記憶に残る一言(その79):スカリー捜査官のセリフ(X-ファイル)

筑波嶺の…否、茨城の星・稀勢の里優勝おめでとうございます。いつかなるいつかなると言われながら長かったですなあ。正直もうダメなんじゃないかと思ってましたが、天災は忘れたことにやってくる的な。千秋楽の白鵬戦は、相手に攻めさせて押させておいて土俵際で逆転するという、正に若手に胸を貸す横綱のような相撲だったと思います。まるでアントニオ猪木の「風車の理論」です。

今回弟弟子の高安(敢闘賞おめでとう)の援護射撃も大きかったと思いますが、高安関もやはり茨城の星。目指せ大関。

本日は記憶に残る一言です。懐かしの「X-ファイル」からスカリー捜査官の有名なセリフを紹介しましょう。「X-ファイル」は、1993年から2002年にかけてアメリカで製作されたテレビドラマで、シーズン9まで放映された後、2016年に久々にシーズン10が制作されましたが、日本で放映されるかどうかは未定だそうです。そんなにやってたんかい!?シーズン1~3くらいしか覚えていないぞと思ったら、シーズン4以降はBS・CSでの放送だったんですね。道理で。

UFO、UMA、オカルトなど科学では説明の付かない超常現象のまつわる事件に、日本だったら漫画雑誌(某少年マ○ジ○)の編集者がMMRと称して取り組んでいましたが、流石スケールが大きいアメリカでは、なんと連邦捜査局(FBI)が取り組んでいたという。

「X-ファイル」とは、FBIの未解決事件を集めた資料のことで、その中には常識では考えられないような不可思議な事件が記録されています。FBI捜査官のモルダーとスカリーは「X-ファイル課」の専任捜査官として、様々な事件を捜査していきます。

フォックス・モルダーは突出したプロファイリングの才能を持つ優秀なFBI捜査官ですが、幼少期に妹を異星人に誘拐されたことが切っ掛けで超常現象に執着するようになり、「X-ファイル」ばかりを取り扱うことで変人扱いされるようになっています。オカルトに関する知識と造詣が深く、UFOやUMAに限らず、民間信仰や魔術、都市伝説といった多岐に渡る広範な知識を持ち、「人智を超えた力の存在」とか「国家的陰謀」という切り口から真相に迫っていきます。これはキバヤシと話が合いそうな人ですね。

一方ダナ・スカリーは元々一人で「X-ファイル課」を取り仕切っていたモルダーの監視のために送り込まれたのですが、モルダーの真実を探求する姿勢に共感し、彼を信頼して捜査を助けるようになっていきます。医師免許を持つ科学者なので、自分自身が超常現象に巻き込まれてもあくまで一科学者としての立場を崩さず、検死解剖や検査といった科学的に立証可能な証拠をもとに捜査を行います。


そういう訳で、相互の信頼関係とは裏腹に、オカルトビリーバーなモルダーとスケプティックなスカリーの方針の違いは多くの場合まず衝突しますが、番組の展開的には必然的にモルダーの見解の方が正しいことが多いという。

で、超常現象に傾倒しまくって、何でもかんでもノストラダムスの大予言に結びつけるキバヤシのように、何でもかんでも政府の秘密組織と宇宙人の陰謀にしたがるモルダーに対し、MMRの他のメンバーのように「な、なんだってー!!」とは言ってくれないスカリーが、何もなかったことにしようとして言う決めセリフが今回の記憶に残る一言です。

なんだかんだスカリーは優しいですよね。本当ならミルコ・クロコップの如くこう言いたかったに違いないのに。

なお、Xファイルの日本語音声にはビデオ・DVD版、テレビ朝日版があり、それぞれ台詞に微妙な違いがあり、ビデオ・DVD版ではこのセリフを聞くことができないと言われていますが、おそらくテレビ朝日放映版で使われていたのだと思われます。実際テレビ放映で聞いた記憶がありますし。DVDにテレビ朝日版の日本語音声は収録されていないので、いくらDVDを見ても聞くことはできないという。まるでスカリーのセリフ自体がX-ファイルだぜ。

なおこの二人、あまりにも「人智を超えた力の存在」とか「国家的陰謀」に首を突っ込みすぎたせいか、モルダーは宇宙人に拉致されて終盤はあまり登場しなくなり、スカリーまで宇宙人に拉致されたりします。しかもスカリー、妊娠が判明して終盤は産休に入ります。子供の父親は明確には提示されていませんが、モルダー(まあわかる)か宇宙人(!!!)のどちらかであるように描写されているそうです。宇宙人ってあんた!まさかの異種姦…?


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