好きな声優さん第二期(その8):阿澄佳奈~あすみさん@がんばってる

昨日今日とやたら風が強いですね。布団が駄洒落じゃなく本当に吹っ飛んだので干すこともできず。北風だから春一番でもなく、体感温度が低くて寒いです。日照時間は延びてきたんですけどね。
やったー!拍手が80になりました。ボタンを押してくれた方々、ありがとうございます。当面の目標は「目指せ100拍手」です。これからもよろしくお願いします。

さて声優の日曜日、先週が新谷良子だったということで、必然的に今週はこの人を取り上げねばなりますまい。美人声優第二弾は阿澄佳奈です。

なぜ新谷良子ときたら阿澄佳奈なのか?それは、かつて二人がやっていたインターネットラジオ番組「良子と佳奈のアマガミカミングスウィート!」が好きだったからです。この番組は結構人気があったみたいで、3年半、180回に亘って放送されただけでなく、OPの「時々ドキドキ」とEDの「like a flower」がCDとして発売されています。
聞いてみますか?YouTubeにはないみたいなので、ニコニコ動画ですが。まずはOPの「時々ドキドキ」です。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14368459
続いてEDの「like a flower」です。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14368459#!sm14372750

番組を収録したCDもなんと20巻も発売されています。一応30分番組だったようですが、毎回30分では収まりきらないため、「今週も1時間弱」とか言っていました。実際の放送時間はだいたい45分前後で、たまに50分を超えることも。こちらとしては面白かったから長くなるのは全然問題なかったんですが。

それはさておきプロフィールから。阿澄佳奈は1983年8月生まれで、出身は福岡県です。高校時代の99年に福岡のローカルアイドルユニット「小梅伍」(こうめファイブ)の2代目メンバーとなっています。「小梅伍」は声優志望の女の子5人で構成され、ラジオ出演のほか、イベントに出演したり、CDを出したりしたそうですが、その後有名になったのは阿澄佳奈だけみたいです。なお阿澄佳奈は2001年度の4代目メンバーにも入っていますね。

当時の映像がYouTubeにありました。黄色い服が阿澄佳奈(当時原田佳奈)です。
初のCD「蒼い願い~Everlasting blue~」のPVです。

http://www.youtube.com/watch?v=1ZfL2Fn5c8k
「気ままなピーナッツ」という歌のPVです。

http://www.youtube.com/watch?v=nwVAEDfmZAE
「小梅伍」についてはこんなのが作られていますが……

阿澄佳奈の黒歴史とされており、本人も2008年5月の時点で「気持ちの整理がつくまで、あと3年待ってください。」と話していたそうで、出来れば忘れたい、恥ずかしい過去という認識があったようですが、もう5年経ったからいいでしょう(笑)。

その後短大入学を機に上京しました。ラジオ番組で本人が語ったところでは、厳しい規則のある寮で暮らしたそうです。短大で幼稚園教諭二種免許と保育士資格を取得し、1年程実務経験を積みましたが、声優になるために離職し、売れない頃は派遣社員やアルバイトなどをして過ごしていたそうです。派遣社員の勤務先は丸の内だったそうで、かつて一世を風靡した「丸の内OL」をやっていたということになります。OLの制服とか似合いそうです。というか一度コスプレして貰いたいですね。

本名は原田佳奈ですが、同姓同名の女優がいるため、2004年に阿澄佳奈に改名しました。「阿澄」という姓は当時世話になっていた関係者に付けてもらったそうですが、なぜその名字にしたのかは、同関係者曰く「下りてきた」ということで、よく分からないのだそうです。でもこれで売れっ子になったのかも知れないですね。

2005年にPC用ゲーム「クロスワールド 〜見知らぬ空のエターティア〜」のオーディションに合格し、声優としてデビューしました。同時にラジオ番組「クロスワールドレイディオ」のパーソナリティを務めたということで、活動初期からラジオと関わりがあったんですね。そのせいかこれまでに多数のラジオ番組に出演しており、2009年の声優アワードの新人女優賞を受賞した際に、“多くのラジオ番組にも出演してファンに親しまれている”と評されています。

2007年に「ひだまりスケッチ」の主人公・ゆの役を射止めたことでブレイクしました。愛称は、昔から「あすみん」と呼ばれていたそうですが、「ひだまりスケッチ」のインターネットラジオ番組「ひだまりラジオ」において、松来未祐が「"す"が多くて楽しい」と言う理由で発した「いぇすっ! アスミス!!」という挨拶が、声優及びファンの間で広まり、「アスミス」という愛称も広まっています。
ラジオ番組を数多くやっていることからも判るとおり、トークが上手くて進行も達者なのですが、話を強引に切ったり流したりすることから、「ぶった切り」「やさぐれ」と言われることがあるそうです。ゲスト出演した際、阿澄のテンションに対して「酔っているんですか?」などと尋ねられてしまうことも多いようです。声優仲間の評価は、後藤邑子:「攻撃性のある小林ゆう」、下田麻美:「マニュアルに無い女」、新谷良子:「良く言えば大胆不敵、悪く言えば傍若無人」だそうです。
反面、アフレコ現場では、大人しくしていることが多いそうで、アフレコ現場での姿を知る人は、ラジオ番組で初めて共演した際、その変わり様に驚くのだそうです。また親しい人には強気である一方、そうでもない人には距離を保つなど、根は真面目な性格が窺えるなんて声もあります。
阿澄佳奈のブログ「阿澄日和」です。更新はあまり頻繁ではないですが。

http://yaplog.jp/asumibiyori/
それでは私の知っている阿澄佳奈の演じたキャラを紹介しましょう。例によってだいたい古い順です。
橘美也(アマガミ)

主人公(デフォルト名は橘純一)の妹でキャッチフレーズは「きまぐれ我侭甘えん坊」です。ゲームでは名字は変更可能ですが、デフォルトが橘で、アニメでもその名字で登場します。同じ高校に通う、1歳年下の主人公の妹です。

ヒロイン候補である中多紗江や七咲逢のクラスメイトで、主人公同様に桜井梨穂子とは幼馴染みです。ということでヒロイン候補と絡むこともしばしばです。

「にしししし」という独特な笑い方をします。 主人公に対し、二人きりのときは「にぃに」と呼びますが、人前では「お兄ちゃん」と、ちょっぴり距離を置いた言い方をします。自分のことは「みゃー」と呼んでおり、性格は猫そのものです。

人見知りしなので誰とでも仲良くなれますが、独占欲が結構強く、主人公が女の子と仲良くしていると、嫉妬してふてくされてしまったりします。子供っぽい言動で兄を困らせることも多いですが、根は優しく素直で、内心では兄のことを人一倍気に掛けています。エロゲーにおいては妹は往々にして攻略対象になったりするのですが、美也は安心感のある妹で非常にいいです。「美也エンド」はありますが、兄妹愛を強調したもので、妙な方向には進みません。

幼児体型を気にしており、紗江のふかふかボディに憧れています。変態紳士の異名を持つ主人公の妹だけあって、紗江や逢に対してしばしばセクハラ的行動に出ることもあります。

おとなしくしていれば可愛いせいか、結構モテているようですが、本人はまだ恋愛に興味がないみたいです。美也が本気で恋愛し始めたら、主人公も落ち着いていられなくなるかも知れません。

ニャル子(這いよれ!ニャル子さん)

謎の組織から狙われる八坂真尋を守りつつ、組織を潰すために「宇宙連合・惑星保護機構」から派遣されてきたヒロイン(?)。見た目は銀髪の美少女ですが、その正体はクトゥルー神話に登場するニャルラトホテプと同じ種族、ニャルラトホテプ星人です。本作においてはニャルラトホテプとは個体名ではなく種族名ですが、本名は地球人には発音しにくいため「八坂ニャルラトホテプ」と名乗っています。通称というより個人名がニャル子です。

常に驚異的なハイテンションを維持しており、口数が非常に多く賑やかです。しかし自分本位な性格のため友達は多くなく、職場では業務連絡の回覧が来なかったりすることもあり、人望や信頼を失っているようです。これことは本人もマジ泣きするほど気にしているので指摘しない方がいいようです。

根は意外にマジメで奥ゆかしいようで、常軌を逸した数々の言動は、それ以外に自分の心情を主張する術を持たない不器用さの裏返しなんだそうです。そのため、本人としては出来れば真尋から迫って欲しいため、一途に愛情と自身の魅力をアピールし続けているのだそうです。

邪神でも最強クラスのニャルラトホテプだけに戦闘力は非常に高く、また勝つためなら手段を選びません。種族の特性として体を瞬時に自分が最強と思うものに作り替える切り札(特撮ヒーローのような姿)を持っていますが、こちらは本気の時にしか使いません。

大学を主席で卒業し試験に合格し惑星保護機構のエージェントとなった人物であり、非常に優秀な人物ですが、現在は300年溜まった有給休暇を消化中です。貯金もかなりの額があるようで、ホームステイ中の八坂家に提供する生活費や趣味のグッズ購入など様々な形でお金を使っていますが、当面心配は無いようです。

実年齢は地球人年齢に換算すれば完全に20代以上だと思われますが、年齢の話になるとあらゆる手段を用いて追及を阻止します。邪神が本気になったら追及は不可能ですね。

ハイテンションでしゃべりまくるニャル子の役は大変だと思いますが、今年放送予定の「這いよれ! ニャル子さんW」が楽しみです。またOPやEDを歌うんでしょうね。

なお、ドラマCDの販促のために松来未祐と一回こっきりのつもりでやったインターネットラジオ「ドラマCD「這いよれニャル子さん」を10倍楽しく聴く方法!? 略して、にゃるラジ」は、あまりにも面白かったせいかその後シリーズ化され、さらにはホビレコード全体の作品インフォメーションを行う番組「寝起きにポテトチップス」になりました。

http://www.hobirecords.com/potato/
最初は月一放送だったのですが、おそらく大人気につき隔週放送になりました。最高ですね、この二人の掛け合いは。
月読鎖々美(ささみさん@がんばらない)

実は阿澄佳奈をこれまで取り上げなかった理由の一つに、彼女の出演作品を見ることが少なかったというのがあります。キャラ紹介も最低3人はと思っているので。ARIAの夢野杏みたいなマイナーキャラを出すべきかと悩んでいたのですが、ささみさんのお陰で助かりました。

鎖々美(以下「ささみ」)は主人公で、桜ノ花咲夜学園1年右組所属です。天沼矛町で決して顔を見せない兄・神臣と2人暮らしをしています。

ささみは重度の引きこもりで学園は籍だけで通っていませんでしたが、悪神達の妨害があったせいで、解消した1年の2月から通い始めます。生活面では兄への依存度が高く、食事や入浴まで全てやってもらっています。

引きこもっていた頃は自室から「お兄ちゃん監視ツール」を用いて神臣を中心とした外の世界を覗いていました。 また、引きこもっている間にソーシャルネットワークサービス「八岐大蛇SNS」に没頭していましたが、それが原因の「怪異」に巻き込まれたりしています。

元々は「最高神の力」を持った月読の巫女で、「がんばる」日々を送っていましたが、インターネットを通して世界を知ったことで負担に耐え切れなくなり、兄を連れて神社を逃げ出し、「がんばらない」ことを選択しました。

外出可能となって以降は、事件に巻き込まれながらも家族や邪神(やがみ)三姉妹との絆と共に「がんばる」と「がんばらない」を繰り返しています。名前は「天地無用!」「魔法少女プリティサミー」に登場する砂沙美から取られているそうです。

ささみさんもしゃべりやモノローグが多いのであすみさんは大変みたいですね。インターネットラジオでは、その名も「あすみさん@がんばらない」をやっています。実は凄く頑張ってますが。

http://lantis-net.com/sasamisan/

なお、原作である小説版は既刊10巻が出版されています。またWEBサンデーではコミック化もされています。
今年三十路のあすみん、女は30過ぎていい女が本当にいい女です。「心を癒すやわらかなボイス」をもっともっと聞かせて下さい。

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