好きなアニメキャラ(その12):冥王せつな(セーラームーンシリーズ)

雨の日曜日にこんにちは。最近アクセス数が減っていて、昨日は久々に300アクセスを超えましたが、ブログにも秋が来たかと寂しく思っていたところ、アクセスランキングは特に下がっていないというか、今日なんてサブジャンルで36位とかなり高順位なんですよ。これは、FC2ブログ界が全体的にアクセスが減っていると言うことでしょうか。まあ涼しくなって、行楽やアウトドアスポーツにも最適な季節ですからPCの前にいるなんてもったいないと言われればまったくそのとおりで。でも今日みたいな雨の日はちょっと寄っていってみませんか?

さて好きなアニメキャラの12回目はまたもやセーラームーンから。いい年してセーラー戦士をやっているという中二病をこじらせてしまったような冥王せつなです。

と、その前に先日誕生日を迎えたまどかさんが知り合いのパティシエに作って貰ったというセーラームーンケーキをご覧下さい。キャラ弁というのがありますが、キャラケーキとでも言うのでしょうか。


私が自慢しても仕方ないですが、どうです見事な出来でしょう?近頃のパティシエは絵心もなくちゃ務まらないのでしょうか?私なら亜美とみちるで作って貰いたいところですが、青っぽいのは食品としてはあまりおいしくなさそうに見えてしまうでしょうか。

冥王せつなはセーラー戦士がほとんど真っ白な肌をしているのに対し、比較的褐色の肌をしていて、黒い緑色の長髪(まさにみどりの黒髪)とマゼンタ色の瞳を持つ神秘的な雰囲気の女性です。アニメ版では無限学園大学理学部所属の大学生です。原作では大学生でKO大学理学部1年・基礎物理学科理論物理学専攻で、その後東京湾天文台に勤務しています。さらに原作16巻以降ではちびうさが通う港区立十番小学校の養護教諭になっていますが、なんか職業に脈絡がないですね。それにしても就職してもセーラー戦士か。これはこじらせてますなあ、中二病を(笑)。

アニメ版では第二部の「セーラームーンR」の後半に、外部太陽系セーラー戦士として初めて登場しましたが、変身後のセーラープルートの姿のみでの登場で、しかも異空間での出会いのみでした。その後第3部「セーラームーンS」後半になってから、はるか(ウラヌス)とみちる(ネプチューン)のピンチに際し初めて変身前の姿が描かれましたが、全編を通して謎を含む描き方をされています。

せつなは原作者・武内直子のお気に入りのキャラだそうで、彼女のキング・エンディミオン(タキシード仮面こと地場衛の未来の姿。未来ではネオ・クイーン・セレニティ(うさぎ)の夫となり、二人の間にスモール・レディ(ちびうさ)が誕生しています)への片思いを書きたくて第2部を書いたのだそうです。

ルナは、クイーン・セレニティ(うさぎの前世(プリンセス・セレニティ)の母)から「時空の扉を永遠に守り続け、その存在を知ることも許されず、誰もその姿を見たことのない孤独な戦士が居る」という話を聞いたと言っています。そのクイーン・セレニティからは、3つの禁忌(時間を移動するべからず、守るべき扉から決して離れるべからず、時間を停めるべからず)を直接承っていますが、結果的には全部破っています。しかしこの禁忌、“お前は一生ぼっちやってろ”と言っているようなものですね。女王から嫌われていたんだろうか、せつなは。イジメ格好悪い。

誕生日は10月29日(蠍座)。好きな色はえんじ色(渋い)。好きな食べ物はお茶(せつなそれ食べ物と違う、飲み物や!)。苦手な食べ物は茄子。趣味はショッピングで特技は裁縫。苦手なものはゴキブリ(ほぼ全ての女子が苦手ですが)。将来の夢はデザイナー(え?理学部で?)だそうです。

変身後の姿、セーラープルートは冥王星を守護星に持つ時空と変革の戦士です。セーラームーン以外のセーラー戦士は惑星を守護星としていましたが、守護星が唯一準惑星に降格してしまいましたね。

そもそも冥王星は、水星から海王星までの8つの惑星と比較すると離心率や軌道傾斜角が大きいことから、当初から「変わった惑星」だと考えられてきました。発見されてからしばらくの間は地球と同じ程度か数倍の質量を持つと推定されていましたが、実際はそれよりはるかに小さいことが明らかになりました。

太陽系最小の惑星である水星よりも小さいどころか、木星のガリレオ衛星や土星のタイタン、地球の月、そして海王星のトリトンよりも小さいことが判明し、その組成や予想される起源から、太陽系外縁天体ではないかという意見が次第に有力になっていきました。

最初の太陽系外縁天体 (TNO) である 1992QB1 が発見された1992年以降、冥王星を公式に惑星と呼ぶべきかどうかを巡っては常に議論や論争がなされてきました。つまりセーラームーンの原作開始時から既に冥王星の地位は危うかった訳ですね。90年代後半になると、同様の天体が続々と発見されるようになり、論争はますます激しくなっていきました。

国際天文学連合 (IAU) は、冥王星を惑星から外すことには消極的でした。また冥王星を発見したクライド・トンボーは、1997年1月に死去する直前まで冥王星を惑星のままにしておくべきだと主張し続けていました。まあ発見者がそう思うのはもっともなことですね。

望遠鏡の技術が進歩し続けたことにより、21世紀にはさらに多くの太陽系外縁天体が発見されるようになり、2005年に発見されたエリスは冥王星より大きいと推測され、1846年の海王星の発見以来、太陽系内で最大の天体の発見となりました。発見者とメディアは当初これを「第10惑星」と呼びました。エリスの発見は、冥王星を惑星から降格させるための最も強力な根拠ともみなされています。

2006年8月の国際天文学連合 (IAU) 総会では、惑星の定義を決めるための議論が行われました。当初提出された定義案に従うならば、冥王星が惑星として残るのに加えて冥王星の衛星カロン、アステロイドベルト最大の小惑星ケレス、エリスが惑星とみなされ、太陽系の惑星は12個となることになりますが、天文学者から強い反対が噴出し、原案は大幅な見直しを余儀なくされ、結局、「惑星」「dwarf planet」(準惑星)「Small Solar System Bodies(太陽系小天体)」の3つのカテゴリが定義されることになりました。

惑星は、①太陽のまわりを公転していること ②自己の重力によって球形になるほど十分な質量を持っていること ③軌道上の他の天体を排除 (clear) していること-の三条件をクリアした天体が該当することとされましたが、冥王星の軌道は部分的に海王星軌道の内側にまで入り込んでいることから、③を満たしていないとみなされ、IAUは惑星の総数を8つとするとともに、冥王星を準惑星に再分類し、太陽系外縁天体内の新しいサブグループの典型例とみなすと決議しました。

冥王星は1930年の発見以降、アメリカ人が発見した唯一の惑星とされ、当初からアメリカ人の誇りと思われてきました。ディズニーのキャラクターであるプルートは、冥王星が発見された年に誕生しており、冥王星(プルート)から名前が取られたと考えられています。このこともあり、多くのアメリカ人が冥王星に特別な愛着を抱いてきたことが、冥王星の立場が疑われ始めてからも、長らく議論を混乱させる一因になりました。冥王星が惑星でなくなるきっかけを作ったのが、アメリカによる数々の華々しい天文学上の成果であったことと、その結果出された「太陽系惑星12個案」だったことは皮肉です。惑星12個案は…やはり受け入れられなくて当然だったでしょうね。

天文学上の地位はともなく、そもそも主人公のセーラームーン自身の守護星が惑星ではなく衛星なので、冥王星が準惑星に分類されるようになってもセーラープルートは仲間はずれにはされないでしょう。しかし、それなら他の準惑星からもセーラー戦士が登場してもいいということになりますね。セーラーエリスとかセーラーセドナとかはなんかカッコイイですが、セーラーマケマケとかセーラークワオアーとかはちょっとなあ(笑)。

西洋占星術なんかには影響ないんでしょうかね。まあ占星術における惑星の定義は天文学的な定義とは異なっている上に、流派によっては小惑星を含むものすらあるので、必ずしも分類変更によって大きな影響を受けるとは言えないでしょうが、新発見の準惑星を入れていったら収拾がつかなくなったりして。

さて話題をセーラープルートに戻しますが、プルートは時の流れを超越した時間と空間を司る戦士で、古代の時代から外部からの侵入者を防いできた外部太陽系三戦士の一人です。時空の回廊にある冥土の扉「時空の扉」を守って、時を司る神・クロノスの血を引く美しく孤独の番人という設定です。

それにしてもなんでプルートーじゃなくてクロノスなんだと。クロノスはむしろセーラーサターンと縁があるので、セーラーサターンとセーラープルートは能力や特徴が入れ替わっているような気がします。プルートこそ冥王なんだから死と破滅に相応しいのに。このあたりについては次回改めて言及しましょう。

プルートは、他のセーラー戦士より年上だけあって物腰が落ち着いており、戦闘力も高く、本編中では彼女の必殺技が効かなかった敵はセーラー戦士中一番少なくなっています。しかし、時間を操るや空間転移・転送などの強大な力を持ったキャラクターはオールマイティー過ぎて扱いにくかったようで、活躍場面は非常に少ないです。


決め台詞は「時空の星、冥王星を守護に持つ、変革の戦士セーラープルート」「時を司るセーラープルート、この愛すべき地球を、貴方の思い通りにはさせません」などです。セーラー戦闘服は黒に近いミッドナイトブルーがメインで、胸前と後ろ腰のリボンは深い茶色。チョーカーには丸い形の赤い宝玉を付けています。肩のプロテクターは無く、ノースリーブです。


必殺技は破滅喘鳴(デッド・スクリーム)。 低い声で技名を言いながら、ガーネット・ロッド(時空の杖)のオーブ部分に荒ぶる風のエネルギーを集中させ、エネルギー球として相手に放ち、敵を一瞬にして吹き散らします。

CVは川島千代子。幅の広い声の演技を見せる声優として、少女、少年、母親、ギャグキャラクター、悪役と様々な役の声を担当しました。残念ながら2001年に引退されてしまっています。


特に「美少女戦士セーラームーン」シリーズでは、プルートの他、うさぎの弟の月野新悟、うさぎの担任の桜田春菜先生の3役をこなしていました。

また第一期の最終決戦で登場し、セーラー戦士達を次々と葬ったクイン・ベリル直属の妖魔DDガールズのリーダー(画像の中央の人)も演じていました。

なお、冥王星が「降格」となりセーラープルートも「地場衛によって堕ちた女戦士」にされてしまうという素敵設定の同人誌がありましたのでご参考まで。

次回はセーラーサターンこと土萠ほたるです。もうセーラー戦士が全部入ってくる勢いですが、ウラヌスは絶対入れません。あいつはほぼ男ですから。最後に外人さんのコスプレとイラストをどうぞ。


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