ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて(その1):主人公とエマ(幼なじみ→新妻)

今週は中盤から急に冷え込んできて、めっきり秋らしくなりましたが、まだ夏仕様だった身体がついていけず風邪気味になってしまいました。秋は大好きなんですが、急にこられるとなあ。仲秋の名月というのもありましたが、本日は土浦で季節外れの花火大会です。

本日は久々に買ったコンシューマーゲーム「ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて」の話題を。大作なので当然一回じゃ終わりませんよ。7月29日に発売されて既に2か月以上経過したのでネタバレもガンガン入れていきます。知りたくない人は読まないようにして下さい。

2012年に発売された「ドラゴンクエストⅩ 目覚めし五つの種族」はオンラインゲームだったので、「私のドラクエは2009年発売の『ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人』で終わりました」と言っていたのですが、Ⅺは再びスタンドアローンに戻ってくれたので、戻って参りました。ちなみにファイナルファンタジーは「Ⅹ」で終わりました。やはり「Ⅺ」でオンラインゲームになったもので。

思えば「ドラゴンクエスト」が発売されたのが1986年。なんと30年以上前ですよ。実は据え置き機はプレステ2が壊れて以来持っておらず、PS4でだけ発売されていたらプレイ出来ないところでしたが、3DS でも発売されたのでプレイ出来ました。

本作ではシリーズ恒例の馬車システムはなく、全員が行動を共にしているのですが、なぜかいつものとおり4人しか戦闘に参加しません。「艦これ」の支援艦隊みたいに魔法とかで援護射撃してくれるとありがたいのですが、指をくわえて見ているだけのようです。でも経験値はちゃんと入るという理不尽仕様。

それではキャラ紹介。まずは主人公の勇者。私の勇者は歴代「アッシュ」という名前なんですが、辺境のイシという村出身の16歳です。なんとなく歴代勇者に比べてチャラ男風に見えますが。ママンのペルラは肝っ玉母さんという感じで全然似て無くて驚きですが、実はこの人は育ての母であって実母ではないのです。

滝に流れ着いた赤ん坊の主人公を拾ったのがペルラの父のテオで、テオ亡き後は、女手一つで主人公を実の我が子のように育て上げてくれました。ということは未婚なんでしょうか?主人公のために結婚もせずに苦労したということだと心苦しいのですが、実は夫とは死別した未亡人で、主人公を育てることを生きる張り合いにしていたということにしておきたいです(あくまで個人的な設定)。

じゃあ本当の親は誰なんだという話ですが、なんと主人公誕生直後に魔物軍団の攻撃で滅亡したユグノア王国のアーウィン国王とエレノア王妃なんですね。エレノアが先代国王の娘なので、英国のようにエレノア女王とアーウィン殿下にならんのかとか思ってしまいますが、まあ国によっていろんなルールがあるんでしょう。

やはりママンがこれくらいの美貌でないと主人公のような顔にはなりませんね。実は王族というのは「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」と一緒ですが、ドラクエⅤでは国がまだあって王様になれるのに対し、本作では滅亡してしまっているので王様になりたいなら再興するしかありませんが、どうもその気はないみたいでイシの村に留まる構えです。

で、イシの村には村長の孫娘のエマという子がいて、主人公と同年同日に生まれた幼なじみですが、主人公の誕生日というのは、テオが主人公を助けた日のことだと思われるので、実際には主人子の方が若干先に生まれていると思います。当初から主人公に特別な感情を抱いており、ゲーム終盤では主人公と結婚する場合もあります。

そう、本作は「ドラクエⅤ」以来の結婚イベントがあるんですが、多数派のビアンカ派対少数派のフローラ派の、まるでイスラム教のスンニ派とシーア派のような対立(デボラ派?知らない子ですね)は、今回はありません。仲間になる女性キャラはベロニカ、セーニャ、マルティナと3人もいるのですが、結婚しうるのはエマだけ。しかも結婚はオプション的な選択なので、結婚しなくてもクリアできます。


ただし、エマと結婚しないと「英雄戦記・下巻」が手に入らず、これがないと「ぎんがのつるぎ(斬りつけた敵の守備力を下げる史上最強の宝剣)」「ハイパーノヴァ(絶大なる威力を誇る究極のブーメラン)」「じごくの魔槍(いかなる盾をもつらぬいてしまう史上最強のヤリ)」「超グリンガムのムチ(改良しつくし最強となったグリンガムのムチ)」などといった強力な武器が入手できません。なので結婚はせざるを得ないように思います。

実は終盤にある「ネルセンの試練」をクリアすると叶えてくれる願い事の中に「エマと結婚したい!」があり、これを選ぶとドラゴンボールの神竜なみにあっさりと叶えてくれるのですが、実はこの選択肢を選ぶためにはいろいろとこなしておかなければならない事前準備が相当あって、それをやっている時点で実は結婚する気マンマンじゃないかと思いますが、もしここで女性の選択が可能だったら「やはりマルティナが」「いやセーニャが」「合法ロリのベロニカが」「カミュを兄さんと呼びたいのでマヤが」「異種姦好きなので(おい)ロミアが」「ババ専なのでニマ大師が」などと収集がつかなくなったのではないかと。

なお旅立ちの日にエマが渡してくれる手作りの「エマのおまもり」は、魅了ガード30%、呪いガード30%の効果が。呪いはいいとして魅了を防ごうとするのは「他の女に目移りすんな」ということでしょうか。

その後、「エマのおまもり・真」をくれますが、魅了70%ガード、呪い70%ガードにパワーアップ。主人公の周りにマルティナとかセーニャがいるので危機感を持った模様(笑)。実は嫉妬深いのかエマ?

しかしその結婚なんですが、今ひとつ釈然としません。ネルセンから「この時をもってお前とエマは夫婦となった。故郷の村に戻ってみるといい。かわいい奥さんが待っているはずだぞ」と言われ、イシの村の自宅に帰るとペルラの代わりにエマがいて「おかえりなさい あ…あなた。うふふ ちょっと照れくさいな。そう呼ぶのって」と新妻気取りです。ペルラは村長の家に行ってて夫婦水入らずにしてくれるんですが…

村人達は「あんな盛大な結婚式を挙げたんだから幸せにしてやれよ」的なことを言ってくるんですが、そんな覚えはないぞ。でもベッドの傍の額縁には結婚式の写真が。い、いつの間に?しかも左上を見るとパパンやママンがいて心霊写真であることが判明(笑)。

そしてエマと二人きりの自宅で一夜を過ごすと、称号「結婚おめでとう!」がゲットできます。さらにPS4ではトロフィー「ゆうべはお楽しみでしたね」がゲットできるとか。いや~久々だなそのセリフ。

なお結婚後はエマを連れて冒険の旅に出かけることが可能になります。エマは傍にいてやくそうを使ったり応援したりと補助的なことしかしませんが、夫を助けようとする健気な新妻という感じがします。逆に最愛の妻を危ないところに連れて行くなよと思ったりもしますが、どういう訳か魔物は絶対エマを攻撃しないので心配無用。

ちなみにこのエマ、色々あって再会した際に「幼なじみのエマよ!」と叫ぶのですが、16年間一緒にいたんだから判ってるだろうそれくらい。これは主人公に言ったというよりは、プレイヤーに向けての『忘れてねーだろうな!!」という意味の心の叫びなのかも知れませんね。

エマが嫉妬深いんじゃないかと思える証拠はここにも。北の国クレイモランまで付いてきて文句を言っています。

ちなみにこれがリーズレットさん。一度戦いますが、その後は協力者的存在になります。

どちらかというとクレイモランの若き女王であるシャールに気をつけた方がいいのではないかと思いますが。眼鏡っ娘で地味ですが、何と言っても女王だし、性格は良さそう。

それからエマのお祖父さんである村長の気になる発言も。もしやヤンデレですかエマさん?寂しいのはわかるけど、いつもは変わらない笑顔だけど、ふとした時に寂しそうな表情を垣間見せる…程度がいいんじゃないかと思うんですがねえ。

おっとエマさんがお怒りのようです。今日はこの辺にしてまた明日。
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