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今さらの宇宙戦艦ヤマト考察(その3):ガミラス艦隊不在の謎

3000隻の大艦隊
 
 本日で2月も終了。明日から弥生3月ですね。そのせいか今日は急に暖かくなりました。暖かいのはいいのですが、あまりに寒暖差が大きいと風邪を引きそうでちょっと怖いです。2月は逃げる、3月は去るなどと言います。いよいよ年度末、働く皆さん、お互いに身体には気をつけましょう。

 それでは本日は今さらヤマトシリーズ第三弾です。題して「ガミラス艦隊はどこへ行った?」。

 ヤマトの切り札・波動砲。マクロスなんかを見た人は、ヤマトの主砲はショックカノンではなく波動砲なのではないかという疑問を持ったはずです。しかし、少なくとも第一作では主砲はショックカノンだったと言わざるを得ないと思います。なぜなら、第一作においてはヤマトは敵艦隊に波動砲を発射したことがないからです。ヤマトが波動砲を使用したのは

① 木星の浮遊大陸(ガミラスの前線基地ごとオーストラリア大の浮遊大陸を破壊。生命に溢れていたのに)(第5話)

浮遊大陸

② オリオン座のα星のプロミネンス(作中ではコロナと言っていたが、明らかな間違い)(第12話)

プロミネンスを吹き飛ばす

③ バラノドン(大量のバラン星の原住生物が群体で隊形を取ったもの)(第17話)

バラノドン

④ バラン星の人工太陽(第20話)

バラン星の人口太陽とヤマト

⑤ ガミラス星の海底の強酸性火山脈(第24話)

ガミラス星の火山に発射

の5回だけですが、これを見て判るとおり、ガミラス艦隊に使用した例はありません。もっとも第22話のドメル機動部隊との七色星団決戦の際、沖田艦長がドリルミサイルの撤去作業中の真田に波動砲使用の可不可を尋ねているので、敵艦隊に使用するつもりが全くなかったというわけではなく、使う機会がなかっただけというべきなのかも知れません。

空間磁力メッキ作動

 第一作で波動砲を敵艦に発射するのは、最終話のデスラー艦によるデスラー砲発射です。この際デスラーはヤマトに向けて2回デスラー砲を発射しましたが、1度目は図らずもワープでかわされ、2度目はヤマトの“最終兵器彼”である真田さんが何の伏線もなくいきなり使用した空間磁力メッキで反射され、自ら喰らってしまうのでした。

跳ね返ったデスラー砲の直撃を受けるデスラー艦

 まあ結果的にデスラーは生き延びていたわけなので、反射されたデスラー砲の威力は大きく減衰していたと言わざるを得ませんね。真田さんは反射衛星砲にヒントを得たようなこと言っていましたが、反射衛星砲については、冥王星前線基地司令のシュルツ曰く「射程は波動砲より短いが威力は上」なはずだったのに、何発当ててもヤマトを轟沈させることができなかったのが謎でしたが、衛星の反射が威力を大きく減退させていたからなのかも知れません。

反射衛星砲

 さらに反射衛星砲は冥王星の水中から氷を溶かして撃っていたので、水中では大きく威力を減衰するものだった可能性もありますね。直撃ならきっとヤマトを一撃で。もっともシュルツごときの発言なので、テキトーに大風呂敷を広げていただけという可能性が一番高い気もしますが。バラン星やガミラス本星などの要衝には配備されてなかったし。

反射衛星

 波動砲が艦隊戦の決戦兵器として多用されるようになるのは、「さらば宇宙戦艦ヤマト」以後ということになります。「さらば」ではヤマトも白色彗星帝国のミサイル艦隊を波動砲で殲滅していますし、アンドロメダは連装の拡散波動砲の斉射によってバルゼーの空母機動部隊に壊滅的打撃を与えています(テレビ版の「宇宙戦艦ヤマト2」では白色彗星帝国側に火炎直撃砲という波動砲以上の射程を誇る決戦兵器があったため、地球艦隊は大苦戦しましたが)。

回転防御

 私が、第一作では波動砲はヤマトの切り札ではあっても、主砲たり得なかったと主張するのは、敵艦隊に使用しなかったからなのですが、なぜ敵艦隊に使用しなかったのかと言えば、ヤマトの前に立ちふさがるガミラス艦隊があまりいなかったから、ということになります。

ネビュラ・チェーン

 ガミラス艦隊は、冥王星前線基地破壊後に、残存する冥王星基地守備艦隊がヤマトに挑みました(第9話)が、アステロイド・ベルトをネビュラ・チェーンの如く振るったヤマトの前に壊滅してしまいます。第一話ではあれだけ圧倒的強さを誇っていたのにすっかり雑魚に…(涙)

ドメラーズⅢ世を中心とした無数のガミラス艦

 次に第15話で、ドメルが大艦隊を率いてバラン星に赴任してきて、さっそく異次元空洞で大演習を行います。艦隊の数はなんと3000隻。この際、ヤマトも異次元空洞に紛れ込んでしまい、ドメル艦隊に追われて必死に逃げることになります。

撃ちまくられるヤマト

 この時は異次元空洞で波動エンジンが動かず、ヤマトは補助エンジンを精一杯吹かしながら三番主砲のショックカノンだけで応戦していました。あの戦闘民族のように好戦的な古代が3000隻と聞いて思いっきり逃げ腰になった位なので、もし波動砲が発射可能だったとしてもこの時点で真っ正面から戦ったらヤマトといえども敗北必至だったでしょう。

戦いは数だよ兄貴!!

 問題は、ドメルのその3000隻の艦隊はどこに行ったのか、です。ドズル中将の名言「戦いは数だよ兄貴!!」を持ち出すまでもなく、物量は最高の戦力です。いかに単艦ではブラックタイガーにすら撃沈されてしまうガミラスの駆逐型デストロイヤー艦とはいえ、3000隻もいれば四方八方から取り囲んでヤマトを蜂の巣にすることも可能でしょう。仮に2/3が沈められてもまだ1000隻残っているんですから。

バラン星に到着したドメル艦隊

 しかも、ドメル座乗の旗艦「ドメラーズⅢ世」はヤマト以上の偉容を誇る大型戦艦です。他に新型とみられる駆逐艦も配備されており、ドメル艦隊の総戦力は単に駆逐型デストロイヤー艦が3000隻いるという以上のものだったはずです。バラン星に人工太陽を落下させるというデスラーすら反対する総力戦に打って出るまでもなく、このガミラス艦隊をヤマトの航路上に配置すれば、絶対勝利できたはずなのに。

異次元空洞で遭遇したドメル艦隊

 バラン星後、ドメルは空母を中心にたった5隻で機動部隊を編成して七色星団決戦を挑みますが、少数精鋭とはいえ明らかに戦力的には大幅減であり、ヤマトの波動砲を封じるという姑息な戦法をとらざるを得ませんでした。空母部隊はあれでいいとしても、波動砲を封じた後はとどめをさすべくドメラーズⅢ世級の戦艦部隊を用意しておいて欲しかったものです。

ガミラスの新型駆逐艦

 そしてヤマトは大マゼラン雲に突入していくのですが、その後ガミラス星での本土決戦に至るまで、ヤマトは敵艦隊に遭遇することはありませんでした。なぜ大ガミラス本星たるものの防衛体制はこうもザルだったのでしょうか。そしてガミラスは本土で焦土戦術をとるという愚を犯し、ヤマトはまさに「惑星破壊兵器」と化すのです。

デスラー機雷

 第一作終盤のガミラス軍の存在感のなさは、打ち切り決定による話数減のため…といってしまうと身も蓋もないので、なんとか合理的な解釈を妄想によって行ってみましょう。まずドメルが連れてきた3000隻の艦隊…あれは実は銀河系方面軍に配属されたのではなく、あくまでドメルの箔付けのために一時的に持ち出しただけで、異次元空洞での演習後、本来の帰属(小マゼラン雲方面軍の各戦線)に戻っていったのだという解釈はどうでしょうか。

某彗星帝国艦隊

 これは前回、ガミラスは容易ならざる敵と遭遇していたのではないかという妄想を行った延長上のものです。そしてガミラス本土の戦力も、当初は膨大な精鋭部隊を有していたものの、各戦線に逐次抽出されていく中で、いつのまにか空洞化が進んでいたとか。まるで某大うんたら帝国の関東軍みたいな感じで。

デスラー総統!お肌の色が!!

 つまりデスラーは表面上はヤマトに対してやたら余裕ぶっこいて、デスラー機雷とか姑息な罠を仕掛けて遊んでいるように見えましたが、実は艦隊戦力をヤマトに振り向けるだけの余裕がなかったことによる苦肉の策だったのではないかと。ガミラス星にヤマト侵入を許してしまうという大失態(本土防衛軍司令官は銃殺だ!)は、実は強大な敵の存在故であり、ヤマトのイスカンダル往復という大航海成功をアシストしたのは、その強大な敵だったのです。な、なんだってー!!

なんだってー!!

 そしてもしそのガミラスの強大な敵の一つが白色彗星帝国なのだとしたら、敵の敵は味方ではなくやっぱり敵だっという皮肉な結果と言わざるを得ませんね。ちなみにガミラスが首尾よく地球を乗っ取って移住に成功したとしても、そこはなんと白色彗星帝国本星自身の直進コース上だったという…。デスラー、諦めてビーメラ星辺りにしておけ(笑)。

この偉容を見よ
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