
今日の札幌は最高気温18度。湿度が高いのでそれほど寒くはない…というか動くと汗ばむのですが、じっとしていると肌寒いという厄介な奇行です。曇り空は気分がぱっとしないですね。洗濯物の乾きも悪いし。

愚痴は置いておいて、本格的に終了ラッシュの春季アニメの感想を書いていきましょう。今季は早見沙織が沢山の作品に出演していたので、私の耳が幸せでした。来季はまた冬季に続いて「はやみん欠乏症」に苦しみそうですが…

まずは「SHOW BY ROCK!!」。私の記憶では1クールってのは13話だったはずなんですが、最近は12話で終わるものも多いみたいですね。「SHOW BY ROCK!!」も12話終了。もう1話やって、チュチュの闇堕ち期間を伸ばして欲しかったですな。

サンリオ原作ということで、当初「大丈夫かよ?」と思っていたのは事実ですが…見てみれば王道展開で非常に面白かったです。

2015年サンリオキャラクター大賞の結果が27日に発表されていました。ここ数年はハローキティとマイメロディの二大巨頭が頂点を競っていたそうですが、今年は大異変が。

1位はポムポムプリン。え……誰?ゴールデン・レトリバーの雄をモチーフにしたキャラクターで、1996年に開発されたそうですが、寡聞にして知りませんでした。ま、サンリオらしいキャラではあります。

注目すべきはわずか30数票差で2位になったのがシンガンクリムゾンズということ。「SHOW BY ROCK!!」でプラズマジカと同じ事務所に所属するヤンチャ系(というか中二病系)ボーイズバンドです。アニメではギャグ要員でありながら時折見せる熱い演奏でしばしばプラズマジカを喰う活躍を見せていましたが、まさに2位とは。


主人公バンドであるプラズマジカは6位でした。以下、MIDICITYで一番人気のボーイズバンドトライクロニカは8位、極東から来た人気バンド「徒然なる操り霧幻庵」が10位、プラズマジカと2度に亘って対バンを行ったライバルバンドのクリティクリスタは13位。

昨年のサンリオキャラクター大賞では、プラズマジカとシンガンクリムゾンズがノミネートしたものの予選落ちだったそうです。今年はノミネートした全バンドが20位以内に入るという快挙。やはりにテレビアニメの影響が大きかったのでしょうか。ちなみにマイメロディは5位、ハローキティは7位ということで、プラズマジカやトライクロニカがライバルという状況ですね。


最終回はクリティクリスタが変化させられたダークモンスターを開始3分で救ってみせたシアン、流石は黒幕のダガーが目を付けただけのことはあるぜと思ったら、ダガー様自らが巨大な姿で登場。全員を拘束して人質として、シアンに軍門に降るよう要求します。


苦しむみんなの姿を見かねてダガーの要求を呑むシアン。ここで「いや」と頑なに拒否するキャラだと人気がでません。実力行使派のキュゥべえとなったダガー。シアンのソウルジェムメロディシアンストーンを闇の音楽エネルギーに触れさせてダークメロディシアンに染まようとします。



実はワタクシ、美少女の闇堕ちないし悪堕ちは大好物でして(ゲス顔)。最終回だというのにシアンの闇堕ちに期待しちゃいましたよ。もうシアン闇堕ち、ダガー哄笑という最悪のラストで終わらせて第二期制作でもいいと。

しかし当然ながらそういうことはなく、シアンの闇堕ちはグレイトフルキングの登場によって遮られてしまうのでした(ちっ)。グレイトフルキングこそはシアンの持つしゃべるギター「ストロベリーハート」の正体で、サウンドワールド伝説のギタリストです。

ダガーの野望を阻止するためにストロベリーハートに憑依し、シアンをサポートしていた……というとまるでタキシード仮面みたいでカッコイイですが、そもそもこの人がuvm(ダガーが代表を務める最大手レコード会社)との専属契約でスタジオに軟禁状態になっていたのが原因だったりするのです。自力では脱出できんかったんですかね。

プラズマジカとシンガンクリムゾンを擁する弱小音楽事務所BRRの社長、有栖川メイプル(ハンプティダンプティとか言わない)と秘書兼マネージャーのアンゼリカが救出しましたが、アンゼリカは一体何者なんだ。

右目を眼帯で覆っていて当初から“只者じゃない感”は出していましたが、トゥームレイダーみたいです。アンジーか。

もっともメイプル社長も真の姿はダンディなおじ様でびっくりしました。アンゼリカも驚いている。グレイトフルキングが身体を張ってシアンを守り、元の世界に帰そうとしますが、ダガーを片付けてから帰れよとツッコむところです。そこは王道ヒロイン・シアンが自ら気付いて、「ダメ!!まだ私、帰れない!!」と戻ってきますが…

羽が生えてる!まるでアルティメットまどかじゃないですか。概念になっちゃったの?

これが「魔法少女まどか☆マギカ」最終回に登場したアルティメットまどかさん。女性ヒロインがパワーアップすると羽が生えるというのはある意味お約束なんでしょうかね。セーラームーンでも羽が生えていましたし。

そしてストロベリーハートがギターから弓に変形。ますますアルティメットまどかじゃないか!もしや深夜アニメから日曜朝への進出を図っているとか(笑)。

まどか同様、一撃でダガーを屠るシアン。そして力を失ったダガーの正体がこれ。白いオタマジャクシ?どう見ても精○です。本当にありがとうございました。

でも一応無事(?)逃げおおせたので、二期の際にはダガー様大復活も可能ですな。


そして本当にお別れの時。チュチュが作ったおそろいのピック。合わせるとプラズマジカのロゴに付いている稲妻の刺さったハートになる訳ですね。モアはドラムスなんでピック使いませんが。

そして元の世界に帰ったシアン。みんなと一緒のピックに勇気を貰って遂に軽音部の門を叩くのでした。

第一話の軽音部メンバーを見ると、明らかにプラズマジカの面々風なんですが……これはそういうことでOK?

最後におまけ。クリティクリスタはメンバーがみんな可愛くてさすがアイドルバンドだという感じですが、ギター&ボーカル担当のロージア(CV日高里菜)の腹黒っぷりはチュチュなど足元にも及ばない感じでした。

シアンに救出されて「私、いじわるばっか言ってたから…モンスターになっちゃったんだ…」と泣いていましたが、これも計算尽くの演技だったりして。なにしろ「あざと学」の主席だそうですから。

あざというけどとりあえず可愛いことは確かなので、リョナ要員にいいですね。

はやみんは「徒然なる操り霧幻庵」の阿として出演。左端のキャラです。若武者のような凜々しい声でしたが、あんまり声を出す機会がなかったのが残念でした。

続いて「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」第二期はアニメ制作会社や監督・キャラデザインなど主要スタッフが変わりました。

そのせいなのか、原作の進展状況のせいなのか、基本的に各キャラの表情がやや穏やかになったというか丸くなったというか。比企谷は目の腐り具合が緩和された気がします。

結衣はビッチっぽかった一期に比べてケバさがなくなったというか可愛くなったというか。相変わらずお馬鹿ですが。まあこの人は一期から本質は可愛い子でしたから。せっせと恋愛フラグを立てては片っ端から八幡にへし折られていましたが。賽の河原の石積みか。

そして一番変わったのが雪ノ下雪乃。八幡に毒づく「お約束の展開」は少なくなり、この人の場合は可愛くなったというよりは弱くなったという印象がします。きっと八幡の雪乃への印象が変わったことが影響しているのでしょう。

完璧超人かと思われた雪乃ですが、陽乃のセリフが胸を突き刺します。「雪乃ちゃんに”自分”なんてあるの?」」……陽乃に言わせると、これまでの雪乃は陽乃のことを見て生きてきたそうで、「雪乃は今まで1回も自分で決めたことはない」と言い切っています。これまで陽乃が登場するたびに反発するような態度を取ってきた雪乃ですが、実は自分が陽乃のコピーであることを悟られるのが怖かったせいなの?

一人暮らしする雪乃のマンションにはママンの指示で陽乃がしばらく一緒に住むことになったそうです。というか、雪乃の一人暮らしは雪乃自身が決めて実行に移したものではなかったのでしょうか?これも陽乃のおかげだったんですかね。

毒舌雪乃を完膚なきまで叩きつぶす陽乃、恐ろしい子!昔からこの姉妹を知る葉山に言わせれば、「あの人(陽乃)は興味のないものには何もせず、好きなものを構いすぎて殺すか、嫌いなものを徹底的に潰すことしかしない」そうです。これが正しければ、陽乃はきっと雪乃を構いすぎて殺しにかかっているのでは。

終盤登場してきた雪ノ下ママンも、落ち着いた雰囲気と均整のとれたプロポーションを持つ美人ですが、声をかけることを躊躇わせるような威厳を持っており、陽乃曰く「私より怖い」のだそうです。よくこの人の反対を押し切って一人暮らしできたな雪乃は。

帰る場所を失った雪乃に、結衣が助け船を出し、ひとまず由比ヶ浜家に一泊することになった雪乃。わりと普通の部屋ですね。女友達はともかく、いきなり八幡も上げても大丈夫なんて、整理整頓がしっかり行き届いてるじゃないか結衣。

そして由比ヶ浜ママンも登場。これはもう結衣がそのまま大きくなったような人ですね。由比ヶ浜ママン、ノリといいルックスといい最高じゃないですか。八幡、もう結衣にしとけ(笑)。

しかし雪の女王系の冷たい雰囲気の雪ノ下家ですが、ママンは井上喜久子、お姉ちゃんは中原麻衣、そして雪乃ははやみんなんですよね。なんなんだこの豪華メンバーは…たまげたなぁ。雪乃パパンは最高じゃないか!


そして陽乃に電話して外泊することを告げる雪乃。それはいいのですが、「言い訳」が八幡が言ったことのオウム返しでした。コピペ女王ゆきのん?言ったそばからだったので八幡も結衣もびっくりです。

翌日は雪。総武高校は受験日で在校生はお休み。小町は受験に出撃します。「行ってくるであります!」小町は実に可愛い。一家に一人こういう妹がいるといいですね。頑張ってくるでありますよ。

その後結衣の提案で三人で水族館デートをすることに。水族館とは、マグロが大量絶滅した葛西臨海水族館のことかー!

水槽に鮫ばかりで妙なリアリティが。最近またマグロを入れたらしいですけどね。

猫好きな雪乃はネコザメを構ってあれこれ言っていましたが、ここのところ雪乃がどんどんお馬鹿キャラになってきているような。精神的に弱っているのかな?

水槽を見る二人。「寄る辺がなければ自分の居場所も見つけられない。隠れて流されて何かについていって見えない壁にぶつかるの」「どの魚のことだ?」「私のこと」

水族館を見終わり、ついでに観覧車も乗って、さあもう帰るだろうという黄昏時、自称「ヒッキーが思っているほど優しくない」結衣が遂に牙を剥きます。「私はゆきのんの噛ませ犬じゃない!」ってか?

三人のこれからの関係についてどうしようかと言う結衣。

意を決した表情で、八幡にクッキーを渡す結衣。第一期第一話の、ジョイフル本田で売ってる木炭みたいなものと評されたクッキーから大進化ですな。その時の結衣の依頼は「手作りクッキーを食べてほしい人がいる」でした。その“人”とはやはり八幡だったのですね。

私たちの奉仕部への最後の依頼は私たちのことだと言う結衣。奉仕部では勝った人の言うことを何でも聞くという勝負の約束がありました(ほぼ忘れてましたが)。

「ゆきのんの今抱えてる問題、私答え分かってるの。たぶんそれが私達の答えだと思う。それで…私が勝ったら全部貰う」もしや八幡×雪乃のために身を引くのかと思われた結衣、まさかの総取り宣言です。

「ずるいかもしんないけどそれしか思いつかないんだ。ずっとこのままでいたいなって思うの。どうかな?」と問う結衣に、八幡は「由比ヶ浜はたぶん間違えない。彼女だけはずっと正しい答えを見ていた気がする」とお墨付きを与えます。

これは何を言っているのか悩むところですが、冒頭、実は雪乃は八幡用に特別なクッキー(部室で渡したのは結衣に渡したのと同じもの)を持っており、それに結衣は気付いていました。

元々空気を読みまくるタイプの結衣、気を遣って二人きりにさせようとしますが、その時の雪乃の表情は実に困りまくっていました。八幡にクッキーを渡そうとは思っても、自分だけではどうやっていいのか分からないようです。結局陽乃の乱入によりうやむやになってしまいましたが、結衣は自分同様雪乃も八幡のことが好きなんだということを確信したことでしょう。

結衣は八幡が好きな傍らで、お前は百合かと言いたくなるほどに雪乃にもべったりです。二人とも好きなんでしょうね、結衣は。つまり全部貰うというのは、恋人として八幡を、親友として雪乃を自分のものにするという意味でしょうか。事実上雪乃に八幡を諦めろ、でも自分(結衣)からは離れるなと言っていると。

それとも、「自分も八幡を諦めるから雪乃も諦めろ。そして今のままの関係を壊さずに維持していこう」ということでしょうか。そういえば奉仕部の崩壊を最も怖れていたのが結衣だったような気がしますね。

どちらなのかは私にはよく分かりませんが、当然聡明な雪乃は結衣の意図を理解しているはずです。まっすぐ雪乃を見つめる結衣。目を泳がせる雪乃。いつになく気弱そうな表情で「わた…しは…わた、しは…それでも構わな…」と言いかけます。目に一杯に涙を溜めている雪乃。

最後まで言わせずに八幡介入。「その提案には乗れない。雪ノ下の問題は雪ノ下自身が解決すべきだ」と言います。雪乃が自分の未来を誰かにゆだねるなんて、そんなことあっていいわけがないと思う八幡。ここで先ほどの水槽前での二人の会話が効いてきますね。「寄る辺がなければ自分の居場所も見つけられない」状態から雪乃が抜け出すためには、自分で考えて自分で動かなきゃいけないのだということですね。

由比ヶ浜結衣は優しい女の子だ。そう勝手に決めつけていた。

雪ノ下雪乃は強い女の子だ。そうやって理想を押し付けていた。

この八幡のモノローグの際に映る二人の表情は全く逆です。「そんなのただの欺瞞だろ。曖昧な答えとか慣れ合いの関係とかそういうのはいらない」と言う八幡。結衣提案をばっさりです。八幡の解釈では結衣の提案は「現状維持」だったということですかな。

その直後、「ヒッキーならそう言うと思った」と思いがけずに穏やかな表情をする結衣。あえて悪役を演じようとしたのか、結衣!?この子はもしやアホの子でもなんでもないんじゃ…

そして急速に立ち直る雪乃。「…私の気持ちを勝手に決めないで。それに最後じゃないわ。比企谷君、あなたの依頼が残ってる」と。八幡の依頼とは「本物が欲しい」というヤツですね。

更に「あともう一つ。私の依頼聞いてもらえるかしら?」と言う雪乃に「うん。聞かせて」と応える結衣。この結衣の表情が切ないですね。雪乃の依頼が何なのかは不明ですが、雪ノ下家関連ですかね。問題を解決というより、雪乃が自ら解決するためのきっかけを貰うとか。何にせよおそらく結衣が心底願っていた「現状維持」にそぐわないものなんでしょうね。現状維持では雪乃は変われませんから。

ちょっと、ちょっとちょっと!(Byザ・たっち)ここでお終いだとぉ!?ねえ、これ当然第三期あるんですよね?最低劇場版とかさあ。でないと泣いちゃいますよ。

いやいや、今回紹介の二作はどちらも良作でした。面白い作品だと感想も力入りますね。特に「俺ガイル」は番宣ラジオも無茶苦茶面白いので、ぜひ続編をオナシャス!ラジオもだよ、あくしろよ。



こんにちは。先週の「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!」から、しばらく電波ソングシリーズでやっていこうかと思っていますが、そもそも電波ソングの定義とはなんぞや?と思ったら、ニコニコ大百科によれば “電波ソングとは、音楽ジャンルの一つである。「萌え要素」や「電波な歌詞」により驚異的な中毒性を有し、オタク文化から生まれた楽曲を指す。およそ以下のような特徴のある楽曲が「電波ソング」とされる。

1.「萌え」要素が含まれ、萌えることを念頭においた「萌えソング」
(1) 「萌え」の要素が、声や歌詞、メロディ、エフェクト
などの技巧によって強調された楽曲
① 「アニメ声」。女性的で高く甘ったるい声を強調した
楽曲。ロリ声からお姉さん系の声まで様々
② 嬌声や掛け声、擬音語、擬態語が多用された楽曲
・「キュンキュン」「ちゅっちゅ」「いや~ん」「ドキ
ドキ」「もふもふ」「1・2・3・ハイ!」など
(2) 「萌え属性」や「恋愛」をテーマにした楽曲
① 「妹とお兄ちゃんの関係性」「ツインテール属性」
「巫女萌え」「ナース萌え」などの萌え属性がテーマ
の楽曲
② 「大好き」「とろけちゃう」「乙女」など、女性が男
性に対して抱く恋心、恍惚を歌詞や声質に乗せ
て強調された楽曲。性的な表現がなされることも
ある
2.リスナーに「中毒」「依存症」を引き起こすほど極めて印
象的な楽曲
(1) 「予想だにしないフレーズ」で一般常識から乖離し、
奇異ではあるが、それゆえ際立った印象を与える楽曲
(2) 特定の専門領域でのみ用いられる専門用語、テクニカ
ルタームを多用した楽曲
(3) 同じフレーズの繰り返し
(4) ヲタ芸との相性が良い楽曲
3.いわゆる「オタク文化」「アキバ系文化」、「インター
ネット文化」と関連性の強い楽曲であること
(1) アニメ・ゲームとのタイアップ曲。キャラクターになり
きって歌唱される「キャラソン」
(2) 同人創作活動の楽曲。コミックマーケットやM3など

以上1か2のいずれかの特徴を有し、なおかつ3「アキバ系文化・インターネット文化」から生まれた楽曲を「電波ソング」という。”ということです。「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!」は1では(2)の①(勝手にお兄ちゃんと呼んでくるのですが)、2では(1)に該当し、オンラインゲームから派生しているので堂々たる電波ソングと言っていいでしょう。

本日紹介するのは、Lump of Sugar(ランプ オブ シュガー)より発売された18禁PCゲーム「Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム-」のOP「true my heart」です。「Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム-」は2005年11月25日に発売されたアドベンチャーゲーム(メーカー曰く“ピュアラブは~とふるADV”)です。ちなみに“Nursery Rhyme”とは「童謡、わらべうた」、または「子守唄」のことで、「マザー・グース」なんかが有名どころですね。

ギャルゲーならギャルゲーとして紹介しろよというツッコミがありそうですが……実は私、このゲームやったことないんですよ。だから紹介不能です。「true my heart」だけ聴いたんです。「true my heart」は作詞:佐倉紗織・a.k.a.dRESS、作曲・編曲:a.k.a.dRESS、歌:ave;new feat.佐倉紗織 です。ave;new(アベニュー)は、2003年7月に結成された日本の音楽アーティスト集団で、主にアダルトゲームの主題歌やBGMを提供しています。

佐倉紗織は1984年9月19日生で岐阜県出身。特徴的なハイトーンボイスは地声だそうです。「True My Heart」では初めて作詞を担当しましたが、以来シンガーソングライターとしての活動も行っています。

「true my heart」は「Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム-」の主題歌として発表され、ゲームの初回限定版同梱CDに収録されたほか、ave;newのアルバム「suite」にprismヴァージョン、アルバム「virtu」にpremiumヴァージョンが収録されていましたが、2007年9月3日にニューヴァージョン「Lovable mix」がシングルリリースされました。

ネットでの愛称は「きしめん」。なぜかと言うと、歌詞の「素直な気持ち抱きしめ」が「素直な気持ちできしめん、「想いは優しいKISSで」が「想いは優しいきしめん」と聴こえるということで、いわゆる空耳というやつですね。

true my heart キミを近くで
誰より感じたい
close to my love 瞳閉じて
いつか叶うから 素直な気持ち抱きしめ

目をそらす瞬間に 初めて気づいた
心を揺らす その横顔
惹かれあうトキメキとか 溢れる想いを
教えてくれた人だから

涙流してもそばに居てくれた
あの日から恋がキラメキはじめる

sweet my heart 巡り合えたよね
迷わないで change my life

dreaming lovers 微笑みは消えない
こんなにも好きだよ

true my heart 眩しい唇
切ないまなざしに
close to my love 肩を寄せて
きっと同じだね 想いは優しいキスで

少しだけ不器用だって まっすぐにくれた
宝石みたいな 恋心

流れる季節に ふと立ち止まるとき
二人の思い出 積み重ねてく

sweet my heart ほらここにいるよ
笑いあう eyes on me
dreaming lovers 瞳と瞳
近づく抱きしめて

true my heart この世界揺れて
動き出す運命

close to my love これからも
心に願ってた 想い胸で輝いて

涙流しても 傍にいてくれた
あの日から恋がキラメキ始める

sweet my heart 巡り合えたよね
迷わないで change my life
dreaming lovers 微笑みは消えない
こんなにも好きだよ

true my heart いつまでも傍に
dreaming lovers キミを近くで
誰より感じてる

true my heart 眩しい唇
切ないまなざしに

close to my love 肩を寄せて
きっと同じだね 思いは優しいキスで

想いはやさしいキスで

それでは聴いてみて下さい。まずは歌詞付きもはやタイトルが「きしめん」になってます(笑)。
高音質版…らしいです。
佐倉紗織のキンキン声がすっかりクセになってしまいますね。なんとなくきしめんを食べたくなったりして。


こんばんは。リアル明里パパがまた明里ちゃんの画像を送って来てくれました。ますます可愛くなっていますね。ミニ丈の浴衣というんでしょうか、最近流行っているようですが、私はこれを見るたびに「ドロロンえん魔くん」に登場していた雪子姫を思い出します。

これは最近のリメイク版の雪子姫(なんとCV能登麻美子)ですが、流石は永井豪。30年以上先の流行を見越した先進的なキャラデザインをしていたんですね。

“「人気ブログ(自称)」の記事冒頭で使ってやるぜ、ゲへへヘ”とメールしたところ、リアル明里パパからは“人気ブログに取り上げられちゃって、それでギョーカイ人に見られて、スカウトされちゃう!!”とのコメントが。……すまん、それほど人気じゃないんです。子役で売り出してステージパパになって儲けようなんて思ってないよね、リアル明里パパ?

では本日の本題。久々に妄想秒速です。またまた斉藤由貴投入。冒頭リアル明里を持ってきておいてなんですが、今回の主役は花苗です。使用するのは「初戀」です。

「初戀」は斉藤由貴の3thシングルで、1985年8月21日にリリースされました。ほぼ30年前ですね。我ながら古い曲持ってきますなあ。デビュー以後ポニーテールがトレードマークだった斉藤由貴ですが「初戀」のジャケットでは珍しく髪を下ろしています。

作詞松本隆、作曲筒美京平、編曲武部聡志という黒い三連星なみに強力なトリオは、1stシングル「卒業」に続くものです。オリコン最高位は4位で、1stと2nd(白い炎)を上回りましたが、オリコン1位は翌年の7thシングル「青空のかけら」(1986年8月21日リリース)まで待たねばなりませんでした。

初期斉藤由貴シングルは名曲揃いですなあ…。ぜひ若い人にも機会があったら聴いていただきたいものです。今の斉藤由貴を好きになれとはいいませんけど。ちなみに「初戀」は2ndアルバム「ガラスの鼓動」(これも傑作アルバム)にも収録されています。

本編においては、花苗は種子島に越してきた貴樹と中学二年生の新学期に出会い、そのまま恋に落ちたことが描かれています。勉強があまり得意ではなかったらしい花苗は、貴樹と同じ高校に入りたいがために必死に勉強し、見事同じ高校に進むことができましたが、秘めた恋心を貴樹に告げることができないままに高校三年生の二学期を迎えていました。

ということは片想い歴4年半ということに。そこまで想い続けられるってなかなかですね。というか、想っているだけならともかく、その衝動を勉強に置き換えて、手が届きそうになかった学校に合格するするとは、心理学でいうところの「昇華」でしょうか。私の場合、片想いの人はいたけど、同じ学校に行こうという発想はなかったですね。

そんな健気な花苗の気持ちに一番近い歌といえば、それはもう「初戀」しかないでしょう。

書きかけのあなたの似顔絵
似てなくて何度も消したわ
忘れよう そう想うたび
不思議なの 胸が痛くなる

グループで映画を見に行き
さりげなく隣に座った
触れ合った肩が熱いから
銀幕がかすんで見えない

初戀 心の扉が
少しずつ開いて行くわ
初戀 隠した秘密も
あなたには読まれてしまう

好きよ 好きです 愛しています
どんな言葉も違う気がする
初めての気持ち

高校一年~二年生くらいの時にこういうイベントがあったらいいですね。清家雪子のコミック版ではクラスは違ったけど、文化祭の出し物(お化け屋敷)を一緒にやるという話になっていたので、その後仲良くなった皆で映画とかに行っても不思議じゃありません。想像上のしっぽブンブン状態の花苗は、映画の筋なんか覚えていないでしょうが、それも青春ですなあ。

横顔に視線を感じて
ふり向くとあなたが見ていた
カフェ・テラス 風の絵の具が
薔薇色に頬を染めるのよ

つき合った人はいたけれど
こんなには深くなかったわ
何気無い話をしても
溶けそうな幸福が怖い

初戀 優しい瞳で
真っ直ぐに見つめているの?
初戀 答えを教えて
私って何も知らない

好きよ 好きです 愛しています
そんな言葉じゃ伝えられない
夢見てる瞳

好きよ 好きです 愛しています
どんな言葉も違う気がする
初めての気持ち

歌詞の彼女、そして歌詞の彼はまるで花苗と貴樹にそっくりじゃありませんか。だとすると気になるのが、花苗が「つき合った人はいたけれど」と言っていること。それじゃ初戀じゃないやん!このビッチめがッッ!

ですが、妄想を続けるならば、多分小学校とか中一の頃の恋とも言えないような淡いものだったのではないかと。バレンタインデーにチョコ渡してちょっとつきあって自然消滅みたいな。当然花苗は処女ですから。おそらくファーストキスもまだ。別に処女にこだわりはないんですが、本編において実は花苗にはすでに性の経験があるということは、かなり彼女の印象を変えてしまうので。おぼこ娘こそ花苗の真骨頂だと思うのですよ。

じゃあ初体験はいつ?とう話ですが…(どこまで妄想するんだ)、コミック版最終話でアラサーちゃんになったナース花苗は、ちょっとチャラそうなサーファー「亮くん」(私は勝手にロンブーと呼んでいますが)に口説かれています。普通に考えれば高校卒業からこっち、何度か恋愛もしてそれなりに経験も積んでいたとしても全くおかしくはないんですが、私の妄想では貴樹を引き摺った花苗は依然処女だったりするんじゃないかと。

貴樹は明里を引き摺りながらイロイロやってんじゃん?だったら花苗だって…という有力な反対説ももちろんあるでしょうが、花苗の高倉健ばりの不器用さを考えるとあながち妄想と一刀両断できないのではないでしょうか。何しろお姉ちゃん相手に「どうしていいかわらんない」って涙を流して苦悩していますから。何度か恋愛をしていたらそこまで悩まずにロンブーとさくっと交際してみるのではないでしょうか。チャラいけど悪そうなタイプではないし。

それは聴いてみて下さい。この画像の斉藤由貴、動くぞ!歌ってはないですが、恋する乙女を演じていますね。乙女の涙が素敵。
こちらは「夜のヒットスタジオ」で浴衣姿で歌う斉藤由貴。生放送ですな。冒頭井上順がいろいろといじっていますが、その部分いらないんじゃないか?斉藤由貴のリアル初恋の人が登場したりして。さっさと歌えという人は2分15秒までスキップして下さい。
これは普通にジャケ絵のフルバージョン。上のが消えた時用に。

今日からハミングファインのリニューアルを使用します。ハミングファイン自体昨年4月からの新商品なんですが、本来の機能であるふんわり仕上げに加えて、「抗菌センサー効果」で24時間防臭効果が持続するというおっさんには頼もしい柔軟剤です。

今年5月のリニューアルでは「ふわさらドライ(濡れ戻り防止)効果」が加わり、肌表面の水分をすばやく吸収し、衣類に吸収された水分が着用中にかかる衣類圧で再び浸み出すのを防ぐ効果を加えたそうです。防臭効果と濡れ戻り防止効果を併せ持つ柔軟剤は日本国内で初なんだそうですが、このドライ効果、どれほどのものなんでしょうか。これまで香織は3種類だったのですが、おっさんが「ローズガーデンの香り」とか「フルーティアロマの香り」というのはいかがなものかと思い、無難そうな「リフレッシュグリーンの香り」を使用してきました。

でも新香調の「マリンシトラスの香り」にも興味あるんですよね。さすがに混ぜてはいかんでしょうが、ボトルを二本持って気分で変えるというのも贅沢でしょうか。

と、やたら所帯じみた話はこれまでにして本題に入りましょう。今日は記憶に残る一言です。アニメ「STEINS;GATE」(シュタインズ・ゲート)からトラウマになりそうなのを行ってみましょう。

「STEINS;GATE」は 年200910月15日に発売されたXbox360用の同名アドベンチャーゲームを原作としたアニメで、2011年4月から9月まで全24話が放映されました。また2013年4月20日には劇場版「負荷領域のデジャヴ」が公開されています。

発明サークル「未来ガジェット研究所」がうっかり(笑)開発した「電話レンジ(仮)」が実際にタイムマシンの機能を持っていたことから、過去にメールを送ることで、「世界線の移動」と呼ばれる現象が発生し、過去が改変されることで現在の状況が変化していきます。

世界線が移動してもなぜか記憶を保持し続ける主人公岡部倫太郎は、「未来ガジェット研究所」のメンバー(ラボメン)を実験台にして試行錯誤を繰り返します。彼らにはそれぞれに変えたい過去があり、この機会にそれを修正しようとするのですが、一見ささいな改変が、バタフライ効果(力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の状態が大きく異なってしまうという現象)の影響で予想外に大規模な影響を周囲にもたらしていきます。

タイムマシンの秘密を狙う本物の秘密組織に命を狙われることになった岡部達は、現在の世界線(α世界線:ラボメンの願いが反映された世界)の先には絶望しかないことを知り、世界線を大きく変える(β世界線へのシフト)必要に迫られます。そのためには、これまでの全ての過去改変をキャンセルする必要がありますが、なんとβ世界線の先にも別の惨劇が待ち構えていることが判ります。

悲劇の二択を迫られる岡部は、思わぬ形で与えられた「本当の未来技術」を用いて、「過去の岡部が観測し確定した事実は変えられない」という制約条件のもと、時空間的に絡み合った謎を解きほぐし、全ての仲間の命を救おうとします。

という展開の中、登場するのが今回セリフというか手紙を紹介したい阿万音鈴羽(あまね すずは)です。鈴羽は「未来ガジェット研究所」の8人目のメンバー(ラボメンNo.008)です。「線形拘束のフェノグラム」の主人公の一人。18歳で、2010年の話なのに生年月日は何と2017年9月27日。

身長163cm、体重51kg、スリーサイズはB80/W59/H86で安産型です。「未来ガジェット研究所」の階下にある「ブラウン管工房」の押しかけアルバイトで、MTBを愛する元気娘です。70年代風のビンテージもののジャージを好んで着用しています。面倒見がよく誰とでもすぐ打ち解けますが、なぜかヒロインの牧瀬紅莉栖のことは初めから嫌っています。

「一人前の戦士」を自称し、格闘技やサバイバル術に詳しいので、岡部からは「バイト戦士」と呼ばれています。電車の乗り方がわからない、携帯電話を最近初めて持った、秋葉原にカルチャーショックを受けるなどなど、世間や常識を知らない面が目立ちますが、それは生年月日で判るとおり、鈴羽が2036年の未来からタイムマシンでやってきたタイムトラベラーだからです。

その鈴羽は、ある使命を果たすために1975年の過去にタイムマシンで飛びます。そこで入手した「あるもの」岡部に渡すことが極めて重要なのですが、岡部が手にしたのは彼女からの手紙だけでした。そこに書かれていたのが今回の記憶に残る一言、「失敗した」です。




「失敗した」は手紙の中に20回近く書かれており、いかに鈴羽の絶望が深いかが示されています。手紙全文は上のとおりですが、サムネイルをクリックすれば読めます。

そしてその部分を本人が朗読している画像をどうぞ。熱演が光ります。
このセリフ、大学受験とか就活とか婚活とか、人生の大きな岐路で失敗した時に使っては…なんて思いますが、あまりに重くて推奨できませんね。でもつまんない失敗ではとても使えません。

この程度だったら明るくお茶目で…でも結果の重大性からすると岡部に「氏ね」とか言われそうですな。


そしてこんなグッズも。外人にはウケるかも知れませんね。こんなん使っていると本当にダメになってしまうような気がしますが。

この失敗した失敗した失敗したの「手紙」は、「地下鉄」「ゲルまゆ」と並ぶ本作の三大トラウマシーンとされています。ちなみに「地下鉄」は岡部の妹分である椎名まゆりが走ってくる地下鉄に突き飛ばされるものです。 「ゲルまゆ」は、敵対する秘密組織にまゆりが誘拐され、見せしめとしてタイムスリップさせられた結果、ゼリー状になってしまったものです。アニメではほんのちらっとでしたが登場していました。

ということで三大トラウマシーンのうち2つはまゆり関連なのですが、唯一「手紙」だけが鈴羽のものとなります。この手紙を読めば読むほど鈴羽の絶望と悲しみの深さが浮き彫りになる訳ですが、唯一の救いは、鈴羽が叶わぬ願いとして書いた「もしも、時間を戻せるなら」が、岡部には可能だったということでしょう。最終的には鈴羽は使命を果たすことに成功するのですが、鈴羽自身は再び岡部達に再会することなく、10年前の時点で亡くなることになります。無意味ではない人生は彼女の救いになったでしょうか?

CVは田村ゆかり。声優としても歌手としても非常に人気のある人です。はまり役は「ギャラクシーエンジェル」シリーズの蘭花・フランボワーズ、「魔法少女リリカルなのは」シリーズの高町なのはなどでしょうか。そう言えば「刀語」のとがめや「ガールフレンド(仮)」の時谷小瑠璃も演じていますね。


小瑠璃ちゃん、なんと今現在私の本命ガールなんです。ほら下のカードです。可愛いとは思わないかい?これでも上級生なんですよ。はやみん演じる風町はるかはどうしたーッ!ウワキかキサマッッ!!と叱られそうですが、はるかさんはなかなか出てこないんですよー。

こんばんは。今日は思いの外低温で、最高気温21度。半袖のワイシャツ一枚では少々寒かったですが、少しだけ耐えられるということ…それは永遠に耐えられるということ!(いやそんな無茶な)

ところで話は変わるのですが、先日サントネージュワインのRelaという格安ワインを飲んだんですよ。ロゼのやつ。400円というワインなので期待していなかったのですが…これが下手なワインよりも美味しく飲めまして。アルコール度数も8度と低かったせいか、氷を入れて気軽にぐいぐいやって一本あっさり空けてしまいました。さすが“ゲスの極み”A立区育ち、舌の感度までゲスいのかと思いましたが、巷でも結構評判良いみたいですね。やはりコストパフォーマンスのせいでしょうか。今度は白も飲んで見ましょう。

さて本題です。久々に本だ!本日は石川英輔の「大江戸仙界紀」です。“大江戸”シリーズの第四弾ですね。

第三弾の「大江戸遊仙記」については2012年12月19日の記事(http://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-223.html)に掲載していますが、それから2年半経ってようやく続編を読むとは。それはともあれ、シリーズの概要についてはそちらで既に書いているので今回は省略です。
例によって文庫版裏表紙の内容紹介です。
暮れから正月にかけての、江戸市中のにぎやかな生活。かわいい芸者のいな吉を連れて熱海へ…。百六十年前に転時(タイムスリップ)できる中年男の洋介が目を覚ますと、妻のかわりにホテルのベッドでいな吉が寝ていたから大あわて。綿密な考証で、江戸に遊び、江戸に学ぶ大好評の“大江戸”シリーズ第四弾。

単行本の刊行が1993年5月、文庫版が1996年8月ということで、20年以上前の作品ということになります。第一弾の「大江戸神仙伝」は1979年刊行、最新作の大江戸妖美伝が2009年刊行なので、かれこれ30年続いている超ロングシリーズですが、30年で7冊ってなんて遅筆なんでしょう。第四弾の「仙界紀」でも「神仙伝」から14年が経過しています。
でも作中の時間はわずか5年しか経過していません。この間に主人公速水洋介はアラフィフとなり、妻の流子はアラフォーになっていますが、なんと江戸時代の妻であるいな吉(本名おはる)はまだ20歳前。洋介、お前は30歳近く年下の、数えで15歳のいな吉を抱いたのか。とんでもないロリコンがいやがった(笑)。
前作では洋介が流子と交わっている時に、しばしばいな吉と入れ替わるという超常現象が発生しており、私自身、前回の感想でも“4作目からはいな吉が現代にタイムスリップしてきたりするのではないかという雰囲気で本書は終わりますが、実際のところはどうなるのかはこれから機会を得て読みたいと思います。”と書いていますが、見事当たりました。
今回は洋介が初めて江戸の大晦日から正月にかけて滞在し、江戸時代の年末年始を体験することになります。年度末の年末が異なっている現代と違い、江戸時代の大晦日は年度末でもあり、つけの支払い・取り立てと新年を迎える準備で町は大賑わいです。

一転、元旦は商家朝方までの帳簿付けなどでくたびれ果てて寝正月。町はひっそりと静まって年賀に上司宅を訪問する武家だけが歩き回っている様子です。寝正月とはまさにこのこと。画像だと「節子それ寝正月と違う、猫正月や!」と言いたくなりますが。町が賑わうのは二日からのようですね。

江戸時代にあって現代では廃れた風俗に喰積というのがあります。現代ではお正月のおせち料理をさしていう場合が多いですが、本来は新年の祝饌で、三方などに米、餅、昆布、熨斗鮑、ゴマメ、橙、ユズリハなどの種々の縁起物を飾り、年賀客にも供したのだそうです。地方や家庭により内容には差違がありますが、野の物、山の物、海の物が中心となっていました。この祝饌が一方では形式化され蓬莱飾となり、もう一つはおせち料理として重詰めとなったのだそうです。

正月行事はかなり厳粛に行われていたようで、その改まった雰囲気は本書でも描かれていますが、この辺りは気楽な現代の方がいいかなあ、なんて思ったりしてしまいます。本書は現代文明批判的な言辞が多く、石川英輔はかねて「江戸時代はパラダイスではないが、明治時代以降にディスられた程地獄でも暗黒時代ではない」という主張を行っていますが、「江戸時代は、リサイクルが発達した、理想的なエコロジー社会であった」との主張は一面の真理ですが、脚気や結核にかかったらほぼ一発アウトで、凶作とか大黒柱の病気や怪我で一家は即転落、娘は吉原行きといった危うい面も当然あった訳で、ちょっと贔屓の引き倒しを感じる面もあります。
いくら江戸時代がのどかで風光明媚であったとしても、世は帝国主義時代。日本だけがのんびりとエコロジー社会を継続していく訳にはいかなかったでしょうから、世界から切り離されていない限りは江戸時代は終わらざるを得なかったと思うので、ノスタルジーからの主張と言えなくもありませんが。

そして卯月(旧暦4月)の気候の良い頃に、洋介はいな吉達と熱海に出かけます。どこへ行くにも基本歩いていく江戸時代の江戸っ子にとっては、熱海もはるかに遠い土地ですが、道中の大半は東海道だし、途中には様々な名所旧跡もあってなかなかに楽しそうです。物見遊山の旅なのでゆっくり歩いて4日かけて熱海に到着していますが、確かに東京から新幹線で50分かからない程度の熱海ですが、かつては新婚旅行のメッカだった時代もあり、気軽に出かけるようになったのはさほど昔のことではないのでしょう。道中の様々なものを見ることがなくなったというのも良いのだか悪いのだか。
マンガ化するならぜひ弘兼憲史にお願いしたいというくらい、洋介に都合良くできている“大江戸”シリーズですが、今回も年末年始に妻の流子(雑誌編集長)が出張に出かけたり、マンションの隣人が引っ越すので買い取って広げ、その工事中に取材旅行に出かけることを勧められたりと、至極都合良く江戸時代に滞在する名目ができちゃています。

そして結婚式出席のために現代で洋介と流子が熱海のホテルに滞在した時、再び異変が。なんといな吉がタイムスリップして現代に出現したのです。普通なら現代妻と江戸妻の遭遇でとんだ三角関係になるところなのですが、なぜか存在そのものが消えている流子。これはどのように解釈すればいいんでしょうか。
いな吉に現代の格好をさせて、新幹線に乗せて東京に行って東京タワーやデパートを見せた洋介ですが、半日してホテルに戻ると、再びいな吉は江戸時代に戻ります。そしてその一日はなかったことになり、何事もなかったように流子が登場してきます。流子のいない平行世界に一時的にシフトしたとして、戻ってきた時には時間まで戻っているというのはなんという都合のよさでしょう。まさに…お美事にございまする。

ちなみに流子には消えている間の記憶は全くないようですが、いな吉にはちゃんと記憶が残っている不思議。ですが現代の服などは全て消え失せ、しかもその間眠っているのが周囲の人間に確認されているので、夢を見たことにされてしまっています。仙境(現代)を見たのは仙術だとごまかす洋介ですが、仙境よりも文政十年の方がよほど良いといういな吉に洋介も一も二も無く同意しています。You、そのまま江戸時代に住んじゃいなyo!と言いたくなりますが、転時能力は不安定なので生活の基盤である現代を捨てる訳にもいかないのでしょう。

でももし江戸時代か現代のどちらかで一生涯を過ごせと言われたら、今の洋介ならあっさり江戸時代を選んでしまいそうです。当時の不治の病である脚気を治せるのでお金には困らないし、住み続けるのならそれもいいのかも知れませんね。池波正太郎の「剣客商売」は18世紀後半の田沼時代の話で、本シリーズの時間軸とは40~50年位ずれていますが、秋山小兵衛の暮らしぶりも非常に楽しそうなので、お金に困らなければ江戸時代ライフを一度経験してみたいものです。なにしろ旨いものばかり食べているイメージがあります。


今日は夏至です。ユースフは下司の極みですが、夏至の極み乙女というのはどうでしょう。どうでしょうと言われても困りますね。

筑波嶺時代は昼が長いのが嫌で、日暮れの早い秋冬が好きだったのですが、札幌の冬を経験したらもう冬が怖くて怖くて。なので昼の長くなっていく間は元気でしたが、明日からはまた次第に昼が短くなり、一日一日冬が近づいてくると想うとそれだけで憂鬱です。

が、夏休みを前にブルーになっていても仕方有りません。楽しいことも辛いことも、やることをやっていきましょう。ということで本題に入りますが、そろそろ春季アニメも最終回を迎えていきつつあるということで、終了作の感想など。序盤の感想というのをやったので、中盤ないし終盤の感想というのもやりたかったのですが、あれよあれよという間に終了時期になってしまいました。

暗殺教室

冬から2クール続いた作品ですが、原作の連載が続いているので当然完結していません。2016年に第二期を放映する予定らしいです。2クールながら全22話で、サブキャラがメインとなった話が多くカットされているようです。

一年間(3年生になった4月から卒業する翌年3月まで)の間に殺せんせーを暗殺しないと人類滅亡らしいのですが、第一期は2学期に入るところまででしたので、第三期もありうるのではないかと思います。

授業の傍ら暗殺技術の習得という不思議なことを強いられている3年E組の生徒達ですが、おかげで一般生徒よりもも学力・体力・精神力が大幅に向上しているようです。もはや落ちこぼれというレベルではありませんね。

毎回面白く見てきましたが、まあなんちゅうか…中学生レベルまでの子供向けの作品ですね。もちろん大人の鑑賞に耐えないわけではないですが、たかが中学校の成績ごときで一生が決まるが如く決めつける椚ヶ丘中学校の教育方針とか、学力エリート=支配者という単純な刷り込みなど、世の中がそんなに単純だったら楽というかクソ面白くないだろうと思いますが、中学生が思う「世界」というものを図式化するとこういうこのになるんでしょうかね。

そういうわけで、殺せんせーが界を滅ぼすというわりに世界に緊迫感がないという。もちろん一般人には伏せられているのでしょうが、事情を知っている世界の列挙国指導層(知らない国もたくさんあるんでしょうね)の無策ぶりが笑えます。実は水面下でいろいろやっているという設定にしていもいいのでしょうが、本当のところ殺せんせーが世界を滅ぼすことはないと見切っているけど、やりうる力は確かにあるので、とりあえずある程度の相手はしているといった感じがするのですが…そう思うのは私だけ?

まあ童心に還って中二病的センスで見ていればいいのでしょうが…そうなるともっと神崎さん(神崎有希子)だせやみたいな感想になってしまいがちで。ゲストキャラにがんがんセクハラされて怯えた表情を見せて欲しいですね(ゲスの極み!)。


なお殺せんせー、元は人間らしいですが、何らかの生体実験か改造処置を受けてああなったと思われますが、マッハ20で動けるということは、加速装置を搭載しているのでしょう。しかも空を飛べるので、「サイボーグ009」の002(ジェット・リンク)に近い性質を持っているようですが、002がマッハ5で行動可能なのに対し、殺せんせーはマッハ20という速度で行動できるので、ゼロゼロナンバーのサイボーグでは太刀打ちできないでしょう。

ちなみに加速中は発する音声は可聴域を超えて超音波帯にシフトするので加速中の殺せんせーとの意思疎通は音声会話では不可能になる(生徒の声は逆に超低音域にシフトするし)はずですが、殺せんせーは通常時と全く変わらぬ声で会話しているのは謎ですね。サイボーグ009達は内蔵無線機で通信していましたが。

加速中は超高速高負荷運動を行っているため、エネルギーと肉体各部を急速に消耗するはずですが、殺せんせーの特殊ボディは長時間の加速状態維持を可能にしているようです。こういった話は某柳田○科雄あたりが好きそうですが、あの人もいろいろ間違うらしいですね。

終わりのセラフ

第一期は12話で終了。10月から第二期放映ということで、完結するんでしょうかね。百夜孤児院(この名前がまた中二病な…)出身の百夜優一郎と吸血鬼になってしまった百夜ミカエラの「ウホッ」「アッー」な話になりそうな気配を濃厚に漂わせながら、第一期は再会しただけで終わってしまいました。第二期でさらに濃厚な絡みがあるんでしょうか。

原作を読んでいる人は知っているのかも知れませんが、謎のウィルスの蔓延により大人が死に絶え、人間社会が崩壊し、吸血鬼や「ヨハネの騎士」と呼ばれる化け物が跋扈する世界で、なぜ日本帝鬼軍という大人がたくさんいる組織が健在なのかとか、吸血鬼どのようにして出現したのかとか、わからないことだらけです。

判らないといえば「終わりのセラフ」という名称自体謎でしたが、どうやら終盤優一郎が変化したあの姿のその一端のようですね。ミカエラも変化するのかも知れません。そして人間のセラフと吸血鬼のセラフが合体して究極の姿に…なんて(「超人バロムワン」か)。

私にとってこの作品は、柊シノアを愛でるというそれだけで十分価値があるものでした。シノア可愛いよシノア。「日本帝鬼軍」の支配者である柊一族でありながら軍曹という低い階級に留まっていたり、身体能力や呪術における才覚は抜きん出ているらしいのですが、実戦ではそれほど強いように見えないなど、謎が多い人です。どうやら色々な秘密には直接タッチできない立場のようですが…

優一郎を翻弄しまくる、ひょうひょうとして喰えない態度だった序盤のシノアも好きですが、吸血鬼との実戦に入って以降の真剣なというか、本当の感情を露わにするようになったシノアも好きです。シノアが喰えない態度なのは余裕ができた証拠ですね。

吸血鬼の方はやけに欧風な容貌のキャラが多く、傲岸不遜で高慢な性格の連中が多いようですが、「始祖」と呼ばれる貴族と普通の吸血鬼の差は一体何なのかいまいちよくわかりません。本編で一番偉いクルル・ツェペシが第三位始祖だそうですが、第一位や第二位は今後登場するのでしょうかね。


あと、ミカエラのように人間から吸血鬼になったのは珍しい存在のように扱われているし、始祖以外の吸血鬼も人間をひたすら家畜扱いしているのですが、この世界では吸血鬼同士で子供を産んだりしているんでしょうかね。確か伝承の吸血鬼も人間の女性に子を産ませたりするそうですが、その場合はダンピールという吸血鬼とはまた別の存在になってしまうとか(「吸血鬼ハンターD」ですな)。


終盤、シノアや三葉らがこぞって死地に陥り、吸血鬼に血を吸われていましたが、大丈夫なんでしょうか?吸血鬼に生き血を吸われた人間は吸血鬼化するなんて設定はポピュラーですが。この世界では、ミカエラの例を見ると、吸血鬼に血を吸われるのではなく、吸血鬼に血を与えられると吸血鬼化するみたいですが。本編の描写では、吸血鬼は死者から血をすすっていましたが、生き血じゃなくてもいいんですかね。どうせなら可愛い子の血を吸いたいとかないのかな。貴族(始祖)クラスだとそういうえり好みがありそうな気がします。

ラスト、第七位始祖のフェリドが人間の何者かと取引をしている描写があり、人間側の正体は描かれていませんでしたが、あれは一ノ瀬グレンしかないですよね。戦闘中あらだけフェリドに捕まっていながら生き残っているのは、フェリドに殺す気がなく、ポーズで戦っていたからだとしか思えません。

もしかすると吸血鬼部隊の渋谷襲撃自体が「終わりのセラフ」を確認するためだけの作戦行動だったのかも知れません。優一郎の仲間達が全員生き残っているのが不自然すぎるし、演出だとしたらあまりにも描写がお粗末でしょうから。だいたい吸血鬼側、一般に殺せる時に殺そうとしないんですよね。上から目線でもいいけど、鬼呪装備の戦士を舐めちゃいかんでしょ。


第二期はシノアをもっともっと出して、戦ったり捕まったり拷問されたり闇堕ちしたりヤンデレ化したり、とにかくいろいろあって欲しいですね。はやみんに思いっきりしゃべらせてよ。いっそシノアが主人公の外伝とか作っても。

あと最終回にグレンの回想としてちらっと出てきたシノアの姉の柊真昼(故人)ももっと登場させて欲しいですね。どうやら現在はグレンの鬼呪装備の刀「真昼ノ夜」になっているらしいですが……



今日も晴天でベストシーズンオブ北海道です。観光に来た人はラッキーですね。そういえば今日、カラスの狩りを見ました。梢にあったらしいムクドリの巣を襲撃し、雛を咥えて飛んでいました。自然の掟…ではあるんですが、そのカラスを追っかけている別なカラスがいて、隙あらば横取りしようという構えでした。自分で取れよと思いますが、これも自然の掟?

さて私の最後のギャルゲー「アマガミ」もいよいよ最終回です。ラブリーこと最愛ヒロイン森島はるかを語ったのでもうやり残したことはないのですが、補遺というか余談でも。

アマガミの良さの一つは「雰囲気」の出し方だと思います。つまり季節感が非常によく描かれているのです。ゲームの時期は11月半ばから12月24日まで。つまり冬なんですが、1月2月のような厳冬ではありません。寒がりな子はコートやマフラーを使っていますが、そうでもない子はまだまだ軽装だったり。

また空の感じがとてもいいです。冬至に向かう季節で日は短いのですが、さすがに日中は明るいです。でも、太陽の高度が低い感じが背景画にも出ています。

そしてすぐ暗くなります。日没が一番早いのは冬至より少し前の12月上旬くらいのようですが、この時期は学校で放課後ちょっと残っているだけでもう夕暮れになってしまいます。その感じが良く出ています。

単に厚着をさせるというだけではない、こういう細かい描写がリアリティを増している気がします。夕暮れといっても4時過ぎ程度で、暗くなっても6時にもなってなかったりするのでしょうが、寒さ意外の部分で冬を表しているところがいいですね。

前作「キミキス」は夏の物語ということで、それとの対比で冬が選ばれたのでしょうが、露出の多い夏に対して冬は厚着になりがちでハンデがありそうですが、クリスマスがあったり小雪が降ったりとロマンチックな展開は作りやすく、なによりすぐ暗くなるのはいろいろと都合がいいかも知れません。

最後にアマガミの名曲を。ゲームのED「ずっとこのままで…」とアマガミSSのOP「i Love」は紹介済みなので、第二期OP「Check my soul」とキャラソンにもなっていたEDの中で一番好きな「あなたしか見えない」を紹介します。

「Check my soul」は「i Love」同様azusaの作詞・作曲・歌唱の歌で、2012年2月1日にリリースされたazusaの5thシングルになります。オリコン最高位は20位。オープニングテーマとして「みんなで盛り上がれるような曲を」というリクエストを受けましたが、スランプになってしまい制作はかなり難航したそうです。

何曲も制作した中でアニメ制作スタッフに選ばれた曲が「Check my soul」で、明るくアップテンポでノリのいい曲となっています。サビでは掛け声や手拍子も入っていたり。

アニメ版のパッケージは桜井梨穂子、絢辻詞、七咲逢だけでちょっと淋しいですが、森島はるか、中多紗江、棚町薫+美也はEDの「告白」のパッケージに描かれています。

出逢った瞬間感じた運命を
確信に変えたくて今日も
君の傍に居るのかな 君の全てに

Check my soul Check my soul
ハートが動き出した 今君と一緒に駆け出そう
Check my soul Check my soul
心の声聞いてゆこう この胸が高鳴る場所へ

会いたい 知りたい にやける口元
どれも我慢できないよ
君を好きになったその日から 君の全てに

Check my soul Check my soul
ハートにゆだねた未来地図 コンパスの針合わせ
Check my soul Check my soul
理由なんかいらない ただ君とずっと旅したいな

夢のような空間(とき)の中でも 真実だけを見つめていたい
瞳の奥の

Check my soul Check my soul
ハートが動き出した 今君と一緒に駆け出そう
Check my soul Check my soul
心の声聞いてゆこう この胸が高鳴る場所へ

それでは聴いてみて下さい。絢辻詞編の動画によるMADです。ラブリー編も作って欲しいです。
続いて「あなたしか見えない」です。これは第一期の中多紗江編(第9話~第12話)のEDとして使用された曲で、作詞・作曲黒澤直也、歌唱は中多紗江(今野宏美)です。

ヒロインとしては6人中最も人気が無い中多紗江ですが、私は好きです。なにより、EDの出来は最高だと思います。ボサノバですよボサノバ。

逢いたい気未知でなぞる指 くるくる
逢えない午後なら浮かべるわ ふわふわ
あなたのこと想うだけで
私 幸せです

いっぱいおしゃべりしたくて(今すぐに)
いつもふたりきりだったら(いいのにな)
注ぎに会うまで少しおあずけつらけど
もっと大好きに なれるはずね なれるはずね…

逢いたい気持ちでなぞる指 くるくる
逢えない午後なら浮かべるわ ふわふわ
マイダーリン 今は何しているの?
空に つぶやいたの

噂話とか 心が(チクチクチ)
信じたくないわ 涙が(溢れそう)
私が好きなあの人は 私を好きなあの人だけは…

見つめられちゃって ドキドキ(くらくらら)
嬉し恥ずかしい その目は(ズルいです)
甘えて欲しくて だけど私が甘えちゃう
そんなこんなでも あの人なら あの人なら…

逢いたい気持ちでなぞる指 くるくる
逢えない午後なら浮かべるわ ふわふわ
マイダーリン いつもそばにいたい
ずっとあなたしか見えないわ 大好きよ

く~一回位こんなこと言われてみたいものですね。それでは聴いてみて下さい。テレビサイズです。画像も。可愛いですよね紗江ちゃん。なぜ人気がないんだ!
とうとうアマガミも終了。これでギャルゲーは全て紹介し尽くしました。実は昔やったエロゲーが残っているのですが、タイトルさえ思い出せず…


青い空にきらめく陽射し。そして吹きつける涼しい風。こういう日に豊平川緑地を歩いていると、本当に札幌に来て良かったと思います。あの辛い冬の日々がウソのようですね。でも冬は必ず……♪Oooh きっと来る きっと来る 季節は白く~♪

さあ本日35万アクセスを突破しました。30万アクセスを突破した2月23日から118日目です。例によって私得の備忘録をば。

2012年
0(8/31) → 1万(11/3) 64日間(平均156アクセス)
1万(11/3) → 2万(12/15) 43日間(平均233アクセス)
2013年
2万(12/15) → 3万(1/13) 30日間(平均333アクセス)
3万(1/13) → 4万(2/19) 37日間(平均270アクセス)
4万(2/19) → 5万(4/10) 50日間(平均200アクセス)
5万(4/10) → 6万(5/26) 46日間(平均217アクセス)
6万(5/26) → 7万(7/1) 36日間(平均278アクセス)
7万(7/1) → 8万(8/5) 36日間(平均278アクセス)
8万(8/5) → 9万(9/3) 30日間(平均333アクセス)
9万(9/3) →10万(10/8) 36日間(平均278アクセス)
10万(10/8) →11万(11/14) 38日間(平均263アクセス)
11万(11/14) →12万(12/23) 40日間(平均250アクセス)
2014年
12万(12/23) →13万(1/22) 31日間(平均323アクセス)
13万(1/22) →14万(2/20) 30日間(平均333アクセス)
14万(2/20) →15万(3/22) 31日間(平均323アクセス)
15万(3/22) →20万(7/12) 113日間(平均442アクセス)
20万(7/12) →25万(10/19)100日間(平均500アクセス)
2015年
25万(10/19)→30万(2/23) 128日間(平均400アクセス)
30万(2/23) →35万(6/20) 118日間(平均424アクセス)

平均424アクセスというのは過去3番目に高い数字ですが、ここのところのランキングの高さからすると後半尻上がりというか右肩上がりの状況です。この調子だと40万アクセスは9月中になるかも知れませんが…さてどうでしょう?

ゲーソンの土曜日、本日はゲーソンというかなんというか…電波ソングなんですが、ゲームに由来した出来事を歌にしたものなので、広い意味ではゲーソンと言ってはいいのではないかと思うので紹介します。「ラグナロクオンライン」に付随した「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!」です。このセリフのインパクトはあまりに大きく、各方面で今でも普通にパロディとして使われています。

「ラグナロクオンライン」(略称はRO)は、韓国のゲーム会社グラビティが製作されたオンラインゲームです。多人数同時参加型オンラインRPG (MMORPG) に分類されます。いわゆる剣と魔法のファンタジー世界を冒険するゲームですが、日本でのサービス開始は2002年12月からです。それ以前からβ版(試用版)が遊べていたようですが、事件はその頃に発生しました。

S県月宮は、ROで知り合った男性に偏執的な好意を抱きました。あ、S県月宮というのは通称で、S県は彼女の住む県で、「月宮」は彼女のゲーム内でのキャラ名の元が「月宮あゆ」だったことに由来するとされています。「月宮あゆ」は18禁恋愛アドベンチャーゲーム「Kannon」(Key)のメインヒロインです。見ての通り可愛いのですが、子供っぽく表情豊かで、真っすぐで素直な反面、やる気と積極性の塊で自己主張が強く、人知を超越した諦めの悪さを持つキャラとされています。

S県月宮は「妹と呼んでねお兄ちゃん」「お兄ちゃんと私の仲でしょ」と、自分の脳内設定を全面に押し出し、どん引く男性の主張を聞く耳を持たず、あげくの果てに男性の住所を特定し、「日曜日行くから」と宣言します。

男性は交流のあるROユーザーの女性「アコ」に助けを求めます。アコというのはアコライトの略称で、ROで選択できる職業の一つでプリースト(司祭)の補佐役です。クラスチェンジするとプリーストやモンクになります。アコはゲーム内で月宮を説得しますが、月宮は「私とお兄ちゃんは前世からずっと一緒になるって決まってたんだもん」「ずっと昔に魔女に私たち兄妹は引き裂かれた」と電波ゆんゆんな発言全開状態で、アコに対し「私達の仲を引き裂こうとする魔女のしもべ」と決めつけます。

そして2002年8月10日深夜、月宮は男性の自宅を訪れました。事前に月宮からメールを受け取っていた男性は戸外に隠れていましたが、月宮は警棒らしきものでドアを殴打して破壊。慌てて止めようとした男性に対しても「お兄ちゃん」と気付かずに太股も殴りつけます。その後月宮は警察に連行されましたが、そこでも「もしかしたら魔女に捕まってるかと思って」「どうにかして助け出そうかと思った」などと電波な供述を行ったほか、住所などあらゆる個人情報を脳内設定で押し通したそうです。身分証明関係の物品も全く持っていなかったので、結局男性が立ち会って「実はお前の家に魔女の呪いがかけられて……」などと彼女の電波言動につきあうことで、なんとか住所を聞き出しました。「飛影はそんなこと言わない」とか言われてたりして。

その後未成年であることが判明した月宮は家に帰され、彼女の両親によってドアも弁償されましたが、月宮自身は「お兄ちゃんこのままだと魔女に殺される」との言葉を残します。まったく諦めていません。 そういうところは正に月宮あゆですね。

なんとわずか10時間後、月宮の両親から「娘が出て行ってしまった」と連絡が入ります。男性は逃走してアコと合流し、ほとぼりが覚めるまで街中を移動することにしましたが、すでにこの時二人は月宮に発見され後をつけられていたのでした。二人は近所の居酒屋で二時間ほど過ごしましたが、月宮はその間外で待ち続けていたのでした。

そして8月11日午後6時、居酒屋を出た二人を月宮が急襲。うっかり人気の無い住宅街に差し掛かって時に月宮が警棒でアコを殴り倒します。そして「お兄ちゃんそいつ魔女でしょ?だって魔女の名前で呼んでたもん」と遂にアコの“排除”に踏み切ります。「今そいつ殺すから」という月宮に対し、男性はカバンを使ってアコをかばいました。すると月宮は、「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない」 という後世まで語り継がれる伝説の名言を発したのでした。男性も、これを聞いた時には恐怖に全身が固まったらしいです。

が、事件の幕引きはわりとあっけないものでした。月宮のセリフに戦慄した男性に代わり、復活したアコのラリアートが一閃、月宮を昏倒させたのでした。 その後警察が月宮を再度連行し、以後男性は月宮に会っておらず、ROからも姿を消したことで、二人の間の因縁は消えたようです。

後に上記のエピソードは「釣り」、すなわち虚偽のものであることがサイトの管理人から発表されましたが、この話が大規模に拡散して信じられた背景には、当時がインターネットの黎明期で、現在ほど身近ではなかったインターネットを訪れた人々には、得体の知れないネット界隈には常軌を逸した手合いが居そうだという想像というか畏怖があったことがあるのではないかと思われます。

そしてこの事件をもとに楽曲製作サークルPROJECT"D"が制作したのが「お兄ちゃんどいて! そいつ殺せない!」です。続編に「お兄ちゃんどいて! そいつもっと殺せない! Summer!」「お兄ちゃんどいて! そいつ殺せない! Happy New Year!」「お兄ちゃんどいて! そいつ殺せない! 新装丁版」があり、同人CDながら全4作の累計販売枚数は1万枚超えたと言われています。

ということで「お兄ちゃんどいて! そいつ殺せない!」はS県月宮が放ったとされる香ばしい電波発言をそのまま歌詞にしたという極めてユニークな歌です。当時はまだヤンデレというカテゴリーはなかったのですが、創作にしてもよくこんな病んだセリフを思いついたなと思います。

妹と呼んでね お兄ちゃん
お兄ちゃんと 私の仲でしょ

前世から ずっと 一緒になるって決まってたんだもん
前世から 再び逢うヤクソクしてたの

お兄ちゃんどこ行くの?
そのアコは魔女なのよ!?
お兄ちゃんそんなヤツの所に行かないで
お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!

魔女が側にいるのね お兄ちゃん
お兄ちゃんには 私が必要なの!

お兄ちゃんは 魔女に殺されるかもしれないのよ!だから今すぐ
2人で 救世主を探しにゆこうよ

お兄ちゃんなにするの?
パトカーを呼ばないで!
どうしてこんなのに乗らなくちゃいけないの!?
お兄ちゃん!このままだと捕まるよ!

コミケに逝こうよ お兄ちゃん
裂かないでよね 私達の仲を

ミスドから ずっと お兄ちゃんを見守っていたんだもん
そいつなの 思い出してよ魔女の名前を

お兄ちゃん大丈夫?
今そいつ殺すから!
お兄ちゃんそんなヤツを鞄で庇わないで
魔女さん!?ラリアットはやめてよね♪

お兄ちゃんどこ行くの?
そのアコは魔女なのよ!?
お兄ちゃんそんなヤツの所に行かないで
お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!

桂言葉と並ぶ最凶のヤンデレと思われる「未来日記」の我妻由乃のキャラ設定にもS県月宮は影響を与えている…というのはうがちすぎでしょうかね。とりあえずS県月宮に由乃ほどの戦闘力がなくて良かった。それでは聴いてみて下さい。ROの画像を使った再現フィルム的画像が素敵です。最後のセリフにゾクッときます。
Zガンダムの年上の妹「ロザミア」とカミーユの絡みをつかったもの。S県月宮の正体はロザミアだったのか!(笑)
アイドルマスターの萩原雪歩が踊ります。もう雪歩が歌っているとしか思えません。末尾のおまけの「お兄ちゃん」連呼が怖すぎます。
これを契機に電波ソングに手を出そうとしているのではないかと思ったあなた……


札幌も暑うなってまいりまして、本日の最高気温は26度。なんと東京より暑かったという。明日も25度の予報で、梅雨空の東京、大阪、名古屋よりも暑い見込みです。いや~暑くてまいるわ~。冷房はどこ冷房は?

本日は記憶に残る一言です。私の大好きな女性キャラである草薙素子のセリフを紹介したいと思います。いや、好きだわ少佐。冷静沈着で判断力、統率力、身体能力に突出した才能を持ち、さらに高度なハッキングスキルも併せ持つという。荒巻課長は「エスパーよりも貴重な才能」と言っていますが、むべなるかな。部下からは「メスゴリラ」(byイシカワ)呼ばわりされていましたが、私の上司にした女性ナンバーワンですね。おそらく少佐の求めるレベルにたどり着けないでクビにされるでしょうが。

そんなに好きならなぜ「好きなアニメキャラ」で取り上げないのだというツッコミが来ることは予想されましたが、それは私が原作(コミック版)は読んでいるものの、テレビアニメ版や劇場版をほとんど見ていないからです。

ということで原作の草薙素子を紹介しましょう。「攻殻機動隊」は講談社の「ヤングマガジン海賊版」の1989(平成元)年5月号から連載を開始された漫画作品で、舞台は1988(昭和63)年以降の歴史が異なるパラレルワールドで、第3次大戦(核戦争)、および第4次大戦(非核戦争)を経て荒廃した2029年から始まります。日本列島は核攻撃により地形が変わるほどの被害を受けており、架空の都市が舞台となっています。

そうそう、士郎正宗のもう一つの代表作である「アップルシード」と同じ時間軸上に位置する物語なんだそうです。あちらは第5次大戦(非核戦争だが化学兵器・生物兵器が使用される)後の2017年に始まる物語なので、攻殻機動隊のおよそ100年後ということになります。

「攻殻機動隊」の世界は、戦争が相次いだせいか、我々の世界に比べて科学技術が飛躍的に進歩しており、特にマイクロマシン技術を使用して脳の神経ネットに素子(デバイス)を直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加した発展系であるサイボーグ(義体化)技術が極めて発展しており、その結果多くの人間が電脳によってインターネットに直接アクセスしています。

生身の人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイド、バイオロイドなどが混在するケイオスケイオスな社会の中で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知し、先制攻撃も辞さずに被害を最小限に防ぐ内務省直属の攻性組織「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)の活躍が描かれています。

草薙素子は公安9課の実質的リーダーで、事件を解決するためならば非合法な手段を使うことも躊躇しません。過去に軍に所属していた経歴から、公安9課の部下達からは「少佐」と呼ばれています。

幼少時に事故ないし病気で生身の身体を失い、脳と脊髄の一部を除いて全身を義体化しています(アニメなど他の作品ではまた違う設定がありますが)。義体が女性型だからといって元が女性かどうかは判りませんが、電脳ドラッグを用いた違法ヴァーチャルソフトの“録画”アルバイトでハードなレズプレイを行っていたり、それを察知した部下のバトーがその感覚についていけなかったエピソードがあるので、多分本来も女性なのではないかと思います。

身長は168cmと9課の中では小柄で、外観は一般流通している量産型の義体(そのわりには素子のそっくりさんは登場しませんでしたが)ですが、政府おかかえなので、メンテナンスを始めボディの素材や義体制御ソフトは通常手に入らない超高品質品が使われており、まさに「羊の皮を被った狼」のような性能を持っています。

草薙素子という名前は「どうぜ偽名だ」とナレーションされており、実際のところ本名は不明です。原作1巻の最後で、電脳犯罪史上もっともユニークと評されるハッカー「人形使い」(自我を持ったAIで、自身を「情報の海で発生した生命体」としている)と融合しました。

、2巻では既に4人以上のゴースト(本作で人間の自我・意識・魂などを表す表現)と融合しており、同様に「素子」の要素を持った同位体も20体以上存在し、かつての草薙素子という個人ではなくなっています。

そんなカッケー少佐がよく使うセリフがこれです。サイボーグを含めた人間が事前に、あるいはその場で行動すべき最良の手段を本能的に嗅ぎ分ける直感的な能力として「ゴーストの囁き」という言葉が使われています。刑事ドラマなどで一見非合理的であっても実は本質を衝いている場合が多い「刑事の勘」に近いニュアンスかも知れません。

実は他にも名言はあってですね。これです。宿命の敵とも言えるテロリスト相馬(少佐は部下を殺され、相馬は息子を殺されている)との激しい戦いの末、部下の援護もあって九死に一生を得た少佐が相馬に銃を突きつけて言い放つ一言。主義主張はいろいろあるとはいえ、無辜の人々の生命財産を犠牲にしてためらいのないテロリスト達にぜひ言いたいですね。

なお、アニメ版(攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX)ではテロリストに向かってこう言っています。これはSACを代表する名文句であると言われていますが、原作にはありません。

これって解釈を一歩間違えると「お上に逆らうな」的ニュアンスになる怖れがあるのですが、素子がそういう意味で言うとは思えないのですよね。

近い言葉としては、テロリストに対してではなく少年に言ったセリフがあります。戦災孤児を収容する聖庶民救済センターでは非人道的なアレやコレが行われているのですが、犯罪摘発のために突入してきた少佐に嬉し涙で僕達を解放しに来てくれたんですねと言う孤児に対し、「何が望みだ?俗悪メディアに洗脳されながら種(義務)をまかずに実(福祉)を食べる事か?興進国を犠牲にして。お前だってゴーストがあるだろ。脳だってついてる。電脳にもアクセスできる。未来を創れ」と言い去る少佐。

「そんな事言われても」と呆然としている少年ですが、その後たくましく仲間達とやっている様子が窺われています。実はこっちの方が少佐らしいセリフだと思うのですよね。

CVは長らく田中敦子が担当しており、ハマリ役でした。そのせいもあって彼女の愛称が「少佐」になってしまったり。2013年公開の「攻殻機動隊ARISE」からは坂本真綾になってしまったようですが、「公安9課」(攻殻機動隊)結成の前日談で若き日の草薙素子を描いているからですかね?それとも今後はもう……

ちなみにこんな画像を発見しましたが……節子そのゴースト意訳のとちがう、直訳のや!


諸事情で更新をサボっている間に大変な事態に。なんとなんと、当ブログがサブジャンル(会社員・OL部門)で2位になってしまいました。

本日は既に6位に落ちていますが、6位に“落ちる”という表現も凄いですね。4位を記録した時点で、やたら細かくきざんで「3位以内」を目標にしてきたのですが、2位になってしまったということはもはや目指すべき目標はただ一つ、「頂点」ですね。

おおっとこれはR舫大先生。ダメなわけないじゃないですか。が、ここまで来て目標を1位にせずにどうしろというのですか。ちなみに某民○党は2位じゃダメなんですか?1位になるとロクなことしないから2位でいいと思いますが……おっと、ノンポリノンポリ。

リアル明里パパも祝福のリアル明里ちゃん画像を送ってくれました。合わせて“2位!おめでとうございます!すごいですね!ゴンズ様新記録!!やはり継続性とマニアックな話題選びのおかげかと。ニッチな隙間を次々に蹂躙した賜物?”とのことです。

あ、ゴンズ様というのは「北斗の拳」に登場した雑魚ボスで、村人を鎖でつないでハンマー投げで放り投げるというとんでもない外道ゲームで新記録を出したのですが、直後にケンシロウの怒りの蹴を喰らって吹っ飛び、ビルの壁にぶちあたって死亡したのでした。つまり自らの体でもって新記録を更新したという。


そして人間投げコンテストの記録員をしていたモヒカンが思わず「あ…新記録……」と新記録認定を行ったのですが、新記録を出したのはケンシロウなのに、なぜかこの雑魚が「あ…新記録…」の男として認定されることになりました。悪人なんでしょうが、憎めない顔をしています。

それはともかく“やはり継続性とマニアックな話題選びのおかげかと。ニッチな隙間を次々に蹂躙した賜物?”とは…

話題選びがマニアックなのは認めるけど、ニッチな隙間を次々に蹂躙ってなんだよ~!ネタが尽きて必死にひねり出した結果なんだよ~!

まあ2位になったので曹操のごとく明るく流すことにしましょう。おいおい、今日は「記憶に残る一言」で使えそうなネタをどんだけぶっこんでいるんだ。

では話はガラリと変わって本題に。今日は「響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」のOP「DREAM SOLISTER」を紹介しましょう。

いかにも女の子の多い吹奏楽部らしいドロドロ展開が魅力的(イヤミではありません)が本作ですが、未熟な高校生らしくみなそれぞれに欠点を持っているところがいいですね。というか、先生にしても未熟者ですがね。

ま、作品の内容については改めて語るとして、「DREAM SOLISTER」は作詞:唐沢美帆、作曲・編曲:加藤裕介、歌 :TRUEとなっています。作詞している唐沢美帆は1983年7月15日生まれの東京都出身の歌手・作詞家で、アニソン歌手としての名義はTRUE。つまり唐沢美帆=TRUEということですね。

唐沢美帆は偏差値の超高いことで知られるお茶の水女子大学附属中学校・高等学校を卒業し、2000年に「anytime,anywhere」で歌手デビューしました。2001年のフジテレビ系月9ドラマ「ラブ・レボリューション」の挿入歌となった「Way to Love」はオリコン最高位10位、売り上げ30万枚というスマッシュヒットを記録しています。

2011年に結婚するともに作詞家に転向し、数々のアニメタイアップ曲の作詞を手がけ、2014年には「TRUE」名義でアニソン歌手としても活動を開始しています。幼少期からのアニメやゲーム、声優の話を好んですることが多かったそうで、要するにオタクだった訳ですが、毎クールひと通りのアニメをチェックしているそうです。今季はどうよ?

これまでに私が知っている作品としては、「バディ・コンプレックス」OP「UNISONIA」や「純潔のマリア」ED「ailes」などを歌っています。

「DREAM SOLISTER」の“SOLISTER”は造語のようですが、独奏者を意味する“SOLIST”に、「~に住む人」「~に従事する人」「~の研究者」などの語尾に使われる“er”を足したように見えます。「独奏する人」という意味であれば“SOLIST”で完結している(“ist”が「~する人」「~主義者」「~家」を表している)ので、それにあえて“er”を足しているのは、既にソリストになっているのではなく、ソリストにならんとしている人であるというニュアンスを出そうとしたものでしょうか。

「DREAM SOLISTER」は、TRUEとしては4枚目のシングルで、2015年4月22日にリリースされています。本編に合わせ、吹奏楽部に打ち込む主人公たちの輝く夢や憧れを力強く表現したものとなっています。

叶えたい事が 溢れてるから
立ち止まってる 暇なんかないよね
胸に秘めたあこがれを フルボリュームで届けよう
行こう…クレッシェンドの向こうへ

つまづいてもいい はみだしてもいい
君の音色を 僕達は待っている

響け! 生まれたての夢つめこんで
大きな空へ いま旅立とう
拓け! 笑顔を味方につけて
離さない 諦めたくない
限界さえも 跳ね返す勇気で
DREAM SOLISTER

不器用で 素直じゃないトコロも
頑張り屋の君の 個性だから
素顔のままもう一度 想いを奏でてみよう
夢のタクトは 自由自在

ヒトリじゃ出せない 音があること
気付いたら 迷わずSing! 弾けようよ 輝けSwing!!
それぞれのココロ 重ねあえば
いま始まる 青春のプレリュード

届け! 世界を巻き込むほど熱く
終わることの無い 未来(あす)を描こう
ひとつ ふたつと増えてくメロディ
おいでよ ここまでおいで
楽しまなくちゃ まだまだフォルテシモ
DREAM SOLISTER

We gatta swing
We gonnna make you swing!!!
We gatta swing,So ever free!!×2

まるで イタズラ書きみたいなメロディ
理屈じゃないんだ 音楽しよう!!!

響け! 生まれたての夢つめ込んで
大きな空へ いま旅立とう
拓け! 笑顔を味方につけて
離さない 諦めたくない
限界さえも 跳ね返す勇気で
DREAM SOLISTER

「SHOW BY ROCK!!」のOP「青春はNon-Stop!」が「けいおん!」チックな楽しいガールズバンド風楽曲だったのに対し、こちらはいかにも吹奏楽部的な歌詞とメロディになっていると思います。どちらがいいというものでもないのですが、人数が多い分吹奏楽部はいろいろと大変でしょうね。可愛い顔を裏腹に、もっとドロドロした嫌な面をどんどん出していこうぜ、ひよっこ共!堕ちろ~堕ちるんだ~!堕ちゆく瞬間こそが美しい。デカリボンこと吉川優子あたりに期待していますが。


あと小笠原部長。地味子ですが、CVがはやみんなのでぜひ堕ちて欲しいです。ヤンデレはやみんはいいぞ!

それでは聴いてみて下さい。まずはTRUE出演のMV。30歳越えているのになんだこの可愛さは。ショートバージョンなのがかえすがえすも残念です。消える心配はなさそうですが。
一応フルバージョン。一応というのは、いろんな番組からつぎはぎしているせいもあって音質が良くなく、雑音も入っているせいですが、OP映像もあるのでよしとしましょう。消されなければいいですが。
こちらも一枚絵フルバージョン。いつまであることか…

今日は23度とやや高めの気温になりましたが、曇り空なので半袖にしようかどうか迷うところですね。今週は一週間雨がない模様なのですが、湿気は次第に高くなってきました。梅雨の影響かな?

それではギャルゲーの日曜日、私の最後のギャルゲー「アマガミ」語りを続けましょう。今日は最愛のヒロイン、森島・ラブリー・はるかについてです。

森島はるかは3年生で、クラブには所属していませんが、友人の塚原響が部長を務める水泳部によく出没しています。誕生日は9月22日(乙女座)で、好きなものは動物、植物、可愛いもの・人、誰かの面倒を見ることで、苦手なものは暗いところや機械の扱い、香草系の香りの強いもの・ホラーやスプラッタ全般です。

兄が1人と弟が2人いて、妹属性と姉属性を兼ね備えいるところは「魔法科高校の劣等生」の七草真由美みたいです。自分ではしっかりしているつもりでいますが、物忘れが激しかったりと案外抜けているところが多く、料理はちょっと苦手です。理想とする男性はは頼れる年上ですが、なんとなく自分で決めつけているだけの事のようです。可愛い女の子が好きで、橘さんの妹の美也はお気に入りです。

アマガミのパッケージヒロインは絢辻詞ですが、この複雑な性格のヒロインをメインに持ってきているのが「アマガミ」の普通じゃないところで、ルックスだけみたらスタイル抜群の森島はるかをメインに据えたいところです。どちらをメインにするかについてはスタッフ内でもいろいろ議論があったんじゃないかと思いますが、多分ストーリー展開上、主人公である橘さんとの関わりによる心境の変化が絢辻詞は非常に劇的である反面、森島はるかはさほどでもないというところでこうなったのかな、なんて。

しかしながら、キャラ紹介ではトップの絢辻詞に対し森島はるかはラストにきていたり、アニメ「アマガミSS」では森島はるか編がトップで絢辻詞編がラスト、続編の「アマガミSS+」では絢辻詞編がトップで森島はるか編がラストになっている(上崎裡沙編や美也編を除く)など、“裏メインヒロイン”的な扱いをされています。

人気投票ではこのような結果が。七咲逢強いなあ。でもラブリーもしっかり2位をキープ。絢辻5位。どうしたッメインヒロインッ!紗江ちゃんなんかサブキャラの美也に負ける体たらくですよ(涙)。さらにスト子上崎裡沙の順位には貰い泣きを禁じ得ません。

ちなみにファンからの愛称「ラブリー」は森島はるかがラブリーだからというだけではなく、母方の祖父がイギリス人にあたるクォーターで、その祖父がつけたミドルネームがラブリーなのです。つまり正式な本名は“森島・ラブリー・はるか”。ちなみに兄はストロング・剛、弟はジーニアス・智、ジャスティス・正義で、基本的に日本語の名前の意味に相当するミドルネームが付けられているのですが、なぜに「はるか」がラブリーなんですかグランパ?この可愛い孫娘だけは私情でネーミングしたとしか思えませんな(笑)。

なお従姉妹には森島・セクシー・ジェシカがいます。「アマガミSS+」で登場しましたが、孫のミドルネームに「セクシー」とかちょっと待てやグランパ。ジェシカははるかの一つ年上で、容姿ははるかを金髪にして目を緑色にしただけの双子状態です。多分ジェシカは母方の祖母が日本人のクォーターということになるのでしょう。

森島はるかは、年上好きの橘さんが密かに憧れている理想の先輩ですが、アイドルの写真集が霞んでしまう程の美貌で、「美しいものが嫌いな人がいるかしら」(byララァ)で、梅原や他の男子生徒も熱視線を送っています。輝日東高校に通う女子生徒の人気ナンバー1との呼び声も高く、入学してから現在まで告白された回数は50を超えともいわれていますが、告白のための呼び出しには応じるものの、交際は全て断っています。実は橘さんも一回断られており、結ばれる際には二度目の告白ということになります。

公式ニックネーム「男殺しの天然女王」に違わず、思い付いたら即行動の実に天真爛漫な人なのですが、何しろルックスが抜群であることに無自覚に振る舞うので、その魔性の魅力が数多の男子学生を虜にしてしまいます。親友というか保護者的存在である塚原響は苦労が絶えないですね。でも響にしてもはるかのことは放っておけなくなるのだと思います。

自由奔放そうでいて、校則はきちんと守る方です。制服の着こなしを見ていただければわかるように、リボンを外している棚町薫や七咲逢、上着を着ない桜井梨穂子や上着のボタンを外している絢辻詞に対して、制服をきっちり着ているのは森島はるかと中多紗江だけです。ヒロインの中では珍しく制服をちゃんと着ている。 前に垂らした髪がカールしていますが、はるか曰わく「寝癖」なんだそうです。黒髪ロングがステキです森島先輩。

私が森島はるかが好きなのは、そのノリの良さですね。こんな美人がこんなお馬鹿なことに付き合ってくれるの?というギャップに萌えます。

エピソードその1(膝裏キッス)


橘さんを子犬扱いする森島はるか。眉毛にキスしてもらったことが忘れられず、もう一度とせがむ橘さん。森島はるかをポンプ小屋に連れ込みます。このポンプ小屋は橘さんがいろいろと不埒な行為に及ぶ時に使用される彼のアジトみたいな場所です。ホイホイついて言ってしまうはるかのガードの弱さが素敵。キスといっても当然唇はダメということで、意外性のあるところにキスすることになったのですが、橘さんが選んだのがなんと膝の裏。そしてそれを許してしまうラブリー。
もはやシチュエーションが下手なエロゲーを越えています。キスしながら腿に這い上がろうとする橘さん、さすがに変態紳士だ。でもガードが緩そうで実は案外お堅いはるか先輩は、なかなかそれ以上は許してくれませんから。その後「もう一度森島先輩に眉毛にキスしてもらいたい」が「もう一度森島先輩のひざ裏にキスしたい」に変わったのは言うまでもありません。この場面が登場した「アマガミSS」3話の視聴率は、深夜アニメとしては高水準となる3.4%を記録しました。


エピソードその2(誘拐ラーメン)

刺激のある食事をしたいという森島先輩に、「不肖この橘純一が、先輩に刺激的なお食事をご用意いたします!」としゃしゃり出る橘さん。ラーメンを持ってくる橘さん、状況を刺激的にするんだとアピール。すなわち、「先輩は今誘拐犯にさらわれて、両手を縛り上げられた状態なんです!さらわれて2日、ご飯を与えてもらっていません…そこで犯人の一味である僕が、先輩に食べさせるってわけです!」と凄いシチュを設定。

このシチュエーションに「わ~、楽しそ~!やろやろ!」とノリノリになるラブリー。この人のこういうところが好きなんですよね。そして演技スタート。

「しょ、食事!?食事なの!?」
「ああ、しょうがねーから食わせてやるよ」
「お、お願いっ!はやくっ!」
「クク…待て待て、熱いんだから少し冷ますんだよ」
「いじわるしないでぇっ!!」
「ったくしょうがねえな…ほぉら、まずはスープからだ」
……これをアドリブでやる二人。

レンゲでスープを飲ませてもらって
「んっ…はぁ…おいしい…!なんておいしいの…!」
「あーあ、スープがこぼれちまったよ。困ったねぇちゃんだ!」
「お、お願い!もっと…!もっとちょうだい!」
「慌てるな慌てるな、ちゃんと冷まさないとヤケドしちまうぜぇ?」
「でも…早く食べたいのぉっ…!早く…早くぅぅっ!!」
「ククク、まったくいやしんぼうだなぁ!」
七咲逢「(ジロジロ)なんですか…?あれ…」
塚原響 「ああ…はるかが橘くんに甘えてるのよ」

これを学校の食堂で公衆の面前で展開しているという。嫉妬に狂った男子生徒の視線が突き刺さります。このシーンも「アマガミSS」第3話で放映されましたが、インタビューでは
伊藤静(森島はるか)「恥ずかしすぎて折れました…私の心が!ゲームの時は1人の収録で全然平気だったんです、でもアニメはみんなの前でやるからめちゃめちゃ恥ずかしいんですよ!ちょっと耐えられないですあの恥ずかしさは!」
浅川悠(塚原響)「ラブコメシーンになると、恥ずかしくて見ていられないから、みんな収録部屋から出て行っちゃうんですよ(笑)。それで、出番が終わって赤面している伊藤静を、私が優しく抱きしめてあげているんです。あの変態行為の数々は…」
ゆかな(七咲逢)「私にはちょっと刺激が強すぎます…本当にドギマギしてしまってます…そういうシーンになると収録しているブースから移動してしまいたく…じっと見ていたらなんだか悪いような気がして、結構みなさん出られてます」
ところで、ラブリーのような子が本当に誘拐されたらとてもただじゃすまない気がしますが、スープの垂れ具合とか、微妙な言い回しの発言だけで妄想が捗るというものです。もはや調教されて堕ちてしまったラブリーという感じにも取れますね。

エピソードその3(誕生日ノリツッコミ)

こちらは残念ながらアニメにはないのですが。今日は橘さんの誕生日。誰からもプレゼントを貰えず、自宅にも誰も居らず、いじけて押し入れに入っていると、玄関で呼び鈴が。誰もいないので仕方なく出ると、そこにはなんと森島先輩が。水泳部の2年生に橘さんの住所を聞いて来たということです。驚く橘さんに満足して「それじゃばいばい」と去って行きます。

「…なにしに来たんだろう」と唖然とする橘さんに、「ばいばいじゃないよ……びっくりした~」と一人でノリツッコミしながら戻ってくるラブリー。誕生日プレゼントを渡しに来たのでした。不覚にも泣きそうになる橘さん。プレゼントはラーメン好きな橘さんのために箸とレンゲで、「たくさん使ってもらえるかな」ということでチョイスしたそうです。こういうところがこの人は実に楽しくていいですね。

なお、橘さんが森島先輩のプレゼントに感動して「森島先輩…」と呟くと、「うん?どうかした?」と三度やってくるはるか。駅への道を忘れてしまったそうです。面白すぎるぞラブリー!
エピソードその4(覗くなよ!絶対覗くなよ!)

もうこれは「アマガミSS」第4話で。クリスマスイブにホテルのプールでデートする二人。もはや完全にラブラブ状態です。ホテルで家族に紹介してもらうはずでしたが、飛行機の都合で、日程がずれ、今日は二人っきりという衝撃の事実が。あっけらかんと「予約してるホテルの部屋がもったいないなぁと思って、泊まりに来たの!」というラブリー。

と、カヲル君状態になる橘さんですが、「覗いちゃダメよ?」と言い残してお風呂に入るラブリー。

「こいつ…誘ってやがる!」なシチュですが、なにしろ天然のラブリー、無邪気で何も考えていない可能性もあります。悶々としながら待っている橘さん。すると突然停電に。バスタオル一枚で泣きながらバスルームから出てくる
ラブリー。何事かと思いきや

「うっ…うぅ…どうして…」
「え…?」
「どうして…覗きに来てくれないの!?」
「へ!?」
「どうして覗きに来ないのよぉっ!!」
(なっ…し…しまった…!僕…覗きに行かなきゃいけなかったのか!!)

変態紳士橘さんの斜め上を行っていたラブリーの妄想。「覗いちゃダメよ?」は上島竜平の「押すなよ!絶対に押すなよ!」だったのです。

「私のこと…好きじゃないの…!?」
「す、好きですけど…」
「好きなら思わず覗いちゃうもんじゃないの…!?」
「い、いや…それはどうですかね…?」
「…分からない…!私は君が好きなの…!大好きなの!ずっと待ってたのに…ずっとずっと待ってたのに…もう…嫌われちゃったかと思って…諦められちゃったのかと思って…!寂しくて…不安で…!」
「先輩…」
「私…こんなに人を好きになったことなんてないんだもん…!どうしたらいいのか分からなくて…!」
「すみません…僕がもっとちゃんとできたら良かったのに…」

待っていたのは「覗き」で、ちゃんとできたらというのも「覗き」。なんだこのバカップルは…たまげたなぁ。もの凄いお馬鹿な発言をしているのに本気で泣いているラブリー。この天然振りが実に素晴らしいです。

「私の方こそ…ちゃんと告白もできなくて…橘くんに呆れられちゃうんじゃないかって、不安で…!」
「いいんですよ…先輩はそのままで」
「え…?」
「僕が好きになった森島先輩は、そういう人だと思います。今度からは僕がちゃんとしますから…だから、もう泣かないでください」
「…はるかって呼んで…」
「え?」
「いつまでも先輩じゃイヤ…呼んでくれたら、もう泣かないから…」
「はるか…好きだよ」
「あは…よく出来ました…!」

この後、さあベッドインだというところでいきなり10年後の未来に吹っ飛ばされる視聴者。深夜アニメとはいえそこは描けなかったか。なぜか刑事になった橘さんは身分証を悪用(?)して相変わらずラブリーとごっこ遊びを絶賛展開中です。日本の治安は心配ですが、家庭は幸せそうでなによりです。バッドエンドではやり手のキャリアウーマンになるラブリーですが、こちらでは専業主婦。その才能を生かさないのはちょっともったいないとも思いますが、本人が納得していて幸せならそれもいいのかな。料理が上手になっていたら言うことないですね。

その他にもすね毛剃りなど、わけの判らないエピソードが一杯の森島はるかルート。美人は三日で飽きると言いますが、とりあえずラブリーと一緒なら飽きることなく楽しい毎日が送れそうです。

それにしても「アマガミSS+」12話で見せたこのハンパない跳躍力はただ事じゃありません。森島はるかは知性でも体力でもとんでもないポテンシャルを持っているんじゃ。専業主婦はあまりにも惜しい訳ですが…

CVはご存知伊藤静。当ブログ初期において既に「好きな声優さん」として紹介しております(http://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-185.html)。2012年1~3月放映の「アマガミSS+」でのラブリーの結婚に触発されたか、同年12月に結婚を報告しています。

最近は「暗殺教室」のビッチ先生ことイリーナ・イェラビッチを好演しています。可愛い役もカッコイイ役もエロい役もこなすので、まさにラブリーにぴったりです。この人の起用なくして私のラブリー偏愛はありませんでした。声優に限らず芸能人には短期で離婚するケースも多いようですが、この人には私生活でも幸せであって欲しいものです。
こんにちは。いろいろあって休みがちで失礼します。以前は極力更新に努めていたのですが、最近はムリしなくなってしまいましたよ。相変わらず涼しい札幌ですが、YOSAKOIソーランで中心部は実に賑わっています。

さあゲーソンの土曜日、前回はドラクエⅢというビッグネームを登場させたので、これに対抗できるゲームを投入してみましょう。本日は「スーパーマリオブラザーズ」のBGMに歌詞をつけた「GOGOマリオ!!」です。

「スーパーマリオブラザーズ」(略称「スーマリ」)は1985(昭和60)年9月13日に発売された横スクロール型のアクションゲームで、社会現象とも言える空前の大ブームを巻き起こし、ファミコンの認知度を高めるのに多大な貢献をしたゲームソフトです。2007(平成19)年には、米国IGNで「史上最も影響力があったゲーム100選」において1位に選出されています。

スーマリは日本国内で681万本以上、全世界では4,024万本以上を売り上げ、「世界一売れたゲーム」としてギネスブックに登録されています。今なお日本国内のゲームソフト売上歴代1位であり、各機種への移植やリメイクも大きな売上を記録しており、開発者の宮本茂は150万本程度の売り上げと予想していたそうですが、任天堂の山内溥社長は「これはすごいね。地上と、空の上と、水中さえ行くことができる。こりゃ、みんな驚くだろうね」と語ったそうです。

私が興味を持ったのは1986年に入ってからですが、当時あまりの人気にファミコン本体の入手も困難になっており、どこにも売っていなかったので、窮余の一策としてグリーンスタンプの交換商品に入っているのを見つけてスタンプと交換で入手したのでした。ファミコン入手の前に近所の電気店に「スーマリあります」の張り紙があったので、とりあえず先にソフトを買ったのですが、2~3割引きが当たり前のファミコンソフトなのに定価売りで、しかも店の人に「1万円で売りたいぐらいだ」みたいな恩着せがましいことを言われたりして。その店では二度と買い物をしませんでした。O和田電機、お前のことだよ!

で、まあやってみたらなるほどブームになるわけだよと思いました。地上、地下、海中、アスレチック、城砦といった多彩な8つのワールドで構成され、各ワールドに4つのステージがありました。面クリといって1画面表示が普通だった当時のテレビゲームに「横スクロールアクション」という概念とジャンルを普及・定着させ、後発のゲームに大きな影響を及ぼしました。アクションは苦手でしたが、苦手な人にも「こりゃ面白い!」と思わせるものがありましたね。

ノコノコとかメットといった亀タイプの敵を気絶させ、その甲羅を蹴飛ばすことで敵を一掃でき、8000点獲得すると次以降は1UP(マリオの残り人数が1増える)となるのですが、甲羅が障害物に当たると跳ね返ることを利用して、階段状の地形で甲羅を踏み続けて1UPを続ける技術が発見され、私も「無限1UP(無限増殖)」にはお世話になりました。縦スクロールシューティングゲームの傑作だったゼビウスにも無敵モードがありましたが、スーマリは無敵ではなくあくまでチャレンジ回数を増やすだけなので、ドキドキ感を持ったままプレイができて良かったですねマリオ183号あたりがようやく全クリを達成したりしましたっけ。

そのスーマリのBGMといえばコレです。聴けば誰もが「ああ!」と思うことでしょう。
そしてこれに歌詞をつけた歌があったのです。その名も「GO GO マリオ!!」。歌っているのは谷山浩子です。

谷山浩子は1956年8月29日生れの東京都出身のシンガーソングライターで、1972(昭和47)年に「銀河系はやっぱりまわってる」でキングレコードからデビューしました。75(昭和50)年には「お早ようございますの帽子屋さん」でキャニオン・レコードから2度目のデビューをし、さらに1977(昭和52)年に「河のほとりに」で正式にデビューしたということで、谷山浩子本には「デビューが3回ある」と語っています。

独特の幻想的作風を特徴としていて、現実離れした内容の歌詞が多く、谷山浩子自身も幻想的小説を多数執筆していて、それと同名の歌を作るなど、ひとつの世界観に裏打ちされた作品作りが特徴です。NHKの「みんなのうた」で放映された「恋するニワトリ」「まっくら森の歌」「しっぽのきもち」などは比較的有名ではないでしょうか。他にもラジオ番組「谷山浩子のニャンニャンしてネ!」のOP「ねこの森には帰れない」、エーザイの胃薬「サクロン」のCM曲「風になれ-みどりのために-」、不気味なナレーションが印象的な「たんぽぽ食べて」などが比較的知られているのではないかと思います。確固とした自分の世界があるので固定ファンがついていますが、誰もが知っている大ヒット曲というものがないのが残念なところです。
斉藤由貴とは相性がいいのか、かなりの作品を提供しています。作詞を担当した8thシングル「MAY」がもしや最大のヒットかも。

私の中では「よくラジオをやっている人」という印象があったのですが、80年代前半には「谷山浩子のニャンニャンしてネ!」(1982年11月-1985年3月)とか「谷山浩子のオールナイトニッポン」(1982年4月-1986年4月)などの番組でパーソナリティを務めていました。そのオールナイトニッポンで、いや谷山浩子のは終わっていて、「小峯隆生のオールナイトニッポン」だったのですが、当時あったファにコンゲームのコーナーに、リスナーが創作して歌ったテープを投稿してきたのを採用して放送したところ、評判となったため、一部手直しした上で谷山浩子がプリンセス・ピーチ名義で歌ったのが「GO GO マリオ!!」です。

今日も 元気に マリオが走る 走る
ピーチ姫を 助けに行くぜ 行くぜ
今日も元気に マリオが走る
きょうも元気に ジャンプ
きょうも元気に コインを探せ
きょうも進めよ マリオ
きのこを取って スーパーマリオだぜ
フラワー取って ファイヤーマリオ
クリボーだ ノコノコだ メットだぜ 倒せ
マリオは いつも元気で 強い

(水中面の曲をバックにナレーション)
キノコ達にたけられた魔法を解くことが
出来るのはピーチ姫だけです
でもピーチ姫は遠いお城の地下に
囚われの身になっています
ああ平和で夢のあったあの頃
もう一度あの頃に戻れたら
ピーチ姫を救い出し再び平和なキノコ王国を
築くためマリオは今日も行くのです

今日も 元気に マリオが走る 走る
クッパ一族を 倒しに行くぞ 行くぞ
今日も元気に マリオが走る
きょうも元気に ジャンプ
きょうも元気に コインを探せ
きょうも元気に マリオ
スターを取って無敵になろう
早くピーチを 助けに行こう
ジュゲムだ とげゾウだ プクプクだぜ 倒せ
マリオは いつも元気で 強い

今日も元気に マリオが走る 走る
来たぜ お城だ 花火を上げろ 上げろ
ハンマーブロスを ひらりと かわし
最後の力を 出せ マリオ
長い旅だったけれど もうすぐ 終わる
やったぜ やったぜ クッパを倒した
ピーチ姫に サンキュウと 言われ
マリオの心は 大きく はずんだ
マリオの冒険は ここで終わったけれど
マリオの夢は 果てなく 続く

それでは聴いてみて下さい。まずは本家谷山浩子歌唱版です。
初音ミク版。歌詞も出ます。メットがウォーズマンなんですが(笑)。全般的に画像が面白いです。

こんばんは。今日は暑くなった場所も多かったみたいですが、札幌はまた高気温度19度でした。昨夜は雨が降り、今日も曇天なのでまるで梅雨みたいです。

「ぬう…まさしくあれは中国拳法でいう……璃羅緋獲!」

「知っているのか雷電!?」
璃羅緋獲……梅雨がないとされる北海道であるが、南西部太平洋側では本州の梅雨末期に大雨が降る事がある。また、北海道の広い範囲でこの時期は低温や日照不足が起こりやすいほか、釧路など東部で海霧の日数が多くなるのも、東日本の梅雨と同じくオホーツク海高気圧の影響を受けている。特に、5月下旬から6月上旬を中心として見られる一時的な低温は、北海道ではリラ(ライラック)の花が咲く時期であることから俗に「璃羅緋獲」(リラ冷え)と呼ぶ。なお、ぐずついた肌寒い天気が2週間程度続く場合は「蝦夷梅雨」(えぞつゆ)と呼ばれることがある。(民明書房刊「梅と雨~降雨本紀」より)

……と、昨日の男塾ネタに影響を受けましたが、本日は今春季アニメ「SHOW BY ROCK!!」のOP「青春はNon-Stop!」です。歌っているのは本編の主人公バンド・プラズマジカです。

作詞・作曲 とも主人公のシアンとなっていますが、実際には作詞・作曲・編曲はRegaSoundです。「RegaSound」は、2007年にインターネットを通じ、知り合ったメンバーが集まった音楽チームで、アレンジ楽曲・オリジナル楽曲・PVの制作などを主たる活動としています。メインメンバーは、らむだーじゃん(リーダ-、ボーカル・作詞担当)、pandora(作曲・編曲担当)、フォルマ(作曲・編曲・mix担当)、もころ(作曲・編曲・ピアノ、web制作・管理担当)の4人です。

リーダーのらむだーじゃんはニコニコ動画で活動する男性歌い手でもあり、ソロのCDも何枚かリリースしていますね。

歌っているプラズマジカはネコ族のシアン(CV稲川英里)、ウサギ族のチュチュ(CV上坂すみれ)、イヌ族のレトリー(CV沼倉愛美)、宇宙ヒツジのモア(CV佐倉あやね)です。プラズマジカは、綴り(Plasmagica)からみて、電離した気体のプラズマ(Plasma)とラテン語で「魔法の」を意味する形容詞「magicus」の女性形であるmagica(マギカ)を英語読みしたものを合わせたものではないかと思います。

歌詞はいかにも脳天気ガールズバンド的というか「けいおん!」的というか……まあちょっと頭悪そうですがJKバンド的でいいんじゃないかと思います。

いぇい!(シアン) いぇい!(チュチュ)
うー、ハイハイ!
いぇい!(モア) いぇい!(レトリー)
せーの!1・2・3GO!

恋愛命!Very!Very!Happy!
友情命!はじけるJumping!
冒険命!ドキドキOK?
青春謳歌!Com'on ready?Let's Go!

青空を背にして 通学路飛び出してこう
あれもスキ!これもスキ!
全部ぜーんぶ!もらっちゃえ?
恋はロマン 妄想 Girl
攻めるなら大胆に
オリジナル未来予想図見つけましょ?

たまにはナイショの 恋愛相談タイム
好きな人はだぁれ?
恋のシグナル 青信号は今だ!進めばチャンス

だからもっと
はじけていこっ!(Hu!Hu!)恋していこっ!(Hu!Hu!)
青春はNon-Stop!(あ~いあいあいあいあい!)
走れ!目指すは未来!(ハイ!ハイ!)
みんな集まって(ハイ!ハイ!)
ハッピーエンド!(そーれ Let's go!)
明日もウレシカナシ?(Hu!Hu!)ノラリクラリ(Hu!Hu!)
頑張っちゃおう!(は~いはいはいはい!)
いつだって夢をみたいな!(う~、いぇい!いぇい!)
全力で羽ばたいていこう!

ここまでがテレビサイズです。歌詞をみるとお馬鹿っぽいのですが、曲を聴けば勢いと疾走感があってノリのいい高速ロックであることがおわかりいただけるかと思います。シアンが通常世界の内気なメガネっ娘だった聖川詩杏時代に作詞作曲した歌という設定になっています。プロ級のギターテクニックだけではなく、楽曲制作の才もあるのかシアン。それほどの才能を持ちながら、なぜに軽音楽部に入れなかったし(笑)。

純情命!笑顔はCharming!
完全無敵!気分はHopping!
頂点目指せ!なれたらLucky?
限界突破Com'on Ready Let's go!

ドライブをONにして
光る風追い越してこう
涙アリ?笑顔アリ?ドラマティックに彩って
恋のVision 純情Girl
出会いなら感覚で!
花盛り気持ち甘めのアラモード

気になるあの子の
好感度急上昇
押すと引くのどっち?
ハートがぐらり急展開もアリだ!
ここからJump!

だからずっと
夢見ていこっ!(Hu!Hu!)歌っていこっ!(Hu!Hu!)
青春はNon-Stop!(あ~いあいあいあいあい!)
向かえ!果てない未来!(ハイハイ!)
今が最高の(ハイハイ!)
スポットライト浴びて!(Let's show time!)
地球はグルリマワリ(Hu!Hu!)今日もキラリ(Hu!Hu!)
張り切っちゃおう!(は~いはいはいはい!)
無限の音を重ねて(う~、いぇい!いぇい!)
巻き起こせ!ミュージックセンセイション!

爆音鳴らせ!Let's go シアン!
ノンストップ続け!Lovely チュチュ!
ハートを揺らせ!見せ場だレトリー!
リズムで決めろ!ラストはモア!

1・2・3 世界中響け
この鼓動絶対止められない
五線譜の音符に乗っかって
最大音量越えちゃって
ハイテンションで行こう
今すぐStep All right
スピードあげて
いつだってセッション奏でよう
笑ったり泣いたりそうやって
はっちゃかめっちゃか全力で
果てないMyステージ歌ってさぁエンドレスライブ

だからもっと
はじけていこっ!(Hu!Hu!)恋していこっ!(Hu!Hu!)
青春はNon-Stop!(あ~いあいあいあいあい!)
走れ!目指すは未来!(ハイ!ハイ!)
みんな集まって(ハイ!ハイ!)
ハッピーエンド!(そーれ Let's go!)
明日もウレシカナシ?(Hu!Hu!)ノラリクラリ(Hu!Hu!)
頑張っちゃおう!(は~いはいはいはい!)
いつだって夢をみたいな!(う~、いぇい!いぇい!)
全力で羽ばたいていこう!ミュージックセンセイション!
(ハイハイ!ハイハイ!ハイハイ!あいあいあいあい!)
(いぇい、いぇい!いぇい、いぇい!いぇい、いぇい!う~さんはい!)

恋愛命!Very!Very!Happy!
友情命!はじけるJumping!
冒険命!ドキドキOK?
青春謳歌!Com'on ready?Let's Go!

いゃ~歌詞長い!声優さんたち頑張ってますね。それでは聴いてみて下さい。まずはテレビサイズバージョン。フルHDでOPアニメを見られます。
こちらは1話で流れたシアンソロバージョン。軽音部に入りたいのに怖じ気づいていた詩杏が妄想の中でバンドを組んで歌っていました。一緒に演奏しているJK達はなにやらプラズマジカのメンバーに似ていますね。
残念ながらフルバージョンは削除されてないようです。原作サンリオでゲームがベースということで内容にはちょっと心配があったのですが、面白いですよこのアニメ。同じ事務所のギャグ要員かと思われたボーイズバンド「シンガンクリムゾンズ」の暑苦しさと男臭さに満ちた迫力に押され気味の感もありますが、バンドものだけに挿入歌も名曲揃いです。

こんばんは。関東東海地方も梅雨入りということで、全国的に気温が低いようですが、札幌も最高気温18度。明日も18度の予想です。……わたしは一向にかまわんッッ

そうそう、昨日は故あって更新をお休みしてしまいましたが、サブジャンル(会社員・OL)で自己記録一位タイとなる4位でした。もう今日は9位になってますので一瞬ですが、四天王最弱のサイアークになりました。

トップ3はなかなかに険しい道のようですね。でもいつかはいけるような気がしてきました。しかし、仮にサブジャンルで1位になっても、日記ジャンル全体では30位あたりという現実。上には上がいるってヤツですね。俺たちの戦いはこれからだ!……いや、打ち切りじゃないですけどね。

さて本日は記憶に残る一言です。今回はマンガから紹介してみることにしましょう。80年代後半、いわゆる黄金期の少年ジャンプで連載されていた「魁!!男塾」からです。実は男塾は3回目で、2014年9月3日の王大人のセリフ(http://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-807.html)、同年9月19日に伊達臣人のセリフ(http://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-819.html)に続くものです。あえて言おう、好きな漫画であると!

「魁!!男塾」は、全国から不良少年達を集めて過激なスパルタ教育を施す男塾における、軍国主義テイストのギャグ漫画でしたが、途中から完全にバトル中心の展開へとシフトしていきました。

敵味方を含めて登場人物の大半は中国拳法などの様々な武術の達人で、各々がトリッキーな秘技を駆使することにより、バリエーション豊かな死闘を繰り広げました。結構死者も出るのですが、味方の場合はよく復活します。これは作者の宮下あきらの、自身が生み出したキャラクターを簡単に死なせたくないという愛情からだそうですが、あまりにも簡単に復活させるので、死亡しても「またかよ」と思われたりしました。本編中で死亡したままのキャラもいましたが(鎮守直廊三人衆とか)、後継作品ではちゃっかり復活しています。いんだよ細けえ事は!!

その男塾には男塾三号生筆頭にして男塾総代の大豪院邪鬼という男がいます。「男塾の帝王」と呼ばれ、十余年に渡って男塾を支配しています。男塾は高校ではないのですが、一体いつまでいられるんだ。

余りにも大きい影響力のため、教官達すら三号生に手が出せず、男塾は塾長の江田島平八と大豪院邪鬼の二頭状態になっていました。実際には誰にも知られないところで江田島平八に挑戦して完敗しているのですが、塾長も天挑五輪大武會で勝利するための貴重な戦力として温存していたようです。

平時は三号生達を従え、鎮守直廊の奥にそびえ立つ天動宮に座を構えています。そして初登場時には10メートルを越す巨体として描かれていました。もはや進撃の巨人です。

見よこの巨体を。巨人に変身する能力があるとしか思えませんね。

ですが、戦った好敵手は仲間になるのが男塾のお約束、大豪院邪鬼も例に漏れず仲間になるのですが、仲間になってみるとそれほど大きくありませんでした。いや、既に主人公・剣桃太郎との戦闘中に大きさはあまり変わらなくなっています。

これについて作者は、邪鬼の圧倒的な闘気による威圧感で巨大に感じていたのだと説明していました。なるほど、マンガらしい誇張表現としてはありかも知れませんね。

ですが、作者は自らの説明をぶち壊す描写をしていたのです。その時の三号生達のこのセリフが今日の記憶に残る一言です。まあセリフというよりは連中の様子が記憶に残る訳ですが。なんと5人がかりで持ってくる巨大なビール瓶。どこで作っているんだこんな瓶(笑)。

そして邪鬼の巨大なグラスに注ぎます。十数年も男塾にいるということは、邪鬼はとっくに二十歳を超えている訳で、ビールを飲んでもいいのですが、野郎に注がれてもおいしくないんじゃないかなあ。

とにかくこの描写により、邪鬼の大きさは本物であることがわかります。これは言い逃れが利きません。もしもどうしてもしようとするのなら、ビール瓶は普通の大きさで、運んできた三号生達が実はコビトなんて解釈でもするしかないのですが、そんな訳があるか。

得意技は大豪院流真空殲風衝(しんくうせんぷうしょう)。大豪院流というのは自分の名字なので、要するに「オレ流」といった意味になるかと思います。継承させようにも邪鬼以外には再現不可能な技ばかりなので。

真空殲風衝は、全身を使った構えから繰り出す奥義で、掌から大気の歪によって起る真空現象、すなわちいわゆるカマイタチを発射するものです。その威力は凄まじく、一瞬で生物の肉を削ぎ白骨化させてしまう程で、白骨化した相手はやられたことにも気付かなかったりします。

この大豪院邪鬼、あまりに強く設定してしまったせいか、天挑五輪では二回しか戦っていません。予選準決勝戦で当たった淤凛葡繻十六闘神(オリンポスじゅうろくとうしん)の大将・聖紆塵(ゼウス)戦と、決勝トーナメント決勝戦で当たった冥凰島十六士のスパルタカス戦です。この二人は非常に強いキャラだったのでさしもの邪鬼も苦戦していました。

特にスパルタカスは、騎馬戦車スコルピオンを駆り、邪鬼の足の腱を切っています。馬は真空殲風衝で仕留められてしまいますが、油断をさそって土中から剣で心臓を貫きます。

これはどう考えても勝負あったなのですが、男塾総代の誇りから、なおも闘い続けるという荒業を見せ、スパルタカスにも真空殲風衝を喰らわせて下半身が白骨化させて倒します。

その後、自らに真空殲風衝に浴びせることで死体も残さない壮絶な自決を行いました。勝負は相打ち判定で引き分け扱いとなりましたが、これをやらなくても心臓に剣が刺さっているので死亡は避けられなかったでしょう。

しかし、死体も残さず消滅したというのに、後続作品では何事もなかったかのように復活して登場してきたりします。死体も残っていなければ、さしもの王大人でも手の施しようがないと思いますが。

やはりこの人、「進撃の巨人」のライナーやベルトルトのような巨人化能力者なんじゃないでしょうかね。大きくなったり元に戻ったりできるならこのサイズもうなずけるというもの。

ちなみに「オッス失礼します」は仲間内でビールを注ぐときに今だに使っていたりします。判る人にしか判らないんですが。

今年も誕生日が来てしまいました。「正月や冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」(一休宗純)と言いますが、誕生日も思いっきり「冥土の旅の一里塚」ですね。おめでとうと言ってくるのはプロバイダーのメール位ですが、余計なお世話だっちゅーの。

気を取りなして「アマガミ」の話題に。前回予告したとおり、「スキBADバッドエンド」についてです。アマガミには何種類もエンディングがあるのですが、上崎裡沙と美也の二つの隠しルートを除くと、「スキBEST」「スキGOOD」「スキBAD」「ナカヨシEND」「ソエンEND」「その他のBAD END」の6種類となります。

アマガミはヒロインとの関係にレベルがあり、最初はレベル1は「デアイ」で、レベル2は「アコガレ」と「シリアイ」の二段階、最後のレベル3は「スキ」「ナカヨシ」「ソエン」の三段階になります。上崎裡沙の陰謀などにより叩き込まれる「テキタイ」は「ソエン」の下で、まさに地下世界。

「★イベント」と言われる特定のイベントをこなして、☆を獲得することで上の階層に進むことができますが、★を獲得するのはなかなかに難しいので、複数同時攻略よりは一人に絞って攻略することが推奨されています。このあたりも本当の恋愛に似せているのかも知れません。

「スキBEST」は6人のメインヒロインのうち1人に関して、LEVEL3スキで★を獲得し、クリスマスデートを実行した場合のエンディングで、いわゆるトゥルーエンドです。

「スキGOOD」は6人のメインヒロインのうち2人に関して、LEVEL3スキで★を獲得し、クリスマスデートの約束をした上で、クリスマスイブに片方のヒロインとデートし、もう一方のヒロインとの約束をすっぽかすという外道なことをした場合に、翌日クリスマスデートをしたヒロインに告白することで辿り着きます。2人から★を3つ獲得するのはやり込んだり攻略本でも見ないとなかなか難しいと思いますし、「ときメモ」などのようにゲームシステム上二股三股かけざるを得なゲームとは違い、「アマガミ」は1人のヒロインをまっすぐ追いかけられるので、あえてやるべきかどうか……

「スキBAD」は「スキGOOD」と同じコースで、クリスマスデートをすっぽかしたヒロインに告白した場合に辿り着くルートです。告白する気ならなぜすっぽかしたし。このエンディングについては後述するようにヒロイン毎に大きな落差があります。

「ナカヨシEND」は、6人のメインヒロインに関してLEVEL3ナカヨシで★を獲得し、クリスマスパーティーに参加することで辿り着きます。

「ソエンEND」は、6人のメインヒロインいずれに関しても、LEVEL3スキorナカヨシで★を獲得しておらず、ソエンルートでのイベントを進めてエピローグのアイコンが出現している場合に発生します。ソエン状態ならあえてそのヒロインを追いかけなくても…と思いますが、やることがなくなった場合とかはついつい選択してしまいますね。梅原からそのヒロインに関する消息を聞くと、驚きの事態になってたりします。

「その他のBAD END」は、そもそもヒロインと誰一人として仲良くなれず、自宅で梅原と二人で過ごしたり、主人公の方がクリスマスデートをすっぽかされたり、最後の選択肢で「どちらにも告白しない」を選択した場合などです。後者はまさに中学時代のトラウマの再現になっている訳で、「ひでぇ!」と思ったりもしますが、これはヒロインを二人以上スキルートへ進めた状態(つまり二股かけている状態)で、片方のヒロインといちゃついているのを見たもう一人のヒロインに発生する「涙イベント」があった場合のみに出てくるものなので、ある意味自業自得といえましょう。

「涙イベント」は同じヒロインに二回以上発生させると「テキタイ」に堕ち、以後攻略不能となるばかりか、嫌がらせ等の「嫉妬イベント」を繰り出してきたりするシステムになっています。実際の恋愛ではありがちな話かもしれまえんが、ゲームでここまでやっているのは珍しいと思います。

さて、恋愛のシビアさをあの手この手で見せつけてくれる「アマガミ」ですが、その白眉ともいえるのが「スキBAD」です。二股かけた上にクリスマスデートをすっぽかしておいて、翌日のこのこやってくる主人公(橘さん)にろくな運命が待っている訳はないので、本当にどうしてデートしたヒロインの方に行かないのかと思います(行けば「スキGOOD」だし)が、クズな橘さんを堪能できるルートではあります。

そして、「スキBAD」は文字通りバッドエンドだろうと思いきや、ヒロインによってはそうでもなかったりするのです。この辺りも恋愛は人による差違が大きいという部分を再現しようとしているのか。ただしアウトな方はとことんアウトです。

それではセーフな方から。まずは大人気キャラ七咲逢。

待ち合わせより早くに来て、ウキウキしている七咲。とっておきの場所に連れて行きたいのですが、主人公は来ません。遅れても、怒ったふりをして許してあげよう。そう考える七咲でしたが、いつまでたっても主人公は来ません。雪が降りしきる中、七咲は、「橘先輩は、悪くない。悪いのは、来てもらえなかった私の方なのだ」と考えます。
これは罰で、自分はここにずっといなければならないと。痛みも寒さも感じないまま、早く来てほしいと、ただそれだけを願いながら主人公を待ち続ける七咲。
一方橘さんは、偶然出会った七咲の弟、郁夫から、七咲が「遊びに行って家にいない」「今日は帰れないかも」と言っていたことを聞きます。それが自分との約束のことだと気付いた橘さん、罪悪感にさいなまれ、電話で謝罪し、直接会って話がしたいと頼み込みます。
七咲に会い、橘さんは自分もかつて、同じように待ちぼうけを食らった経験があると言い、「待たされた気持ちは分かる、許してくれ」と謝ります。七咲が好きだ、最低なことをした自分だが七咲への思いは本物だと語る橘さん。お前はほんまもんのクズや!七咲は「自分も橘先輩のことが好きだ」と言った上で「納得ができない」と橘さんの願いを退けます。食い下がろうとする橘さんを冷たく一瞥し、七咲は去って行きます。そうだ七咲!それでいいんだ!
しかーし数ヵ月後。冬の浜辺でたたずむ七咲の隣には、あの日振ったはずの橘さんが。結局七咲は橘さんへの想いを捨て切れず、橘さんの想いを受け入れることにしたのでした。かけがえのない人なのだから、もう一度だけ信じてみようと、そう心に決めて。

一見クールな七咲はその実橘さんにぞっこんラブなんですが、これほどの仕打ちをされても別れられないとはもはや依存症の状態です。彼氏は明らかに最低男で苦労ばかりしているのに、周囲に何と言われても離れようとしない女性っていますが、まさに七咲がそれ。「ダメ女」だったのか七咲。橘さんが改心して、その後は誠実に七咲だけを見つめていることに期待しましょう。

続いて悪友棚町薫。

気合いの入った準備で待ち合わせ場所にやってきた薫。先に来れたことをほっとしますが、橘さんはいつまで経っても来ません。待っている間に何度もナンパされ、その度に切り抜ける薫ですが、そのうち自分が振られたことをなんとなく感じ取ってしまいます。それでも橘さんが来てくれるのを待っていて、帰ることができない薫。全部忘れてしまいたい、そう思いながらも、彼女は待ち続けます。
一方他のヒロインとしっぽりとクリスマスデートをした橘さんは、帰宅後に何度も入っている無言の留守電に怪訝な顔をしますが、それが薫のものだと気付きます。押っ取り刀で謝罪の電話を入れますが、薫は冷たく「私には話すことなんてない」と突き放します。しかししつこく謝り、そして直接会おうとする橘さんに、薫は根負けして会うことを決意します。橘さんの謝罪と告白に対し、実にそっけない薫。当たり前だ。が、長年の付き合いのせいか、橘さんの想いが自分に向いていることは理解したようです。そして自分が橘さんのことを好きな事実も。薫は「少し考えさせて」と言って去ります。
後日、薫は橘さんを橋の上に呼び出します。「やっぱり納得なんてできない。あんたの気持ちは嬉しいけれど、裏切られたのは確かでしょ」そう言った薫は、突然橘さんを冬の川に突き落とします。「ごちゃごちゃ考えたって仕方ないんだし、これでイーブンにしてあげる!」そして彼女は橋の上から「私も好きだよ、あんたのこと!」と叫びます。
冬の川に落下したらタダじゃ済まないかも知れませんが、それで帳消しにしてくれるなら安いものですね。「サバサバ」系を自称しながらその実全然サバサバしていない人が多い中、薫は見てくれも中身もサバサバ系なんでしょう。次に浮気したら今度は刺されるぞ橘さん。

幼馴染みの桜井梨穂子。

梨穂子が起きたら既に待ち合わせ時刻。遅刻確定の中、急いで待ち合わせ場所に駆け付けた梨穂子ですが、橘さんは来ていません。場所を間違えたかと思って周辺を歩きまわる梨穂子。だんだんと不安になっていきつつも、気丈にニコニコ笑っていた梨穂子ですが、通りすがりのカップルの「ふられちゃったのかな?」という心ない一言で深く傷つきます。二人きりでクリスマスを過ごすなんて、無理だったのでしょうか。
橘さんは浮気デートから帰宅し、留守電に繰り返し入っている無言電話に気付きます。梨穂子に謝罪しようと決意した橘さんですが、どんな顔をしていいか分かりません。笑えばいいと思うよ。保身を考えたり、逃げようとしたり、クズ人間と化す橘さん。それでも謝罪のためにお梨穂子を呼び出した橘さんですが、そこで待ちぼうけを食らいます。これは梨穂子の報復なのかと勘繰る橘さん。文句を言える立場か。なんと梨穂子は夜になってやってきます。パジャマの上にコートを羽織るった姿で。梨穂子は前日の待ちぼうけで重い風邪にかかり、外出を止められていたのでした。
風邪の理由を「湯冷め」だといい、一日中待っていたことを隠そうとする梨穂子。橘さんを罵倒するどころか、怒りすら見せず、笑顔で「お別れ、言いに来てくれたんだよね」と尋ねる梨穂子。梨穂子は身を引くことを決意しますが、橘さんが告白し、情熱的なズキュゥウウン。さらに熱意を込めた謝罪と、またズキュゥウウン。「だめだよ、風邪がうつっちゃう…」などと言いつつ、めでたく結ばれる二人。
後日梨穂子は、橘さんの「罪滅ぼしがしたい」という発言に、巨大パフェ(驚天動地風林火山パフェ4000円)完食チャレンジをリクエストします。2割しか食べられずにあっさり挫折する橘さんに、代わりに食べる梨穂子。「罰だなんて、ホントはなんでもいいんですよ。あの日のことを『済んだこと』にするためのものなんだから。どんな事でも『そんなことあったよね』って笑って話していたいから。あなたと、ずっと。一緒にね」

……全然バッドエンドじゃねー!!なんだこのおのろけは…たまげたなぁ。デートをすっぽかされたのに、振られたはずの自分を選んでくれてうれしいと喜ぶ梨穂子。あなたは生き仏か。この人の愛情は、もはや悪戯っ子に対する寛大な母のものに近いのではないかと思います。テレサ・テンの「スキャンダル」とかはまさに梨穂子の歌でしょう。

これまでの3人はなんだかんだとしっかり結ばれるのでバッドのようでいてバッドではないエンディングでした。しかーし、恋愛へのスタンスがシビアな「アマガミ」、そうそう甘いものばかりではありません。次はアウトな3人です。三大鬱エンドなんて呼ばれています。

まず「裏表のない素敵な人」である絢辻詞。

オンタイムに待ち合わせ場所にやってきた絢辻。「私を待たせるなんて、後でたっぷりいじめてやるんだから」と息巻きますが、夜になっても橘さんは来ません。橘さんが約束をすっぽかしたことを理解した絢辻。過去のあやまちを二度と繰り返すまい誓っていた絢辻は、優しく気さくな橘さんと接する中で、彼に救いを求めていましたが、最悪の形で裏切られることになりました。「最初から信じなければ、裏切られることもない。そんなことくらい、分かっていたのに」雪の降る屋上で、橘さんとの幸福だった日々を回想し、それ以上の幸せを望まないことを決意する絢辻。

デートをすっぽかした橘さんは帰宅して、絢辻からの留守電メッセージを聞きます。それを受けて謝罪の電話をした橘さんに応対したのは、不自然なくらい優しい絢辻でした。
「裏表のない」絢辻の性格上、何か目論見があると思った橘さん、警戒しつつ待ち合わせ場所に向かいますが、そこに待っていたのは辛辣な言葉ではなく、衝撃的な告白でした。
「あなたを待っていたあの子は、もういないもの。私に謝られたって困るわ」絢辻は橘さんを責めるためにではなく、自分が橘さんを好きだった時の、最後の想いを伝えにきたのでした。「私、幸せだった。だからこれ以上は望まないね」そんな悲しい言葉と共に、絢辻は去ります。サディスティックで恥じらう姿の可愛かった、そして橘さんを愛していた絢辻詞はもういません。今橘さんに接しているのは、何でもそつなくこなす優等生のかつての絢辻。彼女は、自分の恋心を殺してしまったのでした。
自分の抱いていた幸せな日々。それに負けないように、気丈に振る舞う絢辻。ただの機械なのかもしれないと自嘲しながら、気丈に振る舞う絢辻。彼女の心にぽっかり空いた大きな穴は、この先ずっとふさがらないでしょう。二度とあの日々は、戻ってこない。
「あなたを愛していた絢辻詞はもういない」と、人格自体を消してしまった絢辻。許しを乞おうにもその相手がいないのだという現実。同じ姿、同じ顔で怪訝そうに見つめてくる絢辻。「私はたぶん、3人目だと思うから」状態です。

続いていたいけな一年生、中多紗江。

クリスマスイヴの前日、ドキドキして眠れないまま、橘さんと映画を見に行くことを楽しみにする紗江。しかし当日、橘さんは来ません。不安に駆られながらも、健気に橘さんを待ち続けます。きっと時間を間違えているだけ。待ち続けているうちに夜になりました。映画の最終上映が始まってしまっても、紗江はなお一人で待ち続けます。しかし、寒い雪の中で待ち続けた紗江は倒れてしまうのでした。駆けつける救急車……
翌日、橘さんが謝るために電話をかけると、出たのは紗江のママン。こっぴどく叱られ(当たり前だ)、「もう紗江に関わらないでください」と言われてしまいます。強制的に紗江と縁を切られることになった橘さん。まあ入院沙汰となれば親の介入も仕方ないでしょうね。
紗英は倒れた後、両親から橘さんとの連絡を禁じられてしまいました。そして三学期、紗江は全寮制の女子校に転入させられてしまいます。橘さんへの想いを抱いたまま、紗江は遠い世界へ隔離されてしまったのです。その女子校の屋上で、紗江は自分のせいではない理不尽を嘆きます。「私の心にはあの日から、ずっとトゲが刺さったまま…先輩…このトゲはどうしたら抜けますか?」
橘さんを嫌いになれないまま無理矢理引き裂かれてしまった紗江は、橘さんは自分のことをどう思っているのか、どうすればこういう風にならなかったのか、一切わからないままです。それを紗江は「トゲ」と呼んでいますが、このままでは「憧れの先輩」である橘さんへの恋心の呪縛から解放されないのではないかと心配になります。

一方、紗江のそんな苦悩を知る由もない橘さんの方は、案外大した心配もせず(紗江の家はお金持ちだし)、他の女の子とよろしくやっているかも知れません。このエンドは、紗江がひたすら可哀想なところがやや不満です。橘さんも紗江と同じくらい、いやそれ以上に苦しまなければウソでしょう。私は「理不尽エンド」と呼んでいます。「スキBEST」エンドでは妊婦姿まで見せて幸福絶頂の紗江なんですが、凄まじい落差です。

最後に私が愛して止まないラブリーこと森島はるか。

前日から非常に楽しみにしていたのに、橘さんはやって来ません。こんなに待たせて、今度という今度は許さない、と息まくラブリーですが、それでも来ない橘さん。そのうち自分は何をやっているのだろうという気分になってくるラブリー。「これは、私が色々な人の心を踏みにじってきた罰なのかな?」更に、子供にアイスクリームをつけられてしまうはるか。真冬に野外でアイスなんか食べてるんじゃねぇ!無邪気に謝る子供に、なぜか涙してしまうラブリー。
翌日、橘さんは電話で謝罪し、直接会って話がしたいと頼み込みます。そして会ったラブリーは、怒ってるというよりも冷ややかな表情です。全力で謝る主人公ですが、「私もあなたが好きだった。でももう無理」と応えるラブリー。
言動が自由奔放なラブリーですが、彼女にも「自分がされていやなことは絶対にしない」というポリシーがありました。ラブリーは橘さんを振り回したかも知れませんが、「クリスマスデートをすっぽかす」ことは絶対にしない子なのです。どうして連絡すらしてくれなかったのか、言い訳して、説得してほしいと頼むラブリー。言いようによってはもしかしたら許せるかも知れないと、一縷の望みを託したラブリーですが、何も答えられない橘さん。そもそもラブリーすっぽかして他の子とデートしているんですから言い訳なんかあるわけありませんが。そんな橘さんを哀しく見つめ、「もう会わない」と言い残して姿を消すラブリー。もうすぐ卒業なので、そもそも会う機会はそうそうないのですが。
そして10年後。勉強に、仕事に打ち込むことで、ラブリーを傷つけた過去を忘れようとする橘さんは、意外にも大企業に就職します。しかし昇進間際に、本社が吸収合併されてしまいます。ある日、遅刻しそうになった橘さんは、エレベーターで意外な人に再会します。すでに部長にまで昇進していたラブリーです。多分合併先の社員だったのでしょう。

天真爛漫で、明るく優しく無邪気だったラブリー。そんな橘さんが知っているラブリーはもうどこにもいませんでした。冷たい瞳を持つ、仕事の鬼と化したラブリー。いや、もはやラブリーさの欠片もなくなったはるか。はるかは、橘さんの上司である課長に「部下に恵まれていないようね」と皮肉ります。この課長、橘さんにはやたらと偉そうにしているのですが、部長であるはるかにはへーこら島倉千代子です。橘さんが努力していた間、はるかも勉学にいそしんでいたのでしょう。そして持って生まれた才能は橘さんを凌駕していたのです。自分の知っている「森島先輩」は、遠くに行ってしまったことを実感する橘さん。この会社ではどうやら出世の目はないと思い知らされます。

何と10年後までを描くラブリーバッドエンド。俺のラブリーに何てことしやがると橘さんに殺意さえ思えるエンディングですね。スキBESTエンドでは専業主婦に納まっていて、ラブリー的にはそれはそれで幸せそうなんですが、日本経済とかのことを考えたらこっちの方が有益な気もします。

なお、バッドエンド後がマンガ化されていて、このどん底状態から再出発を果たす話なのだそうです。ここからラブリーをまたラブリーたらしめることに成功するのだとしたら、大したものだぞ橘さん。

携帯で電話すればいいじゃんと思ったりもしますが、実は「アマガミ」の時代設定は90年代後半なのです。だからまだ携帯電話も猫も杓子もというところまでは至っていないのです。橘さんの部屋にはPSがあったり、テレビがブラウン管だったりと当時の雰囲気が描かれています。

それにしてもたかがゲームなんですが、スキBADだけは自分でプレイして絶対できませんでした。YouTubeにアップされているので助かりましたが、きっと血の涙を流しながらプレイしたんでしょうねぇ。次回は私が愛して止まないラブリーの魅力を語りまくりたいと思います。


オーメンの日(古っ)にこんにちは。流石に6月ともなると雑草も伸びてきて、豊平川河畔の草地は歩きにくくなってきました。が、豊平区側(右岸)はぼうぼうなんですが、中央区側(左岸)は草刈りが行われていました。区によって財政が違ったりするんでしょうかね?豊平区も頑張ってもらいたいです。

来週はYOSAKOIソーラン祭りということで、川岸で練習しているグループもちらほら。どのチームも練習の成果が出せるといいですね。

さてもはやゲーソンの土曜日と化した土曜日ですが、今日もゲーソンを紹介していきましょう。今回は「ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…」(略称「ドラクエⅢ」)のゲーソン「そして伝説へ…INTO LEGEND」と「冒険の旅 ADVENTURE」です。

え?ドラクエⅢに歌なんかあったか、ですか?確かに公式にはないのですが、色々あったんです。そこはおいおいお伝えしていきましょう。

ドラクエⅢは1988(昭和63)年2月10日にエニックス(現スクウェア・エニックス)から発売されたファミコン用RPGです。1986年5月27日に発売されたドラクエ(ドラクエⅠ)は当日ぶらっと入ったアキバのゲーム屋で3割引きで買えました。1987(昭和62)年1月26日に発売されたドラクエⅡは人気に火がついていたので、駅前のスーパーで開店と同時にダッシュして入手しました。が、ドラクエⅢはなかなか入手できませんでしたね。

発売日は平日(水曜日)だったのに、徹夜したり、学校を無断欠席してまでソフトを買いに来る児童・生徒がいたり、買えなかったヒャッハー系少年らによる窃盗や恐喝などの犯罪も多発しました。また、悪名高い「抱き合わせ」が始まったのもこの時からだったように記憶しています。一部の悪質小売店が、ドラクエⅢに人気のないソフト数本をセットにして2万円とか3万円で売るというもので、確かに各ソフトの定価を合計すると掛け値をしている訳ではないのですが、セットになっているのは半額でもそっぽを向かれるようなKSゲーである場合が多く、小売店にとっては在庫をさばく絶好に機会だったのでしょうが、「嫌なら買うな」的姿勢に「阿漕な商売するなぁ」と思ったものでした。

ドラクエⅢはファミコン版は約380万本、1996(平成8)年のスーファミリメイク版が約140万本、2000(平成12)年のゲームボーイ 版が約75万本、そして2011(平成22)年のWii版(ドラクエ25周年記念のⅠ・Ⅱ・Ⅲ)が約40万本と、累計600万本以上売れているという伝説のRPGですね。内容については機会があればまた改めて熱く語りたいですが、当時の多くのファミコンユーザーを寝不足に追い込んだ名作です。私の先輩には買った翌日会社を休んでやりこんだという猛者もいました。私はゲームでも試験勉強でも徹夜はしないタイプなので、午前1時か2時には寝ていましたが、やたら面白かったのは事実です。

ドラクエの魅力はシナリオやゲームシステムだけではなく、すぎやまこういちの音楽にもあります。従来のバロック音楽調からロマン派音楽調に変わりましたがそのメロディーは相変わらず素晴らしく、NHK交響楽団によって演奏された「交響組曲 ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…」は1988年の第30回日本レコード大賞の特別企画賞に選ばれました。これはゲームミュージックとしては初の快挙でした。

ドラクエⅢは社会現象となり、様々な人々がドハマリした訳ですが、有名人も例外ではありませんでした。そんなハマッた有名人の中に、鴻上尚史がいました。

鴻上尚史は1958(昭和33)年8月2日生れの劇作家・演出家で、早稲田在学中の1981(昭和56)年に劇団第三舞台を結成しました。1995年(平成7年)に岸田國士戯曲賞を受賞、2009(平成21)年に第61回読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞するなど、演劇の世界では人気の大物なのですが、演劇の傍らでニッポン放送のラジオ番組「オールナイトニッポン」のパーソナリティーもやっていました。

このラジオ番組内で、鴻上尚史が「ドラゴンクエストが好きで好きでしょうがない」と発言したことから、「ドラクエⅢ」のエンディングとフィールドの曲をアレンジし、自ら作詞とボーカルを担当し、シングルレコード/CDを発売することになりました。なんとオリコンのシングルチャートで初登場29位を記録しました。

エンディング曲に歌詞を付けた「そして伝説へ…INTO LEGEND」がA面、「上の世界」(下の世界はかの「アレフガルド」)のフィールド面の曲に歌詞を付けたのが「冒険の旅 ADVENTURE」です。

ではまず「そして伝説へ…INTO LEGEND」の歌詞から。

くちびりを かみしめた時
なつかしい歌が 聴こえる
魂 燃やして
もう一度 戦うと誓う

どこかで、きっと誰かが
愛の言葉を待ってる
何もいらない 強くなりたい
光輝く 大地をめざして
くちびるを かみしめた時

青空を耳をすませば
伝説の歌が聴こえる
ふり向くな もう2度と
夢に見たホホエミを胸に

どこかできっと 誰かが
自由への道求める
早くあいたい 笑いあいたい
あふれる思い みちびく世界へ
青空に耳をすませば…

どこかで、きっと誰かが
愛の言葉を待ってる
何もいらない 強くなりたい
光輝く 大地をめざして
くちびるを かみしめた時
続いて「冒険の旅 ADVENTURE」です。

草原こえて 荒野こえて
眠たい目をこそって
時間を忘れて まだ見ぬ街を目指そう

Don't Cry Let's Try
あきらめるな

そうさ ベホイミよ(ベホイミよ) ベホイミよ(ベホイミよ)
ここでベホマズンが使えたら…
あぶない! 死にそう、死んだ!!

睡眠不足 今日も耐えて
長い旅を続ける
2次元世界に広がる はるかな宇宙

Don't Cry Let's Try
あせらず行け

そうさ 人生が(人生が) はじけるぞ(はじけるぞ)
ブラウン管の中でまぶしく
みごと! みごと!

どこかで 俺が死んだときは
持って行くのさ 墓場へ
愛と勇気を教えてくれた マイ・ベスト・フレンド

Don't Cry Let's Try
忘れないさ

そうさ ありがとう(ありがとう) ドラクエよ(ドラクエよ)
笑うやつにゃ 笑わせておけ
すきだぁ、すきだぁ
ドラクエ愛に満ちていますね。歌を収録にするにあたっては、すぎやまこういちから直々にボイストレーニングを受けたそうです。両曲とも作詞鴻上尚史となっていますが、歌詞はラジオ番組で募集し「ドラクエに狂ってるやつら」が送ってきたものを採用しているそうで、実際には「ファンみんなの共作」なんだそうです。

なお、アラビア風の街アッサラームの劇場の座長(東の国へ行けなかったと語る人)は鴻上尚史ががモデルだそうです。リメイク版ではアレフガルドのドムドーラの宿屋にいるおどりこのレナに話しかけた後に座長の所へ夜行くと、まほうのビキニをくれます。

ドラクエⅡでもゲーム中の名前・パスワード入力時に使用されている楽曲には、牧野アンナが歌う「Love Song 探して」が使用されており、牧野アンナはゲーム中に「うたひめアンナ」の名前でゲスト出演していました。これについては2013年2月12日の当ブログ記事(http://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-278.html)をご覧下さい。

こんばんは。今日の札幌は最高気温12度。全国的に気温は低目だったみたいですが……あえて言おう、寒いと!個人的に暑いよりは寒い方がましなタイプなのですが、どんより曇って風に吹かれるとなあ。明日は最高気温16度くらいらしいですが、陽射しがあればだいぶ違うことでしょう。

さて今日は妄想秒速です。前回に続いて斉藤由貴の歌で妄想しましょう。このところ水野さんが続いたので、本日はメインヒロインにして私のような秒速病患者の女神・明里について妄想します。曲は「Side Seat」です。

「Side Seat」も前回の「12月のカレンダー」同様、斉藤由貴の4thアルバム「風夢」に収録されています。LPではA面5曲目、CDでは5曲目です。作詞佐藤純子、作曲田口俊、編曲武部聡志。この曲は「風夢」の中でもあまり目立たないようなのですが、個人的にはシングルカットしてもいいくらいの曲だと思っています。

この曲で妄想するのは大人になった明里の恋愛模様です。明里の心の中には中学生までは貴樹が住んでいたことでしょう。私は高校生までもそうではないかと思うのですが、おそらく高校時代に文通は途切れてしまっているので、JK明里に別の彼氏がいた可能性はあると思います。

この問題のカットをご覧下さい。こいつこの人が明里の新しい彼氏なのでしょうか。明里は左手にあるポストを気にしています。ポスト→手紙→貴樹という連想で、貴樹を想っているのではないかと思われます。単身赴任の夫に後ろめたい思いを持ちながらも、淋しさのあまり浮気相手に縋ってしまう孤独な妻みたいですね。

ま、高校生時代に彼氏がいようといまいとどうでもいいです。いたとしても既に過去形なのです。夫となった祐一さんは高校時代の彼氏ではないだろうと思います。明里が上京してからの恋人でしょう。私としては就職してから出会った人ではないかと思うのですが、加納版「One more side」の影響かも知れません。

カーブ切る肩にもたれ
拡がってく港を見てた
高台に走らせた おととしの冬休み

あーおもいでは
まだ何もなかったわね
窓の外あなたが教える
景色よりひとさし指だけ
私は見ていた となりのシートで

貴樹は高校時代にスーパーカブに乗っていましたが、これは花苗も乗っていたことからわかるように、種子島の高校生には必須のアイテムであり、貴樹が特別車とかバイクに興味・関心があったという訳ではないようです。前回はちょっとカッコイイ車に乗ってるといいなと書きましたが、持っていない可能性も十分あると思います。

一方祐一さんについても、新宿駅前で待ち合わせをした後は歩いていただけなので、車を持っているのかどうか判然としないのですが、男として明里のような美人をサイドシートに乗せて車を運転するのは一つのステータスなので、ぜひとも明里に相応しい車に乗っていて欲しいです。アウディとかBMWあたりがいいですね。祐一さんが資産家の息子ということでもいいですが、出来れば祐一さん自身が商社とか一流企業で勤めていて相対的に高給取りだとなおいいと思います。幸せはお金だけではないでしょうが、明里に明日の食事の心配をさせてはいけない。心身ともにゆとりのある生活を送って欲しいです。

臆病な私のこと
少しずつね 変えてくあなた
逢えない日 浮かぶのは
おだやかな その笑顔

あーミラーの中
横切る 紅い糸
不器用に夢を話しだす
横顔を 輝く瞳を
私は見ている となりのシートで

幾千の星のような夢
そんな愛 かたちにしたくて
座っているのよ となりのシートに

……そうか、明里。君はもう祐一さんにぞっこんなんだね。祐一さんが君を大事にしてくれるのなら、もはや言うことはありません。君には幸せになって欲しい。そして君が彼と二人で幸せを築いていこうとしているのなら、応援するしかないでしょう。

それでは聴いてみて下さい。なかなか見つかりませんでしたが、LP版です。弱冠ノイズがありますが。次の曲の「街角のスナップ」も「風夢」収録曲です。

土砂降りが降ったらどすんと気温が低下しました。明日の札幌は最高気温15度の予想ですが、6月の気温とは思えませんね。

リアル明里ちゃんシリーズ三連弾の最後です。当ブログではリアル花苗、リアル理紗も募集しておりますが、原作との兼ね合いもありますので、アラサーくらいまででオナシャス!リアル貴樹、リアル祐一さんもいいぞ!(笑)

本日は記憶に残る一言ですが、前回に続いてゲームから。コナミのPS用RPGの名作「幻想水滸伝Ⅱ」からハイランドの狂皇子ルカ・ブライトのセリフを紹介しましょう。

幻想水滸伝シリーズ(略称「幻水」)はコナミが発売するRPGのシリーズで、ナンバリングタイトルはⅠ~Ⅴまで出ています。最近は新シリーズが始まってしまったようで、果たして「Ⅵ」が出るのかどうかⅠとⅡは名作として知られますが、超大作と期待されたⅢが期待の大きさ故か「?」との評価を受け、Ⅳは薄っぺらな内容で多くのファンを失望させました。汚名返上が期待されたⅤですが、賛否が分かれる評価となっており、万雷の拍手とはいかなかったようです。

シリーズ一番の名作との呼び声も高い「Ⅱ」ですが、1998年12月17日に発売され、2006年2月23日には「Ⅰ&Ⅱ」でPSP版が発売され、2009年3月27日にはドラマCDが発売されています。キャッチコピーは「その強さがあれば、全てを守れると思った」。本当は「誰をも傷つけることのない優しい世界が手に入ると思った」というセリフが続きます。

幻水シリーズは「水滸伝」の冠することからおわかりのように、108の宿星を持つ仲間を集めていきます。全員集まらなくてもゲームは進行できますが、108人いるとわかっていれば全員集めたくなるのが人情。それにトゥルーエンドを見られるかどうかと言う切実な問題にも関わってきたりしますし。そういうことをあまり気にしなければ、自然と集まる仲間だけでもクリアは可能です。

108人もいたらパーティー組むのも大変だと思うでしょう?でも戦闘メンバーだけではなく、宿屋とか道具屋とかいった各種商店・施設を営む本拠地スタッフや、内政を専門に担当するスタッフもいます。BGMを変える音職人とか、ウィンドウのデザインを変える窓職人とか、ミニゲーム担当とか、あんまり本筋には関係ない人たちもいて、全部ひっくるめて108星です。

幻水Ⅰ~Ⅴは同一世界の出来事ですが、時系列的にはⅣ(群島解放戦争)→Ⅴ(ファレナ女王国内乱)→Ⅰ(門の紋章戦争)→Ⅱ(デュナン統一戦争)→Ⅲ(英雄戦争)となっています。この間に170年程度の時間が流れていますが、Ⅴ、Ⅰ、Ⅱは時間的にあまり差がないので、共通のキャラが登場したりもします。全作に登場するビッキーとかジーンもいます。「時をかける少女」であるビッキーはともかく、ジーンは一体何歳なんだ。

主人公と親友ジョウイは、ハイランド王国の少年兵部隊に所属していましたが、正体不明の敵の襲撃をうけて部隊は壊滅します。二人は、逃避行の最中、運命の悪戯からか主人公は輝く盾の紋章、ジョウイは黒き刃の紋章を宿すことになります。運命の紋章を手にした2人の道は、少しずつ、しかし確実に袂を分かっていきます。

主人公はハイランド王国に不信感を抱いて対ハイランド王国同盟軍のリーダーとなり、一方ジョウイはハイランド皇子ルカ・ブライトら王家の人間を利用して最終的にハイランド国王にまでのぼりつめます。手段は違えども、互いの立場からハイランド王国に平和をもたらそうとした二人ですが、残酷な運命は、皮肉にもこの親友2人を対決させることになります。

で、最終盤でジョウイが言い、キャッチコピーにもなった「その強さがあれば、全てを守れると思った」の「その強さ」とは何かといえば、ハイランドの狂皇子と呼ばれたルカ・ブライトの強さのことなのです。

ルカはハイランド王国の皇子で第一軍団長も兼ねています。圧倒的な強さと、己の思うがままに殺戮をほしいままにするという残虐な性格から「狂皇子」と呼ばれています。といって狂人という訳ではなく、カリスマ性もあいまって指揮能力は高く、知略にも長けています。

ルカのモデルは「楚漢戦争」の英雄・項羽と見られます。そう「項羽と劉邦」のあの項羽です。項羽自身には確かに平然と大量虐殺を行う残忍さもありましたが、反面部下を厚く慈しむような面もありました。項羽から美点をさっ引いたのがルカと言えましょうか。

何よりルカに際立っているのは圧倒的なまでの個人の武力です。ただ1人で敵軍の全部隊に痛手を負わせるなど、そのワンマンアーミーぶりは最早人外レベルで、「天が味方すれば世界すら平定できる」とまで評されています。

そのルカの残虐超人ぶりを端的に示したのが劇中でのこのセリフです。ルカ率いるハイランド軍は敵対する都市同盟側のある村を襲撃し、女子供もみさかいなく村人を虐殺しまくります。その際、命乞いをしてきた女性に対して使った言葉です。
命乞いする無力な女性に対し、ブタのマネをさせた上に「ブタは死ね!!」です。女性は「見逃してくれるなら何でもする」と言ったのであって、見逃す気がないのならせめてばっさり殺ってしまえということですよね。

ルカの悪逆非道さが際立つこのイベントにより、ルカ打倒には一切の容赦がなくなる訳ですが、実はルカはラスボスではなく、中盤に倒される「中ボス」なのです。ルカは「中ボス」としては至上最強クラスだと思います。なにしろルカの部隊に対し、総勢18人(6人パーティ×3)で挑むことになりますから。

と、主人公軍は言ったとか言わないとか(言いません)。2対1どころか18対1(本当はルカにも部下の兵士がいるのですが、大体瞬殺なので)じゃあ、むしろ「フクロにしな」(by「不良少女と呼ばれて」の伊藤麻衣子)状態です。

それでもルカは烈海王のごとくこう言ったとか言わないとか(言いません)。そこまでやっても、ルカを倒すのは並大抵のことではなく、ラスボスよりも難しいと言われる程です。しかもこれだけやっても更に主人公との一騎打ちがあり、この時点でルカは瀕死状態で体力も残り僅かになっているのですが、それでも油断すると主人公が死ぬという。
主人公が勝利すれば何とかルカを倒すことができるのですが、ここでもルカは「豚は死ね」に並ぶ名言を放ちます。
聞け(主人公)!!!
きさまらは千人でおれを殺したが、おれは一人で、その何倍も、きさまらの同胞を殺した!!!!
おれは!!!
おれが想うまま、おれが望むまま!!!!
邪悪であったぞ!!!!!!!!

どんだけ「!」を使うんだと突っ込みたくなりますが、右手を突き上げてまるでラオウのようです。この二つのセリフと生き様により、ルカは幻水史上最強にして最凶の悪役としての地位を確固としています。全RPGの中でも最高クラスという声もあったりして。

ではなぜ、こんなにも虐殺魔になったのかといえば、過去の事件が大きな影響を与えています。ハイランド王国はおよそ30年ほど前、隣国にあたるジョウストン都市同盟と戦争をしていました。およそ6年間の戦闘の末に休戦協定が結ばれますが、まさにそれはルカの出生した年でもありました。

そのルカが10歳頃の時、両親である国王と王妃とともに都市同盟での式典に参加します。休戦協定締結10周年とかそんなものでしょうか。その帰路、国王一家の隊列は謎の暴徒の襲撃を受けます。後にこれは都市同盟の盟主ダレルの差し金と判明しますが、この際アガレス国王は、妻子を置いて一人で逃亡してしまい、サラ王妃とルカ皇子は囚われの身になってしまったのでした。

本編ではルカはジョウイの身体を張ったを策謀でアガレス国王を暗殺するのですが、その際にルカは「俺と母が都市同盟の豚共の慰み者になっていた時に~」と言っています。更に、父の死を聞いて駆けつけた妹ジルに「なぜ泣くジル? その男は、貴様の父などではないのだぞ!! ふはははははははははははははは!!」と言っています。

つまり、アガレスに置き去りにされたサラはレイプされて妊娠、その時の子がジルということになるのでしょう。拉致されていた期間は結構長かったらしく、ルカ自身も慰み者になっていたようなので、もしかすると「ウホッ」「アッー」「お前ここ初めてか?力抜けよ」的なことがあったのかも。暴徒の中に阿部さんがいたのか。

このあたりもう少し考察すると、ルカって27歳にもなって独身なんですよ。いや、我々パンピーであれば別段どうこういうことはないのですが、王族は血統重視、つまり子孫を残していくこと大事なわけで、ファンタジーとはいえ中世的世界である「幻水」ワールドであればやや奇異に見えます。というか、ルカは女性に興味がないようで、そこが男女平等虐殺にも繋がっているような。

すなわち、ママンのサラは当然下卑た男達の慰み者になったとして、ルカの方は暴徒の中にいた女達の慰み者になったのではないかと。本編では女性への無関心程度にしか表現されていませんが、本当は女性を憎んでいたんではなか。それが、わざわざブタの真似のさせたあげくの惨殺に示唆されているのではないでしょうか。

いや~…このサラ王妃&ルカ皇子拉致の状況はエロエロに書いてみたいですね。団鬼六風とかに。小賢しく卑怯卑劣な暴徒のリーダーは、あなたの言いなりになどならないという意思で、きっとにらみつける気高く美しい王妃にきっとこう囁くんですよ。

「俺達に征服されるくらいなら舌を噛んで死ぬってか?いいぜ…死んでも。でもね、王妃陛下。あんたが死んだ後、あのガキが…おっとっと、あの皇子殿下がどうなるかってことを考えておられますか?教えてあげましょう。あんたが死んだら、皇子は一寸刻み五分試しで、あらゆる拷問を行って、苦しんで苦しんで苦しみ抜いて死ぬようにして差し上げます。それを承知の上でしたら、どうぞご自由に…くっくっく…」ゲスい!けしからん!もっとやれ!

実際、王妃が抵抗を試みたらルカの爪の一枚も剥がしたりしたのではないでしょうか。また、ルカの方も女達へ淫らな奉仕を強制され、抵抗したりすると王妃が鞭で打たれたりして。こうして互いを互いの人質にされると、愛が深いほど言いなりにならざるを得ない訳です。そして猿轡をかませるなどして声を出せない状況にして、ルカに調教される王妃の姿を見せたりして。王妃はルカのために言いなりになっているんですが、そんなこととは知らないルカが涙を流して歯を食いしばっているところへ、醜い女が「ふふっ…王妃も一皮剥けば淫らなメスなんだねえ…ご覧よあの淫らな腰の使い様を。あれがお前の愛するママンの正体さ」みたいなことを言って言葉責めにしたりして。いいですなあ、こういうの。二人の首には犬の首輪がはめられて、王妃は淫らな娼婦の衣装の着用を強制されたりして。レイプの合間合間には色んな調教されるんでしょうね。そう例えば……

……くっ、このままではダーク・ユースフになってしまう……静まれ俺の右手!妄想を鎮めるんだッ!でもついついこういう妄想をしてしまうのは、リアル「鬼の哭く街」A立区育ちだから仕方ないよね……と、なぜか上崎裡沙になってしまうのでした(笑)。

ということで、こういう過去のトラウマがあったとすると、ルカの都市同盟への憎悪も理解できるような気がします。もちろんだからといって賛同は出来かねますが。そして、サラ王妃はだいぶ以前に亡くなっているようですが、ルカがジルをどう思っているかについては、外伝にこのようなセリフがあります。

「ジル、おまえのこの髪、この瞳、この唇。全てに、母の面影が残っていなければ、この両手でおまえをくびり殺しているところだ。」誰とも知れない憎い暴徒の子・ジル。しかしジルの容姿は愛するママンそっくりなようです。これではルカといえども手が出せなかったのでしょう。生まれたのがもし弟だったら…

個人で戦局すら変えうるという圧倒的な強さのルカでしたが、暴走しがちな狂気と残虐性によって次第に部下からも疎まれ、危険視されるようになっていきます。ジョウイの口車に乗り、父を暗殺して国王となったものの、そのジョウイにも裏切られてしまいます。まあジョウイは最初からルカを倒して自分がハイランドの国王になって平和を実現しようとしていたのですが。

そのためにジョウイはジルとの結婚を提案し、ルカも国王暗殺の手段としてこれを認めたのですが、ジョウイ×ジルは必ずしも打算だけではなかったようで、二人の間には愛があった模様です。

最後にどうでもいいことですが、不可解なのはハイランド王国の女性名。サラとかジルとか王家にしては単純すぎませんか?“Every Jack has his Jill”なんて英語の諺がありますが、ジャックとジルは男の子と女子を代表する名前で、言うなれば太郎と花子のようなものです。諺の意味は「はどんな人にもぴったりな恋人になる異性がいる」ということですが、幻水Ⅱではさしずめ“Joey has his Jill”ですかな。

他にも不思議な点とか紋章の話もしたいのですが、尺が長くなったのでまた改めて……


今日の札幌の最高気温は26度。なかなかなんですが、それよりも湿度の高さが気になりました。九州も梅雨入りしたというし、いよいよ梅雨前線北上ですな。北海道までは来ないはずなんですが、それでも明日から雨模様の予報です。

リアル明里ちゃんシリーズその2です。キリンのラブズスポーツがお好き?味はありがちスポーツドリンクですが、量がちょっと多くて安いので私も結構好きです。

さて本日は好きなアニメキャラ。「四月は君の嘘」の涙のヒロイン、宮園かをりです。実は最初はそれほど好きではなかったんですが、ああいうことになるのであれば取り上げないわけにはいかないでしょう。

宮園かをりは市立墨谷中学校3年生です。舞台のモデルは練馬区らしいので本来であれば区立墨谷中学校になるのでしょうが、「墨谷」と聞くと思い出すのは墨谷二中。ちばあきおの名作野球漫画「キャプテン」の舞台ですが、あっちは墨田区所在らしいです。

地図を見ても練馬区と墨田区はかなり離れています。「君嘘」の墨谷中が実は墨谷一中で、「キャプテン」の墨谷二中のご近所ということは地理的にありえないのですが、練馬区内に名前のモデルになったような中学校がなさそうなので、「キャプテン」のオマージュなんじゃないかなんて異端の説を唱えておきましょう。

誕生日は7月4日で蟹座。主人公の有馬公生と“出会った”四月は14歳でしたが、まだ入院前に15歳になったことになりますね。公生は3月28日生と早生まれなので、劇中ずっと14歳です。

“出会った”としたのは、実際にはかをりは昔からコンクールの常連だった公生を幼い頃から見知っていたからです。最初から公生に憧れを持っていて、習っていたピアノをやめてヴァイオリンを始めたのも、公生と共演したいという理由からでした。そういう事情は最終回になってから判明したのですが。

中学3年生の春に、公生の幼馴染みである渡亮太に好意を寄せているという名目で、もう一人のヒロインである澤部椿に紹介してもらい、何かと公生を渡の「代理」とか「友人A」などと扱います。

公生からは「性格最悪」「喧嘩上等」と言われる程気が強く、明るい性格でしたが、実際は寂しがり屋で、泣きながら「1人にしないで」と心境を吐露したりしていました。この感情の振幅の激しさが一体何なんだと思わせる部分だったのですが、不治の病に冒されており、中学校を卒業できる見込みがないと判明した今となっては「そりゃ感情的にもなるよなあ」と納得です。

渡をダシに公生に特別な感情を抱いていることは劇中でもバレバレで、「君をもっと知りたい」「何でも知っている椿が羨ましい」等の発言していましたが、当の公生本人はそれに気付いていませんでした。というか、かをりのことをすっかり好きになっていましたが、「かをりは渡のことが好きだから」と身を引くスタンスだったというか。

春のヴァイオリンのコンクールでは、楽譜に忠実に弾くことが求められるにも関わら極めて個性的な演奏をし、審査員からは酷評されましたが、聴衆からは絶大な拍手と支持を受け、聴衆推薦で二次予選に進みました。そういうのってあるんですかね。

ママンの死により演奏中音が聞こえなくなるという症状(心因性?)でピアノから離れていた公生に対し、ピアノを弾かないのは逃げているだけだと指摘し、二次予選のピアノ伴奏を依頼してきます。この辺りもかなり強引なんですが、やはり最後まで視聴してから思えば、かをりは自分にはもう時間がなくて、共演するチャンスがほとんど残っていないことを知っており、また昔から憧れていた公生に再びピアノを弾いて欲しいという強い気持ちを持っていたことで、「そりゃそうもなるよなあ」と思います。

コンクールは公生の失態により演奏中断となって失格となります。かをり自身は特に残念にも思っていませんでしたが、公生にピアノに復帰して貰いたいとの思いから、失態の詫びにとピアノコンクール出場するよう要求します。

つまり公生がピアニストの道に戻るためにはかをりの存在が必要不可欠だった訳で、将来はまだ判らないけれど、有馬公生が偉大なピアニストに成長したとしたら、その功績はかをりにあると言ってもいいでしょう。公生はママンを生贄にピアニストの基礎を固め、かをりを生贄にピアニストとして成長したということか。次は誰を生贄にして飛躍するのかな?

かをりは「疲れやすい体質」と称し、山のような薬を服用していたり、ヴァイオリン演奏後には手が震えたり、演奏後に倒れたりしており、「精密検査」と称して2回入院していました。

公生の伴奏でガラコンサートに出場する予定でしたが、自宅で倒れ、出場は叶いませんでした。結果的にこれが最後の共演の機会だったので、せめて演奏終了までもって欲しかったのですが。

その後は病院から出ることも出来ず、一時は集中治療室に入るなど重態に陥り、ママンに次いで再び愛する人を亡くすのかと公生を恐怖させました。

実はかをりは長く生きられないことを以前から知っており、なげやりな生き方に流されていた時期もありましたが、公生のピアノ復帰への努力に触発されてかをり自身も生き伸びようとする意思を固め、公生が出場する東日本ピアノコンクールの開催日に成功可能性の低い手術を受けました。

非常に残念ながら、かをりの闘病の意思も虚しく手術はうまくいかず、かをりは逝ってしまいます。葬儀後、かをりが生前に書いていた公生宛の手紙がかをりの両親から公生へ手渡され、公生は漸く真実を知るのでした。

私なんかは年齢的に近いせいか、かをり本人よりもかをりの両親の悲しみに共感してしまうのですが、あんなに可愛い一人娘が先に逝ってしまうなんて本当に辛いでしょうね。ただ、救いは公生と触れ合う中で自暴自棄気味だったかをりの人生の末期が彩り豊かなものになったことで、短いながらも最後まで一所懸命に生を全うできたことでしょうか。両親も公生に感謝していました。

かをりの手紙には、渡を好きだと嘘をついた上で椿に公生を紹介してもらったのは、椿が公生のことを好きであることを知っていたためで、ストレートに公生を紹介して欲しいと言ったら断られる怖れがあったためで、本当は最初から公生が好きだったと、一途な想いが綴られていました。それではかをりの最後の手紙(本編ではかをりのモノローグ)を再現してみましょう。()は手紙を読んでいる公生のリアクションです。※は私の注とかツッコミです。

拝啓 有馬公生さま

さっきまで一緒にいた人に手紙を書くのは変な感じです
君を初めて見たのは5つのとき。当時通ってたピアノ教室の発表会でした
ぎこちなく登場したその子は椅子にお尻をぶつけ笑いを誘い、
大き過ぎるピアノに向かい一音を奏でたとたん 私の憧れになりました
音は24色パレットのようにカラフルで メロディーは踊りだす
隣の子が泣きだしたのはびっくりしました※
※ 泣いたのは後に公生のライバルとなる井川絵見です

同じ中学だと知ったときは舞い上がりました
でも結局眺めてるだけでした
だってみんな仲良過ぎるんだもの
私の入るスペースはないんだもの

子供のころに手術をして定期的に通院して
中1のときに倒れたのをきっかけに入退院の繰り返し
ある夜 病院の待合室でお父さんとお母さんが泣いているのを見て
私は長くないのだと知りました

そのときです。私は 走りだしたのです
後悔を天国に持ち込まないため好き勝手やったりしました※
※ それまで地味子だったかをりが大変身します。むしろあれだけ素材のいいかをりがなぜ地味にしていたのか
怖かったコンタクトレンズ
体重を気にしてできなかったケーキホール食い
偉そうに 指図する譜面も 私らしく弾いてあげた

そして 一つだけ嘘をつきました
宮園かをりが渡亮太君を好き という嘘をつきました
(ええっ!?)※
※ やっぱり気付いてなかったんかい(笑)
その嘘は 私の前に
有馬公生君。君を連れてきてくれました
渡君に謝っといて。まあ でも渡君ならすぐ私のことなんか忘れちゃうかな※
※ このモノローグの時の渡の様子を見ると、そうでもないかもね
友達としては面白いけど、やっぱり私は一途な人がいいな

あと椿ちゃんにも謝っといてください。私は通り過ぎていなくなる人間
変な禍根を残したくなかったので椿ちゃんにはお願いできませんでした
というか、有馬君を紹介して、なんてストレートに頼んでも
椿ちゃんはいい返事をくれなかったと思うな※
※ 始めのは表向きの理由。後のは本音。遺書だから率直に書いているんでしょう。中学生らしいといえばらしいですね
だって 椿ちゃんは君のこと大好きだったから
知らなかったのは君と椿ちゃんだけ

私の姑息な嘘が連れてきた君は想像と違ってました※
※ 「姑息」とは「間に合わせ」「その場しのぎ」の意です。「卑怯」とか「ケチ」の意味で使うのは誤用です。かをりは正しく使っていますね。きっと国語の成績は良かったのでしょう
思ってたより暗くて卑屈で意固地で、しつこくて盗撮魔
思ってたより声が低くて思ってたより男らしい
思ってた通り優しい人でした

土稜橋から飛び込んだ川は冷たくて気持ち良かったね
競争した電車には本気で勝てると思った
輝く星の下で2人で歌った「キラキラ星」楽しかったね
夜の学校って絶対何かあるよね。雪って桜の花びらに似てるよね
演奏家なのに、舞台の外のことで心がいっぱいなのは何かおかしいね
(そんなことないよ)

私は 誰かの心に住めたかな
(そうだね)
私は 君の心に住めたかな
(土足で上がってきたよ)
ちょっとでも私のこと思い出してくれるかな
(忘れたら化けて出てくるくせに)
リセットなんか嫌だよ
(するもんか)
忘れないでね
(うん)
約束したからね
(うん)
やっぱり 君でよかった※
※ もう忘れようにも忘れられないでしょう

届くかな
届くといいな

有馬公生君
君が好きです
好きです
好きです


カヌレ 全部食べれなくてごめんね
たくさんたたいてごめんね
わがままばかりで ごめんね
いっぱいいっぱい…ごめんね
ありがとう
(君は自分勝手だ。お礼を言うのは僕なのに)

P.S.私の宝物を同封いたします
いらなかったら破って捨ててください

もはや泣かせずにはおかないぜという“殺る気マンマン”なスタッフの邪悪な意図すら感じまる幕引きでしたね。

CVは「AneCan」でファッションモデルとして掲載もされた美人声優種田梨沙。かわいい女の子の役からボーイッシュな役まで様々な声色を使いこなし、目覚ましい活躍を見せています。

彼女が演じるキャラクターは紫髪の割合が高く、“青っぽい”色のキャラクターが多くを占めているとの指摘がありますが、宮園かをりは金色という感じのキャラでそういう意味では異色ですね。そういえばこの人、まだ「ガールフレンド(仮)」に参入していませんね。あやねるはもう参加しているので種ちゃんも是非。

最後まで全く明らかにされませんでしたが、かをりの病気ってなんだったんでしょうね。作中の描写からは
・ 食事制限は緩い(カヌレとか食べてるし)
・ 発作で呼吸困難になる
・ 自力で立ち上がれなくなるほど衰弱する
・ 手術により延命の可能性がある
といった症状が窺われ、ネットでは
・ パーキンソン病
・ 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
・ 脊髄小脳変性症(SCD)
といった説が出ていました。

パーキンソン病は50歳以降の発症が多いのでJCのかをりは違うのではないかと思います。ALSはアイス・バケツ・チャレンジで一役有名になりった病気です。筋力萎縮や筋力低下をきたし、極めて進行が速く、半数ほどが発症後3年から5年で死亡するというALSの特徴はかをりの症状に合致する気もしますが、現在有効な治療法が確立されていないので、有効な手術があるのかどうか。

SCDは運動失調の症状を特徴とするので、かをりの症状に合致する気がしますが、やはり根治的な治療法が確立されていません。ただ、かをりがリハビリしているシーンがありましたが、重りの入った靴を履いたり、ふくらはぎに重りをつけて歩くことで運動失調の進行を遅らせるということはするようなので、これが一番近いのかも。ただ、病気の進行は緩慢だそうなので、かをりの症状とはやはり違うのかな。結論。謎です。


6月になりました。それを待っていたかのように、ほ・ほほほの北海道も暑くなりました。今日なんて28度まで上がりましてよ奥さま!大通公園も噴水が始まって、いよいよ半袖ワイシャツの出番です。

ところで、久々にリアル明里パパからリアル明里ちゃんの画像が届きましたの小出しにしていきます。今日は第一弾。ところでリアル貴樹とかリアル裕一さんとかも出てきてくれるといいですよね。リアル明里ちゃんに紹介してケコーンだケコーンだ!でも幼児に限りますって。ネットで女性のふりをするネカマならぬ、幼児のふりをするネヤジ(?)が出てきた場合、ある意味“空手を終わらせた男”でもあるリアル明里パパが正中線四連突きで粉砕するそうです。

さて、今季は視聴作品が多いのですから、そろそろ春季アニメの主題歌を紹介していきましょう。今日はノリとボケとツッコミのテンポが小気味よい「山田くんと7人の魔女」のOPWEAVERの「くちづけDiamond」です。中々魔女が出てこないとか言っていたら、気付けばいつのまにやら5人目が登場しています。

主人公の山田くんこと山田竜とメインヒロインの白石うららがキスしまくるアニメ…と思いきや、設定上男だろうと女だろうとみさかいなくキスする状況になっています。


「よかったのかホイホイついてきて」「俺は男だって構わないで唇を奪っちまう人間なんだぜ」と山田が言ったとか言わないとか。一見女同士の百合展開であっても、中身は男同士だったりするんですよね。山田もそろそろ男同士でキスすることに抵抗がなくなってきたような。これはやはり、「ウホッ」とか「アッー」方向への流れなのでしょうか(笑)。

WEAVERは3人組のピアノ・ロックバンドです。杉本雄治がヴォーカルとピアノ、奥野翔太がエレクトリック・ベースとコーラス、河邉徹がドラムとコーラスを担当しており、バンドの花形ともいうべきギターがいないのが特徴です。

2004年に兵庫県の高校の同級生で結成され、当初は4人組でツインギターバンド(「SHOW BY ROCK!!」のプラズマジカみたい)したが、2007年に現在の編成になりました。2009年にメジャーデビューしました。「WEAVER」というバンド名には“織り手, 編む人, 織工”などの意味がありますが、 “音楽を紡ぐ人”という意味がこめられているそうです。

これまでにCDシングルを5作リリースしており、「くちづけDiamond」は5thシングルになります。前作からおよそ1年ぶりのシングルで、2015年5月20日発売。WEAVERとして初のアニメタイアップ曲となっています。作詞はメンバーの河邉徹、作曲も同じく杉本雄治です。

つまらない日常に
あなたは笑って虹を描いた
こんな違う僕らは出会うはずもない
はずもなかったさ

泣かないでいて
秘密の約束 消えない傷跡
守りたいと言ってしまえたら
きっと楽になるけれど
どうしようなもなほどに
もう引き下がれない
本当の言葉 聞きたくもない
くちづけDiamondを
あなたの指に渡そう
形のない約束いつだって思い出して
愛してる


ここまでがテレビサイズです。ちなみに原作のうららよりアニメのうららの方が可愛らしい気がするのは私だけでしょうか。こんな可愛い子がなんであんなに孤独だったんでしょうか。

新しい日常と
あなたが描いた虹は混ざらずに
雨が止んだ空
それでも光を待っている僕は
どうしようもないほどに
もう引き裂かれて
本当のことは知りたくもない
くちづけDiamondを
あなたの指に渡そう
形のない約束いつだって思い出して
写真に残らない思い出を焼きつけて
2人の約束が口癖で終わらぬように
覚えてて

僕だけに見せる表情を
もう見つけたんだよ
重ね合わせた記憶
崩せないよ
どうしようもないほどに
もう隠せないから
本当のことなら
これ以上聞きたくもないよ
くちづけDiamondを
あなたの指に渡そう
形のない約束いつだって思い出して
写真に残らない思い出を焼きつけて
2人の約束が口癖で終わらぬように
覚えてて

動き出す日常に
あなたは涙で虹を描いた
2人は大丈夫これからのことは
何も言わないで

それでは聴いてみて下さい。まずはミュージックビデオ。フルHDです。ギターの代わりにピアノってのも悪くないですね。映像はダイヤモンドがモチーフになっています。
アニメOP版です。フルHD。なんでこんな可愛い子と…羨ましい。
こちらは本編の画像を使用したフルバージョンです。1話が主かな。
ヒロイン達の映像を使用したニコニコ動画版です。♀×♀の画像はともかく、♂×♂も画像もあります。耐えなきゃ、今は耐えるしかない!(クリムゾンか)
おまけでCMです。ナレーションは白石うらら(CV早見沙織)。やはり良い声だわ、はやみん。ところで「山田くんと7人の魔女の」略称は“やまじょ”というんですね。「ダンまち」とか「俺ガイル」は知っていたけどこれは知りませんでした。それはさておき、はやみんナレーションはいける!実にいい!もっとCMとかで起用すべきですよ。
いや、良い曲じゃないですかこれ。お洒落だしスピード感もあるし。ピアノっていいですねえ。ぜひ覚えて次の魔宴で歌いたいですね。曲だけ聞いていたらアニソンとは思えませんが、最近はそういうアニソン多いですから。
