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北海道紀行(その2):札幌は4年ぶりでした

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 仙台では本日から七夕まつりが開催されています。ねぶた祭りや竿灯祭りも開催されており、東北は今お祭りのまっただ中といったところでしょうか。それにしてもアツゥイ!んですよね。せっかくだから買い物がてらサンモールあたりにに行ってみましたが、人は多いし暑いのでとっとと退散しました。

花火

 昨夜は前夜祭として約1万6000発の花火が打ち上げられました。なんと社宅のベランダから見られるという僥倖で、1時間ばかり楽しませて貰いました。札幌・豊平川の花火大会や大阪・天神祭の花火大会もベランダから見てきましたが、今回は一番近かったと思います。腹の底に響くような音がいいですね。

ハイボール香る夜

 さて北海道紀行の続きです。一日目の夜は函館でカイジ豪遊ごっこをしつつ更けていきましたが、途中で酒が足りなくなって、ホテル内の自販機に行ったらこれを見つけてしまいました。

エクストラミッション:ハイボール香る夜を飲む

ハイボール香る夜2

 ニッカの北海道限定ハイボール。北海道のウイスキーといえばニッカなわけですが、「北海道限定」と知っては飲まないわけにはいきません。また缶のデザインがいいですよね。思わず2本買ってしまいましたが、なんとアルコール分9%。そ、それは禁断のストロングチューハイと同じではないか。

星空のハイボール

 ニッカは昨冬にセブンイレブン限定で「星空のハイボール」を販売しており、デザイン的に姉妹かなという感じですが、こちらはアルコール分7%。うん、これくらいがいいように思います。氷があれば良かったんですが、氷なしで飲んだので〆にはちょっとキツかった感じでしたね。朝起きてみたらグラスに飲み残していました。もちろん、朝風呂の後おいしく飲み干しましたが。

特急北斗

 さて、特急北斗に乗って札幌に向かいます。函館-札幌間は直線距離だとそれほどないのですが、鉄道は内浦湾をぐるっと回るのでかなり遠回りする印象。それで4時間くらいかかるわけですが、純粋に「乗り鉄」を楽しむ分には長い乗車時間はむしろウエルカムです。駒ヶ岳や内浦湾の海も見られて、雄大な風景に北海道を感じます。

果たせなかったミッション①:ハセガワストアのやきとり弁当

やきとり弁当

 函館出身の人気ロックバンドGLAYがラッキーピエロと共に推したことで有名になったハセガワストアの「やきとり弁当」。駅弁代わりに車中で食するのに最適だなと思ったのですが、おいしかったせいでホテルの朝食を食べ過ぎたのと、札幌でこなしたいミッションがあったので今回は諦めました。実はまだ食べたことがないんですが、「やきとり」といいつつ豚肉を使っているそうです。函館など道南では「やきとり」というと豚肉のことを指すのだとか。

札幌駅

 長万部、洞爺湖、室蘭、登別、苫小牧と通過して、やってきました札幌。

エスコンフィールド

 途中、車窓からは日ハムの新拠点・エスコンフィールドも見えました。札幌は大好きな街ですが、日ハムの球場移転をめぐる一連の騒動における札幌市側の態度はなんとも…

エスタ

 それはさておき、駅を降りたら向かうは札幌エスタ。懐かしいなあなんて思ってたら、8月一杯で閉館だとか。その後解体・新規建設工事を行い、2029年に新たな商業施設を開業する予定だそうですが、6年も先から。死んではいないと思いますが、その頃また札幌を訪れる機会はあるだろうか…なんて遠い目になってしまいました。

ミッション④白樺山荘のラーメンを食べる

ラーメン共和国

 エスタの10階にはレストラン街とともに、「札幌ら~めん共和国」があります。昭和30年代前半頃の古い商店街をモチーフにしたレトロな雰囲気がたまりません。お目当ては当然私のご贔屓「白樺山荘」。すすきのの「ラーメン横丁」や新千歳空港の「ラーメン道場」にもあり、札幌在住時代は主にラーメン横丁ですすらせて貰っていました。

白樺山荘

 いつもは迷わず味噌ラーメンを注文していましたが、今回は久しぶりだったので奮発して味噌炙りチャーシュー麺を注文してしまいました。しかし、ここでも衝撃が。白樺山荘名物、無料ゆで卵がない!黄身の固まりきらないゆで具合が絶妙で、ラーメンを待ちながら一個食べ、ラーメンが来たらもう一個をどんぶりに入れるというのが定番だったんですが。昨冬からの鳥インフルエンザの流行で卵が高騰していますが、北海道ではさらに深刻な卵不足なんだそうです。感染症許すまじ。

炙りチャーシュー麺

 ゆで卵は残念でしたが、味噌炙りチャーシュー麺は大変おいしゅうございました。たった一駅分ですが、地下鉄に乗って大通駅で降り、狸小路へ。

狸小路

 仙台や高松にもアーケード街はありますが、個人的にはやはり狸小路ですね。商店街は一丁目から七丁目まであるので勝手にサイド1~サイド7と呼んでいました。七丁目だけアーケードの形が異なっていて、最初は異様さを感じましたが、行ってみれば全然普通でしたっけ。

アネックス

 札幌のホテルはドーミーイン札幌ANNEX。狸小路を挟んで向かいにドーミーイン札幌Premiumがあり、その別館という感じですね。無料夜鳴きラーメンや朝食は狸小路を横切ってPremiumに行く必要がありますが、基本歩行者天国なので問題ありません。安定のドーミーインですが、お値段は18000円超。夏の北海道はかき入れ時ではあるんですが、ビジホと呼ぶには高いですね。WBFのコスパの良さを改めて認識してしまいます。

ドーミーインPremium

 札幌の夜は札幌勤務時代の知り合いと一緒に過ごしました。詳細は控えますがすすきのにも行ったりして楽しい一夜を過ごしました。ホテルに戻ってから風呂に入って夜鳴きラーメンを食べ、やはり飲み足りなかったのでチューハイを2本飲んで就寝。今度はアルコール分5%のを選んだのでセーフでした。

地下歩行空間

 翌朝は結構な雨でしたが、狸小路はアーケードで、さらにすすきのと札幌駅を結ぶ地下歩行空間を通ったので傘いらずでした。かつては冬以外は使わなかった地下歩行空間ですが、雨の日にも便利だったか。

三方六の小割

 札幌テレビ塔とか昔住んでいたあたりもぶらつこうかと思っていましたが、雨なので全て中止して札幌駅でお土産選び。札幌在住経験者的にはベタ過ぎる「白い恋人」は選びたくないので、柳月の「三方六の小割」とホリの「とうきびチョコ」を選びました。どっちも美味しいんですよ。

とうきびチョコ

 三日目はただの鉄道旅で、札幌~新函館北斗を特急北斗で、新函館北斗~仙台を北海道新幹線に乗って帰りました。

果たせなかったミッション②:「みよしの」で「マル得みよしの盛カレー」を食べる

マル得みよしの盛カレー

 札幌近辺のB級グルメ「みよしの」。餃子とカレーがウリの店です。特に私はカレーと餃子を「邪教の館」で二身合体させたような「マル得みよしの盛カレー」が好きで。温泉卵も乗るんですが、この卵不足でもやってくれているのかな。しかーし!大盛りカレーライスに餃子が4つ乗ったこれはかなりボリューミーで、酒を飲んだ後の〆というのはちょっと無理でした。なので諦めてドーミーインの夜鳴きラーメンとなりました。こちらは半玉なのでちょうどいいサイズ。

おーい北海道

 ということで飲食関係ばかりの6つのミッションは4つコンプリートして2つはインコンプリート。しかし図らずもエクストラミッションを一つこなしたので5勝2敗というところでした。結論・やはり北海道はいい!!
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北海道紀行(その1):8年ぶりの函館

猛暑猫

 いや~暑いですね。家を出た瞬間、押し寄せる熱気はまるで鈍器で殴られたような。こんな危険な暑さなのに、巷には野球だのサッカーだのテニスだのと運動にいそしむ命知らずの人々が。まあ私も2時間弱ウォーキングしている訳ですが、そんなものスポーツの中でも最弱と、メ〇ガキに「ザーコザーコ」と罵られる程度なのでしょう。今回、水冷式の冷感タオルを首にグルグルと巻き付けてみたのですが、頸動脈が冷やされるおかげで猛暑の中でも頭はすっきりでした。これはいいですね。しかし身体への負担が減るわけではないので無理は禁物。

函館新幹線

 本日は先日行ってきた北海道紀行の話です。カテゴリ的には「奥の細道」か「北海道」か迷うところです。仙台発なのでw「奥の細道」にするべきなんでしょうが、「北海道」のカテゴリがある以上はやはり「北海道」か。昨今「撮り鉄」が世間のひんしゅくを買っているようですが、私は人畜無害の「乗り鉄」(しかもなんちゃって乗り鉄)なので許してつかあさい。北海道新幹線で青函トンネルをくぐって北の大地に。

はこだてライナー

 新幹線が新青森までだった頃は、青函トンネルを含む新青森ー函館間は「スーパー白鳥」という特急が結んでいました。新幹線の延伸で便利になった…と言いたいところですが、新幹線は新函館北斗駅までしか言ってくれず、函館に向かうにはここから「はこだてライナー」に乗り換えなければなりません。札幌から来る特急「北斗」に乗るという手もありますが、快速なら時間は変わらないし、特急料金もいらないのでここは「はこだてライナー」一択。

函館駅

 ♪は~るばるきたぜ函館へ~♪と歌いたくなる函館駅。しかしトンネルを潜って来たので逆巻く波も何もないので平穏そのもの。今夏の北海道旅行はいくつかの全くインポッシブルじゃないミッションを自らに課しているので、さっそくこなして行きましょう。

ミッション①ラッキーピエロでお食事

函館駅前店

 今や内地の人にも有名になってしまったラッピ。店舗は函館周辺にしかないのでここで行っておかねばなりません。早速駅前店に行ってみましたが…店内混み混みで50分待ちとか。これはいけません。

函館市電

 市電に乗って十字街に向かいます。函館には何度か来ていますが、何気に市電に乗ったのは今回が初。交通系ICカードが普及してとっても乗りやすくなりましたね。支払いは現金派なんですが、乗り物だけはキャッシュレス。

十字街銀座店

 で、十字街銀座店に来ましたが、なんとこちらでも50分待ち。なんだ、50分待ちというのはラッピのデフォルトなのか?もう2時過ぎなのに混み混みなのね。

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 諦めて函館港へ。ショッピングモールに様変わりした金森赤レンガ倉庫群が並びます。コメダ珈琲があったので浮気しそうになりましたが、こちらも人が店外に並んでいました。函館のランチタイムは遅いのでしょうか?

マリーナ末広店

 しかし、ここで見つけたマリーナ末広店。人は並んでいましたが、何しろ店が大きいしスタッフもたくさん。これはいけそうです。

生ビールとチャイチキセット

 注文したらすぐ来た生ビールとチャイニーズチキンバーガーセット。900円弱でしたか。ハンバーガー一つじゃ足りないだろうと思われがちですが、ここのは大きい。かつてチャイチキとベーコンバーガーを食べたら夜まで胃もたれした経験があります。しかし…なんとなく昔ほどのボリュームはなくなったような。気のせいかな?ま、夜は例によってカイジ式豪遊をする予定なので腹八分でよしとしましょう。生ビールはサントリーでした。

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 函館と言えば海の見える坂道。代表的な坂道の一つ、二十間坂を上りました。28℃くらいだったでしょうか。そこまで暑くはないけど坂を上ると汗ばみました。

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 坂の上にあるカトリック元町教会。中にも入れましたが、内部は撮影禁止でした。人気がなかったので撮影してもばれないかもですが、ここはルールに従いましょう。

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 そのそばにある函館ハリストス教会。ロシア正教の教会です。ウクライナ紛争以後、冷や飯を食っているのではないでしょうか。教会には罪はありませんが、中に入るには寄付が必要とのことで、止めておきました。まさか寄付金がロシア軍に流れる訳ではないでしょうが…

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 代わりにアングルを変えてもう一枚。綺麗な教会ですよね。

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 その隣に建つ、変わった形の函館聖ヨハネ教会。こちらは聖公会(アングリカン・チャーチ)の教会、すなわち英国国教会ですね。プロテスタントに分類されるんでしょうが、カトリックとプロテスタントの中間みたいな印象です。

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 実はさっきの画像、建物の裏側でした。立て札で気づいて表に回ってもう一枚。なるほど、こちらの方が教会らしいですね。

箱館山ロープウェー

 箱館山ロープウェー乗り場がすぐそばに。何度か乗ったことはありますが、ここまで来て乗らないのも野暮というもの。でも往復1800円は高いなあ。

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 箱館山展望台より。海の向こうは青森…ではなく北斗市です。さすがに津軽海峡はもっと広いのです。

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 夜景シーンでよく見る例の構図。左側が函館湾、右側が津軽海峡です。昔タクシーの運転手さんに、半島部分の狭いところは幅2キロだと聞いたことがありますが、もっと狭そうです。グーグルマップの縮尺では1キロ程度ではないでしょうか。

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 今や旧式機種になってしまった我がXperia1マーク4の最大望遠で撮ってみた五稜郭タワーと五稜郭。ここからではあの形には見えません。

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 箱館山の麓にある立待岬。昔歩いて行ったことがありますが、あれはもう16,7年前。もはやそんな元気はありません。昔森昌子が「立待岬」という歌を歌っていましたね。

ミッション②いろはすハスカップ味を飲む

いろはすハスカップ味

 この函館山山頂の自販機で見つけたのでミッション発動。札幌在住時代、新千歳空港で快速エアポートに乗って札幌に向かうのですが、よく買っていたのが北海道限定のいろはすハスカップ味。これを飲むと北海道を感じるんです。

昔のハスカップ味

 しかしボトルもパッケージデザインも変わりましたね。これはこれで悪くないのですが、旧デザインの頃の味の方が好きかな…なんて。懐古趣味は年取った証拠なのかも知れませんね。

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 山を下りてきましたが、キリスト教ばかり贔屓にしてはいかんなと、ロープウェーから見えた函館護国神社へ。実は初めて来ました。

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 箱館戦争など明治期の戦争の戦没者を祀っています。どこかで水浴びしたらしい鴉がずぶ濡れになって鳴いていました。「アツゥイ!」と鳴いていたのかな。

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 南部坂を下り、開港通りを函館駅に向かって歩いて行くとかつて青函連絡船だった摩周丸が。青森の方には八甲田丸がありますが、やはりご当地の地名の付いた船をそれぞれ選んでいるんでしょうか。

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 横から見た摩周丸。もちろん中も見られます(800円)。が、前に一度入ったことがあるので今回はいいかと。八甲田丸は人形もたくさんあったりして見所も多いのですが、摩周丸はごくシンプルだった記憶があります。

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 摩周丸のあるシーポート公園から見た箱館山。そろそろ陽が傾いてきて夕方の気配がしてきたような気が。

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 シーポート公園にある「青・海・テティス」と題する像。函館市出身でローマを中心に活躍した彫刻家の小寺真知子氏の作品だそうです。この像を見たときに思い出したのが…

心霊写真

 なんとこの心霊写真。イギリスの国立海事博物館(クイーンズ・ハウス)にあるチューリップ階段で1966年に撮影されたというものですが、私の子供の頃に放映されていたテレビの心霊番組でよく紹介され、子供達を恐怖のズンドコ(笑)にたたき込んでいました。なんでこれを連想するんだとツッコまれそうですが、なんとなく身体の形が似ているような。

WBF函館

 函館のお宿は「ホテルWBF函館 海神(わたつみ)の湯」。初めて泊まるホテルグループですが、WBFって何の略称なんでしょうかね。じゃらんなどで高評価なのと1万円という価格でチョイスしましたが…正直ここは当りです。

赤湯 

 大浴場は鉄分を含んだいわゆる赤湯で、海のそばのせいかしょっぱい味がします。効能は高そうですが、上がるときは流したくなるところ、ちゃんと透明な沸かし湯もあります。そして風呂上がりには冷やした白ワインやソフトドリンクが飲み放題。これはドーミーインを上回りますね。そして朝食ビュッフェが豪華。セルフ海鮮丼を作るのは函館のホテルではデフォルトみたいになっていますが、ここの食材は品質が良く、ウィンナーやベーコンでも味が他のホテルと全然違います。私はドーミーインが好きですが、結構お高いので、うかうかしていると追い抜かれるかもです。

マックスバリュ

 しかもホテルの裏手にはマックスバリュが。ビジホに泊まってカイジ豪遊ごっこをやるのが好きな私には持ってこいのホテルですね。画像でもスーパーの裏手にホテルが写っています。

タコハイ

 最近お気に入りはタコハイプレーンサワー。2本買ってしまいました。が、それだけではなく…

ミッション②サッポロクラシックを飲む

サッポロクラシック

 ラッキーピエロで飲んだ生ビールがサックラだったら良かったんですが、サントリーだったので改めてマックスバリュで買いました。風呂上がりに白ワインやらトニックウォーターやらを飲んだ後に飲んだせいで苦く感じましたが、ハートランドビールと並んで私の好きな二大国産ビールです。Amazonなどを使えば取り寄せ可能ですが、やはり北海道の物産は北海道で賞味するのが一番だと思います。

鰊御殿とモエレ沼公園:2年ぶりに札幌に行ってきました。

野菜の日

 8月つごもり。今年も三分の二が終了してしまったということに愕然としますね。昔なら夏休み最後の日ということで、子供達は月曜日を前にした日曜日の夕方の10倍くらいの憂鬱さに身もだえしていたものなのですが、最近は8月中に学校が始まっていることも多いようですね。暑くて勉強どことじゃないだろうと思いきや、冷房が入っている学校も結構あるようで、それなら長期休む必然性もないですね。8月31日の「831」が「やさい」と読めることから「野菜の日」とされているそうで、ヘルシーに野菜をたくさん食べるといいかも知れません。

ティアラホテル札幌すすきの

 さて先日、札幌に二泊三日で遊びに行ってきました。二年住んだ思い出の地ということもありますが、私は札幌と北海道を愛して止まないので、年に一回くらいは無性に行きたくなるんです。昨年は道東を旅したので、今回は気楽に札幌ステイ。今回の宿はティアラホテル札幌すすきの。まっすぐ北に歩くとすすきの交差点。さらに行くと札幌駅という好立地でした。

鰊御殿その2

 センチメンタルジャーニーもいいのですが、二年住んでもまだまだ行ったことのないところがたくさんあるので、今回はまず小樽に向かいました。小樽は何度も行きましたが、今回目指すはまだ見ぬ鰊御殿です。鰊御殿とは、戦前まで北海道の日本海沿岸で隆盛を極めたニシン漁で財を成した網元達が、競って造った木造建築物のことです。小樽にはいくつか鰊御殿があるのですが、今回は旧田中福松邸に行きました。

鰊御殿

 小樽駅前から小樽水族館に向かうバスに乗って終点まで行くと、大半の乗客は当然水族館に向かうのですが、ひねくれた私は反対側に歩きます。岬の上に立っているのが鰊御殿。料金は300円。

鰊曇りの海

 裏手には豊漁祈願の神社と崖前の見張り所があり、鰊曇りの空の下、海を見渡すことができます。あれから鰊はどこへ行ったやら…とか言いたくなります。いかにも100年くらいここに建ってますが何か?といった雰囲気ですが、実は積丹半島を挟んで逆側、つまり西南部の泊村に明治30(1987)年に建てられた鰊御殿を、昭和33(1958)年に移築したものなのです。

一階の展示

 御殿の向かって右側が主人家族の住居と客間、左側が台所とか漁夫達(ヤン衆)の住居となっています。内部は鰊漁とか加工に使われた道具類や生活用具がたくさん。漁夫達は筵を3枚支給されて板の間に寝たそうですが、ベッドとまでは言わないけど布団くらいあてがって貰ってもいいんじゃ。もしやブラック企業?

二階の客間

 二階は客間。木材とか良いものを使っているのかも知れませんが、素人目にはただの古い家。なぜか忍者屋敷のような隠し部屋がありますが、用途は不明。借金取りが来たときに隠れるとか、不良漁夫が暴れたときに逃げ込むとか仮説はいくつかるようですが。建造当時の主人が忍者好きで、忍者屋敷に男のロマンを感じたとかだったりして。

ら~めん共和国
炙りチャーシュー麺

 せっかくだから水族館も見たかったのですが、時間がなかったので札幌に戻ります。昼食は駅ビルエスタの10階にあるら~めん共和国。いろんな名店があるんか、まっしぐらに白樺山荘に向かってしまいました。いつもは味噌ラーメンを注文するのですが、共和国限定の炙りチャーシュー麺がお勧めとのことなので、旅で緩くなった財布のひもをほどいて注文してしまいました。やはり白樺山荘はいいですね。汗だくになりながらスープを飲み干してしまいました。

モエレ沼公園

 そして向かうはモエレ沼公園。札幌に住んでいたころ、何度も行ってみようと思ったのですが、地下鉄とバスを乗り継ぐのが面倒臭く感じて結局行きませんでした。いざ行ってみたら別にそんなに面倒でもなかったので、単に気持ちの問題だったんでしょう。モエレ沼公園は北海道らしく非常に広大な敷地の公園ですが、彫刻家のイサム・ノグチが基本設計を手がけ、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもと造成され、幾何学的形態を多用した施設が整然と配置されています。

プレイマウンテン頂上からみたモエレ沼

 モエレ沼は石狩川の河跡湖(いわゆる三日月湖)で、ゴミの埋め立て地とされて危機的な状況にあったものを、保全を兼ねた大規模な水郷公園とする計画が生まれ、イサム・ノグチに公園設計を委託して完成したのがモエレ沼公園です。ノグチは2000分の1の模型(マスタープラン)を完成させた後に急死してしまいましたが、マスタープランが完成済であったことで公園造成の継続が決定されました。完成は2005(平成15)年。

ガラスのピラミッド
ピラミッド内部

 まず目に付くのはガラスのピラミッド。「HIDAMARI」と名付けられており、公園を象徴するモニュメントです。ピラミッドと呼ばれますが、見る方向からは違う形にも見えます。中にはレストラン、ギャラリー、ショップ、公園管理事務所などが入っています。

モエレ山のなだらかな道

 そしてバスからでも目に入ったのが公園内最大の造形物であるモエレ山。これを見た瞬間、うんざりした気持ちになりました。「ああ、登らなきゃならないな」と思ったので。別に登ることを義務とされているわけでもなんでもないのですが、なんとかと煙は高いところに昇りたがるというアレです。山とか階段があると登らずにはいられないというのは「山のススメ」病とでも言うべき何でしょうか?

モエレ山の直線路

 標高62メートルで札幌市で最も低い山だそうですが、周囲が平地なので高く見えます。登り口は3方向5ルートあり、いずれも10分ほどで登り切ることができますが、私が登ったのは緩やかに山裾を巡る比較的楽なコースでした。一直線に山頂を目指す階段もあり、もしこっちを見ていたら、見上げただけでめげそうでした。幸い降りるだけに使わせて貰いましたが、運動部の諸君はここでダッシュ登りをすると鍛えられそう。

プレイマウンテン

 ピラミッドを思わせるプレイマウンテン。ノグチが1933(昭和8)年に発案したセントラル・パークに遊園地をつくるプランの「遊び山」の構想が初めて実現したものだそうで、石段は99段ありました。高さは30メートルと大したことないのですが、石段の一段一段の高さが何気に辛い。

頂上からの風景

 ピラミッドの裏側はなだらかな斜面となっていて、上り下りは至極楽ちん。つまりモエレ山で楽した分、プレイマウンテンで苦労したということですね。人生楽ありゃ苦もあるさ。

ミュージックシェルとテトラマウンド

 横目で見ただけのテトラマウンドとミュージックシェル。テトラマウンドは直径2mのステンレス鋼の円柱を三角に組み上げて、真下に芝生の円いマウンドを盛り上げたモニュメントです。ミュージックシェルはコンサートや舞踊などの舞台で、白い半球形の建物は職人が研磨して作り上げたもので反響板にもなっています。

モエレ山頂上

 公園が広すぎるのと、夕方に約束があったので全てを見尽くすことはできませんでした。レンタサイクルもあり、本気で見たければこれを使った方がいいでしょう。公園なので無料というのが嬉しいです。

道東紀行(その2):二つの湖を巡って

石塚運昇さん死去

 金曜日のニュースですが、声優の石塚運昇さんがお亡くなりになりました。ベテランですがまだ67歳。やはり早すぎる逝去と言わざるを得ません。代表作というと「ポケットモンスター」シリーズのオーキド博士ということになるのでしょうが、他にも「銀河英雄伝説」のヨブ・トリューニヒト、「ドラゴンボール」シリーズのミスター・サタン、「ちやはふる」の原田先生、「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ」のジョセフ・ジョースター、「One Piece」の黄猿など数々の役を演じ、最近も「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」でメルカッツを演じていました。

運昇さんとオーキド博士 

 ゲームでは「エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー」の万年大尉ことジャック・バートレットとか「ペルソナ4」の主人公の叔父・堂島遼太郎なんか渋くて好きでしたね。幕末から明治初期に活躍した勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟の三人を「幕末の三舟」と言いますが、個人的には石塚運昇、銀河万丈、玄田哲章の三人で「声優界の三ショウ」とでも言うべきではないかと。惜しい人を亡くしました。ご冥福を心よりお祈りします。

ウトロ温泉バスターミナル 

 さて道東紀行の続きですが、翌朝は斜里バスでウトロから知床斜里まで。ウトロ温泉バスターミナルから乗車したのですが、実はこのバス、主要ホテル巡回しており、当然北こぶしも待っていれば回収してくれたのでしたが、それは乗ってから知ったことでした。まあそんなに遠くなかったし、好きな席を選べたのでよしとしましょう。

知床斜里駅 
オジロワシ像 

 斜里バスターミナルとJRの知床斜里駅は目と鼻の先。知床斜里駅はモダンなデザインで、町の観光センターとの複合駅舎になっています。近くにはオジロワシの像も立っています。

一両編成の釧網線 

 ここから網走と釧路を結ぶ釧網本線に乗った訳ですが、夏の観光シーズンだというのにやって来たのは一両編成のバスと見まがう列車。快速「しれとこ摩周号」というからせめて二両編成くらいにはなっていると思いましたが、それでも駅から乗った人が全員座れる程度の混み具合だったので仕方ないのか。

摩周駅 

 快速といっても目的地の摩周駅までで飛ばした駅はたった一つだけで、小一時間で到着。かつては弟子屈駅という名称でしたが、1990年に観光振興のために摩周駅に改称したそうです。もちろん摩周湖観光をあてこんでのことでしょう。実際駅前から第一展望台までバス便があります。地図を見ると川湯温泉駅の方が摩周湖に近いようなんですが、こちらからは定期路線がないようです。

摩周の豚丼 

 昼食は駅前の「ぽっぽ亭」。このお店、実は過去に「全国駅弁大会」で二位になった「摩周の豚丼」を製造している、知る人ぞ知る名店だったのですが、当時私は全く知らず、駅前で真っ先に目についたというだけの理由でこの店を選んだのでした。

摩周の豚丼(駅弁) 

 豚丼といえば帯広、という固定観念があって、摩周=豚丼という結びつきが全く頭にありませんでしたが、幸い豚丼を注文し、できたて熱々を食べられました。私が入った時も何人か並んでいたのですが、その後続々と客がやってきて大変な混雑になっていました。「駅前じゃここしか見当たらないもんなぁ」とぼんやり思っていたのですが、実は評判の名店に押し寄せていたんですね。

日本じゃ二番目だ 

 帯広の豚丼に勝るとも劣らぬ豚丼を賞味した後、阿寒バスで摩周湖へ。摩周湖といえば(かつて)透明度世界一で名を馳せていたことは、給食のマーガリンの包み紙なんかに印刷された豆知識として昔から知っていましたが、今では世界で二番目どころから、時折は支笏湖に抜かれて「日本じゃあ二番目だ」(by怪傑ズバット)となってしまうことも。
 
晴れた摩周湖 
第一展望台 

 流入・流出河川がない閉鎖湖で、法的には巨大な水たまり扱いで所管官庁がありませんが、2001年に北海道財務局、北海道庁、弟子屈町などによる協議会によって無登記のまま国が管理することになりました。河川の出入りがないことが透明度の高さにも影響しているとみられ、カルデラ湖で水深が急激に深くなっていることとその透明度から青以外の光の反射が少なく、よく晴れた日の湖面の色は「摩周ブルー」と呼ばれています。

布施明の霧の摩周湖 
霧の摩周湖 

 一方、かつて布施明が「霧の摩周湖」という歌を歌ったように、霧が発生することが多く、また景勝地として古くから名前は知られていたものの、交通が不便なため、長らく観光客がほとんど来なかったそうですが、私の行った日は幸いよく晴れて第一展望台から「摩周ブルー」を堪能することができました。実に深い青で、さしずめ「道東の瞳」とか「北海道のサファイア」とでも言いたいところですね。それにしても風が冷たかったなあ。猛暑の大阪から来た身としては「寒い」なんて意地でも言いたくなかったのですが、日本は広い。実に広い。

ペンケトゥ 

 摩周駅に戻り、今宵の宿がある阿寒湖温泉へ。なかなかの山道を進み、途中にはパンケトー・ペンケトーという湖があったりします。アイヌ語でそれぞれ「下の湖」「上の湖」の意だそうですが、そういえばかつて鬼の哭く街・A立区に住んでいた頃、「ぱんけぺんけ」というパン屋さんがありました。今でもあるかどうかは知りませんが、もしや創業者はこの辺りの出身だったのか。道路から見えるのはペンケ島だけですが、何となく北海道の形っぽく見えて面白いですね。

阿寒湖 

 阿寒湖は摩周湖と打って変わって観光地化されています。温泉もあれば遊覧船もありで、展望台だけで何もない摩周湖とは大違い。泊まったのは阿寒湖温泉の「あかん遊久の里 鶴雅」。

あかん鶴雅遊久の里 

 北海道各地に展開されている鶴雅グループのホテルですね。これまでに「定山渓鶴雅リゾートスパ 森の謌」と「北天の丘 あばしり湖鶴雅リゾート」に泊まったことがあります。2002年にJTBによる「サービス優秀旅館ホテル」最優秀賞を獲得し、2004年に日経MJによる「経営者が参考にしたい旅館」全国2位、観光新聞社主催の「旅のプロが選ぶ人気温泉旅館ホテル250選」総合1位になっているほか、BIGLOBE主催の「みんなで選ぶ温泉大賞」で上位に番付されるなど高い評価を受けています。

温泉付展望特別室 

 泊まったのは「温泉付展望特別室」というの部屋で、L字型の窓から阿寒湖の大パノラマが望めました。マッサージチェアもあってなかなかに快適ですが、窓の外を遊覧船が頻繁に行き来するので向こうから見られやしなかと思ったり。

阿寒湖を進む遊覧船 

 夕食はバイキングではありませんで和食会席料理でしたが、毛蟹とタラバガニが山ほど出てお腹一杯でご飯を辞退することになってしまいました。基本バイキング・ビュッフェスタイルが好きなんですが、予約するときプランがなかったんですよね…。その代わり和食はバイキングでした。

チュウルイ島 
マリモ展示観察センター
展示センターのマリモ 

 翌日は阿寒湖遊覧船に乗りました。それにしても肌寒かったですね。さすが年平均気温3.7度。阿寒湖といえば特別天然記念物のマリモで有名ですが、湖畔から見たところでそれらしき影はなく。遊覧船はチュウルイ島に一時停泊し、客は上陸してマリモ展示観察センターを訪れ、マリモをじっくりと観察することになります。

まりもっこり 

 そうそう、マリモといえば北海道のゆるキャラに「マリモッコリ」というのがありましたね。。「まりも」に「もっこり」をひっかけ、その名のとおり股間がふくらんでいるというちょっとお下品な感じのキャラですが、阿寒湖が発祥地という訳ではなく、札幌、小樽、旭川など道央地方でよく売られているようです。阿寒湖温泉の売店では小さい「養殖マリモ」が売られていましたが、阿寒湖のものではないみたいです。

阿寒バス 

 飛行機の時間があるので女満別空港に行かなければなりません。阿寒湖温泉バスターミナルから釧路空港にはダイレクトのバス便があるのですが、女満別空港へは北見バスターミナルで乗り換える必要があります。北見バスターミナルへ向かう阿寒バスはなんと3列独立シート。リクライニング角度も深いし、フットレストも出てくるし、至れ利尽くせりなんですが、1時間20分しか乗らないのでとってももったいない感じです。これなら札幌でも行けるんじゃないでしょうか。

夢の3列シート 

 北見バスターミナルのある北見は今ではカーリング娘で有名ですが、かつては晴天の日が多いとかハッカで有名でした。バスを降りると暖かくて、阿寒湖畔とは大違い。北海道はやはり広いです。ここから女満別空港までのバスは約40分で、普通の4列シートでした。飛行機は関東に台風が接近していたせいで、着陸できなかったら女満別に引き返すかんねと脅されましたが、遅れはしたものの何とか羽田に降りてくれました。降りてしまえば風雨はたいしたことなく、濡れずに自宅に帰ることができたのでした。

道東の地図 

道東紀行(その1):知床の岬にハマナスが咲く頃

秋の空

 お久しぶりです。夏休みを取ったりしてたらあっとうい間に8月中旬。週末ブロガー的にはちょっと休んだつもりでずいぶん日数が経過してしまいました。災害級の猛暑も昨日今日はちょっと和らいで、今朝の空は秋のような深みがありました。絹雲も出てたし、空にはもう秋が来ているのかも知れませんね。一ヶ月以上ぶりでエアコンを使わずに寝られましたよ。気付けば足下では蟋蟀の鳴き声も。しかし今年の暑さはただ事ではないので、まだまだ油断はできませんね。

特急サンダーバード 

 この夏は7月に鹿児島弾丸旅行(九州新幹線に乗りたかった)、和倉温泉弾丸旅行(特急サンダーバードに乗りたかった)をやったのですが、8月には道東に行ってきましたので今回はこの話題を。

北海道と本州の比較 

 こう見えて私は札幌に2年間住んでいたことがあり、道東に帯広、釧路、根室、網走、屈斜路湖畔などを訪れたことがあるんです。しかし道東は、いや北海道は広い。まだ行ったことのない場所はたくさんあるのです。なにしろ九州と四国を併せたよりも広く、東北6県に新潟県を加えてもまだ及ばないという。

女満別空港 

 今回は2泊3日の旅でしたが、飛行機の時間の関係でそんなに時間が取れず、とりあえず知床半島、摩周湖、阿寒湖を訪れることを目的としました。

ゴジラ岩観光 

 2時過ぎに女満別空港に到着し、一路知床観光の拠点であるウトロ温泉へ。陸路知床五湖観光とかもあるんですが、とにかく楽に観光したかったので最終便の遊覧船に乗って海路から知床観光をしました。観光船を運営している会社はいくつかありますが、私は「ゴジラ岩観光」という会社の船に乗りました。ゴジラ岩ってなんやねんという話ですが、遊覧船乗り場のすぐそばの岩がまさにゴジラのように見えるんですね。

ゴジラ岩 

 この辺りにはカモメだかウミネコだからやたらいて、鳥葬でもやってるのか思うくらい多数の鳥が空で輪を描いています。遊覧船で餌でもやるのかと思ったらそういう訳でもなく、単に繁殖地なのかも知れません。ゴジラ岩もインパクトはあるんですが、遊覧船の人達は特に触れることもなく、特に観光資源として重視している訳ではないようです。

ゴジラ岩観光の遊覧船 

 乗った観光船はかなり小型だったんですが、その分小回りがきくらしく、半島にかなり接近したりしてくれました。また時間が遅いせいで西日が半島の絶壁に当たってとても美しく、最終便しか予約できなかったのですが却って良かったかなとも思いました。

乙女の涙 

 草も生えないような断崖が多いのですが、なぜか緑が。これは苔で、真上にある知床五湖の水が岩から染み出し、そこに苔が生えているようです。この苔に西日が当たると黄金色に輝いてとても美しいです。

断崖の苔 

 遅い時間のクルーズだったため、航路は半島半ばの硫黄山まで。羽を休めるオジロワシのつがいを見ることはできましたが、ヒグマは見られませんでした。この先にヒグマ出没多発地帯があるらしいのですが、まあヒグマは登別や昭和新山のクマ牧場で散々見たからいいかと。しかしまあ、安全な場所から見ているうちは愛嬌もありますけど、森の中とかで至近距離で対峙したくはないですね。

知床硫黄山 
雪が残る硫黄山 

 この硫黄山、その名のとおり硫黄が豊富で戦時中は硫黄の採掘もやっていたとか。それで山頂付近が白いのねと思っていたら、下の画像の右側に見えるポツポツと白いのは硫黄ではなく雪渓だそうです。8月でもなお雪が残っているとはさすが北国。船のアナウンスによると、さすがに8月中に消えてなくなるそうですが、10月になったらまた雪が降るので、雪がない姿の方が珍しいそうです。

北こぶし 

 お泊まりは「北こぶし 知床ホテル&リゾート」。「知床グランドホテル北こぶし」という名前でしたが、今年4月に改名したそうです。ウトロ港のすぐそばで遊覧船乗り場からも近く、たぶんウトロ温泉でも屈指の名ホテルです。

北こぶしの室内 

 夕食も朝食もビュッフェ。北海道は人手が少ないせいのかビュッフェスタイルって結構ポピュラーですが、ここは品数約70種類と豊富で、しかも美味しい。さすが北海道、素材は最高な上、太っ腹。海鮮はもとより、牛ステーキも、内地のだと2~3切れを乗せた皿を寄越すのに、ここでは切ったステーキをトングで取り放題。

ディナーバイキング 

 おかわりもいいぞ!ビュッフェだからいろいろ食べるんですが、思わず牛ステーキを十数本取ってしまいました。さらにおかわりもしましたが、もちろん嘔吐ガスが出てくることもなく、おなかいっぱい美味しくいただきました。

おかわりもいいぞ 

 翌日の朝食は和洋50品。こっちも美味しいのですが、朝はウインナーとベーコンと卵があればそれだけで大喜びして満足してしまうという悲しい性。せっかく北海道なんだからもっとらしいものをとは思っても、手が勝手に。せめてちょっとずついろいろ取ればいいんですが、好きなおかずはどかっと取ってしまうのもやはり貧乏人の性なのか。

朝食バイキング 

 あと基本ご飯派なんですが、なぜか味噌汁の代わりにコーンスープを取りがちで、この時もやはり。北海道はとうもろこしもミルクも美味しいからのう。

夜の北こぶし 

北海道名物!(その22):大観光地・洞爺湖とその周辺

梅雨明け2016

 3日ほど留守にしてしまいました。本日気象庁は「関東甲信越も梅雨明けしたとみられる」と発表しまして、大して雨は降りませんでしたが(特に水源地方)、平年より7日、去年よりも18日遅い梅雨明けのようです。今度は猛暑が襲ってくるわけですね。

洞爺湖地図 

 実は北海道に行っておりました。札幌赴任から戻ったばかりだというのにまた北海道旅行。それだけ北海道というところは素晴らしい所なんですよ。そして2年程度の赴任では極め尽くせない広大な大地でもあります。ということで久しぶりに「北海道名物!」行きます。今回は洞爺湖です。

洞爺湖 

 洞爺湖は支笏洞爺国立公園内にあり、洞爺湖有珠山ジオパークとして「日本ジオパーク」「世界ジオパーク」に登録されているほか、「日本百景」「新日本旅行地100選」「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選定されている堂々たる観光地です。なにしろ2008年にはサミット開催地にもなったほどです。

北海道新幹線 

 洞爺湖は面積は日本で9番目、北海道では4番目。カルデラ湖としては屈斜路湖、支笏湖に次いで日本で3番目の大きさです。日本3大カルデラ湖は全て北海道に集中しているという。カルデラ湖とは火口に水が溜まった出来た湖のことですが、洞爺湖は中央部に「中島」という典型的な中央火口丘を持っています。

スーパー北斗20160728 

 同じ国立公園内にある支笏湖と比べると、戦後に道路整備が進むまで湖へのアクセスが困難だった支笏湖には未だ秘境めいた神秘性が感じられるのに対し、洞爺湖は湖をぐるりと道路が囲んでいて湖畔を伊周することが可能で、北海道有数の観光地となっています。なにしろ周辺には昭和新山とか有珠山といった火山があるほか、火山の恵ともいえる洞爺湖温泉も所在していますから。

ぼろい方の遊覧船 

 北海道新幹線と特急スーパー北斗を乗り継いでとりあえず洞爺湖に到着したら、取るものも取りあえず遊覧船に乗りました。ここの大型遊覧船は旧型と新型の二隻があり、30分毎に交代で発着するのですが、私が乗ったのは残念ながら旧型の遊覧船でした。

洞爺湖エスポワール 

 新型の船はエスポワールという名前で、ご覧の通り浮かぶお城みたいな形状をしています。エスポワールというからには、きっと船内では「限定じゃんけん」のようなギャンブルが行われているに違いありませんね。乗らなくて良かった良かった(笑)。

カイジのエスポワール 

 遊覧船は当然のように中島に向かうわけですが、実は島は4つあって、圧倒的に大きな大島(これを中島とも呼ぶ)の他、観音島、弁天島、饅頭島があります。中島にはかつて定住者がいましたが、現在は無人となっています。代わりに持ち込まれたエゾジカが繁殖してたりします。

弁天島、観音島、饅頭島、大島 
浮き御堂 
 一番小さな饅頭型の饅頭島には蝮が沢山いるとかいう伝承があって「ヘビ島」とも呼ばれ、唯一上陸不可となっています。弁天島と観音島は砂州で繋がっており、江戸時代に観音島には観音像が安置され、弁天島には弁財天が祭られていたところからその名が付けられました。

森林博物館 

 最大の中島には遊覧船の発着場があり、観光客は誰でも気軽に行けます。定住者はいませんが、日中は森林博物館や売店が営業しています。博物館はごく小さなもので、エゾシカや昆虫などの標本、ジオラマ、森林の資料などを展示しています。料金も200円とお安くなっています。

TOYA 乃の風 

 お泊まりは洞爺湖温泉にある「ザ レイクビューTOYA 乃の風リゾート」。北海道や箱根で手広くホテル・旅館を経営する野口観光グループのホテルです。全室レイクビューでかぶりつきで洞爺湖を見ることができます。

遊覧船についてくるカモメ 
ホテルにもやって来るカモメ 

 驚いたのはカモメがやってくること。遊覧船に纏い付くように飛んで客から餌をねだる姿はいろんな観光地で見られ、洞爺湖も例外ではないのですが、カモメがホテルの窓辺にやってきて餌をねだるのは初めて見ました。それだけ湖に近いということなんでしょうが、カモメは良く見ると目付きが怖いですね。細長い焼き菓子をそのまま差し出したら、丸呑みにしたのには驚愕でした。カモメの口って結構横に広がるのね。しかもなお去らないのでじゃがびーとか色々やったら片っ端からかっ喰らっていました。どっちかというと雀とかの小鳥に餌をやりたかったのですが、カモメみたいな大型が来ては寄りつきもしませんでした。

洞爺湖花火大会 

 夜は洞爺湖名物「ロングラン花火大会」が開催されます。今年で35回目で、4月28日から10月31日まで荒天時以外は毎夜8:45~9:05の20分間程実施されます。打ち上げ花火担当の船と水中花火担当の船の二隻が移動しながらやるので、温泉街のどこからでも楽しめますが、湖畔の遊歩道にも多数の観光客が出ていました

花火クルーズに向かうエスポワール 

 そして希望の船エスポワールは夜になると花火鑑賞船に変わり、ギンギンに輝きながら打ち上げ船の移動とともに移動して最初から最後まで花火を見ることができます。もっとも温泉街中央にある「乃の風」だったせいで、ほぼ全ての花火が見られたので乗りませんでした。

昭和新山熊牧場 

 翌日は有珠山・昭和新山のある壮瞥町へ。まずは昭和新山熊牧場。すすきのでは♪ノ・ボ・リ・ベ・ツといえばク・マ・ボ・ク・ジ・ョ・ウ!(熊牧場!)♪というラップ調のCMを散々聞かされたせいで、熊牧場といえば「のぼりべつクマ牧場」が思い浮かぶのですが、昭和新山にもあるのです。

客にアピールする熊 
じゃれ合う小熊 

 クマの数はほぼ互角ですが、「のぼりべつクマ牧場」はロープウェーで山を上がっていき、広大な山上に熊牧場のほかヒグマ博物館とかアイヌ生活資料館、クッタラ湖展望台、リス村等施設が多くあるのに対し、昭和新山熊牧場は、ほぼヒグマに特化しています(アライグマもいたけど)。小熊が3頭いて元気にじゃれあっていたのは可愛かったですが、餌用クッキーを投げ終わると早々に出ることになるので、滞在時間は短いと思います(その分料金も安いけど)。

有珠山ロープウェー 

 そして有珠山ロープウェーで有珠山に。有珠山は20世紀の100年間で4度も噴火活動が観測された、世界的に見ても活発な活火山で、近年も1977~78年と2000年に噴火しています。そんな危険な火山にホイホイ登っていいのかとも思いますが、15分間隔で運行され、所要時間6分で山頂まで運んでくれるのでとっても便利です。途中で見られる昭和新山とか洞爺湖もまた見事で。

有珠山 

 有珠山山頂駅には洞爺湖展望台、有珠火口原展望台、外輪山展望台がありますが、すぐ近くの洞爺湖展望台以外は高低差もあるので脚が悪い人には厳しいかも知れません。山麓駅周辺には昭和新山火山村、昭和新山ガラス館などもあります。

昭和新山 

 そして昭和新山。戦争中の昭和18(1943)年に麦畑だった平地に突如形成された有珠山の側火山です。山肌が赤色に見えるのは、かつての土壌が溶岩の熱で焼かれて煉瓦のように固まった(溶岩ドーム)からだとか。今も水蒸気が吹き上がっています。川に運んで平地の地下に埋まるなどしていた石が溶岩によって持ち上げられたため、昭和新山の中腹には河原にあるような丸い石が場違いな感じで転がっているそうです。

三松正夫 

 当時は戦争まっただ中ということもあり、世間の動揺を抑えるために噴火の事実は伏せられ、公的な観測を行うことができませんでしたが、地元の郵便局長であった三松正夫は詳細な観察記録を作成し、貴重な資料として評価されています。また、世界的に貴重な火山の保護と家や農場を失った住民の生活の支援のために、山になってしまった土地を買い取るということもしており、そのため昭和新山は三松家の私有地となっています。私有地でありながら国の特別天然記念物に指定されています。標高398mですが、温度低下や浸食などによって少しずつ縮んでいる模様。


洞爺湖温泉 

 火山はおっかないですし、実際噴火で死傷者も出ているのですが、洞爺湖温泉は明治43(1910)年のやはり有珠山の側火山である明治新山の噴火によって誕生したものと考えられています。火山と共存せざるを得ないのが日本ということでしょうかね。

彫刻公園 
遊歩道にあるオブジェ 

 洞爺湖湖畔に58基の野外彫刻が展示されている「とうや湖ぐるっと彫刻公園」があります。全部見るのは大変ですが、洞爺湖温泉周辺の作品は気軽に鑑賞できます。また大型遊覧船のほか、モーターボートやスワンボートなどでの湖上遊覧も可能です。初めてモーターボート遊覧をしてみたのですが、なかなか爽快でいいものですね。

洞爺湖モーターボート 

 ということで、北海道有数の観光地である洞爺湖、一度行ってみてはいかがでしょうか。楽しく快適な観光ができますよ。

ウインザーホテル 

北海道名物!(その21):餃子&カレーの「みよしの」は安くて美味しい

筑波嶺20160404
 
 どうもどうもお久しぶりです。筑波嶺に帰還しました。本日札幌からの引越荷物が届いて、転入届やら免許証の住所変更やらで一日が終了した感があります。もちろんPCの設置やらネット接続やらもありましたが、なんとか無事終了したようです。

筑波嶺よ、私は帰って来た!!

 前回が札幌と北海道に別れを告げる身辺雑記だったので、今回も「筑波嶺よ!私は帰って来た!!」とアナベル・ガトーを気取ろうかとも思ったのですが、PCを梱包してから出会った北海道名物の話をしましょう。まだまだ札幌と北海道に未練たらたらです。

みよしのイメージ

 北海道には、株式会社テンフードサービスが展開する餃子とカレーライスの外食チェーン店「みよしのさっぽろ」があります。通称は「みよしの」。創業自体は大正時代だそうですが、当時は大衆食堂・甘味処だったようです。餃子専門店になったのは1967年(昭和42)年で、公式HPでも「創業昭和42年」と明記されています。1977年(昭和52)年にはカレーの販売も開始しました。

みよしののカレーメニュー

 出来立ての餃子とカレーライスの融合はヒットし、どっかの牛丼屋ではありませんが、「早い、安い、美味い」大衆食堂として、道内で揺るぎない支持を得ています。店舗は札幌市内だけで20店。他に苫小牧、旭川、千歳、恵庭の各市に店舗を展開しています。かつては道内各地に店舗があったほか、埼玉県にも店舗があったようですが、現在は札幌都市圏と旭川に限定されています。

みよしのお食事メニュー

 メニューは基本餃子とカレーのみなんですが、店舗によってはラーメンを提供するところもあるようです。また海老チリ玉子なんて期間限定メニューもあったりします。当然以前から存在自体は知っていたのですが、私が入店したのはなんと3月31日。そう、札幌での最後の晩餐となったのでした。

みよしの狸小路店

 それはなぜかと言いますと、とにかくいつも混んでいるのですよ。私が行きやすかった店舗といえばすすきのにある日劇店や狸小路店なんですが、どちらも狭くていつも人でごったがえしているのですよね。それでついつい他の店に流れておりました。庶民派というか、ややみすぼらしい(失礼!)感じもする店舗のたたずまいも影響がなかったといえば嘘になるでしょう。

みよしのの餃子

 混むのは当然で、何しろ安いです。餃子6個で200円。「餃子の王将」の餃子が6個で220円ですからそれより安いという。忘れてはならないのは、餃子の王将の餃子の値段は税抜きなのに対し、「みよしの」の餃子は税込みであること。つまり実際には200円対237円なのです。

みよしののカレー

 そしてカレーも税込みで300円。「お値打ち一番!!」というキャッチコピーに偽りありません。ちなみに席に座ると注文の前にキャベツの浅漬けの入った容器がドンと置かれ、どうやら食べ放題らしいので、カレーだけでも結構いけると思います。

みよしのの餃子カレー

 この二つを組み合わせた餃子カレーもあり、カレー+餃子3個なので400円のところ390円となっています。カレーのトッピングは餃子だけではなく、カツやチーズは標準装備で、店舗によっては野菜カレーやエビフライカレー、さらにあらびきソーセージカレーなんてもあります。

みよしの日劇店

 運命の3月31日の夜、すすきので飲む前に何か食べたいな、ラーメン横丁の白樺山荘にでも行こうかと思っていた私の行く手に「みよしの」日劇店が。「でも、混み混みなんでしょう?」とテレホンショッピング的な合いの手を心の中で入れつつ通り過ぎようとしたのですが、店内を一瞥して驚きました。客が2人しかいない…!!この瞬間、私の中はもう「みよしの」一択になりました。なにしろ今までいつ見ても空席があったことなかったんですよ。それもそのはず、日劇店はカウンター7,8席しかない狭さなのです。

美佳子@ぱよぱよ

 話は変わりますが、私はここ数年、毎週のように声優の高橋美佳子のWEBラジオ「美佳子@ぱよぱよ」を聞いています。なんと15年やっているというオバケ番組で、ギネスブックに載せるために1000回放送を目指しているそうですが、もう750回を越えているので届きそうですね。木曜日更新なんですが、私はいつも土曜日に聞いています。60分番組だったのに、去年から30分になったのがちと不満だったりしています。

コーデリア・グラウカコーデリアのコスプレをする橘田いずみ

 それはさておき、月イチで公開録音を行っており、毎回ゲストが来るのですが、この前“餃子声優”橘田いずみが登場しました。この人、個人的には「ミルキィホームズ」の「青」ことコーデリア・グラウカ役として知っていたのですが、実は餃子評論家としても知られており、物心ついたころから好きな食べ物はずっとギョーザとしか答えなかったと語っています。

ザ・餃子

 2013年には、宇都宮餃子PR特命アンバサダーに任命され、2014年には餃子グルメ本「ザ・餃子」を出版しているという彼女の公式ブログの名称はなんと「いずの餃子」(笑)。

いずの餃子

 前置きが長くなりましたが、そんな橘田いずみが番組で餃子の話をしまくっていたんです。餃子の本場といえば宇都宮か浜松かという感じになるかと思いますが、橘田いずみは宇都宮移住を本気で考えているそうなので、宇都宮派ということになりましょうか。

餃子声優橘田いずみ

 そんな橘田いずみが、番組内で「みよしの」の餃子に触れ、「『みよしの』さんの餃子は味が濃い」と称賛していたんですよね。それも記憶に残っていたので、ぜひここの餃子は食べてみたかったのです。しかーし、もう一方の雄、カレーも捨て置けません。じゃあ餃子カレーにしたんかい?と思うでしょ?チッチッチ。

餃子を貪る橘田いずみと高橋美佳子

 私が注文したのは「みよしのセット」。まさに「みよしの」ウリの餃子とカレーを組み合わせたセットですが、単品で頼めば500円のところ470円とお得になっています。この安さに驚き、かつ喜んでしまった私は、大盛セットを頼むという暴挙に出てしまいました。これは餃子9個にカレー大盛りという字面通りのセットなのですが、これで670円。大盛カレーは400円、大盛餃子は308円なので38円もお得です。お腹いっぱいでこの値段が泣かせます。そりゃあ混む訳ですよね。

みよしのセット大盛

 で、肝心の味なのですが…橘田評論家が言うとおり、確かに味が濃い。注文してから餃子を焼く関係で、牛丼のようにさっとは出てこない(これが混雑に拍車をかけている側面もあります)のですが、出来たて熱々の餃子とカレーの組み合わせは、よくありそうでいてこれまで食べたことがなかったような気がします。定番の組み合わせはラーメン+餃子という印象があったもので。カレーのほうはまあ普通のカレーかなという気がしますが、普通のカレーは普通に美味いのでノープロブレムです。

得 みよしの盛カレー

 ということで、700円以下で大満足の札幌「最後の晩餐」でした。機会があったら「得 みよしの盛カレー」を食べてみたいですね。これにチーズをトッピングしたら最高に美味そうじゃありませんか?それでもやっぱり700円以下という。

やよい軒

 ああ、そんな風に「みよしの」に恋い焦がれていても、筑波嶺では「みよしの」に行く術はないのね…とがっかりしていたんですが、本日「やよい軒」に初めて入ってみたら、「たっぷり野菜の肉野菜炒め」790円がなかなかに美味しく、しかもご飯のおかわりが無料だったりしたので、「これはこれで」と思ってしまったのでした。心は、変わるものだ…

たっぷり野菜の肉野菜炒め

北海道名物!(その20):北の銘酒群+α

春はぼたもち

 今日は春分の日。もはや冬将軍の退勢は覆うべくもないのですが、激しく雪を降りしきらせたりして、最後の抵抗を試みているようです。「アルデンヌ攻勢」は止めて欲しいものです。春のお彼岸といえばぼたもちですが、なぜかマツキヨで安かったアルフォートを買ってしまいました。

アルフォート

 20年以上前から発売されているのでさすがに存在は知っていたのですが、実は食べたのは初めて。いい年になっても「初めて」の体験ってのは色んな所に転がっているものですね。にしても美味しいですねこれは。「きのこたけのこ戦争」なんていって、きのこの山陣営とたけのこの里陣営との間で日本国最大級の内戦が繰り広げられていますが、みんなアルフォートを食べればいいじゃない。

北海道方言の酒

 さて前回の「北海道名物!」では至高のビール、サッポロクラシックを紹介しましたが、北海道の酒はもちろんそれだけではありません。とはいえ全部を紹介するわけにもいかないので、私が飲んだ北海道の銘酒をご紹介したいと思います。

① 男山(男山株式会社)

男山 国芳乃名取酒

 旭川の酒造メーカーで知名度は抜群に高いです。全国各地「男山」を名乗る酒は数多いですが、旭川の「男山」が本家という事実。酒造には大雪山の伏流水を使用しています。元は江戸時代前期に京都の石清水八幡宮がある男山から名をとった伊丹の酒造家で、赤穂浪士が討ち入りの後に酌み交わしたとされ、江戸幕府からは徳川将軍家御膳酒に指定されていました。

歌麿乃名取酒

 その後灘・伏見の酒に人気が移り、明治の初めに元祖である伊丹の男山は廃業することになりましたが、その際に「男山」のブランドを切り売りすることになり、全国に「男山」を名乗る蔵元ができました。男山株式会社が製造しているのは「北海男山」ですが、数多くの男山の中でも北海男山が正当な男山の末裔とされています。早くから輸出に力を入れており、「男山」は海外で最も有名な日本酒の銘柄となっています。

② 國稀(國稀酒造)

國稀 特別純米酒

 旭川の西にある増毛町の酒蔵で、現在、造り酒屋としては日本で最北に位置しています。創業は1882年で南部杜氏の流れを汲み、昔ながらの製法を守る蔵です。暑寒別岳山麓からの良質な天然水に拘った酒造りをしています。

北海鬼ころし

 主力商標は「國稀」と「北海鬼ころし」。「鬼ころし」ないし「鬼ごろし」は商標登録されていないために全国各地で使用されていますが、辛口な日本酒の代名詞で「鬼をも殺す程辛い」というたとえから生まれた名前だそうです。甘口全盛の時代には「辛口で雑味が多く良くない酒」というニュアンスがあったそうですが、今ではむしろ辛口の方が主流になっていますね。

③ 北の誉(北の誉酒造)

北の誉

 小樽の酒造メーカーで、1901年創業。焼酎で知られる合同酒精に、創立時から発起人として参加しており、資本関係を有していましたが、2007年に合同酒精をを母体とするオエノンホールディングスの子会社となりました。

北の誉 普通酒

 創業以来小樽市で醸造を行っていましたが、2015年をもって醸造工場を廃止し、合同酒精旭川工場に一本化されています。なお本社は札幌市所在。

④ 千歳鶴(日本清酒)

千歳鶴

 遂に登場、札幌の地酒。1872年創業。札幌南部の緑豊かな山々を水源とする豊平川の伏流水を使用しています。郊外に広い工場を構えた方が生産効率やコスト面でメリットはあるにも関わらず、200万人都市・札幌の都心でが酒づくりを続けている理由は、豊平川の伏流水が北海道屈指の水質を誇るからだそうです。

千歳鶴酒ミュージアム

 当初は創成川のほとりで開拓使の役人ににごり酒を売って評判を得たそうです。売れ行き好調につき、数年後には清酒を作りはじめたということで、北海道の酒造業の先駆者と称されています。豊平川とか創成川とか、私の住まいのすぐそばの名称が出てくるとイマイチありがたみがなかったりしますが(笑)。

⑤ 金滴(金滴酒造)

金滴吟風

 キンテキと聞いて金的と変換してはいけません。札幌の東北にある新十津川町の酒造メーカーです。1906年創業。金滴はピンネシリ山から流れる砂金川の流れから命名されました。清酒の売れ行き不振により、2008年に札幌地裁に民事再生法の適用申請をしており、最盛期には約5億円あった売上が、07年には1億9800万円まで落込んでいました。

金滴大吟醸

 ちなみに新十津川町、名前は奈良県の十津川村に由来しており、1889年に起きた十津川大水害の被災民が入植して新十津川村と称したのが始まりです。この関係で十津川村とは同じ町(村)章を用いています。
 
⑥ 北の勝(碓氷勝三郎商店)

北の勝

 日本最東端(北方領土の話はさておき)の根室市の酒造メーカーです。創業は1887年で、法人格を持たない個人商店です。

北の勝 搾りたて

 根室市とその周辺の酒店では必ずといっていいほど「北の勝」が置かれており、地元に定着しています。全生産量の8割は、釧路・根室地区で消費されています。もちろん札幌でも飲めますが、道東で飲んだ方が気分が出ること請け合いです。毎年1月に限定発売される「搾りたて」は出荷本数が少なく入手困難な酒として全国の日本酒通に有名です。

⑦ 福司(福司酒造)

福司

 こちらも道東・釧路の地酒です。創業は1919年。太平洋戦争中には各酒造会社が国策による統廃合や原料不足による休業を余儀なくされる中、一度も休造することなく製造し続けた稀有な酒造メーカーです。

福司純米吟醸

 釧路唯一の酒蔵で、もちろん札幌でも飲めますが、やはり道東に行くと良く登場してくる酒です。

⑧ 長次郎

ススキノの看板

 いきなり甲類焼酎に変わって恐縮ですが、個人的に一番お世話になっており、毎週愛飲しているセイコーマートのプライベートブランドの焼酎で、紙パックもありますが、4Lペットボトルで買うのが私のお約束。セイコーマートは「キレのよい長次郎は飲み飽きしない焼酎。すっきりした味わいが決め手。」とのたまっています。

長次郎

 正直甲類焼酎なんてどんな銘柄を選んでも大差ないのですが、長次郎を選ぶのはその安さから。セイコーマートでは当然他の甲類焼酎も売っていますが、200円くらい安いんですよね。もちろんそのまま飲んでは全然おいしくないので、ハイサワーのような割り用飲料は必須です。

セコマの長次郎

 以下は北海道とは無関係な余談ですが、4Lペットボトル入り焼酎&ウイスキーは貧乏な大酒飲み(私だよ!)が飲むものというイメージがあるらしく「手を出したら終わり」みたいに言われたりしますが、飲み過ぎに気をつければ経済的でお得だと思うのですがね。

がぶがぶ君

 そんな中見つけた色物焼酎。まずは「がぶがぶ君」。宮崎県の都城酒造が製造しています。酒を呷っている浪人のイラストが特徴ですが、“浪人の目がキマッている”“名前が凄すぎる”と日本全国で大人気。1.8リットル紙パックと5リットルペットボトルで販売されていますが、なんとこの製品、トホホなネーミングにも関わらず、実は麦麹が入っていて乙類焼酎なんです。すなわち長次郎のようなバリバリ甲類焼酎より高級品。

ガンバリマン

 続いて「ガンバリマン」。これも都城酒造なんですが、何と言ってもラベルの能書きが凄いです。「後悔なんて時間の無駄だ 飲んで忘れろ!どんなに嫌でも明日はくるんだ!」……ブラック企業の社畜共への支給用なんでしょうかね。「明日の元気!」とも書いてありますが、切羽詰まったようなリーマンのイラストからは、“人生オワタ\(^o^)/”感が漂ってくるような。これも実は麦麹が入っていて乙類焼酎。

萌酒

 圧倒的ネーミングで焼酎無双をしている都城酒造ですが、なんと萌系にも手をだしています。萌系芋焼酎「萌酎あなたにひとめぼれ」と萌系梅酒「梅酒にひとめぼれ」。「あなたにひとめぼれ」は都城酒造の主力ブランドなんですが、ここのネーミングはとにかくスゲーですね。

萌系芋焼酎あなたにひとめぼれ

 「萌酎あなたにひとめぼれ」は「いっしょに飲んであげよっか!飲まなくてもいいのよ買ってくれたら…」とちょっとツンデレ風味。「梅酒にひとめぼれ」は「ドキドキしちゃうけど…こうめと一緒に遊んでくれますか?」とロリ指向でしょうか。米袋にも萌イラストがある昨今、登場するべくして登場しているとも言えるのでしょうが…。ま、「がぶがぶ君」や「ガンバリマン」よりはこっちの方がいいですね。

梅酒にひとめぼれ

北海道名物!(その19):世界一旨いかも知れないサッポロクラシック

転倒女子アナ

 今日は昨日より3℃も高くて、最低気温-8℃……って、全然暖かくないですよ。ある横断歩道が滅茶苦茶滑りやすくなってて、ペンギンのようによちよち歩いて突破したのですが、その直後、チャラい感じで颯爽と歩く若者と擦れ違いました。おいおいそんな歩き方で大丈夫かよと思ったら、案の定柔道で足払いを食らったかの如く足が横に滑って転倒していました。凍結路面をなめたらいかん!画像は地元テレビ局のアイドル女子アナの転倒シーンです。パンチラはギリセーフ。

サッポロクラシック

 本日は北海道名物。宣伝になっちゃうかもですが、サッポロクラシックです。私はビールはあまり好きではないのですが、これは実に旨いです。

ここにしかない星がある

 サッポロクラシックは、サッポロビールが北海道地区限定で販売している麦芽100%のビールで、恵庭市所在の北海道工場で生産されています。

ファインアロマホップ

 高温短時間仕込による「ホッホクルツ製法」を採用しています。「ホッホ」はドイツ語で高温、「クルツ」は短いという意味だそうで、ドイツ古来のビール醸造法のひとつで、短い時間で高温処理し、麦芽本来の旨みを活かすのが特徴です。ホップは特に品質の良いアロマホップである「ファインアロマホップ」を100%使用しています。

14年連続売り上げアップ

 サッポロクラシックは1985年に発売が開始され、地域限定ビールの先駆けとなりました。当初は地味な存在でしたが、徐々に人気が高まり、2001年から2014年まで14年連続売上アップ(前年比100%超)を達成しています。現在では北海道以外の地域でも名が知れているブランドとなっています。

コクとキレが抜群

 サッポロクラシックの商品ラインナップは、樽生、大ビン(633ml)、中ビン(500ml)、缶(500ml)、缶(350ml)で、北海道内の約190の飲食店では樽生で提供しています。また、道内のほとんどのスーパーやコンビニで販売されています。

これが北海道のビール

 北海道に来た際に飲んでその味が忘れられないという人も多く、そのため日本各地で開催される北海道物産展等のイベントで販売されることが多く、またインターネット通販等で取り扱っている店舗も多くあり、北海道限定といいつつ道外でも比較的容易に入手することが可能となっています。でもやはり北海道に来て飲むのが一番おいしいと思うんですよね。

ここにしかないしあわせ

 昨秋、私の会社の本店の偉い人が出張でやってきたので一席設けたのですが、偉い人は「ビールは最初の一杯であとは焼酎のお湯割り」とのたまっていたのです。もちろんそれで結構ですが、せっかくだからビールはサッポロクラシックをお試し下さいということでサッポロクラシックの中ジョッキを飲んでいただいたのですが…

樽生からサーブするクラシック

 一息でぐっと明けて、「もう一杯」ということになりました。別に私はサッポロビール関係者じゃないし、道産子でもないのですが、サッポロクラシックの旨さはよく分かっていたので、内心「やったぜ」と思ってしまいました。 

アサヒスーパードライ

 昔20歳になった頃、キリンドラフトが苦くて飲めず、ビール嫌いだった私がビールを飲める切っ掛けになったのは、アサヒスーパードライでした。なので「美味しんぼ」の山岡一味が何を言おうと私はスーパードライを支持しているのですが、サッポロクラシックは久々にスーパードライを超える旨さだなと思わせるビールです。

ブドヴァイゼル・ブドヴァル

 世界でということだと、10数年前にチェコの地元料理のレストランの中庭で、爽やかな夏の日差しを浴びながら飲んだビール(ブドヴァイゼル・ブドヴァル)が、本当に風のように一気にいけて驚くほど美味しかったのですが、あれは地元のビールを地元で、良い季節に旨い地元料理と一緒に飲んだからなんじゃないかと思います。その後別の場所で同じ銘柄のチェコビールを飲みましたが、それほどの感動は起きませんでしたから。

樽生と缶のクラシック

 サッポロクラシックも、北海道で地元食材と一緒に飲むのが一番美味しいと思います。基本北海道は何を食べても旨いのですが、その北海道の食材との相性も抜群だと思います。お酒がいける口の方は、ビール党でなくても、とりあえず一杯は飲んでいただきたいと思います。

北海道限定ビール

北海道名物!(その18):雪ミク(初音ミク)

もうすぐ雪まつり

 2月になりまして、いよいよ今週末から開催されるのが第67回「さっぽろ雪まつり」です。日本全国のみならず全世界から観光客がやってくるので、しばらくはホテルが取りにくい状況となることでしょう。大雪像は既に制作中ですが、そろそろ抽選に当たったグループの市民雪像や、世界各地の国・地域・都市によるチームが参加しての国際雪像コンクールの雪像作りも始まる頃です。

初音ミク

 そして2010年代に入って、雪まつりに花を添える妖精のようなキャラが。その名を雪ミク(SNOW MIKU)。今やネット界では知らない人もいないというボーカロイド・初音ミクの札幌雪まつり応援キャラです。

初音ミクバリエーションその1

 初音ミクは、クリプトン・フューチャー・メディアが2007年から展開している、ヤマハが開発した音声合成システムVOCALOIDにより女声の歌声を合成することのできるソフトウェア音源で、声に歌い手としての身体を与えることでより声にリアリティを増すという観点からソフトウェア自体をバーチャルアイドル(バーチャルシンガー)と見立ててキャラクター付けした製品シリーズ「キャラクター・ボーカル・シリーズ(CVシリーズ)」の第1弾として発売されました。

藤田咲

 初音ミクは「未来的なアイドル」をコンセプトとしてキャラクター付けされ、未来から初めての音がやって来るという意味を込めて、「初めての音」から「初音」、「未来」から「ミク」と命名されました。16歳の女の子という設定で、声を担当したのは声優の藤田咲でした。

初音ミク&藤田咲

 余談ながら収録のギャラは、5万円の買取か歌唱印税かという二つの選択肢を出されたそうですが、当時お金に困っていたのか藤田咲は迷わず5万円を選択したそうです。当時は音声ソフトがあれほどヒットとは製造元のクリプトン・フューチャー・メディアも夢にも思っておらず、この判断は常識的だったと言えますが…。女性版子門真人と呼びたくなりますね。初音ミクのヒット後、改めて100万円と記念の白いギター(TVジョッキーか)を貰ったそうですが、もし歌唱印税を選択していたなら……

初音ミクバリエーションその2

 発売元のクリプトン・フューチャー・メディアは、キャラクター画像については非営利であればほぼ自由な利用を認めており、ユーザーによる歌声の利用だけでなくキャラクターを用いた創作活動をも促進する形がとられています。

クリプトン・フューチャー・メディア

 で、初音ミクと北海道というか札幌との関係ですが、開発元であるクリプトン・フューチャー・メディアが札幌市中央区に所在する企業なんです。これはつまり初音ミクの出身地は札幌ということであり、ミクが札幌を応援するのは必然な訳ですね。

初音ミクの雪像

 2010年、第61回さっぽろ雪まつりで初音ミクの雪像が作られたことから「雪ミク」が誕生しました。雪ミクを初音ミクの派生キャラと考えるか、初音ミク本人がコスプレをしていると考えるかはそれぞれの解釈によると言ってもいいのですが、ねんどろいどなどのSDキャラによって普及した面もあります。

春ミク

 雪ミク=冬というイメージからさらに派生した桜ミク、花ミク(いわゆる春ミク)も登場しています。 そのうち夏ミクとか秋ミクも登場して四季がそろったりして。月替わりミクなんてのもいいかも。カレンダーを作りましょう。

ミクさん死亡
去年の雪ミク雪像

 2012年には急に温暖な気候になったせいで雪ミク雪像の頭部が崩れ、通りかかった女性が軽傷を負うという事件が発生しています。このため最近はレリーフ調の雪像にして崩壊を予防しているようです。

雪ミク2010

 それでは歴代の雪ミクを紹介していきましょう。初代雪ミクは2010年登場。髪や服装の色が全て白・薄青・銀で統一され、ツインテールとネクタイに雪の結晶の模様があります。オリジナルのミクの衣装の要素が一番強く残っていて、白くなった初音ミクといった雰囲気です。

雪ミク2011

 2代目は2011年。まだ白ミクといった雰囲気ですが、白いマフラー、耳当て、手袋を装備して耐寒性能を向上させています(笑)。 マフラーと耳当てには雪の結晶模様が付いています。

雪ミク2012

 3代目は2012年。この年からデザインは一般公募となりました。初の募集テーマは「雪や氷を彷彿とさせる宝石をあしらった雪ミク」。ミクは水色のポンポンつきのふわふわコートを着用し、胸元とカチューシャには紺色のリボンが付いています。手袋・スカート・ニーハイ丈のロングブーツは紺色に変わっています。

雪ミク2013

 4代目は2013年。前回に続き公募作品で、ニコ生の視聴者投票により決定しました。今回の募集テーマは「雪や氷をイメージさせる、北海道にぴったりのお菓子をモチーフとした雪ミク」。ミクは大人っぽい雰囲気の白無垢姿になりました。イメージは雪見大福?バリエーションとして綿帽子の部分を取り除いたツインテール姿の「雪ミク2013AS」も存在します。

雪ミク2014

 5代目は2014年。雪ミクも5周年となりまして、募集テーマは「北海道の冬をイメージさせる魔法少女&魔法のステッキデザイン」。 魔法少女のお約束である小さなペットも公募され、ラビット・ユキネとなって一緒にいます。

雪ミク2015

 6代目は2015年。募集テーマは「北海道の冬をイメージした植物」。髪飾りには大きなすずらんと葉っぱが付いており、スノードロップのスカートや白樺のヘッドホン、手には音符の形をしたすずらんの鈴を持ち、ナナカマドのリボンなど、さまざまな冬の植物を纏っています。初期の頃と比べて大きくデザインが変わりましたが、青い布地の部分には雪ミクらしく雪の模様が施されています。ラビット・ユキネはまた一緒。

雪ミク2016

 そして今年、7代目が登場。今年の募集テーマは「北海道の冬を楽しむウィンタースポーツ」。梟のようなデザインをしたニット帽、雪の結晶をあしらったマフラー、ゴーグルを身につけています。ショートパンツスタイルで、今までに無くスポーティかつアクティブな雰囲気を出したミクですね。 ラビット・ユキネもスノボをしています。

2016年の雪ミク雪像イメージ

 ここまで頭身の高いミクを紹介しましたが、SD化されたねんどろいどバージョンも可愛くて人気です。バリエーションも豊富なのでコレクターは蒐集が大変ですね。ちょっと奥様聞きまして!?大通西11丁目会場では雪ミクの各種グッズが販売されるんですってよ!!札幌ファクトリーでも販売されますが、そこでしか変えない限定グッズもあるようです。雪ミク雪像もここで見られます。

雪ミクグッズ各種

 それでは最後に歴代のねんどろいどの雪ミクをどうぞ。

ねんどろいど 2010 雪ミク
ねんどろいど 2011 雪ミク
ねんどろいど 2012 雪ミク
ねんどろいど 2013 雪ミク
ねんどろいど 2014 雪ミク
ねんどろいど 2015 雪ミク
ねんどろいど 2016 雪ミク
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