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視聴予定の2023年秋季アニメ:続編の多い来季は10本+1本で視聴予定です

秋の空

 今日も30度を超えない仙台。いいですね。このまままっしぐらに秋らしい気候になって欲しいのですが、明日はまた30度超えの予報が。早くエアコンフリーの生活をしたいのですが。そういえば敬老の日で三連休。明日はハッピーマンデーってやつですね。関係ないけどプレミアムフライデーというのもあった気がしますが、どこへ行ったんでしょうか。

秋アニメ一覧

 暑さはなかなか収まりませんが、あと2週間もすれば10月。気温はどうであれ秋季アニメが始まってしまいます。例によって視聴作品を見繕っていきたいと思います。やはり例によって五十音順です。

ウマ娘 プリティーダービー Season 3 

 「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」。春季に配信された「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」はしっかりした作りでしたが、4話しかないWebアニメということでテレビアニメ版とは別扱いのようです。「Season 2」が2021年冬季アニメだったので、2年半ぶりの3期となります。ゲームはコナミとの訴訟騒動などで一時の隆盛は収まっているようですが、アニメが再びの起爆剤になるかどうか。

ウマ娘 プリティーダービー Season 3 その2

 これは別世界から受け継いだ輝かしい名前と魂を持つ“ウマ娘”の物語。 幼い頃にトウカイテイオーの奇跡を目に焼き付け、 自身もそのキラキラした光景に飛び込みたいと願うキタサンブラック。 そんな幼なじみの夢をすぐ傍で応援しながら、 己の使命を果たそうともがくサトノダイヤモンド。 強大なライバル、抗い難い運命などが立ちはだかる中、 信じる仲間の言葉や人々の声援を背に受け、 今、キタサンブラックは夢に向かって走り出す!…という内容だそうです。

ダイヤちゃん新衣装。

 満を持してキタサンブラックが主人公に。相方のサトノダイヤモンドは先日2着目の新衣装が発表されていますが、キタサンブラックの2着目の新衣装もアニメ放映中か放映後に発表されそうですね。ダイヤちゃんは可愛いので1万円課金してゲットしてしまいました。

陰の実力者になりたくて! 2nd season

 「陰の実力者になりたくて! 2nd season」。1期は2022年秋季から2023年冬季にかけて2クール20話が放映されていました。早くも2期となりますが、今度は1クールでしょうか。

陰の実力者になりたくて! 2nd season その2

 「陰の実力者」に憧れた少年は、道半ばで命を失い、シド・カゲノーとして異世界に転生した。新たな世界で「陰の実力者」設定を楽しむことにしたシドは、陰に潜み、陰を狩る者――シャドウを演じ、付き合いのいい配下の少女たちと闇の教団に対抗する「シャドウガーデン」を組織する。すべては妄想の産物……そのはずだった。ところが世界の闇たる「ディアボロス教団」は実在し、シドの知らぬところで「シャドウガーデン」は教団との抗争を繰り広げていた。次なる舞台は「血の女王」「妖狐」「暴君」の三勢力が統治する無法都市。そこは、ならず者がはびこる弱肉強食の世界だった。吸血鬼たちの支配者「血の女王」の討伐のため、姉のクレアに連行されてきたシドは、またとない「陰の実力者」ムーブの機会に心を躍らせるのだが……。「血の女王」を巡る陰謀が動き出し、無法都市は三つの勢力が入り乱れる。さらに姉のクレアも騒乱に巻き込まれ、シャドウガーデンも独自に行動。混沌を極める中、シドは人知れずシャドウとして暗躍しようとする。赤き月は昇り、覚醒の刻は来た――!…とのことです。

マスターオブガーデン

 ちなみにオンラインゲーム「マスターオブガーデン」がスマホ&PCので配信されていますが、アニメで描かれていない「シャドウガーデン」草創期のエピソードなどが描かれていて、結構面白いです。これについては語ってなかったのでまた後日にでも。

薬屋のひとりごと

 「薬屋のひとりごと」。原作は日向夏が「小説家になろう」で連載していた小説で、架空の中華風帝国を舞台に、後宮勤めの女官が王宮内で巻き起こる事件の謎を薬学の専門知識で解いていくミステリー、ファンタジー、ラブコメだそうです。「なろう」系ですが、複数出ているコミック版は累計2400万部を突破するなどビッグヒットとなっており、アニメの前評判もやたら良いですね。

薬屋のひとりごと その2

 大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。名前は、猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。 ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る…という内容だそうです。主人公猫猫のCVは芸達者な悠木碧なので期待しましょう。

ゴブリンスレイヤーⅡ

 「ゴブリンスレイヤーⅡ」。1期は2018年秋季アニメだったので、5年ぶりの2期となります。1話の衝撃展開は大きな話題になりました。原作はWEB作品ですが、「なろう」系などのオンライン小説ではなく、いわゆる「やる夫スレ」でアスキーアートと組み合せて公開されていた作品で、これを一般小説化した作品という変わった由来を持っています。「やる夫スレ」、10年ぐらい前は結構見ていました。いろんな作品がありますが、結構読ませるものも多かったですね。

ゴブリンスレイヤーⅡ その2

 「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」 辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという……。 冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。 それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だったーー…って、これじゃ1期序盤のあらすじのまんまですね。豪華声優がキャスティングされていますが、遠藤綾演じる剣の乙女にもまた登場して貰いたいです。

婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む

 「婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む」。ふか田さめたろうが「小説家になろう」に連載していた小説が原作で、バリバリの「なろう」系です。略称は「イケナイ教」。杉田智和と早見沙織が主演を務めているので、杉田智和大歓喜ではないかと思います。はやみん主演作は久々に見る感じです。

婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む その2

 本作は、森の奥で暮らす人嫌いな魔法使い・アレンと、国から追われている公爵家令嬢・シャーロットの物語。ある日アレンは、森の中で倒れている ボロボロの令嬢・シャーロットを発⾒する。人嫌いのくせにお人好しなアレンは、彼女を放っておけず屋敷に連れ帰る。家族から不遇な扱いを受け、婚約者にも 裏切られたという彼女に同情したアレンは、シャーロットをメイドとして雇うとともに、自分の屋敷に住まわせることにする。アレンは、シャーロットはどうせすぐに屋敷を出ていくだろうと考えていたが、とあることをきっかけにイケナイことを教え込むことに!?…という内容だそうです。

最果てのパラディン 鉄錆の山の王

 「最果てのパラディン 鉄錆の山の王」。タイトルは短めだけどこちらも「なろう」系の2期。1期は2021年秋季アニメだったので2年ぶりです。原作者の柳野かなたは6年前に神状態悪化を理由に活動を休止しており、現在再開に向けて治療&執筆中とのことですが、大丈夫なんでしょうか。

最果てのパラディン 鉄錆の山の王 その2

 死者の街を出てから二年が経ち、ウィルは数えで17歳になっていた。領主として「灯火の河港」を発展させ、徐々に「獣の森」には人々の営みと笑顔が戻ってきた。しかし、季節外れの花が咲き乱れ、森の異常が発覚する。この問題を解決するべく森の奥に向かったウィルたちは、森の王から不吉な予言を受ける。「鉄錆の山脈に、“黒き災いの火"が起こる。火は燃え広がり、あるいは、この地の全てを焼きつくすであろう」滅びしドワーフの都である「鉄錆山脈」に眠る災いとは…!?新たな出会いと共に再びウィルたちの冒険が始まる!…とのことです。

SPY×FAMILY Season2

 「SPY×FAMILY Season2」。大人気だった1期は2022年春季と同年秋季の分割2クールで放映されました。原作は今年第52回日本漫画家協会賞コミック部門大賞を受賞しており、ノリノリといった感じですね。

SPY×FAMILY Season2 その2

 人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている――世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)は、十数年間にわたる冷戦状態にあった。西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属である凄腕スパイの〈黄昏(たそがれ)〉は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、ある極秘任務を課せられる。その名も、オペレーション〈梟(ストリクス)〉。内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった!3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。ハプニング連続の仮初めの家族に、世界の平和は託された――って、これも1期のあらすじのまんまです。

聖女の魔力は万能です Season2

 「聖女の魔力は万能です Season2」。今回2期作品が多いですが、“Season2”という表記が流行っているのでしょうか。本作も原作は「なろう」系で、1期は2021春季アニメでした。正直2期が制作されるとは思っていませんでした(笑)。

聖女の魔力は万能です Season2 その2

 ある日突然「聖女」として異世界に召喚された20代の会社員・セイ。元々の植物好きを活かして薬用植物研究所で働き始めるが、仕事人間ゆえの生真面目さに“聖女パワー”が加わり、セイは効果5割増しのポーションを次々と作り出す。 さらに、魔物討伐では凄まじい威力の浄化魔法を発動し、セイの評価は爆上がり!「聖女」であることも正式に認められ、スランタニア王国の救世主として、人々の尊敬を集めていく。 そんな彼女を見守り支えてくれるのは、研究所のヨハンやジュード、宮廷魔道師団のユーリ、そして、互いに惹かれ合いながらも、いまだ恋人未満な“氷の騎士様”アルベルトだった。 王国の最重要人物となってからも相変わらず研究三昧なセイだが、アルベルトとの仲は少しずつ深まって、恋模様にも新たな展開が――!?…という展開だそうです。アルベルトのCVは櫻井孝宏なんですが、やるんかいあなた。キャラはキャラ、声優は声優とはいいますが。いっそアルベルトは浮気しまくるチャラ男にヒールターンさせたらどうでしょうか(プロレスか)。

葬送のフリーレン

 「葬送のフリーレン」。「薬屋のひとりごと」と秋季アニメの覇権を争うかのように前評判が良いです。山田鐘人(原作)、アベツカサ(作画)が小学館の「週刊少年サンデー」で連載中の漫画が原作です。主役の種﨑敦美はすっかり人気声優として確固たる地位を築きましたね。

葬送のフリーレン その2

 勇者ヒンメルたちと共に、10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした魔法使いフリーレン。 千年以上生きるエルフである彼女は、ヒンメルたちと再会の約束をし、独り旅に出る。それから50年後、フリーレンはヒンメルのもとを訪ねるが、50年前と変わらぬ彼女に対し、ヒンメルは老い、人生は残りわずかだった。 その後、死を迎えたヒンメルを目の当たりにし、これまで“人を知る”ことをしてこなかった自分を痛感し、それを悔いるフリーレンは、“人を知るため”の旅に出る。 その旅路には、さまざまな人との出会い、さまざまな出来事が待っていた―…という内容だそうです。

冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた

 「冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた」。原作は門司柿家が「小説家になろう」に連載していた小説で、本作もバリバリの「なろう」系。略称は「むすえす」。主演は早見沙織と諏訪部順一ですが、今季ははやみん主演作が多くていいですね。ここのところ声を聞いていなかったのでちょうど良い。

冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた その2

 故郷の田舎で冒険者モドキの生活を送っているベルグリフは、森で拾った愛娘アンジェリンを育て、都へと送り出す。久し振りの帰郷の知らせを受けるものの、 当の娘は帰ってこず、日々心配は増すばかり。一方、ギルド最高≪Sランク≫冒険者となったアンジェリンは、大好きな父のもとへと帰ろうとするのだが……。「一体わたしはいつになったらお父さんに会えるんだ……!」親子のふれあいと友情、そして迫力のバトルシーンを鮮やかに描く、 ハートフル異世界ファンタジー、ここに開幕!!…とのことです。

Helck.png

 以上で10作品。これに夏季から放映継続される「Helck」を加えて11作品を視聴しようかと思います。来季は続き物が多いですが、つまらなかったらバッサリ切っていく方針です。現に来季放映予定の「盾の勇者の成り上がり Season3」は2期がダメダメだったので視聴しない予定です。

ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~ その2はめつのおうこく

 それでは例によって豪華なリザーバーを。革命によって断頭台で処刑されたはずが過去に戻ってやり直す皇女の奮闘を描く「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」、科学文明による魔女狩りで最愛の師を奪われた主人公が同族である人類への復讐を誓う「はめつのおうこく」、ネットゲームで最強と呼ばれる4人組が実は全員家族だったという「グッド・ナイト・ワールド」、社畜OLが乙女ゲーム世界のヒロインに転生して悪役令嬢を推すという「私の推しは悪役令嬢。」の4本としたいと思います。

グッド・ナイト・ワールド私の推しは悪役令嬢。
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2023年夏季アニメ序盤の感想(その3):アンデッドガール・マーダーファルス/七つの魔剣が支配する/デキる猫は今日も憂鬱/レベル1だけどユニークスキルで最強です

隅田川花火大会

 昨夜は4年ぶりに隅田川花火大会が開催されました。久しぶりに見たいなと思ったら仙台では地上波・BSともに放送していませんでした。しかし、YouTubeでは普通にライブをしていて、余計な演出とかコメントがなくてむしろテレビ番組より良かったりして。テレビが見られなくなってる理由が改めてわかった気がしました。来月は五山の送り火も見られたらいいな。

アンデッドガール・マーダーファルス序盤感想

 夏季アニメ序盤の感想の3回目です。まずはリザーバーから昇格した「アンデッドガール・マーダーファルス」。3話まで視聴しました。新進の推理作家青崎有吾の小説が原作です。19世紀末、日本なら明治時代頃が舞台ですが、怪物が普通にいるので異世界なのでしょう。「怪物専門の探偵」を名乗る日本人3人組が欧州で怪物がらみの事件を解決していきます。

鳥籠一座

 1話は発端で、「不死」という珍しい怪物で生首だけの状態になってしまった輪堂鴉夜(あや)とその従者の馳井静句が見世物小屋で怪物達と殺し合いをしていた半人半鬼の真打津軽と出会って“鳥籠使い”を結成します。鬼には不死をも殺す力があるとかで、当初は津軽に殺して貰おうと思っていた鴉夜ですが、二人とも自分たちを現在の境遇に追い込んだ共通の敵がいることを知り、欧州に向かうことになります。

鴉夜

 2からいきなり欧州編となり、既に探偵としての名声を確立している駆け足状態ですが、フランスで吸血鬼殺しの事件を探偵中。おそらく4話で終わってまた次の事件に移行していくことでしょう。鴉夜は首だけ美少女ですが、1000年近く生きているようで、博識と論理的な思考を持っており、普段は鳥籠に入っています。津軽はやたら性格が軽く、つまらない冗談を日本の格闘術であるバリツを習得連発していますが、静句が無口な分、鴉夜の推理の相方役を務めています。鬼は攻撃力に全振りした怪物らしいので、怪物との戦闘で真価を発揮するのではないかと。

真打津軽 
馳井静句

 二人の共通の敵は「教授」と呼ばれています。またイギリスではシャーロック・ホームズが活躍しており、“鳥籠使い”はホームズに比定されたりしています。この状況で「教授」と言えば、思い当たるのはあの人。そう、ホームズをして“犯罪界のナポレオン”と言わしめたモリアーティ教授です。教授は「最後の事件」でスイスのライヘンバッハの滝でホームズと一騎討ちとなり、共に滝壺に落ちて死亡したことになっています。

ライヘンバッハの死闘

 ホームズシリーズの作者コナン・ドイルはこれでシリーズを終わらせるつもりでしたが、ファンから猛抗議を受け続け、10年近く経ってから「空き家の冒険」でホームズを復活させました。物語の時系列では3年後ということになっていますが、滝に落ちたのはモリアーティだけでホームズは無事でしたが、モリアーティの手下から命を狙われ続けると考えて相打ちを装ったのだそうです。

謎のバリツ

 しかし、日本の格闘術「バリツ」(柔道ないし柔術という解釈が一般的ですが、日本に滞在経験のあるイギリス人がロンドンで教えていた「日本の柔術に、ステッキ術と打撃技を合わせた護身術」バーティツという説などもあります)を習得していたということで、腕っ節には結構自信があったホームズに対し、モリアーティは完全に頭脳労働者という感じで、手下を使った組織力とか数の暴力で攻めるのは得意でしょうが、とても一騎討ちをするタイプとは思えません。

実写版モリアーティ教授

 なのでホームズ同様、モリアーティも実は死んでなかったという設定は十分ありだと思います。姿を消していた3年間、ホームズは世界各地を旅行したりしていましたが、モリアーティもアジアに潜伏し、鴉夜を首だけにしたり津軽を半人半鬼にしたりしていたということでしょう。きっと配下には怪物達がいっぱい。

黒沢ともよ

 鴉夜を演じる黒沢ともよはまだ30前で、最近結婚しましたが、子役として早くから芸能界に身を置いていたのですっかりベテラン声優の風格がありますね。個人的にはポスト沢城みゆきではないかと。

七つの魔剣が支配する序盤感想

 次は「七つの魔剣が支配する」。3話まで視聴しました。最近は「なろう」系に押されっぱなしな印象のラノベですが、本作はラノベ原作。作者の宇野朴人は「児童文学じゃないハリー・ポッター」としています。個人的には「魔法科高校の劣等生」テイストもあるような。

キンバリー魔法学校

 キンバリー魔法学校に入学した主人公オリバーは、同じく新入生のナナオ、カティ、シェラ、ガイ、ピートと知り合い、行動を共にするようになります。魔法学校なので当然魔法を学ぶのでしょうが、東方のサムライであるナナオは剣技はともかく魔法は使えそうになく、なんで来たんだとツッコみたくなりますが、それぞれ理由があるようです。

オリバー

 登場人物が基本横文字ばかりな上、序盤からやたらに上級生や先生が多く登場するので覚えきれない感があります。なお、魔法学校といっても魔法一辺倒ではなく、魔法と剣術を組み合わせた魔法剣という技術体系があり、至近距離では魔法より剣の方が早かったりするあたり、「無職転生」の世界にも近い感じもします。

ナナオ

 タイトルの「七つの魔剣」ですが、魔法剣の中でも特に強力な術理が「魔剣」と呼ばれ、現在は六つの魔剣があるそうです。主人公オリバーは当然どれかを習得している気配。サムライガールナナオも当然魔剣に絡んでくるでしょう。七つ目の魔剣を編み出すとか。

貫井柚佳
エリーゼさんその2
エリーゼさん

 なお、ナナオのCV貫井柚佳は久しくモブキャラを演じてきましたが、これから売れていきそうな雰囲気を感じます。「無職転生Ⅱ」でおそらく一話限りのゲストキャラであろう娼婦エリーゼを演じていましたが、色気と優しさがあって凄く良かったので。凜々しいサムライガールより、色っぽいキャラが似合いそうな。

デキる猫序盤感想 

 続いて「デキる猫は今日も憂鬱」。3話まで視聴しました。講談社の「水曜日のシリウス」「月刊シリウス」で連載中の山田ヒツジの漫画が原作。仕事は出来るけど生活能力が壊滅的なOL福澤幸来(さく)と、彼女が拾った野良猫・諭吉の日常が描かれます。

諭吉の進化(笑)

 しかしこの諭吉、拾った頃は普通の子猫でしたが、今や人間大サイズとなり、二足歩行するので遠目には熊のよう。人語はしゃべらないけど理解でき、料理掃除洗濯と家事万端をこなす万能猫でした。卵かけご飯すらまともに作れない幸来を「駄目人間」と呼び、「幸来より収入が高い人が飼い主になるなら幸来を見捨てて高収入側の家に行く」と決めているようですが、なんだかんだと幸来の面倒を見続けています。

諭吉が欲しい

 もうね、こんな猫がいたら嫁さんいらないですね。普通に買い物にも行っているし、周囲に不審者と思われていないのが凄い(思っている人もいるようだけど)。これは「くまクマ熊ベアー」と同じようなものと思われているのか(笑)。

諭吉と一緒

 飼い猫に財布を預けて面倒見て貰って、全く不自然さを感じていない幸来の鈍感力の凄まじさ。「ときメモ」で主人公をやれそう。諭吉が毎日作ってくれるお弁当が毎回立派なので、会社で料理上手と思われつつあることを気にしていますが、あんたにはそれ以前に気にすることが山ほどある。

熊のような諭吉着ぐるみのような諭吉

 諭吉のCVはベテラン声優で重低音ボイスの安元洋貴。でも猫なのでほとんどしゃべらず、リアクションが主。モノローグはもっとあっていいと思うけど。「中の人」も料理が得意だそうなので、役には合っていますが。諭吉のあの巨体を維持するのに猫缶は一日に何個必要なのかとか思いますが、風呂もトイレも人間用を使えそうなので、本物の猫一匹飼うより楽だったりして。ペット禁止のアパート・マンションでも行けそうなので、私も諭吉が欲しい。近所の野良猫を助けたら、諭吉になって来てくれないものか。

レベル1だけど序盤感想

 最後に「レベル1だけどユニークスキルで最強です」。3話まで視聴。今回はなしでいけそうかと思っていましたが、最後に来てしまった「なろう」系。まあ私が好きなだけなんですが。ブラック企業で社畜化していた主人公佐藤亮太が仮眠をしていたら異世界に転移してしまいます。しかも倒されたスライムのドロップアイテムだったという、今までにない斬新な転移方法。

ハンマー持ちエミリー

 この異世界、なんと野菜や肉、果ては空気や水までもがダンジョンでドロップされるという超不思議世界で、亮太は自分をドロップさせたエミリーと一緒にダンジョンライフを送ることになりますが、なんとレベル1でステータスは全てFという最低値。しかも敵を倒してもレベルアップしないという逆チート性能。もはやボトムズと呼びたいですが、唯一倒した敵からのドロップだけがSランクで、通常ドロップがない敵からも有用なアイテムをドロップさせられるという。

もの凄いドロップ

 「ドラクエ」シリーズでも「ちからのたね」とか「すばやさのたね」など、ステータスが上がるドロップアイテムがありますが、あまり出てこない貴重品でした。本作でもレアアイテムだと思いますが、主人公はとにかく敵を倒せば出てくるので、どんどんステータスは上昇していきます。いわゆるレベルアップで、各種ステータスは上昇していきますが、アイテムでステータスを上げられるならレベル1のままでも各種ステータスのカンストさえ可能かも。

優しいエミリー

 亮太が最初に出会った冒険者のエミリーは、ドロップのステータスが低いため稼ぎが少なく、家を持てずにダンジョン内で暮らしていました。見た目そんな路上生活同様の暮らしとは思えないほどちゃんとした身なりでしたが、風呂とかトイレとかどうしていたんだ。でもこのエミリーの優しい性格にほだされ、ブラック企業での社畜生活を思い出して泣いた亮太を慰めるシーンに私も感動した。

同居生活

 もうね、設定とか作画とかツッコミどころ満載なんですが、エミリーが可愛いから見ています。とにかくドロップアイテムの質が良くて高値で売れるため、亮太の稼ぎで一緒に家で暮らせるようになりましたが、もう結婚しちゃえと思います。なぜダンジョンの路上生活で身についたのか不明ですが、家事全般が得意。もしや人間に転生した諭吉なのか。

イヴ登場
エクスカリバー

 イヴという自前のウサ耳を持つバニーガールの冒険者も登場し、亮太が手に入れる特上ニンジン目当てにつきまとってきますが、同時に「低レベル」とディスってチョップしてきます。からかい半分のチョップなのかと思いきや、「エクスカリバー」と呼ばれ、モンスターを一撃で倒したり岩を両断するなど実は高威力。低レベルの亮太になぜこれが全く通じないのかイヴは不思議そうにしていますが、お前本気で打ってたんかい。もしや山羊座の黄金聖闘士…

久住琳

 エミリー役の久住琳はまだ新人声優のようですが、今後伸びそうな予感。「ダーリン・イン・ザ・フランキス」でまだ駆け出しの頃の市ノ瀬加那に注目していたなど、私、結構声優の鑑識眼はあるんじゃないかと密かに思っているんですが…海のリハクレベルで。久住琳や貫井柚佳もブレイクするといいですね。

ゆくゆくはハーレムもの 

 この画像を見るに、イヴの他にも女性きゃがが加わってハーレムパーティーになりそうですね。個人的にはエミリーを大事にして欲しいけど、エミリーに恋愛感情があるのかどうか。優しさと愛は似て非なるもの。

2023年夏季アニメ序盤の感想(その2):ダークギャザリング/SYNDUALITY Noir/Helck/自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う

猛暑到来

 梅雨が明けたら一気に猛暑到来。我が仙台でも連日34℃を連発。今日のウォーキングは猛暑対策万全で出撃しました。半袖半ズボン、冷感タオル、増槽。あ、増槽というのは私が勝手に言っているだけですが、麦茶とかスポーツドリンクなんかを持って出ることです。本日はGREEN DA・KA・RA600ml。途中で自販機で買ってもいいのですが、スーパーで買うと一番安いもので。かつて一番暑さを感じた大阪時代は、増槽を持って出た上で途中で2回も自販機で買いましたからね。ああいう経験があるので暑いと言っても東北ならまだまだ大丈夫。

ダークギャザリング序盤乾燥

 さて夏季アニメ序盤の感想の2回目となります。春季から一転して12本も見ているのでちゃっちゃと進めていかねばなりません。まずは「ダークギャザリング」。3話まで視聴しました。近藤憲一がジャンプスクエアで連載中の漫画が原作のサスペンスホラーです。霊媒体質でかつて霊障を受けたことがトラウマとなって引きこもり状態になった幻燈河螢多朗(もう名前からしてただじゃ済まなそう)は、大学入学を契機に社会復帰を目指しますが、家庭教師を始めたところ、生徒は同じく霊媒体質の寶月夜宵でした、霊媒体質といっても霊を引き寄せる螢多朗とは逆に霊から避けられる夜宵。その理由は…

夜宵
悪霊に連れ去れるママン

 「見える子ちゃん」の四谷みこは霊が見えるだけで戦うとか祓うとかは全然出来ず、見えてないふりをしてやりすごす苦労が描かれていましたが、螢多朗もみこちゃんに近いタイプで、霊を引き寄せるけど対抗手段がありません。一方夜宵は小学生ながら悪霊を捕縛する力(これがダークギャザリング)を持ち、悪霊を集めて手駒にし、さらに悪霊を捕縛するということを繰り返しています。事故死したママンの霊がもの凄い悪霊に連れ去られてしまったので、ママンを取り戻すことが夜宵の目標です。

螢多朗
引きこもりの蛍多朗

 怖いの大嫌いな螢多朗、じゃあ夜宵の家庭教師なんか辞めればいいようなものですが、夜宵は螢多朗の幼なじみの寶月詠子(CVはなざーさん)の従姉妹であり、同居人でもあるのでした。この詠子こそかつて螢多朗の霊障に巻き込まれてしまった被害者なので、螢多朗も強くは出られないという。螢多朗の霊障は右手に現われていますが、詠子の霊障は左手に現われている模様。一見普通の女子大生ですが、たまにガラッと雰囲気が変わることがあるので、あれが霊障のせいなのか。

詠子
怖い詠子

 螢多朗が引き寄せた悪霊を夜宵が捕縛するほか、夜宵は螢多朗の霊障解呪も目指すということで、どうやらギブアンドテイクの関係が成立したということで序盤が終わり、これから本格的に悪霊とのバトルが始まりそうです。今まで悪霊退治というと、いわゆる「孔雀王」とか「寺生れのTさん」的に、法力か何かで「破ぁ!!」と滅殺するのが常套手段でしたが、夜宵は悪霊で悪霊を倒すという、毒をもって毒を制すというか蠱毒的な手法を取っているのが大きな相違点ですね。デーモン族の力でデーモン族と戦うデビルマンみたいだ。

グドラさま
ゴルゴマタギ

 ネットではキングギドラのフィギュアが付喪神化して悪霊やら妖怪やらをバッタバッタとなぎ倒すという「グドラさま」や、守護霊が無茶苦茶強いゴルゴ13似のマタギだという「ゴルゴまたぎ」といった話があって、とっても面白いのですが、死と転生を繰り返す六道輪廻と、悪霊がいつまでもはびこったり先祖が守護霊になるというのは矛盾するように思えるのですが、その辺りは一体どうなっているんでしょうかね。ま、お盆とかお彼岸もそうですが、日本古来の民間伝承と仏教を無理やり共存させようとすると色々無理が出てくるような。ともあれ、かつてオカルト大好き少年だった私は結構面白く見ています。

SYNDUALITY Noir序盤感想 
エンダーズ

 続いて「SYNDUALITY Noir」。3話まで視聴しましたバンダイナムコが展開するメディアミックス作品のアニメ版です。Noirはヒロインであるノワールから来ています。未曾有の大災厄が起きた後の2242年、人類の脅威「エンダーズ」と戦い、エネルギー資源「AO結晶」を採掘する冒険者「ドリフター」が活躍する時代を描いています。

ノワール発見
操縦なら強いノワール
二人で操縦

 ヒロインのノワールはメイガスと呼ばれるAI搭載ヒューマノイドで、“人類の隣人”として開発され、人間と変わらない外見を持っています。ドリフターはメイガスのマスターとなることでクレイドルコフィンと呼ばれるロボットを一緒に操縦し、エンダーズとの戦闘やAO結晶の採掘を行うので、メイガスを持って初めて一人前のドリフターということになりますね。このあたり、「ファイブスター物語」の騎士とファティマに似ています。

バーシャエスト

 ノワールがドリフター見習いだった主人公カナタが発見したメイガスで過去の記憶を失っており、メイガスらしからぬポンコツぶりを随所に見せますが、クレイドルコフィンでの戦闘では高い能力を発揮するので、なにかしら謎を秘めているのでしょう。エストのシーク・モードであるバーシャみたいな…?

百合コンビ
おっさん型メイガス
ウホッコンビ

 設定の作り込みとか専門用語の多さとかありますが、あまり気にせず見られる作品です。メイガスはファティマみたいに美少女が多いですが、男性型というよりおっさん型のメイガスもいるのでヴァリエーションの多彩さはファティマ以上かも。どうせなら美少女型メイガスがいいですが、おっさん型の方が邪な感情なしで仕事に専念できたりして。

Helck序盤感想

 お次はリザーバーから昇格した「Helck」。3話まで視聴しました。七尾ナナキが小学館のウェブコミック配信サイト「裏サンデー」で連載していた漫画が原作です。原作は既に完結しており、2クール放映するそうなのできっとラストまでやってくれることでしょう。

ヴァミリオ

 魔界のある国で勇者によって魔王が倒されたため、新魔王を選出する競技会を開催したところ、敵であるはずの人間の勇者ヘルクが参加。競技会責任者の帝国四天王ヴァミリオは激怒してあれやこれやと妨害するもののヘルクは決勝に進出。別の国の魔王ウルムの城が陥落したとの知らせが入り、ヴァミリオはヘルクを含む決勝に残った選手たちと共にウルム城奪還に向かいます。「人間を滅ぼそう」と笑顔で語るヘルク。果たしてその言葉は本心なのか?

ツッコミまくるヴァミリオ
運営スタッフのアン

 魔界には魔王が複数いるということで「転スラ」みたいな感じがありますが、多分いくつかの魔王国の上に魔帝国みたいなのがあるのでしょう。ヴァミリオはそこの四天王なので並の魔王より強い模様。「運営スタッフのアン」と偽名を使っていますが、その強さから一部にはバレバレ。一児の母となったCV小松未可子のツッコミが冴えまくっています。

決勝進出

 ヘルクのCVは小西克幸。魔族にやたらフレンドリーで戦闘レベルではヴァミリオすら圧倒していますが、調査によると人間の国では「弟殺し」として賞金首になっており、最悪の大犯罪者呼ばわりをされているとか。それが本当なら人間を見限って魔族に付いても不思議はありませんが、真相はいかに。

謎の敵

 この作品では魔界は魔族でも住みづらい場所で、人間界は魔族でも快適らしいので、それなら魔族が人間界に侵攻するのは必然という気もします。しかし人間界に放った間者によると快適な人間界にはなぜか人気がないらしく、何かが起きていることは明白。魔族に加担しようとするヘルクともども、そういった謎を解明していく物語なのでしょうか。

決勝進出者達
ヒュラ

 ヘルク以外の決勝進出者が結構へっぽこ揃いなので、誰が新魔王になっても駄目駄目な気がしますが、「ウマ娘」でグラスワンダーを演じる前田玲奈がCVを務める「不死身のヒュラ」が一番ましかな。得意武器は長刀にして欲しかった(笑)。当然ながらグラスちゃんとは全然違う声色と演技をしており、声優って凄いなと改めて思ったり。またヘルク役の小西克幸は「サマータイムレンダ」のラスボス・シデを演じており、強者感がパナいですね。

自動販売機序盤感想

 最後に「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」。3話まで視聴しました。異世界転生ものもすっかり当たり前になり、蜘蛛だのスライムだの剣だの、人外の存在として転生することも珍しくなくなりましたが、なんと自動販売機に転生という。ええ、もちろんタイトルの長さからしてもバリバリの「なろう」系ですとも。

自販機を助けようとして死亡 
結界を張るハッコン

 自動販売機マニア(いるんだそんな人)が交通事故の際、自動販売機を助けようとしてその下敷きになって死亡。すると異世界で自動販売機になっていたという、どこからツッコんでいいのかわからない設定。また、これまでの人外転生は、剣などの無生物であっても自ら移動したり戦闘したりが可能でしたが、今回は自動販売機なので移動できず、声も録音済みの限られた言葉しか話せないというヘレン・ケラー状態。

メントス販売機
自販機変形

 しかし、そんな過酷な条件で?と思いきや、異世界の硬貨が使用できたり、販売する商品を変えたりすることは自在にでき、しかも販売する商品の内容によっては自動販売機の形態自体が大幅に変化したりします。形態変化によってコンドームすらも販売可能ですが、あの販売機はしゃべらないのでは?

ラッミス
出会い

 怪力ハンター少女ラッミス(CV本土楓)に拾われて移動が可能となり、ある程度のコミュニケーションも出来るようになり、投入された硬貨をポイントに変換して魔力の維持や商品補充、自販機の機能拡張、新しいスキルを習得できるというあたりはやたら大味というかいい加減な設定ですが、「なろう」系だからと言ってしまえばそれまで。「ゆで」だからに並ぶ無敵キーワードですな。

移動方法

 こんな設定でどうやって物語を展開するんだという怖いもの見たさというか野次馬根性で視聴している感がありますが、自動販売機という異形の存在にあんまり驚かない異世界人も結構凄い。いわゆるメントスコーラで敵を撃退するというシーンがありましたが、影も形もなかったものなのに、それをすぐに理解するあたりかなりヤバいぞ異世界人(笑)。

メントスコーラ砲
メントスコーラで魔物退治

 あとメントスコーラで撃退される魔族も相当にヤバい(違う意味で)。さらに入手した硬貨をポイントに変換できるのはEXPみたいなものだからまあいいとして、変換後も硬貨が残っているってのはどうなんでしょうかね。自律移動できないことへの代償みたいなもの?

貯め込んでいた銀貨

2023年夏季アニメ序盤の感想(その1):実は俺、最強でした?/無職転生Ⅱ~異世界行ったら本気だす~/わたしの幸せな結婚/悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。

梅雨明け

 本日東北地方で梅雨明け宣言があり、これで日本中が梅雨明けしたことになりますね。3週間ぶりに傘を差さずにウォーキングしたら、まあ歩きやすいこと。これからは暑さとの闘いとなるわけですが、今日はさほど暑くなくて快適でした。

夢見る男子
めがねを忘れた

 本日は夏季アニメ序盤の感想です。春季はPCの故障やら引っ越しやらで3本の視聴に留まりましたが、今季は結構見てます。春の分を取り戻るとかいうつもりではないのですが…。まずは視聴打ち切り作品から。「夢見る男子は現実主義者」と「好きな子がめがねを忘れた」は1話で視聴を打ち切りました。「夢見る男子」は登場キャラに全く感情移入できなかったため、「めがねを忘れた」は、私もド近眼なのですが、そういう人が眼鏡を忘れるとかありえません。戦士が丸腰で戦場に行くかのような、そんなリアリティのない話はとても見られません。

実は俺、最強でした?

 ということでまずは「実は俺、最強でした?」。3話まで視聴しました。タイトルは短めですが、一目でわかる「なろう」系感。「賢者の孫」主人公の迷言「またオレ何かやっちゃいました?」に似ていますね。例によって引きこもり主人公が異世界転生しますが、死んだわけでもなくスマホで遊んでたらハイテンション女神によっていきなり転生。転生RTA優勝間違いなし。

ハイテンション女神
怪しい水晶表示

 「なろう」系恒例のチートな魔力量を持って王子として生まれたにも関わらず、計測器の表示ミスにより魔力量がめちゃ低いと判断され、捨てられてしまいます。しかしさあ、表示が二桁しかないところに1002を計測させたとして、「02」って表示するのはおかしくないですかねえ。8桁の電卓で1億を表示させようとしても出来ないのは当然ですが、その場合に8桁全て「0」で表示するのかという。せめて「99999999」とか表示するなど努力すると思うんですが。

見えるかこの妖気が

 あと厳密な数値まではわからなくても仕方ないとしても、自分たちも魔力を持っている以上、膨大な魔力があるとかなら、気配ぐらい感じるんじゃないですかねえ。「ドラゴンボール」とか「幽遊白書」とか的に。ということで設定にはかなり無理がありますが、主人公本人も自分の魔力量は少ないと思い込んでいるのでどうしようもありません。

フェンリルを従える

 いきなりかなり強力な魔獣フレイムフェンリル♀を従える主人公。彼女は膨大な魔力を感じ取って主人公を魔王の子と勘違いして臣従するのですが、そういう察知能力こそあって当たり前だという。この異世界の人間はギャルゲーの主人公並に鈍感力の高い連中ばかりなのかも知れません。

新しい家族
養母さん最高

 悪口ばかりになってしまいましたが、なぜ見ているのかと言うと、拾ってくれた親戚の貴族がいろんな意味でいい人ばかりで。まず養父のCVが加藤将之。「オーバーロード」のデミウルゴスではないか。好きなんですよこの人の声質。そして養母のCVが後藤邑子。酒豪だったりバイク乗りだったりとアクティブな人のようですが、声質がとにかく優しくて。特にこの養母役は優しい声で演じてくれているのでたまりません。この人だけ出てきても私は見る(笑)。そして義妹シャルロッテのCVが種﨑敦美。本来はいろいろな役を演じ分ける演技派ですが「SPY×FAMILY」のアーニャが当たったのでロリ役のオーダーが増えているかも。

フレイとシャル

 今後成長するとこれも恒例の魔法学院進学となるのでしょうが、そうすると養父母はもう出てこないのかな。そうなったらもう見ないかも(笑)。

無職転生Ⅱ

 次は「無職転生Ⅱ~異世界行ったら本気だす~」。2話まで視聴…しかし1話の前に0話があったので実質3話。第一期最終回からの続きなのでエリスに去られてどよーんと落ち込んだテンションのままのルディ。かなりうっとうしいですが、我慢して見ていけばきっと…

暗いルディ

 本作も「なろう」系ですが、主人公は強力な魔法使いとは言っても無双できるほどではないことや、魔法<剣の傾向があること(「ファイブスター物語」の騎士とダイバーみたい)、まだ見ぬ強者がゴロゴロしているらしいことが、ストーリーに「なろう」系離れした重厚感を出しています。また、転生者といってもルディの前世はかなりしょうもない(可哀想なところもありますが)のであまり役に立ってないあたりも、現実の続き感があって、リアルといえばリアルですが、異世界に夢とハーレムを求める層にとっては見ていて辛いかも知れません。

白髪シルフィ
花嫁候補?

 とりあえず消息不明だったシルフィエットが生きていて良かった。緑の髪が白髪になっちゃったけど。アリエル王女の側近として男装して名前を変えましたが、いつかルディと出会う日が来るのでしょうか。生きていることは確実な師匠・ロキシーと初めての女・エリスもいずれ登場してくるのでしょうが、ルディはこの3人の中から誰を選ぶのか。一夫一婦制とは限らないかもですが。

サラとルディ

 2期になって登場してきたツンデレ弓使いのサラもいい感じで、実際2期のこの画像を見たら今期のヒロインはサラなのか?と思ってしまいそうです。CV白石晴香で弓使いキャラというとアシㇼパを思い出しますね。ルディが命がけで救出していたのでラブラブになってもおかしくない展開ではあるんですが…この作品は結構エグい展開あるからなあ。

わたしの幸せな結婚

 続いて「わたしの幸せな結婚」。3話まで視聴しました。これも「なろう」系。一見少女小説風な展開をしていますが、そこは「なろう」系なので、端々にファンタジー要素があるようです。

家族とは思えない境遇
ひどいあやねる

 母に死なれ、後妻と異母妹にいじめられた上、父親からも見放されて育った美世は、家を追い出される形で久堂家に婚約者候補として向かわされることに。当主の久堂清霞は冷酷無慈悲な軍人と噂され、婚約者候補とされた女性たちは3日と持たずに逃げ出しています。果たしてその実態は…

上田麗奈のリアル美世

 迫害されっぱなしの主人公美世のCVは上田麗奈。ナイスなキャスティングですね。この人も演技派なのでどんな役でもこなしますが、虐げられるはかない役もいいですね。いじめている義母のCVが植田佳奈で異母妹のCVが佐倉綾音。いかにもいじめまくってきそうなキャスティングだ(笑)。

ライトハロー

 ただ、植田佳奈は「ウマ娘」で、トレセン学園では全然駄目だったけどその後イベントプロデューサーとして第二の人生を頑張るライトハローを好演しているので、幼子をいじめるとかはギャップが大きい気もしますが、どうも美世のパパンと植田佳奈の後妻は相思相愛だったのに、理不尽な形で引き裂かれて美世のママンと結婚させられたという過去があるようなのです。だとすると憎い恋敵の子である美世に辛く当たるのも仕方がないのか。あとパパンが美世に冷たい理由もわからんでもない(冷たくしていいとは言っていない)。

綿飴夫婦

 この世界には妖怪とか鬼といった異形と、それを退治するための異能が存在し、異能の家系は様々な形で血を残しているようです。美世のパパンも異能の家系で、政略結婚させられたのも異能の血脈のためだったようですが、肝心の美世に異能が発現しなかったことが彼女の境遇を悪化させた原因のようです。

美世ちゃんの変化

 久堂家も異能の家系なので、自分が異能を持たないことが知れれば追い出されると美世は考えていますが、タイトルがタイトルだけに、色々あっても最後はハッピーエンドになること疑いなし。なんとなく異能の家系とか政略結婚とか言うと、「魔法科高校の劣等生」を思い出しますね。

ラス為

 最後に「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」(略称「ラス為」)。3話まで視聴しました。これも「なろう」系で今回なんと「なろう」系4連発。主人公は将来女王となる王女ですが、悪役令嬢もののバリエーションと考えていいでしょう。

はめふら

 悪役令嬢ものと言うと、「はめふら」(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…)が思い浮かびますが、本作も構造は「はめふら」にかなり似ています。乙女ゲーム世界であること、幼少期にこのゲームをプレイしていた前世を思い出すこと、将来に悲劇的運命が待っていること、などなど。

外道ラスボス女王

 「はめふら」をスケールアップさせたのが「ラス為」と言えるかも知れません。公爵令嬢→第一王女とか、ゲームの敵役→ゲームのラスボスとか。本来のカタリナはかなりエグい性格の悪役令嬢でしたが、本作のプライドはそれに輪をかけたド外道です。さらにラスボスなので頭脳と戦闘力はチート級だったりします。そこはポンコツだったカタリナとだいぶ違いますね。

可愛いプライド

 それと自分の悲劇を回避することに懸命だったカタリナに対し、プライドは国全体にふりかかる悲劇を回避しなければならないので、使命感がかなり違います。その分無理がある展開も。まず平民のステイルを特殊能力を持っているからと王家の王子にしてしまうあたりかなり無茶。プライドの側仕えで十分なんじゃ。「はめふら」のキースもカタリナの義弟になりますが、ちゃんと理由はあったしそもそも親戚だったので説得力はありましたが、いくらなんでも平民をいきなり王子にするのは無理があるぞ。

涙のプライド

 「はめふら」に似ているけど設定にかなり無理があるという感じの本作ですが、ファイルーズあいがプライドを熱演していること、「はめふら」のカタリナを演じた内田真礼がステイルを演じていること、本来であれば「はめふら」どころではない悲惨な運命が待っているキャラ達が救われていくあたりは見応えがあります。というか、本人がラスボスにはならないと決意しているのであればもうなりようがない気もしますが…そのうちどうしてもラスボスにしてしまうような黒幕が登場するのでしょうか。その名は「ゲームの設定」だったりして。

既に変わった運命

2023年春季アニメの感想:今季はなんと一回で終了

悪役令嬢1

 「AIイラストくん」で「悪役令嬢 冷たい微笑み」というお題で画像を生成して貰いました。その結果がこれ。うーん、確かに悪役令嬢っぽさはありますね。でも微笑んでいないぞ。それから手に持ったローソクは何だ。令嬢なんだからせめて燭台とか持って欲しいところです。

悪役令嬢2

 でもまあ良い感じの画像だったので同じお題で再び画像生成を依頼したところ、出来たのがこれです。今度は金髪碧眼できたか。でもやっぱり笑っていない。それから手に持った不思議なアイテムは何なんだ(笑)。どうもこのAI、細部にまだ改良の余地があるようですね。なお三度同じお題で画像生成を依頼したところ、なぜか“入力いただいた文書では画像を生成することが出来ませんでした”と拒否られてしまいました。苦手だったのかな?

くまクマ熊ベアーぱーんち

 本日は春季アニメの感想です。といっても3作しか見ていませんが。PCが壊れて一月PCなしの生活を続けたら、アニメを見る習慣がなくなってしまったかのような。来季12本もチョイスしたけど本当に視聴するのか自分でも疑問だったりします。ともあれまずは「くまクマ熊ベアー ぱーんち!」。一期は2020年秋季アニメでした。

くまクマ熊ベアーぱーんち2

 原作は「なろう」系で、チート能力を貰った主人公が異世界で無双という「なろう」系によくある展開ですが、主人公が女の子であること、現世では引きこもり生活を送っていたけど“ヒキニート”ではなく悠々自適で暮らせるだけの財産を独力で築いていたので、異世界で人生をやる直す的な意思はなく、承認欲求を満たすような行動はしないあたりがちょっと違いますね。

ロリっ子たちと一緒

 基本最初に出会ったフィナをはじめとしたロリっ子たちと楽しく戯れ、その障害となるものをチート能力で撃破していくという展開ですが、チート能力の元となっているクマの着ぐるみ(くまセット)はロリっ子達に大人気な反面、大人や野郎共にはクマのコスプレをした変人(まあそのとおりなんですが)としか見なされないという。

馬鹿貴族親子

 主人公ユナとロリッ子達のキャッキャウフフなプチ百合展開が続くならそれはそれで良かったのですが、終盤にラスボスのような感じで登場してきたクソ貴族があまりにアレで「こんなくだらない作品を見ていていいのだろうか」という気分にされられてしまいました。

みんなクマになっていく

 何が悪いって、ユナ以外の大人達がクソ馬鹿貴族の横暴に手をこまねいているだけというのがね。主人公以外みんな馬鹿というのは「なろう」系で主人公がオレツエーとイキるための常套手段なんですが、ユナはイキり系主人公じゃないのに結局こういう展開になるんかいと。本作ではちゃんとした大人を描いて欲しかったんですが…無理でしたか。

ミスリルナイフ料手持ち

 ユナには“貴族・領主は平民を苦しめる悪人”といったテンプレ的偏見があって、異世界で暮らして様々な人と出会う中でユナ自身も精神的に次第に成長していくという展開なら良かったんですが。いや、成長をある程度は描こうとしていた雰囲気もあったのですが、だったら土壇場で絵に描いたようなクソ貴族を登場させてはいかんだろうと。せめてやり方が狡猾で、チート能力で正面からぶちのめすだけでは問題は全く解決できないといった形なら良かったんですが、「なろう」系に期待しすぎたということなのでしょうか。

僕の心のヤバイやつ

 次は「僕の心のヤバイやつ」。中二病にして陰キャの主人公と雑誌モデルをしている美少女のラブコメです。原作は秋田書店のウェブコミック配信サイト「マンガクロス」で連載中の桜井のりおの漫画です。

中二秒市川
山田コロース

 中二病から日々殺人妄想を繰り広げていた市川京太郎は、自分と対照的な陽キャの美少女・山田杏奈を殺したいと日々思っていましたが…彼の殺意は絶対届かないものへの好意の裏返しのようなものでした。しかし、もしも届いたとしたら…という展開なので、ヤバそうなのは冒頭だけでした。

こいつが好きだ

 市川の中二病ぶりは、まあ実際中二だし陰キャなのでまあこんなものかと思いますが、ヒロイン山田杏奈が面白い子なのが良かったですね。小学校高学年からこの頃の年齢だと一般的に女の子の方が精神年齢が高かったりするように思いますが、杏奈は違った(笑)。

図書室でおにぎりを食べる女
たくさん食べる君が好き

 背も高いし美形なので、黙っていれば近寄りがたい美少女なんですが、メンタル的には同年齢の男子に近いような。持ち込み禁止のお菓子類を常に持ち込んでがっついてるし。関わると手間がかかる子ですが、多分そんなところも楽しくて友人達は構っているんだと思われます。

山田杏奈

 市川もひょんな事から関わりが出来て杏奈を構うことになりましたが、それで次第にモノクロだった学校生活がカラフルになって楽しくなっていくという展開が良かったですね。市川は最初から杏奈に恋心を持っていたのに対し、杏奈はそれよりだいぶ遅れて市川に好意を持っていきますが、遅れた分ダッシュ力が強くて。中学生らしいもどかしさがいいですね。

二人で合掌

 杏奈はなにしろルックスが良いので同級生男子や上級生男子からも言い寄られますが、メンタルが子供なので如才なく躱すという術を知らず、友人女子達や市川に助けてもらっています。放っておけないという気持ちにさせるというのも人徳の一つなんでしょうかね。

羊宮妃那

 山田杏奈のCVは羊宮妃那。ちょっと中二病入った芸名のような気がします(本名だったらごめんなさい)。昨年辺りからブレイクしつつある声優さんのようで、これからさらに売れていくのかも知れません。

山田ママン

 なお杏奈のママンのCVは皆口裕子。なぜもっと出さない!三者面談が行われた回にしか登場せず、しかも皆口さんらしからぬキツめの口調だったので「え?」と思いましたが、杏奈曰く家では全然違う感じらしいので、二期を制作するならぜひ市川が山田家を訪問して杏奈ママンとも絡んで欲しい。皆口キャラはやはり包容力のある感じでないと。

久保さん2

 最後は「久保さんは僕を許さない」。こちらは「ヤングジャンプ」に連載された雪森寧々の漫画が原作のラブコメです。「僕の心のヤバイやつ」が中学生のラブコメなのに対し、本作は高校生のラブコメです。

久保さんは僕を許さない

 ちょっと異常なほど存在感のないモブキャラの白石純太。これまでずっと周囲の人から認識されないという人生を送ってきて、それに慣れっこになっていましたが、なぜか常に認識してくる異例の存在が久保渚咲。白石のあまりの影の薄さに興味を持った久保さんが、白石と積極的に関わることで無意識に恋心を抱くようになっていきます。

隣の久保さん 

 久保さんがなぜ白石を認識できるのかは謎ですが、お姉さんや従姉妹も白石を認識できるようなので、久保家特有の何かがあるのか。白石ママン(CV能登麻美子)ですら白石を認識できなかったりしているのに、なぜなんだ(笑)。

白石家
プロスペラ

 あ、能登さんのお母さん役といっても「水星の魔女」とは違ってごく普通の人なので、「逃げたら一つ、進めば二つ」とかは言いません。仮面も被らないし。余談ですが、ガンダム世界ではいつの間にか仮面キャラが一人はいないといかんということになっているのでしょうかね。

無茶可愛い久保さん 

 本作は実は2023年冬季アニメでしたが、新型コロナ禍の影響により途中で放送延期となり、春季に改めて放送し直しています。なので私のPC故障の影響を全く受けなかったという希有な作品でもありますね。

恋する乙女と化した久保さん

 本作はとにかく久保さんのキャラが素敵です。「お隣の天使様」椎名真昼とどっちがいいか悩みます。久保さんには料理がとんでもなく苦手という致命的な欠点(笑)がありますが、白石への好意を恋心だと気づかない奥手なところとか、「からかい上手の高木さん」ばりに白石にちょっかいをかけるけど、からかって遊んでいるという感じではないあたりに好感が持てます。

ナンパされる久保さん

 白石はこれほどの美少女がちょっかいをかけてきているというのに、ギャルゲーによく登場する鈍感系主人公的な反応をしていますが、影が薄すぎて周囲から認識されないできたというこれまでの半生の影響だと考えればあまり無理なく理解できるので、これはいい手だなと思いました。

久保さんとざーさん

 久保さんのCVはざーさん。もうベテランの域の声優なのでどんなキャラでも思いのままなのかも知れませんが、久保さんを演じる時はとびっきりの優しい声で演じているので、この声を聞くためだけでも本作を見たいですね。

久保姉妹

 久保さんには年の離れたお姉さんとちょっと年下の従姉妹がいて、どちらからも溺愛されています。これまで恋愛経験がなかったというのがウソのような美少女ですが、こういう人たちに愛され、女友達と仲良くやってきていたら、男なんかいらなかったのかも知れません。

友達と一緒

 ということで今季は中学生と高校生のラブコメを楽しんだということになりましょうか。山田杏奈と久保渚咲は「好きなアニメキャラ」で取り上げる予定です。

視聴予定の2023年夏季アニメ:いっぱい選びましたがモチベーションが保つかどうか

白くまくん

 昨日は結局ギリ真夏日にならなかったみたいですが、今日はいっちゃいましたね。これまで西国の暑い夏に痛めつけられてきたため、エアコンは4月の時点で新型を設置したのですが、ついに起動。なにしろ新型なので頑張って貰いたいですね。

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 昨日「AIイラストくん」で異形の怪物チアリーダーを生み出してしまったので、反省してイラストモードで「チアリーダー ハイキック」で3枚生成してみました。その結果がこれなんですが…全くおんなじテーマでも全然違うイラストが生成されるんですね。それにしてもツッコみたくなるのは、ハイキックと言っているのに誰もハイキックしていないこと。どういうことだオイ。そして三枚目の子!右側のポンポンは誰も持っていないのに宙に浮いているし、なにより左膝が!またも怪物を生み出してしまったのか…

夏アニメ一覧

 …気を取り直して7月から始まる夏季アニメから視聴すべきものを見繕っていきたいと思います。春季はPCが壊れて視聴できなかったということもあって、4本しか見ていないという惨憺たるありさま。しかも「勇者が死んだ!」は途中で見るのが嫌になってしまって8話切りという妙なこともしてしまったし。来季はちゃんと見られるといいのですが、もしかするとモチベーションがもう戻らないのではないかという気も。
 
実は俺、最強でした?2

 では例によって50音順で。まずは「実は俺、最強でした?」。澄守彩が「小説家になろう」で連載している小説が原作で、タイトルは短いですがバリバリの「なろう」系です。なんか「賢者の孫」の「またオレ何かやっちゃいました?」を彷彿とさせるんですが、なぜかチョイスしてしまいました。

実は俺、最強でした?

 「チート能力を授けて、異世界に転生させます! 第⼆の人生を謳歌してね!?」突如女神にこう告げられ、所謂引きニートだった俺は、異世界の王子の赤ちゃんとして目覚めたのだった。魔力が絶対的なこの世界、圧倒的な魔力と王族の地位を得た俺なら「悠々自適の引きこもりライフが満喫できるじゃないか!」と思った瞬間。あっさりと、遠くの森に捨てられた…。いきなりの大ピンチを迎えた、俺の目の前に現れたのは、とある勘違いから俺の従者になるフレイムフェンリルの「フレイ」と、辺境伯の「ゴルド・ゼンフィス」だった。それから9年、拾われたゼンフィス家で何不自由なく育った俺は、可愛い妹「シャル」をはじめ、前世では考えもしなかった家族というものに囲まれて、再び引き籠もりライフのための計画を図るのだが…。最強!?の俺に、平穏な生活は果たしていつ訪れるのでしょうか?…という作品だそうです。

自動販売機に生まれ変わった1 

 「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」。昼熊が「小説家になろう」に連載していた小説が原作でこれも「なろう」系。ショタになったり女体化したりスライムになったり剣になったりと何でもありな異世界転生ですが、とうとう自動販売機か。行くとこまで行った感を感じますね。

自動販売機2

 交通事故に巻き込まれた俺が転生したのは……なんと「自動販売機」だった!?白い四角形の体に、出てくるのは機械音声のみ。自力では動けず、会話もまともにできない危機的状況の中、元・自販機マニアとしてのアツいサービス精神に火がつく!コーラ、おでん、カップ麺……異世界住人の胃袋を掴むうちに、豊富な知識と奇抜なアイデアで、冒険にも参加することに!?前代未聞!無機質な主人公が贈る、あったか~い自販機アニメが爆誕!…とのことです。素朴な疑問なんですが、電力はどうなってるんでしょうかね?

SYNDUALITY Noir1

 「SYNDUALITY Noir」。「SYNDUALITY(シンデュアリティ)」は、バンダイナムコグループによるメディアミックス作品で、本作はそのアニメ版。本年中によりPlayStation 5・Xbox Series X/S・PC用ゲームがリリース予定だそうです。原案は小説家の鴨志田一。

SYNDUALITY Noir2

 浴びれば死に至る猛毒の雨≪ブルーシスト≫。人類は100年以上の時を経て、克服へと近づいていた。荒廃した世界に点在する集落≪ネスト≫で力強く生きる者たちのそばには、人類双対思考型AI搭載ヒューマノイド≪メイガス≫の姿があった。そして、ある日。記憶を失ったまま眠りについたメイガスが、目覚めの時を迎えた――という作品だそうです。

好きめが1

 「好きな子がめがめを忘れた」。藤近小梅が「月刊ガンガン」で連載中の漫画が原作です。略称「好きめが」。今季の「僕の心のヤバイやつ」のように中学生のラブコメのようです。

好きめが2 

 ちょっぴり奥手な中学生男子の小村くんは、めがねをかけた隣の席の女の子、三重さんのことが好きである。「その分厚いレンズ越しでいい。三重さんのきれいな目に見つめられてみたい。」不思議な魅力を持つ三重さんに惹かれつつも、話しかけることさえできないまま日々を過ごしていた。そんな三重さんはいつもめがねを忘れてしまうド天然女子。クラス替えから3日。隣の席になった小村くんは、困っている三重さんをサポートしようと奮闘するが、そんな想いとは裏腹に一生懸命何かを見ようとする三重さんとの距離が近すぎてドキドキが止まらず…!?近すぎるのに最高にピュアな二人の関係にドキドキニヤニヤ悶絶必死!2023年夏、めがねを忘れた女の子と「ゼロ距離」から始まるムズキュン純真ラブコメディが始まる!…という作品だそうです。

スプリガン1

 「スプリガン」。たかしげ宙(原作)、皆川亮二(作画)で1989年から1996年まで「少年サンデー」に連載された漫画が原作です。また古いものを(笑)。全6話でNetflixでは今月から配信されるそうな。

スプリガン2

 かつてこの地球には、優れた文明が存在した。現代では到底及びもつかない知識や科学力を持っていたという超古代人の遺産が、今もなお世界の各所で人知れず眠っているという。高速の通信網が世界中を覆い尽くし、衛星のレンズが全ての秘密を暴き立てようとしている今、不可思議な“力”を持つその遺産の発掘・研究に大国の軍部が介入し、その争奪戦を開始した。そんな中、超古代文明の何者かがプレートに綴った『我々の遺産を悪しき者より守れ 』というメッセージを誠実に受け止め、超古代文明を封印する事を目的に活動する組織があった。その組織の特殊工作員を……スプリガンと呼ぶ。90年代に一斉を風靡した伝説的コミックを、2D作画と3DCGを駆使して鮮烈に映像化!30年の時を超えて新生する、過激なアクションと古代ロマンに満ち溢れた王道冒険活劇を体感せよ!!…とのことです。

ダークギャザリング1

 「ダークギャザリング」。近藤憲一が「ジャンプスクエア」で連載する漫画が原作です。夏なのでサスペンスホラーもいいかな、なんて。ヒロインが“カレンチャン”篠原侑というところに期待。ざーさんもいるし。

ダークギャザリング2 

 霊媒体質の幻燈河螢多朗は、かつて霊障を受け、友人を巻き込んで以来引きこもりに。社会復帰すべく家庭教師を始めたところに、不思議な瞳を持つ少女・寶月夜宵と出会う。母親を悪霊に連れ去られた夜宵は、手がかりを求め心霊スポットを巡っていた。強い霊媒体質の夜宵だが霊に避けられており、そのため螢多朗の引き寄せ体質を必要としていた。一方、螢多朗は自分と大切な人の呪いを解くため、霊媒体質に対処できる力をつけることを決意し、二人は協力関係を結ぶことに。最高にクレイジーな新感覚オカルトホラーがここに開幕!…とのことです。

デキる猫1

 「デキる猫は今日も憂鬱」。山田ヒツジが講談社の「水曜日のシリウス」で連載中の四コマ漫画が原作です。いいなあ、デキる猫。嫁より欲しいかも。

デキる猫2
 
 「吾輩は猫である。しかしただの猫ではない。 空前絶後の『デキる猫』である」 仕事はできるが生活能力が壊滅的な会社員・福澤幸来は、ある日凍死寸前の仔猫を拾う。諭吉と名付けたその猫はいつの間にか猫にあるまじき大きさに成長し、ダメなご主人様に代わって料理、洗濯、掃除、買い出し、ご近所付き合い……あらゆることを完璧にこなす“デキる猫”になっていた。「うちの猫ちょっと普通じゃないかも……!?」 そう思いつつ、諭吉のおいしい料理に胃袋を掴まれ、生活の全てを支えられている幸来はもう諭吉なしの生活なんて考えられない!夢のパーフェクトにゃんことハイパーずぼら会社員のまったりのんびり同居ライフ…という作品だそうです。

七つの魔剣1

 「七つの魔剣が支配する」。宇野朴人のライトノベルが原作です。「なろう」系に押されっぱなしかと思われたラノベですが、生きてたのね。作者は「児童文学じゃないハリー・ポッター」としているそうです。

七つの魔剣2

 舞台は名門・キンバリー魔法学校。ここでは卒業までに2割の生徒が、魔道の探究により再起不能や行方知れず、または発狂した末に死に至る。いわゆる、“魔に呑まれる” という——。その入学式、覚悟と共に学園の門をくぐる1人の少年・オリバー=ホーン。穏やかで理性的だが、その胸の奥底に秘めたる意志を感じさせる。そんな彼を中心に、様々な出身、背景を持つ少年・少女たちがこの学校に集い、魔法使いとなるべく切磋琢磨していくが、魔境と呼ばれるキンバリーの脅威が彼らに牙をむく。 仲間と出会い、様々な困難に立ち向かうオリバーを待ち受ける運命とは——という作品だそうです。

悲劇の元凶1

 「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」。タイトルでおわかりのとおり天壱が「小説家になろう」に連載中の小説が原作の「なろう」系です。悪役令嬢もののバリエーションでしょうかね。

悲劇の元凶2

 「もし…私が最低な女王になったら、私を殺してね」 8歳の王女プライド・ロイヤル・アイビー。そんな彼女は気付く。前世は日本の一般的な家庭に生まれた、どこにでもいる普通の少女。そして今は乙女ゲームの極悪非道ラスボス女王なのだと…。転生していたのは、乙女ゲーム「君と一筋の光を」の世界。ゲームのストーリーで、プライドは国と民を苦しめる最悪の女王となる。そんなラスボスだと気付いた彼女は、ゲームをやりこんだ記憶を頼りに、自分にしかできない“悲劇の回避”を目指す。これから起こる悲劇を回避し、登場人物みんなが幸せになれる世界を目指すため、国のために、民のために全力を尽くしていく、ハイスペック悪役王女のラスボス回避ファンタジー…だそうです。

無職転生1

 「無職転生Ⅱ~異世界行ったら本気だす~」。やっと来た今季の本命作品。1期は2021年に分割2クール(冬季、秋季)で放映されました。2期も分割2クールになるのでしょうか?

無職転生Ⅱ2

 2012年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始されて以来絶大な人気を誇る“なろう系ラノベのパイオニア”『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』。理不尽な孫の手の著による本作は、多くの作品が生み出されている「異世界転生系ラノベ」「なろう系小説」のまさに先駆者的作品であり、幅広いファンを獲得している当ジャンルの代表作。働きもせず他人と関わりもせず、ただ部屋に引きこもってゲームやネットに明け暮れるだけの34歳のニート男が、ある日交通事故に遭い死亡…したと思った次の瞬間、剣と魔法の異世界に生まれたばかりの赤ん坊として転生!少年ルーデウスとして生まれ変わった男が、前世の記憶と後悔を糧に、出会いや試練に直面しながら「今度こそ本気で生きていく」姿と壮大な冒険が描かれる大河ファンタジー…って、節子これあらすじとちがう、解説や!

レベル1その1

 「レベル1だけどユニークスキルで最強です」。三木なずなが「小説家になろう」に連載していた小説が原作です。作者は台湾生まれ、台湾育ちで母国語は中国語なのに日本語で作家活動を行っているという変わり種で、ペンネームも水樹奈々のアナグラムだそうです。

レベル1その2 

 ブラック企業に勤めるサラリーマン・佐藤亮太は、ある日ふと気がつくと、見知らぬダンジョンの中にいた……!そこは、あらゆるものがモンスターからドロップされる不思議な世界だった。偶然出会った少女・エミリーの助けで自身のステータスを確認するも、体力や魔力などのステータスはすべて【F】(最弱)!さらにレベルは固定で【1】(最低)! 絶望の淵に立たされた亮太だったが、最強のユニークスキル【ドロップスキル・オールS】の持ち主であることが判明!! はたして亮太は、この不思議な世界で生き延びられるのか!?最弱で最強の冒険が、今始まる──!…とのことです。

わたしの幸せな結婚1

 「わたしの幸せな結婚」。顎木あくみが「小説家になろう」に連載した小説が原作で、これも「なろう」系。ちょっとそんな感じに見えませんが。漫画版が連載中なほか、アニメの他に実写映画も制作されています。ヒロインを上田麗奈が演じると言うことで、演技ぶりに期待大ですね。

わたしの幸せな結婚2

 この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運か――名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と義母妹に虐げられて育った。嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞(きよか)。数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。斬り捨てられることを覚悟して久堂家の門を叩いた美世の前に現れたのは、色素の薄い美貌の男。初対面で辛く当たられた美世だけれど、実家に帰ることもできず日々料理を作るうちに、少しずつ清霞と心を通わせていく――。これは、少女が愛されて幸せになるまでの物語…とのことです。

アンデッドガール・マーダーファルス

 以上で12本。ちょっと多いような。駄目なヤツは1話からバッサリ切っていくことにしましょう。それでは例によって豪華なリザーバーを4本選定しておきましょう。まずは「怪物専門の探偵」を名乗る3人組の東洋人集団が欧州各国で発生する怪物がらみの事件を解決していくという青崎有吾のミステリーが原作の「アンデッドガール・マーダーファルス」。

Helck.jpg

 勇者によって魔王が倒され、新魔王選定のための競技会開催となったところ、当の勇者が参加することになるという七尾ナナキが小学館の「マンガワン」で連載する漫画が原作の「Helck」。「人間滅ぼそう」と笑顔のヘルクが怖い。

夢見る男子は現実主義者

 おけまるが「小説家になろう」に連載した小説が原作の、同じクラスの美少女に恋い焦がれる中、突然夢が醒めるた少年と、豹変した態度に呆然とする美少女のすれ違いラブコメ「夢見る男子は現実主義者」。

LV1魔王

 toufuが芳文社の「COMIC FUZ」に連載中の漫画が原作の、「レベル1だけどユニークスキルで最強です」とタイトルがかぶってしまったのでリザーバーになってしまった「Lv1魔王とワンルーム勇者」。こんなところでしょうかね。

デスマーチからはじまる異世界狂想曲:5年ぶりに見直しました

仙台青葉まつり

 昨日今日と仙台では青葉まつりが開催中。うっかり忘れて街中に出たら人の波に驚きました。

山鉾巡行
 
 伊達政宗没後350年を迎えた昭和60(1985)年から、杜の都・仙台の初夏を彩っており、仙台三大祭りの一つとして内外の多くの方々に愛されているそうです。ちなみに東北三大祭りと言えば仙台の七夕祭り、青森のねぶた祭り、秋田の竿燈祭りですが、仙台三大祭りは青葉まつりと七夕祭り、そして年末の「SENDAI光のページェント」なんだとか。

デスマ

 さて本日はYouTubeで期間限定で無料一気見ができた「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」の感想をば。原作は愛七ひろが「小説家になろう」で連載した小説で、2018年の冬季アニメとして放映されました。

 わずか5年前のことですが、当時は「なろう」系アニメが放映され始めた頃でした。今でこそ好き嫌いはともかく「なろう」系ということで市民権を得た感がありますが、それまでは小説原作の作品はラノベが主流だったところ、これらとは全く違う傾向の作品群が登場したということで、世間の評価は様々でした。

スマホ太郎

 「なろう」系アニメの嚆矢は2017年の夏季アニメとして放映された「異世界はスマートフォンとともに。」と言われています。この作品が、「なろう」系としてもかなりアレだったせいで(笑)、「スマホ太郎」と呼ばれることに。

黙れドン

 「太郎」というのは蔑称に付けられることが多く、「なろう」系「物理さんで無双してたらモテモテになりました」のコミカライズでは、主人公天草ラクトのこのシーンが受けて「黙れドン太郎」と呼ばれ…

牛乳のひみつ

 動物愛護団体「アニマルライツセンター」が掲載した漫画「牛乳のひみつ」に登場したこのキャラが「邪魔だゴッ太郎」と呼ばれたりしました。動物愛護の思想をわかりやすく広めるための漫画と思われますが、ツッコミどころの多い描写が多く、乳牛は酪農業者にとって収入を得るための大切な商品なので、こんなことするなんて普通ありえないと指摘されました。

賢者の孫

 まあアニマルライツ関連にはこれ以上触れませんが、その次に放映された本作は「デスマ次郎」と呼ばれたりすることに。さらに“兄弟”がいて、「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」は「魔王三郎」と呼ばれたり、ましたが、「盾の勇者の成り上がり」が「盾三郎」と呼ばれたり。さらには「賢者の孫」が「孫四郎」と呼ばれたり。

孫四郎

 しかし今から見ると「また、おれなんかやっちゃいましたか?」で有名な「賢者の孫」はともかく、三郎候補はどちらも評価が高かった(2期のことはこの際おいておきます)ので同列に扱うのもどうかと。「なろう」系といっても玉石混交、ひとくくりには出来ません。

イキリ骨太郎
イキリ鯖太郎

 このほか「オーバーロード」が「イキリ骨太郎」と呼ばれたり、スマホゲーム「fate/Grand Order」のアニメ化作品(「絶対魔獣戦線バビロニア」)で主人公が「イキリ鯖太郎」と呼ばれたり。しかし両方とも面白かったので、蔑称としてはちょっとなあと思います。まあfateは女性サーヴァントが多く登場するので、彼女たちに戦わせておいて後ろで指示だけしている男主人公というのはちょっとな…となるのはわからないでもないですが、戦闘力が隔絶していますからねえ。「ウマ娘プリティーダービー」で美少女揃いのウマ娘に厳しトレーニングを課すトレーナーは、同じ理屈で「イキリ馬太郎」とか呼ばれてしまうかも。

まるで将棋だな

 とりあえず「スマホ太郎」については、「まるで将棋だな」という大迷言など、そう呼ばれても仕方がない出来だったのは間違いないようです。しかし、近い時期に放映されただけで「デスマ次郎」と呼ばれた本作はとばっちりを受けただけという気がします。というのも、本作の出来は悪くないのです。

現世での鈴木

 オンラインゲームの下請け会社に勤めるアラサープログラマー鈴木一郎は、3日帰宅できないほどの激務の中にいました。これがデスマーチの由縁ですが、そんな中でも過度に感情的にならず、迷子の女の子を気に掛けたりと、常識的な行動を取っていました。

仮眠する鈴木

 ようやく一段落つけて仮眠をとる鈴木君。無論これで全てが終わったわけではないのですが、寝ないと人間死にますからね。

サトゥー
カンストするサトゥー

 しかし、目覚めたらなぜか異世界。開発に携わっていたゲームによく似たUIと中途半端に若返った姿と開発時に使っていた名前(サトゥー)に戸惑う中、突如襲い来るリザードマンの群れ。絶体絶命の中、初心者救済システムとして実装していた大規模魔法「流星雨」を3発同時に発動させると、リザードマンの群ればかりか、一帯(竜の谷)を制圧してしまい、カンストしたレベルと能力値、そして莫大な財産や財宝を得ることに。

流星雨

 この竜の谷、実は竜神が支配していた領域で、大量の竜が生息していましたが、流星雨で竜神すべての竜が死滅してしまい、支配権をサトゥーが引き継ぐことに。こうして圧倒的チート能力を持ちながら、目立ちたくないという理由で旅の商人を装ったサトゥーは、折角の機会だからと異世界観光と元の世界へ戻る方法探しを同時に行うことにします。

獣人トリオ

 旅の途中で仲間に加えたのは、奴隷とされていたポチ・タマ・リザの亜人トリオ。ポチは犬耳族、タマは猫耳族、リザは橙鱗族の獣人で、サトゥーは自分の奴隷にすることにはためらいがあったものの、この世界の常識と彼女らの懇願を踏まえて「ご主人様」となります。およそ奴隷扱いすることはなく、優しく丁寧に接するのでさらに懐かれることに。

アリサ

 さらに奴隷商人から購入することになった元王女アリサ。実は前世は日本人だった転生者で、前世の記憶をもとに改革を行っていたところ、隣国の陰謀で奴隷に落とされました。彼女によれば、前世で死んでこちらで生まれ変わった転生者と、前世の姿そのままで召喚される召喚者がいるそうですが、サトゥーは死んだわけではなく、また中途半端に若返って前世の姿そのままでもないという例外的な存在となっています。

ルル

 アリサの異母姉妹のルル。アリサと共に奴隷とされていました。どうみても美少女なのですが、その外見はこの世界の人間の美意識では嫌悪対象となるほどの不美人とされ、本人も強いコンプレックスを持っています。

オーク顔のおじさん

 「異世界おじさん」でおじさんがオーク扱いされていたのを思い出しますね。しかしおじさんが転移した異世界は美形ばかりの世界だったので、やむを得ない部分もありましたが…

アリサとルル

 どうみてもルルは美少女でしょう。アリサはOKでルルはNGとか、この世界の美意識は訳がわかりませんね。黒髪や黒い瞳が忌避されるといった程度ならともかく。なおアリサの“中身”はショタ好きなど結構年食ってそうですが、体は11歳。こういう場合合法ロリといえるのかどうか。ルルは14歳で、コンプレックスから男性恐怖症に陥っていましたが、自分の容姿を嫌わないサトゥーに好意を寄せるようになっていきます。

ミーア

 さらに途中で保護したエルフのミサナリーア(通称ミーア)。ロリっ娘ですが年齢は130歳。これこそ真正合法ロリと言いたいところですが、エルフの成人が何歳なのか不明なので、合法かどうかは不明です。

ナナ

 ミーアをベースに作られたホムンクルスのナナ。七体いるホムンクルスの一体で、ホムンクルスというよりアンドロイド風です。外見は17歳程度の巨乳美女ですが、実年齢は生後半年ほど。こういうのはなんと呼ぶのか…

ハーレムパーティー

 以上7人のパーティーに加えて完全にハーレムパーティーの主となるサトゥー。さすが「なろう系」だぜと言いたい布陣ですが、サトゥーには全くハーレムを楽しむ気はありません。 

一番最初に助けた娘
ゼナ

 あと、パーティーには加わっていませんが、異世界で初めて助けて言葉を交わしたゼナがガールフレンドみたいになっています。亜人に差別意識がないなど心優しく、サトゥーにも恋心を持っている様子です。ハーレムには手を付けていないのだし、じゃあゼナがメインヒロインにしていいようにも思いますが、サトゥーの方はそこまでは思っていないような。

お姉ちゃんのいる店

 サトゥーは前世でも「お姉ちゃんのいる店」(キャバクラ系なのか風俗店なのかは不明)が好きだったようで、巨乳で年上の女性が好みのタイプの模様。異世界でも娼館に通っているようで、若返ってショタ風になっているのでモテているようです。ということは、これまで登場したヒロイン候補はことごとく10代なので眼中にないのかも。

モテるサトゥー

 酒場でチップをはずんだり他の客におごったりしてお姉さんの好意を一身に受けるサトゥー。

モテるサトゥーその2

 そして連れ込み宿を兼ねていたのでそのままお姉さんとおよろしいことに。サトゥーは以前はアラサーだったけど、今では16歳くらいなので、このお姉さんは十分年上かつ巨乳なので、ドストライクゾーンだと思います。

お怒りアリサ

 アリサは精神年齢が高いので、なにかとアプローチしてきますが、“被保護者に手を出すのは倫理的にまずいだろ…”で全く手を出しません。BBAだから手を出されないという話はよくありますが、せっかく美少女に転生したのに手を出されないのはくやしいのww。まあ4,5年経てばきっと…

 今回見直して改めて思ったのは…

モテモテご主人様

① 主人公(サトゥー)が優しい。パーティーメンバーはもとより、街の人たちにも当たりがソフトで、イキる様子が全くなく、好感度が高い。旅の商人を自称している手前ということもあるかも知れませんが、鈴木一郎時代から穏やかな性格だったので、生来のもののようです。主人公の好感度が高いのはいいですね。

異世界の料理
異世界料理その2

② 異世界は食事がまずい、というのが「なろう」系のお約束みたいになっていて、現世の料理や調味料で異世界人がメロメロになるというのが一つのお約束パターンになっていますが、本作で描かれる異世界にはちゃんとした料理があり、サトゥーも旨い旨いと絶賛しています。野営の場合はともかくとして、ちゃんとした街のちゃんとした店で提供される料理であれば、本作の方がリアリティがありますね。

ゼン対サトゥー
聖剣が使えない
神剣に切り替える

③ 強敵には結構苦戦する。「竜の谷」の全アイテムを継承しているので、魔剣聖剣神剣などよりどりみどりですが、例えば聖剣は「勇者」の称号がないと真の力を発揮できず、称号のないサトゥーは持っただけでペナルティーを受けるといった描写があるなど、スペックは最強でも知らない事は多く、色々到らない部分があるので、強い敵を相手にすると無双という訳にはいきません。「流星雨」を使えばあらゆる敵をワンパンできると思いますが、威力が高すぎて周辺の被害が甚大となるため、滅多なことでは使えません。まあエピソード内では“聖剣が使えないなら神剣を使えばいいじゃない”というマリーアントワネット理論(?)で勝利しているので、チートといえばチートかな(笑)。

スマホ太郎2期

 ということで、「スマホ太郎」がまさかの2期製作となり、現在放映中なので、「デスマ次郎」もぜひ2期を作って欲しいですね。1期は全12話でしたが、11~12のエピソードがあまり派手なものではなく、いかにも来週も続きそうな感じで終了しているので、その続きから作って全然問題ないと思います。

スキノスキル 

 あとEDのケルト音楽風の「スキノスキル」がとても良いです。歌っている声優ユニット「Wake Up, Girls!」は2019年に解散してしまいましたが、ユニット最後のシングルだったんですね。

2023年春季アニメ序盤の感想:今季はちょっとしか視聴していません

俳聖松尾芭蕉

 昨日書き忘れていましたが、新カテゴリ「奥の細道」を設定しました。実は「旅」というカテゴリがあるので旅行関係は全てそこにぶっ込めばいいようなものなんですが、札幌時代に「北海道」、大阪時代に「今日の夢大阪の夢」、高松時代に「どっきん四国」なんてカテゴリを乱発してしまったもので、仙台時代においても何か変わったカテゴリタイトルが欲しいなと。そして、東北発の旅と言ったらやはり俳聖・松尾芭蕉に倣うしかあるまいと。旅以外にも東北に関することはここに入れたいのですが、仙台から北海道に旅行したら、「北海道」にするのか「奥の細道」にするのか迷いますね。

春季アニメ

 本日は春季アニメ序盤の感想なんですが、通常3~4回は続けてきたところ、今季は1回のみです。なぜならあんまり視聴していないから。基本アニメはPCで視聴しているので、3~4月のPCの不在は痛すぎました。マリーアントワネットは「PCがなければスマホで見ればいいじゃない」とのたまいましたが(のたまっていません)、スマホの小さい画面だとどうも…。

僕の心のヤバイやつ

 だいたいもう序盤じゃなくて中盤だというツッコミも受けそうなところ、それでも視聴している数少ないアニメ作品について語りましょう。まずは「僕の心のヤバイやつ」。6話まで視聴しました。略称「僕ヤバ」。桜井のりおの少年漫画が原作です。

中二病市川
市川と山田さん

 陰キャで中二病の市川京太郎と、陽キャ美少女山田杏奈の恋模様が綴られていきます。市川はバリバリの中二病ですが、実際に中学2年生なのでまあいいのかな(笑)。陽キャでクラスカーストの頂点にいる山田さんに見下されていると勝手に思い込み、彼女を殺す妄想などをしていました。

とにかく食べる山田さん

 山田さんも当然中学2年生のJCな訳ですが、雑誌モデルとして活動しており、顔だけでなく高身長でスタイルも抜群。同じクラスと言っても普通なら陰キャと接点なんかありそうもないのですが、実は結構な変人。学校にお菓子を持ち込んで図書室で隠れて食べるなど、校則違反を当然のようにしたり、本屋で自分の出ている雑誌を目立つように並べ替えたるなどの迷惑行為も。要するにかなりの天然キャラなんですね。

好きということ

 ぱっと見は大人びているのですが、実は結構間が抜けている、そんな山田さんの真実の姿を見るにつけ、市川の次第に彼女に惹かれていくことに。わかる!エキセントリックな女の子には惹かれますよね。

壁ドン

 孤独な陰キャだった市川は、次第に学校に行くことが楽しくなっていき、山田さんも彼が陰ながら自分を助けてくれていることに気づき、二人の仲は次第に近づいていくことに。山田さんからお気に入りの漫画を借りたりする市川。いいですねえ、そういうの。中学生の初恋的なのは最近見てなかったので、ちょっと新鮮に感じます。山田さんならギャルゲーとかもプレイしてくれそうな気がするので、お気に入りの女性キャラとかで盛り上がって欲しいですが、中学生男子はギャルゲートとかはまだプレイしないでしょうか。「ハイスコアガール」じゃないから格ゲーとかシューティングは駄目だぞ、多分。

羊宮妃那

 山田杏奈のCV羊宮妃那は「その着せ替え人形は恋をする」の乾心寿や「転生王女と天才令嬢の魔法革命」の男爵令嬢レイニなどを演じており、売り出し中の若手声優ですね。絶対芸名だと思いますが、自分で付けたのだとしたら、かなり中二病入ってないでしょうかね。牡羊座生まれじゃないかと思ったら、本当にそうだった(笑)。

勇者が死んだ

 次は「勇者が死んだ」。5話まで視聴しました。スバルイチの漫画が原作です。原作は完結しているので、中途半端なところで終わらせる必要はありませんが、1クールで最後まで入るのかどうか。

農民トウカ

 人と悪魔の戦いの末、勇者シオンが地獄の門を閉じて3年。封印が解けて再び悪魔が出現するようになった頃、ドスケベな農民トウカが悪魔対策に掘っていた落とし穴に落ちて、勇者シオンはあっけなく死亡。しかし翌日、トウカの魂はシオンの死体に乗り移っており、シオンの代わりに地獄の門を閉じる旅に出る羽目になります。

棺に自分が入っている

 トウカは異世界転生こそしていないものの、「このすば」のクズマことカズマそっくりの性格。スケベさではさらに上を行っているかも知れません。肉体は勇者のものになりましたが、魔力や剣のスキルはからっきし。基本小狡い策を弄して敵を罠にはめる戦法を得意とします。

ユナ

 勇者パーティーといえば随行者は必須。しかも主人公がスケベならハーレムパーティーは絶対な訳ですが、偽勇者トウカの場合、まずは幼なじみのユナ。やたらスタイル抜群で格闘戦を得意とします。かつてシオンに救われたことがあり、勇者の冒険に憧れていたので、シオンの姿になったトウカに同行することに。

アンリ

 次にトウカの魂をシオンの体に移した張本人のアンリ。かつてシオンのパーティーの一員だったネクロマンサー(屍術師)で、かつてシオンから「自分の死後、世界を救えると確信した相手に身体を引き継いで欲しい」と言われており、よりにもよってトウカを選んでしまいました。結果的にシオンを殺したとはいえ、完全に事故だからなあ…。なおネクロマンサーは地獄に連れ去られ、そこで適応した人間ということで、普通の人間からは悪魔と同一視されています。

マルグリット

 そして王女様のマルグリット。国王からはシオンと結婚することを期待され、自身もそのつもりでしたが、中身がトウカと知って大ショック。しかし次第にトウカに恋心を持つようになり、冒険に同行することに。戦力としてはかなり優秀ですが、ウマ娘のオグリキャップ並に大食漢で、食べないと魔力が流出してしまう魔漏症にかかっています。

ユナのエロシーン

 基本ギャグベースなところはやはり「このすば」に似ています。トウカは農民ですが、5年前に傭兵のパパンが火事場泥棒に行くのにママンと同行し、戦火に巻き込まれてパパンとはぐれ、ママンとは死別しているという、笑って良いのかどうか迷う過去を持っています。フトモモフェチで、やたらニーハイを履かせようとし、終いには大根にも履かせたりして。このあたり、実は異世界転生者なんじゃないかと疑問を持ってしまいますが、今のところそういう気配はありません。

勇者が死んだのヒロインズ

 ユナのCV山村響、アンリのCV竹達彩奈、マルグリットのCV久保ユリカとヒロイン声優達が軒並み30歳超えなので、なるべくエロい目に遭って遠慮なくエロい声を出して貰いたいところです。

ぱーんち

 続いて「くまクマ熊ベアーぱーんち!」。5話まで視聴しました。くまなのが「小説家になろう」に連載していた小説が原作の「なろう」系の2期です。1期は2020年秋アニメだったので2年半ぶりの2期製作ということに。引きこもりのゲーマーユナが、神様(?)からレアにしてチート装備「くまセット」を渡されてゲームそっくりの異世界に転移させられる話です。

くまファンクラブ

 ユナは15歳にして引きこもりですが、凄腕トレーダーとして株取引で億単位の金を稼ぎ、高級マンションで優雅に一人暮らしをしていたので、普通の引きニートとはかなり異色な存在です。そして「くまセット」の超絶チートぶり。その気になれば異世界で無双できるのですが、本人は面倒くさがりで目立つことが嫌いです。

パペットマペットじゃないよ

 しかし異世界で最初に遭遇したフィナを助けて以降、異世界の人々とは必然的に交流が出来、特にくまの姿は女の子に大人気。現世の料理が異世界では大受けするという「なろう」独特のルールにより、飲食店経営などを行いつつ、チート能力で冒険も適度にするという、のほほんとした異世界生活を送っています。

本物のくまと

 1期から特段の変化はなく、のほほんと冒険したり絵本を書いたりしています。ユナは現世で人間関係が希薄だった分、異世界で初めて人との絆を作っている感じがします。「くまセット」を装備しないと平均以下の体力で、魔法のスキルも使用できなくなるため、中身は美少女でもそれを見せることなくほとんど装備を外しません。くまの姿で女の子達には大人気だし、恋愛には全く興味がなさそうなので、それでいいんでしょう。

ゆりユリ百合リリー

 正直、これを見るぐらいならこっちを見ろと推挙される作品もあるのでしょうが、まったりが心を癒やすんですよ。スカリー捜査官から「モルダー、あなた疲れてるのよ」とか言われそう。何に疲れているんだろう?人生にかしらん。

ウマ娘ROAD TO THE TOP

 最後に「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」。4話まで視聴しました。というより4話で終了。アニメ第3期にあたる「Season3」製作も発表されており、本年放送予定ですが、「ROAD TO THE TOP」は3期とは違う模様です。

菊花賞に勝利

 1期ではスペシャルウィークを中心に「黄金世代」と呼ばれた「98年世代」が、2期ではトウカイテイオーとメジロマックイーンを中心としたそれ以前(90~92年)の世代が活躍しましたが、「ROAD TO THE TOP」は黄金世代の直後の99年世代の3人、テイエムオペラオー、アドマイヤベガ、ナリタトップロードの活躍が描かれます。

三強健在のラスト

 この3人は世代最強と呼ばれ、実際クラシックレースでは皐月賞(オペラオー)、ダービー(アヤベ)、菊花賞(トプロ)を分け合っており、BNWと呼ばれてやはりクラシック三冠を分け合った93年世代(ビワハヤヒデ、ナリタタイシン、ウイニングチケット)の再来かと思われました。

世紀末覇王

 実際にはシニアとなってからは「世紀末覇王」と呼ばれたオペラオーの独擅場となり、アヤベは故障→引退、トプロは長く走り続けたものの二度とGⅠを勝つことはありませんでした。オペラオーはGⅠ7勝という圧倒的な戦績を残しましたが、ライバルの不在もあってか勝っても勝っても人気が出ず、むしろ勝てなくてもトプロの方が人気があったそうです。

ドトウさん
デジたん
マンハッタンカフェ

 晩年は古馬になってようやく台頭してきた同期のメイショウドトウや、後輩のアグネスデジタル、ジャングルポケット、マンハッタンカフェらに次々と破れてしまい、GⅠ8勝という新記録は作ることが出来ませんでした。

三強

 …というのは史実の馬の話で、「ウマ娘」としては史実を踏まえながらも要所要所にオリジナル要素を加えて、「ウマ娘」のテーマの一つでもあろう“あの運命に打ち勝とう”という部分を強調したものになっていました。クラシック路線はほぼ史実通りの展開となりましたが、アヤベさんは生まれることなく天国に行ってしまった妹が脚の故障も持って行ったのでシニア路線も走り続けるでしょうし、トプロも周囲の期待をしっかり背負って走り続けることでしょう。そしてライバルが健在であればあるほどオペラオーも燃えると。

黄金世代

 それはそれとして、もしオペラオーが黄金世代のまっただ中に生まれていたら…とか、黄金世代の誰か(例えば一番ワリを食ったと言われるキングヘイローとか)が一年遅く生まれていたら…といった“IF”を妄想すると面白いですね。

トプロ号泣

 2話で描かれたダービー戦で、オペラオーをかわし、もうちょっとというところでアヤベさんに敗れたトプロが勝者を称えることも出来ずに悔しさのあまりこらえきれずに大泣きする場面がありますが、見てるこちらにも悔しさが伝わって貰い泣きしてしまうようなシーンです。これはトプロに騎乗した渡辺騎手がレース後に号泣したというエピソードにちなんでいる模様。

トプロうれし泣き

 菊花賞に勝っても泣くトプロですが、うれし泣きのシーンはいいものです。常に前向きで周囲からの人気も高いトプロですが、史実でも勝ちきれないレースが多かったものの、GIを勝っていないにも関わらず有馬記念のファン投票1位に支持されるなど、常にファンから愛され続けた馬だったそうです。

アヤベさんと妹その2
アヤベさんと妹

 アヤベさんは生まれてくることが出来なかった妹への過剰とも言える自責の念で闇落ち状態になっていましたね。これは母馬が双子を受胎し、双子の競走馬は育たないということで片方が取り除かれたという史実に基づくもとですが、これは本来アヤベさんに責任のある話では全くないんですが…

妹と一緒に

 妹が伝えようとしていることも曲解してしまっていましたが、最後の最後にようやく気持ちが伝わって、自責の念から解放されるアヤベさん。

ウイニングライブ 

 なお上位3人(4人の場合もありますが)をセンターにして行われるウイニングライブでこの3人で歌い踊っていますが、これは史実とはちょっと違っていて、トプロ1着、オペラオー2着は史実どおりですが、アヤベさんは6着でした。だから本来ならアヤベさんはセンターには入れないのですが、そこは演出ということで。

ラストの3人

 画面上でも3着にはサイレンススズカの妹に当たるラスカルスズカが入っていました。

2023年冬季アニメの感想(その2):ざっくり感想パート2

雨の立夏

 GWももう終わりですね。人々の気持ちを代弁するかのような涙雨。しかも気温までぐっと下がって立夏を過ぎたとは思えません。実は私、明日休む予定で、空いた観光地に行こうと思っているので、天気は良くなって欲しいのですが、気温は低いままでもいいかも知れません。行き先についてはいずれ記事にします。

神達に拾われた男2

 さて冬季アニメのざっくり感想の続きです。実は「序盤の感想」で取り上げた順にやっております。「NieR:Automata Ver1.1a」と「魔王学院の不適合者Ⅱ 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜」「久保さんは僕を許さない」は途中で放送延期になっているのでパスし、今回は「神達に拾われた男2」から。

スライムと一緒

 人生に疲れて頓死した中年リーマンが神達の手によってショタとして異世界転生。完全にショタになりきって異世界で第二の人生を送っています。最近は万能アイテム化しつつあるスライムを使ってクリーニング店を経営し、二号店まで開いたりしてすっかり経営者状態です。敵として登場する悪人はいますが、主人公の周囲の人は全員善人ばかりという優しい世界。

文通生活

 特段スローライフとかは謳っていませんが、完全にスローライフを満喫しています。そんな中、誰にも強制されていないのに過労死につながりそうな残業を自らしているのは、前世の性なのでしょうか。ヒロインのロリ令嬢エリアリアが学校に行ってしまったので離ればなれの文通状態。「秒速」でおわかりのとおり、文通は長くは続かないんやで。

新ヒロイン?

 獣人の女の子が出てきて新たなヒロインかと思いきや、エリアリアと同じ学校に行ってしまいました。女性キャラはたくさんいますが、全員年上なので、当面異世界ハーレム生活はできそうにないですね。ま、本人も別に望んでいる訳ではないようですが。特別面白くはないのですが、なんとなく見てしまう、ヒーリング系BGMのような不思議な作品です。毒っ気がないのがいいのでしょうか。やはり疲れているのか…

ミヤビ

 好きなキャラは狐系獣人娘のミヤビ(CV巽悠衣子)。あのモフモフ尻尾でどうやって服を着ているのか謎。2番目のヒロインにはなれませんでしたが、エリアリアと仲良くなったので、3期があるなら今度は百合系キャッキャウフフで活躍して欲しいですね。

虚構推理Season2その2

 「虚構推理Season2」。第一期が「鋼人七瀬」編長過ぎという批判を喰らったせいか、今回は長くても1話4回程度に抑えてきました。そうそう、これくらいでいいんだと思います。怪異が絡む事件の推理で、人間の理屈が理解できない怪異達に対し、彼らを納得させるためにもっともらしい嘘をつく場合と、人間達に対し、怪異が介入していることを伏せるためにもっともらしい嘘をつく場合があるので「虚構推理」と言っていますが、第一期(というか「鋼人七瀬」編)と比較すると、完全な虚構ではなく、伏せなきゃいけない部分以外は真相に迫るようになりました。

虚構推理Season2

 主人公の琴子はともかく、彼氏の九郎は不死身なのをいいことにかなりぞんざいに扱われている感が。この二人が常に追求していて、敵役となっている六花(九郎の従姉妹)が、他者との関わりの中では別に悪人でもなんでもない様子なので、どっちが悪役なのかわからなくなってきていますね。とりあえず言えるのは、琴子のように一見可憐なのに毒っ気が多い役をやらせると、鬼頭明里は上手いなあということですね。

美人雪女

 好きなキャラは雪女(CV悠木碧)。雪女も複数いそうなので、固有名が欲しいところですが、ないのなら付けてやってよ彼氏さん。小泉八雲の「怪談」に登場する雪女は普通の男と結婚して子供ももうけていましたが、この場合子供は妖怪と人間のどっちの形質になるんでしょうかね。

吸血鬼すぐ死ぬ2

 「吸血鬼すぐ死ぬ2」。これは文句なく面白いギャグ作品。登場する吸血鬼は妙なヤツばかりだし、基本懲らしめる程度しかしないので何度でも登場してくるという。「吸血鬼退治人組合(バンパイアハンターギルド)」とは一体…?今期は、主役のはずのドラルクがツッコミ役に回ってしまうほど奇天烈なゲスト吸血鬼が登場するので、前期ほど死ななかったような。いや、死んで砂になってもすぐ生き返るので誰も気にしなくなったというか(笑)。

熱烈キッス

 好きなキャラは、珍妙なのがいろいろいる吸血鬼の中でも特に奇天烈な吸血鬼熱烈キッス(CV小林未沙)。もはやただの怪物としか思えない姿ですが、。職業はOLだそうで。「おまえのようなOLがいるか!」とケンシロウもツッコむはずです。

英雄王

 「英雄王、武を極めるため転生する~そして、世界最強の見習い騎士~♀」。武に生きたかったけど、国家建設のため思うように生きられなかったことを後悔する英雄王。しかし今際の際に女神様が降臨して未来に転生させてくれました。今度は思う存分武に生きると決心しますが、なんと生まれ変わったのは女の子でした。それでも、そんなの関係ねえ!と武の道に邁進していくことに。

英雄王転生

 その決意は固く、正義とか道理とかはどうでもよくて、とにかく強い敵と戦いたいという、強敵と書いて真友と読むタイプの美少女に。女性であることに戸惑いは持ちつつも、美少女であることは嫌ではなく、自分の姿に見とれたりするお茶目なおじいちゃんメンタル。善悪の判断は従姉妹のラフィニアに任せていて、彼女の決断には無条件に従うというのもある意味漢らしい(いや、女の子だけど)。

バトルジャンキーイングリス

 異世界ではなく未来への転生なので、基本同じ世界のはずですが、主人公存命中には存在しなかったハイランダーという存在がいたり、血鉄鎖旅団というレジスタンス組織があったり。強敵であれば誰彼かまわず戦いたい主人公ですが、相手からするとはた迷惑以外の何者でもないですね。

仲間は全員美人

 主人公イングリス(CV鬼頭明里)は面白いキャラだし、鬼頭明里の演技もいいのですが、作画が安定しないのと、一期では結局ハイランダーも血鉄鎖旅団もよくわからないままに終わってしまいました。とりあえず、どうしようもないガキを派遣しがちなハイランダーはダメダメだと思いますが。

イングリス

 好きなキャラは主人公イングリス。おじいちゃんメンタルで美少女というのも珍しい。あ、過去に「わし、かわいい」というのもいましたが、あれはなんちゃっておじいちゃん(アバターの外見だけで中身はアラサーの男)ですから。正義も悪も関係ねえと戦いまくって欲しいですね。後で本気で戦うことを条件に味方になったりして。

異世界放浪メシ

 「とんでもスキルで異世界放浪メシ」。勇者召喚で呼ばれた四人の中で、一人だけ勇者らしい資質のなかった主人公。あっさり抜け出して自活の道を探りますが、彼のスキル「ネットスーパー」は元の世界から様々な商品を取り寄せられるものでした。その味につられて伝説の魔獣フェンリル・フェルやスライム・スイが仲間になり、しまいには女神までもがスイーツほしさに加護を与えるように。

魔獣フェンリル
スイ

 冒険しているというよりは現地の食材と元の世界の機材と調味料類でおいしい料理を作っていくという深夜の飯テロアニメでした。主人公ムコーダは徹底的にヘタレですが、フェルとスイが無茶苦茶に強いので、どんな難クエストでもクリアしてしまうという。「ネットスーパー」のスキルは画面に金貨などを入れるといくらでも買えるし、すぐに届くのである意味スーパーチートスキル。そしてメシマズが定番となっている異世界ですが、今作では旨い食材はあるものの、狩るのが極めて困難ということだったので、フェルが倒してムコーダが料理するということで共存共栄が可能に。

ニンリル様
駄女神

 好きなキャラは風の女神ニンリル。主人公ムコーダのCVが内田雄馬でニンリルは姉の内田真礼。これは貢ぎ物を捧げるのは必然ではないか。なお「このすば」のアクアとどっこいどっこいの駄女神の模様。どっちが真の駄女神か、ぜひ地上に降臨して勝負して貰いたい。

防降り

 「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2」ゲーム世界の冒険を描いていますが、元の世界に戻れなくなったわけでも異世界に飛ばされたわけでもなく、普通のJKが普通の生活の合間にゲームに興じているだけなので、シリアス展開はゼロ。

触手メイプル

 主人公メイプルが次から次へと入手困難なユニーク装備や隠しスキルを手に入れ、それにつられて相方のサリーや他のギルドメンバーもどんどん強くなっているので、正直もうなにがなにやら。無茶苦茶な画面をボー然と見ていると終わってしまう、そんな作品ですね。ゲーム世界なので無課金プレイも可能なところ、強力な装備で固めた廃課金プレイヤーなんかもいていいはずですが、課金コンテンツの有無自体が全く触れられていない不思議。やたらに運営スタッフの苦悩が描かれているので、絶対課金コンテンツはあるはずなんですが。

ミザリー

 好きなキャラはミザリー。ライバルギルドである「炎帝ノ国」のメンバーですが金髪緑目の美女で僧侶。なによりもCV皆口裕子なので声を聞くだけでたまりません。この人はいくつになっても良い声ですねえ。もっと登場して欲しいので、ぜひ「楓の木」と「炎帝ノ国」で全面抗争とかして貰いたいですね。皆口さんの声なら闇堕ち声とか悪堕ち声、ヒステリックな声や狂気の声、なんでも聞きたいです。

2023年冬季アニメの感想(その1):もう昔の話なのでざっくりと

野生の藤

 本日のウォーキング途中で見た藤。人が手を掛けた藤棚で見る藤はそれはそれは美しいですが、野生の藤はこうやって他の木に絡まって咲いています。これが自然の姿なんでしょうが、絡まれた木の方は日光を遮られたり生長を阻害されたりで、時に枯死するそうです。藤に似た山藤という種もあるそうですが、自生しているのは本州中部地方以西だそうですので、東北地方のこれはやはり藤でしょう。

転天

 さて終了して久しい冬季アニメですが、何も語らないというのもどうかと思いますので、今更ながらさらっと感想を語りたいと思います。序盤の感想は四回にも分けて語っていましたが、今となってはどうもモチベーションが(笑)。まずは「転生少女と天才令嬢の魔法革命」(略称「転天」)。

アニスとユフィ

 女の子二人の百合混じりな展開が「リコリス・リコイル」に似ているなあと思いました。リコリコは大人気でしたがこちらはそれほど盛り上がらなかったような。個人的には異世界ものなので、近未来日本を描いたわりにガバガバ設定にうんざりさせられたリコリコよりは素直に見られたのですが、主人公アニス王女が転生者である意味はあまりなかったような。

百合としてなら

 じゃあ構成は良かったのかといえば、やはりダメダメでした。アニスの弟で王太子のアルが騒ぎを起こしたことで廃嫡となって、早々に王位継承を放棄していたアニスがやはり王位を継ぐという展開になっていましたが、アルが保守派貴族に踊らされてただけの馬鹿王子だったのならそれでも良かったのですが、実は彼なりに王国の前途を案じていたことが判明したので、彼は予定通り王位に就け、アニスやユフィが裏で色々と助ける(保守派攻撃とか暗殺とかも含めて)方が良かったんじゃないかと。そうすれがユフィが人外にならなくても良かったのに。

イリアさん

 個人的に好きなキャラはアニスのメイドのイリア。加隈亜衣が非ロリボイス演技をしていますが、落ち着いていてとても良いです。加隈さんはロリも非ロリもどっちもしっかりはまるから凄いですね。

ティルティ

 もう一人はアニスの元相方(?)ティルティ。CVは個人的に大好きなウマ娘のカレンチャン役がどハマりしている篠原侑。カレンチャンはロリボイスですが、ティルティは非ロリボイスで、この人もどちらもしっかりこなす感じですね。それはそうと、ティルティはもっと活躍させていいキャラでしたね。

スパイ教室

 次は「スパイ教室」。当初は冬季アニメの覇権候補と目されており、声優陣も超豪華でしたが…やってしまいましたなあ。序盤で「不可能任務」を達成し、成功に至るトリックも仕掛けていましたが、ことごく裏目に出てしまった感じです。まあ原作の展開をなんとか再現しようとした結果だったのでしょうが…

スパイ教室その2

 当初の期待が高すぎたのかも知れませんが、展開がどうも上滑りしていた感じですね。円盤も売れていないようで。分割2クールで後半は夏季に放映する予定だそうですが、そもそも視聴を継続するかどうかも悩むところです。

グレーテ
素顔のグレーテ

 好きなキャラは「愛娘」グレーテ(CV伊藤美来)。変装の名人という設定ですが、デフォルトの顔も素顔じゃないんだよなあ…。素顔を見た上で「美しい」と言ったクラウスさんぱねえっす。

おにまい

 「お兄ちゃんはおしまい!」。これはヒットしましたね。天才の妹みはりに少女化する薬を盛られた引きニートの兄まひろが女子中学生として中学校に通うことになります。しかしそれがだんだんはまっていくという。

すっかりJCなまひろ
もうこのままJCで

 終盤、薬の効果が切れて男に戻れる時が来ましたが、自身の意思でもう一度薬を飲んでJC生活継続を決断するまひろ。薬を飲み続けるとJCからJKにも成長できるのかどうかは不明ですが、慣れていくものなんですねえ。JC達とコミュニケーションが出来るようになれば、男に戻ってもオネエ系キャラとして女性に受けるようになるかも。

かえで

 好きなキャラは穂月かえで。みはりの友人でギャルですが、家事全般が得意な上に優しくて世話好きなので、まひろが思わず「お姉ちゃん」と呼んでしまうのもむべなるかな。しかもグラマラス。その上CVは金元寿子。揃えてきたなあ(笑)。

異世界のんびり農家

 「異世界のんびり農家」。実は冬季で一番好きな作品だったりして。「スローライフ」だの「のんびり」を標榜する作品は、言うほどスローライフでものんびりでもないというケースが多いですが、本作は本当にのんびりしていた。あとOPとEDも好きですね。

本妻ルー

 あと原作では描かれている部分(主に夜の生活)を完全にオミットしてしまったので、主人公は一見、昼は農作業に集中して夜はぐっすり寝てる超健全な農民みたいに描かれていましたが、前半でちょいちょいルーが不穏言辞を発していたので、実際には夜の主人公は獣(比喩)になっていた模様。

ママン顔のルー

 そうじゃなきゃルーが妊娠する訳もないのですが、全くその辺りを描かなかったせいで、主人公も他人事のように眺めていた印象が。原作では主立った女性キャラはことごとく孕ませるらしいですが…いろんな意味で「種撒く人」だったのね。でもまあ、のんびりしていて悪くなかったですよ。私は癒やしが欲しかったのかなあ。

ティア

 好きなキャラは“リアル天使様”ティア。本妻ルーも悪くはないのですが、この姿とスタイルにやられましたね。CV洲崎綾は「艦これ」でもいろんな艦娘を演じていますが、やはり印象的なのは「プリコネ」の“緑の悪魔”カリンさん。お願いします、私にもっと早くピックアップキャラを出しておくんなさい。天井は、天井はもういやあ!

リーゼロッテ

 「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」。なぜか乙女ゲーム世界に介入できるようになった遠藤くんと小林さんは、本当な良い娘のリーゼロッテを救うために奔走しますが、終盤なぜゲーム世界に介入できるようになった理由についても明かされました。

ハッピーエンド

 個人的には「なろう」系ながら、ワンクールですっきり終わった良作だと思うのですが、人気はそれほどでもなかったんでしょうかねえ。悪役令嬢はツンデレが理解されるとこんなにも可愛いものなのかと思いましたが。よって好きなキャラもリーゼロッテ(CV楠木ともり)で。楠木ともりと言えばアニメ初主演作「メルヘン・メドヘン」がとんでもないくそアニメでしたが、めげずに頑張ってますねえ。

解雇された暗黒兵士

 「解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ」。主人公ダリエルのCVが杉田智和だから見た作品。この世界の魔族と人間は、外見上差異がなくて、違いは魔法が使えるかどうかだけ。なので魔法が使えない時点で魔族じゃないとわかりそうなものなのに、30代まで自分も周囲の人も魔族と疑っていなかった不思議。

良いセカンドライフ

 魔法が使えない人間は圧倒的に不利なのかというとそうではなく、武器にオーラをまとわせることで充分対抗できるので、一方的な関係というわけではありません。というか、外見上はほぼ同じなので、普通にハーフとかいそうなものですが…

ダリエルさん

 ダリエルは魔法こそ使えなかったものの、他の面では非常に優秀で魔王軍四天王の良き補佐役だったのに、四天王の一人に嫉妬心から解雇されてしまいます。彼が嫉妬する心情はわからないでもないのですが、他の四天王が一人を除いて彼の貢献度を全く理解していなかったという。魔族の四天王というのは魔力だけで決められているのですかね。これがドラクエみたいに見た目も人間離れした魔族ならまだしも、見た目人間そのものの魔族だと、知力とか人格とか判断力とかいった総合力で選んでいない時点で「だめだこりゃ」(byいかりや長助)です。唯一ダリエルの実力を評価していた四天王は、その後一切登場しないというのも不思議でした。CV中原麻衣なのにもったいない…

可愛いマリーカ
マリーカのパワーアタック

 好きなキャラは、ダリエルの嫁のマリーカ(CV藤田茜)。やたらグラマーでやたらパワフル。おまえはウマ娘かと突っ込みたくなりますが、モンスターに襲われていたところをダリエルに助けられて一目惚れ。猛アタックの末に結ばれます。まあそれはいいのですが、あのパワーがあればモンスターなど返り討ちではないかと思いますが。実際魔王軍四天王さえビビらせていましたし。でも可愛いから許す。藤田茜は「エロマンガ先生」のヒロイン・和泉紗霧も演じていましたね。二期はまだなんでしょうか。

お隣の天使様

 最後に「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」。「なろう」系ですが、異世界も転生もない恋愛もので、ラノベみたいな作品ですね。それぞれ心に傷を持つが故に「好き」になることに臆病な二人が、次第に恋人関係になっていきます。

もはやラブラブ

 というか、部屋がお隣同士とはいえ、食事を作りに日参している時点で傍目に見て通い妻じゃないかと。ヒロイン椎名真昼の心の傷はベタな設定ながら理解できます。主人公藤宮周の心の傷は…「甘えんな!」と言いたくなりますが(笑)。

これで付き合ってないだと
膝枕

 まあそれでも愛に飢えていた真昼にとっては絶好の相手だったんでしょう。こりゃあ誰しも駄目人間になるわと思いますが、周はそもそも駄目人間だったろう。同時期に放映していた「久保さんは僕を許さない」と比較すると、個人的に久保渚咲(CV花澤香菜)の方が好きだったんですが、なにしろ途中で放映中止になってしまったので、最後まで放映した真昼の判定勝ちですね。

石見舞菜香

 真昼のCVは石見舞菜香。冬季は「転天」のユフィも演じており、すっかりヒロイン役も板に付いてきたような。ウマ娘のライスシャワーのロリボイス印象が強烈でしたが、この人も非ロリボイスがいけるタイプですね。

沙優と結子

 真昼はこんなに可愛いのに両親の愛を受けることのない不憫な子で、シチュエーション的には「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」のヒロイン荻原沙優に近いものを感じました。そういえば、沙優が家でして「援交」に走る契機となったのは友人の自殺でしたが、その友人真坂結子のCVは石見さんだったという。

真昼と志保子

 好きなキャラは当然真昼。あ、でも周のママンの志保子もいいですね。パパンにも周にもラブラブだしCV金元寿子だし。真昼のママンもCV中原麻衣なのはいいのですが、とにかく真昼に冷たいからなあ。
 
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