のんのんびより:田舎の少女達のゆるい日常を超美麗背景とともに描く

久しぶりにリアル明里ちゃんパパンから明里ちゃん画像が届きました。子供の成長は早いですね。悪質なロリコンから守るためにもそろそろ目線を入れないといけないかも知れません。ペドフィリアってのもいるし。まあリアル明里パパンは空手の使い手(「ある意味空手を終わらせた男」「ある意味空手界の最終兵器」などと呼ばれる)なのでしっかり守ることでしょうが。

本日は2013年秋季アニメながら最近まとめて見た「のんのんびより」を紹介しましょう。YouTubeにアップされていた「杉田智和のアニゲラディドゥーン」のある声優登場回を聞いていたら、メンバーがお勧めしていたのでそれに乗ってみました。


原作は「月刊コミックアライブ」(KADOKAWAメディアファクトリー)に連載中のあっと作の同名の漫画です。2009年11月号から連載中で既刊9巻。最新刊10巻は今月23日に発売予定です。

バスが2時間に1本(原作だとなんと5時間に1本)しかこないというとてつもない田舎の学校「旭丘分校」に通う小中学生の日常生活をゆるーくのんびりと描いた作品です。吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」を彷彿とさせますが、あっちはバスは一日一本だからまだしもでしょうか。

ニコニコ動画では、アニメの生放送終了後にアンケートが行われていますが、「のんのんびより」は全話で最高評価である「1」が90%を超えた初の作品になったそうです。

ゆるいテーマにあわせたコミカルなキャラクターが描かれた、いわゆる日常系または空気系と呼ばれる作品で、同趣旨の作品には「ご注文はうさぎですか?」がありますが、その内容のゆるさとは対照的に、キャラクター達を取り巻く背景が超美麗で、まるで風景画レベルになっています。このアンバランスさが見所の一つと言えましょう。それでは「のんのんびより」背景小特集です。





なにしろ「あ、田舎暮らしもいいかな」って思ってしまうレベルですから。なんか子供の頃の記憶が甦ってくるような、ちょっぷり泣きたくなるような、そんな風景です。日本の原風景なんでしょうかね。

アニメの物語は、4月に始まって翌年3月までを12話で描いています。その4月に東京から転校してきたのが一条螢で、最初期は東京との落差に愕然としていましたが、思いの外早くなじんでいました。

螢、という名前からは、大方の人は「北の国から」を思い出すかも知れませんが、私のようなマイノリティーは「美少女戦士セーラームーン」のセーラーサターンこと土萠ほたるを思い出します。そう、皆口裕子さんが演じ、今日本を席巻している「萌え」の語源ではないかという説もあるあの儚げな少女ですよ。もちろん90年代の作品のほうですよ。「Crystal」?知らない子ですね。

その螢、小学5年生にしては身長164センチでルックスも大人っぽく、非常に発育のいい美少女です。高校3年生のこのみ(右)と並んでも大人っぽく見えるくらい。私ロリコンの気はない(はず)ですが、彼女の見ていると、ちょっくら妙な扉が開きそうな危険を感じます。なにしろ2話で眼鏡を掛けて大人びた服を着たところ、中学2年生の小鞠に最後まで螢と気づいて貰えませんでしから。

螢については私のお気に入りなので、別途「好きなアニメキャラ」で取り上げようと思います。でもなー、声優が「りえしょん」こと村川梨衣なんですよね。いや、彼女が演じた「ごちうさ」のメグこと奈津恵も既に取り上げ済みなんで今さらためらう必要はないのですが、素でのハイテンションぶりには…。それを感じさせない高い演技力・実力があるということなんでしょうけどね。

じゃあ他のメンバーも紹介しましょう。まずは主人公格の小学一年生、宮内れんげ。思えばこの子もこの年初めて旭丘分校に通うことになった訳ですが。語尾に「のん」「なん」「ん」をつけるのが口癖で、「のんのんびより」というタイトルもここから来ているではないでしょうか。

非常にユニークな感性を持っており、あいさつの「にゃんぱすー」など、言動を周囲の人間に理解されないことも多いですが、成績は優秀でテストは常に100点で、オール5の成績をとっています。また絵も小学生離れした上手さで、作詞もリコーダー演奏もできるというスーパー1年生ですが、やはり感性が妙で。


いつもは年上の子供としか遊べませんが、夏休みに帰省していた同学年の石川ほのかと仲良くなった4話は神回といっていいでしょう。初めての同い年の子との触れ合いが嬉しくて仕方なかったほれんげですが、ほのかがパパンの都合でさよならも言えずに帰ってしまったことを知ったれんげの涙を見て、一気にれんげが好きになりました。

事実を知らされて、理解して泣くまでの長い間が実に良かったですね。来年の夏は「約束の滝」に一緒に行けるといいですね。

そして中学生の越谷姉妹。まずは姉の小鞠。中学2年生ですが身長140センチ未満という非常に小柄な子で、姿にそのままに子供っぽい面が多いです。妹の夏海のイタズラの被害を被ることが多く、また貧乏くじを引くことも多々あるという不憫な子です。

その分小動物のような可愛さがあり、螢からは非常に好かれていますが、3歳も年下の螢が性格も雰囲気も大人びている事に関しては複雑な感情を抱いていたりして。仇名の「こまちゃん」も、小鞠という名前からというよりは「コマい」ことから由来しているようで、本人はこの仇名を嫌がっています。

次に妹の夏海。こいつがまた悪いヤツなんだ(「テレビ三面記事 ウィークエンダー」風)。中学1年生で身長は普通なんですが、とにかくイタズラ好きで、もの凄くよく言えばムードメーカーですが、普通に言えばとんでもないトラブルメーカーです。


幼少の頃からイタズラばかりしており、どれほど注意されても全く反省しないため、いつもママンから叱られています。アニメ版の磯野カツオに近いキャラとも言えましょうが、カツオがそれなりに企むのに対し、夏海はほぼ脊髄反射的にイタズラをするので、ひょっとすると発達障害の可能性が。

そして一言もしゃべらないので声優もついていない越谷姉妹の兄である卓。中学3年生で、分校唯一の男子生徒ですが、全く存在感がなく、夏海たちに無視されたり粗末な扱いを受けたりと散々な境遇ですが、本人はあまり気にしていない様子です。

そして担任は鬼畜先生こと宮内一穂。名字で解るとおりれんげの姉です。24歳ということですが、れんげとの年の差は磯野家のサザエとワカメ以上に離れています。頑張るなあ、パパンとママン。声優は美人キャラを演じると定評ある名塚佳織なんですが、とにかく外道な先生です。

授業は基本的に問題集を使った自習なので、授業中はほぼ教卓で寝ており、寝坊の常習犯のため、遅刻もしばしば。そのせいか起きていてもいつも目を閉じているように描かれています。さらに非常にマイペースな性格で頼りなく、海水浴に行って小鞠が行方不明になった際には「自分は先生としてではなく友達としてついてきただけ」と責任逃れ発言をして夏海たちを呆れさせたほか、田植えシーズンには遠足と称して子供達に実家の田んぼの田植えを手伝わせたこともあります。

大雪で学校に泊まり込むことになった際には、布団が足りないという状況を把握していながらまっさきに布団に潜り込んで寝るという鬼畜ぶり。流石に生徒達全員から顰蹙を買って寝袋に入れられていました(しかも逆さに)が、このシーンには大笑いしてしまいました。

その他、たまに登場するキャラとして、加賀山楓。旭丘分校の卒業生で、一穂の後輩の20歳ですが、実家が駄菓子屋のせいで、幼少時よりあだ名は「駄菓子屋」。なんとれんげまで「駄菓子屋」と呼ぶ始末。本業の駄菓子屋の他にも民宿やスキー用具・布団などのレンタル、通販の取り寄せなどを経営の多角化を行っていますが、経営状況はあまり良好ではない様子です。

赤ん坊時代のれんげの面倒を見ていた過去があり、れんげには姉達以上に懐かれています。反面夏海には厳しく、彼女が余計なことをすると制裁を加えることがお約束となっていますが、その度に視聴者をスカッてくれるという、まさに歩く清涼飲料水です。

お次は宮内ひかげ。れんげの姉で一穂の妹である高校1年生。旭丘分校出身ですが、「俺らこんな村いやだ」と思ったせいか、東京都内の高校に進学しており、上京して一人暮らし(寮?)をしており、登場は基本的に帰省時のみです。都会風を吹かせることが多いものの、しょせん付け焼き刃なので螢にも負けてしまう程度です。

そして越谷家の隣に住んでいる富士宮このみ。旭丘分校の卒業生で地元の高校に通う高校3年生です。たびたび越谷家に遊びに来ており、越谷家事情をよく知っており、小鞠や夏海の面倒も見ています。明るく気さくな性格だが、強引で押しが強いところもあり、夏海が思いつきで始めた文化祭のためだけにひかげを東京から呼び寄せたりしています。また思ったことを容赦なく直球で表現したり。高校卒業後の進路はどうするんだろうこの人。

第二期「のんのんびより りぴーと」も2015年夏季アニメとして放映されており、今後はこれを見ることを楽しみにしようと思っています。全員一学年進級するのかと思いきや、同じ一年をもう一度繰り返すらしいです。サザエさん時空か。

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