こんばんは。今日も寒さ控えめで、暖冬が来たのかしらんと思ってしまいますね。正直もうあまり寒いのはいらんのですが、これでまた寒さがぶり返すと一段と厳しく感じたりしてしまいます。
さて、本日は久々に考察をやってみようかと思います。およそ一ヶ月前に見た「魔法少女まどか☆マギカ 新劇場版 叛逆の物語」がようやく自分の中でこなれてきたみたいなので、「魔法少女まどか☆マギカ」で考察します。
以下、「叛逆の物語」の核心に触れるネタバレは行いませんが、テレビ放映版については激しくネタバレを行いますので、テレビ版を未見の方はご覧にならない方がいいと思います。映画未見の方は多分大丈夫です。テーマは「魔獣」です。

1.魔獣の概要

魔獣はテレビ版第12話(最終話)「わたしの、最高の友達」にちらっと登場する、まどかによる世界改変後に魔女に代わって出現している怪物です。魔獣については、終盤のキュゥべえとほむらの会話の中で、キュゥべえが「君が言う、『魔女』のいた世界では、今僕らが戦っているような魔獣なんて、存在しなかったんだろう?」で名称が判明しました。
魔獣の特徴は、本編を見る限りでは
① 白く巨大な男性型。聖職者(坊さん?)のような服を着ている
② 顔にはポリゴンのようなものがかかっているが、何となく神々しいイメージ
③ 一度に大量に出現
④ 四角く小さなグリーフシードを作る。ソウルジェムの浄化が可能だが、沢山必要
などが挙げられるでしょう。また公式ガイドブックに収録されてりる魔獣の設定資料には

① 魔女と比べて能力が男性的。魔女が女性的な力で曲線的、ランダム性、増殖を特徴としているのに対し、魔獣の力はシンプルで直線的、規則性、収縮を特徴とする
② 魔法とは違う力で動いており、グネグネになった世界のバランスを戻すためグリーフシードを集めている
③ 技は手から繰り出す糸状のレーザー
④ 大きさは3メートル
⑤ グリーフシードは小粒で四角い
⑥ 神々しいイメージ
⑦ ほむらの方が悪役に見える
などと記載されており、さらに裏設定として

(クリックすると拡大して読めます)
① 魔法とは違う力で動いている。
② ぐねぐねになった世界のバランスを戻すため、グリーフシードを集めている
③ 魔法の元となる感情を吸い上げ体内でグリーフシード化させる
④ 吸われた人間は廃人になる
と記載されています。
2.なぜ魔獣は出現するのか

第12話のほむらのモノローグによれば“たとえ、魔女が生まれなくなった世界でも、それで人の世の呪いが消え失せるわけではない”“ 世界の歪みは形を変えて、今も闇の底から人々を狙っている”ということなので、魔獣とは、魔女の代わりに世界の歪みが実体化したものと言えるようです。
まどかの願いは「全ての魔女を、生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、この手で。神様でも何でもいい。今日まで魔女と戦ってきたみんなを、希望を信じた魔法少女を、私は泣かせたくない。最後まで笑顔でいてほしい。それを邪魔するルールなんて、壊してみせる、変えてみせる。これが私の祈り、私の願い。さあ!叶えてよ、インキュベーター!!」というものでした(泣けるなあ、このシーン)。

その結果、まどかは未来永劫に終わりなく魔女を滅ぼす概念としてこの宇宙に固定された訳ですが、ここではまどかはの願いが魔女の消滅であって、魔法少女の消滅ではないことに注目したいと思います。魔女は魔法少女のなれの果てなので、魔法少女そのものが存在しなければ出現することはないはずの存在です。
第9話でのキュゥべえの発言を要約すると
① 宇宙の寿命を延ばすため、熱力学の法則に縛られないエネルギーを探し求めていた
② 知的生命体の感情をエネルギーに変換するテクノロジーを発明したが、自分達には感情がなかった(全くないわけではなく、極めて稀な精神疾患として知られていたということで、感情の研究自体は可能だった模様)
③ 宇宙の異種族を多数調査し、人類を発見した。一人の人間が生み出す感情エネルギーは、誕生から成長するまでに要したエネルギーを凌駕するので、エントロピーを減少させるためのエネルギー源となる
④ 最も効率がいいのは第二次性徴期の少女の希望と絶望の相転移である
⑤ ソウルジェムになった少女の魂が燃え尽きてグリーフシードへと変わるその瞬間、膨大なエネルギーが発生するので、それを回収する
ということから、年端のいかない少女達を言葉巧みにだまくらかして契約し、せっせと魔女化させることでエネルギーを回収していたわけです。第11話でキュゥべえはまどかを言葉責めにする際に、家畜を例にとり、人間の糧になることを前提に生存競争から保護され、淘汰されることなく繁殖していると言っています。すなわち魔法少女はキュゥべえにとっては家畜同然であり、肉や乳の代わりにエネルギーを提供する見返りに願いを叶えてやっているということになります。

魔法少女の悲劇を未然に防止するのであれば、まどかは「キュゥべえは未来永劫地球に来るな」とか「キュゥべえ達の文明の滅亡」などを願えば抜本的解決になりそうです。しかしまどかは魔法少女の存在そのものは肯定しているのです。
まどかが魔法少女の存続を認めたのは、魔法少女そのものを消し去ると、最強の魔法少女であるまどかの存在そのもののと矛盾が生じるということの他、以下の理由が考えられます。
① キュゥべえの手段は卑劣そのものであるとしても、エネルギー回収の目的(宇宙の寿命の延伸)自体はまっとうであったこと
② 第11話のキュゥべえの言によれば、彼らは有史以前から人類の文明に干渉してきており、魔法少女達の犠牲によって人の歴史が紡がれてきており、キュゥべえが地球に来ていなかったとしたら、いまだに人類は洞穴に住んでいた可能性が高い

すなわち、人類が今日の繁栄を続けるためにはキュゥべえの存在と人類との接触は認めざるを得ないし、それは将来的に宇宙の存続(=人類の未来)にも繋がるのだということをまどかは正しく理解していたといえます。さんざんキュゥべえの言葉責めに泣かされてきたまどかですが、彼の言葉はちゃんと理解していたということになりますね。
さて、歴史に転機をもたらし、社会を新しいステージへと導いてきた魔法少女そのものは人類に必要だとしても、キュゥべえは「どんな希望も、それが条理にそぐわないものである限り、必ず何らかの歪みを生み出すことになる。やがてそこから災厄が生じるのは当然の節理だ。そんな当たり前の結末を裏切りだと言うなら、そもそも、願い事なんてすること自体が間違いなのさ」と言っています。つまり魔法少女の希望が魔女という災厄を生み出すのは必然だということですが、ここでまどかは魔法少女の存在はそのままに、魔女という災厄だけを消し去ってしまったのですね。
第12話でほむらはモノローグで“たとえ、魔女が生まれなくなった世界でも、それで人の世の呪いが消え失せるわけではない”“世界の歪みは形を変えて、今も闇の底から人々を狙っている”と言っています。希望が歪みを生み出すのに、災厄として出現するはずの魔女はいない。そこで代わって出現するようになった「世界の歪み」が魔獣なのだといえるでしょう。つまり、魔獣は魔女だけ消して魔法少女を消さなかったまどかの願いの代償として必然的に登場した存在だといえると思います。

さらに、魔獣の存在はキュゥべえを地球に来訪させ、人類に干渉させるためにも必要です。魔法少女の魔女化に較べれば効率は悪いでしょうが、人間の感情エネルギー自体がエントロピー減少をもたらすエネルギー源であると言っていることから、魔獣のグリーフシード回収はキュゥべえにとって依然としてペイするものなのでしょう。そうでなければキュゥべえは他の効率のいいエネルギー源を探して他の星に行ってしまうことでしょう。
まどかによる宇宙改変後のほむらの話を聞いて、キュゥべえは「浄化しきれなくなったソウルジェムが、何故消滅してしまうのか――その原理は僕たちでも解明できてない。その点、君の話にあった『魔女』の概念は、中々興味深くはある。人間の感情エネルギーを収集する方法としては、確かに魅力的だ。そんな上手い方法があるなら、僕たちインキュベイターの戦略も、もっと違ったものになっただろうね」と言っています。ほむらはこんな話をキュゥべえにするべきではなかったのです。キュゥべえは決してあなどってはいけない存在なのに……。この点については「叛逆の物語」で明らかになります。……いや、ほむらはあえてキュゥべえに語ったのかも。
魔獣の目的など、続きはまた近日中にお送りしたいと思います。

こんばんは。今日も暖かめでしたが、なんと花粉が飛散しだしたという情報が。26日から飛んでいるらしいですが……まだ冬だというのに。

「スレッガーさんかい?早い、早いよ」と言いたいですね。花粉症さんにはずっと来なくてもいいんですが。

さて本日は視聴完了したばかりの「花咲くいろは」の後期OP「面影ワープ」を紹介しましょう。歌っているのは前期に引き続きnano.RIPEです。

「面影ワープ」はnano.RIPEの5thシングルで、2011年8月3日にリリースされました。当初は「夏模様」というタイトルが付けられていたそうで、第2クールが夏から始まっていることといい、リリース時期といい、まさに「夏」を描いています。

前期OP「ハナノイロ」については昨年12月10日の記事(http://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-578.html)で紹介していますが、間に「細胞キオク」という4thシングルが挟まっています。この曲は11話「夜に吼える」のEDとして使われています。

オリコン週間最高順位は34位で、「ハナノイロ」には及びませんでした。私も当初は緒花の心境に沿った「ハナノイロ」の方が好きだったのですが、聞いているうちに「面影ワープ」の良さが分かってきました。スルメのような楽曲ですね。

「花咲くいろは」のOPは前期もとにかく緒花達が走っていましたが、後期はさらに走りまくっていました。学校で旅館で街中でとにかく走る緒花達。時折差し込まれる女将、皐月、孝一のシーンの「静」と実に対照的です。

ただ、冒頭と終盤に電車に乗った「静」の緒花にシーンがあります。これが第一話で東京から湯乃鷺温泉に来る時の緒花と同じ格好なので、これからやってくる緒花とも解釈ができないことはないのですが、TV版OPの歌詞の最後の一節と、走る女子高生達の幻影とそれに背を向けるように窓の外を眺める緒花の姿から、これは湯乃鷺温泉を離れる緒花ではないかと思っていました。なぜ湯乃鷺を離れるのかは判りませんでしたが。

最終回まで見て、第一話と同じ服装で湯乃鷺温泉を去って行く緒花を見て自分の推測が正しかったことが判明しましたが、歌詞自体は最後の一節以外はあまり緒花とは関係ないですね。「誰もが持つ子供の頃の記憶の夏」といった感じです。

地平線をなぞるように空と地球を繋いでる雲が
ぼくの住むこの街をぐるりと囲った夢うつつの昼下がりに
綿菓子みたいなそれを千切り微かに空いた穴の向こう側
目を凝らせば小さな夏の入り口がほら
注ぐ蝉時雨 追いかけてたカブトムシ
溶けたアイスキャンディ 巻き戻る記憶

歌詞の一番に当たるここまでの歌詞に、歌詞の二番の最後の一節がついてTVサイズ版となります。

きみがぼくに隠していた夜と朝のあいだのヒミツは
鍵のない箱の中しまい込んだきり 今も眠りに就いたままだ
零れた光は強さを増し 気が付けばぼくは手を伸ばしてる
触れないから動けなくて また胸を焦がすけど
注ぐ夏の陽に追いかけてたきみの声
焼けたコンクリート 揺れる陽炎
本当は少し怖くて触れなかったカブトムシ
涙の跡に砂を泥まみれで笑う
夏に見とれてた ふたり歩いた帰り道
二度と戻ることはない でも消えない模様

この「二度と戻ることはない でも消えない模様」の歌詞が流れる中、ヘッドフォンをしたまま居眠りしていた緒花は目覚め、ヘッドフォンを外して窓の外の風景を見つめます。

そして風景に見入る緒花の前を走って行く女子高生三人組。首から上が移っていませんが、制服は香林高校の夏服でしょう。おそらくは菜子、民子、結名なのではないかと思います。彼女達との楽しい想い出を残して去って行く緒花の表情がなんと寂しげなことか。

どこで過ごした夏であっても、二度と戻ることはできませんが、たった7~8か月の湯乃鷺温泉での日々は、その後の緒花の人生を大きく変える転機となったと思われます。だからこそ「消えない模様」なんでしょう。しかし…アニメの話だとは言っても、もうこの4人で登下校することはないのかと思うと、他人事ながらちょっと寂しいですね。
それでは聞いてみて下さい。
TVOP版。HDです。

http://www.youtube.com/watch?v=_SshZxzBkao
本編のシーンをつないで作ったMAD版。フルバージョンです。

http://www.youtube.com/watch?v=bsCVWCGuk5M
nano.RIPEのミュージックビデオです。HDです。湯乃鷺駅のモデルになった西岸駅でロケをしています。

http://www.youtube.com/watch?v=UlVWqFi60Bc
いや~今日は温かった。コートなしでも全然平気でしょう。しばれる日が多かったから有り難いですなあ。しかしこう日々の寒暖差が大きいと、かえって風邪を引きそうな気がしますね。

本日は宇江佐真理の「雷桜」です。宇江佐真理の作品は初めて読みました。

宇江佐真理は1949年10月20日生、出身は北海道の函館市です。函館大谷女子短期大学を卒業後、OLを経て主婦になりました。1995年に「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞し作家デビューしました。「幻の声」はその後「髪結い伊三次捕物余話」シリーズとして連作化され、1999年にはテレビドラマ化もされています。

「宇江佐」という名前は、「ウエザー(weather)」に由来していて、「ウエザ・リポート」というタイトルでエッセイを書くためにペンネームを決めたのだそうです。実際ウエザ・リポートというエッセイを刊行しています。

2001年に「余寒の雪」で中山義秀文学賞を受賞しています。吉川英治文学賞、山本周五郎賞の候補となっているほか、度々直木賞候補にもなっていますが、残念ながら受賞はありません。「雷桜」も2000年に直木賞候補作となっていますが、受賞はなりませんでした。
雷桜は2000年4月に角川書店から刊行され、2004年2月に角川文庫から文庫版が刊行されています。例によって内容紹介ですが、今回は画像でどうぞ。

ということで、徳川将軍の息子と村の庄屋の娘…というだけで圧倒的に身分差がありますが、それに加えて斉道は御三卿の清水家から御三家の紀州家を継ぐことになり、遊は狼女と呼ばれる山育ちのおよそ礼儀も女性らしさもかけらもない人です。その二人がいかに出会ってとても短く、しかし一生に足る恋愛をして別れていくかが描かれています。
登場人物などは実在ではなく、当初バカ殿として登場する清水斉道は徳川家斉の十七男とされていますが、実際の家斉の十七男は信之進と言って1817年に生まれていますが、その年のうちに逝去しています。モデルとなったのは七男の斉順(1801-1846)と思われます。なぜなら、幼少の頃に清水家を継ぎ、継ぎに紀州藩第10代藩主・徳川治宝の五女豊姫と結婚して治宝の婿養子となり、紀州藩主を継いだという経歴が、隠居させられた紀州藩主治房(これも架空)の娘菊姫と結婚した斉道養子とかぶっているからです。そのまま使えば良かったのではないか…とも思いますが、ヒロインの遊が架空であるので実在の人物とは絡めにくかったのかも知れません。
遊が生まれた瀬田村は、岩本藩と島中藩という二つの藩の境界付近にあり、当初は岩本藩に属していましたが、岩本藩が他の地域に転封された際に島中藩に帰属することになりました。これは瀬田村がどうこうできる話ではなく、「お上」の裁定であれば従う他に道はないのですが、島中藩は豊かな財源である瀬田村を優遇しました。一方、岩本藩はもとの場所に戻るべく幕閣に運動し、苦労の末に復帰するのですが、財源として期待していた瀬田村は戻らないということに激昂し、瀬田村に様々な嫌がらせをしてきます。だから村のせいではないというのに(笑)。きっと大名といっても小藩で余裕がないのでしょう。

嫌がらせの末に、忍びと思われる者を使って嵐の夜に一歳位のだった庄屋の末娘・遊を誘拐します。以後遊の行方は知れず、人々は死んだものと思っていますが、庄屋一家だけは生存を信じていました。そして庄屋の次男助次郎が見聞を広げに江戸に出かける際に出会った子供(少年にしか見えない)が、もしや遊なのではないかと思います。
助次郎は徳川御三卿の一つ清水家の中間となりましたが、助次郎より年下の少年当主の斉道はキチが入っていて、つまらないことで家臣や腰元に刃傷沙汰を起こす「痴れ者」です。当初は嫌悪し合っていた斉道と助次郎ですが、失踪した遊という妹がいるという話には不思議に強い関心を示します。幼少の頃に引き離された母の名前が「お遊の方」であるというせいもあるようですが。
正月に暇を貰って帰省した助次郎は、誰も越えない瀬田山に入って遭難寸前に以前出会った少年に出会って助けられます。遊に違いないと確信した助次郎は、江戸に帰る際に再びであい、本当の両親は瀬田村にいるので必ず帰るようにと言い残して去ります。その後助次郎は侍に取り立てられ、遊は瀬田村に帰ります。
もちろん両親も兄も奉公人も大喜びです。しかし14年間山中で育った遊は、礼儀もなにもありません。「狼女」「おとこ姉様」と呼ばれる遊は、里での暮らしに違和感が募り、瀬田山での暮らしを懐かしみます。一方江戸では斉道が紀州藩を継ぐことが内定しますが、現在の精神状態では20歳まで生きられるか不明というほどで、助次郎は療養が必要であると主張します。段取りがついて療養にでかけられることになったとき、斉道が行き先として望んだのは、遊のいる瀬田村でした。
奇妙な出会いと瀬田山中での事件(岩本藩の走狗による斉道襲撃)を経て互いに惹きつけられる二人は、一瞬結ばれます。側室になるよう求める斉道ですが、遊は堅苦しい御殿暮らしには向いていないこと、別に正妻を持つなら、正妻より遊を寵愛すれば正妻を悲しませること、正妻の方を寵愛すれば自分が悲しいことを主張して固辞します。それよりは時々瀬田山に通って来いと。
しかし大藩紀州藩を継げば土台それは不可能なこと。そんな世の理を知らない遊は無邪気に斉道の訪問を待ちますが、やがて体調に異変が…

2010年10月に映画「雷桜」が公開されており、遊を蒼井優、斉道を岡田将生が演じました。キャッチコピーは「女は、恋さえ知らなかった。男は、愛など信じなかった。美しくも奇妙なその桜が、二人の運命を変えた。」。2010年10月22日から24日の初日3日間で興収8614万8460円、動員は6万8922人になり、映画観客動員ランキングで初登場第8位となったほか、ぴあ初日満足度ランキングでは第5位となりました。
また「月刊Asuka」2010年8月号から11月号まで、八咫緑作画による漫画版が連載されました。

「雷桜」ですが、これは遊が掠われた嵐の日に、稲妻によって倒れた銀杏の木の幹から桜が芽吹いたという不思議な木で、誰もが迷う瀬田山の中にあって格好の目印になるほか、その奇妙な木が遊の人生に仮託され、象徴的な存在となっています。
遊と斉道の瀬田山でのひとときは、「秒速5センチメートル」の貴樹と明里の「雪の一夜」にも似て、儚くも美しいです。その後は一度再会しただけで二人は二度と会うことはなく、遊は瀬田村と瀬田山を行き来する生活を続け、斉道は紀州藩主となりますが隠居しても隠然たる勢力を持つ前藩主と対立して思うように藩政を動かすことができず、若くして亡くなってしまいます。

二人の恋は残された遊の心の中だけに…となるところですが、どっこい意外な「遺産」があったのでした。それは読んでのお楽しみです。

こんばんは。日曜から一転して寒い日でした。また明日は暖かいということで、早くも三寒四温なのでしょうか。本日声優の永井一郎さんが亡くなりました。82才ということで最後まで声優だったといえる人生かも知れませんが、現役で活動を続けていただけに急の知らせに驚きました。

代表的な役はもちろん「サザエさん」の磯野波平ということになると思いますが、「機動戦士ガンダム」でもナレーションのほか、多数の役をこなしました。

代表的なところでは、ジオン公国のデギン公王

物語冒頭でシャアの副官だったドレン少尉(後に大尉)。明らかにシャアより年上なので、叩き上げの下士官上がりなのでしょう。大佐時代のシャアの副官のマリガン中尉(こちらはおそらく士官学校上がり)より相性は良かったような気がします。

「ぜ、全滅?12機のリック・ドムが全滅?3分もたたずにか…?」でおなじみのアムロの噛ませ犬・コンスコン少将など、数十人に及ぶ端役の声(主に老人役)を担当したそうです。なんとどさくさ(?)にまぎれて老婆役までやったとか。

誰もこのように突っ込まなかったのでしょうか。それはさておき、ご冥福をお祈りいたします。今後波平役は誰が二代目を務めるのでしょうねか。

さて、これまで12回に亘ってレビューしてきた「花咲くいろは」ですが、遂に今回が最終回です。淋しいですが、元気に行ってみましょう。まずはラス前の第25話「私の好きな喜翆荘」です。

ぼんぼり祭りの準備が進む湯乃鷺温泉。女将の命により準備のお手伝いに駆けつけた緒花。結名と一緒ですが、すっかり物思いに耽っています。

結名からは“Qu'est-ce que vous avez ?”(どうしましたか?)と突っ込まれる始末。しかし結名、各地の方言からついにフランス語にまで進出か。海外留学してホテル事情を見たいとか行っていますが、行き先はフランス一択?緒花は結名から喜翆荘の分の望み札を貰います。

喜翆荘では予約を取りすぎてオーバーフロー。部屋はあるんでしょうが、満室に対応できるスタッフがいないようです。朝食はバイキング形式でなど、対応策に大わらわです。個人的には自室で食事するより食事処で食事する方が好きです。バイキング上等。ただ、これは個人差がありますからね。控えめに懸念を表明する菜子を怒鳴りつける民子。たかが追い回しのくせに板場を代表するかのような発言。友達なのにどうして普通に言えないんだろう。女将が指示を聞かないことに苦言を呈しますが、廃業阻止の一念に凝り固まった従業員達は言うことを聞きません。

ぼんぼり祭りの手伝いから帰ってきた緒花、皆に望み札を渡そうとしますが、殺気だった従業員達は全員無視。どうやら緒花は女将派と見られてしまったようです。別にそういう訳でもないのですが、八つ当たりの対象になってしまったみたいです。

民子なんかははっきり「やめなよ、女将さんの味方。やめな」と命令した上、「あんたはいいよ、帰れる場所があるんだから。あたしにはないんだ、ここしか! ぼんぼり祭りとか関係ないんだ!ここにあたしの夢があるんだ!あんたも同じかと思ってちょっと嬉しかったのに!」と怒鳴り散らしていきました。

当初KYだった緒花は人の心に配慮できるようになり、極端な引っ込み思案だった菜子もずいぶんと社交性が出てきたというのに、民子は……。見てるこっちが安西先生になってしまいます。

どうしたらいいのか苦悩する緒花。緒花には笑っていて欲しいので、こういう表情は見てるこちらも辛いです。すると菜子が布団を持って登場。今日は明日の仲居仕事のために泊まり込みだそうです。皆が頑張っているという菜子に対し、緒花は「頑張ってるかもしれないけど、ぼんぼってるわけじゃないと思う」と呟きます。そこにはどのようなニュアンスの違いがあるのだ。第14話で緒花自身が「目標に向かって頑張りたいと思う、ざっくりした気持ちです!」と言っていましたから、廃業阻止という目標に向けて頑張っているのは「ぼんぼっている」と言ってもいいのではないかと思いますが、解釈変更ですか緒花総理?

するとやってくる民子。いきなり灯りを消して菜子に早く寝ろと言います。すでに12時過ぎで4時には起きなければならないらしいので仕方ないかも知れませんが、本当に意地悪だなあ。

翌朝の喜翆荘の朝食は、予定通り大広間でのバイキング方式となりました。料理には手抜きはなく、大方のお客さんからは好評のようですが、部屋食でなくなったことを残念がる人もいます。緒花も申し訳なさそう。

ますます多忙を極める喜翆荘では、巴と蓮さんが言い争を始める始末。心を亡くすと欠いて「忙」ですが、まさにそんな感じですね。そんな様子に菜子は「なんだか違う気がする…」と感じます。流石菜子、緒花の想いを共有できるのは君だけだ。

そして緒花に、女将さんの真意を知っているなら教えてと言ってくる菜子。そうだ菜子、そういう積極性はいいですよ。キレるばかりのどっかのバカとは成長率が違いますね。緒花が女将の真意を打ち明けると、「女将さんには分からないんだよ。自分で走れる人だから。自分だけの夢は持てない、走れないけど、夢を持っている人に一生懸命ついていくこと、それが夢になる人だっているんだから…」という菜子。それは菜子のような人のことかな?多分四十万の女である、女将、皐月、緒花はベクトルは違っても皆自走タイプでしょうね。

明日はぼんぼり祭りというところでアクシデント発生。ベテラン仲居頭の巴が足を捻挫してしまいます。これは歩けない。湯乃鷺温泉街自体が多忙を極めるので修学旅行の時のようにヘルプも呼べません。

このままでは女将に負けると意地になる皆。「仕事って勝ち負けなんですか?だって、おかしいですよ、お客様に喜んでもらう事より、女将さんに勝つことが大切なんですか?」と言う緒花に「勝たなきゃ喜翆荘はなくなっちまうんだ!」と反論する徹。またも口論かというところで菜子が叫びます。「やめてください!!私、喜翆荘が好きです。大好きです!でも、今の喜翆荘は違います。私の好きな喜翆荘を返して下さい。返して下さい…やっと自分が自分らしくいられる場所を見つけたのに…」乙女の涙の叫びに沈黙する一同。

「喜翆荘が好き…そこに居た誰もが同じ気持ちだった…同じ気持ちなのに、ここまですれ違ってしまった…喜翆荘…それは既に…そう幻影の城…」と妙なナレーションを入れる次郎丸。だいたいあってるんだけど、お前が言うなと皆が思います。

そこに女将登場。自分が仲居をやると言います。一兵卒として働くということですね。ベテラン政治家の一兵卒宣言は全然行動が伴わないことが多いですが、女将はやるのか。そしてさらに、なぜか東京からやってくる皐月。♪ここぞという時女神はあらわれるわ期待してて♪(井上喜久子「どうぞよろしくね」より)。おまえのような…とは言いませんが、ちょっとくたびれた女神だなあ(笑)。

しかし、これは俺達の戦いだから二人の助けなんかいらないと意地を張る縁。これがエヴァンゲリオンのシンジ君だったなら、「積極的に話をしている…始めてね、こんなの…」とミサトさんが言うところですが、残念ながら居たのは崇子。「個人的な感情は持ち込まない!喜翆荘を守りたいんでしょ!」とビンタ一閃。そう、旅館なんだからお客様第一でなければいけません。

「男子の面子、軍の権威、それが傷つけられてもジオンが勝利すれば宜しい。その上であなたの面子も立ててあげましょう。」というキシリア少将のセリフを思い出します。「番頭の面子、若旦那の権威、それが傷つけられても喜翆荘が存続すれば宜しい。その上であなたの面子も立ててあげましょう。」って感じでしょうか。崇子はミサトさんではなくキシリア閣下だったか。おっかないなあ…

そしてぼんぼり祭り当日。女将、皐月、緒花の三代の仲居共演が実現します。ある意味女将の夢が叶った瞬間ですね。女将の表情がそれを物語っています。

皐月はかつて仲居仕事をしたことがあるんでしょうか?結構板についていますね。呉越同舟のはずが、忙しい中にも楽しそうな雰囲気がありますね。

そんなに手が足りないというのに駐車場での車の誘導には一台に二人がかり。面白いけど、一人で出来るだろうに。やはりこの二人はもう他人じゃないのか(笑)。

最後の最後で見事一枚岩になった喜翆荘。女将視点の全員勢揃いのこのシーンはもはや最終回のようです。

お客様の食事が済んで、皆が一息ついた所で、女将がぼんぼり祭りに行くよと言いいます。従業員全員で見おろす湯乃鷺温泉の温泉街は光のページェントです。

そしていよいよ最終話。第26話「花咲くいつか」です。

緒花の願い札を皆拒絶していたはずなのに、いつの間にか皆受け取っている望み札。気持ちの行き違いがあったとはいえ、本来皆いい人ですからね。そこへ孝一の到着メールが。駅に迎えに行く緒花。

ぼんぼり祭りの主役である少女の女神様。従者達が願い札を回収していきます。

人の望み札を覗き見る皐月。品性下劣…ですが、私の神社仏閣の絵馬を見るのが結構すき。いやらしい出歯亀根性ですが、生々しい欲望とかエゴが垣間見えてちょっとキュゥべえの気持ちも理解できるような。そこで見つけて緒花の願い札。そこには「四十万スイになりたい」と。女将大勝利。隔世遺伝で女将の遺伝子は緒花に受け継がれたのか。

ついでに徹と民子の願い札。板前として純粋というかなんというか。「徹さんと結ばれたい」くらい書いておきゃあいいのに。それくらい書かないと民子の気持ちは届かないぞ。

祭りで混雑する雑踏の中で出会う緒花と孝一。さすが大東京で偶然巡り合うだけのことはあります。第一話で孝一は緒花に告っていますから、ここは緒花から孝一に告る番。しかしいざとなるとなかなか言えません。「好き!」って言ったの焼きそばのことになったりして。

しかし昔の緒花とは違います。「孝ちゃんが…好きです!!大好きです!!」とストレートの告白。孝一も思わずびっくりです。

そして空気を読める焼きそばやのおっさん、文化祭のオムライスもかくやというラブラブ焼きそばを提供します。やるなおっさん。もしやメイド喫茶経験者か。確かにラブラブ感はあるが、こんなに紅ショウガが乗っていると味が心配ですね。

しかし二人で食べる焼きそばは恋の味。いろいろあったがそれで良いのではないですか。東京に帰った孝一が比呂美もどきの五十嵐波子に刺されないことだけを祈っておきます。

さて祭りから戻った一同は打ち上げ。豆爺は隠居宣言。そして縁はやはり旅館を継ぐ噐ではない事がわかったとして、一旦喜翆荘を閉じる事に合意します。これから修業を積み、いつかまた旅館をやるその時には喜翆荘の名前を継ぎたいと言い、従業員達もその時には集まって働く事を約束します。やはり喜翆荘は終わるのですね。女将の部屋に泊まる予定だった孝一ですが、皐月が来たため、皐月と女将が一緒に寝て、孝一は次郎丸と同室になることに。

そういう訳で緒花はいつものように自室で寝る事に。菜子もまだ泊まっているので三人一緒の夜。でも今度は和やかです。緒花が来る前に民子が徹と較べて孝一の悪口を言おうとしていましたが、勝ち負けじゃないと菜子が止める。菜子…本当に成長したなあ。いやいや身体のことじゃないですよ。

三人は一晩中話して過ごしたらしく、翌早朝揃ってコンビニに買い物へ。女子高生なんだからそいうガールズトークの夜もなくっちゃね。コンビニ帰りの道から見上げる喜翆荘。民子はこれまでただ板前になりたかったが、今は喜翆荘の板前になりたいと告白。菜子も夢が生まれた場所だからいつかまた喜翆荘に戻ってきたいと言います。

そして、喜翆荘は閉じられ、看板が外されます。由緒ある建物だから湯乃鷺温泉で保存してくれるそうです。豆爺を見送った女将は誰もいない喜翆荘の回ります。皆が慌ただしく賑やかに働いていた喜翆荘。しかし今はもう誰もいない。

自分で決めたこととはいえ、寂しさに胸つぶれそうな女将。その目に映るのは亡き旦那の若き日の姿。まるで女将を迎えにきたかのようです。思わず、旦那の所に行きそうになる女将ですが、その時、人の気配が。何と列車に乗り遅れた緒花が廊下のぞうきんがけをしていました。その姿を見てそっと涙を流す女将。

駅まで緒花を見送る女将に、緒花はいつかきっと帰ってくると宣言します。そんな緒花に女将は豆爺のつけていた業務日誌を渡します。

いつか喜翆荘を再開したとき緒花が豆爺の代わりに業務日誌をつけなさいと言う女将。必ずここに帰ってくると言う緒花に「ああ、待ってるよ…」と女将が言い、緒花は湯乃鷺を後に再び東京に向かいます。新OPのラスト付近、緒花の姿はやはり湯乃鷺を離れる姿だったか。駆けていく女子高生達はきっと菜子、民子、結名なんでしょう。

そしてその後の皆さん。縁と崇子は福屋で番頭修行。

結名は図書館でフランス語の勉強中。独りぼっちでちょっと淋しそうですが…

想い出の写真は掌の中に。

豆爺は息子夫婦の家で楽しそうです。孫もいるし。

次郎丸は古い映画館で働きながら小説の投稿に励んでいます。宿代チャラで良かったね。

蓮さんは新しい職場に板長として就任。プレッシャーに弱いのでかなり緊張気味です。まあ腕はしっかりしているので問題ないでしょう。

巴は小料理屋に再就職。お元気そうですが、客を張り倒して主人に怒られてます。

民子は働き口を探しています。やはり難色を示されていますが、買い物の途中で見かけた徹が一緒に店に頼んでくれて、何とか働き口が見つかったようです。

菜子はスイミングスクールで子供に水泳を教えている様子。特技は水泳ですからね。やはりグラマーだなあ、菜子は。

そして緒花は再び東京で皐月と一緒に暮らしています。全ては皐月の夜逃げ以前に戻ったかのようです。しかし、緒花の気持ち、そして孝一との関係は以前とは全く変わりました。それにしてもセーラー服、また新しいの買ったのかなあ。それともどっかに取って置いたのか。香林高校の白いセーラー服の方が好きですけど。

“今はまだきっと蕾。でもだからこそ高く高い太陽を見上げる。喉をならして水を飲む。私は、これから咲こうとしているんだ!”喜翆荘は閉じてしまい、緒花の湯乃鷺温泉生活も7~8か月で幕を閉じましたが、皆それぞれが「いつかは喜翆荘」という夢を胸に、明日へ向かって進んでいくという爽やかなフィナーレでした。

2008年の「true tears」(富山県南砺市)、2011年の「花咲くいろは」(石川県金沢市)、そして2012年の「TARI TARI」(神奈川県鎌倉市)はいずれもP.A.WORKSのオリジナルアニメーションで、青春三部作と位置づけられており、「true tears×花咲くいろは×TARI TARI ジョイントフェスティバル」(2013年4月)といったコラボレーションも行われています。順番は違いますが、三部作全て見られて満足です。

次回からは「とらドラ!」をレビューする予定です。これも青春物ですね。我ながら好きだなあ、高校生ものが。全くといっていいほどいいことのなかった我がリアル高校時代への鎮魂歌……
こんばんは。今日は確かに暖かかった…けど、曇り空だし風は強いしで、春の陽気とまでは感じませんでしたね。近くの河原で害虫駆除の野焼きをやったらしく、やたら灰や燃えかすが舞っていました。前の日からアナウンスがあったので布団を干したりはしませんでしたが、燃えさしが飛んだりはしないのかな?

それでは本題に。好きなアニメキャラ、24回目の今日は「STEINS;GATE」の癒しキャラ、まゆしーこと椎名まゆりです。

主人公である岡部倫太郎(通称オカリン)の幼馴染で、彼が主宰する未来ガジェット研究所のラボメンNo.002です。大学生になっても激しく中二病である岡部の「人質にして、人体実験の生贄」という脳内設定に従って彼の傍にいます。

自称と一人称は「まゆしぃ☆」、挨拶は「トゥットゥルー♪」。心情を表現する度に「まゆしぃは○○なのです」というセンテンスを用います。これらを下手な娘がやるとひたすら痛いのですが、まゆりがやるとなんとも様になっています。御茶ノ水にある私立花浅葱大学付属学園2年生。また秋葉原のネコ耳メイド喫茶「メイクイーン+ニャン2」でバイトをしており、そこでは金髪のウイッグを付けて「マユシィ・ニャンニャン」と名乗っています。

プロフィールは…、
年齢:16歳 身長/体重:152センチ/45キロ 血液型:O型
3サイズ:B85/W56/H82 誕生日:1994年2月1日(みずがめ座)
住所:池袋(実家) 趣味:天体観測(夜空を見るだけで望遠鏡は持っていない)、コスプレのコス作り(自分ではコスプレをせず、他人に着せる)といったところです。しかし身長152センチでバスト85ってかなりグラマラスですね。トランジスターグラマーというやつか。

服装は水色クロシェ&ワンピースと膝丈上のデニムパンツというちょっとがっかりスタイルですが、童顔巨乳でちょっとレトロな太眉キャラです。貧乳(B79/W56/H83)のメインヒロイン牧瀬紅莉栖とは対照的な特徴の持ち主ですね。

性格は見た目のとおりおっとりかつマイペースで天然です。楽天家で空気を読まないため、「脳天気」「頭ゆるゆるのおバカさん」などの嘲罵を受けることもありますが、ほんわかした言動や性格からラボにおける清涼剤的な役割を果たしています。

いわゆるオタクですが、コミケでは同人誌などの入手よりもコスプレ発表をメインにしています。好物はジューシー唐揚げとバナナとジャンクフード全般で、大食家でいつも何かを食べていますが、父親と毎朝ランニングしていていくら食べても太りません。体質じゃなくて努力だったんですね。

小学生だった6年前に、祖母が他界したショックから半年ほど毎日祖母の墓参りを続け、失声症同然になっていた事があります。その様子を不憫に思った岡部が、あるアニメの悪の科学者の台詞を引用して慰めたことから、自ら「まゆしいはオカリンの人質」を実演するようになりました。

祖母と一緒に星空を見ていた影響で、今でも唐突に空に向かって手を伸ばす癖(岡部曰く「星屑との握手(スターダスト・シェイクハンド)」)をします。

劇中では、携帯メールを過去へと送る機能を持つ「電話レンジ(仮)」が登場、「Dメール」を過去に送信するたびに、「世界線の移動」と呼ばれる現象が発生して、メールのメッセージ内容に影響を受けた人々の過去が改変されていきます。Dメール実験の対象者(ラボメンメンバー)はそれぞれに変えたい過去を隠し持っており、それを修正するために過去改変が次々に行われました。

しかし、仲間たちの願いが反映された現在の世界線(α世界線)の先には、絶望的な未来が待ち構えており、椎名まゆりの死という運命が不可避となっています。岡部が何度やり直しても、残酷な結末を変える試みは「世界線の収束」により阻まれてしまいます。つまり死に方は変われども死ぬこと自体は不可避という。

特にアニメでは岡部の回想で一瞬しか出てきませんでしたが、ゲーム版では「ゲルまゆしぃ」という画像があって、突然これを見たプレイヤーにトラウマを残します。三大トラウマシーンの一つだそうです。

ちなみに「STEINS;GATE」の三大トラウマシーンの残りは、まゆりの「地下鉄」(まゆりと親しい女の子がまゆりを驚かせようとしたら…)

そして阿万音鈴羽の「手紙」(失敗した失敗した失敗した…)だそうです。後ろの二つはアニメでもしっかり描かれていました。

結末を変えるためには、世界線を大きく変えてβ世界線にシフトする必要があるのですが、そのためには全ての過去改変をキャンセルしなければなりませんでした。しかし、β世界線へ移動すると、まゆりは助かりますが、今度は牧瀬紅莉栖が死ぬことになってしまいます。

岡部は「過去の岡部が観測し確定した事実は変えられない」という制約条件のもとで、時空間的に絡み合った謎を解きほぐし、全ての仲間たちを救うことを決意しますが、その方法は……アニメを是非ご覧下さい。

本作では牧瀬紅莉栖がメインヒロインなんですが、私はてっきりまゆりが岡部とくっつくのかと思っていました。私ならまゆりがいいなあ。

CVは花澤香菜。なんと二週連続で登場。いろんな役を演じる彼女ですが、可愛いらしい癒し系の声質にぴったりなのは、ちょっとおとなしめな少女キャラだと思います。そして椎名まゆりは花澤ボイスにジャストフィットでした。すごくストイックなので現場をなめているような子を嫌っており、ちゃんと台本を読んできていなかったり、何を言ってるかわからない子がいると「もう一緒にやりたくないから外して」とか言うという噂がありますが、やたらにアニメ出演数の多い花澤さんに共演NG出されると大変なことになりそうです。

次回はメイド喫茶のフェイリス・ニャンニャン行っときましょう。
今日は陽射しは弱々しかったものの、温くていいですね。たまにはこういう日がないといけません。春が近いのかな、なんて思ったりもしますが、春が近づいたら近づいた花粉症という憂鬱なものがあるし、真冬に暖かい日が来るのが一番気楽かも知れません。

さ、それでは本日も戦国ランスの実況プレイ中継を続けていきましょう。

第75ターン。いよいよ武田と戦おうとか思いつつ、まずは事務処理。上総2000の開発と、江戸で迷宮を発見。魔界都市だそうです。シンジュク鬼というのが封じられているとか。魔界都市新宿じゃ菊地秀行ですね。

それから新規加入の大道寺小松に注目してみます。この人、行動3、攻防知速全て5と凡庸な女性武将なんですが、可愛いのでランスがエッチしたいだろうということと、「ファンクラブ」という特殊技能があるので。これは毎ターン勝手に兵数が増える(+20名)というものです。戦闘に勝利しなくても勝手に増えていくのはいいですね。

第76ターン。リーザスからの援軍第三弾、レイラ・グレクニーがやってきました。謙信ちゃんと手合わせしてみたいとか言っています。

レイラはリーザスの親衛隊長で黄金聖闘士のような金色の鎧を着ています。行動回数5、攻防知が7と優秀です。騎士という兵科は、武士に近いものの足軽のようなガード役もできる万能兵科です。しかも基本性能が足軽・武士より高いので、普通に通常攻撃してる分でも地味に強いという素晴らしい職種です。特殊技能「親衛隊突撃」は敵部隊が自部隊より多い場合ダメージ2倍かつ反撃ダメージ少なめというなかなかの性能。頼りになりそうです。

テキサスで「働きバッチ」を入手。これは行動回数が+2になる代わりに部隊の半数の兵士が病死してしまうという呪われたアイテムですが、「ファンクラブ」で兵士が自然に増える小松に装備させましょう。
それから三河の迷宮「徳川埋蔵金」を探索。13層もあって大迷宮です。最下層にはまばゆい金色の玉が。10万タヌーの埋蔵金だそうですが、狸妖怪のふぐりだそうです。いるかそんなもん!
それからまたも異国から援軍を呼びます。ゼス三回目。これで打ち止めですね。

第77ターン。上総2000を開発。それから今度は佐渡金山探索。こちらは10層。最下層には佐渡爺レベル55と高めで、前衛にスーパーハニーというハニーの上位種族(レベル40)を3体据えていましたが、数の暴力で撃破しました。人望の杖を入手。

これは極端な人望を手に入れる出来るという不思議な杖で、毎ターン20人入隊希望者が現れるという、小松の「ファンクラブ」能力を手に入れられるアイテムです。とりあえずウルザに装備させます。そして伊勢に行ってみます。

ここには異国の店があるそうです。プルーペット商会ジャパン支店。迷宮を探索している手に入る鬼の骨とアイテムを交換してくれます。人間離れした姿ですが、商人なんだそうです。

どいつもこいつも怪しげですが…とりあえずエロ話。続いておこめ券。どっちもクソでした。

が、それをクリアーすると出てくる戦巫女戦隊。

これは巫女隊のみ装備可能な、部隊人数+1000にするアイテムです。名取さんに装備させます。こうして着々と対武田戦の準備を進める織田家なのでした。これも治にいて乱を忘れず?

第78ターン。上総2000で「問答無用の赤紙」を入手。部隊人数+100にする徴兵令状です。

第79ターン。南条蘭、行方不明の北条早雲の居場所を遂に知ります。どこかの迷宮でミナモトという鬼と戦っていると。さあ、それはどこかな?

第80ターン。大道寺小松の好感度が「信頼」まで来たら、ランスにおねだり。なんと陰陽師を追い出せと。北条家では武士は陰陽師の下に見られていて苦労したそうです。陰陽師をどうにかしたらエッチも考えるとか。これはランスとしては考えねばなりますまい。なお、魔法使いは別にいいそうです。

現在の織田家武将一覧です。29人と上限の30人まで空き枠はたった一つ。そろそろまたリストラしましょう。美濃三人衆はもういいかな。それでは辞世の句を。

まずは安藤きゅうり。陰陽師だし、小松とエッチするためには真っ先に消えて貰わねば。

続いてたくわん様。名前に様がつくとは何様だ。

最後に頑固一鉄。まるで毒をもられたようなセリフですが、別に殺してませんから。

南条蘭がやってきました。早雲がまむし油田の石油穴にいることを突き止めたそうです。力を貸して欲しいという蘭は、ランスになんでも言うことをきくからと懇願します。この鬼畜にそんな頼み方をするのは危険きわまりないのですが…


エッチなことはしてもいいがセックスはダメだという蘭。では素股ということで交渉成立しました。しかし繰り返しますがランスは鬼畜なんです。

「おーーーっと、ハイパー兵器が滑ったーーー!!」なんとわざとらしいセリフだ(笑)。

アクシデントを装って、蘭の処女をいただくランス。酷い。そして「俺様は出したところに出す男!とーーー!!」と。

早雲のために取っておきたかった処女を奪ったあげくに中出し。まさに鬼畜。避妊の魔法がかかっていて妊娠しないことだけが不幸中の幸いですが、蘭は知らないでしょうしね。

これだけのことをしたからには蘭の頼みを聞いてやらねばなりますまい。早速石油穴に行きましょう。石油穴は7層です。7層目にはいると、なんと早雲はまだミナモトと戦っていました。7~8ターン前の話なんですが、ゲーム内ではどれほどの時間が経過しているのか。

蘭、早雲を救うために禁断の朱雀召喚。ミナモトは朱雀直撃で跡形もなく蒸発してしまいました。早雲に駆け寄ろうとした蘭ですが、その時突如蘭の躰が千々に弾けて……

魔人ザビエルの使徒・戯骸登場。こいつが蘭の中に封じられていたんですね。この戯骸、ザビエルの使徒中でも最強ではないかと思われますが、現在プレイしている「猿殺しルート」ではザビエルが封印されたままなんで今後戦うどころか登場することもありません。正規ルートでは早雲対戯骸があるんですが。

そして早雲の嘆きはともかく、小松のお願いどおり、今織田家には陰陽師はゼロ。ということで小松大喜びです。ランスへの感情は遂に「愛情」に。ということは…

第81ターン。回復した早雲、織田軍に加えて欲しいと頼んできます。最強の陰陽師なのでランスに否やはないのですが、とりあえず小松との約束は果たした後で良かった。

さてランスと小松のエッチなのですが、なぜかランス、小松の部隊で流行しているエロ同人誌を手に入れたらしく、そのシチュエーションでプレイすると言い出します。敵国に捕まった小松姫が敵兵に陵辱されまくるとか。小松ファンが書いたと言うことなのでNTRですね。

初めてなのに、なんて非道い。普通にしてと懇願する小松に構わず勝手に進めるランス。バイブを見せつけて…

なんとバイブで処女喪失。初めてが器具とは酷い。その後朝まで弄ばれた小松、太陽が黄色く見えるそうです。しかしそれって普通男のセリフだよ。

ついでに沖田のぞみにも変態プレイをかますランス。なんと火のついたエロ蝋燭を…

そのまま押し込むという無茶なプレイ。のぞみの目がヤバイです。

そして蝋燭で責められて、絶頂に達して失禁してしまうのぞみ。

第82ターン。援軍到着。ゼスからの最後の援軍はなんと王女にして四天王のマジック・ザ・ガンジー。この人もマリアのようにランスにべた惚れしていて、勝手にやってきたようです。リズナよりもステータス高めの遅くて強い魔法使いです。

ついに武田が動きます。武田四天王がこれ以上大きくなる前に潰した方がいいとか言っていますが遅すぎだっつーの。しかしこれでついに織田家対武田の大激突です。今回武田とぶつかるつもりでしたが、武田家の動きが緩慢だったせいで、エロ回になってしまった感があります。しかしもうボリュームも一杯なので、武田家との大決戦は次回のこととし、今宵はここまでに致しとうございます。
こんばんは。今日は確かにいつもと違います。寒気の牙がにぶいというか。花粉症なしの春の陽気なら素晴らしいことですね。
金曜日は中国美女列伝。しかしそろそろタマも切れ始めていますので、40回には届かないでしょう。32回目の今日は唐琬です。

唐琬は南宋時代の代表的詩人である陸游(1125-1210)の妻です。范成大・尤袤・楊万里とともに南宋四大家のひとりで、特に范成大とは「范陸」と並び称されました。現存する詩は約9200首を数え、その詩風には、愛国的な詩と閑適の日々を詠じた詩の二つの側面があります。南宋というのは宋(北宋)が女真族の国家である金に華北を奪われて、南遷して再興した国ですからね。

例の水滸伝は北宋第八代皇帝徽宗の時代の話ですが、この徽宗が勃興してきた金に対する外交政策に失敗し、金の大軍に攻撃されました。徽宗は帝位を長男の欽宗に譲り、領土割譲と賠償金支払いで一旦は和議を成立させましたが、その後金軍が撤退すると約束を反故にしたため、金を怒らせることとなり、首都開封は陥落し、徽宗と欽宗は捕虜になり、妃・皇女・縁戚の女性や女官、宮女達はことごとく金軍の慰安用に連行され、後宮に入れられた後、金の皇族・貴族を客とする娼婦になることを強いられたました。ほうら、梁山泊を大切にしなからだ、と言いたいところですが、歴史とフィクションを一緒くたにしてはいけませんね。

陸游は政治家でもありましたが、強硬な対金主戦論者であり、それを直言するので官界では不遇でした。政府からすれば戦ったら勝ち目がないのに戦争だ戦争だと呼号されてもかないませんからね。しかしその不遇ぶりが、独特の詩風を生むことになりました。
この陸游、20歳のとき(1145年)母方の縁につらなる唐琬と結婚しました。夫婦仲は睦まじかったそうですが、なぜか唐琬が陸游の母親(要するに姑)から嫌われてしまいます。一説には夫婦仲が良すぎたからとも、また子供が出来ず、それについて良くない噂を立てられたからとも言われます。

そういう訳でたった一年ほどで離縁させられてしまいました。互いに好き合っていたので、その後も内緒で家を借りて隠れて逢瀬を重ねていたそうですが、それも母親の見つかるところとなり,以後会うことができなくなってしまいました。
やがて唐琬は宋の帝室につながる趙士程と再婚し、陸游も王氏と再婚することになりました。そして十年の歳月が流れた1155年の春のある日、沈園という庭園を散歩中に二人は偶然再会します。唐琬は一緒に来ていた夫の許しを得た上で、酒肴を陸游のもとに届けさせました。そのおり悲嘆にくれた陸游が庭園の壁に書き付けたのが、「釵頭鳳」(さいとうほう、かんざしの意)という詞です。

紅酥手 黄縢酒
滿城春色宮牆柳
東風惡 歡情薄
一懷愁緒,幾年離索
錯錯錯
桜色をしたあなたの手が、黄藤の酒を汲んでいますね
町は春の盛りで塀際の柳が青々としています
春風(母親の指していると見られます)は意地悪で、二人の愛ははかない
胸は愁いにつぶれ、離ればなれとなって何年が過ぎたことでしょう
ああ、間違っていた、私は間違っていたのです

春如舊 人空痩
涙痕紅浥鮫綃透
桃花落 閑池閣
山盟雖在錦書難託
莫莫莫
春は昔のままなのに、人はむなしく痩せていきます
涙が薄絹のハンカチに染み渡り、赤い跡になって見えます
桃の花は散って、私は池のほとりの楼閣に佇んでいます
固い誓いは今でも忘れませんが、手紙でお伝えすることもできない
ああ、いけない。そんなことをしてはいけないのです

この陸游の詩は、沈園の壁に書かれたそうです。後日再び沈園を訪れた唐琬は、この陸游の詩を見て、返歌を詠じました。題は同じく「釵頭鳳」です。

世情薄 人情悪
雨送黄昏花易落
暁風干 泪痕残
欲箋心事独語斜欄
難難難
世の中はみんな薄情でした。そして人の情は私に辛いものでした
黄昏時に雨が降ると、折角咲いた花も落ちやすくなります
たとえ明け方に吹く風が雨露を乾かしても、涙の跡は残ってしまいます
私は心に秘めた思いを手紙にしようと思い、手すりにもたれて独りつぶやくのです
ですが、それはやはり難しく、とてもできそうにありません

人成各 今非昨
病魂常似鞦韆索
角聲寒 夜闌珊
怕人詢問咽泪粧歡
瞞瞞瞞
人はみな、各々別々の道を歩むもの。今日は常に新しく、昨日とは違う日です。
でも、貴方と別れて病んだままの私の魂は、振り子のように同じところを行ったり来たりしています
角笛の音は寒々と響き、時は過ぎ、夜明けを迎えようとしています
誰かに心の内を尋ねられるのが怖くて、泣きたい気持ちを隠して楽しそうに振舞っているのです
欺いているのです。他人の目を、そして自分の気持ちをも

「釵頭鳳」は元々曲なのだそうで、そのためメロディに載せるために詩の構成もとても似ていますね。10年経ってもお互いを想う気持ちは変わりなく、しかし決して他人に明かすことは出来ません。互いの苦しく切ない気持ちを吐露し合っている姿が美しくも悲しいです。

二人の詩は互いの愛情を表していますが、陸游の詩は繊細且つ直情的で、別れざるをえなかった元妻に対して別れたことが過ちだったと、ストレートに後悔を吐露しています。

一方の唐琬は「貴方を愛する気持ちに変わりないのだけれど、その気持ちは心の奥底に隠さなければならない。誰にも知られてはいけない」というように、より現実的な視点で自身の気持ちを押さえ込もうとしています。
「秒速5センチメートル」の貴樹と明里が、ラストシーンでもしあの踏切に残って想いを伝え合ったとしたら、このような感じになったのではないかなんて思ってしまいます。なので、唐琬は絶対に麗しい人でなければなりませんし、南宋きっての詩人を向こうに回して返歌を作るあたり、その才もまた素晴らしいと言わねばなりますまい。

なお、陸游の唐婉への思いは、後年折に触れ彼女のことを追憶する詩を作るほど深いものがありました。たった一年の新婚生活だった故に、陸游にとっては唐琬との暮らしは「理想の恋」になったのかも知れません。唐琬は「釵頭鳳」の詩を読んだ後、傷心のあまり世を去ったという説があります。また唐琬の詩は後代の人の贋作であるという説もあるそうです。

個人的には唐琬の詩であって欲しいですが、美人が若くして死んでしまうのはちょっとなあと思います(もったいないじゃないか!)。ただ、陸游は85才を越える長寿を全うしているのですが、老いた後も度々若き日の唐琬との思い出を回想しては詩を作っているので、唐琬は若くして無くなっていて、それがために陸游の中で永遠の女性となっているのかも知れません。


こんばんは、お寒うございます。週末は結構暖かいという予報が出ていますね。この冬は寒いので、たまにはそういう日があってもいいなと思います。ところで筑波嶺あたりの女子高生達、この寒いのにコートを着ていない娘が結構いますね。ブレザーの中にはセーターなりカーディガンなり着込んで、マフラーと手袋はきっちりしているけど、今はコートなしが流行しているんでしょうか。

生足ミニスカートだと寒そうなんですけど。これが…若さか。
さて本日は妄想「秒速5センチメートル」。今日はWinkの「涙をみせないで~Boys Don't Cry~」で貴樹と水野さんの別れ際の愁嘆場を妄想してみましょう。

Winkといえば80年代末から90年代半ばまで活躍した女性アイドル・デュオとして有名ですね。鈴木早智子と相田翔子の二人組で、1988年4月に「Sugar Baby Love」でデビューしました。1989年の3rdシングル「愛が止まらない 〜Turn It Into Love〜」でブレイクし、同年の5thシングル「淋しい熱帯魚」で日本レコード大賞(当時は今とは比べものにならない位権威がありました)を受賞し、紅白歌合戦(同じく今よりもずっと権威がありました)出場を果たしました。

その後1993年頃までトップアイドルとして活躍し、1996年3月末をもって7年11ヶ月に及んだ活動を停止しました。解散ではなく、あくまでも「活動停止中」なのだそうですが、これまでに本格的な活動再開の動きは見られません。ただし、何度かテレビの年末特別番組等で「一夜限りの」といった主旨で2人揃って歌を披露したことは何度かあります。

Winkといえば生き人形のように無表情で、オルゴール人形のような衣装でロボットのように踊る不思議な雰囲気のユニットでした。動くマネキンというかマリオネット人形というか。笑わなかったのは戦略かと思っていましたが、「振り付けを覚えるのが精一杯で笑顔まで気が回らなかった。事務所の社長にはもっと笑うよう言われていた」という趣旨の回想をしているので、たまたま当たったということになるのかも知れません。

実は当時、私は結構Winkのファンでして、1stアルバム「Moonlight Serenade」、ミニアルバム「At Heel Diamonds」、2ndアルバム「Especially For You 〜優しさにつつまれて〜」、3rdアルバム「Twin Memories」、4thアルバム「Velvet」、5thアルバム「Crescent」までを持っていたりします。88年から90年一杯までということになりますね。Wink前期といえましょう。

前期Winkといえば洋楽のカバーという印象が強いです。1stシングルの「Sugar Baby Love」はルベッツの、3rdシングルの「愛が止まらない 〜Turn It Into Love〜」はカイリー・ミノーグの、そして7thシングル「Sexy Music」はかのノーランズのカバーでした。
そして本日紹介する4thシングル「涙をみせないで~Boys Don't Cry~」はユーゴスラビアの音楽ユニット、ムーラン・ルージュのカバーで、1989年3月16日にリリースされています。Winkとしては「愛が止まらない 〜Turn It Into Love〜」「淋しい熱帯魚」に次ぐ3番目のヒット曲なのですが、この二曲に挟まれているせいで狹間の曲という印象があります。でも私は3曲の中ではこの曲が一番好きでしたね。

10曲中9曲が洋楽カバーだった2ndアルバム「Especially For You 〜優しさにつつまれて〜」(1989年4月リリース)にも収録されています。ちなみにこのアルバムはWinkの全アルバム中最大のヒットです。

この曲は女性が男性に振られる典型的な失恋ソングなんですが、曲調が明るいので聞いているとあまり悲愴感がありません。歌詞はよく聞くとかなり悲しげなんですけどね。
妄想するなら、都会の片隅で寄り添うように触れ合った二つの孤独の魂、貴樹と理紗。しかし理紗にとっては安住の地であって欲しかったその恋は、貴樹にとっては束の間の慰めに過ぎませんでした。

“この数年間、とにかく前に進みたくて、届かないものに手を触れたくて、それが具体的に何を指すのか、ほとんど脅迫的とも言えるようなその思いがどこから湧いてくるのかも分からずに”いた貴樹にとって、残念ながら理紗は貴樹が求めて止まない「それ」ではありませんでした。映像版でははっきりとして別れの愁嘆場は描かれていませんでしたが、こんな感じだったのかも知れません。
You 揺れるジュエルな星空に
何故? Good-bye あなたは軽く言うの
My love 胸をつたう涙 止めて
ルージュ直すふりで横向くわ
Sick-sick-sick せつないの
抱きしめて もっと
Sick-sick-sick つたえたい
でも Boys don't cry (Boys don't cry)
貴樹も理紗も、その時涙は見せませんでした。しかし貴樹はともかく、理紗の胸の内は溢れる涙で一杯だったのでした。こんな星の輝く美しい夜なのに。でも理紗は本当は知っていました。貴樹の瞳が自分よりずっと遙か遠くのどこかを見つめていたことを。

You 今夜 まるで映画のような
Sea side ふたり 哀しみは似合わない
バックミラー映るあなた だめね
かっこつけてもまだ愛してる
Sick-sick-sick もう一度
見つめてよ もっと
Sick-sick-sick 戻れない
ねぇ Boys don't cry (Boys don't cry)
二人の別れは意外なほど淡々となされました。理紗はこんなにも貴樹を愛しているのに。いや、愛しているが故に、貴樹を自由にさせてやりたかったのかも知れません。優しい理紗。しかし、理紗自身の心は哀しみに満ち満ちていくのでした。
Sick-sick-sick こんなにも
好きなのに 好きよ
Sick-sick-sick 痛いほど
今 Boys don't cry (Boys don't cry)
Boys don't cry
Sick-sick-sick せつないの
抱きしめて(もっと)
Sick-sick-sick つたえたい
でも Boys don't cry (Boys don't cry)
Sick-sick-sick もう一度
見つめてよ(もっと)
Sick-sick-sick 戻れない
ねぇ Boys don't cry (Boys don't cry)…

“あなたのことは今でも好きです。でも、私たちはきっと千回もメールをやり取りして、たぶん心は一センチくらいしか近づけませんでした”……後日届いた理紗からのメール。
……ただ、生活をしているだけで、悲しみはそこここに積もる、日に干したシーツにも、洗面所の歯ブラシにも、携帯電話の履歴にも……理紗を悲しませると判っていても、それでも立ち止まることのできない貴樹。理想の恋の呪縛、恐るべし。もうほとんど妄想というよりは映像版に近い印象があります。
それでは聞いてみて下さい。
テレビ版。大阪ローカルのようです。バンバンことばんばひろふみのインタビュー付きです。

http://www.youtube.com/watch?v=v__8icY9h3U
PV版。なぜゴルフとか原稿書きなのかよくわかりません。これが…バブルか。

http://www.youtube.com/watch?v=qnlbqS5Z-lE
アイマス版。あずさと千早が踊っています。この二人の中の人は歌が上手いので有名ですが、ここではWinkの歌唱が使われています。

http://www.youtube.com/watch?v=h5bREDLhcbQ
こんばんは。筑波嶺では今朝もちょっと雪が降っていました。大した降雪ではないのですが、凍結した路面が怖いです。霧も出て電車は遅れるし。それはそうと夜空では冬のダイヤモンドが綺麗ですね。これとすばるを見ると冬だなあと思います。
本日13万アクセスを突破しました。12万アクセスが12月23日でしたので、31日で1万アクセスという計算です。
0(8/31) →1万(11/3) 64日間(平均156アクセス)
1万(11/3) →2万(12/15) 43日間(平均233アクセス)
2万(12/15)→3万(1/13) 30日間(平均333アクセス)
3万(1/13) →4万(2/19) 37日間(平均270アクセス)
4万(2/19) →5万(4/10) 50日間(平均200アクセス)
5万(4/10) →6万(5/26) 46日間(平均217アクセス)
6万(5/26) →7万(7/1) 36日間(平均278アクセス)
7万(7/1) →8万(8/5) 36日間(平均278アクセス)
8万(8/5) →9万(9/3) 30日間(平均333アクセス)
9万(9/3) →10万(10/8) 36日間(平均278アクセス)
10万(10/8) →11万(11/14)38日間(平均263アクセス)
11万(11/14) →12万(12/23)40日間(平均250アクセス)
12万(12/23) →13万(1/22) 31日間(平均323アクセス)
年末年始にアクセスが増える傾向は今年も健在でした。昨夏以降アクセスが減る傾向があったのですが、戻しましたね。春頃にアクセスが減る傾向は今年も見られるのかな?

それでは本日の本題です。今日は佐伯泰英の「交代寄合伊那衆異聞」シリーズ第17弾「散斬」第18弾「再会」です。
交代寄合伊那衆シリーズについては、第16弾「断絶」を紹介した際に概観しております。興味のある方は2012年12月21日の記事(http://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-225.html)を参考にしていただければと思います。
というか、あれから続編をまる1年以上読めていなかったということか。しかしこれだけ長いシリーズだと結構覚えているものです。というか主な登場人物が3ページにもなってますよ。日本人のみならず中国人の多数。全員が登場するわけでもないのですが、作中のセリフで言及されるので必要なんでしょうね。

ではまず「散斬」から。例によって文庫版裏表紙の内容紹介です。
時の大老井伊直弼は四面楚歌の政局打開の鍵と考え、座光寺藤之助(ざこうじとうのすけ)を味方につけるべくひそかに上海に手下を送る。藤之助は江南の水郷を旅していた。案内役の劉源(りゅうげん)は、仇敵黒蛇頭(くろじゃとう)から逃れてきた男だった。そして玲奈(れいな)は遠きバタビアで父の面影を追う。新・幕末小説は舞台を広げ新たなステージへ!
主人公の座光寺藤之助は本来交代寄合の旗本である座光寺家の家臣でしたが、養子として迎えた先代が不行跡であったため、重臣達の意向を受けて自ら倒して後継者となりました。以後、老中堀田正睦の意を受けて活躍してきましたが、堀田正睦は開国を朝廷に説得しようとして失敗して失脚し、代わって登場した井伊直弼が幕政を牛耳っています。
上海で貿易の端緒に就いたばかりの藤之助は、大老井伊直弼から「座光寺家断絶」と「当主切腹」の命を受け、座光寺家の江戸退去を指揮すべき日本に舞い戻り、領地で故郷でもある山吹に戻したあと、主立った若い衆を連れて長崎に向かい、ジャンク船に乗って再び上海に戻るというところで終わっていました。切腹命令はガン無視です。
井伊直弼は藤之助の剣名を知って、強引且つ急進的な開国政策を進める自身の警護役にしたいようなのですが、お家断絶とか切腹とかあまりにも無茶な命令を発したものですから完全に藤之助からは嫌われています。しかも刺客も次々と出しているし。井伊直弼からすると藤之助を試すためだったようなのですが、そんな試され方はされる方はたまったものではありません。
さてある意味剣豪よりも手強い蚤や虱に襲われながらなんとか上海にたどり着いた藤之助ですが、輸送船団は東南アジア方面に旅立っておりすることがありません。仕方ないので中国を知ろうということで長江を遡って旅したりしています。藤之助は各地で様々な人と知り合い、有力な仲間を増やしていますが、今回は案内役となった劉源が収穫でした。劉源は藤之助の仇敵ともいうべき黒蛇頭の元メンバーだったのでした。
劉源は元は教師をしていたのに計略にはまって不本意に黒蛇頭入りさせられ、その知識を重用されていたのですが、負傷して片足を失った際、船から投棄されるところを一命をとりとめたのでした。黒蛇頭は海で使えなくなった負傷者は容赦なく殺して捨ててしまう恐ろしい組織ですが、生き残った劉源を息の根を止めずにはいられないようです。
一方何としても藤之助が欲しい井伊直弼は内用人の佐々助八を上海に派遣します。佐々はかつて藤之助がコマンダンテ(司令官)を務めた洋式帆船ヘダ号を徴用して上海に向かい、黒蛇頭と手を組んで藤之助確保に動きます。
しかし黒蛇頭では、狩猟の老陳が老いたことで統制力が弱まっており、副将の呉万全が分派活動を始めていたのでした。ヘダ号ごと乗組員(かつての藤之助の部下達)を拉致した呉万全と救出のため赴いた藤之助は一騎打ちをしますが、死角から吹き矢を撃たれ、不覚にも倒れてしまいます。藤之助の運命や如何に?……なんですが、藤之助はシリーズであまりにもスーパーマンなので、全然心配になりません。

例えて言えば、最大トーナメント編で麻酔銃で撃たれて捕まった範馬勇次郎のように、その後を心配する必要が全くないというか、むしろ周囲のその後を心配すべきというか。

心配すべきはむしろ列車のほうである、のこれみたいですね。

そういえば麻酔銃を撃ったこのおっさん、一時的にせよ世界最強だったかも知れません。その後の勇次郎は進化しすぎてとても通常兵器で殺傷できる感じではなくなりましたから。というか、終盤の勇次郎を見てから初期の勇次郎をみると極めて貧弱に見えますね。あのころは人間だったというべきか。


ほらこんなに違う(笑)。「劇的改装ビフォーアフター」もびっくりです。しかし話が脱線したのでこの辺で。

続いて「再会」。こちらは藤之助の黙契の妻である高嶋玲奈が主役です。
文庫版裏表紙の内容紹介です。
黒蛇頭の内紛に巻き込まれ、名もなき邨(むら)で鉄格子の檻に囚われた藤之助(とうのすけ)。痩せゆく腕で懸命に脱出を試みるが……。一方、南洋に初交易に出ている玲奈は、幼き日に生き別れた父ドン・ミゲルの消息を聞く。遠くマラッカの地で、念願の父娘再会を果たせるのか!? 読み逃すまいぞ、大注目の第十八巻!
ということで、藤之助に代わって輸送船団を率いている玲奈は、インドネシアあたりで交易に従事していますが、父である医師のドン・ミゲル・フェルナンデス・デ・ソトの噂を聞きます。船で島々を回っては無料で医療活動を行っていると言うことで評判はいいのですが、玲奈としてはなにせ20年以上も離れている行き別れの父、会いたいような会うのが怖いようなという複雑な心境です。そもそもどうして母・薫子と別れたのか、その当たりの事情もよく分からないです。
若くて美しい玲奈はどこへ言っても歓迎されますが、ただの美人ではなく、マラッカ海峡の海賊相手に小帆艇レイナ号で切り込んだり、両足のブーツに付けたリボルバーを撃ちまくったりの女丈夫です。むしろそんな彼女をして父との再会というのは様々な逡巡をさせるものかと驚くくらいです。今巻では遂に父娘の再会が叶うことになります。
一方、黒蛇頭に囚われた藤之助は、麻酔を打たれ続けて一ヶ月以上人事不省で過ごしていました。鉄格子の中で目覚めた頃にはすっかり身体が衰弱していましたが、そこはそれ、老人・女・子供しかいない名も知らぬ村でもリンリンという女の子を手なづけ、一緒に脱出を図ります。愛剣と愛銃をちゃっかり取り戻しているあたりは非常にご都合主義ですが、犬や雀まで付いて来るところが凄い。犬はともかく、雀まで手なずけるとは。座光寺ムツゴロウと名前を改めるが良い。
黒蛇頭でも、副将呉万全の裏切りを知った老陳が藤之助の東方交易と手を結び、協力して戦います。藤之助みたいに危険人物は拉致してないでさっさと殺した方がいいと思うのですが、呉万全は井伊直弼に高く売りつけようと交渉していたようです。結局それが命取りとなってしまいました。
しかし、すったもんだの挙げ句、井伊直弼の内用人佐々助八から直弼の書状を見せられた藤之助は、日本に戻ることを約束します。現時点が1859年の夏で、桜田門外の変で井伊直弼が暗殺されるのが1860年3月。もう1年もないので、果たして藤之助が井伊直弼とために具体的に働くのかどうか不明ですが、流石に歴史改変はできないでしょう。
今後の展開やあと何巻続くのかが皆目分からないシリーズですが、すでに19巻は出ているので、30巻以上続きそうな予感がします。シリーズが始まったのが安政の大地震の1855年で、18巻かけてまだ4年しか経っていないので、明治維新まで描くとすると……
こんばんは。今日はうっかりスーツのスラックスにベルトをするのを忘れて出勤してしまいました。おっさんのことなど誰も気にしていないでしょうが、ベルトがないと締まらないものですね(誰うま)。

さて、私のご贔屓声優阿澄佳奈が結婚したというわりに昨日はあっさり流した感があったので、今日は「嫁にしたい声優」というのをやってみましょう。これまで好きな声優さんを三期に分けて紹介してきたので、この中から選んでみたいと思います。向こうにも選ぶ権利があるとか、常識的なことを言っていては始まらないので、あくまで勝手にこちらの指名です。なお、ひととなりをそんなに詳しくしっているのかと言われればそういうことはありませんので、これもあくまで私の思い込みです。

阿澄佳奈をはじめ、滝田樹里、斉藤千和、伊藤静など既婚であることがはっきりしている人は除きます。バツイチとかはまあ許容範囲ですが(なんだこの上から目線)、とりあえず40才未満ということにしときましょう。あと小倉唯とか未成年もパス。17才のあの人は既婚と未成年の両方からダメ(笑)。
ということで20~30代からチョイスした、私ユースフの嫁にしたい声優ベスト5を発表します。
第5位…の前に惜しくも次点のお嬢様から。
早見沙織

声と言い性格といい、とても好きな声優さんです。この人が出演しているというだけで視聴アニメの選択のポイントとしているほどです。が、もうすぐ卒業とはいえまだ大学生。声優稼業はすでに社会に出ているようなものですが、学生という身分から離れてからも数年は人生経験を積んで欲しいなということで。同様の理由で東山奈央、悠木碧、瀬戸麻沙美も選外です。

それではランキングに。まずは第5位……戸松遥

美人だ!この人は美人です。24才とはやみんと大して年は離れていませんが、社会に出てからが長いということで。役としていはビッチっぽいキャラを演じることが多いようですが、「まおゆう魔王勇者」のメイド姉は良かったですね。あと「花咲くいろは」の結名のマッサージチェアに座っている時の声が個人的にツボです。

第4位……堀江由衣

美魔女というにはまだ早いのか…でもこの人の年の食わなさは一体どうしたことでしょう。マルチをやっていたのって20世紀なんですよね。特別ロリ声というわけでもないのに、いまだに高校生役を違和感なくやれるって凄いなあ。

第3位……新谷良子

アマガミのラジオ番組(良子と佳奈のアマガミ カミングスウィート!)でのあすみんの相方です。顔に似合わず地声はかなり低いですが、演じているのは明るい女の子が多いですね。桜井梨穂子とかミルフィーユ・桜葉とか。このひとも美人だと思います。おまけにグラマーだとか。

第2位……大原さやか

38才ということでこの中では最年長ですが、気品のある声が素晴らしです。アリシアさんとかアイリスフィールとかもうたまりません。「TARI TARI」のママン・坂井まひるも女子高生時代も含め良かったですね。一緒に京都の名所巡りをしたいです。

第1位……能登麻美子

能登可愛いよ能登、の能登さんです。やけに女性声優に人気なんですが百合声優なのかな…。志摩子の声はたまりませんね。近年は「花咲くいろは」の輪島巴とか「TARI TARI」の沖田志保など、脇役というかBBAっぽい役を振られているような気がしますが、もっともっとヒロインを演じて欲しいです。死ぬときにこの人の声が聞こえてきたら安らかに征けそうな気がします。

そして何と同率の第1位……佐藤聡美

私の四大天使(皆口裕子、大原さやか、能登麻美子、早見沙織)以外からなんと同率1位が。千反田えるも田村麻奈美もいいですが、なんというか…この人の顔がどストライクです。特別美人ではないのですが、何となく癒されるというか性格優しそうというか。あくまでイメージですが、この人がそばにいたら穏やかに暮らせそうな気がします。

ということであくまで独断と偏見の嫁にしたい声優ベスト5(6人いるけど)でした。女優もそうですが、声優も演じたキャラのイメージって強いですよね。それが実際の性格を反映するわけではないのですが、夢を見るだけなら勝手かな、と。
ここに取り上げた人達は皆成功している人達ばかりなのですが、声優という仕事もなかなか不安定であるとか。私、安月給ですけど一応安定した収入があるのですが、いかがなもんでしょうか?しかし…知り合う切っ掛けがないですなあ。
今日は大寒。別に二十四節季をいちいち取り上げなくてもいいのですが、大寒はやはりインパクトがありますからね。次の節季は立春なんで、春間近といいたいところですが、夏だって立秋からが暑さ本番なので、まだまだ気は緩められませんね。

と言っておきながら気が緩んでいて気付かなかったのですが、声優の阿澄佳奈が15日に結婚したことを報告していました。私は素直にご結婚おめでとうと言いたいのですが、なにしろ屈指の人気声優なのでショックを受けたファンも多かったことでしょう。アイドル声優の中には結婚により人気低下なんてこともありますが、彼女はいかがなものでしょうか。

それはさておき、月曜恒例アニメレビュー行ってみましょう。「花咲くいろは」ももう終盤です。まずは第23話「夢のおとしまえ」。

前話で喜翆荘はぼんぼり祭りまでで閉めるという爆弾発言がありました。全員大ショック。菜子なんか朝の挨拶もできないほどどんよりです。

緒花自身はさほどショックを受けていないようですが、これからのことについては白紙状態。仲居をするために来たわけではないけれど、仲居仕事はすっかり性に合っていたので途方に暮れいている様子です。

そんな中、緒花は女将に呼ばれ、今後の身の振り方を聞かれます。ちょうど崇子がだまし取られた金を取り戻すために上京するというので、緒花を連れて行けという女将。皐月とあって相談してこいということです。東京から喜翆荘に来る時は緒花一人旅だったし、1クール目終盤でも一人で東京に行ってるんですがね。

緒花と崇子、ぎこちない二人旅です。よく考えてみれば、緒花と縁は姪叔父の関係なので、縁と結婚した崇子は義理の叔母ということになります。

民子が作ってくれた弁当を出す緒花。ちゃんと崇子と二人分作ってくれたんですね。多分朝食の賄いをおかずに使ったのでしょうが、崇子も美味しいと褒めています。民子が嫌いなほうれん草がちゃんと味付けされていて、民子が試食してくれたことを知る緒花。

例によってコーラの紅茶割りをつくる緒花。昔、紅茶炭酸飲料ジャズインというのがあって、私はわりと好きだったんですが、ご存知ですか?

緒花にいいかな…って緒花はコーラの炭酸がきついので紅茶で割っているのでしたね。

ぎこちない会話の中、「東京には彼氏がいて…」とか崇子に言われて思わず涙ぐむ緒花。なぜか振られたと思い込んでいるからなあ。それも孝一の別れ際の「じゃあな。」の一言で。緒花には別れの挨拶もうかつに出来ないぞ。まあその純情可憐ぶりが緒花の可愛いところなんですが。

一方東京では孝一が皐月と偶然の邂逅。皐月に誘われて昼食にいったりして。ガールフレンドのお母さんと二人で食事というのももどんなもんでしょうね。緒花から孝一に振られたと聞いていた皐月は、それを前提に話をしてきますが、孝一ははっきりと振ってませんと皐月に告げます。緒花のことをもっと知りたいという孝一に、皐月はビデオ鑑賞会を開催。

一方緒花と崇子は東京タワーに。義理の姉からインチキプロデューサーの情報を入手したという崇子、義理の姉って…それはすなわち皐月ですね。どうやら皐月、展望台にインチキプロデューサーを呼び出して崇子と交代した模様です。崇子を見て逃げ出すプロデューサーですが、逃げ場はなく、一本背負いを決めます。畳じゃないのでこれはキツイ。

戯れにPを背負いて一本背負い。しっかり身柄確保。ですが、お金は戻ってきそうにない気がしますが…


一方の孝一と皐月のAVビデオ鑑賞会ですが、映像の中には仲居姿の緒花が。例のインチキプロデューサーが色々とインタビューしてますが、例の映画話のときにテスト撮影したものみたいです。しかしプロデューサーの質問がいちいち新人AV女優へのやつみたいでなんだかなあ。最初はコーヒーが飲めないと言っていた孝一は、緒花の映像を見る中で皐月にコーヒーをおねだり。緒花のコーラと違って、最後に緒花と会った時に飲んだ薄いコーヒーの味を忘れたくなかったからだそうです。

ついでに巴さんもちょっと異様な姿(笑)で登場。声もつくりまくっていますが、これこそ本来の能登ボイスだと思うのは私だけでしょうか。

皐月と別れて夕暮れの街を歩く孝一。緒花は薄いコーヒーなんかじゃない!そう思いながら歩道橋に昇ると、向こう側からやってくるのは緒花。

広い東京で奇跡のような偶然の再会。そこですれ違ってしまうのは「秒速5センチメートル」だけで十分。そういえば孝一は何となく貴樹に似ている気がします。緒花は明里…ではなく、花苗かなあ。明里に近いのは強いて言えば菜子かなと思います。それはともあれ、君たちはまだ若い。大丈夫だ。

ということで第24話「ラスボスは四十万スイ」。凄いタイトルですね。スイはもちろん女将のことです。


歩道橋での劇的な再会をした緒花と孝一。場所を移して公園に行きます。かつて東京がつまらないと言っていた緒花でしたが、孝一はそんなことを思ったことはなかったそうです。が、緒花がいなくなった東京の景色はつまらなくなったと言います。そして喜翆荘のビデオを見て、「俺、知らない景色だったけど、でもお前がいるその風景はどっかで見たことがあるって思った。多分お前がいたから、こっちの景色も…なんか、よく見えてた」という孝一。

ちなみにこの遊具、昔は良く公園で見かけましたが最近はあんまりですね。グローブジャングルジムというのだそうですが、名称はこの年まで知りませんでした。一生勉強だなあ。

孝一の言おうとしていることは、空気の読めないことを自覚している緒花でも理解できました。緒花は立ち上がって、孝ちゃんの所へ行き、孝ちゃんの口を両手で塞ぎます。「私が言いたいの!私が言いたいの色々!ちゃんと孝ちゃんに言いたい!私…孝ちゃんにぼんぼり祭来て欲しい!!」もっとストレートに「好き」と言っていいんやで?緒花。

「わかった」と優しく微笑む孝一。その笑顔が貴樹に近い。孝一はずっと緒花の事が好きで、その気持ちは変わっていなかった。それがわかって号泣する緒花。緒花は良く泣くけど、うれし泣きは見ていて悪くないですね。

高速バスで湯乃鷺に帰る緒花。緒花が去った後、「おっしゃー!!」と叫ぶ孝一。礼儀正しく優しい彼にしては珍しい感情爆発です。貴樹にもこういうのがあれば良かったのに。

しかしそうなると、あの「五十嵐波子」はもう活躍の機会はないのでしょうか。true tearsの比呂美みたいな雰囲気でしたけど。ぼんぼり祭りに行こうとする孝一を後ろから刺したりしないですよね?

一方こちらは喜翆荘。蓮二や徹は次の職場が内定している模様。腕のいい板前は引っ張りだこなのでしょう。私はどうすればいいんですか…と泣き崩れる民子。さすがに未成年で半人前では連れて行けない様子です。

徹は「男一匹包丁一本、どんな場所でも修行でござんす!」と「流れ包丁鉄平」という漫画の台詞を叫びます。徹はこの漫画で板前を志したのだそうですが、何と民子も板前を目指すきっかけになった漫画である事が判明しました。

民子、どうやらこの漫画を持ち歩いていたようです。座右の銘か。「流れ包丁鉄平」…これは40年近く前にジャンプで連載されてた「庖丁人味平」そっくりですね。原作牛次郎、漫画ビッグ錠。包丁試しとか荒磯勝負とかやってたなあ。

共通の話題で盛り上がる二人。おいおいいい感じじゃないかい?こういう想い出の作品は荒唐無稽な方が盛り上がるんですよね。

しかしここで驚愕の事実が発覚。徹と民子のバイブルである「流れ包丁鉄平」の原作者はなんと次郎丸。なん…だと…。こんなエロス野郎がとショックを隠せない徹と民子。しかし次郎丸ってまだ31才なのに、いつ原作書いていたんだ。高校生でやってたんでしょうか。となると牛次郎というよりゆでたまごですね。

緒花も湯乃鷺に帰還。天敵の青鷺が立ちふさがりますが、今の緒花は逃げません。この瞳の光の強さを見よ。

そんな中、喜翆荘は思わぬ事態に。閑古鳥が啼いていたのにいきなり沢山の予約が入り始めます。その理由は、雑誌に喜翆荘が特集され、べた褒めの内容だったからです。これは千載一遇のチャンスだと喜ぶ縁ですが、女将の閉業の意志は揺るぎません。

菜子、緒花、民子は揃ってお風呂。珍しく菜子が激昂し、自分が女将に意見してくる!!と湯船から立ち上がりますが
、そこへ女将登場。

さっきの勢いはどこへやら、ヒギィ!という表情の菜子。相変わらずいい身体してやがると不埒なことを考えてしまいました。

超高速で風呂を済ませる女将。これが多忙な女将業で培った練達の技か。JK達は湯船で怯えまくっていますが。

翌日、女将と緒花は朝からお墓参りに。ぼんぼり祭りの準備に誰か行かせろと言い置いて行きましたが、予約殺到の喜翆荘は大忙し。女将からはこれ以上予約を取るなと言われていましたが、構わず予約を受ける縁。既成事実の積み重ね作戦で来ましたか。関東軍の参謀状態の縁の暴走ですが、従業員達も賛同していますね。

お墓は緒花の祖父である女将の亡夫のものです。女将は自分達が作り上げた喜翆荘のしがらみに今の若い人達が囚われる必要はないと言いますが、緒花は、喜翆荘はもう女将達だけのものではないと涙ながらに訴えます。と、女将は体調を崩し、倒れてしまいます。

前にも倒れて入院しましたが、今回はお寺で休ませて貰う程度で済んだみたいです。自分達の夢の為に皐月や縁を犠牲にしてきたという女将。縁は旅館経営には向いていないので、失敗して迷惑をかける前にしがらみから解放してやりたいということのようです。

一方緒花は「女将さんてお年寄りなんですね」と爆弾発言。そりゃそうだけど、インパクトの大きさに思わず女将が起き上がりましたよ。緒花は女将の言っている事がよくわからない、お年寄りの考える事はやっぱりよくわからないものなのかと率直に言って、女将を大笑いさせます。緒花もよくわからないながらも女将に対するむかついた気持ちはどこかに行ってしまったようです。緒花って皐月にしても女将にしても容認するんですよね。普通の女子高生とは思えない広い心の持ち主なのかも。

一休みして喜翆荘に戻った二人ですが、何やら揉めています。なぜ喜翆荘はぼんぼり祭りに人を出さないのかと他の旅館の女将や主人達詰め寄っています。予約が一杯でそこまで手が回らないと言う縁ですが、そりゃあ同業者の付き合い上言い訳にならないような気がします。

女将は謝罪して、誰か行ってくるようにと言いますが、従業員達は誰一人として女将の指示に動きません。クーデターか。じゃあ私がとぼんぼり祭の手伝いに行こうとする緒花を、巴さんが止めましたしね。女将が重ねて言ったので緒花は手伝いに行きましたが、女将と従業員の間には溝ができてしまいました。どうなる喜翆荘?どうなるぼんぼり祭というところで、次回いよいよラスト二話です。

いやはや、寒い日でしたね。朝には雪が降り積もっていました。幸い溶けてなくなったようですが、今日は北風が強くて寒いのなんの。

14日に取り上げることを公言したので、本日の好きなアニメキャラは「〈物語〉シリーズ」のやけに色っぽい中学生・千石撫子です。「なでしこ」と読みたいところですが、「なでこ」と読みます。

初登場は「化物語」の「なでこスネイク」でした。〈物語〉シリーズにはちょくちょく登場する主要登場人物の一人ですが、「なでこスネイク」のほか、「囮物語」の「なでこメドゥーサ」、「恋物語」の「ひたぎエンド」でメインキャラクターを務めています。主人公である阿良々木暦の下の妹・月火(この人自身が怪異「しでの鳥」ですが、暦以外は本人も含めて自覚していません)の小学生時代の友達で、暦が卒業した中学に在籍しています。

身長153cm。誕生日は6月3日で双子座。おお私と同じ星座だし誕生日も近いぞ。何か嬉しい。暦が小学生の頃には月火に連れられて来た撫子にしばしば会っていますが、暦が中学生になってからは疎遠になっていました。

非常に内気で人見知りが激しく、無口な女の子です。人と目を合わすのが苦手で、常に前髪か、深く被った帽子で目を隠しています。勉強嫌いで、宿題は提出しないのがデフォルトのようです。そのため成績もあまりよくないようですが、かわいいは正義?

なぜか80年代のアニメやゲームに詳しく、暦が突っ込みに説明をつけなければいけないほどのマニアックなネタを振ってきます。またレトロゲームマニアで、多くのレトロゲーム機を所持しています。これはおじさんとも話が合いそうですねえ。

誰もが認める可愛さを持っていますが、そのため女子には敬遠されがちのようです。とある男子が撫子に告白したところ、撫子は振ったのですが、その男子のことを好きだった女子に逆恨みされ、彼女らの中学で流行っていた「おまじない」をかけられます。

この「おまじない」は貝木泥舟が中坊相手に小遣い稼ぎかせぎしていたアレです。貝木は「偽物の怪異」を専門とする詐欺師なので、その「おまじない」だけでは呪いは発動しないはずでしたが、撫子が解呪の手順を間違えたのと、解呪の儀式を行った場所(北白川神社)が怪異のたまり場だったせいで、怪異「蛇切縄」が発動してしまいました。

怪異は忍野メメの協力によって解決したかに見えましたが、実は振られた男子も撫子を逆恨みして「おまじない」をかけていたので、撫子に取り憑いた「蛇切縄」は二匹いたため、危うく殺されそうになります。

暦がなんとか引き離して追い払いましたが、退治はできなかったので、「呪い返し」となって「蛇切縄」は「おまじない」をした男子に戻っていったのでした。人を呪わば穴二つということですね。命さえ危ぶまれていましたが、〈物語〉シリーズセカンドシーズンの最終話で生きていたことが確認されました。貝木の頭にバットをフルスイング!

中学生にしてはやけに色っぽい撫子は暦が大好きで、「暦お兄ちゃん」と慕っているだけでなく、ツイスターゲームとか二人で王様ゲームとか、かなり大胆な行動もとります。ロリ好きにはたまりませんなあ。しかしすでに戦場ヶ原ひたぎと恋人関係になり、あの羽川翼さえあきらめるというある意味ストイックな暦には相手にされませんでした。

運動神経は本人曰く「普通に鈍い」らしいですが、見知らぬ人に関わりそうになったりした場合には神原駿河にも匹敵する速度で逃走します。「しんどい」ことや「頑張る」ことを嫌い、事ある毎に「自分が怒られれば良いだけだから」と言って済ませています。

一見すると謙虚で健気に見えるが、それは他人に対して完全な無関心であるが故の行動であり、誰も疑わない代わりに信用もしないといことが「ひたぎエンド」で明らかになりました。貝木に言わせれば「心の闇どころか闇の心」だそうです。忍野メメもそのことを見抜いていたようで、羽川翼同様気にかける一方で警戒していました。

実際の性格は基本的に幼くて頭が足らず、わがままです。可愛らしさを押し付けられることをストレスに感じていて、感情が爆発すると口調や態度が乱暴かつ攻撃的になります。

「偽物語」の「かれんビー」では暦との距離を縮めようとあの手この手で誘惑したことから、神原駿河から「ラスボス」と呼ばれましたが、まさしくセカンドシーズンでは暦も忍も敵わないラスボス蛇神様ととなりましたね。

暦への恋心も、実は「ずっと片想いをしていたい」という自己完結したもので、月火からは「絶対に叶わない恋愛を、安心してやっている」と言われています。片想いすることを考え付きもしなかった「花咲くいろは」の松前緒花とは対極的です。

「囮物語」の「なでこメデューサ」で、暦と戦場ヶ原ひたぎの関係を知ったことで精神に異常をきたし、北白蛇神社の神にひたぎを亡き者にするよう願いました。忍野扇(この人は何者なんでしょう?メメの姪とか言っていますが…声はマミさんだけど)からの情報を元に北白蛇神社の神体の札を捜し、その過程で忍と月火に人間的な甘さを相次いで指摘されることになります。月日には前髪を切られてぱっつんスタイルに。そこまですることはないのに。

更にその翌日に登校した日、担任教師にクラスの融和の件(貝木の「おまじない」のせいでいがみ合っているのです)について進展の報告を要求されたことでストレスが限界に達し、教師やクラスメートを罵倒して逃げるように学校を飛び出し、暦の自宅で神体のの札を発見し、飲み込み蛇神へと変貌しました。

撫子は自分を止めようとする暦と忍を半殺しにしますが、ひたぎとの交渉で暦とひたぎの殺害は卒業式の日まで先延ばしすることにしました。神になった後は、北白川神社に住み、説得と退治のためにしばしば神社にやってくる暦を返り討ちにしながら過ごしていました。

「恋物語」の「ひたぎエンド」で、ひたぎの依頼を受けた貝木泥舟に説得され、元の人間に戻ることを選びました。貝木が発見した、親にも秘密にしていた撫子の願望は、なんと漫画家になることでした。神を騙すことなどたやすいと思っていた貝木はあっさり嘘がばれましたが、ギリギリのところでこの件を持ち出して九死に一生を得ました。その後に貝木は「おまじない」を売った中学生にバットでジャストミートされましたが、事件解決後で良かった良かった(笑)。

羽川翼についてはセカンドシーズンでその本性が明らかになったことでドン引きしたのですが、撫子もそうとうにトホホとなる本性でした。しかしこの子に関しては不思議とドン引きしなかったんですよね。やはり可愛いは正義なのでしょうか。それともロリの気があるのかなあ。大人の女性に相手にされないから……いやいや~!多分私は撫子とは相性がいいんではないかと。

それにしても「〈物語〉シリーズ」に登場する女性達は親に恵まれない子が多いですね。母親が新興宗教に狂ったひたぎ、両親とも血が繋がっていない翼、両親が交通事故で死んでいる駿河、両親が離婚した真宵……。血の繋がった両親がそろっているだけ撫子はましな方ですが、人形のように可愛がるだけで、娘のことをほとんど表面的にしか理解していなかったようです。極端に言えば撫子はペット扱いで人間として扱われてなかったような。

CVは花澤香菜。この人については2012年11月4日の記事(http://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-178.html)で取り上げておりますが、その後も売れっ子声優として多くの役を演じてます。まだ24才ですが子役として幼稚園時代から芸能界で活動しており、声優も中学生だった2004年からやっているのですでに10年選手。OLならお局様ですね。


センター試験が始まりました。私の頃は共通一次試験と言ったのですが、多分すでに死語ですね。気温は低いけど、天気が良くて風がないので関東平野部ではまずまずの試験日よりではないかと思います。大雪が降ったりすると大変なんですよね(経験者談)。

さてギャルゲーの土曜日、ギャルゲーというカテゴリーからはすっかり逸脱しているとは思うものの、女の子はいっぱい出てくるのでまあいいかと続けている戦国ランス実況プレイ、今日も行ってみましょう。

第68ターン目です。北条と対立中。かつては死国を併せて4カ国を領有して島津・毛利とともに領国最多を誇った北条家ですが、死国はタクガが独立、さいたまは武田に奪われて今や勢力半減。我が織田家がとどめさしてやんよ。

しかしその前に耳寄りなお話がありましてよ奥様!リーザスから助っ人にやってきた見当かなみ、なんと元は風魔忍者だったらしいのですよ。今では抜け忍として扱われているらしいのですが、では風魔の地元である江戸に偵察に行かせてみることにしましょう(すごい鬼畜だ)。

かなみがぼやいています。偵察なら鈴女あたりにやらせりゃいいのに、あえて因縁のあるかなみに行かせるあたりがランスクオリティ。

案の定あっさり捕らえられるかなみ。風魔の公開処刑ショーが始まります。かなみを押さえているのが縛りノ介、でかいはさみを持っているのがはさみ之新だそうです。やはり抜け忍であることがバレバレです。本当は大陸に修学旅行に行った際に迷子になっただけなんですけど、忍者が迷子になっている時点でダメダメな気がします。

公開処刑だけにあっさり殺しません。じわじわといたぶります。まずはスパッツのみ切り裂きます。どうやればできるんだろうと不思議ですが、まあ忍者だから(笑)。死の恐怖を味わいながら死んでいけと無情なセリフ。見物の忍者は大盛り上がりです。

今度はパンティのみ切り裂きます。はさみ之新は肉切り続けて80年だそうです…ってお前はいったい何歳だ?ここまではギリギリサムネイルにしなくても大丈夫かな。

さあかなみの命も風前の灯火となったところで「たすけて…ランス」と思わずつぶやいたかなみ。あれだけ嫌いなのに最後の頼みの綱はやはりあいつか。しかしそれにちゃんと答えるランス。鈴女に助けさせます。鈴女は風魔にも有名らしく群衆はあわを食って全員逃げていきました。でもかなり鈴女に虐殺された模様。こんなことをしていたら行動回数がなくなってしまいましたよ。

ということで、遊んでいる織田に対して真面目な北条は江戸で反撃に出てきました。しかし大した戦力ではないので一蹴。それとは別に、北条早雲は天志教から鬼退治を依頼されています。梅川という名前の強力な鬼らしいです。本調子ではない早雲、大ピンチに陥りますが、そこに駆けつけらのが南条蘭。

蘭は南条家の当主ですが、数年前に行われた新国主を決める試験で早雲に大差で負けています。負けず嫌いでいじっぱりですが、早雲の事が大好きです。実は早雲と蘭は相思相愛なのですが、双方の性格の問題でなかなかうまくいってはいない様子です。

内なる不思議な声に導かれるように、「朱雀!」と叫ぶ蘭。すると 炎をまとった式神が登場。強力な鬼である梅川を一撃で倒してしまいます。他の陰陽師もびっくりです。これで早雲を少しは手伝えるようになるかなと健気なことを思う蘭でした。ちなみに南条蘭はifルートに「蘭ルート」というのがあるヒロインの一人で、山本五十六、上杉謙信とならぶ本作三大ヒロインなのですが、今回の「猿殺しルート」ではあまり活躍しませんのでご了承下さい。

第69ターン。マリアに砲兵部隊がもっと欲しいとおねだりするマリア。べた惚れのマリアは部下のカスミを呼び寄せます。カスミは行動回数2回で劣化版マリアといった感じですが、「建設」8はいいですね。結構可愛いのでいずれランスの餌食になりそうな気もしますが。

これでもうハチスカ棟梁は不要ですね。リストラしましょう(非情すぐる)。わりとあっさりした最後の一言ですが、別に死を賜るわけではないですから。後は縁側でひなたぼっこでもしていて下さい。

さてでは江戸を攻めてみましょう。斥候を出したところ、防衛力はかなりのものです。なんと徳川家の小狸・井伊直政が加わっています。大道寺小松の2440という戦力には驚きです。

こちらも精鋭を繰り出して大激突。謙信ちゃんの「軍神の威光」で行動回数を減らし、道三ちゃんが妖怪退治をする予定です。

残念ながら惜敗。二武将を捕獲しましたが、突破しきれませんでした。小松の大戦力がなあ。

今度は北条のカウンター。小松のほか、蘭が参加しています。朱雀を使われると厄介ですね。やはり式神準備を行う蘭。横に足軽がいてガードしています。が、それを予期して忍者を2人入れました。忍者の手裏剣は魔法使いや陰陽師の全体攻撃準備を解除できるのです。と思ってらなんと蘭、ノーモーションで朱雀発動!大きな被害が出てしまいました。

なんとか防衛成功。終わってみれば楽勝に見えますが、朱雀は怖いです。小松はやはり兵力が多すぎて倒せませんでした。

朱雀を得て早雲を助けられると上機嫌の蘭ですが、なぜか早雲は不安げな面持ち。危険だからもう召喚するなと言います。朱雀は魔人ザビエルの使徒だというのです。でも、早雲を助けたいから使うと意地を張る蘭。
死国では死国脱出を図るタクガの坂本龍馬一行。地獄門を出て中っ国を目指します。そこは中国地方の覇者である毛利の領土なんですが。火事を装って門番達に門を開けさせ、脱出に成功です。

こちらは驚く毛利家。それにしても毛利元就…初期の大豪院邪鬼もびっくりの化け物です。きっとビール瓶は5人がかりで運んでくる特大のに違いありません。

ほら、こんなの。邪鬼のでかさもさることながら、誰がこんなデカいビール瓶を作っているのか、そっちの方が気になりますね。

一方織田家にはゼスから二人目の援軍が。ウルザ・プラナアイスです。職種は軍師ですが、行動5回、「攻」8「防」7「知」8「速」8と超ハイスペック。しかも探索6、交渉8、建設5と内政も優秀です。さらにレベルも最初から50で迷宮探索でも頼りになります。こんな逸材をよく派遣してくれたなあ。
第70ターン目。さらに異国から援軍を呼びます。今度はリーザスから来て貰いましょう。そしてまた江戸攻めです。小松も蘭も出てこなかったので謙信隊があっさり勝利しました。
イベントで早雲が止めるのも聞かずに朱雀を使う蘭。しかし朱雀を使う蘭の身体に異変が。どうやら身体の中から声がするのだそうです。だから使うなと言っているのに。

一方中っ国を奪ったタクガは寝っ転がっても畳から足がはみ出さないとか布団敷いてみたとか大はしゃぎ。今までどんな生活だったんだお前ら。そこへ毛利元就から書状が。てっきり宣戦布告かと思いきや、同盟の誘いでした。早速毛利の城に行く龍馬達。どうやら元就は龍馬が呪い付きだから面白がっている様子。呪い付きといえば、雪姫の処女を奪った発禁堕山もそうでしたが、一目で呪い付きとわかる風貌になるのが普通のようです。元就も巨大化しているし。しかし龍馬は一見普通のようですが、やはり身体に変化があるのでしょうか。元就は龍馬が気に入った様子ですが、龍馬は元就殺すと憤っています。

一方北条家では早雲と蘭のやりとりが。朱雀を使えば命に関わると言う早雲。かつて朱雀を倒して使役していたのが南条家の先祖の陰陽師だそうです。朱雀が封印されたのは召喚者自身の身体の中、ということは、朱雀が使徒として目覚めると…。恐怖に震える蘭。これでもう蘭は朱雀を召喚しなでしょう。

第71ターン。そろそろ江戸を落としましょう。小田原城は足軽の大群と巫女部隊で構成された特殊な守備陣でしたが、今の織田家にはそんなも無駄無駄無駄無駄ァ!!

江戸でのランスのご褒美はいわし姫。だんだん名前がいい加減になってきたような気もしますが…。

江戸を占領したら「温泉に行く」という行動選択が出ました。箱根辺りかな?しかし温泉に行ってもランスのやることといえば、こればっか。しかしシィルはこれで治療力がアップしているというのだから不思議です。温泉の効能なんでしょうか。

さらに「黄金熊に挑戦」という行動選択が。江戸はさらに発展できる要素がたくさんある大都会ですが、定期的に黄金熊の集団が襲ってくるのだとか。北条家も退治できなかったらしいですが、織田家ならなんとかなるんじゃないでしょうか。黄金熊はレベル40×6。しかしこちらも高レベルの武将を用意しました。さすがにこの面子なら勝利できました。

勝利のご褒美はパワー純金ベアー。「攻」+2の逸品です。

第72ターン。北条は一国のみとなりましたがここで凶報が。あの武田が開戦準備をしているとか。上杉家すでになく、北条家も滅亡一歩手前となればそうなるのも必然ですね。

とりあえず北条家滅亡まではおとなしくしていて欲しいので、開戦準備を妨害しておきます。

ターンを終了したら、北条家が攻め込んできました。迎撃迎撃。なんと勝利した上に南条蘭を捕獲しました。早雲大ショック。

第73ターン。さて、それではあらためて北条最後の砦・上総2000を攻めましょう。上総2000は国力3、城と砦も3という平凡な国です。もはや大した戦力もない模様。

そんな中、まむし油田にミナモトという鬼が出たらしく、早雲が出かけていきます。敗色濃厚だというのに、わざわざ織田領にご苦労様。ミナモトは梅川どころじゃないヤバさですな。他の陰陽師を逃がして入口を塞いだ早雲は行方不明となり、北条は弱り目に祟り目です。でも容赦なく攻める織田家。王手を掛けられても反撃に出る北条家。全滅させたりました。

第74ターン。では北条家にも退場いただきましょうか。陰陽師の大量出撃に備えて後衛を忍者で固めたら、全滅させてしまいました。

北条家征服に伴い、なぜか捕虜になる大道寺小松。まるでランスの生贄に捧げたような。北条の陰謀か?

しかしそれとは別にランスのお楽しみタイム。前貼りをさせて楽しんでいます。ランスの股間が冴羽遼状態になってますね。

シティーハンターってもう忘れられていますかね。

北条家が滅ぶまでは家臣に勧誘できなかった南条蘭ですが、ここへきて懐柔できるようになりました。行方不明になった早雲ですが、牢屋にいては救出にも行けないということで蘭にとっては苦渋の選択ですね。

あと大道寺小松も家臣に勧誘します。こっちは軽いなあ。あとは開発と迷宮捜索。「里見帝国」を発見しました。

こうして織田家は13国を領有。これだけの大勢力になれば騎馬軍団を有する武田といえども。次回、いよいよ武田と戦いましょう。ということで、今宵はここまでに致しとうございます。
こんばんは。皆待ってたフライデーナイト。それにしても寒いですねえ。そういえば本日、フィリピン・ルバング島で終戦後29年も潜伏生活を送っていた小野田寛郎さんが亡くなりました。戦争は多くの人の運命を変えましたが、この方も数奇な運命に翻弄された人でしょう。戦後日本の生活になじめずにブラジルに移住したと聞いていましたが、日本におられたんですね。ご冥福をお祈りします。

さて金曜恒例中国美女列伝、31回目の今日は侯夫人です。後漢が黄巾の乱で事実上統治機能を停止し、最後の皇帝・献帝が禅譲を強いられて滅亡したのが220年。以後三国時代を経て司馬炎の晋が265年に全土を統一しますが、それも長くは続かず304年には五胡十六国時代という国家の分立興亡期、南北に王朝が並立した南北朝時代という分裂期を経て、581年、およそ300年ぶりに隋が全土を統一します。

その隋はたった二代37年で滅亡し、その後は唐が270年以上の長期王朝を成立させるのですが、初代文帝は名君でした。まあ創業者が暗君だとそもそも統一事業なんかできませんが。残虐な刑罰を廃し、法律を簡素化し、政治改革を行い、世襲的任官ではなく実力試験の結果で官吏を登用する科挙を初めて実行しました。

隋は短期で滅亡しましたが、唐はこの文帝の行った改革(開皇の治)をほぼ継承することで長期政権を維持することができたのでした。では、その優れた父の事業を水泡に帰したダメンズは誰かと言えば、二代目の煬帝です。

文帝の皇后(独孤伽羅)は非常に気の強い女性で、文帝に自分以外の貴妃を置かせませんでした。まあ二人の間には6人も子がいたのでそれでも良かったのですが、皇太子となった長男の楊勇は派手好き・女好きだったので質素を好む文帝と貞操を重視する皇后の二人から嫌われ、両親におもねった振る舞いをしていた次男の楊広が代わって皇太子となります。

604年に文帝が病に倒れた時、病床で文帝は楊広の本性を知ったそうで、激怒して長男の楊勇を再び皇太子にしようとしたそうですが、実現させることなく崩御したそうです。一説によれば先手を打った楊広の手の者に殺害されたともいわれます。

さてこの楊広が二代皇帝煬帝となるのですが、即位直後に兄弟を策謀で殺害し、派手な大土木事業を展開しました。首都の大興城の建設と大運河(北京から杭州を結ぶ2500キロの運河で、黄河と長江を横断する)の開鑿でした。さらに万里の長城の修築や3度に亘る高句麗遠征により民衆は労苦と重税にあえぎ、全土で反乱が発生することになります。

当初は鎮圧に努めた煬帝ですが、なにしろ叛徒の殺戮という過酷な対応だったため、一層反乱は激しくなり、北部を放棄して南部に移ります。その後煬帝は次第に酒と宴会に溺れて国政を省みなくなり、臣下からも見限られ、直属の群臣にまで叛かれた事で遂に観念し、618年縊り殺されて隋は滅亡するのでした。

典型的な中国的暴君とされる煬帝ですが、大運河の建設は長期間分裂していた中国を統一するための大事業であり、現在でも中国の大動脈として利用されているものですし、煬帝の暴君像は唐代など後世にかなり誇張されたものであろうと言われています。国を滅亡させた以上、統治者としては完全に失格でしたが、文人・詩人としては評価が高く、文学史上高い評価を受けています。

隋史ダイジェストになってしまいましたが、侯夫人は本名侯巧文といいます。官吏の家柄の出身で、南北朝時代に北朝に仕えていた家系でした。一家は隋が成立すると隠遁し、世事に対して超然とした生活を送っていたそうですが、巧文は少女時代から読書をよくし、巧みな詩作を行っていました。

煬帝は暴君らしく天下の美女を集めたそうですが、16歳の巧文は容貌の美しさ、しとやかさ、柔和さによって才人として後宮に入ることになります。才人というのは下級の貴妃の位です。

煬帝は天下の美女を集め、彼女達を住まわすために「迷楼」という一種の迷宮を造営します。数千名の美女の中、煬帝に目通り叶ったのはごく一部で、候夫人は目通りも叶わず幽閉された状態で過ごし、最後は首を吊って自殺したそうです。美しい才女がむざむざと死んでいった悲哀は、候夫人が残した詩からひしひしと感じられるといいます。

欲泣不成涙
悲来翻強歌
庭花方爛熳
無計奈春何

泣かんと欲して涙をなさず
哀しみ来たってかえって強いて歌う
庭の花はまさに爛漫
春を如何と計る無し

泣きたくなっても涙を流さず
悲しくなるとむりに歌います
庭の花はいま盛りとなって咲いていますが
この春の景色をどうすることもできません

手も付けられないほどの数の美女を集めてただ閉じ込めておくとは…日本でも江戸時代の大奥は三千人から女性がいたそうですが、この場合全てが妻妾というわけではなく、女性奉公人全てを含めた数だそうですから、実際の妻妾はせいぜい十数人から多くても数十人程度だったことでしょう。

無為に散っていった名花もそれはそれは多かったことでしょうが、候夫人は詩作の才があったのでその存在が後世に知れただけまだ良い方なのかも知れませんね。
こんばんは。今日も寒かったですね。夏は暑い暑い、冬は寒い寒いで全く芸がありませんが、個人的にはどっちがましかと言われればまだしも冬の方が。多分雪国にいれば違う答えになるのでしょうけど。
本日は妄想「秒速5センチメートル」、今回はREBECCAの「プライベイト・ヒロイン」で貴樹、明里、花苗の三角関係を妄想してみたいと思います。例によって可哀想な花苗ということになりますが…
誰しもお気に入りのミュージシャンやバンドを持っていて、それは千差万別でしょうが、日本の80年台を代表するロックバンドの一つがREBECCAであるということについては、賛成して下さる方も多いのではないでしょうか。

REBECCAは1984年にデビューし、当初はロック色の強いバンドでしたが、1985年以降はボーカルであるNOKKOの魅力を前面に押し出すポップな曲調に変化しました。同年発売の4枚目のシングル「フレンズ」は大ヒットし、この年発売の4枚目のオリジナルアルバム「REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜」は、当時のロックバンドのアルバムとしては異例のミリオンセラーとなりました。その後も「RASPBERRY DREAM」「LONELY BUTTERFLY」「MONOTONE BOY」「MOON」などヒット曲を連発していきます。

当時は女性ボーカル1人と楽器担当の男性という構成の音楽グループは珍しかったのですが、REBECCAの登場、そして成功以降は同じような構成の音楽グループが多く登場することになります。

1991年に一度解散しましたが、2000年に再結成されています。しかし…彼らの年を取り、こちらも年を取ったせいか、あのころのREBECCAはもう二度と戻らないのだろうなあという気分です。REBECCAの魅力は何と言ってもNOKKOのボーカルにありました。いつも怒りを湛えたような挑戦的な瞳、ハイトーンボイス、そして激しいダンス。酸欠でぶっ倒れてしまうのではないかというほどに弾けています。それにしてもWikipediaのNOKKOの項がほとんど何も説明していないのは何故なんでしょうね?

「プライベイト・ヒロイン」は「REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜」の2曲目です。このアルバムは全曲作詞NOKKOなのですが、この曲は作詞家の沢ちひろ(沢田知可子の「会いたい」の作詞など)との共作となっています。大ヒット曲の「フレンズ」も収録されていますが、「プライベイト・ヒロイン」はなぜシングルカットしなかったのか不思議に思うほどの傑作です。個人的には「フレンズ」よりも好きです。哀しみとか怒りといった負の感情の方に引き寄せられるタイプなのかも…
さて妄想ですが、舞台は都会ないしアメリカあたりと思っていただければ。花苗と貴樹は中学高校と同じで、悪友的な付き合いをしていました。友達以上恋人未満といったところでしょうか。この妄想世界の花苗はあれほど純情可憐ではありません。というか、心の底は純情可憐なんですけど、都会育ちなのでちょっとひねてるというか。一方貴樹も一貫して都会育ちで、何しろ女性には優しくてそつがないのでモテモテです。遊び上手なんて異名をとっていたりしますが、花苗は知っています。貴樹が誰か一人の女性にのぼせ上がったりしたことがないことを。
しかし高校時代のある日、一人の転校生が。それが明里だったのです。三人のハイスクールでは学年末になって、プロムナードが開かれます。プロムナード(略称プロム)というのはアメリカやカナダの高校で学年末に開かれるフォーマルなダンスパーティのことです。参加は原則として男女のペアということで、相手を見つけられなかったらどうずんだと思いますが、参加は強制ではないそうです。強制されてたまるか、そんなリア充どものイベント。

一般的なプロムの内容はダンスや食事、おしゃべりなどで、基本的に夜、飾り付けをした学校の体育館で行われるそうですが、都会ではホテルを借りたりもするそうです。会場ではロックバンドやDJが登場し場を盛り上げ、ダンスのあとに
は大抵、投票によってキングとクイーンを決めるイベントがあるそうです。この辺り、「ファイブスター物語」(ええい、13巻はまだか!)の11巻の巻末マンガ「プロムナード」を見ていただければ。

踊りの中のあなたは
Boy 1番イカしてる
だけど彼女に夢中なの
遊び上手なあなたでも
Don't 今度はちがうのネ
マジなとこなんて見たくない
いつでも友だちの顔
気のないフリのジョーク
意地はってた胸がいたむ
友達以上恋人未満の関係をある意味楽しんでいたところもある花苗。貴樹と最も親しいポジションにいながら、そして誰よりも貴樹が好きだったのに意地を張っていたんですね。貴樹の方からいつか告って来ることを待っていたのに…。いつの間にか現れた明里においしいところを持って行かれてしまいました。
Tonight 哀しみはプライベイト
ひとりで踊ってる
つよがりなヒロインなの
Tonight なきがおはプライベイト
ジェラシーのラストダンス
今夜は恋のファイナルステージ
でもそんな哀しさ、悔しさはおくびにもみせず踊る花苗。その激しいダンスが花苗の涙です。

彼女の髪はブルーネット
Foon たしかにきれいだけど
それがどーしたってゆーのよ
チークタイム重なった影
瞳があつくショート
みえなくなる胸がいたい

ブルーネットというのは 褐色がかった髪の色ですね。特に女性に使うようです。明里の髪の色は確かにブルーネット。しかし花苗だったそうなのに。貴樹はショートよりロングが好きだったのでしょうか?いやいやそんな単純な好みの問題ではありません。貴樹は出会ったのですよ、運命の女に。そして花苗の目の前でチークタイム。ぴったりと寄り添う二人。溢れ出る哀しみの涙と吹き上がる嫉妬の炎で目も見えなくなる花苗。これはもはやNTRですね。花苗、何の助けにもなれないけれど、その胸の痛みは、私にもわかる。

Tonight 哀しみはプライベイト
くちびるにアンハピネス
歌ってるヒロインなの
Tonight ジェラシーもプライベイト
フィナーレのラストダンス
踊るよ恋のファィナルステージ

プライベイト(private)って「個人的な」とか「私的な」といった意味ですが、ここでは「秘密の」とか「非公開の」といった意味で解するのが正解でしょう。今まさに貴樹を失おうとしている花苗、しかしその苦しみ、哀しみは決して貴樹には見せません。いや、誰にも見せることはないのです。たった一人で負の感情を抱え込み、歌い踊る花苗。いつかキミに幸あらんことを。
それでは聞いてみて下さい。REBECCAといえばやはりライブ版でしょうということで。
1985年のライブ版です。NOKKO熱唱

http://www.youtube.com/watch?v=pg4y0Vr793w
1986年の伝説の早稲田祭でのライブ。戸山キャンパス(文学部)ではなかろうか。雨の中ギタリストが頭に巻いていたタオルを奪って髪の水滴を拭うNOKKO(笑)。NOKKOのボーカルはこれが一番声が出ていると思います。

http://www.youtube.com/watch?v=BS_DvwuAxhs
1989年のライブ版。冒頭でMONOTONE BOYをアカペラで歌っています。

http://www.youtube.com/watch?v=G0JWslBldq0
1990年のライブ版。もうNOKKOに歌の主人公が取り憑いています。

http://www.youtube.com/watch?v=UJJUH0mb36Y
一応テレビ版も。番組はNHKのポップジャムのようです。ライブとテンションが全然違いますね。特にバンドが。NOKKO孤軍奮闘。

http://www.youtube.com/watch?v=qIaBZ2biJ8Y
こんばんは。寒中らしい寒さが続いていますね。今日は東京で小雪がちらつくと言われていましたが、結局雪を見ることはできませんでした。ただ寒さだけが残ったという感じ。もっとも雪が降っているのを見るのはいいけど、積もると翌日地獄を見ますからね。

本日は三上延の「ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~」です。「2」を先に読んだ方がいいのは
重々承知していますが、「2」より先に「3」が見つかってしまいまして。順番に拘って借り逃すといつ借りられるか判らないので押さえてしまいました。
メディアワークスHPの内容紹介です。文庫本裏表紙の内容紹介とほぼ同じですが、なぜかちょっとだけ違います。

鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂は、その佇まいに似合わず様々な客が訪れる。すっかり常連となった賑やかなあの人や、困惑するような珍客も。
人々は懐かしい本に想いを込める。それらは思いもせぬ人と人の絆を表出させることもある。美しき女店主は頁をめくるように、古書に秘められたその「言葉」を読み取っていき──。
彼女と無骨な青年店員が、妙なる絆を目の当たりにしたとき思うのは? 絆はとても近いところにもあるのかもしれない。あるいはこの二人にも。
これは“古書と絆”の物語。

短編3編に栞子の妹・文香がつづるプロローグとエピローグが付いています。そのタイトルは「王さまのみみはロバのみみ」。その意味は…読めばわかります。

第一話「ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』」は業界人だけが集う古書市場で起きた紛失事件と、濡れ衣を着せられた栞子が真犯人を見つける話です。おそらく2巻中の話の中で登場しているとみられる栞子の母・智恵子に関わる話です。智恵子は栞子以上の推理力と知識を持ち、優れた探偵の素質を持ちながら、欲しい古書を手に入れるためには犯罪ギリギリのことも平気で行う人物だったようで、ちょうど1巻ラストの事件の犯人と栞子の性格を併せ持つ人だったようです。そのせいで彼女を恨んでいる、ないし怒っている人がいて、物語の語り手である五浦大輔は「栞子に気をつけろ」と警告されます。失踪してから全く智恵子には会っていないと言う栞子。しかし、智恵子はビブリア古書堂や栞子の近況を知っている気配があります。

「たんぽぽ娘」は絶版状態になっていましたが、本書で紹介されたことで脚光を浴びて復刊されています。あらすじは「夫婦で夏休みを過ごすはずが、妻が仕事で一人旅となったマークは、旅先の避暑地にある丘の上で、『タイムマシンで未来から来た』と言う、たんぽぽ色の髪が印象的な若い娘ジュリーと出会う。 一時的に心が揺れ動いた…それだけだ。すこしのあいだ感情の平衡が崩れ、よろめいだだけのことなのだ。 自身にそう言い聞かせながらも、彼女との毎日の出会いが大きな楽しみとなったマーク。しかし、ある日を境に、彼女は姿を見せなくなった… 」

第二話「タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの」は一巻に登場した坂口しのぶ・昌志夫婦が再登場します。し
のぶは実家と絶縁に近い状態にあり、昌志はそれを改善したいと考えていますが、彼の行動はむしろ悪化させてしまうことに。一卵性母娘なんて言って、相性の良すぎる母娘の話もありますが、互いに心配し合っているのに会えば正反対の事を言ってしまい、互いを傷つけ合う…そういう逆一卵性母娘の話です。

表題になっている「タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの」はロシアの児童文学作家エドゥアルド・ウスペン
スキーの絵本「ワニのゲーナ」に登場するキャラクターです。本来の主人公は「ワニのゲーナ」でしたが、その人気からチェブラーシカが実質的な主人公となっています。

チェブラーシカ?ああ、南米にいるっていうUMAね。吸血するんでしょ?って思ったのですが……節子それチェブラーシカと違う、チュパカブラや!
チェブラーシカは南国産のオレンジの入った箱に一緒に詰められてやって来た、小熊と猿の中間のような外見の不思議な小動物です。チェブラーシカとは、「ばったり倒れ屋さん」という意味です。見た感じ猿っぽさは感じますが、しのぶはタヌキだと思っていました。

しかしそれは無理もないことで、チェブラーシカは絵本作品では全身が真っ黒なキャラクターだったのです。人形アニメになる際も、現在のキャラになるまで紆余曲折があったそうです。
余談ですが、旧ソ連ではスターリンの指示によりディズニーのようなアニメを作ることが求められていたところ、チェブラーシカをアニメーション化したことで、ソ連で非常に親しまれるキャラクターとなり、2004年のアテネオリンピック以降ロシア選手団の公式キャラクターになって、表彰台などでロシア選手がチェブラーシカのぬいぐるみを持つ場面が度々見られたそうです。

作品自体は、旧ソ連の体制を批判するために描かれたとされ、詳細が分からないまま行列に並ぶといった当時の物資不足を皮肉るシーンや役人の悪態など社会主義の矛盾や皮肉を絵本や人形アニメを通して描いています。絵本作品にしたのは厳しい検閲を受けた際、「架空の作品である」と言い逃れるためだったそうです。

第三話「宮沢賢治『春と修羅』」は、智恵子の旧友であるという女性から依頼された、盗まれた父の遺品「春と修羅」の捜索の話です。
「春と修羅」は宮沢賢治が生前に唯一刊行した詩集として知られ、1922~23年に制作された作品が収録されています。事実上賢治の自費出版で、正確なタイトルは『心象スケッチ 春と修羅』で、賢治自身は「詩集」と呼ばれることを好まなかったそうです。

刊行当時、辻潤が読売新聞に連載していたコラムで激賞し、佐藤惣之助も詩誌で評価するコメントを付し、背文字を書いた尾山篤二郎も主催する短歌雑誌『自然』の中で賞賛する紹介をしましたが、当時の世間一般には受け入れられず、大半が売れ残ってしまい、賢治が自ら相当の部数を引き取ることになりました。
中原中也や富永太郎といった詩人も強い影響を受け、草野心平は『春と修羅』を読んで「瞠目」し、詩誌『銅鑼』に賢治を同人として誘ったそうです。草野は賢治の存命中から没後にかけてその作品の紹介に大きな役割を果たしたため、この出会いは賢治が世に知られるのにきわめて大きな意味を持ちました。

賢治は、いったん完成した作品でも徹底して手を加えて他の作品に改作することが珍しくなく、多くの作品が死後に未定稿のまま残されたこともあり、作品によっては何度もの修正の跡が残されて全集の編集者が判読に苦労するケースも少なくなかったそうです。そうしたことから、原稿の徹底した調査に基づき逐次形態をすべて明らかにする『校本 宮澤賢治全集』(筑摩書房、1973~77年)が刊行され、作品内容の整理が図られました。
本作に登場する「春と修羅」は、賢治の自筆手入れ入りの初版本という貴重なものが登場します。それは父の遺品ということを差し引いても取り返したいことでしょう。例によって栞子はすぐに犯人を見つけだします。しかし、物語にはもう一つの裏があって、栞子はそれすら見抜いています。

もう一つ、智恵子の心象を象徴する作品として坂口三千代の「クラクラ日記」が登場します。智恵子が失踪した際に残していったこの本を、栞子は即座に売ってしまったそうですが、今になってなんとか手元に戻そうと努力しています。その努力は実を結びませんが、亡父が実は手放さずに家に置いているのではないかという疑惑を持った栞は一生懸命に捜し
ますが…実は意外な人が持っていたのでした。
こんばんは。今日も寒かったですね。先月のうちにエアコンを買い換えておいて本当に良かったと思います。
さて本日は秋季アニメの総括とこれから見ていく冬季アニメについてです。といっても実は秋アニメ、一本もみていな
かったという体たらくなんですが、夏季アニメの「〈物語〉シリーズセカンドシーズン」だけは見続けていて、昨年末に
終了したのでこれについて。「花咲くいろは」もこれとは別に毎週2話ずつ見ていますが、こちらは2011年作品春季アニ
メなんで別途やっているレビューで感想に代えさせていただきます。
「〈物語〉シリーズ」は原作ではファーストシーズン、セカンドシーズン、ファイナルシーズンに分けられており、ま
だファイナルシーズンが継続中なのでテレビでファイナルシーズンが見られるのはいつのことやらわかりません。

ファーストシーズンは「化物語」が2009年に全15話(テレビ放映12話+インターネット配信3話)、「偽物語」が2012年に全11話、「猫物語(黒)」が2012年12月に全4話でアニメ化されていますが、時系列的にはシリーズの発端にあたる「傷物語」は劇場版を制作する予定とされながらいまだに目処がたっていない模様です。これがちゃんと公開していないため、「傷物語」は今のところ「化物語」の初回序盤のシーンの90秒ほどのダイジェストのみとなっています。何故これほど遅れているのか。より収益の上がりそうな「魔法少女まどか☆マギカ」を優先した結果なのでしょうかね?
セカンドシーズンは「猫物語(白)」「傾物語」「花物語」「囮物語」「鬼物語」「恋物語」の6巻で構成されていますが、神原駿河がヒロインとなる「花物語」はアニメ化されませんでした。これは時系列的に一番未来の話であり、この頃すでに阿良々木暦とか戦場ヶ原ひたぎとか羽川翼といった面々が高校を卒業しており、ファイナルシーズンの「暦物語」「憑物語」よりも後の物語だからだと思われます。「〈物語〉シリーズファイナルシーズン」という形でアニメ化するのか、一作ずつアニメ化していくのかわかりませんが、いずれアニメ化してくれることでしょう。

「猫物語(白)」からは「つばさタイガー」。はそれまでの阿良々木暦視点から離れて羽川翼の視点で語られており、以後暦以外のキャラクターも主人公を務めるようになりました。そしてそのモノローグの多さから、堀江由衣の声優としての実力を再認識させられました。もっとも考えてみれば暦役の神谷浩史はそれまでもの凄く頑張っていたのですが。

「猫物語(黒)」で悪役として大活躍した怪異・ブラック羽川(怪異・障り猫と翼のストレスと結びついて誕生した新種の怪異)もびっくりの虎の怪異・苛虎が登場。博覧強記の翼の知識を併せ持つことで、忍野メメすら寄せ付けなかったブラック羽川すら圧倒する強力な怪異でした。

それまで私は羽川翼という人は好きなキャラクターだったのです。ええ、好きなキャラクターで来週にも紹介しようかというほどに。しかし、「猫物語(白)」で描かれた彼女の異質性には驚きを通り越してドン引きしてしまったのでした。その当たりは戦場ヶ原ひたぎがばっちり指摘しているので見ていただければと思いますが、この人を見ているとラリイ・ニーブンのノウンスペースシリーズに登場するパク人のプロテクターを連想してしまいます。

ノウンスペースシリーズはとても面白いので、機会があれば是非読んでいただきたいのですが、パク人というのは幼生、ブリーダー、プロテクターと一生に三形態に変化します。プロテクターは生殖段階を過ぎた最終形態で、人類よりははるかに高い知能・身体能力を持っているのですが、その知能の高さゆえ、プロテクターはいかなる場合でも与えられた条件での最適解が分かってしまいます。そして行動原理も明確(血族を守る)なため、プロテクターには人間でいうところの自由意志というものがほとんどなく、同じ条件を与えられた同じ種族のプロテクターは、どの個体であっても常に同じ選択肢を採らざるを得ないのです。そしてパク人というのは、彼らが形態変化するのに必要な「生命の樹」が生息できない環境下の地球に移民し、進化することとなった人類の先祖なのです。ではプロテクターとは何かというところが物語のキモなんです。


「傾物語」からは「まよいキョンシー」。は暦が忍と時間移動をする話。過去に戻って八九寺真宵が交通事故で死なないようにするという過去改変を行った結果、現代に戻った二人が見たものは、人類がほぼ滅亡した悲惨な状況でした。この話で私はすっかり忍が好きになりました。大人真宵も良かったんだけど、この時代を滅ぼしたキスショット(つまりこの時代の忍)を討伐するために怪異のみを斬る妖刀「心渡(こころわたり)」を複製して4本持って登場したシーンにシビレました。

「囮物語」からは「なでこメドゥーサ」。花澤ボイスも可憐な可愛い可愛い千石撫子が蛇神様になってしまうお話です。神となった撫子は髪の一本一本すべてが白蛇となり、毒牙を形成して攻撃します。吸血鬼(忍)は怪異の王と呼ばれ、高い再生力・不死性と身体能力を持ちますが、日光や十字架のほか、毒にも弱いらしく、蛇神となった撫子は暦と忍を圧倒していました。翼にはドン引いた私ですが、なぜか撫子は平気。そうだ、来週の好きなアニメキャラで紹介しましょう。

「鬼物語」からは「しのぶタイム」。忍野忍がバリバリの美人吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードだった頃の過去の話です。400年前に日本に来て、妖刀「心渡」を入手した頃のエピソードが語られます。それだけではなく、その当時に出現し、今また再登場した「くらやみ」という怪異ならざるもの(強いて言えば自然現象?)の脅威が暦達を襲います。ターゲットはなんと怪異・迷い牛であった幽霊の八九寺真宵だったということで、真宵と暦の涙の別れが描かれます。収録は涙涙で貰い泣きしたと斧乃木余接役の早見沙織がラジオで言っていました。やるなあ加藤英美里。しかしこの人がキュゥべえだと思うと……

「恋物語」からは「ひたぎエンド」。蛇神様となった撫子から卒業式の日に殺すと予告された暦と戦場ヶ原ひたぎ。尋常な手段では勝てない脅威の怪異に対し、ひたぎはかつて自分を騙した詐欺師・貝木泥舟に接触します。彼なりの考えで依頼を引き受けた詐欺師・貝木の「神様騙し」という一世一代の大仕事が始まります。偽物語りでは悪役だった貝木がこの話ではヒーローになっています。かつてひたぎを騙したのにもちゃんと理由があったということで、実はすごくいい人なんじゃないかと思わせます。貝木が語り手となっているせいか、暦がとてもお子様で幼稚な考えの持ち主に見えてしまいます。暦は怪異を解決してきたことで増上慢になっていた側面があったと思われ、それは前作の「しのぶタイム」でも明らかになっていたのですが、お前に撫子は救えない、撫子のためを思うなら二度と彼女に近づくなという貝木の忠告は私ももっともだと思いました。最後にかつで騙した少年にバットで頭を殴られていましたが、死んでない…よね?

さて、今度は今季見ようと思っている冬季アニメです。とりあえずこの三本を見る予定です。

まず「中二病でも恋がしたい!戀」。2012年秋季アニメだった「中二病でも恋がしたい!」の第二期です。勇太、六花たちは高校二年生の春を迎えており、第一期冒頭から一年経過しているわけですね。凸守早苗もついに高校に進学してきて、くみんは三年生です。寝てばかりでいいのか?


そんな中、モリサマーこと丹生谷森夏は高二デビュー?黒髪ロングのお嬢様になっています。スカートも長いし、「マリア様がみてる」路線なのでしょうか。基本黒髪ロングは大好きですが、森夏に限っては茶髪の方がいいなあ、なんて。
OPでは茶髪なので、早番戻ってくれることを信じています。

新キャラとして七宮智音が登場予定。勇太の中二病のきっかけとなった人らしいです。しかし高二ともなれば「高二病」という別の症状もあるというのに、相変わらず中二病でやっていくのでしょうかね、この連中は。

続いて「咲-Saki-全国編」。こちらは2009年春季~夏季に放映した第一期の「咲-Saki-」、2012年春季~夏季に放映した第二期の「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」に続く第三期です。もっとも阿知賀編は直接の続編ではなく外伝的な作品でしたので、本作が第一期の続編となります。

いよいよ全国大会に出場する清澄高校。しかし全国からは強豪が続々参戦。最大の強敵は咲の姉・照がいる西東京代表の白糸台高校として、その他にも大阪の千里山女子高校、鹿児島の永水女子高校(なんと巫女さん)、東東京代表の臨海
女子高校(留学生ばかり)、そして奈良県代表で第二期の主役だった阿知賀女子学院などなど。

それにしても数多くの声優さんが登場するのですが、そのほとんどが女性というパラダイスな環境。収録現場はいい匂いしてそうです。プリキュアシリーズに出演するのが女性声優さんにとっての一種のステータスとか聞きますが、「咲-Saki-全国編」に出演するのもそうではないかしらん。

最後に「バディ・コンプレックス」。サンライズ制作のロボットアニメです。なぜ唐突に続編でもないこの作品を見るのかといえば……本作のヒロイン弓原雛を早見沙織が演じているからです。はい、思い切り声優で選びましたが何か?

男同士の乗るロボットで「ナイスカップリング」とか「プロポーズ」とか「エンゲージ」とか…妙にウホッな気がするのですが、気のせいと信じたいです。

それより雛だ。一話で70年未来から主人公青葉を守るためにやってきた女の子で、謎のロボット(ヴァリアンサー)から青葉を守って戦い、未来へと続く特異点に突入し、光に包まれて消滅してしまいました。おいおいまさか一話だけの登場じゃないよな、だってOPに出てるじゃんとお持っていたのですが……

二話ラストシーンに無事登場。ただし、敵側ヴァリアンサーのパイロットとしてですが。今後どうなるかはこれから見ていくとして、一話の雛がとにかく可愛くてねえ。ツンデレともデレデレともちょっと違う、あれは何と形容すればいいのか。とにかく久々に早見沙織のいい感じの演技を聞いた気がします。そう、斧乃木余接は正直好きではないのですよ私
は。

恥じらいデレの雛もいいですが、そういう子が豹変したように冷酷無残という演技も好きなんです。いわゆる闇墜ちとか悪堕ちというやつですが、はやみんにもそういう演技を期待しています。
成人の日ですね。去年は14日で、雪が降ったのでしたが、今年は寒いけど晴天で良かったですね、関東平野部の新成人諸君。

成人式…そんな式に出席していた時期が、俺にもありました。ずっと前なのでもう忘れちゃったけどね(てへぺろ)。


さて無駄話はこの辺にして、本日も「花咲くいろは」レビューいってみましょう。もはや終盤にさしかかっていて、そろそろ次は何を見ようかと考えなければなりません。あ、秋アニメは全然見れませんでしたが冬アニメは何本か見るつもりです。その話は明日にでも。それでは第21話「蘇る、死ね」です。

私は学校行事編の方が青春ぽくて好きなんですが…とはいえ舞台が旅館なんだから喜翆荘編が主軸になるのは仕方有りませんね。で、これまでもいろいろつるんできた縁と崇子がいよいよ結婚するんだそうです。崇子って喜翆荘を引っかき回すだけのモブもどきの人だと思っていたのですが、主要登場人物だったんですねえ。

しかしバカップルぶりを見せられたこの従業員達の反応wwww。緒花がお手上げだぜ的表情になっていますが、これは逆に「まあめでたいことですし」と彼女なりにフォローしているところです。

しかし例のインチキ映画プロデューサーに騙されてなけなしのお金を持って行かれた喜翆荘(というか縁)、当然盛大な式を挙げるお金はありません。が、女将は式は自分たちだけのためじゃないからちゃんと挙げろと言われ、喜翆荘で行うことに。本業に迷惑をかける訳には渋る縁達ですが、徹、民子、菜子、緒花で式を回すことになりました。

宴会料理の仕切りを任された徹、勇躍民子を連れて市場に下見に行きます。文化祭のオムライスの演出が面白かったので、鯉のあらいと酢味噌で再現しようとか考える徹。やはり民子のメッセージは全く伝わっていなかったか(笑)。

帰りの車内、結婚の話題になって俺もそろそろとか言い出す徹。子供はたくさん欲しいとか。その会話の後で、突如「寄ってくか」と言い出す徹。前にはホテル。

「へっ、な、な、ちょ、でも、でも、徹さん…」と動揺しまくる民子。子供量産なら早速今からということなのか?しかし徹は砂浜に降りただけでした。なんとなくがっかりの民子。じゃあホテル行きたかったんかい。

気を取り直して結婚式は盛大に盛り上げようという民子に、緒花みたいなこというなあと徹。ここで緒花の話題かい。民子の気持ちには全く気付かずに、徹の緒花連呼が止まりません。まあ面白いのが好きなら緒花の方が圧倒的に面白いですからねえ。つまらん!民子はつまらん!

昔のキンチョールのCM思い出しちゃいました。大滝秀治はいい役者だったなあ。それはさておき、徹はやっぱり緒花のことが好きなのかと感じた民子、ひたすら辛そう。そこまでは同情できるんですが、この人の場合その後がいけないんですよね。

やたら機嫌悪くご帰還の民子に緒花はびっくり。また何か失言があったかと入浴中の民子におそるおそるアプローチ。またもやサービスタイムのお風呂シーンですが、菜子抜きでやるなどなんたる失態ッッ!!

「あんたの気まぐれで迷惑するのはこっちなの」
「私だけじゃない、みんな、特に徹さんに迷惑かけてばっか」
「あんた徹さんに頼ってばっかで」
さっきまでノリノリだったくせによく言う。自分の気持ちが届かないからといって、それは緒花に八つ当たりし過ぎでしょう。あげくに緒花に徹と付き合えという民子。

さすがに緒花も怒ります。緒花にすれば、徹のことが好きなのは民子のはずなのに、なぜそういう話になるのか意味不明です。

真意を問うても「うっさい、死ね」だからなあ。この人絶対ディベイトとかできないんだろうなあ。二言目には「死ね」じゃ話にならない。「花いろ」で一番恋愛にエモーショナルなのは民子に違いありません。

さて風呂場では民子の敵前逃亡となりましたが、翌日学校では菜子のクラスではカーテンの交換とか。またもや働いているのは菜子と水野さんの二人だけ。水野さんの再登場はいいけど、このクラス、実は二人しかいないのでは。交換された白いカーテンもまだまだ傷みはないのでもったいない。

ということで、これを何とか出来ないかということで何とウエディングドレスを作り出す結名、菜子、緒花の「すてきな三人ぐみ」。そういえば「すてきな三にんぐみ」って泥棒とされているけど、やってることは完全に強盗ですよね。

カーテンなんか生地は木綿とかでしょ?ウエディングドレスの素材としてどうなんでしょうかね。まあウエディングドレス着たことないんで「出来る」と言われると反論できないんですが、私が花嫁だったらカーテンから作ったドレスはノーサンキューですな。

ところで結婚を前に崇子はテンションダウンだそうです。マリッジブルーというやつか?どうも女将に反対されていると思い込んでいるようです。女将とさしで結婚を取りやめたいと言い出す崇子に、女将は指環を差し出します。これはかつて若き日の女将が連れ合いから贈られたもののようです。


若き日、旅館の仲居と板前だった二人は、旅館の物件を紹介された喜翆荘と名付けて営業を始めたそうです。女将の名前(スイ)が喜ぶから喜翆荘。「自分たちが喜べずにお客様を喜ばすことは出来ない。それにお前のためだけじゃない。お前が喜べば俺が嬉しい」……緒花の祖父、そして皐月の父のセリフです。カッコイイ!

そして頭を下げて「崇子さん、縁を、あの子の喜びをよろしくお願いします」という女将。女将は決して結婚に反対していたわけではないのでした。

感動して涙を流す崇子。「結婚も好きにしろと、私たちにこの旅館を継がせるつもりは無いのかと……」

そこで流れを断ち切る「そうだねぇ、そのつもりは無いよ」の一言。

さすが女将!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ。そこにシビれる!あこがれるゥ!……が、そうなると喜翆荘の経営はどうなるのでしょうか?

というところで第22話「決意の片思い」。

朝4時に緒花達を叩き起こす崇子。いくら旅館従業員の朝が早いといっても早すぎです。「あなた方には普段の喜翆荘の普段の業務、更に私たちの結婚式の準備がある。この過剰な激務をこなすにはヤングチームから睡眠時間を引いていくのが妥当でしょう」ってお前(笑)。結婚式をやっていただくという感謝の気持ちはないのか。やっぱこいつに女将は無理だわ。

寝不足で授業を受ける緒花には追い打ちで携帯に電話。授業中は切っとくかせめてマナーモードにしとけ。電話の相手は皐月でした。この毒親には娘が授業中という概念がないようです。こうも大人が自己中ばからだと緒花の苦労も絶えない訳です。結婚式には顔を出せないという皐月。まあどの面下げてってことでしょうが、この前思いっきり泊まってたくせに。その後なぜか恋バナになり、「あの人」(緒花の父)について「あの人が死んでから15年か…報われる必要も無いのかなぁって思うようになってきた、最近。これだけ好きになれる人になんて滅多に出会えないし、出会えただけでも結構ラッキーかなって…」という皐月のセリフに動揺して思わず携帯を切ってしまう緒花。しかし死別だったとは初めて聞いた。どうせくっついちゃ別れの繰り返しの中で。ついしくじって孕んじゃったのが緒花なのかと思っていました。下手をすると父親がわからないとかじゃないかと…

正直、すまんかった。それはともかく、「どうして私は片思いするってことおもいつかなかったんだろう」と思う緒花。そう、考ちゃんのことですね。新OPにも顔を出していたし、このまま何もないことはないだろうと思っていたらここまで何もなき来てしまいましたが、残り4話で何かが起きそうな気配です。

さてカーテンドレスが感性し、試着をということになりましたが、結名はウエディングドレスを着ると婚期が遅れるといい、緒花では身長が足りないということで必然的に菜子が着ることになりましたが…胸がきつくて入らない。それにしても菜子は婚期が遅れてもいいのか結名?

菜子は恥じらいの姿もいいですね。やはり花嫁さんにするなら菜子でしょう。

それにしても菜子の姿を前にして羨ましそうな緒花と結名。前にも似たようなことがあったようなと言っていますが、そんなに前じゃないよ。第18話「人魚姫と貝殻ブラ」だよ。菜子は性格のせいで地味にしているけど、ハジければ結名を食っちまうポテンシャルを秘めていると思います。菜子を地味子のままにしておくのが結名の安全保障上必要な政策となるでしょう。

「だったら鶴来さんに着てもらおうよ。そこは、その崇子さんよりないかもしれないけど、ないぶんには試着出来るじゃない。別にないぶんにはなんとでもなるんだしさ」……結名(笑)。菜子には及ばないにしても、緒花や民子よりはあるんだという主張は判ったから。ではといって不機嫌丸出しの民子のことろに行く緒花と菜子ですが、案の定完全拒否。そこを何とかと粘る菜子ですが、ドレスを地面に投げてしまう民子。汚れちゃうじゃないか!

これで緒花もキレてキャットファイト二回戦のゴングが鳴ります。
「私のことが気にくわないのはかまわない。でもあのドレスは若旦那と崇子さんのために、なこちと結名さんとで作ったんだよ。すっごく一所懸命。それをあんなふうに」
「うるさい、一生懸命って言うなら徹さんだってそうでしょ。あんな一生懸命な徹さんの気持ちをあんたは踏みにじった」

民子のは反論になってない。こいつは絶対法曹関係の職業には向いていないですね。というか裁判で負けるタイプだから刑事はもちろん民事も避けろ。だいたい別に緒花は徹の気持ちを踏みにじってないし。その後、孝一と徹のどっちがいいかみたいな口論に。なんだこれは…たまげたなあ。true tearsの比呂美対乃絵を思い出しますね。

一部始終を徹に聞かれてしまった民子。逃げ出しますが、徹に追いつかれます。緒花を見ているとワクワクする。そして民子をみているとハラハラするという徹。その気持ち、わかるなあ。これって別に民子への告白でもなんでもないのですが、民子は頭をなでられてあっさり陥落。

「嬉しいんです。徹さんが私のこと好きとかじゃなくても、見ててくれるんだって」
それでいいのか民子。安いやっちゃなあ。機嫌が良くなるのも悪くなるのもちょっとのことでなので、沸点が低くて融点の高い分子性物質(ようするに水とか)みたいですね。

そしてなぜか菜子が感激。「私、感動した!」と小泉元総理みたいなことを言っています。緒花や民子の片思いに感動したご様子。菜子は恋をしたことがないらしいです。高校二年生にもなって片思いの一つもないというのもどうかと思いますが…。多分菜子に告っても絶対逃げちゃうでしょうね。こっちとしては水野さんと百合ップルでもいいぞ。

ということで緒花と民子の対立が解けたところで民子がカーテンドレスを試着。緒花への罵声も「ホビロン!」に戻っています。しかし言い方もともかく、罵声を浴びせるのを控えた方がいいぞ、民子。そんなキレたナイフ、徹は欲しがらない。良く切れるのは包丁だけで十分だ。

そして結婚式となり、崇子は本当に着てるよカーテンドレス。まあ原材料は知らなきゃ知らないでいいことでしょうね。巴さんがなんか羨ましそう。ブーケトスをこっちに寄越せとおねだりまでしてます。あれは今時あまり評判よくないみたいですけどね。

そしてブーケトス。バッチこいとキャッチャーというか関取のような巴さん。気合い入りまくりです。後ろの女子高生達がドン引きしてますが。

にも関わらずブーケはなんと豆爺に。何でそんなとこにいるんだお前は(笑)。

式の後は披露宴です。司会は結名。大旅館のお嬢様なのに。志願したんでしょうかね。だんだん結名が接客業にシフトしていきつつあるような。

そして巴のブーケの呪いのせいか、次郎丸の茶番に付き合わされる豆爺。この後「ズキュゥゥウン!」です。誰得な余興ですね。どうせなるなら菜子×民子とかの百合仕様でやってくれればこっちも嬉しいのに。

そして料理。徹…まじでやりやがりました。まあ披露宴なら洒落で済みますけどね、最後まで民子のオムライスでの告白には気付いていないということですね。

そして縁と崇子の友人が歌います……ってこの歌声は!?nano.RIPEのきみコじゃないか。そういえばさっきから妙に下手な演技をする声優が混じっていると思ったら。

ほら、ルックスも似てるし。この曲「ハイ・リープ」がエンディングとなって本編はおしまい…かと思いきや。

式では尋常な挨拶をしていた女将ですが、披露宴が終わって片付けもすんでから女将が全員を集めて爆弾発言。喜翆荘創業以来業務日誌を付けてきた豆爺が退職することになり、「喜翆荘は今度のぼんぼり祭りでこの日誌と共に閉じようと思っている」と。前回、崇子に喜翆荘を継がす気はないといったのは、こういうことだったんですね

喜翆荘は女将と連れ合いと豆爺で作った旅館。縁と崇子には、二人の旅館を作っていくように言ったのでしょうか。とすると、従業員の行き先が問題になります。皆なんとなう縁&崇子の旅館には働きたくないのではないかという気がしますが。あ、でも徹あたりは花板を任されるなら行っちゃうかも。そうなれば民子もついていくかな。さあこれからどうなるというところで、また次回です。

こんばんは。暮れから正月に酒を飲み過ぎて体調がおかしくなったので、一週間酒断ちをしていたのですが、昨日久々に飲みました。毎日飲むとおいしくないけど、たまに飲むとおいしいですね。適切な摂取が必要です。

さて好きなアニメキャラ、今回、22回目にして初の男性キャラ登場です。このままだとただの女好きのようにみられてしまいやしないかと思って……いや、女性は好きですけどね。本日は「装甲騎兵ボトムズ」の主人公、キリコ・キュービィーです。

「装甲騎兵ボトムズ」は1983-84年にかけて放映された日本サンライズ制作のアニメ作品です。その後はOVA、小説、ゲームなど多様なメディアで展開され、今なお続いています。

アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララント、二つの勢力は、もはや開戦の理由も判らなくなった戦争を100年も続けていました。その“百年戦争”の末期、ギルガメス軍の一兵士キリコ・キュービィーは、味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられます。その作戦でキリコは軍の最高機密「素体」を目にしたことで軍から追われる身となり、町から町へ、星から星へと逃亡の旅を続けていきます。その逃亡と戦いの中で、やがて陰謀の闇を突きとめ、自分の出生に関わるさらなる謎の核心へとせまっていくことになります。

ボトムズとはヒーローメカの名前ではなく、装甲騎兵=アーマード・トルーパー(通称AT)と呼ばれる人型単座装甲兵器及びそのパイロット達を指す俗称というか蔑称です。ATは汎用性と安価さ、そして鉄の棺桶とも言うべき生存率の低さから、兵士たちに最低野郎(ボトムズ)と罵倒されていたのです。わずか4メートル前後というミニサイズのロボットであるAT「スコープドッグ」に乗り、キリコは市街戦、密林ゲリラ戦、砂漠戦、宇宙戦を戦い抜きました。

従来のロボットアニメよりもはるかに血生臭く泥臭い戦いぶりと、単なる消耗品として次々と乗りつぶされ、またどこでも手に入って必要なら自分で組み立てられるスコープドッグをはじめとするATは、リアルロボットのひとつの終着点となりました。

いわゆるリアルロボットは「機動戦士ガンダム」に始まるということになるのでしょうが、ガンダムはしかしそれ以前のスーパーロボットの性格をかなり色濃く残していました。コスト無視の試作機という説明はついていましたが、一機で物語り冒頭から最終回まで使われ続けましたし、陸海宇宙と戦場を選ばず、大気圏突入までこなしていました。大体カラーリングが兵器らしくないですし。

「超時空要塞マクロス」に登場したVF-1バルキリーは数多くの機体が登場してより量産機的性格は強まりましたが、戦闘機・ガウォーク・バトロイドと三段変形し、やはり大気圏突入や離脱をするスーパーマシンで、一体コストはどんだけかかるんだ、整備はどれほど大変なんだと思わせる機体でした。

これらに較べてATの代表格であるスコープドック(その他のATも同様ですが)は、せいぜい現代の戦車か装甲車といった雰囲気で、いかにも安価そうだし簡単に壊れるしで、リアル感が満点でした。

登場人物は味方や敵も一癖も二癖もある連中ぞろいで、それらが織り成す濃厚な人間ドラマも特徴でした。特に雰囲気を出していたのは次回予告でしょう。高橋良輔監督自らが全話分書いたナレーションを、かの銀河万丈(サブキャラとしても登場していました)が謳うように読み上げていました。これは傑作なので、予告集は動画サイトで容易に見ることができます。私も以前「まどか☆マギカ」のパロディに使わせて貰いました。

キリコは明確な出自は不明ですが、幼少期に施設にいたときに襲撃を受け、火炎放射器で焼き殺されかけた経験があり、このことがトラウマとなって過去の記憶を思い出せなくなっています。15歳で軍に入隊し、俗称「レッドショルダー」と呼ばれる特殊部隊に配属されました。テレビシリーズ登場時は18歳でした。

キリコは自称「クソ真面目な男」で、無口で無愛想なため、陰性のように見えることがしばしばで、「根暗」とも揶揄されていましたが、それは本来の性格ではなく、長引く戦争により人間として当たり前の感情を排され、歪んでしまったもののようです。それでも、自身を陰謀に陥れた相手を探ろうとしてリスクを冒すことも厭わないなど、普通の18歳の若者と変わらない面も見られます。

「素体」、すなわち「パーフェクトソルジャー(PS)」のファンタムレディとの出会いの後、自身がなぜ襲撃作戦に参加させられたのかという面を探っていくうちに、助け出した彼女をなぜか「フィアナ」と名付け、呼ぶようになります。フィアナによって、キリコは愛情という感情も覚えていきます。

その後も傭兵となって内戦を戦ったり、レッドショルダーでの殺人マシーンと呼ばれていた頃の記憶を呼び覚まされて苦しんだり、自暴自棄になって酒に溺れて戦ったり、悪夢で魘されたり、戦争被害者から向けられる憎悪などで、心に癒えることのない傷を負うことになりました。

実はキリコは、古代超文明の支配者で、アストラギウス銀河の歴史を影で操っていたワイズマンと対面し、そこで自身がワイズマンによって生み出された“生まれながらのPS=異能生存体”であり、銀河を支配するに相応しい者として、ワイズマンの後継者に選ばれたことを知らされます。

仲間を捨てて、ワイズマンの後継者になろうとしたかに見えたキリコですが、それは芝居で、真の目的は銀河を支配していたワイズマンを抹殺することでしただ。「神」とも呼べるワイズマンを滅ぼしたキリコは、「戦いがある限り利用される」がゆえに、あるかどうかも定かでない「戦いのない世の中」に行くことでした。そして寿命寸前のフィアナと共に人工冬眠のカプセルに入って宇宙を漂います。しかし、その後もキリコはOVAなどで様々な干渉を受けていくことになるのですが、それはまた別のお話です。

ちなみにヒロインのフィアナはパーフェクトソルジャー(PS)ですが、これは人体を改造した強化人間兵器の一種で、マイクロコンピューターと一体化する思考力と判断力を加え、これによって機械的により計算された動きをこなすように人体が改造され、筋力強化もされています。なお、このプログラムのみが盛り込まれている状態を「素体」と呼び、この状態だったフィアナがキリコを見たことで、ひな鳥が最初に見た動く物を親鳥と認識してしまうようにキリコへの依存心が強く刻み込まれたのでした。

キリコは天然のPSとでもいうべき異能者でしたが、その模造品に過ぎないPSはその寿命は僅か2年で、コストパフォーマンスが極めて劣悪でした。キリコ自身は終盤まで自分を常人だと思っていたようですが、生まれながらに持った反応速度や機械類に対する高い適応能力、どんな怪我からも短時間で復活する常人離れした強靱な生命力と、戦場においても生存確率の際だった高さ、そして強力な戦闘力は、戦場でのキリコの超人的な活躍からも窺えます。主人公補正なるものを持ち出さなくても良い訳ですね。

乗り慣れたスコープドッグを選択することが多かったですが、別の他のATには乗れないという訳ではなく、バララントのATファッティーも使いこなしていますし、終盤に登場した専用ATラビドリードックは格好良かったです。

ウド編にはスコープドッグに武器を満載した「レッドショルダーカスタム」という機体が出てきますが、仲間が間違えたので肩の赤い色が逆になっていました。これはレッドショルダーの正規武装をあり合わせの武器やパーツで模倣したものでした。

こちらが正規のレッドショルダーターボカスタム。細かい装備の差は知らない人には判らないでしょうが、赤い肩が逆であることだけは一目瞭然ですね。

キリコの名前の由来はジョルジョ・デ・キリコとキュービズムに由来しているそうです。また手塚治虫の漫画「ブラック・ジャック」に登場するライバル的なニヒルな安楽死医師・ドクター・キリコのイメージからつけたという証言もあるそうです。

CVは郷田ほづみ。当時お笑いトリオ「怪物ランド」を結成して「お笑いスター誕生!!」で10週勝ち抜いて芸能界デビューし、同時期にキリコ・キュービィーを演じていました。その後は「怪物ランド」の仕事が多忙となり、声優の仕事から離れていましたが、1995年に「銀河英雄伝説」のヤン・ウェンリー役を死去した富山敬に代わって演じて以降、再び声優の仕事に戻っています。

郷田ほづみは、放映当初はあまりに無口なキリコにキャラクターを掴めない部分もあったものの、次第にキャラ造りのイメージを掴んでいったとそうですいう。郷田ほづみが演じたキャラで一番有名なのは今でもキリコで間違いないでしょう。キリコは従来のロボットアニメ主人公にはなかった性格だったため、当時の他のロボットアニメの主人公との差違は顕著で、キリコのキャラクターをより定着させていったといえるかも知れません。

無口・無表情・無愛想で、主人公なのに画面に映っても喋らないことが少なくないキリコですが、アニメ本編や小説、ゲーム中における彼の独白や劇中ナレーションでは、殺伐ながらも詩的な言い回しを多用しており、ファンからは「脳内ポエマー」呼ばわりされたりしているようです。

“緑に塗りこめられてはいるが、ここは地獄に違いない。”
“そこは俺にとって、懐かしい匂いのするところだった。手には冷たい鉄の肌触りしかなかったが、慣れ親しんだ温もりが蘇ってきていた”
“そう、これは迫り来る地獄のプレリュードに過ぎないのだ”
“何かを求めて戦場に来る者。その日のメシにありつくために引き金を引く者。そして硝煙と死臭の中でしか生きられない俺。ここは神の住処じゃない。ただの瓦礫の山だ”
“愛…。かつて俺が愛のために戦っただろうか…”
“凶器のようなやつの闘志。それに比べて俺の心は燃えはしない。俺が敢えて受けて立つのは、その憐れな闘志を癒すためかもしれない”
“予感。そうだ、俺だけが知る闇からの予感だ”

このあたりのセンスは次回予告とそっくりですね。高橋監督やスタッフのセンスなので、これを不用意に真似ようとするとただの中二病になってしまいがちです。というかキリコの真似をするだけで中二病一直線のような……


むっちゃ寒い…かと思いきや、風がさほどでもないので陽射しがあればまあまあ暖かでした。だからといってこういう水行はごめんこうむりたいですが。この程度のものか、この冬最強の寒波!煽っていると凄いの来たりして。

ギャルゲーの土曜日なので、それではお正月以来の戦国ランス実況プレイを始めましょう。どこまでいったんだっけかと当人も思い出すの大変だったりして。

59ターンの状況です。織田家はジャパン中央部に9カ国を領有している状況で、現在上杉家と交戦中。その上杉家では謀反が起こって上杉謙信と直江愛が拘束されている模様。和平の使者を叩き斬って佐渡を攻めようかというところで前回は終わっていたのでした。

佐渡は国力6とかなり高いですね。さすが上杉家の金城湯池。城と砦は3つ。ということは行動回数3回なので一気に攻略可能かも知れません。別に1ターンで陥落させなくてもいいのですが、あまり手間取ると…

こんな感じで謙信と愛は無残なことになってしまうので、仲間にするならお早めに。第一陣、小手調べに二線級の部隊を出して見ましたが、上杉勢もカリスマ謙信がいないせいか弱体化していて簡単に勝利。では一気に決着をつけるとしますか。

三連勝で上杉城陥落。謙信救出のためランスが突撃します。謙信と愛を救出し、謀反を起こした謙信の叔父・県政を成敗しに行きます。県政は天守閣でおろおろ。謙信自ら成敗しようとしますが、肉親故に一瞬の躊躇が。その隙にランスが一気に切り捨ててしまいました。

その後は国を取った時のランスお楽しみの姫様陵辱タイム。佐渡だと謙信ということになるのでしょうが、剣の腕はランスでも歯が立たないし、上杉は女武将が多い国なので、めぼしい武将8人と一人一発だそうな。ランスの饗宴(狂宴?)は朝まで続いたそうな。絶倫ですねえ。

60ターン。散歩しているランスと鈴女のもとに謙信がやってきます。ランスは謙信にも手を出そうと寄っていきますが、なんとまさかの謙信からの恋の告白。強引に押し倒すのは得意なランスですが、向こうからの押しには経験がないせいかうろたえるばかり。なんと直球に弱いランスなのでした。
MAZOのSM迷宮を探検します。そろそろかぐや姫を助けてやらないとイベント自身が消えてしまいそうで。10層もあるのですがまあ何とかなるでしょう。

最下層のボスは魔ゾーン。自らの髪を地面に拘束し、緊縛されている謎の敵。さあ倒して下さいといわんばかりで、さすがMAZOのSM洞窟のボス。でもレベル65と高いのでなかなか倒せません。攻撃が快感になっているんでしょうか。魔ゾーンて、キャプテンハーロックの敵のマゾーンから来ているのかな?

しかし何とか倒し、UFO修理に必要な部品も手に入ったようなので、また三河のかぐや姫のところに行ってみます。コイル、鉄パイプ、セロテープ…何に使うんだこんなん(笑)。これでかぐや姫はおうちに帰れるそうですが、ランスがお節介にも修理を手伝おうとすると、ドライバーをかぐや姫の宇宙服に刺してしまいます。「未開の惑星の毒大気がわたしを襲うーー!」とパニックになるかぐや姫ですが、なんともなりません。どうやら墜落のショックで大気成分カウンターが壊れていたようです。

ということは、エッチできるということじゃないかと喜ぶランス。宇宙人なのに構わずかぐや姫とエッチです。なぜかヘルメットは取らないかぐや姫。とりあえずランスの満足度はアップ。

第61ターン。国力は増えた物の、謙信とかコストの高い武将も増えて来たのでコストもどっこいどっこい。これはあれです、リストラが必要な時期が来たということです。それでは能力の低い武将をクビにしていくことにしましょう。

まずは明智光秀。序盤は一応交渉要員としては使っていたんですが、戦力にまったくならないのでここで年金生活に入って貰いましょう。本人も自覚はあったみたいですね。大満足ボーナスで二回いじめると、失踪して姪のガラシャが加わるのですが、面倒なのでカット。

続いて丹羽長秀。この人も基本的に能力不足なもので。しかし最後の一言はインパクトありますね。苦しい時代を共にしたのにこの仕打ち。確かに非情ですなあ。でもクビ。

さらに前田利家。織田家股肱の臣を次々リストラ。きっとランスからみるとうるさい連中だったのでしょう。最後のセリフは、ランス大満足ボーナスで前田利家を二回傾かせると、前田慶次に変身して能力アップするからなのですが、大満足ボーナスを二回もこの人に使いたくないもので。

すると待っていたように直江愛仕官のイベントが。謙信行くところ必ず愛ありということですね。愛は「攻」「防」「速」が7で「知」が8と高レベルな上、探索5、交渉8、建設6と内政性能も高性能。さすが上杉の屋台骨を背負っていただけあります。この人の加入はありがたい。

ちなみに謙信は「攻」「防」「知」が7、「速」が6と戦闘はいいですが、内政系はほぼ全滅という判りやすい純戦闘タイプです。それよりも「軍神の威光」という能力が凶悪で、対戦相手の行動回数を自動的に1減らしてしまうというものです。最初から1しかない武将(鉄砲隊など)はそれ以上減りませんが、これが謙信の強さの秘密でしょう。レベルも64と織田勢でダントツの高さです。これから戦闘で活躍して貰いましょう。
さて佐渡で迷宮を探すと、佐渡金山を発見。これがあるせいで上杉は各地に遠征できていたようです。今は鉱山主の佐渡爺が反乱を起こして立て籠もっているとか。
第62ターン。武田が攻めてくるかと思いきやそのそぶりはなく。むしろ毛利に不穏な動きがあると3Gは言っていますが、毛利とはまだ国境を接していないので当面大丈夫でしょう。それよりそろそろ戦わねば戦姫が離脱してしまいます。とりあえず大和の伊賀家を攻めてみますか。

伊賀家は忍者の王国です。ジャパンには多数の忍者やくのいちがいますが、彼らは武家から消耗品のように使われ続けてきました。それを不服とする犬飼は大和の地に忍者の王国を作り上げました。ジャパン各地の忍者の里と連絡を取り合い、忍者組合を作ろうとしているそうです。

頭領で忍王と呼ばれる犬飼。若き伊賀忍者の頭領。忍者の身分と権利を守る為に戦う理想に燃える男です。動物を操る忍術が得意で、特にわんわん(ようするに犬)を自在に操る事が出来ます。実は前頭領は月光で、月光が行方不明になったことで犬飼が頭領になったのでした。故に月光がいれば「犬飼にお仕置き」という行動を選択でき、一発で大和は落とせるのですが、戦いたいのであえてやりません。

大和は国力3。忍者ばかりのせいか開発されていませんね。城と砦も3。2ターンで落とせそうな気がしますが。取りあえず戦闘依存症の戦姫隊を突撃させます。謙信、愛も随行。伊賀は流石に忍者ばっかりです。守備力に難がありそうですね。謙信のいるせいで最初から行動回数が減っているのがわかります。

第二戦も相手は忍者ばかり。あっさり全滅させて勝利です。後がなくなった伊賀家、ゴニンジャイという特撮ヒーロー戦隊みたいな五人組が出てきます。なかなか格好いいですが、実は伊賀の長老方なんだそうで。じゃあ反撃のお手並み拝見です。

するとランスのファンという女の子が登場。これはあきらかにくノ一では。ランスはまんまと騙されてエッチしようとしますが、織田勢にはジャパン最高のくノ一である鈴女がいたのでした。あっさり正体を見破って喉をかっきります。くノ一とはいえ女の子にえぐいことしはるわあ。ということで、伊賀家の反撃戦自体はあっさりと撃退しました。

第63ターン。それでは伊賀に引導を渡しましょう。犬飼が出陣してきましたが、こっちも豪華メンバーです。犬飼の秘技「百一匹わんちゃん」は全体攻撃でかなりの威力でしたが、それを使えばもう行動不能。今度はこちらの版です。

戦闘は勝利しましたが、犬飼との一騎打ちではなんと鈴女を操る犬飼。伊賀頭領は部下全員に暗示をかけて命令に絶対服従させているようです。しかしとっさの機転で犬飼を盾にし、ランスアタックを炸裂させて何とか勝利。
伊賀でのお楽しみは姫ではなく、くノ一学校訪問でした。くノ一は容姿端麗でなければなれないそうですが、容姿端麗な女が必ずしもくノ一になりたいわけではない(当たり前ですが)ので、常にくノ一は人手不足だそうで、人員不足の時は掠ってくるのだとか。おそろしや。

お楽しみを兼ねてランスがくノ一に実践教育。異人のせいか学生達は興味津々です。それでは大和で開発と迷宮探索を行ってこのターンは終了。なんと平城京が見つかりました。

第64ターン。ゼスの援軍が到着しました。やって来たのはリズナ。絶対魔法防御を持っていますが遅くて癖がある魔法使いですね。大満足ボーナスを使ってさらにゼスから援軍を呼びます。その他大和の開発

第65ターン。マリアが持ってきた「かなみエッチ券」を使って見当かなみとエッチしたり、好感度の高くなった武将の能力を強化したりして平和に過ごします。武田が攻めてくるのを待っているのですが、一向に気配がありませんね。

第66ターン。柴田勝家と乱丸の着替えを覗くランス。しかし真性ロリコンの勝家は全然欲情しないそうです。乱丸は勝家が好きなのに。覗かれたことではなく、想いが届かないことに涙する乱丸。着物なのにパンティとかガーターベルトとか変ですか?ここは日本ではなく、似て非なるジャパンだからいいんです。

もういい、武田が一向に攻めてこないので、こっちから北条を攻める。武田を攻めないところがヘタレですなあ。陰陽道の組合が力を持ち、一定の勢力になったのが北条家です。北条、南条、西条、東条の4家から一番優秀な陰陽師が争って国主を決める実力主義の国で、古くからの陰陽道の役目を守り、ジャパン全土にある地獄の穴を塞いだり鬼退治をする事をもっとも重要な任務としています。ジャパン全土の平和を願っており各地で活動中で、上杉家と共同で武田家の拡大をなんとか防いでいました。しかし上杉が滅んだ今、北条だけでは武田は抑えられないでしょう。織田が武田を滅ぼしてやるから、その前に我がエサとなれい!

国主は北条早雲。ジャパンの抱える各種問題を把握しており、それをなんとかしたいと頑張っています。責任感が強すぎるがゆえに苦労が絶えない真面目君ですが、最強の陰陽師です。

では宣戦布告して攻め込みます。現在の北条家の領土は江戸と上総2000の二国。領土が接している江戸から攻めます。死国も北条領ですが、遠いしイベントが起きて今に北条領ではなくなるので無視します。江戸はなんと城3つ。防御が固そうです。戦姫に敗北を知らしめるならここかな。
ということで戦姫単独突撃。二度目の敗北を知ってきました。あと一回か。
そして北条家のカウンター。東海道に攻めて来ます。強力な陣容でお迎えしましょう。敵には北条早雲がいました。繰り出してくる式神はさすがに強力です。しかし何とか撃退。

第67ターン。死国でイベント。地獄と繋がっている土地で、地獄の穴がそこら中に開いており、はぐれ鬼が常にうろついているという物騒な土地です。1年以上の生存確率は10%という過酷な土地は、流刑地となっているそうです。そして不虞者なども捨てられる土地になっているとか。

そこに住む坂本龍馬らが独立して国を作ると言うことになりました。陸を拓くで「拓陸」タクガという名前をつけて北条から独立し、死国脱出を図ります。

戦姫突撃三回目。不死身稲荷のお守りを持っているので兵力を補充せずに特攻させます。あっさり敗北。腕に負傷もし、落ち武者狩りに捕まって絶体絶命でしたが、ランスと鈴女に助けられます。これで約束通り戦姫はランスが好きになったので、もう出奔する怖れはありません。もう戦わなくていいんだけど、北条と敵対している以上そうも言っていられませんね。
それでは謙信隊出撃。流石に強くて城を一つ奪取。北条も反撃戦を挑んできますが、大した戦力ではないのでランス隊が一蹴しました。

そんなこととは全く無関係に、勝家が結婚報告に。相手は乱丸。しかしお前、乱丸には全然興味がない真性ロリコンでは…。乱丸、なんと豪姫という戦災孤児の幼女を引き取り、これをエサに勝家を取り込んだのでした。手段を選ばないなあ、乱丸。しかし勝家は豪姫に夢中で乱丸の相手をしてくれるかどうか。ということで今宵はここまでにいたしとうございます。次回は北条を滅ぼす予定です。
お寒うございます。寒波キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
年明け仕事始めの一週間、長く感じた方も多かったでしょう。8日から始まったであろう学生諸君はさほどでもないかも知れませんが。私は…といえば、実はさほど長くも感じませんでした。仕事始め早々にいろいろやることがあって、気付いたら金曜日という感じです。あまり忙しすぎるのもなんですが、適度に忙しいと時間が早く過ぎていくような。

一ヶ月以上ぶりということで皆さんすっかりお忘れかもしれませんが、金曜日は中国美女列伝というものをやっておりまして…。忘年会その他でご無沙汰していましたが、今夜は久々にやりたいと思います。記念すべき30人目の美女は花蕊夫人です。

花蕊は「かずい」と読みます。五大十国時代の人ですね。唐が滅亡して宋(北宋)が成立するまでの907年から960年の間、中国が多くの国が短期間に興亡を繰り広げました。黄河流域を中心とした華北を統治した5つの王朝を五代、華中・華南を支配した地方政権を十国と呼び、合わせて五代十国時代と呼びます。

この十国の中に、後蜀という国がありました。存続したのは934年から965年ということで、たった31年の短い国でしたが、この時代短いと10年持たない国もあったのでそう驚くには値しません。五代の一つである後漢なんかたった3年ですよ。後蜀という位なので前蜀というのもあるだろうと思ったら、本当にありました。907年から925年までの18年間は十国の一つ前蜀が現在の四川省付近を収めていましたが、五代の一つである後唐に滅ぼされました。後唐に統治を任された武将が独立したのが後蜀ということになります。四川の豊かな財物を背景に文化の華を開かせました。

蜀は天然の要害で、周辺からの侵攻の危険が少なく、塩・鉄などの資源を豊富に有することから古来より「天府」と呼ばれていました。この当たりことは、三国志演義を読んだ人は諸葛孔明当たりのセリフとしてご承知のことと思います。そのため、戦乱の時代に平和を求めて多くの文化人・僧などが中原から蜀へ流れてきて、五代十国時代最高峰の文化を花咲かせました。

花蕊夫人は後蜀の二代皇帝である孟昶(もうちょう)の貴妃です。生年は不詳ですが没年は976年とされています。青城(四川省都江堰市)の出身で、幼少の頃より文学的才能があり、容姿も美しいということで、孟昶の後宮に入り妃となり、花蕊夫人という称号を賜りました。

蕊とはしべ、雄しべ雌しべのしべのことで、花や蕊(シベ)でも形容できない美貌を持っていたことからこの名が付けられたのだそうです。

花蕊夫人は、孟昶を愛し、宮廷生活を綴った華やかな宮詩を100首余りを残しました。また芙蓉と牡丹の花を愛したということで、成都に大量の芙蓉や牡丹の種を植えたとそうです。

孟昶は即位当初は奸臣を粛清し、産業を振興して国内の安定を図った孟昶ですが、晩年は奢侈に溺れて国政を顧みないようになり、政治が大きく乱れました。

後蜀の版図は次第に他国に奪われていき、964年に北宋に攻められ、965年には降伏して滅亡することとなりました。その際、花蕊夫人は孟昶と共に北宋に捕らえられましたが、北宋初代皇帝である趙匡胤(ちょうきょういん)は無用の殺生を嫌う人だったらしく、孟昶ほかの亡国の君主らを処刑するようなことをせず、諸侯として遇しました。

孟昶は965年に死亡(毒殺説もあるそうです)しましたが、花蕊夫人はその後趙匡胤の後宮に入り、妃となりました。二人の王の夫人になった訳ですね。しかし、花蕊夫人はそうなっても後蜀のことを忘れることはなく、いつも孟昶の画像を祀っていたそうです。

ちなみに建国の王と亡国の王を対比するエピソードとして、趙匡胤は節約を旨としており、娘の魏国長公主が贅沢な肌着(カワセミのの羽を装飾に使っていたそうです)を着ているのを見て、「お前は富貴な身分として育った。そのことの有難味を思いなさい」と説教して二度と着せなかったそうです。また、孟昶が杯に宝飾を凝らしているのを見てこれを砕き、「そのようなことをしているから国を亡ぼしたのだ」と叱咤したそうです。

花蕊夫人の作った詩に「述国亡詩」があります。
君王城上竪降旗
妾在深宮那得知
十四萬人齊解甲
更無一箇是男兒
君主が城壁の上に降伏の旗を立てました。
私は、後宮の奥深くにいたのですが、どうしてそのことを知ったのかといえば
後蜀の全軍人である十四万人が一斉に武装解除をし
もはや一人前の男は、一人もいないと分かってからなのです。

太祖・趙匡胤の弟である趙光義は二代皇帝太宗となりますが、兄が花蕊夫人の美色に迷ってるのを見て、後々国を誤るもとと、狩猟に出た折に弓で射殺したとの説があります。

この太宋には黒い噂があり、太祖には成人した息子が何人もいたにも関わらず、彼らを差し置いて弟である太宋が即位したことは、千載不決の議(千年を経ても結論が出ない議論)と呼ばれる疑惑となっています。

太宗自身は、太祖の遺詔により即位したのであり、自分たち兄弟の母である昭憲太后の遺言でも趙氏の成人男子が年齢順に即位することが定められており、これに従って即位したとの立場をとりましたが、太宗は即位以降、太祖の息子を自殺に追い込んだり、昭憲太后の遺言に従えば次の皇帝になるべき趙廷美(太祖・太宗の弟)を失脚させた後に死に追い込むなどし、結局は自身の息子真宗からその子孫へと代々帝位が継承されるという路線を確立させています。

こんばんは。雪もあるなんて話でしたが、空振りでした。千葉や神奈川では降ったようですが、それより北の筑波嶺はどうしたことだ。明日からは冷え込みが厳しいらしです。すでに寒に入っていることですし、お互いに身体には気をつけましょう。

本日は三上延の「ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~」です。三上延の作品は初めて読みました。

三上延は1971年生で神奈川県横浜市出身で藤沢市育ちです。武蔵大学人文学部(私が現役のとき受験して落ちたところだ…)卒業後、中古レコード店や古書店勤務を経て、002年に「ダーク・バイオレッツ」で作家デビューしました。

ホラー風作品を多く執筆していましたが、2011年に発表した「ビブリア古書堂の事件手帖」が人気作となり、シリーズ累計470万部を売り上げるベストセラーとなり、2012年に本屋大賞にノミネートされた(大賞は三浦しをんの「舟を編む」)ほか、以下のように輝かしい評価を受けています。
今回は公式サイト(http://biblia.jp/index.html)に掲載されている内容紹介です。

鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない、若くきれいな女性だ。だが、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。
だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。
これは栞子と奇妙な客人が織りなす、”古書と秘密”の物語である。
ビブリア古書堂シリーズは現在まで5巻が出ていますが、とりあえず1巻目の「栞子さんと奇妙な客人たち」だけを読みました。短編集で、プロローグとエピローグの他4話の短編が収められています。古書を巡る「日常の謎」を美貌の古書店主篠川栞子が安楽椅子探偵となって解決していきます。

「ビブリア(Biblia)」はギリシア語で「本」「書物」を意味し、ラテン語では「ビブリア」は「本を愛する人」という意味があるそうです。冠詞をつけた「ta biblia(タ・ビブリア)」は「聖書」を意味し、英語の「バイブル(Bible)」の語源となっています。
本作の主人公は五浦大輔で、幼少期のトラウマにより活字恐怖症となっており、本を読めない人生を送ってきました。大学では柔道をやってきましたが、内定していた会社が倒産したため、卒業後は無職の状態となっていました。が続いていた。亡くなった祖母が遺した「漱石全集」を査定してもらうために「ビブリア古書堂」を訪れたことで栞子と知り合い、バイトとしてビブリア古書堂で働くことになります。ワトソン的役割を担います。

もう一人の主人公、篠川栞子は北鎌倉の古本屋「ビブリア古書堂」の女店主で25歳(大輔より2歳年上)です。黒髪の長髪に透き通るような肌をした美人で、普段は眼鏡を着用しています。小柄で身体は細いももの、服の上からでも分かるグラマーボディの持ち主です。非常に内気で、他人と目を合わせることができず、満足な会話もできないほどで、普段はたどたどしいしゃべり方をしていますが、本が絡む話になると別人のようにキビキビとしたしゃべり方になり、相手に構わずその知識を語り続けます。本書では大怪我で入院しており、好むと好まざるとに関わらず安楽椅子探偵になるしかありませんでした。
第一話 夏目漱石「漱石全集・新書版」(岩波文庫)
大輔の祖母が大事にしていた漱石全集。大輔の祖母は蔵書を誰にも触らせない人で、幼い頃に本を散らかした大輔は祖母に激怒され、これがきっかけで本が読めなくなってしまいました。祖母の一周忌が過ぎて本を寄贈しようということになりましたが、漱石全集の「それから」には夏目漱石のサインが。本物なら値が付くかも知れないと、母に命じられてビブリア古書堂に持ち込んだ大輔は、店主の栞子が入院していることを知らされ、病院に向かいます。
古書を見ただけで祖母が死ぬまで秘匿してきた秘密を明らかにする栞子。そして大輔はビブリア古書堂で働くことになります。

第二話 小山清「落穂拾い・聖アンデルセン」(新潮文庫)
ビブリア古書堂の常連で「せどり」(古書店等で安く売っている本を買い、他の古書店等に高く売って利ざやを稼ぐこと)の達人、志田は、愛読書の「落穂拾い・聖アンデルセン」を女子高生に盗まれたと主張し、奪還を依頼してきます。なぜ女子高生はそんな本を盗んだのか?
盗まれた状況を聞いた栞子は謎を解き、大輔に指示して事件解決に導きます。見えすぎることは栞子を不幸にするのではないかという志田の感想が印象的です。

第三話 ヴィノグラードフ・クジミン「論理学入門」(青木文庫)
「論理学入門」を売りに来た紳士。大輔が栞子に見せると大した値段は付かない模様。しかし栞子はその本が刑務所に持ち込まれた私物の本であったことを見抜きます。そして妻だと名乗る女性が「論理学入門」を取り戻したいと連絡してきます。彼女は夫の前科を知らないほか?そして紳士はなぜ売ろうとするのか。
年の離れた坂口夫婦がいい味を出しています。幸せに暮らして欲しいですね。
第四話 太宰治「晩年」(砂子屋書房)
栞子の宝物は太宰治のメッセージが入った「晩年」初版本。祖父から受け継いだ遺品ですが、展示に貸し出したことで古本マニアに執着されることになりました。実は栞子が入院することになった大怪我は、大庭葉蔵を名乗るその古本マニアに神社の階段から突き落とされたことによるものでした。
なおも入手に執念を燃やす大庭の影がビブリア古書堂にちらつきます。栞子は病院屋上で犯人と対決しますが…

古書マニアを扱ったミステリーとしては、ジョン・ダニングの「死の蔵書」を読んだことがあります。これは傑作なのでミステリーが好きな人にはぜひお勧めしますが、この本のおかげで「せどり」とかの知識は持っていたのですが、いくら古書マニアといっても人を殺傷してまで欲しがるものなのか…。これは大庭葉蔵が古書マニア故に引き起こした事件というよりは、それ以前にサイコパスだったからではないかと思います。マニアがおかしいのではなく、おかしい人がマニアの中にいる(もちろんマニアではない人の中にも)ということでしょう。

ビブリア古書堂シリーズは漫画化されているほか、2013年1月から3月までフジテレビにいわゆる「月9」枠で実写ドラマ化されました。私は見ていないので内容については語れませんが、キャスティングについては大きな異論が巻き起こりました。栞子役が剛力彩芽となったことが大きな原因だと思われます。
「ビブリア古書堂の事件手帖」に剛力彩芽が抜擢されて批判されている理由としては、主役の篠川栞子とは真逆の性格である剛力彩芽が選ばれる理由が全く分からないという理由が多く寄せられたそうです。外見からしてもロングヘアと栞子とショートの剛力彩芽では雰囲気が全く違いますしね。

ツイッターでは
・これは酷い。せめて髪の毛とか揃えろや
・なんでゴーリキーなんだよ。つーか原作大事にしろ。
・マジか…読みたいリストにあるからドラマ化許したのがありえない
・何もかもがニーズと真逆。ここまで奇跡的な100点満点のミスキャストも無い。
・悪いけど、死んでも見ないわ
・話題性だけで選んだって感じ。
などの意見が殺到し、そのせいか視聴率は当初14.3%だったものが最終話では8.1%と低迷しました。この数字は「月9」枠の最低視聴率で、平均視聴率11.3%もワースト2位でした。栞子の適任女優としては「堀北真希」が挙げられているそうです。

なるほど、堀北版栞子さんなら私も見てみたいです。
こんばんは。関東地方、結構いい降りしていますね。これが雪だったらかなりの降雪になったはずですが、雨で良かった。寒さも緩んだし、湿気があるとインフルエンザが流行りにくいらしいですし、いいことづくめのような気がしますが、週末は寒いらしいです。
さて本日は諸田玲子の「恋縫」です。諸田玲子の作品は初めて読みました。

諸田玲子は1954年3月7日生まれで静岡県出身。上智大学文学部英文科を卒業し、フリーアナウンサーや化粧品会社勤務を経て、向田邦子、橋田壽賀子、山田洋次らのテレビドラマの台本のノベライズや翻訳を手がけた後、1996年に「眩惑」で作家としてデビューしました。

2003年に「其の一日」で第24回吉川英治文学新人賞を受賞し、2007年に「奸婦にあらず」で第25回新田次郎文学賞を受賞しています。山本周五郎賞や直木賞にも候補となっていますが、まだ受賞はありません。

「恋縫」は表題作「恋縫」のほか、「路地の奥」、「竹藪をぬけて」「花火」の4編から構成される短編集ですが、「竹藪をぬけて」は140ページ以上ある中編となっているほか、「花火」とともにデビュー作「眩惑」に入っていた最初期の作品となっています。
例によって文庫本裏表紙の内容紹介です。
娘ざかりのおいとは、江戸入船町の裏店で古着屋をいとなむ父と二人暮らし。隣に住む幼なじみの龍次を恋慕っていたが、上方へ年季奉公に行ってしまった。それから三年、待ちこがれた龍次が、突然帰ってきた。だが、女が一緒で…。町娘の熱い想いを綴る表題作ほか、武家の若妻が官能の目覚めに懊悩する「路地の奥」など全四篇を収録。男を惑わす江戸の女たちを鮮やかに描く傑作時代小説集。
「恋縫」は上記内容紹介で書かれたとおりですが、年季奉公に行った男が身を持ち崩して転落し、悪の道に入り込もうとするところを必死に止める娘の物語です。おいとよりも、父の治助が影でグッジョブなのですが、その理由が認めたくない「自分自身の若さ故の過ち」であったところが皮肉といえば皮肉です。おいとは母と自分と二代に亘ってそういうタイプの男を夫にすることになるのかもしれませんが、転落寸前で止めることができたところが母よりはまだましかも知れません。おいとは龍次を留めるためにあっと驚く手段に出ますが、いくら好きでもそこまでやるかと思います。
「路地の奥」は下級武士の若妻・、静江の話です。夫の師匠が重病で伏せっているのでしばしばお見舞いに行くのですが、まさかのNTR展開。多分弄ばれているだけで本番には至っていないようなのですが、老練なテクニック(笑)に翻弄されて官能に目覚め色香が深くなっていく静江に夫が欲情していくあたりがなんともはや。関係を断つために思い切った手段に出た静江ですが、切羽詰まると女性は怖いですね。本番はやられていないだろうと推測するのはラストで妊娠して子供が生まれてもそのことに何にも苦悩していないからですが、実は師匠の子供でそれでも平然としているのだったら怖すぎます。
「竹藪をぬけて」は小田原の部屋住みの侍・新吾が、年の近い甥の松之助の急死を知ってその真相を究明するために辻村という鄙びた村に出かけていく話です。松之助は江戸に修行のために出かけたのですが、重職の息子で家老の娘との縁談も進んでいたのに、なぜか途中の辻村に長期滞在していたのでした。女にひっかかったらしいことは判っていましたが、父の死を知って小田原に帰ろうとしたところを後ろから殺害されたのでした。
新吾も部屋住みなのですが、実は養子に行く話もあったりして、将来の展望は暗くはないのですが、辻村で松之助が滞在していた家に滞在すると、そこは若後家のおさえと口のきけない女中のおときの二人暮らしで、松之助はおさえの色香に迷っていたことが判明します。そして新吾自身もまたおさえの色香にあっさり陥落します(笑)。松之助を殺害したのは一体誰なのか?
この作品は「眩惑」に収録されていたものとは内容が大きく変わっているようです。改変前は不条理劇で不幸な結末だったようですが、改変後はハッピーエンドになっています。作中に浮上した謎もすべて明らかになっていて、解説でも作者の技量の向上を指摘していますが、時代劇ミステリーとなった改変後の方がもやもやがなくていいのかも知れません。
「花火」は弱視故にいつも潤んだ黒い大きな瞳のお佐和の物語です。まだ若いのに運命に翻弄され続けてきたお佐和ですが、今は大店の後妻となって結構な暮らしです。花火の喧噪の中で、江戸からやってきた安二郎と出会いますが、この安二郎は江戸で女を食い物にして生きてきたとんでもないヤツで、江戸にいられなくなって上方に逃げる途中なのでした。
こう書くとお佐和危うしなのですが、実際は安二郎はお佐和に魅了されて真人間になろうなんて決意を固めてしまいます。更生を誓ってお佐和と生きることを決心する安二郎。だがそれはお佐和の巧妙な罠だった…。なんと江戸時代なのにクリムゾンコミック的展開が始まります。くやしい!でも唐丸籠で江戸に運ばれちゃう!ビクンビクンッな安二郎。悪人なので同情はしませんが、お佐和は確かに魔性の女ですね。

こんばんは。アクセス数はさらに減ったのですが、なお400あって、本日も会社員・OLのアクセスランキングは史上2位の20位(1位が2回あるから3にかな)、日記全体では115位となっています。じきにバブルは去るでしょうが、記憶には残しておきたいです。
今夜は久々に歌で妄想する「秒速5センチメートル」。このところ往年のアイドル(今でも芸能界にいるけど)渡辺満里奈の楽曲で妄想しておりますが、最終回となりましょう。今回の楽曲は「胸がいっぱい」です。

「胸がいっぱい」は1989年11月22日リリース。1988年から89年という、昭和と平成を股に掛けた2年間に、渡辺満里奈は6曲のシングル(6th「見つめてあげたい」から11th「胸がいっぱい」)をリリースしていますが、いずれも傑作でした。「胸がいっぱい」はその掉尾を飾る作品となります。

1989年12月15日リリースの5thアルバム「TWO OF US」にもカップイング曲の「100年分のGLORY」と共に収録されているほか、1990年11月18日リリースのベスト盤「FUNNY FACE」にも収録されています。
個人的にはこの時期の傑作群の中でも1,2を争う傑作だと思うのですが、25年も前の作品のせいか、ネットでもほとんど言及されていないようです。非常に残念なことです。この後、満里奈はよりアーティスト指向を強め、脱アイドル化していくのですが、アイドル色を残した最後の作品といってもいいかも知れません。

この曲で妄想するのは、“大学時代に貴樹と明里があの踏切ですれ違っていたら”ということです。本編のように20台後半、アラサーとなっては時すでに遅しだったかも知れません。しかし、音信不通となった二人ですが、偶然か何者かの導きか、共に東京で大学生活を送っていたことは小説版・加納版から明らかになっています。
おそらく貴樹は立教大学理学部、明里はマンモス大学というのことなので日本大学文学部あたりが候補になるでしょうか。明里と同窓になりたいという極めて不純な動機から、私は明里の早稲田大学文学部進学を推したいのですが、早大と立大って結構近いので、ニアミスの可能性があるのではないかと考え、涙を飲んで日大説を採用したのでした。

そう、早大と立大だったらニアミスの可能性は高まったはず。ならば明里は早大に進学したと妄想すればいいじゃないですか!2年生になってからか、3年生になってからか、とある冬の一日、貴樹と明里はあの思い出の踏切に行ってみようと思い立ち、偶然にも同じ時間にあの場所ですれ違ったのでした。
踏切を渡った直後に「もしや…!」という予感に振り向く二人。しかしそこに無常にも小田急線が上下ダブルで通過していきます。長い編成の列車が通り過ぎた後、そこには見つめ合う二人の姿が。大学時代にあの踏切のシーンがあったとしたら、明里は絶対残っているに違いありません。

サヨナラも言わず
別れた夕暮れ 憶えてる
電話して泣けば その日に
また始められたかも
この部分はちょっと本編とそぐわない気もしますが、はっきりとサヨナラを告げて終わった文通ではないこと、貴樹は「電話も!」と言っていたにもかかわらず、電話で会話した形跡がないことなどから、文通が途切れても電話すれば良かったのに、なぜかそうしなかった二人、と考えれば何とかつじつまはあうかと(苦しいですか?)。
意地を張ることは
素直になる日を待つ時間
冬枯れの坂を あなたは
降りてきて ほほえんだ
案外文通の途切れた理由というのも、今度相手から来たら返事を出そうと思っていたら、いつまで経っても手紙が来なかったというようなものだったのかも。その切っ掛けも、たまたまの郵便事故でどちらかの手紙が配達されなかったことが理由だったりして。坂を降りてきたということなので、映像版同様、坂道を降りてカーブを曲がって踏切に入ったと考えて良さそうです。もうすれ違う瞬間に明里との奇跡の再会だと理解しての微笑みか。

ふたたび逢う Story
ああ 胸がいっぱい
歩けなくて
見つめ合う Story
ああ 胸がいっぱい
愛している
こんな巨大都市で再び巡り合うとはなんという奇跡か。いや、二人は巡り合う運命だったに違いありません。思いも描けない深い愛情が胸にこみ上げてきて、一歩も動けず、踏切を挟んで何も言えずに向かい合う二人。

うまく言えなくて
言葉は心に降りつもる
逢いたくて逢えた気持ちも
痛いほど思うだけ
あなたのジャケット
とまる枯れ葉にね なりたいな
甘えるのヘタな私を
わかっててくれたひと
もういちど逢う Story
ああ 胸がいっぱい
やりなおせる
信じたい Story
ああ 愛がいっぱい
言わないけど

巡り会えたのなら、もう言葉は要りません。大学生の貴樹と明里ならやりなおせます。そして必ず結ばれるでしょう。水野さんの泣く日は来ません。

My Only True Love Story
ああ 胸がいっぱい
気づいてるね
終わらない Story
ああ 胸がいっぱい
愛している

My Only True Love Story…唯一かつ真実のラブストーリー!トゥルー・ラブストーリーという恋愛シミュレーションゲームがありましたが、それを超える凄い形容です。しかし貴樹と明里の恋愛であれば許せる表現だと思いませんか?二人はもはや運命にあがらうことができない子供ではありません。どんな困難も二人なら乗り越えていけるはずです。ぜひ幸せな人生を歩いて行って欲しい。ハッピートゥルーエンド、ここに降臨!もう全米が喝采の嵐です。
それでは聞いてみて下さい。

画像は本曲が収録されているベスト盤「FUNNY FACE」からですが、音楽は変わりません。
http://www.youtube.com/watch?v=5-tR8I9acao

いまいち歌は上手とはいえなかった渡辺満里奈ですが、それを補って余りある楽曲に恵まれていました。再評価されてもいいと思うのですが…

こんばんは。昨日はアクセス数は少し減ったものの500を超え、本日も会社員・OLのアクセスランキングは1位タイの11位。日記全体では80位と順位が一つ上がっています。何かバブルが起きているような気がしますね。そういえば今日は仕事始めでしてよ、奥様!久しぶりでしたが、たまには仕事もいいものですよね(あくまでたまに、ならね)。

それはさておき久しぶりに「花咲くいろは」レビューに行ってみましょう。今回は文化祭編前後編がぴたりと収まっていていい感じです。まずは第19話「どろどろオムライス」。

緒花達が通う香林高校では二学期に入って学園祭シーズンに突入。みんな夏服なので9月開催か。私の母校もまさに秋分の日のあたりで文化祭を開催していましたが、今ほどではなかったにせよまだ暑いんですよね。緒花のクラスはノリノリで姫カフェ開催に決定。

なんだ姫カフェって?どうやら香林高校の誇る二大姫である結名と民子が所属している超ラッキーなクラスだから「姫」を冠したらしいのですが、野郎共の歓喜はともかく、女の子達も結構ノリノリ。まあ盛り上がっていて結構なことですね。

接客のリーダーは結名姫、料理チームのリーダーは民子姫という事になりましたが、ノリノリの結名(仕事としての接客は好きではないそうですが、イベントとしての接客はウエルカムだそうな)に対して民子は全然やる気がありませんでした。

しかし、緒花が徹を誘ったことで文化祭に来そうだということになったら、態度が一変して非常に嬉しそうになりました。現金なヤツのよう。

女将も学校の行事はちゃんと参加しなさいと言って、3人の参加を快く許してくれます。この人、初期の頃とずいぶんキャラが変わったような。菜子は違うクラスなのですが、いま一つ嬉しくなさそうな気配。菜子は文化祭実行委員なのだそうで、引っ込み思案の菜子には憂鬱なのかも。クラスの出し物は美術の展示だそうです。絵画展とかに出展している子がいて、その子の作品を中心に展示とか。絵画なら文化の香りですが、緒花のクラスに較べてノリノリ感は不足しているような。

結名率いる接客チームは和気藹々と打ち合わせ。姫カフェらしい衣装が欲しいという要望に対し、緒花は喜翆荘の和風メイド衣装の使用を提案。例の若き日の女将が使用したヤツですね。緒花と菜子が来ていましたが、確かにあれは可愛い。すっかりクラスに馴染んでいるなあ、緒花。

一方頑固一徹というか可愛げがない民子の率いる調理チームでは若干の問題が。教室ではガス器具が使えず、ホットプレートや電子レンジしか使えないそうです。魚料理も匂いが強いのでダメだとか。そんな中、メンバーの一人はオムライスをメニューに入れることを提案してきます。例の、ケチャップでLOVEと書くとかがやりたい模様。メイド喫茶でバイトしろや。

徹が来るので真剣になった民子、寝ても覚めてもメニューを考えてます。お風呂に入るにもノートを持っていくほど。しかしその後ろ姿は菜子とちがって色っぽくないですねえ。

さて菜子も自分のクラスで文化祭の準備中なのですが、なぜか二人ぼっち。Hallo Aloneじゃ「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」になってしまうぜ。ヒッキーはどこだ?

どうやら眼鏡っ子の水野枝莉(CV寿美菜子…またスフィア勢だ)が絵の上手い子らしいのですが、菜子以外は全く姿も見せず…。この二人に全部押しつけてしまったらしいです。そんなんありなんでしょうかねえ。学園二大姫が他のクラスに取られて、やる気がないのだでしょうか。個人的には民子よりも菜子を推しますがねえ。ところで、眼鏡で地味目で水野さんというと「秒速5センチメートル」の水野さんが連想されますが…あっちは理紗なので近いけどセフセフ。

そんな状況はつゆ知らず(知ってもどうしようもないですが)、緒花のクラスの接客チームは和風メイド衣装の試着で大盛り上がり。

またモデルの結名がばっちり似合っています。この娘は自分の可愛さを120%活用する術を心得ていますね。旅館の女将よりクラブのママでもやったらほうが成功しそうな気がしますが、どうでしょうか。

それにしても以前から指摘しているとおり、モブ子さんたちも全員やたら可愛いですね。これはあれですか、接客だから器量よしを選抜したんでしょうか。

まあ全員和風メイドが似合いそうなこと。ついでに筋のいい娘がいたら喜翆荘のバイトにリクルートしちまいなよ、緒花。

調理チームでは協調性のない女、民子がメニューからオムライスを外した為に論争が始まります。オムライスってそんなに大事なのか?確かにJKあたりが作ってくれる料理としては適当な気はしますけど。

休憩から戻った緒花と結名は、さらに熾烈を極める論争を覗き見。家政婦ならぬ和風メイドは見た。これまでは覗きの名コンビといえば緒花&菜子でしたが、緒花&結名の新コンビ結成です。緒花&菜子がモスト・デンジャラス・コンビならば緒花&結名はビッグ・ボンバーズか。どっちにしても弱すぎるか(笑)。

オムライスを推す娘は、好きな男にどうしても食べてもらいたいのだとか。それは民子に告って撃沈していた彼らしい。とすると民子は恋敵なのか。しかし、民子は徹一筋だから眼中にないんですけどね。ただ、彼女の肩を持つ娘達もいます。民子は使える調理器具じゃ美味しいオムライスは作れないから却下だと言います。さらに「仕事と恋愛を混同するのは最低!やるって決めた仕事の事が、誰を好きとかそんな事で揺らぐなんてあり得ない!!」と吼え猛るのですが……

ほら、ミルコ・クロコップ先生も唖然としていますよ。徹が来る予定となった前と後でどんだけ熱意が違うんだチミは。どこかの政党みたいに、自分自身の言葉がブーメランのように返ってきませんかね。ちなみに「どろどろオムライス」とは、水野さんの抽象画を見て動転した菜子が発したセリフですが、オムライスを巡ってどろどろした恋愛模様というか人間模様も醸し出されたと言うことで、さあ文化祭は一体どうなるのかというところで後編に続くのでした。

緒花は夢の中で孝一と再会。OP以外で孝一が登場したのは2クール目に入って初めてじゃなかろうか。しかしなぜに和風メイドになっているのだ。緒花の見た夢なのでどうしようもないのでしょうが、非道い扱いです。

では文化祭編後編の第20話「愛・香林祭」。「愛・おぼえていますか」とか「愛・ニャル子博」を連想しまね。ニャル子博は2013年だから本作より後ですが。

調理チームのリーダーなので、準備は全部自分でやると言う民子。あそこまで言ってしまったので引っ込みがつかなくなった模様。緒花が手伝うと言いますが、「いらん」と民子。緒花も引かず、二人で泣きながらタマネギのみじん切り競争をしてたりして。緒花、お前は調理チームじゃなかろうに。

一方菜子は本日も水野さんと二人で絵画展の準備。これはほとんど水野さんの個展じゃないか。もしやこのクラスは二人しかいなんじゃ…。緒花のクラスのノリも凄いけど、ここまで文化祭に関わらない菜子のクラスも凄い。菜子は民子の事を気にしてしまいますが、それを察して民子のクラスの様子を見に言ってくればという水野さん。いい人じゃないか。友達を増やすチャンスだぞ、菜子。

菜子が行ってみると、民子対緒花とか民子対オムライス女子(名前は「ゆきちゃん」というらしいです)の対立が解消されていない状態ですが、お昼の時間となったので結名や菜子の提案でランチ休戦ということに。事情を知らない菜子のリクエストでオムライスを作ることになりました。家庭科室でガスレンジを使ってオムライスを作る民子。板前としては半人前ですが、家庭料理は得意そうです。

別に民子はオムライスが嫌いなわけではなく、むしろ想いでの料理だったのでした。子供の頃、デパートの有名洋食屋で月に一回はオムライスを食べていたそうです。月イチでデパートなんて、結構裕福なご家庭?それにしてもこのチビ民子は可愛いですね。どうしてこうなっちゃったんだ?と言いたいくらい。プリンセスメーカーで何度もプリンセスを育てた私が、チビ民子を引き取って育てて素直で優しい女の子にしてみせましょうぞ。

民子のオムライスは、洋食屋で出てくる本格的な「どろどろオムライス」でした。確かにこれは火力がなきゃ無理でしょう。

しかし菜子、緒花、結名は、ホットプレートでも作れるオムライスを考案し、民子のために作ります。チキンライスの代わりに炊飯器でチキンピラフを作り、ホットプレートで卵を焼いて包むという方法の「みんな風オムライス」。その出来映えは、これはこれでありだと民子も認めざるを得ないものでした。

あとは慣熟訓練ですね。ホットプレートでオムライスを作るのは結構難しいらしく、テクニック開発に至るには何度も失敗作が。それを全て食べて処理する人間ディスポーザー緒花。東京では民子が徹と有名店の名品を食べ歩いてこんなになってましたが。

さて学園祭当日の香林高校です。相変わらずモブ子さん達は可愛いなあ。しかしちょっと待って下さい。画面右端に注目していただきたいのです。おわかりいただけるだろうか……

この「Last Tears」というなにやらパチモノ臭い看板…こ、これは比呂美!?比呂美なのか!!この前も喜翆荘に成長した比呂美っぽい客が来ていましたが、スタッフに愛されているのか比呂美。今度はぜひ乃絵も出してやってつかあさい。

さて二人ぼっちで客すら来ない菜子のクラスに対し、姫カフェは大好評。和風メイドもノリノリです。

例のゆきちゃんも念願の男子にオムライスをサーブ。自ら目の前でケチャップでL・O・V・Eと書いています。それはメイド喫茶の有料サービスだろう。

そんなラブラブ(?)なシーンをみてやさぐれる緒花。こんなことなら助けるんじゃなかったとリア充爆発しろ的な視線を送っています。

そして民子念願の徹登場。前に和風メイド姿の緒花を見て衝撃を受けた徹なので、緒花目当てで来ているとしか思えないのですが…。

メニューを見る徹。能登牛ステーキ丼とか治部煮定食とか…民子それカフェと違う、和定食屋や!ともあれ左端には追加で記入したらしい「みんな風オムライス」が入っています。オムライスを頼む徹。実は前日の朝に緒花とオムライスが喜翆荘のメニューにあったかとか作れるかみたいな会話があったんですよね。

さて民子渾身のオムライスが徹の元に固唾を呑んで見つめる民子は恋する乙女の瞳です。

こ…これは。これで民子の想いが伝わらないならどうかしてるぜ、徹!
さすがに一瞬動揺した徹。が、しかーし!周囲を見ると、オムライスにはやはりLoveの文字が。ここのオムライスはそういうものかと一人納得して食べる徹でした。

き、きかぬ…きかののだ民子!とラオウ兄さん貰い泣き。

み、民子。お前には徹の心を捉える性能はない…気の毒だが。仮面の少佐もそう言ってますな。

文化祭も終わり、菜子のクラスに駆けつける緒花達ですが、こちらも店じまい。せめてみんなで校庭のキャンプファイヤーを見にいこうということになります。水野さんも一緒にと誘い、民子の徹アタックを緒花がばらして賑やかです。

結名が菜子が水野さんから貰ったという絵に気付きます。タイトルは「友達」。やはり抽象画ですが、暖かみがあっていい感じですね。「青春やねえ!」とにっこり笑って合流する結名。二度と戻らない時を堪能するがいいさ。ということでいい感じの文化祭編でした。「花いろ」は学校編の方がいいなあ、なんて。でも次回からはまた喜翆荘編のようです。
久々にランキング順位を更新しました。本日日記ジャンル全体で388693人中81位、サブジャンルの会社員・OLで43355人中11位でした。従来の記録は2012年12月25日の24位だったので大躍進です。何しろ昨日はいきなり552アクセスもありましたから。サブジャンル11位も凄いですが、日記ジャンルで二桁というのもおそらく初めてじゃないかと思います。2012年12月25日には155位でしたから。

それにしても何故にこんなことに。一昨年の12月は学生さんが冬休みに入った当たりでアクセスが増えたのですが、昨年は特にそういうこともなく、良くも悪くも落ち着いたなあと思っていたのですが。「戦国ランス」の実況プレイが大好評?しかし8年も前のゲームの実況プレイがそんな反響を呼ぶわけが(ゲーム自体は面白いですけどね)。

久々にアクセス解析で検索キーワードを見たら「秒速5センチメートル 考察」が25件でトップでした。いやあ当ブログは「秒速」に定評がありますからねえ。なにしろ管理人が秒速病ですから。しかし552アクセスの原動力としてはちょっと弱いような。よくわからないけど、当面叶わないであろう目標はずばりサブジャンルでトップ10位入りです。10位には絶対A.Tフィールドとか「スピードの向こう側」とかいった、突破困難な障壁があるはずだと思うんで、いつか行けたらいいなあと。

今年最初の「好きなアニメキャラ」は、「聖戦士ダンバイン」に登場したシーラ・ラパーナです。

「聖戦士ダンバイン」は、1983年(昭和58年)2月5日から1984年(昭和59年)1月21日まで、全49話が放映された日本サンライズ(現サンライズ)制作のロボットアニメです。もう30年前かあ…(遠い目)。

ロボットアニメなのに海と陸の間にあるという異世界バイストン・ウェルを舞台とした中世ファンタジー風の異色作でしたが、まだファンタジー的世界観が一般には浸透していなかったため、革新的な試みが視聴者に受け容れられず、番組後半は路線変更として舞台を現実世界に移すこととなったそうです。私は好きだったんですが。

シーラ・ラパーナはバイストウ・ウェルのナの国の女王です。17歳とうら若い女性ですが、王女ではなく女王なのです。ナの国はバイストン・ウェルの大国で、王家ラパーナ家は代々女王が継承しているらしいです。大国アの国を掌握したドレイク・ルフトのバイストン・ウェル全土征服の野望を阻止すべく立ち上がります。

アの国と同盟するクの国に対し、ナの国とラウの国が協力し、各国が大戦艦(オーラ・バトルシップ。でも実態はオーラバトラーの空母という色彩が強く、移動要塞といった感じでした)を繰り出してするのですが、本編の話はさておき。

シーラは若いながら女王としての責務に忠実で、自分にも他人にも厳しく、時には冷たい印象を相手に与えることもあります。当初富野監督は老人キャラとして登場させる予定でしたが、周囲の声を受けて容姿端麗で凛とした美少女に変更したそうです。モデルは「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンが演じた王女だとか。

中盤27話の「赤い砂漠の女王」が初出演でした。登場話数はたった13話ですが、「聖少女」と呼ばれる高潔なオーラ力を持ち、最終決戦において、持てるオーラ力を解放し、全ての悪しきオーラを浄化して、戦いを終結させるという重要な役割を担っていました。

誘拐されて「嵐の玉」に閉じ込められていたところを主人公のショウに助けられます。当初はショウの能力を見極めるために、あえて厳しく接しますが、「聖戦士」としての資質を見抜いて以降は、ショウに絶大な期待と信頼を寄せ、自国で独自に開発していた最新鋭オーラバトラー・ビルバインを与えます。

実は心密かにショウに想いを寄せていましたが、女王という立場と大戦争という状況から、個を超えた一国の指導者として接し続けたので、ストイックな印象が強いです。

そのせいで登場時から視聴者のみならず、生みの親である湖川友謙を含むスタッフからも非常に高い人気を誇り、ロボットアニメにおける「女王」キャラの完成系との声もあります。おっさん(アの国王)やチャラ男(クの国王)のために戦うよりは、男ならナの国のために戦いたいところです。ナの国の同盟国であるラウの国もエレという女王に代替わりしますが、シーラより庶民的で親しみやすい性格なので、こっちも悪くないかも。個人的には絶対シーラ様ですがね。

地上に出てからは地上人を信頼し、イギリス女王とも会談して友好関係を築いたりしています。太平洋での戦闘が長引き、悪しきオーラ力が蔓延すると、バイストン・ウェルと地上双方の行く末を案じ、ドレイク軍の旗艦ウィル・ウィプスに最終決戦を挑みます。そしてニーがドレイクを討ち取ったのを合図に、オーラロードを開いて戦場のすべての魂をバイストン・ウェルに送り返したのでした。

ナの国のオーラ・バトルシップはグラン・ガランと言います。他国のオーラ・バトルシップとはかなり趣の異なる艦で、戦艦というよりは巨大な城塞を連想させ、シーラ座乗らしい優美な外観を湛えています。しかし他国のオーラ・バトルシップと比較すると…

攻撃力、防御力、搭載能力などのバランスが良く、総合力ナンバーワンの機動要塞のようなアの国のウィル・ウィプス。

いかにも大型空母然とした、最大級の積載能力を持つクの国のゲア・ガリング。

波動砲を思わせるオーラ・ノヴァ砲を装備した宇宙戦艦風のラウの国のゴラオン。これらに対し、グラン・ガランは全方位に有効な火力を投射できるものの、船体構造が華奢で、性能的にも一段落ちるオーラ・バトルシップという感じがしました。最終決戦ではウィル・ウィプスに特攻し、上甲板に乗り上げる形で相打ちとなりました。

またナの国が開発し、後半の主役メカとなるオーラバトラー・ビルバインはZガンダムばりに可変構造を持っている強力なロボットですが、量産化はほぼ不可能な上に、性能をフルに発揮するには操縦者が強力なオーラ力の持ち主であることが要求されるため、事実上「聖戦士専用機」でした。偶然出会ったショウに渡せたからいいようなものの、そうでなければ誰に操縦させるつもりだったのでしょうか。

「戦いは数だよ兄貴!!」

「モビルスーツの性能の差が、戦力の決定的差でないことを教えてやる!」シーラ女王はこれらの名言をどう聞くのでしょうか。

ちなみにシーラを連想させる女性キャラというのは漫画やアニメやゲームなどに何人も登場していますが、名前も貰ってはっきりモデルにしたと作者が言い切っているのは「BASTARD!! ―暗黒の破壊神―」(萩原一至)に登場するシーラ・トェル・メタ=リカーナでしょう。

メタ=リカーナ王国の王女(女王ではありません)で、芳紀17歳。ストイックだったオリジナルのシーラと違ってこちらは清純なものの色々とエロエロな目に遭わされていました。それでも気品を失わなかったのはさすがシーラの名を冠しただけはあると言うべきでしょうか。

CVは高橋美紀。同名のモデルがいますが、年齢が全然違います。

シーラ役はデビュー直後の演技だったようです。その他「ハイスクール!奇面組」のヒロイン河川唯(かわゆい)や「銀河お嬢様伝説ユナ2 永遠のプリンセス」のユーリィ・キューブなどの可愛いキャラを演じています。

1998年に独立してフリーになって以降はコンピュータゲームの仕事を中心に、作詞・作曲の活動も行なっています。

ちなみにシーラ付きのミ・フェラリオ(妖精)のエル・フィノはセーラーマーズの富沢美智恵が演じていました。

我が儘も言わず私利私欲も捨て、女王という職責に人生の全てを捧げた高貴な美少女シーラ・ラパーナは地上に降りた天使のような存在だと言えるでしょう。

大晦日+三が日と酒を飲みまくったせいか、どうも今日は調子が悪くて。もうすぐ社会復帰だというのにこれはいかんです。今日は酒を控えるとしましょう。それはそれとして、本日会社員・OLジャンルで27位でした。これは久々の20位代。当ブログ史上二位の成績ですね。ありがたやありがたや。
さて年末年始は終わりましたが、幸か不幸か今日はギャルゲーの土曜日なので戦国ランスのプレイ実況を続けましょう。

第51ターン目の状況です。邪馬台を獲得してテキサスを攻略中。テキサスはもう落ちたも同然ですが、そろそろ関東三強が牙を剥いていく気がします。その前にできれば伊賀あたりも獲っておきたいところですが、どうなることやら。

テキサスでの行動メニューでは卑怯作戦という興味深いものが出ています。これは大地震が起きたばかりのテキサスに救援物資として毒入りの食料を送るという卑劣きわまりない作戦です。ランスは毒殺を狙っていましたが、シィルの機転で下痢程度に抑えられることになりました。この作戦を実行すると、浅井朝倉の各砦の軍勢は弱体化するのですが、すでに城に王手がかかっている現状では意味がありません。なので戦闘あるのみ。

大将の朝倉義景自ら出陣しています。目を引くのは後衛にいる家宝の鉄砲隊。なんと1640もの兵力を持っています。なぜ前衛に据えなかったし。これが前衛にいたら一撃で壊滅ですよ。後衛にいるうちに削らねば。

なんとか勝ちました。これでテキサス陥落。とするとランスのお楽しみタイムが始まるわけで、標的はもちろん雪姫でしょう。娘をかばって鎗で立ち向かう義景。なかなかの使い手ですが、欲望に囚われたランスの敵ではありません。重傷を負って倒れた義景の目前で落花狼藉。本当にド外道です。

「がははは、どうだ。自分の娘が、他の男にやられているところを見る気分は」と言葉責めするランス。これもNTRなのでしょうか。娘NTR。しかも雪姫が処女ではないことをカミングアウト。あの天狗野郎・発禁堕山に身を委ねてしまったことが発覚してしまいました。

そして父の目の前で中出しを決めるランス。まさに鬼畜の所行。ランスは鬼畜らしく常に中出しですが、妊娠させるて責任が絡んでくるのは大嫌いなので、シィルに避妊の魔法をかけさせているのだそうです。あるのか、そんな魔法。だから妊娠することはないのですが、そのことを相手には言わないので女性は恐怖ですよね。

すっかり墜ちてしまった雪姫。目がまさにレイプ目になっています。二人とも捕虜にしましたが、翌日義景が雪姫を逃がしてしまいます。

さあ浅井朝倉を滅ぼしましたが、これに反応する国が。上杉家です。総力を挙げて織田家を叩き潰すと物騒なことを言っています。間を置くことなく強敵・上杉家と交戦状態に。

第52ターン。いよいよ上杉家と対決です。上杉家は女性武将が多数集まっている正義の国で、ジャパンの秩序を乱す者を許しません。野心にあふれ他国を攻め込む勢力があればすぐさま成敗に向かってきます。故に野心あふれる武田家とは常に敵対状態でしたが、勢力伸長目覚ましい織田家も目を付けられてしまいました。佐渡金山があるので、豊富な資金力を持っています。

上杉謙信は軍神と呼ばれるジャパン最強の剣士です。常に先頭に立ち、疾風のごとき勢いで敵陣に切り込む彼女を止める事が出来る者はほとんどいません。謙信に憧れて各地から女性武将が上杉家には集まってきています。実際俗説では上杉謙信女性説というのもあるようですね。

その相方は直江愛。これは直江兼続のパロですね。愛という名前は兼続の兜の前立ちから来ているのでしょう。愛は上杉家の参謀で、謙信が他国から援軍依頼や他国の危機を知ると自国の状況などそっちのけで軍を出すので、その対策で苦労しています。愛がいるから上杉家は無茶な活動が出来ているともいえ、縁の下の力持ち的存在です。

が、取りあえず上杉家は放置で朝倉義景を家臣にします。これは雪姫を放置していると、他国を唆して敵対させてくるためです。上杉家と戦うと言うときに二正面作戦は避けたいところ。そしてテキサス開発と迷宮発見。上杉家を相手にしていると思えない余裕っぷり。これには訳があるんです。謙信では絶対ランスに勝てぬ理由(わけ)があるのだ!……これはラオウに一撃でのされた南斗水鳥拳のレイの隠れた名言だと思います。

さあ上杉家がテキサスに攻め込んできました。出撃するのはランス一人。ランスが討ち死にしたらゲームオーバーで、しかも部隊壊滅で必ず戦死するランス。ジョジョが怒るのも無理はありません。が、任せて起きなさい、この海のリハクに(笑)。

なんと謙信単騎ランス陣に突入。美人なのに狂喜したランス、一騎打ちに応じますが、相手は軍神です。一気に決着が付けられそうですが…

なんとランスの目や歯に顔を赤らめる謙信。

ズキュゥウウウン!という効果音が聞こえそうな一目惚れ。しかしこのチビ謙信、可愛いですね。慌てて走り去る謙信。撃退というか、勝手に敗走していく上杉勢なのでした。

城に帰ってもランスの面影が払拭できない謙信ちゃん。兜を外すとさらに可愛いですね。
第53ターン。朝倉義景を懐柔して関係を「険悪」から「普通」にしました。するとテキサスの行動メニューに加わる「復讐に燃える雪姫を探す」。さっそく実行しましょう。
封筒作りの内職をして暗殺者を雇う金を作ろうとしていた雪姫。ランスには弓を放ちますが、義景も現れて説得します。義景は殺されていたと思っていた雪姫、敵討ちをするために色々な男に身を委ねていたらしい雪姫。て、転落しすぎですよ。ランスに手を出さないことを約束させて雪姫も家臣に加えます。

雪姫は戦闘経験のない姫なのでレベルも5しかなく、「攻」1、「防」3と戦闘には全く役に立ちませんが、「商売人」というスキルを持っています。これは毎ターンの収入が5%増えるというもので、目立たないところで多少は役に立ちそうです。

次ぎにしばらく放置していた山本五十六にもイベントが。婿取りのために葛之小路麿々というキモい公家とお見合いをする五十六。いけすかない男だがもはや選択肢がないと諦めの心境です。女を縄で縛ってやるのが好きだという麿々。様子を窺っていたランスが撃退し、俺に抱かれろと言います。異人は…となおもためらう五十六ですが、俺は織田家の影の支配者だから、その子はジャパンの王になるかも知れないと口説いてようやく落としました。
上杉家が再び攻めて来ましたが、恋煩いの謙信不在なので軽く撃退。

第54ターン。前回は心の準備がといって取りあえず逃げた五十六ですが、いよいよ覚悟を決めてランス屋敷にやってきました。

懐妊のお守りを手にしているけなげな五十六。それなのにこんなあられもない体位を迫る鬼畜ランス。なんだこれは…たまげたなぁ。

そして自称皇帝液を中出し。懐妊目的なので当然なのですが、なにしろランスには避妊の魔法がかかっているので、何回中出しされても妊娠はしません。五十六がメインヒロインになる「五十六ルート」だとまた状況が変わるのですが、今回はじっくり全国統一ができる「猿殺しルート」なので、5発も発射されたのにその甲斐はありません。

それからテキサスで発見した迷宮「お勉強洞窟」を探索します。8層ありますが、武将も増えたのでいけるでしょう。最下層のデカント2体が手強かったのですが、なんとか制圧。最下層には強制勉強机というミカン箱があり、朝倉義景もここで勉強したとか。2日間シィルが勉強を続け、快復力がアップしました

第55ターン。冒頭いきなり鈴女とランスのエッチシーン。九つ身分身で凄いプレイをやっています。

さて上杉攻めをします。上杉の領地は本国である佐渡とMAZO。MAZOっておい(笑)。佐渡=SADOということで、合わせてSMということか。とりあえず一勝。二戦目は斥候を出したところ、敵に謙信がいるのでまたもランスの単騎突撃。ランスを見た謙信はあわてて退却。「くっ…」

そうか、ガッツが足りないのですね。軍神を襲ったまさかの恋煩いで易々と二勝目。

上杉反撃戦。なんと再び謙信出陣。ランスを出せない織田勢ピンチ。しかし謙信の突撃をかろうじて戦姫が受け止め、全滅させることに成功。上杉勢を返り討ちにするとは、成長したものです。

第56ターン。ここで状況に異変。しきりに北条を攻めていた武田、ついにさいたまを攻略しました。織田家が絡まない勢力の変化は初めてです。

さてMAZOを落としますか。斥候によると、またもや謙信ちゃんがいるようなので、ランス単騎で。あっさりMAZOをゲットです。今度は久々に一般の姫であるうさ姫が餌食に。

MAZOの行動メニューを見ると、「不死身稲荷お守りを探す」というものが。元ネタは京都の伏見稲荷なのでしょうか。早速こなしましょう。

これが戦闘で全滅しても命だけは必ず助かるというありがたいお守りです。ランスに装備させたいところですが、なにしろ魔剣カオスが外せないので戦姫に装備させます。これで敗北を知りに行って貰っても大丈夫でしょう。
上杉勢がMAZOに攻めて来ました。謙信はいませんし、守ればいいので気楽に戦闘。女性武将ばかりなので捕獲するとちょっと嬉しいですが、討ち死にさせると胸が痛みますが、とりあえず勝利しました。謙信は3日間山ごもりしていたようで、もう大丈夫だと言っていますが、愛は疑問視しています。

そしてリーザスからの援軍第二陣は天才ハイテク少女マリア・カスタードでした。チューリップ1号という特殊兵器を持っています。特殊な兵種である「砲兵」を率い、遅いけど強力な砲撃を行います。
この人もランスシリーズ最初期から登場しているキャラで、なぜかランスにぞっこんらしいです。物好きな。それで自ら志願してやって来たとか。
第57ターン。では今度はゼスにも援軍依頼をしてみましょう。MAZOを開発して迷宮を探してあっさりターン終了。

第58ターン。マリアがリア女王から預かっていた「かなみサービス券」を渡してくれます。ついでにマリアを弄ぶランス。マリアはランスにぞっこんなのでレイプではないのです。

そして不死身稲荷のお守りを装備した戦姫が単騎佐渡に攻め込みます。これで安全に敗北を知れるでしょう。敗走する部隊の中、嬉々として殿軍を務める戦姫。本当に戦闘バカです。負け戦が好きっていうのもある意味マゾなのでしょうか。

続いて真面目に佐渡を攻めます。直江愛が登場してきました。わりと軽く全滅させてやりましたよ。流石に愛は捕獲できませんでしたが。しかし謙信率いる上杉軍の夜襲であっさり奪還されてしまいました。
そして主力を率いて織田と対峙する謙信と愛。そこへ凶報が。叔父の県政が謀反を起こし、城を乗っ取ってしまったのだそうです。女性上位の上杉家がよほど不満だったようです。県政は謙信に代わって国主となり、織田家に和睦を申し込みます。使者は同盟の証しに謙信を引き渡すと言います。

ここで選択肢が。和睦すると佐渡は従属国になりますが、謙信と愛は仲間になりません。使者を斬ると制圧ルートに。謙信と愛を仲間にするならこっちです。二人はぜひ仲間にしたいので、使者を斬りましょう。

第59ターン。冒頭、魔想志津香が空から降ってきてランスを押しつぶします。何でも逆恨みされている妹のトラップに引っかかったのだとか。この人もランスシリーズ最初期メンバーですが、マリアとは違ってランスを嫌悪しています。さっさと出て行こうとする志津香ですが、親友のマリアとばったり出会ったので、親友のよしみで織田に加わることに。貫通性能がある白色破壊光線が強力ですが、攻撃回数が2回しかなく、速度も遅いのでマリア同様癖のある魔法使いです。しかし只で仲間になってくれたのだからありがたくこき使ってやりましょう。
ということで今宵はここまでに致しとうございます。次回からは毎週土曜日に。
あっという間に三が日もおしまいです。休んでいると時間が経つのが早いですね。今日は昨日までと一転して寒かったですね。陽射しも薄かったし。本来なら明日から平常運行というところですが、土日となるので5日までは正月気分が抜けませんね。

それでは戦国ランス実況プレイを始めましょう。まずは41ターン目の状況ですが、東海道に巣くうハニーを倒したので織田の領国は6か国になりました。領土的には最強国家となったような気がしますが、戦力的にはまだまだ脆弱。なにしろ武将が18人しかおらず、結構クズ武将も混じっているもので。さらに人材が欲しい所です。


ということで邪馬台の巫女機関を攻めましょう。単に領国を増やしたいというド外道な開戦理由に我ながらあきれますが、巫女機関総代の名取りは優秀な武将なもんで。

巫女機関は全国にある多数の神社の本家として存在する組合組織です。本拠地のある邪馬台は、各国による取り決めで巫女機関の為の中立地域となっています。世間一般には秘密にされているが、ジャパンを支える聖獣オロチに生け贄を与えその活動を抑えるという任務を行っているのです。邪馬台の神社では、心の汚れを落とすサービス、巫女さんとただでエッチが出来て心の汚れを落としてもらえるのですが、それは巫女に多数の男の負の感情を吸収させるためで、負の感情を蓄積した巫女は、より効果的にオロチを抑える生け贄となるのです。

巫女機関は、険しい地形に国力もほとんどないくせに戦力は充実しています。多分男のパラダイスなので義勇軍が多いのでしょう。巫女ファンとか巫女マニアとか、それは武将名とちがうぞ。後ろの方には巫女さらいなんて物騒なのもいます。前衛が足軽部隊ばかりで防御力が高いです。

激戦となりましたが、かろうじて勝利。敵前衛は壊滅できませんでしたが、後衛を一部隊壊滅させたので判定勝ちです。画像上部のゲージをみると、織田の青がかろうじて半分を超えているのが判ると思います。

一勝できたので余裕をかますランス君、鈴女とエッチな忍術の研究です。忍法「性欲絶倫」って……。鈴女は平素はひょうきんにしていますが、そういう時は女の顔をするのですね。

ジャパン最高のくノ一を自認する鈴女、その忍法の効果は抜群でした。射精が止まらないランスです。このまま続けると腎虚で死ぬらしいです。さすがわくノ一、房中術も素晴らしいわけですね。2,3日動けなくなったランスでした。戦争中になにをしているのだ…って私がやらせたんですけどね(てへぺろ)。

巫女機関も反撃に出てきました。巫女ばかりの国のはずなのに男武将が多いです。俺たちの桃源郷を荒らすんじゃねえと怒っています。余裕で防衛戦に勝利しました。捕獲したゴエモンは「攻」「防」「知」が7で「速」が6とハイスペック。行動回数2回が泣き所ですが、使えるかもしれません。

第42ターン。ゴエモンを雇ってみました。そして巫女機関攻略を続けます。相変わらず男武将が多いですが、兵力は大したことありません。全滅させて圧勝しました。これで王手です。そしてまたもや戦況が有利のせいか妙なことを考えるランス。竜宮城の乙姫攻略に忍法「精力絶倫」を使えないかと鈴女と検討しています。次は勝つと豪快に笑うランス。では乙姫の所に行かせてみますか。

「いつもの緑の人」とか言われるランス。まだ二回目だっちゅーに。鈴女に忍術をかけてもらってリベンジマッチです。

三発目で全裸か…と思いきや、なんと乙姫はストッキングを履いていました。

四発目。全裸のはずですが、なおもラストステージだという乙姫。

五発にして遂に陥落、ご開帳となりました。しかしランス死ぬぞ。玉手箱からは竜宮秘剣浦死丸というごっつい剣が出てきました。

攻撃ダメージ+100で、所持しているだけでいいので誰でも持てるとか。とりあえず剣豪候補の沖田のぞみに持たせてみましょう。

さてまたもや巫女機関の反撃ですが…巫女さんまで投入してきたものの、浦死丸を持った沖田のぞみは強かった。全滅させて大勝です。総大将の名取が出てこないのでは歯ごたえがありませんが、最終戦に温存していのかな?

第43ターン。ランス大満足ボーナスが使えるので、「異国から援軍を呼ぶ」を選んでみます。ランスはかつて大陸でいろいろと活躍していたらしく、金満国リーザスと魔法大国ゼスの二大国とコネがあるようです。まずはリーザスに手紙を送ってみます。

さて巫女機関を攻めます。名取が出てきました。織田勢も戦姫、道三、月光と最強布陣。道三ちゃんには沖田のぞみの浦死丸を貸してたりして。しかし戦場補正43%は厳しい。

なんと、二部隊を壊滅させたものの惜敗してしまいました。名取の味方部隊回復能力は凄まじいです。ええい、次回は必ず勝つ。
弟44ターン。今度は戦場補正を2回改善してリベンジマッチです。それでも戦場補正+36か…。名取が攻撃に転じました。全体攻撃が厳しい。しかし、一回で行動終了になったのはむしろ好機か。

しかし今回も敗北。厳しいなあ、巫女機関。むしろ連続攻撃でもかますべきなのか。

弟45ターン。ようし、今度は乱丸隊とランス隊の二段攻撃だ。まずは乱丸隊、出撃!しかしなんと、上杉隊が巫女機関側に出現。前は味方として登場してくれたけど、今度は敵か。さらに厳しい戦いになりそうです。

結果は散々。三部隊が壊滅させられました。討ち死にがなかったのが不幸中の幸いか。手傷らしい手傷も与えられなかったし。二戦目、大丈夫かなあ。

不安を抱きつつ二戦目ですが…おや?巫女機関は部隊数が少ないですね。謙信が来ないのはいいとして、もはや戦力枯渇でしょうか。名取は相変わらず脅威ですが、これならいけるような気がします。

……やった。三戦目にして遂に巫女機関を全滅させました。戦場補正+50%は厳しかったですが、とにかく大勝利。

国を取るとランスのお楽しみタイムですが、もちろん標的は名取さんです。名取にたどりつくまでに巫女さん15人抜きしてきたと言うランス。お前は化け物か。

そしてランス念願の名取とのエッチタイム。処女ではないがさほど経験はないという名取。実は名取は「死の巫女」という存在で、フクマンを超え、相手の男の罪を吸収するだけでなく、魂までも吸収してしまうのだそうです。

その言葉どおり、絶頂と共に力尽きるランス。ランスが死ぬとゲームオーバーなんですが……

ランス復活!ここはあの画像を使うしかありませんね。

そう、烈海王のこれです。唖然とする名取。相手を殺すはずが、ランスはすっきりパワーアップしています。

毒が裏返ったのでしょうかね。やっぱり化け物だ、お前は(笑)。名取も捕虜にして邪馬台、完全制圧です。

第46ターン。邪馬台は国力1。これはいかん。このターンは開発に終始します。

第47ターン。なおも開発。曹操猛毒短刀というのも発見しました。刀身から常に猛毒が溢れているという物騒な短刀で、攻撃ダメージ+20%。忍者しかそうびできないらしいので、とりあえず月光にでも持たせましょう。

それから名取を勧誘。巫女機関への出入り自由を条件に仲間になる名取。戦力として期待しています。そしてランスは巫女服を着たシィルといちゃつきます。いつも抱いているのに、服で気分が変わるのでしょうか。
第48ターン。そろそろ戦争しないと戦姫が逐電してしまいます。それを避けるために戦争するというのも無茶苦茶ですが、それが戦国ランスクオリティ。弱そうな浅井朝倉を攻めてみましょう。

浅井朝倉家は元々は小さな豪族にすぎなかった朝倉家が、近隣の勢力と戦わずして話し合いによる合併を繰り返し、最後にはこの地区で最大勢力を誇る浅井家と合併し、浅井朝倉と家名を変更したのだそうです。将来的には戦わずして全ての国を合併したいと思っているとかで、国名は足利浅井朝倉武田上杉毛利とか…どんどん長くなってもよしとしているとか。でも最終的には長くなり過ぎた国名をシンプルに新しい物にしようと思っているんだそうです。「日本」とか(笑)。

大名の朝倉義景は、戦では人を殺さないものの、多くの者を自害または切腹に追い込み権力を握ってきた謀略家で、政略が得意で戦わずして勝つ事を目指しています。子だくさん(20名いる)なので、政略結婚にもどんどん使っているほか、一郎から八郎までの信頼できる息子達が各国の諜略にあたっているそうです。

そしてここには雪姫がいます。北陸一の美女として有名で、心優しく領民からも人気があり、父も兄弟も国も領民もみんな大切に思っているそうです。皆から慕われている雪は、義景にとってももっとも大切な宝物で、他の娘は政略の道具として使ってきたものの、雪姫だけは別で、将来ジャパンの王となる素晴らしい男に嫁がせようとしているそうです。そんな希望をぶち壊すのが鬼畜のランスということになるのでしょうか?

では宣戦布告。雪姫は戦争するくらいなら織田に行くといいますが、雪姫が可愛くて仕方のない義景と兄達は戦争を選択します。

さっそく戦姫とともに出撃するランス。浅井朝倉の領国はテキサスというそうですが…なぜにテキサス?

合併を繰り返して国のせいか、あまり強くはありません。沖田のぞみ隊が壊滅したものの、快勝しました。討ち死にさえしなければ、全滅でもいい、たくましく育って欲しい。

すると浅井朝倉の城に発禁堕山(八甲田山のパロ?)という天狗の面をつけた修験者が登場。雪姫を嫁にするという条件で援軍になると言います。当然義景は断りますが…

戦況を憂いた雪姫、独断で発禁堕山の妻となる約束をしてしまいます。こういういい人ほど不幸になるのがアリスソフトのゲームのお約束なのですが。ということで勇躍する発禁堕山は、野生のパンダを率いて反撃に出てきます。

実はこのパンダ、大した強さではないのですが、「パンダ雪崩」と称して無限に出撃してくるのです。相手にしていられないので、一戦したら諦めます。

テキサスの領地は失い、今度は浅井朝倉家がまむし油田に攻めて来ました。パンダと戦ってせいでろくな残存兵力がなかった織田家、こちらでも敗北してしまいました。

発禁堕山に約束の履行を迫られた雪姫は無残にも…

行為の途中で天狗の面が外れてしまいます。雪姫が見たものは……

怪物に抱かれていると知って泣き叫ぶ雪姫カワイソス。発禁堕山は怪物なのではなく、妖怪に呪いをかけられた「呪い付き」で、右目が3つという異形になっていますが、この目でパンダを操り使役しています。しかし「化け物」呼ばわりされた発禁堕山も自分を怖れる女はいらんと雪姫を追い出してしまい、以後の援助は拒否します。

第49ターン。リーザスからの援軍は忍者の見当かなみでした。ランスシリーズには第一作から登場している最古参キャラですが、正直あんまり強くありません。
アイテムを使って戦姫との関係を「信頼」にまで引き上げました。三回敗走したらランスに抱かれてもいいと言う戦姫。

「敗北を知りたい」ってお前は最凶死刑囚か。負けさせるのは単騎出撃させれば容易なのですが、討ち死にしては元も子もないですし。
さて、もう発禁堕山は出てこないので張り切ってテキサスを攻めましょう。軽く勝利しました。反撃も一蹴。
第50ターン。ランス大満足ボーナスで再び異国から援軍を呼びます。再びテキサス攻め。またもや楽勝。反撃も蹴散らして王手をかけたところでテキサスに大地震が。死傷者家屋倒壊多数。弱り目に祟り目のテキサスに引導を渡したいところですが、続きはまた明日。
こんばんは。箱根駅伝では正月早々学生達が汗を流しています。暮れも正月もなくて大変そうですが、出場できるだけで幸せなことなんでしょうね。

こちらも負けずに戦国ランス実況プレイをやっていきましょう。いや、比較するのもおこがましいですけどね。

30ターン目の状況です。序盤の強敵・徳川家を滅ぼしました。織田家が領土を伸張させている以外に一見世界は変化がありませんが、武田、上杉、北条はしきりに戦闘を行っています。どうやら武田対上杉・北条という構図のようです。彼ら列強がこっちに関心を示さないうちに、さらに領土を拡大したいところです。

東海道を支配するハニーの新撰組が2万2千の大軍で上洛中です。尾張を通過していくのを放置するのか迎撃するのかが選択できますが、ここは放置しておきましょう。
第31ターン。とりあえず新支配地である三河の開発と、伊勢で迷宮を探しました。真珠迷宮…なんたすてきな名前です。でも香姫によれば真珠は死んだ人間の魂なのだそうです。本当か?
ハニー御一行は京都に到着。尾張では通過するだけでなにもしませんでした。放置で正解でした。
第32ターン。さらに三河を開発。京でも迷宮を探します。琵琶湖の底に竜宮城があるんだそうです。ほとりにあるカチカチ洞窟を通ると竜宮城に行けるとか。しかし行動回数が1ターンに2回というのも辛いですね。やりたいことは沢山あるのに。
第33ターン。まむし油田の北に邪馬台という国があります。支配しているのは巫女機関。聞き慣れない名前ですね。3Gによると、籤を引いて当たると巫女さんとナニができるとか。どうやら日本中の男が通っているらしいです。ジャパン一の人気スポットだとか。そんな美味しい話をランスが聞き逃すはずもなく、さっそく突撃するのでした。

早速籤を引くランスですが、何とはずれ。巫女さんによればはずれはそうそう出ないはずなんだそうで…おみくじの凶みたいなものでしょうか。何度引いてもはずれるのでキレたランス、巫女さんとやらせないと織田軍で邪馬台を攻めると無茶なことを言い出します。巫女総代の名取りも仕方なく球磨という巫女さんをあてがってくれるのでした。ランス大満足。

第34ターン。ランス大満足ボーナスを使いましょう。ラインナップを見ると、「行動回数を増やす」というのが。これはいいですね。早速選びましょう。これで行動回数が次回から1ターン3回になります。京に上ったハニーの新撰組の様子を調べると、ハニーの中に女の子が一人入っているとか。
そのハニーの本拠地東海道では、戦国武将らしく合戦をしようという話に。なんと織田に宣戦布告してきました。埴輪のくせに生意気な。

第35ターン。またもや邪馬台の巫女に会いに行くランス。籤は相変わらずはずれですが、言うことを聞かないのでまた球磨をあてがう名取さん。ランスは名取とやりたいらしいですが、あっさり断られます。

そして三河では戦姫をスカウト。操を汚されたというのに、とにかく戦いたいらしいので織田家に仕官してきます。可愛いのになあ。戦姫は足軽隊で、「攻」「防」が6、「速」が7とかなり優秀です。織田家にはいい足軽隊が柴田勝家隊くらいしかなかったのでこれはありがたいです。しかし戦争狂の戦姫は、戦闘に出さないでいると出奔してしまうのです。今後はなるべく戦争を継続せねばなりません。とりあえずハニーが敵になっているのでいいのですが。ついでに三河でも迷宮を探します。徳川埋蔵金があるらしいです。糸○重○が探しに来そうですね。

第36ターン。宣戦布告したのに攻めてこないハニー。今川あんこという女の子が言うには、ハニーの王であるハニーキングは自分の父だとか。ハニーキングの着ぐるみを着ていたら、ハニー達にかっさらわれたとか。

ではハニーキングである今川義元(今川焼き屋)と会見してみましょう。たしかに中からしょぼいおっさんが出てきました。しかし猫耳つけたり、尋常ではないような気がしますが。助けてくれと言う義元に、あんこをくれと条件を出すランス。可愛い娘を異人にはやれんということで交渉は決裂しました。

帰り際に出るこの選択肢。実は正体をばらすと、ハニー達は騙されていたことに怒って四散してしまい、東海道は労せずして手に入るのですが、戦姫を戦わせるためにもここは止めておきましょう。

それでは東海道侵攻。相手は全員ハニー。人間がいないので気楽にぶち殺してやりましょう。ハニーは超音波みたいなのを口からだして、前衛後衛を問わず攻撃してきますが、威力は大したことありません。

圧倒的じゃないか、我が軍は。ハニーも反撃してきましたが、鎧袖一触です。ハニーには魔法や式神は効かないらしいので、それだけ注意しましょう。


第37ターン。京の有名料亭に食事に行くランスと香姫一行。すると食事中に新撰組の御用改めが。ランスとハニーがいざこざを起こしたところ、新撰組の一行から沖田のぞみという女の子剣士が登場。のぞみと言えばアリスソフトの各種ゲームに登場するいじめられキャラ。

大悪司には武田のぞみというメイドが出てきましたし、ママトトにものぞみという元王女でメイド兼性奴隷がいました。この沖田のぞみにもものすごいM臭がただよっているような。吐血して倒れたのぞみを城に連れ帰って医者に診せたところ、けほけほ病だということです。薬を与えれば完治するけど薬を与えなければ死に至る風土病だそうです。ハニーには薬も貰えなかったようでしたが、ギリギリセーフだったとか。

ということで沖田のぞみも仕官してきます。この人、「攻」「防」4、「知」「速」5とステータスは大したことなく、兵力も200しかないのですが、レベルだけは50と異様に高いです。育てれば使える人材かも知れません。
そして伊勢の真珠迷宮を探索。ここは7層ですが、さくっと攻略。真珠20個を取得しましたが、特に役には立ちません。
ハニーは東海道で反撃戦。戦姫を出しましょう。ハニーはモンスターだけに捕虜にできない代わりに、連中も武将の補充ができないので弱っていくばかりです。

第38ターン。三河の山奥に神様が落ちてきたという話を聞いたランスは調査に向かいますが、いたのは何とUFO。

そして乗っていたのはかぐや姫。ロリっぽくて、思いっきり宇宙飛行士風です。実は宇宙人なのだそうですが、自分の事を宇宙人って言うかね今時。UFOが壊れて不時着したというかぐや姫。修理にはコイル、鉄パイプ、セロテープが必要だそうです。安ッ!迷宮でオーパーツとして見つかるとかなんとか。

またもやランス大満足ボーナスが使えます。今度は「油娘(道三ちゃん)を仲間に」を選択します。実は美濃三人衆を仲間にしないと仲間になってくれないキャラなんです。モデルは斉藤道三なんでしょうが、可愛い女の子の方がそりゃあいいです。道三は初の僧兵キャラで、僧兵は武士と並ぶ前衛要員で、防御力が高く、味方キャラの行動を回復させる「活動転換」を習得しているほか、妖怪に特効のある「妖怪退散」も持っている優良キャラです。道三が手に入ったので、美濃三人衆はもういいかな(笑)。

またも反撃してくるハニー勢。戦姫と、沖田のぞみも出して部隊人数を増やします。
第39ターン。毎回一国くらいは取っておかないと面白くないので、今回は東海道を攻略します。しかしまあ、まずは京のカチカチ洞窟の探索から。4層しかありませんが、モンスターは結構強いです。

たどりついたのはゲームセンター竜宮城。乙姫様はどっちかという美人の方で、変態なんだとか。

これが乙姫。なるほど、結構美人の方だ。「ぶっかけ」で衣装が一枚ずつ消えていくのだとか。全裸になったらゲームクリアですが、そんなに何回も可能なのでしょうか?さっそく挑むランスですが…

やはり2発で時間切れ。クリアには4発必要らしいですが、可能なのか?気を取り直して東海道攻略。怒りをハニーに転嫁したりして。あっさり勝利して王手。次ぎターンで決めますよ。
第40ターン。鈴女との関係が「愛情」に変化しました。ランスとの関係は、低い方から「険悪」「普通」「信頼」と来て最上位に「愛情」があるのですが、男武将は当然ながら「信頼」止まり。「愛情」は女性武将だけです。
さあそれでは今川家に引導を渡しましょう。城だから戦場補正+20%でハニーに有利なのですが、もはやそんなものでは織田勢の勢いは止まらないのだ。

ハニーの城に突入したランス。ハニー共が逃げ惑っています。ハニーキングがやられた振りをすると、ハニー達は全員逃亡しました。義元とあんこの感動の抱擁。しかし、ランスは一方的な約束の履行を迫ってあんこをベッドに連れ去ります。

異人が怖いという田舎者のあんこは、食われてしまうと怯えまくります。確かにある意味食われるのですが、そういう意味じゃない。

しかしランスのハイパー兵器(自称。アレのことです)を見ると気絶してしまうあんこ。気絶してもかわまず思いを遂げるランスなのでした。

東海道を開発してターン終了。これで6か国を領有する大大名になった織田家。ランスがお団子を食べていると、可愛い陰陽師西条あかねが登場してきました。この辺に鬼がいるとか。

興味本位で付いていったランスの前に赤鬼が。西条あかねは式神であっさり倒してしまいます。北条陰陽家は地獄の穴を塞ぎ、鬼退治をするのが仕事だとか。帰ろうとしたあかねはつまづいて転んでしまいます。すると…

こんな選択肢が。こ・れ・は!下を選んだら絶対北条家と戦争でしょう。世のため人のために働いている少女陰陽師にいくらなんでもそれは無体な。ランス的には不本意でしょうし、「下!、下!」という声が聞こえてくるような気もしますが、ここは無難に上で。ウグイス色のパンツだったそうです。取りあえず関東三強とはまだ戦いたくないなと思ったところでまた明日。