アマガミ(その2):メインヒロインご紹介

こんばんは。ここんとこ、毎日曜日は6本もアニメを見なければならなくて大変です。まあ面白い作品ばかりなので苦痛ではないですが。

ところでふと気付いたのですが、今季はやけに日笠陽子が良い仕事しています。どれもメインキャラじゃないのですが、こんなに異なる役柄を演じるなんて凄いなこの人。まあご覧下さい。

まず「終わりのセラフ」。メインキャラの一人である早乙女与一は幼少期に吸血鬼に襲われ、その際に姉の巴を殺害されています。

巴は与一をベッドの下に隠し、自分が吸血鬼に見つかります。

処女の生き血は吸血鬼の大好物かも知れませんが、まだ少女というより幼女ですよ。とりあえずもっとエレガントに吸血しろよ。

目の前で無残に殺された巴お姉ちゃん。これが彼のトラウマになっていますが、そりゃなるよ。

そして突如目を開くお姉ちゃん。これは鬼が見せた過去の記憶の再現なのでした。「で、早乙女与一。今はお前の最も深い部分を再生しているわけだが…」とお姉ちゃんボイスで突如冷静にしゃべり出す鬼。

いまいち強い復讐心を見つけられなかったと身体を乗っ取られてしまいます。まあその後いろいろあって戻りますけどね。

そしてせっかくひよっちを使ったんだからこれだけじゃもったいないと、ホーン・スクルドという吸血鬼役でも再登場。一つの作品の中でも幼女、鬼、吸血鬼と三役こなしています。

それだけではなく、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」(略称「ダンまち」)では妖艶な女神フレイヤを演じています。

主人公のベルが気に入って、手に入れるべく色々画策しています。ベルはすでに女神ヘスティアの眷属なのですが…NTRだNTR。

さらに「響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」では真面目そうな女子高生斎藤葵役を演じています。過去の事件のいきさつもあり、吹奏楽よりも受験を優先し、大会前に退部してしまいます。

こういう真面目そうなJK好きです。ぜひ闇堕ちさせたいですね。堕ちていく姿を妄想するとゾクゾクしますが、あくまで妄想オンリーですよ。

私の愛するはやみんこと早見沙織は、今季は柊シノア、小笠原晴香、雪ノ下雪乃、白石うららとJK役ばっかりです。他の役もないわけじゃないですが、バリエーションの豊富さでひよっちが一枚上手ですかな。

おっと本日の話題がおろそかに。今日は個人的“究極の恋愛シミュレーション”「アマガミ」の第二回目です。今回はメインヒロインを紹介しましょう。順番は公式HP登場順です。ギャルゲーではヒロインの誕生日、身長血液型、さらに3サイズまで公表されていることが多く、ガールフレンド(仮)に至っては乙女の最高機密・体重まで公表されていましたが、「アマガミ」は誕生日、血液型、身長までしか公表されていません。見た目でグラマーかそうでないかはある程度判りますが、こういうところもリアリティーなんだと思います。

一番手はパッケージキャラでもある絢辻詞(あやつじ つかさ)。CVは名塚佳織。ギャルゲーではパケキャラ=メインヒロインというのがお約束なので、詞がアマガミのメインヒロインということになりますが…なりますが…。

ニックネームは「天下無敵の仮面優等生」。クラス委員と創設祭実行委員を掛け持ちする、絵に描いたような優等生で、クラスメイトのみならず教師からも一目置かれる存在で、ときメモでいえば藤崎詩織的存在と言えるでしょうか。人望もあり、周囲にはいつも人の輪ができています。

鉄壁なまでの笑顔の影に隠れた彼女の本心を、ふとしたことから知ってしまった橘さん(主人公)は……「絢辻さんは裏表のない素敵な人です!」と言わされるはめに。まさに橘さんはサーイエッサー状態。こういうキャラをメインヒロインに持ってくるところが「アマガミ」の恐ろしい所です。

ゲーム内での彼女の一人称は「わたし」「あたし」「私」と、3タイプ登場します。この使い分けには意味があり、彼女を内面を理解するための鍵となっています。広告展開におけるキャッチフレーズは「私を見つけて」。そう、優等生の仮面の下の本当の彼女を見つけることがハッピーエンドへの道なのです。

縁(ゆかり)という大学生の姉がいて詞に似た美人なのですが、マイペースすぎてKYで、天然ボケにより引き起こした数々の所行により、子供達や犬からも避けられています。詞もこの姉を非常に疎んじているのですが、それを全く意に介さないアイアンハートの持ち主です。

人望が厚いと言いましたが、全ての人から好かれている訳ではなく、市議会議員の娘の黒沢典子からは目の敵にされています。思い込みが激しい上にマイナス思考の典型的ないじめっ子で、さまざまな手を使って詞の評判を落とし、創設祭実行委員の座から引きずり下ろそうと企みます。私ならおっかない詞には絶対ちょっかい出しませんけどね。勇気のあるというよりは無謀です。

続いて桜井梨穂子。CVは新谷良子。ニックネームは「ぽっちゃり幼馴染」。橘さんの幼稚園時代からの幼馴染みで、なんと当時から密かに主人公を想い続けているという気の長いというか一途な子です。

一見すると、自作の鼻歌を歌ったりして、いつもぼーっとしているのんびり屋で、かなりのドジっ子です。でもなあ、橘さんが気付かない彼女の思いを知ってしまうと、何もかもが重く感じられてしまいます。

どんな時も笑顔なので男子生徒に人気があります。アニメ二期では「壁ドン」されてましたが、それは中の人の趣味ではないかいな。体型がぽっちゃり気味ですが、甘い物・新作スイーツ・クリーム系の食べ物に目がなく、最近はお菓子作りにも目覚めた模様。広告展開におけるキャッチフレーズは「ず〜っと 見てるからね」。でもこの人にはストーカー臭は全くありません。

もはや彼女というより母性すら感じる梨穂子ですが、ソエンになるとなんとアイドルグループに入って芸能界デビューします。もう遠くの人だなと思ったら、今なお橘さんを思っているらしいです。が、その時点で大抵橘さんは別の彼女と結ばれていて…

お次は棚町薫。CVは佐藤利奈。ニックネームは「気ままでさばさばした悪友」。橘さんとは中学校からの腐れ縁で、梅原も含めて三人で仲良しです。

サバサバした男勝りな性格で、誰にでも分け隔てなく接するので友人が多く、クラスの男子達の間では絢辻詞と人気を二分しています。

一見ビッチっぽく見えますが、幼少時に父を亡くして以来、母子家庭で育っており、放課後はバイトして家計を助けるなど、しっかりした子です。見た目で決めつけてはいけませんね。

意外にも絵の才能があり、教師達からも一目置かれています。広告展開におけるキャッチフレーズは「なんでもお見通しよ」。でも自分の事はなかなか見通せないものです。

同学年の二年生から一年生に変わって中多紗江。CV今野宏美。ニックネームは「ふかふかボディーの純情少女」。最近転校してきたということで、橘さんの妹の美也のクラスメイトです。

出版社社長の令嬢として厳格な家に育ったせいで、今時の女子高生にしては珍しく素直で礼儀正しいのですが、世間知らずで極端な見知りでもあります。男性恐怖症の気があり、男性の前では完全に委縮して何も言えなくなってしまいます。

一年生とは思えない魅惑のナイスバディで、男子のみならず女子からも熱い視線を注がれています。美也からはセクハラされまくったり。美也、いくらそんなことをしても君の幼児体型は……。広告展開におけるキャッチフレーズは「そんなに 見ないで下さい」。

多分アマガミヒロインの中では一番の不人気キャラです。私は好きなんですけどね。逆玉にも乗れそうだし。ソエンになると怪しいサークルに入ってコスプレとかするようになってしまいます。大丈夫なのか?

もう一人の一年生、七咲逢。CVゆかな。ニックネームは「面倒見の良いクールな後輩」。この人も美也のクラスメイトです。

普段はポーカーフェイスで口数も少なく、クールな態度を取ります。橘さんとは出会いが最悪だったせいで当初はかなりつんけんされますが、実際は温和で、人情深く面倒見が良い子です。共働きの両親を手伝って夕食を作ったり、年の離れた弟の面倒を見たりと家庭的で、料理も上手です。

水泳部に所属しており、大型ルーキーとして期待されていますが、人知れず放課後に練習したり河原で走り込んだりと努力も怠りません。反面、勉強はあまり得意ではないようです。広告展開におけるキャッチフレーズは「ふふっ みんな見てますよ」。

いわゆるツンデレキャラですが、デレ方がハンパないです。ほとんど橘さん依存症状態になります。不人気の紗江ちゃんに対し、一二を争う人気キャラで、リアル明里パパも大好きだそうです。まあリアル明里パパがこの人を好きなのは他にも理由が…おっと、誰か来たようだ。

そして唯一の上級生である三年生。ラブリーキタ━━ヽ(゚ω゚)ノ━━!!私が愛して止まない森島はるか登場ッッ!CVは伊藤静。ニックネームは「男殺しの天然女王」。近松門左衛門の「女殺油地獄」くらいインパクトありますね。


魅惑の笑顔と長身のパーフェクトボディで、学校中の男子の視線を釘付けにするマドンナです。橘さん憧れの女性で、なぜこの人がパケ絵になっていないのか不思議なほどです。創設祭のミスサンタコンテストでは2年連続優勝を果たしており、今年も出場すれば三連覇確実です。


はるか自身は自分の美貌が周囲へ与える影響に自覚がなく、ペットや年の離れた弟達とじゃれあう感覚で接してしまうため、男子生徒はますます悩殺されてしまいます。休み時間に馬跳びをしている男子高生というのもいかがなものかと思いますが、それに参加する女子高生ラブリーはありえませんね。

ちなみにさりげなく瞳が青いですが、ギャルゲーにありがちな他キャラとの差別化のための演出ではなく、母方の祖父がイギリス人のクォーターであるためです。実際にクォーターが青い瞳になるのかどうかは不明ですが、この祖父が付けたセカンドネームにより、本名は“森島・ラブリー・はるか”なんだそうです。確かにラブリーなので愛称も「ラブリー」。広告展開におけるキャッチフレーズは「ダ〜メ ちゃんとこっちを見て」。

そして最後に隠れキャラ上崎裡沙(かみざき りさ)。CVは門脇舞以。Fateシリーズのイリヤ役が有名です。ニックネームは「スニーキングヒロイン」。ガチのストーカーなので愛称(?)は「スト子」です。

遙か以前のあるきっかけにより、長期に渡って密かに橘さんを想い続けている影の薄い女の子です。普段は影からおとなしく見つめるだけですが、どのような状況も自分に都合良く解釈しようとする傾向があり、非常に大胆かつ積極的な行動を取る場合があります。故にヤンデレキャラとも目されています。ヤンデレと言っても桂言葉や我妻由乃ほど極端ではありませんが、リアルなヤンデレってこんな感じかなと思わせる人です。


メインヒロイン6人全員のエンディングを終えることで出現するようになり、裡沙の攻略過程において、橘さんのトラウマである中学三年時のクリスマスにおける「すっぽかし事件」の真相が明かになります。ちなみにその時に橘さんが好きだったのが、上の画像の蒔原美佳です。

上崎裡沙が出現した状態において、メインヒロインのいずれかにクリスマスフラグを立てると、危機感を覚えた裡沙が暗躍し、ヒロインが「スキ → テキタイ」へと変化する「テキタイ」落ちイベントが発生します。これが発生すると、裡沙の言動に左右されない絢辻詞以外の5人は攻略不能に陥りますが、改良廉価版のエビコレ+版では回避が可能になっています。口癖は「どういうことなの!?」「もうほっとけないよ!」「仕方ないよね」ちなみに以下のようなモノローグでヒロイン達を地獄に叩き落とします。

あたしの気持ちに気付く前に、またほかの女の子にちょっかいかけられたらどうしよう……そうだ!そんな事になる前に諦めてもらえばいいんだよね。うんうん、そうしよう!

桜井梨穂子さん……いい人だから、あまり意地悪な事したくないけど……(誰からも好かれる梨穂子)

棚町薫……ただの友達でいてくれれば良かったのに……ていうか、ちゃんと仕事しなさいよ!(アルバイトしているファミレスで橘さんと談笑しているのを見てのツッコミ)

中多紗江……人見知りで、すごく寂しがり屋さんだから、あたしもついつい甘く考えてたけど……かわいそうだとは思うけど…(下駄箱に手紙を入れるだけであっさり落ちてしまう紗江。お嬢様だからチョロいもんです)

七咲逢……水泳に夢中で、彼氏なんてちっとも欲しがってない感じだったのに……もうほっとけないよ!(一見クールな姿勢を装いますが、扉に蹴躓くなど動揺は隠せませんでした)

森島先輩……先輩はすごくもてるから、あまり気にしてなかったけど……やっていい事と悪い事があるよね。このままほっておくと、きっと二人とも傷ついちゃうよ……その前にあたしが……(私のラブリーに…なっ!何をするだァーッ!許さんッ!!)

絢辻…詞……絶対に騙してるんだ……頭がすごくいい人だし……上手いこといって……あの二人の仲が決定的になる前に、何か手を打たなきゃ……(スト子…その人に触れちゃいけない…その人は…ああ!窓に!窓に!)

が、絢辻さんだけはスト子の手には負えませんでしたね。ただしアニメ版では成功しているので一勝一敗といったところでしょうか。

次回は妹の美也を含めた味があるサブヒロイン達を紹介しましょう。
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