好きなアニメキャラ(その85):片倉京(ガーリッシュナンバー)

正月休みもあっという間に終わって、明日から平常出勤です。ある程度まとめて休んだ後の休暇明けは月曜日以上に憂鬱ですね。週末三連休なので、それを頼みになんとか出勤しましょう。

本日は一ヶ月ぶり、今年最初の好きなアニメキャラです。「ガーリッシュナンバー」から片倉京を紹介しましょう。「京」と書いて「こと」と読みます。京→京都→古都ということなんでしょうね。でも大阪府出身というのはどういうことだ(笑)。難波京辺りを思い浮かべるべきなんでしょうかね。


「九龍覇王と千年皇女(クーロンはおうとミレニアムスレイブ)」(略称クースレ)のヒロインの一人を演じることになりましたが、同じ事務所(ナンバーワンプロデュース、略称ナンプロ)の後輩であるクズ声優烏丸千歳がメインヒロインを射止めたため、やはり同じ事務所の若手声優久我山八重と共にサイドキック的なポジションにいます。

20~21歳の千歳や八重に対し、京は26歳。自称アラサーですが、アラサーという言葉は28歳位から使うっていることでいいんじゃ…。売れていないのでバイトを掛け持ちしており、今回メインキャラが取れなかったら実家に帰って婚活しようかと思っていたそうです。実家に要求されている訳ではなく、あくまで自分の意思でのことだそうですが。


年齢相応に精神的にも大人でかつ常識人で、本作で最もまともな声優と思われます。先輩を先輩とも思わない千歳に対して嫌な顔も見せずに「ちー様」と呼んで常に立てる態度を取っています。また、売れっ子ながら役者指向で意識高い系の言動を繰り返す柴崎万葉に対しても何かと気遣いを示すなど、コミュ力の高さを見せていました。

大阪人らしく、ノリ突っ込みも得意。元々アニメ好きだったようで、作品や声優に関する知識が広く、千歳からはアニメ博士扱いされていました。が、オタクという程ではないようで、自宅は綺麗に片づいていました。まあ汚部屋はオタクとは限らないようですけど、部屋が綺麗な女性は素敵ですね。千歳にシマパンを物色されて焦っていましたが。


千歳の兄で今ではナンプロのマネージャーとなっている悟浄とは声優デビュー同期であり、辞めるのは自分の方が先だと思っていたそうです。今ではお互い立場をわきまえた態度に徹していますが、昔は付き合っていたのかな?と思わせる描写がありました。声優同士の結婚……結構ありますけど、売れっ子同士ならいざ知らず、安定感に欠けるような気がしないでもないですね。リーマンとか公務員あたりと結婚した方がいいような気も(余計なお世話ですが)。

背水の陣で望んでゲットした役だけに、クースレの作品としての成功に賭ける思いは人一倍だったようです。しかーし、プロデューサーがクズだったせいでキャラクターデザインや脚本が原作から勝手に変更されるというトラブルから発した原作側と制作会社側の対立を全く解決できず、スケジュールがひっ迫した結果、第1話から千歳すら絶句するほどの作画崩壊状態で放映されてしまいました。

原作側と制作会社のトラブルに関しては「SHIROBAKO」でも描かれていましたが、とにかく原作側を立てざるを得ない様子を描いていた「SHIROBAKO」に対し、ガーリッシュナンバーでは制作サイドがかなりのゴリ推しをしていました。どっちもデフォルメして描いているのかも知れませんが、力関係は作品によるんでしょうかね。「ガーリッシュナンバー」の原作はラノベ作家の渡航なので、原作側が非常に冷遇されているようにあえて描いているのか。


メンタルが安定している京もさすがにクースレの惨状に、こんなんじゃ売れないとヤケ酒モードに入っていました。やはりメインキャラを務めた作品がの評価が高いって重要ですよね。特に売れてない声優にとっては。

しかし、クースレでメインキャラを取った後も努力を重ねてオーディションを受け続けたせいか、以後はそこそこ役を取れているようで、結構忙しそうにしていました。「それが声優!」では、中途半端に忙しいとバイトに専念できず、収入的には一番辛かったりするという描写がありましたが、そこを抜けないと声優として大成できないという。

CVは石川由依。舞台を中心に子役として活動していた人で、声優としては2007年頃にデビューしています。2013年の「進撃の巨人」のミカサ役でブレイクし、2014年には第8回声優アワード助演女優賞を受賞しています。

1989年5月30日生まれで兵庫県出身。演じた時は京とほぼ同年齢ということで、よく京が口にする年齢ネタはそのまま自身の心に刺さったらしいです。昨年のアニメ作品では「クオリディア・コード」で宇多良カナリア役も演じていましたね。

愛称は「ゆいっしー」。2015年の「終わりのセラフ」では脇役ですが、雪見時雨という役もやっていたんですね。気づかなかった、この海のリハクの目をもってしても。

女優と声優の二足の草鞋のせいか、アニメ出演作品はさほど多くありませんが、今後は是非アニメ出演を増やして欲しいですね。

スポンサーサイト