コミック版「ほしのこえ」を読む(その2)~ノボルの告白と決意を固めるミカコ

本日は2月22日、巷ではネコの日らしいです。「222」が猫の鳴き声「ニャン・ニャン・ニャン」と読めることから、「猫の日制定委員会」(どんなメンバーがいるんですかね?)が1987年に制定し、ペットフード工業会が主催しているそうです。まあ猫馬鹿達にとっては毎日が猫曜日なんでしょうけど、今日は猫缶あげたりするんでしょうかね。私も猫は好きなんですが、野良猫にUSBメモリ付きの首輪を取り付けたりするまではいきません。猫カフェは行きたいんですが。
さあ、そんなこととは全く関係なく、今日もコミック版「ほしのこえ」を読んでいきます。本日はChapter.2です。この本、全一冊なのにChapterは10もあるんです。ちびちびやれば長続きする上に、アニメを見られるぜなんて邪なことを考えたりしちゃいます。
扉絵は渚のセクシーポーズ?的なミカコ。たくし上げたワンピースの裾から星がこぼれています。あんまり嬉しそうな顔じゃないですね。
2047年春、ミカコも入りたがっていた城北高校に一人入学したノボルは、中学からやっている剣道部に入りました。ミカコが地球を去って既に半年。まだ火星なのでメールは比較的早く届きますが、暮らしている環境があまりに違うせいか、週に数回来るミカコのメールが異質なものに感じます。

いよいよ明日は木星の衛星・エウロパに向かうそうで、二人の間の間隙は一層広がってしまうことになります。“いつからだろう 戻れるのかと尋ねるのを避けるようになったのは……”とモノローグの中着替えるノボル。何かを落とします。それはミカコのヘアピンでした。

回想モード。中学校で剣道をしている二人。お気に入りのヘアピンが壊れて気落ちしているミカコを見て、直してやるなんて安請け合いするノボル。自宅に持って帰ってみたものの、やっぱり直りません。結局お店でよく似た新品のヘアピンを買ってミカコに渡すことに。ミカコは喜んでくれましたが、本当のことを言えなかったことをちょっと後悔。

ベッドで横たわったままそのヘアピンを見つめるミカコ。窓の外には宇宙空間が広がっています。そう、ここは戦艦リシテアの艦内です。ミカコは艦隊に72機が配備されているトレーサーの第八小隊に配属になります。隊長のミワに引き合わされるミカコ。

このキャラはコミックオリジナルですね。
ミカコの成績がすごいというミワ。でもミワはミカコにトレーサーに乗ることを強要したくないみたいです。「タルシアンを追う私たちは何なのか。成功すれば人類の守護。最悪の場合は身の程知らずの捨て駒…トレーサーに乗ることを強制したくないなって…」
そこにKYで着信したノボルのメール。「カレシ?」と尋ねるミワに「友だちです 大切な…」と答えるミカコ。メールの内容は、ヘアピンのこのでした。今頃のカミングアウト(笑)。

トレーサーの発信準備をしながらミカコの回想。顔を洗ったノボルのタオルをとってやったとき、ノボルのバッグからこぼれ落ちたのは壊れたヘアピンでした。そんな日常のシーンを思い出して、“私がいた世界が壊れてしまうのは嫌だ…”と思うミカコ。ミカコが参加するタルシアン・プロジェクトの成否は、地球の存亡にも関わるかもしれないのです。「乗ってみようと思うんです…」とミワに告げるミカコなのでした。

夕方の体育館で掃除をするノボルの元にメール着信。それは、ノボルの告白への回答でした。「うん知ってた……ありがとう………」

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