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中国美女列伝(その21):王元姫~三国時代を終わらせた司馬炎の母

紙風船の「冬が来る前に」
 
 今日は一気に冷え込みました。思わず上着を着てしまいましたよ。でもまだワイシャツは半袖だったりします。「冬が来る前に」という古い曲が思わず脳裏に流れましたが、日曜日以降はまた夏日になるようです。あの猛暑をくぐりぬけると26、7度程度では驚きませんが、実にしつこいことですね。

まどかさん

 昨日バニーガールコスを掲載させて貰ったまどかさん(仮名)、以前はヘアモデルをやっていたそうです。そうか、だから黒髪ロングだったんですね。今はあんまり長くないけど、なぜ切ったし。失恋でもしたんですか(あまりに陳腐な質問だこと)。普段着姿の画像も掲載させて貰いますが、顔を傾けているせいであまり入れられなかったよ(涙)。

王元姫その1

 さて肌寒い金曜日もいつもと変わらず中国美女列伝。これまで三国志シリーズを続けてきましたが、第21回目の本日は王元姫です。ただ……王元姫については「真・三國無双6」の影響が滅茶苦茶強くて…中国人絵師もだいたいこれをモデルとして使用しているようです。もうあきらめその画像を使うことにします。統一的でいいという考え方もできましょうし。でも三国志シリーズはもう終わりにした方がいいなあという気がします。

王元姫その2

 王元姫(217年-268年)は、中国三国時代から西晋にかけての女性です。この時代、鄒氏とか甄姫とか大喬小喬みたいに名前が知られていない女性が多いのですが、この人は違います。元姫は実名なんです。

王元姫その3

 祖父は曹操・曹丕・曹叡と魏三代に仕えた王朗。王沈の「魏書」では「才能と学識はずば抜けており、性質も厳格で、礼儀正しく慎ましく、施しを良くし、弱者を哀れまない強者を批判した」と評されているほか、「三国志」編者の陳寿は、王朗を一代の俊傑として称え、その学識と文才を賞賛しています。

王元姫その4

 ただし「三国志演義」では、孫策に敵対するも敗れる凡庸な太守の一人として登場します。後に魏の家臣として登場し、諸葛亮の北伐の際に曹真の軍師として高齢を押して出陣し、諸葛亮に論戦を挑みますが、過去(後漢最後の皇帝献帝に曹丕への禅譲を迫った)ことを厳しく糾弾されて恥と衝撃から憤死してしまっています。

王元姫その5

 王朗の息子である王粛が父で、あまり知られていない人物ですが、二代皇帝曹叡(明帝)に政治の引き締めや、倹約を諌めることができるほど地位の高かった人物で、司馬氏が実権を握ると接近して司馬師の参謀となりました。 王粛も時代を見る目があったようで、司馬懿の次男である司馬昭に娘を嫁がせます。それがこの王元姫で、その子は司馬炎、つまり魏から禅譲を受けて晋を建てた武帝です。ちなみに司馬懿の長男な司馬師といいます。一人芝居(司馬懿)、暫し(司馬師)待たれよ、そうしましょう(司馬昭)、おう元気?(王元姫)……何なんだこの連中は…たまげたなあ。

王元姫その6

 王元姫は8歳の頃から詩論を暗誦し、徳行に優れ親孝行な娘であったそうです。9歳の時に母が病に倒れると、着替えの暇も惜しんで看病に当たり、祖父の王朗はその親孝行振りから、男として産まれなかったことを惜しんだそうです(中国では伝統的に親に尽くすのはもっぱら男子とその嫁の役目ですので)。12歳の時、王朗の葬儀で自然な哀悼の振る舞いをみせたため、父の王粛からも驚かれました。司馬昭に嫁いだ後も、舅姑には婦道を尽くして仕え、目下の者にはへりくだって接したそうです。

王元姫その7

 ある時、司馬昭の元に鍾会が仕官してきました。鍾会は蜀を滅ぼす功労者の一人ですが、王元姫は「鍾会は己の利を見て義を忘れ、何かと事を起こすのを好みます。重用すれば必ず国が乱れるでしょう」と、いつも司馬昭に告げていました。

王元姫その18

 王元姫の言うとおり、その後鍾会は益州で反乱を起こしました。諸葛亮の愛弟子である姜維と手を結んで魏に反逆しようとしたのです。鍾会はあわ良くば司馬昭に取って代わり、失敗しても(蜀漢を築いた)劉備くらいにはなれると計算したそうですが、将兵の反逆であっけなく殺されてしまったそうです。こうしたことから「真・三國無双」シリーズでは“活眼の美姫”なんてニックネームをつけられています。

1位になった王元姫

 ちなみに「真・三國無双」シリーズでは「6」からの登場とずいぶん遅れて登場した新人さんですが、公式人気投票では堂々の1位に輝いています。

王元姫その8

 このゲームではプラチナブロンドの髪に琥珀色の瞳、白磁の人形のような白い肌という浮世離れした美貌を持っており、驚くほど豊満な胸の女性として描かれています。そりゃあ「綺麗なお姉さんは好きですか?」と聞かれれば「美しいものが嫌いな人がいるかしら?」と質問に質問で返して零点貰う覚悟がありますが、この中国離れしたルックスには何か根拠があるんでしょうかね?

王元姫その9

 夫が死去し、後を継いだ司馬炎が魏から禅譲を受け晋を建国して皇帝に即位すると、王元姫は皇太后となり崇化宮と称されました。皇太后という女性としては最高の地位に就いても日頃の仕事を忘れず、贅沢をしませんでした。言動は必ず道理に沿い、礼儀に外れず、差し出がましいことをしませんでした。

王元姫その10

 司馬昭との間には司馬炎の他に司馬定国・司馬攸・司馬兆・司馬広徳・京兆長公主と5男1女を儲けています。きっと司馬昭に愛されていたのでしょう。ただし、司馬定国・司馬兆・司馬広徳の3人は夭逝してしまっています。司馬炎とともに生き延びた司馬攸は幼い頃から聡明で、祖父の司馬懿は「この子は大器だ」と将来を嘱望し、父の司馬昭は自分の寝台を撫でて「ここはお前の場所だよ」と言うほど愛していたそうです。

王元姫その11

 成長した司馬攸は、物静かで穏やかな人柄で、賢士に親しみ人を慈しみました。また学問を愛して文章にも巧みであり、その才能や人望は兄の司馬炎に優っていたそうです。司馬昭は司馬炎よりも司馬攸を自分の後継者に選ぼうとしたそうですが、長幼の序を重んじる重臣一同の反対に遭って実現しませんでした。

王元姫その19

 司馬攸は皇弟として斉王に封じられますが、実際に任地には赴きませんでした。しかしその領国は見事に収めており、司馬炎の息子達がいずれも暗愚だったため、司馬炎の後継者の最有力候補と見なされていました。

王元姫その12

 すると司馬炎周辺の奸臣達は、司馬攸が本当に帝位に就いたら身の破滅ということでが司馬炎に色々と吹き込み、病を発した司馬攸を無理に斉に赴任させたため、司馬攸は旅中に急死してしまいました。

王元姫その20

 その頃既に王元姫はこの世の人ではありませんでしたが、晩年王元姫は自分の病が重くなったとき、病床に司馬炎を呼び、「攸は情の烈しい子ですから、そなたのことを冷たい兄だと感じています。私がいけなくなった後、そなたと攸が相容れられなくなるのが恐ろしい。そなたに攸のことを託しますが、私の言葉を忘れてはなりませんよ。」と泣きながら頼んだといいます。

王元姫その13

 王元姫には自分の死後に兄弟が不和になることを予測していたのだと思われますが、その配慮も結局は水泡に帰してしまった訳ですね。

王元姫その14

 長男で皇帝となった司馬炎はといえば、呉を滅ぼして晋による統一を実現した後は政治への興味を失い、もっぱら女色にふけっていたようです。司馬炎の後宮には1万人もの宮女がおり、司馬炎は毎夜、羊に引かせた車に乗って回ったそうです。

王元姫その15

 この羊の車が止まったところの女性のもとで、一夜を過ごすということで、宮女たちは自分のところに皇帝を来させようと、自室の前に竹の葉を挿し、塩を盛っておいたそうです。これはが竹の葉を食べ、塩をなめるために止まるからなのですが、この塩を盛るという故事が、日本の料理店などで盛り塩をするようになった起源とも言われています。

王元姫その16

 なお、1万人の女性といっても、様々な雑用をこなす女官などの数も入っているため、実際に司馬炎が1万人の女性を相手にしたというわけではないそうです。そんなに妻妾がいたら、バイアグラがいくらあっても足りないことでしょう。

王元姫その17

 天下を取るまでは英君だったと評される司馬炎ですが、天下を取った後は堕落してしまい、統一後の国家の基盤形成を怠ったことにより、晋が早期滅亡する要因ともなったとされます。晋は孫の代で滅亡し、五胡十六国、南北朝時代と分裂と混乱の時代が続き、本格的な統一王朝の出現は300年後の楊帝の隋による統一を待たねばなりませんでした。

王元姫その21
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