好きな声優さん第7期(その11):石見舞菜香~心に染みるゆるふわ癒やしボイス

本日梅雨東北地方が梅雨入りしました。朝から雨が降っていたのでそうじゃないかと思いました。時期はほぼ平年並みだそうで、これで北海道を除く全ての地方が梅雨入りとなりました。通勤用の口が知らない間に底がすり減って雨が染みてきたので、押っ取り刀で新しい靴を買いました。靴ぐらいでおたおたしていてはいけないのでしょうが、ボーナス前の不意の出費は痛いですね。

本日はおよそ9ヶ月ぶりに「好きな声優さん」です。間が開いたなあ。取り上げたい声優さんはいるんですが、なかなか出演作を見られなかったりするもので。今回紹介するのは癒やし系ボイスが特徴的な石見舞菜香です。

石見舞菜香は1998年4月30日生まれで埼玉県出身。名前からすると島根県西部出身かと思いましたが…まあ本名かどうかもわかりませんし。

JC時代に「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」を見て、ヒロイン本間芽衣子を演じた茅野愛衣の演技に心を打たれて声優を目指すことになったそうです。「あの花」は2011年春季アニメでしたか。東日本大震災直後でしたが私も見ました。芽衣子ママンの「ふざけてるわね」に震え上がった記憶が。

滑舌が悪かったそうで、他人よりも早く勉強を始めないとプロになれないと考え、声優養成所に通うことを許してくれなければ高校には行かないとパパンに宣言したそうです。また、声優養成所のレッスンを受けるために高校の修学旅行には行かなかったとか。本当に真面目というかひたむきな性格なんですね。

その一方でネガティブ思考が強くて自己評価が低い傾向があるそうで、スタッフから演技を褒められても素直に喜べないタイプなのだそうです。やはり真面目か。

高校を卒業した2016年から声優活動を開始し、2018年の劇場アニメ「さよならの朝に約束の花をかざろう」のマキア役で初主演。なお憧れの茅野愛衣とも共演を果たしました。早くから活躍したこともあり、2019年には第13回(2018年度)声優アワードで新人女優賞を受賞しています。

小学校時代は演劇クラブ、中学時代は吹奏楽部、高校時代は放送部に所属していました。趣味は散歩、読書。特技はチューバとピアノで、ピアノは幼い頃から習っていたそうです。ゲームも好きで、ポケットモンスターはルビー・サファイア(2002年発売)からプレイしていたそうです。私がプレイしたのはダイヤモンド・パールなので、私より早い(笑)。

ゆるふわ型のゆっとりとした癒し系の声質の持ち主で、主に少女役がメインではあるが、少年役や男の娘役もこなしています。今回調べてみて、私は実はデビュー早々から彼女の声は聞いていたことがわかりました。

それでは私が視聴した石見舞菜香が演じたキャラです。例によって原則古い順です。まずは2017年春季の名作鬱アニメ「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?」(略称すかすか)のラキシュ。上の画像の左から二番目の子です。

ちびっ子妖精カルテットの一人で、やんちゃな他の3人の尻拭い役に回ることが多い子です。アニメではまだ幼いので戦闘に参加しませんでしたが、ヒロイン・クトリが使っていた最強の聖剣セニオリスを引き継いで戦うことになるそうです。これは是非第二期制作をお願いしたいですね。

「クジラの子らは砂上に歌う」のヒロイン・リコス。主人公チャクロらが乗砂の海を漂泊する「泥クジラ」に初めてやってきた外来者です。当初はある理由から感情を失っていましたが、次第に感情を取り戻していきます。

実は「泥クジラ」を攻撃してきた帝国軍の指揮官オルカの妹で、帝国軍兵士でもありました。後に帝国を離反して「泥クジラ」側につくことに。

「はたらく細胞」のうしろまえちゃん。血管の破損箇所を道路の舗装工事のように修理してまわる血小板の一人で、血小板が赤血球や白血球より小さいことから、キャラの見た目も幼稚園児のような姿となっており、言動も子供っぽくなっていますが、仕事ぶりはプロです。

うしろまえちゃんは帽子を逆向きに被っており、おそらく名前の由来はこれ。血小板のまとめ役となっているリーダーちゃん(CV長縄まりあ)と一緒に行動しています。

「Re:ゼロから始める異世界生活」のカーミラ。「大罪の魔女」の一人で「色欲の魔女」。「色欲」の名前とは似つかわしくない雰囲気で、自信がなくオドオドしたような態度を取っています。

「色欲」は「七つの大罪」の一つですが、本作の異世界においては「嫉妬の魔女」サテラが他の6人の魔女を滅ぼしたとされ、人々に恐れられています。カーミラは引っ込み思案で、人と目を合わせて会話することさえできない気弱な性格ですが、自分に嫌がらせをする相手に対して泣き寝入りはせず、自分の主張は通す自己愛の強さを見せています。

「ウマ娘 プリティーダービー Season2」のライスシャワー。元ネタのライスシャワーはミホノブルボンの三冠を阻止し、メジロマックイーンの天皇賞(春)三連覇を阻止するなど、アイドルホースの歴史的偉業を邪魔したことで「黒い刺客」などと呼ばれましたが、本作でもヒール扱いに苦悩する様子を見せていました。

しかし周囲のウマ娘の評価やミホノブルボンからの激励を受けて壮絶なトレーニングを行って、鬼気迫る走りで史実どおりメジロマックイーンの天皇賞(春)三連覇を阻止することに。なお史実では宝塚記念出走中に骨折して安楽死処分となりましたが、そのせいか同様の運命をたどったサイレンスズカ同様、儚げな印象のウマ娘としてデザインされています。朝食はパン派。

ゲーム版でも不幸がまとわりついているようなウマ娘なので、優しくしたい、大事にしたいと思わせる子です。トレーナー(プレイヤー)を「お兄様(お姉様)」と呼んでくるのもたまらないところ。トレーナーを「お兄ちゃん(お姉ちゃん)」と呼ぶカレンチャンとはライバル同士か。そういえばどちらも衣装が黒いなあ。

「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」の真坂結子。ヒロイン荻原沙優の回想に登場する、高校の友人です。沙優にとっては初めての友人でしたが、逆恨みを受けた沙優の代わりにイジメを受けたあげく、沙優の眼前で飛び降り自殺を図って死亡します。彼女の死は沙優が家出する原因の発端であり、その後も彼女を長く苦しめることになります。

「RPG不動産」のラキラ。RPG不動産のメンバーの一人で、職業は戦士。戦士らしく趣味は筋トレに武器集めですが、料理が得意でよくパイを焼いているという一面も。

僧侶のルフリアとは幼なじみでルームシェアもしています。性格はわりと普通ながら、国王の顔も知らない等社会情勢などには興味がなく、ルフリアに呆れられていました。

「処刑少女の生きる道」のマノン・リベール。港町リベールの領主リベール伯の一人娘で、父が病に倒れたため、代行を務めています。母は異世界転移者(迷い人)で、主人公メノウの師フレアに殺されています。衣装が和服なのもママンの影響でしょう。

実はパパンは現体制打倒を企む秘密結社「第四身分(フォース)」のリーダーで、そちらの代行も務めていますが、おっとりとした言動と若さから周囲からは侮られていました。マノンの戦って敗れますが、自身を生贄にして四大人災の一つである万魔殿(パンデモニウム)を召喚します。

「黒の召喚士」のエフィル。金髪碧眼のハーフエルフで、奴隷として囚われていたところを主人公ケルヴィンに助けられました。両親の過去のいきさつにより火竜王の呪いを受けており、触れたものを燃やしてしまう体質です。

エルフらしく弓を使う他、料理上手で優しい性格です。通常はメイド服を着てケルヴィン一行のメイド役を務めています。

「アキバ冥途戦争」のねるら。「侵略カフェですとろん」のメイドで、主人公なごみが所属するケダモノランドグループと対立するメイドリアングループに所属しています。しかし、グル-プの垣根を越えてなごみと親しくなり、姉妹の契りを結びます。

なごみへ危険を知らせたことで裏切り者とされ、「赤い超新星」愛美に殺されてしまいます。口癖は「いけいけどんどん」。組織関係からなごみと敵対することになるのかと思いきや、最後までなごみ側についていました。石見舞菜香本人も「最初から最後まで本当に良い子でした…!!」とコメントしていました。

「転生王女と天才令嬢の魔法革命」のユフィリア・マゼンタ。ダブル主人公の一人で「天才令嬢」。公爵令嬢にして王太子の婚約者でしたが、突如婚約を破棄され、王太子の姉アニスフィアの下に行くことに。

王位継承にはとことん不向きなアニスを見かねて自ら精霊契約を行い、王位継承権を得ることに。現王の退位後は女王に即位して改革を進めることになります。精霊契約者は不老不死(あるいは長長命)になるらしく、今はいいのですが、いずれアニスが老いて死んでも自分は変わらない姿ということに。FSSのアマテラスの帝か。

「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」の椎名真昼。文武両道で可憐な容姿から「天使様」と呼ばれる学園のアイドルで、表向きはそれらしく振る舞っていますが、幼少期から両親からの愛に恵まれない日々を過ごしており、愛情に飢えています。

ママンから邪険に扱われ、ショックで雨の中ブランコを漕いでいたところを主人公に出会ったことから交流が始まり、マンションの部屋が隣同士ということであっという間に通い妻的存在に。「そうはならんやろ」とは思いますが、「なっとるやろがい」と返されてしまいますね。家事全般が得意なのでホント、嫁にしたいです。「好きなアニメキャラ」で取り上げようか迷いましたが…

まだ若いのに出演作数が凄まじいことになっている石見舞菜香。ここのところ女性声優さん達の体調不良とか一時休業がよく話題になっているので、心身の健康に気をつけて活躍して欲しいですね。
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