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ちはやふる2(その3):惜敗の瑞沢高校。楽しくも悔しい戦いに涙する千早

無心の千早
 
 春の嵐は各地に大きな傷跡を残したようです。被害に遭われた方は誠にご愁傷様です。何となく年々日本の気象が過激になっているような気がします。これも温暖化の余波なのでしょうか。原発廃止も一つの考え方ですが、その代替案が火力発電への回帰であると、地球温暖化を促進してしまうような。いきなりダイソン球殻というわけにはいきませんが、技術革新は必須でしょう。

第5首 なほあまりある むかしなりけり

 さて、そんな話とは全く関係なく、ちはやふる2のレビューを始めるとしましょう。今日は5話と6話です。まずは第5首「なほあまりある むかしなりけり」。

決勝戦に向けて星飛雄馬状態の千早(5話)

 さて東京都大会の決勝戦に進んだ瑞沢高校。今年は東京から2校が全国大会に出場できるということで、既に大会出場は決定しているのですが、千早は優勝に向けて気合い十分です。まあ東京で優勝できなきゃ全国で優勝出来るわけがないというのがロジカルな理屈なのですが、実際には往々にしてそうではないというのが勝負の不思議なところです。

姉NTR?

 例によって決勝の相手は強豪北央学園ですが、なんと太一のライバル・ヒョロ君の彼女は肉まん君のお姉さんであることが判明。お互いないものを求め合っているのでしょうか?しかしどうやって知り合ったのやら。

肉まん君大ショック!

 他の面々はいざ知らず、肉まん君は大ショック。NTRか?NTRなのか?個人的には誰と付き合おうが気にならない姉のような気がしますが…弟にとってはそうはいかないということでしょうか。この肉まん君の動揺が勝負に大きな影を落とします。

再犯の筑波容疑者

 そんな中、またもやメンバー表書き換えが発覚する筑波。お前というヤツは……。正直ブログの面汚しなんで筑波という名前は止めて欲しいです。

麗子ママンと太一

 キレた太一、「でも」「だって」禁止の部長命令発動です。男子部員だけというところがフェミニストというか何というか。実は太一自身、小三の頃からママン(千早曰く「ミセス・プレッシャー」の麗子さん)から申し渡されていたとか。

ヒョロ君に詰め寄る甘糟主将

 さて決勝戦。北央の主将甘糟那由太はヒョロ君の「ひょろっとカード」の予測により、効率の良い勝負を指向しますが、なんとヒョロ君が反逆。占い結果を偽って、千早-甘糟、太一-ヒョロという対戦を実現させます。激怒する甘糟に対し、ヒョロ君は「東京で一番強いのは北央学園!何より俺はそれが見たいんだ!!」と啖呵を切ります。格好いいぞヒョロ君。そこに肉まん姉も惚れたのか!そうえば肉まん姉、西田 優華璃(ゆかり)という名前だそうです。この名前は姿にそぐわなすぎる(笑)。

強い北央が見たいんだ!

 ただ、格好はいいけど、戦術的には甘糟の言っていることはもっともです。「ひょろっとカード」というオカルトアイテムを平然と出してくるところはどうかと思いますが、孫子曰く「彼ヲ知リ、己レヲ知レバ、百戦シテ危ウカラズ」(謀攻編)。情報を入手・分析して最善の手を打つことは戦いならば当然のことでしょう。そしてベッケンバウアーも言っているとおり、「強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強いのだ」なのです。一番強い北央学園が見たければ、勝つために最善を尽くすべきだと思います。心情的には高校生らしい熱いシーンですが、兵法的には落第ですね。孔明の罠に陥るタイプでしょう。

一方の高校の関係者がやることはフェアなのか?

 そこて読手として北央の前主将・須藤登場。瑞沢のみならず、北央の面々をも凍り付かせています。

 ここも疑問なんですが、対戦校の一方と特殊な関係がある人物を起用するのって、フェアなんでしょうかね?この起用にクレームを付けるとどうなるんでしょうか。今回は北央の面々も知らなかったみたいですが、事前に読手が分かっていたら、何らかの打ち合わせで有利に勝負を進めることも可能なような。このあたり、かるた人口が少ないということもあるのでしょうが、日本語であるというだけでなく、かるたの国際化を阻害する要因なような気がします。仮に柔道のように競技かるたが国際化した場合、合理化が徹底されるでしょうから、もめる場面の決着の付け方や、空札の排除、読手の公正さなんかは厳しく定められることでしょうね。まあかるたが国際化する機運は当面ありませんけど。

襷掛けで機動力向上

 余談はさておき、女帝の差し入れた襷をかけて、冷却性と機動性を向上させた瑞沢高校の面々、いよいよ勝負です。

惨敗肉まん君

 熱い勝負が展開される中、早くも決着が付いた対戦が。なんと千早と並ぶA級のポイントゲッター・肉まん君が13枚差で惨敗です。相手もA級でしたが、優華璃NTRの精神的ダメージのせいなのか。優華璃と書くと可愛い彼女でも奪われたのかと思ってしまいますが、あくまで肉まん姉ですからね。

ショックの瑞沢高校の面々

 この一敗が瑞沢高校に重くのしかかるのでした。しかし諦めず勝利に向かおうとするメンバー一同。特に千早は、クイーン・若宮詩暢の正確さと名人・周防久志の「感じ」の良さの二つを併せ持とうとしています。二兎を追う者は一兎をも得ずとか、虻蜂取らずといった諺を思い出すのは私だけでしょうか。

名人とクイーンの能力を併せ持つ?

第6首「たつたのかはの にしきなりけり」

 続いて第6首第6首「たつたのかはの にしきなりけり」。

説明は難しいので本編を見て下さい

 決勝戦の続きです。机君もかなちゃんも頑張って、戦況はほぼ五分。それだけに肉まん君の早すぎる一杯は厳しい。とうとう4組とも持ち札一枚ずつの運命戦となりますが、試合巧者の北央は、反則すれすれの手口で戦況を有利に持ち込みます。玄人から見て反則すれすれという「札わけ」は平気でやるのに、「ひょろっとカード」の結果を活用するのは卑怯だと感じる、ヒョロ君の感性がよく分かりません。「ひょろっとカード」はオカルトだから、誰も正面切って批判できないのに。

必敗のシフトに気付いて焦る千早

 体勢が完成してからようやく気付いて焦る千早。しかしまだ諦めない!千早の素振りに太一も呼応します。部長とキャプテンだからというより、千早Loveのなせる技か。しかし、普段と違う太一に焦ったヒョロ君、まさかのお手つきで敗北。

自爆するヒョロ君

 これで一勝一敗ですが、強い北央が見たいと言っておいて自分が負けるというのは相当格好悪いです。強い選手が勝つんじゃない、勝った選手が強いんだ!一勝一敗の五分に追いついて意気上がる瑞沢。しかしまだ「札わけ」の有利さは北央にあるのです。

敵陣を取りに行く千早

 結局残り3人は、いずれも自陣の札を取り、3勝2敗で北央がリベンジ。千早は果敢に敵陣を抜きに行きましたが、札に触ったのが同時だったため、自陣側の取りになってしまいました。このあたり、競技かるたは純和風の競技というか、性善説に基づいた競技というか、競技としての体系付けがまだ未熟な気がします。同時なら、果敢に攻めていった側が取ってもおかしくない気がしますし、なんとなればフェンシングみたいな機械判定も必要になってくるのでは。千早は潔く引き下がったけど、ユーミンだったら小一時間は揉めるところです。

負けても挨拶できるようになった千早。でも哀しい……

 この間、須藤がちょろちょろしているのですが、私は糸目男爵が嫌いなのでことごとくパス。本家の糸目男爵は良い奴なのになあ。だいたい大学に進学しているので、大学のかるた部かなんかに入っているんでしょう、こいつは。それなのに母校にちょっかい出しているということは、大学で上手くいってないのではないでしょうか。

一番楽しかった

 勝負には負けたけど、一番楽しかったという千早。爽やかでいいですね。まあこれも全国大会出場が決まっているが故の余裕とも解釈できますが。

新のメール

 しかし、太一と帰る電車内で新からメールが。

号泣する千早

 それを見て忘れいていた悔しさを思い出して号泣する千早。千早はよく泣くから今さら太一も驚きませんが、そりゃ負ければ悔しですよね。千早はよく負けます。しかし敗北から這い上がって成長することろがいいんですよね。太一もそう。というか、瑞沢のメンバーは全員敗北から学んでいく姿勢があるので、肉まん君も次回の成長に期待です。優華璃は諦めましょう(笑)。

 今回の顔芸集は、なんと千早はなし。千早の顔芸のない「ちはやふる」はクリープを入れないコーヒーみたいですな。

菫ちゃんの情報に激怒する太一・机君・かなちゃん(その1)

 菫ちゃんが聞き込んだ甘糟の発言に激怒する太一・机君・かなちゃん。千早と肉まん君は捨てて残り三勝すれば勝ちという、当然の戦術なんですが…

菫ちゃんの情報に激怒する太一・机君・かなちゃん(その2)

 まあ弱敵認定されたらそりゃ怒りたくもなりますね。実際勝負では大健闘した3人でした。

須藤襲来(その1)

 須藤が読手をやるということで凍り付く瑞沢高校の面々。彼と千早は因縁がありますからね…

須藤襲来(その2)

 しかし、もっと凍り付いている北央学園の面々。どんな主将だったんでしょうか。人望がないことは確かですね。

ヒョロにハートを打ち抜かれる優華璃

 ヒョロ君の発言にハートを打ち抜かれた肉まん姉こと優華璃。本人達は大まじめなんでしょうが、存在自体がお笑いという二人。ラブシーンは映像化しないでね。

ボイン重そうなのにと言われたかなちゃん
 
 「ボイン重そうなのに」という北央の選手の発言に激怒するかなちゃん。これはセクハラで問題視すれば反則負けでもおかしくないレベルです。少なくとも口に出して言うことじゃない。そもそも「ボイン」なんて死語じゃないのでしょうか?

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