフでいいじゃないかと思うのですが。8ヶ国語を話せ、料理、掃除も得意、ピアノも演奏出来るといった多彩な特技を持っていて、特技イラストのみの紗霧より優秀だと思います。ただし、2桁の掛け算が出来ないなど、基礎学力は壊滅的であるといった欠点もありますが、それは多分紗霧も…。

エロマンガ先生こと紗霧は引きこもり状態で学校に行っていませんが、山田エルフも引きこもりではないものの学校に行っている形跡がありません。義務教育だぞオイ。千寿ムラマサは登校してるんでしょうか。正宗は一応高校に行っているようですが。

アニメではよくいる金髪キャラですが、本名エミリー・グレンジャーでハーフのようなので、金髪には必然性がある模様。兄は編集者にしてエルフ担当の山田クリス。実兄ゆえに容赦なくエルフに接していますが、それにくじけず性懲りも無くサボり続けるエルフも凄い。

業界でも正体が知られていない千寿ムラマサに対し、山田エルフは顔まではっきり写った自撮り写真をブログに掲載するなど、自身のプライバシーに関しては全く隠す気がないようで、無防備な面があります。これが若さか…。ルックスが知られていることで人気を得ている可能性もありますが、自宅住所とか把握されると色々大変ですよ。

ちなみに山田エルフ先生、中国語では「山田妖精」になるそうです。カッケェ。正宗に出逢うまでは発行部数でしか作家の価値観を見ておらず、累計発行部数220万部の山田エルフは、同22万部の正宗に対してほとんどフリーザ状態でしたが、直接正宗と接して以降は考えを改めています。なにしろ千寿ムラマサの累計発行部数は1450万部で、エルフの7倍近いですから、従来の価値観のままではorz必至だったことでしょう。

CVは高橋未奈美。声優デビューは2011年で、2015年以降名前付きの役が多くなってきました。特に今年は山田エルフの他、「小林さんちのメイドラゴン」のルコア、「ソード・オラトリア」のティオネなど主要キャラが増え、ブレイクしてきたかなという感じです。

2013年11月14日に「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン」にゲスト出演した際のテンションの高さと杉田智和のイジリに対するリアクションが非常に面白く、ぜひ「好きな声優さん」で紹介したいと思っているのですが、私の視聴作品への出演が今ひとつ少なくて。同様の人にかつて赤﨑千夏がいましたが、彼女同様きっといずれは登場することでしょう。
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