松田聖子の歌で妄想する「秒速5センチメートル」(その3):これが学生時代の明里の本当の気持ちだ

今日も暖かい札幌。雪がどんどん殲滅されていていい気味です。そういえば流氷で有名なオホーツク海では、流氷が沿岸から離れて船が航行できるようになる「海明け」が2月28日だったそうです。「流氷接岸初日」が観測史上最も遅い2月22日だったので、船が航行できなかったのはたったの6日だけで、異例の短さだったとか。流氷の面積は平年並みだったそうですが、流氷を南下させる北風が弱かったのだそうです。流氷を観光資源と考えると、来なきゃ来ないで困るんでしょうね。

そういえば昨日の「記憶に残る一言」で紹介した独眼鉄のこのセリフ、ちょっと小ネタを思いついたのでご披露したいと思います。いきなり大喜利コーナー「独眼鉄先生が話題のあの人を斬る!」。

その1:作曲とはなんぞや……!?聴覚とはなんぞや……!?返答せい!!佐○河○守!!

ゴーストライター(或いは真の作曲家)だった新垣さんは「しくじり先生」とかに出演してましたけど、本当にしくじったこの人の授業を聞きたいのですが。エアギターの人は登場していましたが、今度はエア作曲という新しいジャンルが生まれりして。

その2:県議とはなんぞや……!?記憶とはなんぞや……!?返答せい!!野○村竜○郎!!

返答はやはり号泣しながらの「ンァッ! ハッハッハッハー! この日本ンフンフンッハアアアアアアアアアアァン! アゥッアゥオゥウアアアアアアアアアアアアアアーゥアン! コノヒホンァゥァゥ……アー! 世の中を……ウッ……ガエダイ!」になってしまうんでしょうか。それじゃ多分万針房は通して貰えないですが。

その3:結婚とはなんぞや……!?卒論とはなんぞや……!?返答せい!!川○絵○!!

「サザン桑田」のように普通にメディアで「ゲス川○」と省略されているこのお方。これって単に悪口言っているだけのような気もしますが(笑)。まあ妙なバンド名を付けたのが悪いというか、一番悪いのは本人の素行ということなんでしょうが。「両成敗」とやらを早いとこ体現して見せて欲しいですね。作者が直接に経験したことがらを素材にして書かれた小説を私小説といいますが、今回の経験を生かして私楽曲というジャンルでも確立してはどうでしょうか。

その4:学歴とはなんぞや……!?経歴とはなんぞや……!?返答せい!!○ョーン○!!

フルで書けば○ョーン・○ク○ー○ル○上ということになり、本名は○上○一郎ということになりますが、今一番ホットなお方。まあね、詐称が学歴だけだというのなら、そんなに目くじらを立てなくてもとは思いますが、今一番コワイ週刊誌「センテンス・スプリング」(笑)の報道によれば、この人の学歴・経歴は以下のとおり佐○河○守並みに嘘ばかりみたいですからね。うわぁ…これはホラッチョですね。なんだこれは…たまげたなあ。

1.×テンプル大学卒 ○日本の高卒
2.×ハーバード大学院(MBA)卒 ○オープン授業を3日受けただけ
3.×パリ大学留学 ○オープンキャンパスに行っただけ
4.×経営コンサルタント ○実態のないペーパーカンパニー
5.×米国人親から生まれたハーフ ○純粋な日本人
6.×世界7ヶ所にコンサル会社 ○実態はなく、具体的実績もなし。渋谷にあるオフィスは月3万円のレンタルオフィス
7.×共同経営者にジョン・G・マクガバン氏 ○無関係な人物の写真を無断使用

さらには身長(自称170センチ)にまで疑惑が出ているありさまです。ちなみにこの方、野○村竜○郎について、「この方は多分根っから悪い人、というわけではないのでしょうね。恐らく最初は小さな嘘だったと思います。しかし小さな嘘は最後には大きな嘘になってしまうという事なんです。最初は本当に城崎温泉に研修で行ったのかもしれませんし、本当に出張で飛び回っていたのかもしれない。しかし経費で落とせると思った瞬間、彼の中にある、そして誰しもが持っている狡猾な部分が顔を覗かし、もう後戻りできなくなってしまったんでしょうね、誰か周囲に真の友人がいればもっと前に彼は思いとどまったのではないのでしょうか?」とコメントしているそうですが……もの凄いブーメランの使い手ですね。民○党(もうすぐ○進党になるらしいですが)が是非とも欲しい逸材ではなかろうか。

さてこれで本日の記事が終わってはあんまりなので、そろそろ本題に入りましょう。今日は一ヶ月ぶりに「妄想秒速」です。松田聖子の「LOVE SONG」で明里の本心を妄想してみたいと思います。

「LOVE SONG」は1982年5月21日にリリースされた松田聖子の5thアルバム「Pineapple」の収録曲です。聖子ちゃん全盛期だけあってオリコン最高位は当然1位。

この「Pineapple」と6thアルバム「Candy」、そして7thアルバム「ユートピア」は、松田聖子のアルバムで打線を組んだ場合、クリーンナップを構成できる傑作トリオだと思います。15thアルバム「Citron」までは傑作が多いのでもちろん異論は認めますが、少なくともレギュラーポジションは確実です。

「LOVE SONG」は作詞:松本隆、作曲:財津和夫、編曲:瀬尾一三です。

瀬尾一三(いちぞう)は未紹介だと思うので簡単に触れますと、兵庫県出身の音楽プロデューサー、アレンジャー、シンガーソングライターで、中島みゆき、長渕剛、吉田拓郎、かぐや姫、風、伊勢正三などの作品を多数手がけていることで知られています。

特に中島みゆきと長渕剛の作品の比率はダントツに高く、中島みゆきからは「おっしょさん」と呼ばれているそうです。

「LOVE SONG」は作曲者の財津和夫がアルバム「Z氏の悪い趣味」でセルフカバーしています。このアルバムには松田聖子のシングル曲「白いパラソル」とか小田和正、松任谷由実と三人でリリースしたコラボ曲「今だから」なども収録されています。

この曲で妄想するのは、やはりあの「雪の一夜」後の明里の気持ちです。第3話での貴樹のモノローグでは「かつて、あれほどまでに真剣で切実だった思いがきれいに失われていることに、僕は気づき、もう限界だと感じた時、会社を辞めた」という一節があります。

「とにかく前に進みたくて、届かないものに手を触れたくて、それが具体的に何を指すのか、ほとんど脅迫的とも言えるようなその思いがどこから湧いてくるのかも分からずに」いた貴樹。おそらく貴樹の想いは、風で飛ばされてしまって明里に渡すことが叶わなかった手紙の「いつかずっと先にどこかで偶然に明里に会ったとしても、恥ずかしくないような人間になっていたいと僕は思います。」に由来していたのだと思いますが、哀しいことにその内容は忘れ去られ、映画のチラシのコピーである「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか」という、見当違いの強迫観念に苛まれることになっていたわけです。

では、一方明里はどういう気持ちでいたのか。それが「LOVE SONG」の歌詞から窺えるのではないかと思うのですよ。

あなたにあえなくて
淋しい夜には
元気でと小さく
つぶやくしかない
ずっと愛している
たとえ雨でも
明日の風に忘れなさいと
言われても愛してる
他には何もいらないの
My love

少しだけ不安が
心を横ぎる
あなたが遠のいて
しまうのがこわい

ずっと愛している
待ち続けるわ
大人になれと時が背中を
つついても愛している
それが私の生き方よ
My love

ずっと愛している
たとえ雨でも
明日の風に忘れなさいと
言われても愛してる
他には何もいらないの
My love

これがJC・JK時代の明里の本当の気持ちだ!!と思いたいのです。そして、これほどの真摯な想いを持っていたにも関わらず、貴樹同様、時間と距離に負けて風化していった明里の一途な想い……諸行無常とはまさにこのことでしょう。悲しいけどこれ、現実なのよね(byスレッガー)。それでは聴いてみて下さい。若き日の聖子ちゃんが歌うライブ映像と合わせています。
こちらはハイレゾ風。ジャケ絵一枚のみですが、音質はいいです。
でもいいのです。貴樹もそうだと思うのですが、私も明里を責める気は全くありません。君のなすべきことはただ一つだけ。どうか幸せになってください。

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