FC2ブログ

2021年夏季アニメ序盤の感想(その3):白い砂のアクアトープ/平穏世代の韋駄天達/乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X/迷宮ブラックカンパニー

夏は猫が落ちている

 今日も暑いですね。ところでコロナ禍…全く収束しないどころか、ますます感染拡大の状況ですね。高松でもようやくワクチン接種の予約が出来たのですが、実際接種するのは2週間後。ヤクだ…ヤクをくれえ…早く一発キメさせてくれえ……。こういう言い方すると違うヤクと誤解されそうですが(笑)。

白い砂のアクアトープ序盤感想

 引き続き夏季アニメ序盤の感想。これで一応完結です。まずは「白い砂のアクアトープ」。4話まで視聴しました。P.A.WORKSお得意の「働く女の子シリーズ」だとすると、2017年の「サクラクエスト」以来でしょうかね。この会社は傑作が多いので視聴する時はいつも期待しています。ま、たまに「グラスリップ」のような怪作をぶちかましてきたりもしますけど。制作会社に期待感があると、「今はつまらないけどじきに面白くしてくれんじゃないか」と思って最後まで見て傷を広げてしまうんですよね。3話くらいで切っておけばいつまでもネタにすることもなかったんだと思いますが。

くくると風花

 沖縄の潰れそうな「がまがま水族館」を巡り、存続のために奔走する館長代理(艦長代理だと古代進になりますが)のJK・海咲野くくると、夢破れた元アイドルで、帰郷しようとしたものの地元のノリに嫌気が差してふらっと沖縄に来てしまった宮沢風花を中心とした、水族館ワークの話です。これにくくるのクラスメイトや観光協会の女の子が絡んできて、「働く女の子シリーズ」らしくなってきています。

がまがま水族館
くくるの家で同居

 がまがま水族館は、とても小さな水族館で、潰れそうだったところをくくるの祖父が引き継いで館長を務めていましたが、設備の老朽化が激しく、資金不足にも陥っているため、夏の終わりには閉館が予定されています。それを何とか阻止したいくくるは、夏休みに勝負をかけ、集客に励んで補修費300万円を捻出しようとしていますが…

働く女の子

 アイドル崩れ(失礼)が出てくる作品としては、同時期に「かげきしょうじょ!!」も放映されており、グループアイドルからドロップアウトする女の子というのはトレンドなんでしょうか。70~80年代はソロが当たり前でしたが、昨今のようにグループアイドルが主流(いやもはや流行から外れつつある?)だと、なにしろアイドルの頭数が多くなるので、ドロップアウトが多くなるのも必然でしょうが。

二人の出会い

 風花はアイドルをやめる経緯が判るまでは半端ヤロー(女の子に野郎はないか)かと思いましたが、ちゃんと経緯が描かれてみると同情の余地はありました。でも未成年なんだし、一応一度は実家に帰れよとは思いますが。単純に集客を増やしたいなら“元アイドルのいる水族館”と大々的にアピールするのもありだと思われますが、風花はそもそもアイドル向きの性格ではない(「かげきしょうじょ!!」の奈良田愛もその点は同じ)ので、無理があるかも知れません。

くくる役の伊藤美来

 くくるのCV伊藤美来は個人的に今注目している声優なのですが、今まで出演作を視聴する機会が少なかったので、本作をもって「好きな声優さん」で紹介できるんじゃないかと。作品自体は背景がキレイでいかにもP.A.WORKSという感じで、内容も悪くないのですが、前評判を超えるほどの評価にはまだなっていない感じですね。今後の展開に期待しましょう。

平穏世代の韋駄天達序盤感想

 次は「クール教信者」祭りの第三弾、「平穏世代の韋駄天達」です。3話まで視聴しました。本作でクール教信者は作画を担当していますが、一人で作ったり(「小林さんちのメイドラゴンS」)、原作を担当したり(「ピーチボーイリバーサイド」)と色々忙しい人です。

平穏世代

 世界を滅ぼそうとする魔族を封じ込めた韋駄天達。それから800年が経過し、新たに生まれた韋駄天達は戦いを知らない平穏世代ばかりになっていますが、魔族はいつのまにか復活しており、おまけに知性も持ち合わせるようになっていました…という展開です。

韋駄天像

 本来の韋駄天はヒンズー教の軍神スカンダが仏教に伝わったもので、四天王の一人増長天の部下であり、四天王配下の32将(四天王一人に8将が付く)の筆頭とされます。捷疾鬼が仏舎利を奪って逃げ去った時、これを追って取り戻したというエピソードから、足の速い神、盗難除けの神として知られており、転じて足の速い人の例えにされています。本作でも高速移動を得意とする神ですが、複数おり、世界に生きる生物の思念が集まって生まれる存在とされています。

最強韋駄天リン

 800年前の魔族との戦いを知っている韋駄天は一人(リン)だけで、他の韋駄天達はずっと後に生まれています。基本人間の姿をしていますが、神だけに呼吸も食事も必要とせず、内臓を潰されても死にません。魔族を滅ぼすことを命題としているらしく、人間同士がどんなに激しく戦っても介入しません。

オオバミ博士
魔族の皆さん

 で、魔族の方ですが、他の生物を食らって際限なく増えた末に自滅するという不合理極まりない生き物で、800年前に世界を滅ぼしかけたため韋駄天達の討伐対象となって結界に封じられました。が、魔王を自称するオーバーM(オオバミ博士)が、極地や氷河で氷漬けになっていた僅かな魔族を回収して新たに「人間の脳を持つ魔族」を生みだしたようです。侵略国家「ゾブル帝国」を隠れ蓑にしており、「平穏世代」の韋駄天なら倒せると、最強の魔族ニッケルを差し向けました。

ニッケル対ハヤト

 ニッケルは強く、確かに「平穏世代」の韋駄天達では太刀打ちできませんでしたが、800年前の魔族との戦いを唯一知る韋駄天であるリンには瞬殺されてしまいました。リンがいれば大丈夫…というか、リンが負けたらその時点で韋駄天に勝ち目はなくなるような。

豪華声優
襲われちゃうシスター

 本作、男性声優が豪華な「うらみちお兄さん」に対して、女性声優が豪華です。 朴璐美、緒方恵美、岡村明美等々。ゾブル帝国兵達に婉曲な表現でレイプされてたシスターが「オレの嫁」声優の伊藤静というのもなかなか…。シスターがいくら祈っても、人間同士の諍いだと神(韋駄天)は全く動かないというのがこの作品の世界観を如実に示しています。

イースリイ

 韋駄天も武闘派ばかりではなく、知性派もいるようで、特にイースリイはCV緒方恵美ということも相まって非常に腹黒い感じがします。「魔法少女育成計画」でもとんでもないキャラを演じていたので、緒方キャラは怖いという印象があります。魔族が知性を獲得したのに対抗するように、今後韋駄天側も頭脳戦を行ったりするんでしょうか。今後のどういう展開をするのか興味深いです。

はめふらX序盤感想

 続いて「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X」、略して「はめふらX」。4話まで視聴しました。第一期が2020年春アニメだったので、第二期はかなり早いですね。

悪役を演じるカタリナ 
カタリナ脳内会議

 転生前に熱中していた乙女ゲーム「FORTUNE・LOVER」そっくりの世界で、主人公(プレイヤーキャラ)の敵役で、良くて国外追放、悪くすると殺される悪役令嬢になってしまったものの、めでたく破滅フラグを回避したのが第一期。歓喜のあまり「カタリナ脳内会議」も解散状態だったカタリナですが、逆に言えばその後の展開は本人も全然知らない訳で…

小倉唯も落とす
イケメン執事も落とす

 第一期後半に登場した“闇の魔力”が今回も登場し、拉致監禁されたカタリナですが、例によってあっさり首謀者をたらし込んだので無事生還。王家の第一王子、第二王子とそれぞれの婚約者も登場し、キャラが増えて賑やかになってきましたが、4人も王子がいるせいか王位継承をめぐって暗闘があるようです。王子同士は特に争っていないようですが、その取り巻きがいろいろ忖度というか、自分たちの利益のために色々やってそうです。さっさと王太子を決めない王様もダメなんでしょうが。

カタリナ誘拐
何かやっちゃいました?

 第一期に比べると新鮮味がないというか、恒例のカタリナの人タラシも、自己評価の低さも、何度も重なってくると、段々と「またオレ何かやっちゃいました?」的な雰囲気が出てきてちょっとイヤですね。まあ「はめふら」も「なろう」系なんですけども。

ズキュゥウウン
この子達をもっと出して

 ここまでのところ、第一期よりパワーダウンしている感じは否めません。私が第一期が好き過ぎたせいでしょうか。メインスタッフやアニメ制作会社は同じなので、今後の巻き返しに期待しています。とりあえず新キャラより旧キャラをもっと登場させて欲しいですね。メアリ、ソフィア、マリアあたりは特に。

迷宮ブラックカンパニー

 最後に「迷宮ブラックカンパニー」。視聴打ち切りが2本も出ましたので代替として3話まで視聴しました。“超豪華なリザーバー(笑)”からは「出会って5秒でバトル」が既にエントリーしていますが、残りの2作はイマイチピンとこなかったので、ネットで意外に評判がいい本作をチョイスしてみました。

ネオニート誕生かと思いきや

 働きたくない一心で努力を重ねた末、不労所得で一生暮らせるネオニートになり、残りの人生を謳歌しようとしていた二ノ宮キンジは、突如異世界に転移することとなり、生きるために末端労働者として働くことを余儀なくされます。ブラックな労働現場を何よりも嫌うキンジは、再びネオニート生活を得るため、成り上がりを狙っていきます。

ブラック研修

 キンジはあまりに理不尽な異世界転移をさせられて可哀想なんですが、基本性格がクズなので「このすば」のカズマのように笑えこそすれ、同情する気にはあんまりならないという。なので酷い目にあっても笑ってみていられるのですが、なんとなく途中までは上手くいくけど最後に大失敗してそれまでの儲けがおじゃんになってしまう「こちかめ」の両津的な雰囲気も感じます。

幼女みたいな魔神

 あと鉱山で働いているあたり、「カイジ」の地下王国的な雰囲気も感じますね。大槻班長が出てきてキンキンに冷えたビールでも出して欲しいところですが、キンジはカイジのようなギャンブル廃人ではなく、資産形成ができる人間なのでそんなこのでは堕ちたりしないでしょうか。

社畜勇者

 鉱山経営をブラックに行うライザッハ鉱業には極めて批判的ながら、いざ自分が人を使う立場に廻るとそれ以上にブラック環境を作り出してしまうキンジ(笑)。鉱山という名の迷宮に住む魔物達を中心に組織する「迷宮ブラックカンパニー」は今後どうなるのか。魔神だけど一見腹ぺこ少女にしか見えないリムや、17才の迷宮女王アリを配下にしている他、3話ではブラック職場に染まりまくった「勇者の再来」と呼ばれる(キンジに言わせれば「究極の社畜」)女性社員も無理矢理仲間にしました。

迷宮ブラックカンパニー序盤感想

 キャラ絵を見るとあと一人くらい加わりそうなので、キンジは魔神リム、亜人のワニベ君、社畜勇者と5人で「迷宮ブラックカンパニー」を回していくのでしょうか。迷宮アリはやはり底辺労働者で。ところでブラック企業ライザッハ鉱業、名前のモデルは結果にコミットするとかいうあの企業ではないですよね?女性上司のCVが意外にも佐藤聡美で、“黒佐藤”ぶりを発揮しています。

黒佐藤のブラック上司
スポンサーサイト



2021年夏季アニメ序盤の感想(その2):出会って5秒でバトル/転生したらスライムだった件第2期(後半)/ピーチボーイリバーサイド/ひぐらしのなく頃に 卒

涼む猫

 猛暑が続く高松。今日は特に暑くて“熱中症の危険性が極めて高い“との熱中症警戒アラートが出ています。“屋外での活動はなるべく控えて”との警告の中でも、土曜恒例のウォーキングは続けている訳ですが、暑いことは確かに暑いけど、大阪時代などに比べるとまだ耐えられるような。これが地域性とか気候の問題ならいいのですが、一方で“高齢になると暑さを感じづらくなる”との説も。そこまで高齢ではないと思うのですが、年を取って暑さに鈍感になりつつあるのかもと思うとなんかイヤですね。

探偵はもう打ち切っている

 愚痴はさておき、夏季アニメ序盤の感想を続けていきましょう。まずは打ち切りから。前回序盤の感想を書きつつ切るかもと言っていた「探偵はもう、死んでいる。」ですが、4話まで見てやはり切ることにします。登場人物(特に主人公)の馬鹿さ加減にちょっと耐えられなくなったので。「なろう」系ではないはずなんですが、典型的(つまり低レベル)な「なろう」系作品のようになっています。

おバカなショッカー

 昔の変身ヒーローものの悪の組織(ショッカーなど)は、世界征服を狙っているわりに幼稚園のバスジャックを狙ったり遊園地の破壊を企図したりと、かなりおバカな作戦ばかり立案していました。これはターゲットである視聴者層(幼稚園児~小学校低学年)に合わせてのことだったんでしょうが、本作で敵対する秘密組織もショッカー並みのようです。視聴者層が小さなお友達だということならまあこれでもいいんですけど、それならば大きなお友達は退散することとしましょう。

d7006-6530-625401-0.jpg

 “探偵は死んだ。だが物語は続く”のだそうですが、私の視聴は終わる。

出会って5秒でバトル序盤感想

 「出会って5秒でバトル」。3話まで視聴しました。強制的にかき集められた人々がそれぞれ独自の能力を与えられ、デスゲームを強いられます。デスゲームではあるけど、負けを認めれば死ななくてもいいみたいで、負けても特にペナルティがないようなのですが、今後はどうなるか。

主人公とヒロイン
強力な能力だが…

 主人公は日常に退屈してゲームばかりしている高校生なので、この境遇もそんなに悪いことではないかも知れませんが、ヒロインらしいJKは不憫な義妹が気になっていて一刻も早く帰りたいようです。主人公が与えられた能力は、「ジョジョの奇妙な冒険」で有名な荒木飛呂彦の作品のように、心理的な駆け引きやトリックによる頭脳戦を駆使しないと効果的ではないものなので、クールな使われ方をしていくとかなり面白くなる反面、おバカだと一気に萎えることになってしまいそうです。

ユニーク能力
えせルパン三世

 3話から5対5のチームバトルとなっており、仲間になったエセルパン三世風のキャラが即死亡退場となっているので、死ぬこともあるんだなあと改めて思いましたが、付与された能力の当たり外れが大きいみたいなのがちょっと難点。エセルパン三世の能力だとほぼ誰にも勝てなさそうな。ま、真の能力を隠してブラフをかましあうような頭脳戦的展開なら何とかなったかも知れませんが、相手が悪かった。

魅音と相方

 主人公やヒロインらをかき集めた(拉致とも言う)魅音が何を目的としているのかまだ不明ですが、まさか「ひぐらし」から来ましたとか双子の妹は詩音ですとか言わないだろうな(笑)。OPを歌う鬼頭明里が魅音の相方のチャイナドレスのキャラを演じていますが、今一番売れっ子の彼女を脇役に使う贅沢さは一体何でしょう。

転スラ第2期第2部

 転生したらスライムだった件第2期第2部。「転スラ日記」を挟んだ分割2クールの後半パートになり、3話(通算39話)まで視聴しました。主人公のスライム・リムルが魔王になり、“心の友”暴風竜ヴェルドラも復活したので、前半のフラストレーションを吹き飛ばす反撃の展開を期待しています。というかそうなるしかないでしょう。

魔王クレイマン

 これまで何かとリムルの邪魔をしてきた中庸道化連。その中心にいたのが魔王クレイマンでした。狡猾かつ卑劣で権謀術数を駆使するタイプの魔王ですが、正面から戦ったらリムルに勝てそうにないので、やはり頭脳戦で来るような気もしますが、仲間が危惧しているように、冷静さを失っているようなので、何者か(多分あいつだろうというのはもう判っていますが)に操られているようです。

やる気を出すリムル
復活したヴェルドラ

 バリバリの「なろう」系ですが、玉石混淆の「なろう」系でも大当たりの作品なので、クレイマンとの一件を終わらせるであろう今期以後も3期4期と制作されていくのでしょう。それにしても一つの国を新たに作るというのは、既存の国家や諸勢力からするとこうも邪魔なものなんですね。

リムロの一党モモンガと守護者達

 世界への影響力の拡大ぶりは、一大勢力ごと異世界転移した「オーバーロード」と比較したくなるところですが、モモンガ様が忠誠を誓うNPC達に囲まれて、最初から大勢力を保持しているのに対し、リムルは体一つで転生して異世界の生物達を仲間にすることで徐々に勢力を築いているところが大きな相違点でしょうか。アンデッドとスライムは、基本人間達から忌避されるという点でどっこいどっこいみたいですが。

ピーチボーイ序盤感想

 「ピーチボーイリバーサイド」。5話まで視聴しました。「クール教信者祭り」な今季ですが、「小林だんちのメイドラゴンS」に続く2本目です。3本目は次回ですね。童話「桃太郎」を下敷きに、鬼ヶ島を制圧した桃太郎が、海外の鬼退治にまで乗り出したとしたら…というファンタジー作品です。

サリーとフラウ

 舞台はファンタジー作品や「なろう」系作品でありがちな欧州風世界で、鬼の他に魔物や亜人を始めとした様々な人種や、魔法や魔力などの概念が存在しています。もはやこれはデフォルトで受け入れられる下地と化していますね。

二人の桃太郎?

 田舎の小国の姫だったサリーは、日本から鬼退治に来たミコトと出会ったことで旅立ち、なぜか鬼を倒す力に目覚めます。サリーの本名はサルトリーヌですが、この名前は桃太郎のお供である猿鳥犬(サルトリイヌ)に由来しているような。ミコトは桃太郎なので鬼に特効があって当然として、サリーにどうしてそういう能力があるのかは現時点では不明です。

眼鬼

 実は本作、監督の意向とやらで時系列バラバラで放映されており、4話→1話→2話→5話…(だいぶ後)…3話となっているようです。その理由について監督は原作第1話をアニメの1話目とするのはリスクがあるなどと語っていたようですが、原作第1話である4話を見た限り、これを1話として放映して何が問題なのかさっぱりわかりませんでした。そもそもdアニメストアでは、原作の流れに沿った「時系列版」が配信されており、もし時系列放映が問題だというのなら有料配信でそれをやるほうがよっぽど問題ではないかと思われます。

ワシもじゃみんな

 時系列バラバラで放映して成功した例としては「涼宮ハルヒの憂鬱」が思い出されますが、あれは構成が実に上手かったのだなと改めて思いました。本作については、特に2話と3話で大きな断絶があるので「わけがわからないよ」(byキュゥべえ)となってしまった視聴者も多かったのではないかと思います。ワシもじゃ、ワシもじゃみんな!!

桃太郎なミコト
どっちを選ぶの

 ということで普通に時系列に放映して欲しいな、監督余計なことすんなよと思いつつも、一応ストーリーがつながったので今後も視聴予定です。単に鬼を倒すというのではなく、共存を指向するみたいな展開になるんでしょうかね。

卒序盤感想

 最後に「ひぐらしのなく頃に 卒」。6話まで視聴。前作「ひぐらしのなく頃に 業」の回答編になるので、「業」の惨劇がどうして起きたかが説明されます。基本これまで時間遡行による試行錯誤の主役だった梨花を超える力を手に入れた沙都子が色々と手を回した結果であるという話になりますが。

部活メンバー達の笑い

 「業」では今まで雛見沢症候群が発症しなかった魅音、大石、赤坂、公由村長らが発症しては惨劇を引き起こしていましたが、これはどうやら全て沙都子が下手人ということなんでしょうか。「ひぐらしのなく頃に 解」では、終盤に通常リセットされてしまうはずのそれまでの惨劇の記憶が残るという現象が発生し、それにより部活メンバーが団結して危難を乗り越えていくという熱い展開がありましたが、もし今回も同様な現象が起きた場合、部活メンバーは沙都子を絶対許さない気がしますが…。OPに登場する部活メンバーの不気味な笑いはそれを示唆するものなのか?

沙都子の注射

 「業」後半の「郷壊し編」が「解」の「祭囃し編」でハッピーエンドを迎えた世界の延長上で、その後一人ハッピーになれなかった沙都子が、羽入に代わる新たな「オヤシロさま」エウアの力を借りて、“全員がハッピーエンドになる世界”を求めて試行錯誤を行っているのが「業」の他の編であるということが判りましたが、実は「郷壊し編」でアンハッピーだったのは沙都子だけなので、実際のところ自分が幸せになることしか考えていないように思えます。

キレイな鉄平
キレイなリナ

 今まで見ることがなかった“綺麗な鉄平”とか“綺麗なリナ”が見られたのは非常に興味深く、本来であれば鉄平と沙都子の和解とかレナとリナの和解といった場面が見られたはずなんですが、沙都子は鉄平を利用でいる駒としか見ず、レナは沙都子に雛見沢症候群を強制発症させられて「リナ絶対殺すウーマン」化していたのでどうにもなりませんでした。罪深いなあ、沙都子。

エウア

 どういうオチを迎えるのかワクワクしますが、「卒」というタイトル的に、沙都子が梨花への執着心から卒業するのかなあ、なんて思ったりもします。梨花とずっと雛見沢で暮らすことを夢見る沙都子ですが、いろいろ試行錯誤しているうちに様々なスキルを得て、沙都子なしでも十分幸せになる目処がたったりして。その前に犠牲にされた圭一達部活メンバーからきついお仕置きがありそうな気もしますが、どうなるんでしょうか。

色々スキルの上がった沙都子

2021年夏季アニメ序盤の感想(その1):かげきしょうじょ!!/探偵はもう、死んでいる。/うらみちお兄さん/小林さんちのメイドラゴンS

○山田圭吾

 オリンピック、熱戦が展開されているようですが、個人的にはあんまり見る気になりません。始まったからにはアスリート達にはベストを尽くして欲しいですが、それにしても開催直前にはごたごたと辞任解任騒ぎがあってお騒がせでしたね。ネットが発達した現代、過去の言動も簡単に掘り起こされるので、すねに傷持つ身の人は平和だ人権だといった仰々しいお題目の付いた役職に就きにくくなったなあと思います。名探偵ポアロの名言に「過去の罪は長い影をひく」というのがありますが、ネット時代になって罪の影はいよいよ長くなってきた訳ですね。

魔法科高校の優等生

 傑作揃いじゃないかという前評判もあった夏季アニメですが、そろそろ3~4話まで放映されてきたようなので、例によって序盤の感想を行ってみましょう。総評を一言で言なれば「別にそんなことはなかったぜ!」ですな。まず打ち切りですが、「魔法科高校の優等生」は4話まで見ましたが視聴を打ち切ります。人気作「魔法科高校の劣等生」を深雪側から描いている物語ですが、キャラデザインが微妙に異なるのと、基本視点は違っても同じ物語を最初から繰り返しているということで新味がないこと、さらに作画や演出がもう一つということで、楽しく見ることができませんでした。

かげきしょうじょ!!序盤感想

 ではまず「かげきしょうじょ!!」。4話まで視聴しました。宝塚音楽学校をモデルとしているらしい「紅華歌劇音楽学校」に高倍率の難関をくぐり抜けて入学した女の子達が、希望や葛藤を抱えながら未来のスターとなるために日々奮戦する姿を描いています。

乙女の園か
乙女の園じゃ

 男の憧れ・乙女の園の物語ですが、「マリア様がみてる」とは違って色っぽくも甘くもない世界です。主人公渡辺さらさは背が高く天真爛漫で空気が読めないという、こういう作品ではわりとよくいる「周囲巻き込み型」キャラですね。ヒロインではなく主人公だからこういうキャラでいいのかも知れません。

さらさと愛

 さらさの同室でAKBがモデルらしいアイドルグループ出身の奈良田愛は女優を母に持つ美少女ですが、とにかく男嫌い。なのにアイドルグループに属していたという訳の分からない前歴を持っていますが、3話でその過去が明らかになったことで同情せざるを得なくなりました。ママンが母ではなくメス(女と言いたいところですが、あえてこう呼びましょう)であり続けるというのも子どもからするといい迷惑ですね。それにしてもCV花守ゆみり、近年やたら売れっ子ですね。個人的には「ゆるキャン△」のなでしこのような高音キャラはいいのですが、愛とか「裏世界ピクニック」の空魚のような低音キャラはあんまり好きではありません。

若本教官

 乙女の園を描くだけあってキャストは女性声優が多いですが、意外に男性声優も結構キャスティングされています。野島健児、諏訪部順一、飛田展男(「Zガンダム」のカミーユと言うべきか「ぼのぼの」の“しまっちゃうおじさん”と言うべきか)、若本規夫、子安武人と顔ぶれが何気に豪華。女性声優は若手が多いですが、なにかと声優ラジオでネタにされる双子の松田姉妹が双子姉妹を演じていて笑います。双子なのに生年月日が一日違うということは、出産が日をまたいだということか。

紅華歌劇団

 乙女の園の話、百合でも陰湿な意地悪関係でも興味津々なのですが、これまではなにかと外部の男共の介入が多くて、イマイチ女の園らしい閉鎖的な雰囲気が弱かったので、今後に期待。教職員などの学校関係者以外の男はもういらないので、“コップの中の嵐”を描いて欲しいです。

探偵はもう、死んでいる。序盤感想

 続いて「探偵はもう、死んでいる。」。3話まで視聴しました。実は3話で切ろうかと思っていたのですが、3-4話がちょうど続き物になっているので、一応4話まで見て判断します。

シエスタ

 前評判が高く、ミステリーは好きなので期待していたのですが、1時間スペシャルの1話はともかく、2話以降、つまり自称名探偵シエスタ亡き後がだるすぎます。なにより主人公の君塚がウザすぎる。1話では中学生でしたが、この時点でケンシロウばりに「おまえのような中学生がいるか!!」とツッコみたくなる存在だったんですが、シエスタが可愛かったのでまだ許せました。

おまえのような中学生がいるか

 こいつがシエスタ亡き後はウザさに磨きがかかってしまっていて、やることなすこと鬱陶しく感じます。3年間に及んだシエスタとの活躍が描かれていないということもありますが、シエスタの名探偵部分を除いたウザい要素(美少女だから許せるけど)だけを継承してしまったような。

シエスタ亡き後

 なによりも本作、期待していたミステリー要素はほぼなさそうなんです。世界観は「ブギーポップは笑わない」に近いかも知れませんが、出来は劣化コピー的か。原作はファンが多く、出だしは悪くても最後まで見ればきっと…などとも言われています。とすると監督が悪いのか演出が悪いのか、はたまたアニメ制作会社が悪いのか。なんいせよ、ウザい主人公を我慢してまで見続けなければならない必然性はないですね。

うらみちお兄さん序盤感想

 お次は「うらみちお兄さん」。3話まで視聴しました。「おかあさんといっしょ」がモデルらしい子供向け番組「ママンとトゥギャザー」に出演する体操のお兄さんとその仲間達の日常を描いたブラックコメディです。子供たちに笑顔を振りまく優しいお兄さんが抱えるしんどい、辛い、何もしたくないといった「裏の顔」。それを時折思いっきり表に出して子供たちに見せてしまうと言う。

歌のお姉さん

 売れないアイドル歌手、ものまね演歌歌手、ナイトクラブのジャズ歌手などと職を転々し、売れない漫才コンビの片割れと同棲6年目で結婚願望が強いものの空かされまくっている「歌のお姉さん」(32才)がやさぐれているのは良く判るのですが、体操のお兄さん表田裏道(31才)がやさぐれまくっている理由が良く判りません。そのうち描かれるのかな。

さわやかお兄さん
闇だにじみ出すお兄さん

 うらみちお兄さんが神谷浩史、歌のお兄さんが宮野真守、歌のお姉さんが水樹奈々、他に杉田智和、中村悠一、堀内賢雄、三木眞一郎と、とにかく出演声優が豪華なのが話題になっています。

歌のお兄さん

 面白いっちゃあ面白いのですが、30分尺はちょっときついかも。15分くらいで良かったんでは。あとどうしてうらみちお兄さんがそこまでメンタルをやられているのかについても描いて欲しいですね。ところで歌のお兄さん、姉さんや体操のお兄さんって、それだけで食っていけるだけの収入を得られるんでしょうか?食えないから他にもいろいろバイトしているということなら、やさぐれる気持ちもわからんではないのですが。

うさぎとくま

 かつてリアル歌のお兄さん(元)がテレビで、月収は30万円程度で「恋愛禁止」「他局のテレビ出演禁止」「海外旅行禁止」「歌舞伎町を歩くこと禁止」といった厳格なルールがあることを明らかにしたそうですが、これが事実なら相当キツいですね。うらみちお兄さん化待ったなしか。しかし別のリアル歌のお兄さん(元)は“一流企業の部長クラス”の年収だったと語っており、これだと年収1000万円以上は固そうです。どっちが本当なんだ(笑)。

メイドラゴンS序盤感想

 最後は「小林さんちのメイドラゴンS」。3話まで視聴しました。1期は2017年冬季アニメで、大好評でしたが、2期制作するまでに4年以上経過してしまったのは、制作会社である京都アニメーションを襲ったあの惨劇のせいでしょう。

惨劇の地

 「惨劇」以来、京アニの初の元請制作作品ということで、放映されるというただそれだけで涙で視界が霞んでしまうというものです。なにしろ1期の監督さんも亡くなってしまっていますし。とにかく京アニに再びアニメ制作ができるようになって本当に良かったです。元請作品はほぼハズレなし(ただしエンドレスエイト、テメーはダメだ)で、“当たり”の制作会社の筆頭格である京アニの復活はアニメ業界全体にとっても明るい話題でしょう。

メイドラゴンメインキャスト

 今期クール教信者原作作品は3本もアニメ化されており、原作担当である「ピーチボーイリバーサイド」、作画担当である「平穏世代の韋駄天達」についても次回以降語ることになると思いますが、白眉はやはりメイドラゴンではないでしょうか。

トールとイルル

 新キャラとして混沌勢最過激派のイルルが登場し同じ混沌勢のトールと大立ち回りをしましたが、人タラシならぬドラゴンタラシの小林さんの魔の手(笑)にかかって同居することに。やたら巨乳ですが、ドラゴン勢は幼女のカンナを除いて大体グラマラスなので、人間に変身したドラゴン族の共通項なのかも。

メイド喫茶で働くトール

 本作はドラゴン達のいる日常生活を描きつつも、しっかり異世界側の介入も描いているので、今後もドラゴン族などが登場してくるのではないでしょうか。

杉田ドラゴン

 既にイルルを殺そうとした調和勢のドラゴンが出てきましたし。外道なドラゴンでトールにボコボコにされていましたが、CVは本作が好きと公言していた杉田智和だったので、出演できて良かったねというところでしょう。さらに杉田智和好きを公言していたトールのCV桑原由気にとっても共演して絡めたのは「ご褒美」だったのでは。

ウマ娘 プリティーダービー(第1期):なんとゲームに3年前も先行していた名作

夏空

 昨日は柄にもなく休日出勤していて失礼しました。はるか昔、土曜日が半ドンで出勤だった頃を思い出してしまいましたね。高松なら職住接近なので休日出勤もどんとこいですが、だからといってしょっちゅうした訳ではありません。それよりも本日は見事な夏空なんですが、これは梅雨明けなんでしょうか?2か月近く梅雨だったのでそろそろ青空が恋しいですが、でも猛暑は怖いですね。

ウマ娘一期ロゴ

 本日はスマホゲーム「ウマ娘 プリティダービー」で、手持ちのウマ娘25人を全員URAファイナルズで優勝させることができたことを記念して、アニメの「ウマ娘 プリティーダービー」を紹介したいと思います。視聴したのはつい最近ですが、2018年春季アニメだったんですね。制作は私の好きなP.A.WORKS。スマホゲー原作のアニメは大抵クソアニメ化するのですが、「プリコネR」もそうですが、Cygamesのスマホゲーは例外的にアニメも面白いですね。

ウマ娘リリース

 本来はアニメ放映前後にゲームもリリースするのが筋なのでしょうが、「ウマ娘」のゲームは大幅改良のため3年もリリースが延びてしまいました。このためアニメはP.A.WORKSのオリジナル作品かという感じになってしまいましたが、実在の競馬馬をモチーフにしていたことや、史実を踏まえたストーリー展開だったこと、そして競馬自体の面白さも相まって傑作になったと思います。ゲームも延期の成果で別モノのように改良され、爆発的ヒットになったし、結果的にはいいことづくめとなりました。

田舎から上京したスペちゃん

 物語は第1期の主人公スペシャルウィーク(愛称スペちゃん)がトレセン学園(「日本ウマ娘トレーニングセンター学園」)に入学するために北海道から上京してくるところから始まります。スペちゃんは周囲にウマ娘がいない環境で育ったそうですが、ウマ娘の人口比率は不明なれど、札幌のような大都会なら絶対いると思われるので、相当な田舎育ちなようです。

田舎者丸出しのスペちゃん

 ママンがスペちゃん出産直後に亡くなり、以後は人間の「おかあちゃん」に育てられましたが、この辺りは史実のスペシャルウィークのおいたちを反映しています。本物のスペシャルウィークには乳母馬が付けられたものの、気性が荒かったので人の手をかけて育てられたため、人なつこくて調教師や騎手の言う事をよく聞く穏やかな性格の馬に育ったそうです。

ライブを見るスペちゃん

 東京で初めて見たトゥインクル・シリーズ(JRAならぬURAが主催するウマ娘のレースの総称。なおURAはUma-musume Racing Associationの略です)のレースとウイニングライブでのサイレンススズカに魅了されたスペちゃんは、彼女が所属し、トレセン学園でも最強と目されるチーム・リギルへの加入を希望しますが、そこは非常に狭き門で、トライアルレースで惜しくもエルコンドルパサーに敗れてしまいます。

攫われるスペちゃん

 その直後、拉致されて無理矢理チーム・スピカに連れてこられたスペちゃん。お前らが北朝鮮の工作員か。

チームリギル

 チーム・リギルにはシンボリルドルフを筆頭に錚々たるウマ娘が名を連ねており、トレセン学園最強と目されるのもむべなるかな、です。

チームスピカ

 しかし、ゴールドシップ、ウオッカ、ダイワスカーレットの3人しかいなかった弱小のチーム・スピカも、スペちゃんとサイレンススズカの加入後にトウカイテイオーとメジロマックイーンも加わっていき、十分リギルに対抗できる顔ぶれになっていきます。

ほとんど痴漢

 実はスピカのトレーナーはスペちゃんを見初めており、当初から勧誘していたのですが、その変態不審者的アプローチにスペちゃんはビビっていたのでした。そりゃ田舎から出てきてこんな痴漢まがいに出会ったらビビりますよね。

やたら濃いトレーナー

 ウマ娘はサラブレッドと同等の身体能力を少女の体で発揮するので、本気になったら普通の人間の男など全く問題にしないと思いますが、スペちゃんの蹴りを食らって鼻血程度で済んでいるこのトレーナーも只者ではないのかも知れません。

スペちゃんとスズカの物語

 しかし憧れのサイレンススズカがリギルからスピカに移籍していたことを知ったスペちゃん、スピカ所属を承諾し、ここで「日本一のウマ娘になる」という義母との約束を果たすことを誓うのでした。

二人は同室

 スペちゃんはサイレンススズカと寮でも同室となりました。

キマシタワー

 いいですね「キマシタワー!」ですね。百合展開ですね。「Strawberry Panic!」懐かしいなあ。

エルとグラス
ハルウララとセイウンスカイ

 スペちゃんの同期にしてクラスメートには、国内外GI勝利の「怪鳥」エルコンドルパサー、グランプリ3連覇の「不死鳥」グラスワンダー、皐月・菊花二冠の「トリックスター」セイウンスカイは、史実でもスペシャルウィークと共に「最強世代」の異名を取る「1998年世代」の中核メンバーとなっています。

日本総大将

 なおスペちゃんの異名はまさかの「日本総大将」(笑)。ダービー、天皇賞春秋制覇と錚々たる実績を持つスペちゃんですが、欧州に遠征したエルコンドルパサーが勝てなかった欧州最強馬モンジューを迎え撃った99年のジャパンカップに勝利して仇を討ったことでこの異名が。

黄金世代

 本来なら“栄光の一人旅”になってもおかしくないだけのポテンシャルを持っていたスペちゃんですが、同期にもの凄い顔ぶれが揃っていたことで勝ったり負けたりの波瀾万丈なレース人生となりました。

グラス対スペちゃん

 スペちゃんは憧れのサイレンススズカ(1期上)だけを見ているようなところがありましたが、上の空になっているとグラスワンダーに差されてしまったり。アニメではスズカ←スペちゃん←グラスといった三角関係風な印象があり、グラスにはヤンデレ疑惑も生まれたりしていましたが、ゲームをプレイするとグラスはヤンデレはなく、大和撫子の皮をかぶった武士であることが判明します。

アニメのグラス印象
ゲームのグラス印象

 凄く良い娘なんだけど、育成は非常に難しく、URAファイナルを勝利させるのは一番最後になってしまいました。

必死に走るヘイロー

 アニメとゲームではこの最強世代からキングヘイローも登場していますが、この世代にかち合ってしまったためどうしてもあと一歩及ばず…という展開になってしまいました。生粋のエリートとして鳴り物入りでデビューしたことから、尊大なお嬢様キャラとして描かれていますが、実際には次々に頭角を現していく同世代のライバル達に先を越され続け、何度も何度も辛酸を舐めさせられ続けることに。

泥まみれで走るヘイロー

 ゲームでは、敗北を重ねても決して屈することなく、何度も泥にまみれながらもその度に必死に這い上がり、なお栄冠を目指そうとするキングヘイローの姿が描かれ、育成によりイメージが変わったウマ娘の筆頭に挙げられることも多いそうです。豊かな才能が器用貧乏に陥ってしまった感があり、史実でのキングヘイローのGⅠ初戴冠は6歳時の高松宮記念でした。

なで切りキングヘイロー

 JRA作成CMでのナレーション“その馬は、10度の敗北を超えて血統を証明した。敗れても、敗れても、敗れても、絶対に首を下げなかった。緑のメンコ、不屈の塊。その馬の名は「キングヘイロー」”はまさに名コピー。ゲームではGⅠレースばかりが目標レースとなるので難易度は高いですが、上手く育成すれば数々の勝利に彩られた栄光のウマ娘の誕生に立ち会えることになります。負けレースの運命をひっくり返し、居並ぶ名馬をまとめて撫で切れ!

サイレンススズカ全身図

 いかん、余談が長くなった。スペちゃんと並ぶもう一人の主人公であるサイレンススズカの異名は「異次元の逃亡者」。序盤から飛ばす「大逃げ」が持ち味で、徹底した統制を求めるリギルのトレーナーの方針では力が発揮できず、自由なスピカに移籍してきました。物静かで神秘的な雰囲気をたたえており、何よりも走ることが好きなウマ娘ですが、なんともいえないはかなげな印象があるのは、大本命視されていた98年の天皇賞(秋)の第4コーナー手前で粉砕骨折し、予後不良→安楽死となったせいでしょうか。YouTubeでも見られる当時のレース実況の「沈黙の日曜日」(サイレンススズカのサイレンスとレース日の日曜日をかけた)は、悲しいですが素晴らしいアドリブです。

骨折スズカ

 アニメでも史実どおり同じレースで骨折してしまいますが、スペちゃんとトレーナーの的確な対処と、1年を超えるリハビリの末にレースへの復帰を果たすことになります。そもそもほぼ人間であるウマ娘を安楽死処置するとかはなさそうです。馬の走力を持つとはいえ、ウマ娘の骨格は人間と同様であるため、骨折を治すことは十分可能ですが、故障前の走りを取り戻せるかどうかは骨折の深刻さで異なるほか、仮に故障が完治したとしても、精神的な問題から故障前の走りを取り戻せない可能性もあるようです。これは人間のアスリートもそうなんでしょうね。

復活サイレンススズカ
実況ももらい泣き

 アニメではサイレンスズカは復帰戦を勝利で飾ります。こういう悲しい史実を書き換える“IF”は大歓迎ですね。実況も思わずもらい泣き。ゲームでも特殊実況で“栄光の日曜日の主役となったのはサイレンススズカ!第4コーナーの向こう側からみごと盾の栄誉を勝ち取りました!”と叫ぶのですが、あまたの競馬ファンがこの実況に涙したそうです。

異世界転生したウマ娘

 そもそもウマ娘って何者なのかという話ですが、アニメはゲームの世界は我々の世界とは似て非なる異世界で、我々の世界の競走馬の名前と魂を受け継いで生まれてくるのだそうです。なんか艦娘にも似ているような気がしますね。

車と等速で走るスペちゃん

 あちらの世界にはそもそも馬という生物が存在せず、代わりにウマ娘がいるそうで、頭頂部付近の耳とお尻の尻尾以外はほぼ人間と同じ姿をしています。全力疾走するウマ娘の走行速度はおよそ時速70キロメートルにも達し、国民的スポーツ・エンターテイメントとなっている「トゥインクル・シリーズ」に参加するウマ娘が花形となっていますが、それ以外にも圧倒的な体力を活かした活動を行っているウマ娘もいるようですが、体力の違いから一般アスリートとは別枠となっているとか。「ファイブスター物語」での騎士に近い存在か。

スペちゃん誕生

 ウマ娘はその名のとおり全員女性で、競走馬としては牡馬でも女性になります。ウマ娘の娘はウマ娘になるようですが、父親は普通の人間の男性ということでいいのか。ウマ娘が息子を産む場合は普通の人間の男性となるようです。普通の人間の男女間からもウマ娘は誕生するのでしょうか。「ファイブスター物語」における騎士に近い存在であれば、そういうこともあり得そうですが。

ウマ娘親子

 “産まれた娘がウマ娘だった”…基本容姿に優れているのできっと可愛いと思いますが、スペちゃんたちの食事シーンを見ると、エンゲル係数がとんでもないことになりそうです。政府かURAからウマ娘育成補助金でも出ていないと厳しい生活を強いられる可能性も。

大食いウマ娘
上には上がいる

 スペちゃんのさらに上を行くオグリキャップの食事量を見よ。お前はフードファイターか。食性は馬よりは完全に人間寄りで、肉や魚なんかも大好きみたいですが、ニンジンなど馬が好きだとされるものも好物なようです。なお馬がニンジン好きなのは甘いからなんだそうで、リンゴなどの果物のほか、甘い物全般が好きなようです。ウマ娘はスイーツ女子なんですね。

漫画版ウマ娘

 ゲームでもアニメでも語られていませんが、馬の代わりにウマ娘がいる世界の歴史は一体どういうことになるのか非常に興味があります。騎馬民族とか存在しないでしょうし、遊牧民はどのようにして牛や羊を管理するのか。戦争の形態も大きく変わるような。万里の長城は不要だし、フン族とかはそもそもヨーロッパにたどり着けないかも。重装歩兵のファランクスが猛威を振るい続けるのでしょうか。

ウマ娘の耳は本物らしい

 あとツッコみどころになるかも知れませんが、ウマ娘の耳は馬耳だけなのかどうかという問題が。北海道時代のスペちゃんは人間用の受話器を苦労して使っていました。

ウマ娘専用電話

 寮の電話を使うサイレンススズカ。ウマ娘専用らしい巨大な受話器ですね。これらを見ると馬耳以外はなさそうですが…

ゴルシの耳当て

 なんとも気になるゴルシの耳当て。その下はどうなっているのか。
 
眼鏡のビワハヤヒデ

 眼鏡ウマ娘のビワハヤヒデ。眼鏡は別にいいのですが、その弦はどこにひっかけているのか。人間の耳の部分の構造については、大半のウマ娘は耳の部分を髪で隠しているので現時点では全く不明ですが、痕跡器官として耳自体はあっても聴力はないとかでいいんじゃないかとも思います。頭の上の馬耳が飾りでもいいのですが、ウマ娘専用受話器を登場させてしまった以上今更それは無理でしょう。顔の表情以上に耳の動きがウマ娘の感情を表していて、個人的にはとても可愛いくて好きです。

トウカイテイオーとシンボリルドルフ

 さらに競馬馬には親子などの関係がよくありますが、ウマ娘として直接的な血縁関係はないものの、お互いに「不思議な縁を感じる」と思っています。作中だとシンボリルドルフとトウカイテイオーは異世界では親子だったということで深い繋がりを持っています。

ゴルシとマックイーン

 ゴールドシップがメジロマックイーンに絡みまくっているのも、マックイーンがゴルシの祖父にあたることから深い縁を感じてのものでしょう。マックイーンが迷惑がりながらも本気で怒らないあたり、彼女も縁を感じているようです。

二人羽織神

2021年春季アニメの感想(その3):ひげを剃る。そして女子高生を拾う。/シャドーハウス/蜘蛛ですが、なにか?

栗林公園その1
栗林公園その2

 久々に栗林公園に行ってきました。6月下旬まで土日は休園していたんですが、屋内施設ならともかく、なぜに野外の庭園にその措置が。ツッコみどころはありましたが、行ってみればやはりいいですね。借景になっている紫雲山が効いていますよね。この前登っているので殊の外思い入れが。

ひげ剃り女子高生感想2

 早くも夏季アニメが始まっているので、春季アニメの感想を終わらせてしまいましょう。まずは「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」何気に今季一番好きだったかも知れません。会社の美人の先輩に振られてやけ酒飲んだ深夜、たまたま出会ったプー太郎の女子高生を拾って家にお持ち帰りしたリーマン・吉田。彼と拾われた女子高生沙優の物語です。

可愛い沙優

 この沙優、北海道の裕福な家の子なので本来はお嬢なのですが、訳あって家出して放浪中。金がなくなってからは体と引き換え男達に泊めて貰ってきたというなかなかに凄まじい経歴の少女です。吉田も当然体目当てなのだろうと思いきや、味噌汁を作れ、家事をしろという、沙優には意外なことを要求されました。そんな彼らの半年間の奇妙な同居生活が描かれます。

市ノ瀬加那

 沙優役は、やはり北海道出身の市ノ瀬加那が好演していました。「ダーリン・イン・ザ・フランキス」のイチゴの時も感じましたが、基本真面目で優等生なんだけど未熟さが隠せないというタイプの女の子を演じさせるとこの人はピカイチです。沙優はぶっちゃけ“ウリ”を繰り返してきたという子なんですが、不思議に不潔感を感じさせないのは演技力のせいなんではないかと。

まるでデート

 そして吉田。26歳と思ったより若かったので、16~7の美少女にはまっても全然可笑しくないのですが、ストイックに“まともな大人”を演じていました。自称年上の巨乳好きだったこともあるでしょうが、ミスターストイックと呼びたい。一つ部屋で半年も女子高生と暮らしていたら普通間違いが起きるぞ。というか、沙優に手を出さないにしても、いわゆる“発散”はどうしていたんだろう?

馬小屋のカズマとアクア

 「この素晴らしい世界に祝福を!」では、主人公カズマは異世界転移後しばらくは女神アクアと馬小屋で寝泊まりしていました。駄女神だけど見た目だけは美しいアクアと一緒でありながら、カズマは決して襲おうとはしませんでしたが、やはりこっそり自家発電はしていた模様。

見て見ぬ振りをする情けが

 そしてアクアが後に語ったところでは、カズマのその気配を察すると背中を向けて見て見ぬ振りをしていたそうです。“カズマが時折このような妄想にふけるのを、見て見ぬ振りをする情けが女神アクアにも存在した”ということか。

難しいや

 いや性欲バリバリの高校生(ヒキニートだったけど)なんだから襲わなかったのは偉いし自家発電も当然というか必然なんですが、26歳吉田は一体どうしてたんだろう。沙優の留守中に大急ぎでAV見てたりして(笑)。それならいいのですが、寝ている間にこっそり沙優が手や口でお世話していたとかだと作品が汚れてしまいますね。お前はサキュバスか。本作は吉田がストイックだったから良かったんで。

ひげ剃り女子高生感想

 実は吉田、結構モテモテで、石原夏織演じる後輩OL柚葉は明確に恋心を示していたし、金元寿子演じる一度は吉田を振った先輩の愛依梨(巨乳美女だが実は処女らしい)も実は好意を抱いていたので。沙優がいなかったらどちらかと結ばれていた可能性は十分あるんでしょうが、沙優に半年も同棲されてしまってはもはや敵うわけもなく。

みんな望まれて生まれてきたんやで。

 未見ですが、明石家さんまがプロデュースした「漁港の肉子ちゃん」という劇場用アニメがキャッチコピーに「みんな望まれて生まれてきたんやで」を使ったところ、“毒親”からの虐待経験者らの逆鱗に触れて炎上してしまったとか。“私は実の母親に「自殺しろ」って言われて育った”“毒親持ちの自分にはキツすぎる”等々。本作の沙優も、実兄が語ったところでは、浮気性ですっかり愛が冷めていた沙優のパパンからは中絶を迫られていたのに、沙優のママンはつなぎ止めるために意地で産んだという「望まれて生まれてきたんやで」とは言えない状況だったそうで、しかもパパンはすぐに姿を消してしまったので、ママンにとって沙優の存在意義は出生直後には消滅していたという。

自殺した友達
援交していた沙優

 家出の直接の原因は、高校時代の唯一の友人がいじめを受けて沙優の眼前で飛び降り自殺を図ったことと、マスコミの取材攻勢に疲れたママンが「あんたが殺したんじゃないの?」と言ってしまったことですが、きっとそれ以前から愛がない家で育ってきたんでしょう。むしろよくここまでまともな子になれたものだと思ってしまいますが。もしや沙優の援交には助けられなかった友人への贖罪の意識があったりもしたのか?

ひげ剃り女子高生ヒロインズ
いい人すぐる橋本

 しかし、吉田と同棲後は沙優はやたらいい人ばかりと知り合っていたような。というか吉田の周辺の人物がちょっと信じられないぐらいいい人ばかりだったんですよね。柚葉や愛依梨はもとより、同僚の橋本がいい人すぐる。上京後の沙優の唯一の友人あさみもギャルっぽいけど良い子だし。

沙優の兄

 意外だったのは沙優を捜していた兄の一颯。かつての沙優の援交相手の矢口をして「とんでもないヤツ」呼ばわりさせていた(お前が言うな)ので、悪人なのかと思いきや、普通にいい兄でした。この人が下手に金を渡してしまったことが家出→援交という転落を引き起こしてしまったのですが、それまでも沙優との関係は悪くなかったようなので、母には黙っておくから金がなくなったら連絡しろとか釘をさしておけば良かったような気もします。ドラマ的には吉田と出会ったことで沙優は立ち直れたので、そうであってはいけなかったんでしょうが。お前が沙優とママンの間をもっと取り持っていればとも思いますが、仕事もあるしなかなかそうもいかなかったんでしょうね。

ラストの沙優

 ラストは高校を卒業して再び吉田のところにやって来た沙優の姿で締めくくられました。これはもう結婚一直線。一人暮らしの若者が猫を拾ってもそれまでの生活が一変したりするところ、女子高生を拾ったらそりゃあ生活どころか人生が変わりますよ。沙優のようなJKなら私も拾いたい。でも四六時中一緒はお互いきついと思うので、部屋は専用のを別に用意しますけどね(笑)。

シャドーハウス感想

 次は「シャドーハウス」。巨大な洋館に住む貴族然としたシャドー達と、これに仕える生き人形達。あまりに謎めいた設定で、どこまで謎が解明されるのかと思っていましたが、二期がないとはっきりしないことが多いみたいです。

影道

 シャドーとは影道と書いて、日本ボクシング会の影の存在で闇から闇に葬られた拳闘集団…って、節子それ「リングにかけろ」や!

シャドーの正体 

 とりあえずシャドーというのは擬態や模倣を得意とする寄生型の妖精・モーフが人格と煤能力を得た存在で、生き人形は周辺の村から連れてこられた普通の人間の子供たちで、シャドーの元締めである「偉大なるおじい様」の煤入り珈琲によって記憶を消され、「生き人形」だと思い込まされているということは判明しました。

お披露目

 「偉大なるおじい様」がいかにしてシャドー家を作り上げたのか、主人公格のシャドーであるケイトはなぜ反旗を翻そうとしているのかなど、まだまだ未解明の謎は多いですが、とりあえず中盤の“お披露目”が謎そっちのけでとても面白かったので、あのまま生き人形(子ども達)の智恵と勇気の物語でも良いと思ったほどです。

可愛いエミリコ
洗脳エミリコ

 ケイトの相方の生き人形・エミリコがとにかく可愛い。洗脳された姿もまたよし(笑)。

篠原侑黒岩悠希

 CV篠原侑は「放課後ていぼう日誌」でいつも気だるげだった部長の黒岩悠希を演じていましたが、あまりの違いにビックリです。

カレンチャンセイウンスカイ

 大人気スマホゲーム「ウマ娘 プリティダービー」でも“可愛い”が具現化したようなウマ娘・カレンチャンを演じていますが、やはりこちらがメインストリームなのか。カレンチャン欲しいんですよね。やはり課金しかないのか…。

ケイトとエミリコ

 ちなみにケイトのCV鬼頭明里は「ウマ娘」ではセイウンスカイ(こっちは持ってます)。セイウンスカイとカレンチャンのペアとは中々に強力です。基本シャドーとペアの生き人形は同じ声優が演じていますが、ケイトとエミリコのみ別の声優となっています。

モーフ

 最終回、ケイトとエミリコを助ける謎のモーフが登場しましたが、あれは“お披露目”の途中で消滅したシャーリーだったようです。消えたのではなくモーフに戻っただけだったのか。

シャドーと生き人形

 “お披露目”でも判るとおり、シャドーの世界も結構な競争社会らしく、シャドー達はすべからく「偉大なるおじい様」に近い場所に居られることを望んでいるようです。「こどもたちの棟」の住人から「星つき」(「こどもたちの棟」の管理者)へ、そして「おじい様と共にある棟」へ。さらにその棟でも1階→2階→3階と階が上がるほど地位と権力が大きくなっていくようです。

偉大なるおじい様

 「偉大なるおじい様」のCVは土師孝也。70歳近い今も勢力的にアニメに出演していますが、若き日には「北斗の拳」でアミバを演じていたお方です。いや、トキも演じていたのですが、やはりアミバの怪演ぶりが凄くて。

天才アミバ

 ケンシロウでさえ拳を交えても偽物とわからなかった(声が一緒だからか(笑))のですが、確かジャンプ連載中でも突如うさんくさい顔つきになったように記憶しています。前号までははっきり顔を見せていなかったものの、雰囲気は完全にトキだったものが、次号ではいきなり怪しさ大爆発な顔つきになっていたので、多分作画の原哲夫もそれまで全然知らなかったんじゃないかと思っています。それもこれもアミバが天才であるせいか。いやシャドーハウスから脱線過ぎますね。

アミバ天才手帳

 OPに歌がなかったり、EDが不思議だったりと雰囲気もたっぷりだったので、ぜひ2期制作を。けっこうしょうもなかった「なろう」系(あえてナニとは…)の2期が制作されるくらいなので不可能ではないと思うのですが。

蜘蛛ですが、なにか?感想

 最後に「蜘蛛ですが、なにか?」。主人公蜘蛛子を演じる悠木碧が素晴らしかったので、このまま悠木碧劇場を見ていたいと思っていると突如差し込まれる人間サイドの話。1クール目はこれがかなりウザかったのですが、さすがに2クール目となるとそれなりに因果関係が明らかになってきて、やはりこっちも外せないのかと思うようになりました。

弱肉強食世界の蜘蛛子

 2クール目後半はかなり作画が怪しくなってきて、しょうもないCGが増えたりもしていましたが、最終回はまさかの放送延期。一週間延びただけだったのはまあ不幸中の幸いでしょうが、最終回まで見ての感想は…「いや、こっからだろ話は?」です。

勇者サイド

 蜘蛛子の話と人間サイド(勇者サイドと言うべきか)の話には、15年ほどのタイムラグがあり、蜘蛛子は蜘蛛なので誕生直後から弱肉強食的世界を綱渡りで生き延びてきたところ、勇者サイドの話はある程度成長した15、6才(つまり異世界転生した頃の年齢)からスタートしています。これをまるで同時並行的に起きているように描いていたのが一つのトリックとなっていましたが、結局最終回まで蜘蛛子とかつてのクラスメートだった勇者サイドは直接邂逅することはありませんでしたね。

未来兵器登場

 蜘蛛子サイドの話(魔王と和解して共に魔族領に赴く)はとりあえず一段落という感じでいいのですが、それから15年後の勇者サイドの話はまさにかつてのクラスメイト同士のバトルの途中で放置されたまま終了しているので、別に勝ち負けはつかなくてもいいけど取りあえず一段落したあたりまで描写してくれよと思いました。例えばアラクネに進化した蜘蛛子の出現に驚く勇者達とかまで。

同族対決

 いや、2期制作するのなら許しますが、というか2期制作しないととんでもないハリボテというか、見かけ倒しの作品になってしまう気がします。これだけ一流声優を集めているのでまさかそんなことにはならないだろうと思いますが…「なろう」系は何が起きるか判らない側面もありますからね。作者が昔Twitterで妙なことをつぶやいていたのが発掘されたりとか。

蜘蛛子と魔王の和解

 2期になると監督とか制作会社とかが変わって、1期とは全く異なる評価を受けるという場合がありますが、正直本作についてはあえて制作会社とか変えた方が評価が高まったりしないだろうかと思ったりして。あるいは分割2クールとか。それで作画レベルがキープできるなら、ですけどね。

アラクネフィギュア

2021年春季アニメの感想(その2):究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら/スーパーカブ/スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました

秋月邂逅

 「艦これ」で任務のため久々にヌルめのバシー海峡(2-2)に行ったら、ボスマスで突然秋月がドロップしました。どうやら6/22から期間限定で邂逅出来るようになっているようです。それを知っていて向かっていたら、いわゆる“物欲センサー”が作動して中々邂逅できなかったかもですが、まるで知らなかったのでセンサーが反応しなかったようです。

秋月

 先日終了したイベントで念願の初月をゲットしたので、秋月型は4姉妹全て揃っていますが、防空艦は貴重だし通常はドロップせず建造も不可なので、ありがたくサブ艦としていただいておきましょう。運営にはぜひ葛城の限定ドロップも検討していただきたいですね。

究極進化したフルダイブRPG感想

 さて最近のローテーション的には「不倫妻」のタイミングなんですが、春季アニメが終了ラッシュなので、今回はアニメ感想を優先させて下さい。まずは「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。このタイトルの長さはいかにも「なろう」系なんですが、原作はライトノベルです。

究極進化したフルダイブRPG感想その2

 陸上短距離のホープと目されていた主人公結城宏(ヒロ)は、緊張のあまり競技中に転倒した上、漏らしてしまうという非常に恥ずかしいハプニングからドロップアウトしてしまい、ヤンキーには定期的に金を巻き上げられるは、尊敬のまなざしで見ていた妹からは邪険にされるはで現実世界に失望し、ゲームにのめり込む毎日を送っていました。ある日インチキゲーム屋の美人店員に騙されて購入したフルダイブRPGソフト「極・クエスト(略称キワクエ)」をプレイする事になりましたが、それはリアルを極めすぎてクリア不可能で「めんどくさい」とされるいわゆるクソゲーでした。

現実より過酷
いじめ横行

 舞台は40年位未来の話ですが、ゲームの性能以外はほぼ現代と変わりありません。キワクエは当初そのリアリティの高さから話題になりましたが、進行があまりに面倒くさい上にゲームオーバーになるとソフトもハードも壊れてしまうため、「最低最悪のクソゲー」と評価されています。キワクエのひどさにより、「ゲームはゲームらしくあるべき」という考えが広まり、過度に現実性を帯びたゲームは以降出なくなっているので、ある意味エポックメーキングな作品とも言えますが、中古ソフトを買い取って貰うのにお金を払わなければならないと言われ、産業廃棄物のような扱いを受けています。

ヒロとレオナ

 騙されて始めたヒロはいきなり親友のNPCを誤って殺してしまい、その妹から命を狙われるようになってしまいます。獲得してしまった「親友殺し」の称号はその後微妙な変化をしつつもヒロについてまわり、キワクエ世界ではNPC達に酷い扱いを受け、また親友の亡霊につきまとわれることに。

ゲームでも漏らすヒロ

 そんな酷いゲームなら止めてしまえばいいのですが、美人店員玲於奈(他人には見えない妖精の姿でヒロをサポートしますが、超いい加減)にそそのかされて続けている間に精神的にタフになっていきます。また唯一ゲームクリアしたとされる若手都議会議員の攻略サイトも参考に、なんとか攻略しようとします。ゲーム開始時点で「テッドの町」という場所におり、この町から出ることが最初の目的になりますが、結局最終回まで出る事は出来ませんでした。

ヤバいキワクエ

 しかしキワクエのすっとこどっこいなイベントや素っ頓狂なNPC達との遭遇は確実にヒロを変えたようで、ランニングを再開したり不良の絡みを撃退したりするように。現実以上にクソなゲームに立ち向かったことで現実に対抗できるようになったようです。最初にそんなクソゲー封印して終わりじゃないかとも思いましたが、現実でも閉塞状態のヒロにとっては、いい打開策になったようです。唯一のゲームクリア達成者である若手都議会議員がむしろ凄すぎるのですが、おそらく彼も「親友殺し」の称号を得ています(笑)。

ヤバい二人

 原作は継続中で、アニメは既刊3巻のうち2巻までを描いて終了しています。今後もヒロはキワクエをプレイするのでしょうが、逃避していた現実世界に向かい合うようになったここで終わりにしても綺麗に終わっていると思います。最初の現実よりクソなゲーム世界なんて見てどうするんだと思いましたが、回を追うごとに理不尽なゲームへのヒロのツッコミやら玲於奈のボケが面白くなっていき、結構楽しく見ることができました。

スーパーカブ感想

 続いて「スーパーカブ」。小説投稿サイト「カクヨム」で連載されたトネ・コーケンの小説が原作で、両親も趣味も友達もない、何もない少女・小熊(嘘のようですが本名。多分“カブ”から命名されたと思います)が破格の値段で手に入れた新古車のスーパーカブ。カブとの出会いにより変わっていく小熊の世界が描かれていきます。

小熊とカブ

 原作は既刊8巻ですが、アニメで描かれたのは2巻まで。なので2期制作どんと来いなんですが、6話で描かれた「カブ二人乗り」がネットで炎上するなど、アニメでは説明不足な面もあったので、どうなるのか判りません。小熊のカブは小熊が小型二種免許を取得したことで50CC以上に改造されていたので、二人乗り自体は可能なのですが、免許取得後1年が経過しないと違法になってしまうのだそうです。つまり先輩カブ乗りの礼子が運転していれば良かったのでしょうが。

小熊と礼子のカブ

 リアルで美しい背景、BGMにクラシックなどを利用するフィルムスコアリング(できあがった映像に対して音楽をつけていく手法)、ゆったりとした空気感や無言の間、演出の難しい日常芝居を重視するような作風は評価が高いですが、説明不足と思われる場面も結構ありました。

冬仕様カブ

 例えば乗り始めの頃はズブの素人だった小熊がカブを知っていく過程は良かったのですが、終盤ではすっかり「プロのカブ乗り」(笑)になっているのですが、そこまでの経験とか知識を得る過程は描かれていないんですよね。

問題の二人乗り

 また「ホンダ・スーパーカブ総生産1億台記念作品」と銘打たれたせいかも知れませんが、スーパーカブ推しが過ぎる傾向があったような。例えば終盤、親しくなった同級生の恵庭椎が事故で自転車で川に落ちた際、なぜか親ではなく小熊に電話して助けを求め、小熊も小熊で親や消防などに連絡もせず「カブが行く」とか言って現場に向かったり。どこのハードボイルド作品だ(笑)。

春を探しに

 結果的に椎に外傷はなかったのですが、自力で川から出られない状態なら骨折などを疑ってもおかしくないし、小熊は自分一人でなんとか出来るという判断をどこで行ったんだと。助けに行くにしても、結果「そんなに大騒ぎしなくても良かったな」ということになろうとも、消防や警察には連絡しておくのがベターだと思うのですが、カブ推しが過ぎたあまりに常識外れな行動になってしまっているような。

事故った椎

 事故で椎は自転車を壊してしまった(それほどの事故なのに本人は無傷というのがまた…)ので、スーパーカブよりコンパクトなリトルカブを購入しており、今後は3人でツーリングが出来るようになっていますが、物語はそこで終了しているのでトリオでのツーリングは2期以降ということに。

カブで雪遊び

 それはともあれ、スーパーカブのある生活、なんか良さげですね。世界中で広く普及していてカスタムパーツが豊富で交換部品の入手も容易なので、「装甲騎兵ボトムズ」で言えばスコープドックみたいなものか。キリコのように小熊もそのうちスクラップ置き場でカブを一台でっち上げたりして。ノーマル状態からスチールボックスやら前カゴを付けて積載能力を上げ、冬にはウインドシールドとハンドルカバーで寒冷対策など、カスタマイズの楽しみもあったりして。レッドショルダーカスタムとかもあったりして。

スライム倒して300年感想 

 最後に「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」。こちらは正真正銘の「なろう」系です。過労死してしまったOLが女神に同情され、不老不死の魔女(17歳)として異世界に転生しますが、平和な村近くの高原でスローライフを満喫しつつ、生活費稼ぎとして毎日スライムを倒していたら、300年経って「レベル99」の最強の魔女となっていたという。

アズサの前世

 “高原の魔女”アズサは前世が前世だっただけにスローライフに憧れており、満喫したいと思うのは自然なんですが、300年はさすがに飽きるんじゃないですかね。性別は違いますが2020年秋季アニメ「神達に拾われた男」の主人公も前世はブラック企業勤めで、転生後は神達の手厚い加護を受けて森で一人暮らしをしていましたが、3年くらいで世に出ることになっていました。作品の出来はともかく、一人でスローライフを満喫というのは3年程度で十分じゃないかと思いますが。

スライム退治

 最強の魔女という噂はたちまち広がり、ドラゴンが挑戦して来たり、殺したスライムの魂から生まれた精霊が復讐に来たり、上級魔族と知り合ったりと、300年間の静かな暮らしは一気に変化していくことになりますが、アズサは賑やかなのも悪くないと言っているのでそれはそれで楽しいようです。

神達に拾われた男くまクマ熊ベアー

 女性主人公がチート能力を持ちつつのんびり暮らすというパターンは、やはり2020年秋季アニメの「くまクマ熊ベアー」(「なろう」系)にも近いです。「なろう」で一つの流行なのかも知れませんね。いろいろ事件は起きますが、基本ゆるいので深刻な事態になることはなく、続編を作ってもやはりゆるく進行することになるんでしょうね。はっきり言って「神達に拾われた男」+「くまクマ熊ベアー」÷2で「スライム倒して300年」になると思います。

アズサと愉快な仲間達 

 「スライム倒して300年」と「神達に拾われた男」「くまクマ熊ベアー」の3作品は、ぼけーっと何も考えずに眺めたり、何かしながら横目で見ているのに適当な作品かなと思います。見て何が残るということはありませんが、日々の暮らしに疲れた心にうるおいというか安らぎのようなものをくれるような。疲れていない人には無用ですが、そうでない人には悪くないと思います。何気に声優も豪華だし。

17才になったアズサ

2021年春季アニメの感想(その1):異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω/戦闘員、派遣します!/転スラ日記/聖女の魔力は万能です

ピックアップガチャ

 Cygamesの「ウマ娘」の大躍進とは裏腹の「サクラ革命」の大コケで、やばいと囁かれているディライトワークス。唯一と言っていいドル箱タイトル「FGO」は死守していかなければならないところ、ようやくストーリークエストの新章(2部6章)が公開され、再び盛り返しているようです。ちょうど石が30個ばかりあったのでピックアップガチャを引いてみたら、なんと☆5のモルガンが2枚も出ました。

モルガン

 ☆4の妖精騎士ガウェインか妖精騎士トリスタンの1枚も当たればラッキーだと思っていたのになんという誤算。「艦これ」で宗谷を入手できず、「プリコネR」で水着サレンを出すのに天井になってしまったという不運の“揺り返し”がここで出たのでしょうか。「アーサー王物語」では、アーサー王には異父姉が3人いて、モルゴース、エレインとモルガン(モルガン・ル・フェイ)。なんでこんなに異父姉がいるのかと言えば、アーサーのパパンのウーサー・ペンドラゴンがコーンウォール公ゴルロイスの妻であるイグレインに一目惚れし、マーリンに頼んでゴルロイスに化けてNTRしたからです。

ウーサーのNTR

 ジョン・ブアマン監督の1981年作品「エクスカリバー」では、ウーサーは鎧を着たままイグレインをNTRしていました。また快楽の中でアーサーを身籠もるイグレインと、今まさに死を迎えようとしている断末魔のゴルロイスを交互に描くことで、生と死の端境を描いていました。

カムランの戦い

 ゴルロイスはウーサーとの戦いで戦死したので、モルガン達からすればアーサーは弟だけど父の敵の息子ということにもなります。アーサー自身には罪はないけど、異父姉達がアーサーを敵視する気持ちもわからんでもありません。3姉妹のうちエレインは特に活躍しませんが、モルゴースは円卓の騎士ガウェイン、アグラヴェイン、ガヘリス、ガレスらの母なので間接的にアーサーに貢献している反面、モルゴースを姉とは知らなかったアーサーとの間に不義の子モードレッドを生んでおり、このモードレッドが後に反乱を起こしてカムランの戦いでアーサー王と相打ちとなることになります。

エクスカリバー

 モルガンは魔女として知られ、最強の敵としてアーサーの前に立ちはだかります。ランスロットを誘惑したり、聖剣エクスカリバーの鞘(傷を癒やす力と持ち主を不死にする力があり、ある意味剣本体より重要)を盗んだり。これによってアーサーはモードレッドと相打ちになってしまうので、間接的に殺害したと言っても良いかもしれません。三姉妹は多すぎるし、モルガンとモルゴース名前が似ているので同一視されることもあり、前述の「エクスカリバー」ではモーガナがモルガンとモルゴースの役を兼ね、ついでにマーリンを封印する女妖精の役も担っていました。このように多少の脚色や変更はよくあることだし、FGOでアーサー王伝説が日本の若者に広まること自体は結構なことなんですが、オリジナルを歪め過ぎてしまうようなことにならないといいですね。

異世界魔王と

 ☆5モルガンを2枚も引いた喜びから話が長くなってしまいましたが、これから本題です。すでに続々と終了している春季アニメの感想をさくっと述べていききましょう。まずは「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω」。2018年夏季アニメの2期となります。

バドゥタ対ディアブロ

 1期は「なろう」系チックなテンプレ異世界ものだろうとあまり期待していなかったら思いのほか面白かったという、良い意味で予想を外してきた作品だったので2期にも期待したのですが…今度は悪い意味で予想を外してきましたね。いわゆる“大人の事情”があるんでしょうが、監督以下の多くのスタッフやアニメーション制作会社も変更されていたんですね。そのせいか、原作やメインキャストは同じはずなのに1期に比べて盛り上がりがないままに終了してしまいました。10話で終了というのもなんだかなあという感じです。

襲われるルマキーナ

 教会の腐敗という話があって、教会の最高権力者である「大主神官」なのに命を狙われるルマキーナをディアブロが助けるという展開でしたが、この教会が駄目すぎ。上層部は腐敗しているのはいいとして、傀儡であっても信仰のシンボルである大主神官をひたすら殺そうとするのはまずいでしょう。捕らえて魔法なり薬なりで洗脳して生かして使っていかなきゃ。教会上層部は一部が腐敗どころか、一部を除いて腐敗しているという状態なので、どうしてそこまで堕ちたのかも謎ですが、それならそれで看板の聖少女は大事にこき使っていかないと。

兎田ペコラが登場

 作画も良くない、バトルもつまらない。お色気も1期に比べて控えめと、正直良いところがありませんでした。人気VTuberの兎田ぺこらみたいなキャラがモブで登場していたのが話題になっていましたが、話題になったのはその程度というのも寂しいですね。ルマキーナはCVが私が今注目している伊藤美来ということもあったので、せめて新たなお色気要員としてもっとセクシーな演出が欲しかったですね。最初は良い感じだったんですが…

ビジョスとルマキーナ

 1期のサドラーとかアリシアはその悪辣さとか闇の深さがそれなりにしっかり描かれていましたが、2期のビジョスとかバドゥタについては軽すぎましたね。それだけの権力や強さを持ちながらなぜ堕落したのかについて、もうちょっと説得力がある描き方が出来ていれば良かったのに。

戦闘員感想

 続いて「戦闘員、派遣します!」。原作は傑作異世界コメディー「この素晴らしい世界に祝福を!」の暁なつめ。「このすば」より前に「小説家になろう」で連載していたもので、キャラクターも「このすば」のプロトタイプじゃないかと思える者がたくさんいました。

戦闘員、派遣しますその2

 こちらは異世界ではなく他の惑星に転送されているのですが、そこはファンタジー世界そのままだったので、事実上異世界もので問題ないでしょう。主人公戦闘員6号はその名のとおり秘密結社キサラギの下っ端戦闘員ですが、本当は現在の最高幹部3人とともにキサラギを立ち上げた結成メンバーの一人です。なのに卑屈で捻くれた性格が災いしてか、今も末端戦闘員のまま。立ち位置は「このすば」のカズマですが、カズマほど面白いキャラではなく、6号をブラッシュアップしてカズマが出来たんだろうなという感じです。

下卑た6号

 他のキャラも、それぞれ「このすば」キャラのプロトタイプと言った雰囲気がありますが、やはり「このすば」ほど突き抜けていませんでした。傑作駄女神アクアもこういう試行錯誤の末に生まれたのねということでしょうかね。

No6.jpg

 伊藤美来が歌うOP「No.6」は非常に良い曲で、なぜ彼女は登場しないのかと思っていたら、終盤に敵である魔族四天王として登場していました。美少年キャラより美少女キャラを演じて欲しかった。しかし、伊藤美来は「好きな声優さん」に取り上げたいと思っていたのですが、見たことのある出演作が少なくて困っていたところ、これで数は揃ったかも知れません。

転スラ日記感想

 お次は「転スラ日記」。正式名称は「転生したらスライムだった件 転スラ日記」で、本編のスピンオフ作品です。第2部が分割2クールとなり、前半と後半の狭間で放映されました。つまり9ヶ月連続放映なわけで、制作会社も同じなので、時間稼ぎとしての意味があったのかどうか。

転スラ日記その2

 これまでの展開の中でのリムルが作った魔国連邦テンペストでの日常がコミカルに描かれているほか、本編であまり触れられないサブキャラも深く掘り下げられていました。本編では大事件ばかり発生していますが、実際には何もない平和な日々もあったということですね。

盆踊り導入

 特に山があるわけでもない日常系なので、本編だけ見たいという人には冗長かも知れませんが、ファンは面白く見たのだろうと思います。スライムになっても元の世界の年中行事を持ち込もうとするリムルには、もっと異世界に転生したという認識を持って欲しいところです(笑)。生前はおっさんだったので、リムルとしての声は今のまま(CV岡咲美保)でいいとして、モノローグとか回想は「異世界転生」のようにおっさんの声だったらいいのにと思います。そうであれば元の世界への執着も理解できるないではないのですが、転生したスライムの声のままで元の世界を回顧するのはちょっと違和感が。

聖女の魔力感想

 最後に「聖女の魔力は万能です」。原作は「なろう」系ですが、見て判ったことは、これは女性向けの作品だったんだということ。主人公小鳥遊聖の周囲はイケメンで固められています。本編では聖の思い人は第三騎士団長アルベルト・ホーク一人ですが、乙女ゲーム化させたら、お相手候補はたくさんですね。

召喚される聖
召喚される愛良

 魔物の大量発生に悩む王国が打開策である聖女召喚を行ったことで、問答無用で異世界に召喚された聖ですが、なぜか同時に美少女JK御園愛良も召喚されていて、儀式を主宰していた第一王子カイルはなぜか愛良を聖女と決めつけて聖は放置。しかし実際は聖が聖女だったという展開です。

バカ王子
ガン無視

 この王子はもの凄い馬鹿なんですが、元々は断罪されて愛良と共に国外追放される予定だったのだそうです。しかし読者に「愛良がかわいそう」という声が多かったため方針を変更したということで、アニメも何とか王子をフォローしようとする描写がありました。…が、それでもまだキッツイですね。聖女扱いをするなら、まずは能力を見定めてからにするべきで、ルックスで判断するなと。アイドルとかモデルのオーディションじゃあるまし。

モブもイケメン

 そんな馬鹿王子に重要な仕事を任せている王国も王国なんで、もっと機構改革した方がいいですね。“君臨すれど統治せず”路線にするとか。それに王様が後になって聖に無礼を謝っていましたが、王国の存亡を左右するような重要な儀式を馬鹿王子に任せている時点でお前もお前だ(笑)。

ホークと聖

 それはそれとしてホーク団長に恋をして彼を思うと聖の聖女としての能力が発揮されることが発揮されることが判明し、「聖女の魔力は愛です」となったところでアニメは終了。まあいいんですが、どうして魔物が増えるのかとかという問題については原因が究明されませんでした。聖女というのは言ってみれば対症療法なので、元を絶たなければダメだろうと思うのですが。聖女を呼べばその都度危機は回避できるからそれでいいんじゃという考え方もあるかも知れませんが、召喚は不可逆的で問題解決後に帰らせることができないというのが大問題。ブラック企業勤務でお疲れ気味だった聖はともかく、楽しく暮らしていた愛良なんか可哀想の一言でしょう。しかも聖女じゃないとか。なぜ召喚したし。その理由とか原因も全く解明されていません。

イケメンと美女

 この王国は、①魔物が定期的に増える原因をちゃんと究明し、抜本的解決法の有無をはっきりさせる ②聖女召喚について、問題解決後に元の世界に戻る方法を開発する ③そもそも聖女の資質がない人間がなぜ召喚されたかについてちゃんと原因を究明して対策を立てる-といったことをしなければならないと思います。その上で聖女の処遇(待遇だけでなく、異世界知識の付与とかということもちゃんと考えましょう。

オスカル(剣に注目)

 異世界転生ものではないですが、やはり女性漫画家が原作の「赤髪の白雪姫」でも思ったのですが、女性作家・漫画家は創造した王国の機構とか軍制といったことにはあまり関心がないらしく、そのせいで抜本的な問題が見過ごされたりします。例えば「ベルサイユのばら」(これに限らない話ですが有名作なので)のような女流作家の漫画では、衣装・髪型・アクセサリーなどは実に絢爛豪華に描かれている反面、武器などの描写はかなりいい加減(画像参照)で、こんな適当な剣や銃を持った軍人にまともな戦闘ができるかとかツッコみたくなったりしたものですが、多分男と女では興味の焦点が違うのでしょうね。SF漫画家としてはアイディアもセンスも超一流の萩尾望都でも、メカ類の描写についてはずいぶんとしょぼくなるんですよね。  

視聴予定の2021年夏季アニメ:続編と“クール教信者”成分が多い11本です

紫陽花と梅雨の晴れ間

 夜はずっと雨が降って、朝出かける前に止む。これだ、これこそあるべき梅雨の週末だ。金曜日夜は洗濯デーなんで室内干し&浴室干しになりましたが、それくらいは受忍限度。傘なしでウォーキングできるなら許します。

2021夏アニメ一覧

 さてそろそろ春アニメも終盤にさしかかっていて、次の季節のアニメを見繕わないといけない時期となりました。どんな作品を選ぶのかは、チョイスの巧拙ということもありますが、その時の精神状態も結構反映しているような気がします。結構選んだ作品で精神分析が出来ちゃったりして。精神科で導入してみてはどうでしょう。

うらみちお兄さんその1

 などとどうでもいい話はさておき、早速選んでいきましょう。例によってあいうえお順です。まずは「うらみちお兄さん」。久世岳のWebコミック配信サイトで連載中のギャグ漫画が原作です。2021年5月時点で電子版を含めたコミックス累計発行部数は150万部を突破しており、第3回「次にくるマンガ大賞」の「Webマンガ部門」第1位、2017年度の「WEBマンガ総選挙」の「インディーズ部門」で第1位を受賞しています。当初は2020年の放送を予定していたものの、制作上の都合で延期になっていた模様。

うらみちお兄さんその2

 教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん、表田裏道。通称“うらみちお兄さん”は子どもたちに笑顔を振りまく優しいお兄さん。でも、ときどき垣間見えちゃう“裏”の顔。しんどい、辛い、何もしたくない。不安定なメンタルからポロッと漏れる大人の闇に、子どもたちもドン引き気味……!?それでも大人は前を向く。世の中に希望はなくても、社会の仕組みに絶望しても……!「教育番組のお兄さんとして、その期待に……応えたい」大人になったよい子に贈る、"後ろ向き"の人生讃歌。いよいよ2021年7月より放送スタート!…ということです。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…Xその1

 「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X」。昨年の春季アニメで一番好きだった作品の第2期ですね。一応綺麗な形で終わっていたのですが、続きをやるというのであればぜひ見なければ。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…Xその2

 第1期の舞台は乙女ゲーム「FORTUNE・LOVER」の設定そっくりでしたが、人気ゲームなら当然続編が出る訳で、第2期は「FORTUNE・LOVER II」の設定が反映されるらしいです。カタリナは「FORTUNE・LOVER」もプレイ途中で亡くなってしまっているので、当然2作目なんか全然知らないでしょう。カタリナは得意の「脳内会議」と天性の人タラシ能力で再びの破滅フラグを回避できるのか。

かげきしょうじょ!その1

 「かげきしょうじょ!!」。斉木久美子の漫画が原作で、原作は集英社の「ジャンプ改」で連載され、同誌休刊後は白泉社の「MELODY」で連載されています。「ジャンプ改」は青年誌、「MELODY」は少女誌ということで、掲載誌の変更で内容は変わっているのでしょうか。

かげきしょうじょ!!その2

 未来のスターを目指し、輝く舞台へ情熱をそそぐ歌劇少女たちの〈青春スポ根ストーリー〉!!大正時代に創設され、未婚の女性だけで作り上げる美しく華やかな舞台で世代を超えて人々の心を魅了する「紅華歌劇団」。その人材を育成する「紅華歌劇音楽学校」に、高い倍率をくぐり抜け入学してきた第100期生たち。“オスカル様”に憧れる、178cmの長身を持った天真爛漫な少女、渡辺さらさ。夢も友達も、すべてに無関心な元・国民的アイドル、奈良田 愛。何もかもがバラバラな彼女たちの、希望と葛藤に満ちた音楽学校生活が今、幕を開ける──!!…という作品だそうです。

サクラ大戦

 なんとなく懐かしの名作ゲーム「サクラ大戦」を彷彿とさせるあらすじですね。「3」まで楽しくプレイしましたよ。え?「サクラ革命」?

なんのことかなフフフ

 「革命」ってのは失敗したらただの「反乱」なんじゃないですかねえ(笑)。ま、プレイしていないので内容については批判できませんが、「サクラ革命」を一言で評した「ご当地ブス集め」というもの凄いパワーワードは「記憶に残る一言」で取り上げるかも。

小林さんちのメイドラゴンSその1

 「小林さんちのメイドラゴンS」。2016年春季アニメの待望の第2期ですね。5年とはずいぶんと待たせたものですが、アニメ制作が京都アニメーションと聞けばそれはもう仕方がないですね。例の惨劇で第1期の監督も亡くなってしまったそうですが、惨劇後初の京アニ元請作品ということで、成功を心から祈念します。

小林さんちのメイドラゴンSその2

 あのはちゃめちゃドラゴンメイドが再び!ひょんなことから小林さんちのメイドとして働くことになったドラゴン・トール。大好きな小林さんに時々(嘘。たくさん)迷惑を掛けながらも、なんとか人間社会に溶け込み立派に(嘘。そこそこに)メイド業をこなしていた。同じドラゴンのカンナ、ルコア、ファフニール、エルマたちも、それぞれ自分の居場所を見つけて、人間たちと異種間コミュニケーションを満喫していた。そんなまったり、たまに激動の日々を送っていた頃。小林さんに、新たなドラゴンの脅威が襲いかかる――。…という作品だそうです。

白い砂のアクアトープその1

 「白い砂のアクアトープ」。私のご贔屓であるP.A.WORKS制作のオリジナルアニメです。ご贔屓といいながら2018年秋季の「色づく世界の明日から」以降見ていませんでしたが、「花咲くいろは」「TARI TARI」「SHIROBAKO」「ハルチカ」は今でも高く評価しています。その一方では世紀の怪作「グラスリップ」も作っているのですが(笑)。

白い砂のアクアトープその2

 「――見えた?」くくるは、そっと、がまがま水族館のヒミツを教える。「ここではときどき、『不思議なもの』が見えることがある」夏の日差しが降り注ぐ、沖縄。那覇市内からバスに乗り1時間あまり揺られた先に、その水族館はある。沖縄本島南部、美しいビーチのすぐ脇にある、ちいさな、すこしさびれた「がまがま水族館」。18歳の女子高生・海咲野くくるは、そこでまっすぐ、ひたむきに仕事をしていた。祖父に替わって「館長」を名乗るほど、誰よりもこの水族館を愛している。ある日くくるは、水槽の前で長い髪を揺らしながら大粒の涙をこぼしていた女の子・宮沢風花と出逢う。風花は夢だったアイドルを諦め、あてもない逃避行の先に、東京から沖縄へやってきたのだ。がまがま水族館に流れる、ゆっくりとした、やさしい時間。居場所を求めていた風花は、「水族館で働きたい」と頼み込む。出会うはずのなかったふたりの日常は、こうして動き始めた。しかし、がまがま水族館は、「不思議」と一緒に、「閉館の危機」という大きな問題を抱えてもいた。迫りくるタイムリミットを前に、ふたりは立て直しを目指して動き始める。かけがえのない場所を、あたたかな寄る辺を、守るために。…という作品だそうです。「サクラクエスト」以来の「働く女の子シリーズ」第4段になるのでしょうか?

探偵はもう、死んでいる。

 「探偵はもう、死んでいる。」。二語十(ダジャレか)のライトノベルが原作で、第15回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》を受賞しており、2021年5月時点でシリーズ累計発行部数は50万部を突破しているそうです。漫画なんかに比べると発行部数はかなりの開きがありますが、小説なら大いに売れている部類なんでしょうね。

探偵はもう、死んでいる。その2

 「君、私の助手になってよ」巻き込まれ体質の少年・君塚君彦は、上空一万メートルを飛ぶ飛行機の中、探偵を名乗る天使のように美しい少女・シエスタの助手となった。二人は世界の敵と戦うため、三年にもわたって世界中を飛び回り、目も眩むような冒険劇を繰り広げ――やがて死に別れた。激動の日々から一年。高校三年生になった君塚は日常という名のぬるま湯にとっぷり浸かり、ごく普通の学生生活を送っていた。そんな君塚の元に一人の依頼人が現れる。「あんたが名探偵?」同級生の少女、夏凪渚との出会いをきっかけに、過去と現在を繋ぐ壮大な物語が再び始まろうとしていた――という作品だそうです。なんだか良く判りませんが、本格推理を期待しています。

転スラその1

 「転生したらスライムだった件 第2期 第2部」。「転スラ日記」を挟んでの分割2クールの後半です。なにげに「転スラ」は「リゼロ」と並ぶ「なろう」系の大河作品ですね。

転生したらスライムだった件 第2期 第2部その2

 主人公リムルと、彼を慕い集った数多の魔物たちが築いた国<ジュラ・テンペスト連邦国>は、近隣国との協定、交易を経ることで、「人間と魔物が共に歩ける国」というやさしい理想を形にしつつあった。リムルの根底にあるのは人間だったスライム故の「人間への好意」……しかしこの世界には明確な「魔物への敵意」が存在していた。その理不尽な現実を突き付けられた時、リムルは選択する。「何を失いたくないのか」を――ファン待望の転生エンターテイメント、暴風の新章に突入!…という展開だそうです。リムルが魔王となり、盟友である“暴風竜”ヴェルドラ=テンペストも復活したので、いよいよ今まで様々に暗躍してリムルの邪魔をしてきた魔王クレイマンとの対決になりそうです。

ピーチボーイリバーサイドその1

 「ピーチボーイリバーサイド」。講談社の「少年マガジンR」に連載されているクール教信者が原作、ヨハネが作画の漫画が原作です。クール教信者は「小林さんちのメイドラゴン」の原作者でもあります。元はクール教信者が新都社のWebコミック配信サイト「ヤングVIP」で連載していましたが、作画ヨハネでリメイクとなったそうです。なんか「ワンパンマン」みたいですね。

ピーチボーイリバーサイドその2

 昔々のお話です。ある所におじいさんとおばあさんがおりました。おじいさんは山へ芝刈りにおばあさんは川へ洗濯に──(中略)ついには鬼を退治しましたが、外国にも鬼がいるようなので...桃太郎は海を渡りました。すごいのは倒したこと 喜ぶべきは救ったこと ただ一つ...駄目だったことは......────楽しんだことこれはもしもの話だが......もし流れてきた大きな桃が一つではないとしたら...日本に流れてきた桃が複数あるうちの一つに過ぎないとしたら...という話だそうです。二つ目の画像がヤバいですね。

ひぐらしのなく頃に 卒その1

 「ひぐらしのなく頃に 卒」。昨年秋季アニメ「ひぐらしのなく頃に 業」の続編です。「業」は当初は「業」の文字がなく、過去作のリメイクであるかのような態を取っていて、途中で新作であることを明らかにしましたが、こちらは最初から「卒」の字が入っています。まあ今回は続編なのは隠しようがありませんから。

ひぐらしのなく頃に 卒その2

 今まで脇役だった沙都子が主人公となり、望むべき未来を探し求めていくという、猟奇版「STEINS;GATE」とでも言うべき展開となっています。沙都子視点からはあの梨花が頑固でわからずやに見えるのが不思議です。親友といえどもいつまでも一緒には居られない、訣別するべき時が来るということを沙都子が理解するのが一番だと思うのですが、さてどうなるのでしょうか。

平穏世代の韋駄天達その1

 「平穏世代の韋駄天達」。白泉社の「ヤングアニマル」に連載されている原作天原・作画クール教信者の漫画が原作です。天原といえば私の大好きな問題作「異種族レビュアーズ」の原作者。そしてまた出たクール教信者。来季はクール教信者祭りか。

平穏世代の韋駄天達その2

 “韋駄天”ד魔族”ד人類”、何が起こるか誰にもわからない禁断のバトルロワイアルがいま始まる――!!壮絶な戦いの末、圧倒的な速さと強さを誇る戦いの神々「韋駄天」が世界を破滅に導く「魔族」を封じ込めてから800年。今や“あの戦い”は遠い神話の中の昔話でしかない。生まれてから一度も戦ったことのない「平穏世代の韋駄天達」が平和ボケしている中、何者かにより、再び魔族が長い眠りから復活させられた――!?武力、智略、政治、陰謀、使えるものはとにかく何でも持ってこい!ノールール&ノーリミットな三つ巴のバトルロワイアルがいま始まる!!…という作品だそうです。

魔法科高校の優等生その1

 「魔法科高校の優等生」。言うまでもなく“さすおに”こと「魔法科高校の劣等生」のスピンオフ作品です。「劣等生」も原作は完結しているので続編作れよと言いたいところですが…。「優等生」は森夕作画によるスピンオフ漫画が原作で、「劣等生」の「入学編」「九校戦編」を深雪の視点から描いているそうです。

魔法科高校の優等生その2

 ──魔法。それが現実の技術となってから一世紀弱。魔法を保持・行使する「魔法師」の育成機関、通称「魔法科高校」。若い才能たちが日々研鑽に励むこの学園に西暦2095の春、とある少女が入学する。才色兼備で完全無欠な優等生──彼女の名は、司波深雪。共に入学した兄・達也との仲睦まじいスクールライフを夢見ていた深雪だったが彼女の前には「一科生」と「二科生」──優等生と劣等生の壁が立ちはだかり……? 優等生の妹と、劣等生の兄。個性豊かなクラスメイトやライバルたちと繰り広げられる青春スクールマギクス、ここに開幕! お兄様、今度は深雪が主役です。…とのことです。麗しのはやみんボイスを楽しみにしてます。

現実主義勇者の王国再建記月が導く異世界道中

 これで全11本。恒例の補欠(グラップラー刃牙風に言えば“超豪華なリザーバー”)は、「なろう」系の「現実主義勇者の王国再建記」、同じく「月が導く異世界道中」、漫画原作の「出会って5秒でバトル」
あたりでしょうか。超豪華なリザーバーは4作品用意しなければなりないのですが……ッッどーやらもう一作品は到着が遅れている様ですが、到着次第ッ皆様にご紹介致しますッッ(笑)。

出会って5秒でバトル

2021年春季アニメ序盤の感想(その3):異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω/スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました/シャドーハウス

コロナウイルス変異型

 変異ウイルスの流行により、愛媛でまん延防止等重点措置(まん防)が適用されたり、徳島でもまん防適用を要請するの方針だったりと、四国もコロナ禍と無縁ではいられません。五月晴れとは裏腹にぱっとしないGWですが、マリンライナーに乗って岡山に遠征してきました。訪問先については今後紹介していきますが、行き先が本州であっても、私が四国に居住している限りはカテゴリは「どっきん四国」(笑)。

異世界魔王と召喚少女Ω序盤感想

 さて春季アニメ序盤の感想もそろそろ終わりにしなければ。まずは「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω」。4話まで視聴しました。ラノベ原作ですが、主人公がゲームキャラとしての姿と能力で異世界に飛ばされているあたり、「なろう」系の「オーバーロード」や「魔王様、リトライ!」に似ていますが、両作品がなぜ異世界転移したのか不明なのに対し、本作は異世界の住人に召喚されたというところが異なります。

ディアブロ

 2018年夏季に一期が放映された作品の二期です。一期はテンプレのような設定ながら、結構上手くまとまっていて面白かったので期待したのですが、監督・アニメ制作会社をはじめ、制作サイドの陣容はかなり大幅に変わっています。そのせいか、主要登場人物3人以外の一期のキャラは一話のみの登場でほとんど排されてしまっています。

ルマキーナ

 変わって異世界の教会(枢教院)の最高権力者である大主神官のルマキーナ、冒険者のホルンが仲間に加わっています。ルマキーナは今回のヒロイン的立ち位置で、教会の頂点でありながら実質的な権限は持たず、教会の不正をただそうとして刺客を送られる始末。ちょいエロ要員としても大活躍します。

シェラ
レム

 自称“異世界の魔王”(実際そうなんだけど、いくら言ってもほぼ誰も信じてくれない)である主人公ディアブロは、ゲーム内で圧倒的強さを誇っていたステータスそのままに多数の魔術を操り、高レベルなので生半可な攻撃は一切通らず、こと魔術に対しては装備している「魔王の指輪」の効力で反射してしまうため、異世界でもほぼ無双状態ですが、現実世界の本当の自分は引きこもりのコミュ障なので、相次ぐラッキースケベに動揺しまくりながらも魔王キャラを演じることでどうにかやっているという状況です。

ルマキーナエロシーン

 ルマキーナはディアブロすら驚くほどの魔力を持ち、強力な治癒や浄化を使いこなす反面、自分自身には効果を及ぼせないという制約を持っており、いかにも保護してやらなければならないという都合の良い設定になっています。CVは今売れまくっている伊藤美来。本作では歌を歌わず、CVとして出演していない「戦闘員、派遣します!」で歌を歌っている不思議。

エロ要員ルマキーナその2

 しかしこの世界の教会は腐っていますね。聖騎士はろくでもないのばかりだし、ルマキーナが頼みの綱にしていたバドゥタ聖騎士長は、会ってみれば完全に腐敗していました。そのわりにディアブロをあと一歩まで追い詰めるほどの戦闘力を持っており、一期に登場したガルフォードといい、異世界の住人も決して弱くはないので、異世界魔王ディアブロといえども「オーバーロード」のアインズ程余裕をかましてはいられません。

エロ要員ルマキーナ

 取りあえずルマキーナに掛けられた呪いは解くとして、その後はどうするんでしょうか。教会改革まで手を貸すのか。魔族も暗躍しているようですが、ディアブロは魔王クレブスクルムを仲間にしているのに、大半の魔族は全然言うことを聞いてくれません。強くても記憶がない不完全な復活が「失敗」とみなされているようなので仕方がないのか。ちょいエロを楽しむ作品なので、あまり深く考えずにゆるーく見ているのが正しい鑑賞法なのでしょう。

スライム300年序盤感想

 次は「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」。4話まで視聴しました。このタイトルの長さ、貴様「なろう」系だな!「なろう」系に違いあるまい!はいそのとおり。現世で過労死したOL相沢梓が異世界に転生します。通り魔に殺されたリーマンは異世界転生してスライムになっていましたが、彼女の場合は女神様が同情してくれ、見た目17歳の不老不死の魔女にしてくれました。なぜに17歳。それは女神様のCVがお姉ちゃん(井上喜久子)だから(笑)。

女神様
魔法も強力に

 そしてとことんスローライフを満喫してなんと300年。生活費稼ぎのために毎日スライムを倒していたらレベルがMAXとなり、最強の魔女になってしまいました。300年の生活は一瞬だったので、300年もスローライフやってたらいい加減飽きるんじゃないかとか、300年間毎日律儀にスライムを倒しているあたりが過労死に繋がるんだよなとかツッコみどころは一杯ですが、緩い作品なのでスローライフな目線で見てやるのが吉でしょう。

スローライフで300年
賑やかになった高原

 通称「高原の魔女」アズサのCVは悠木碧。作風のせいか、それとも「蜘蛛ですが、なにか?」でほぼ毎回のように独演会を開催している疲労からか、かなり緩めに演じているような感じです。だがそれがいい。全体的に緩い雰囲気の中、共演者は何気に人気声優ばかりで豪華ですね。

ドラゴンのライカ
スライムの精霊

 一人ぼっちで300年暮らしてきて平気だったはずですが、ドラゴン少女やら精霊の双子姉妹(倒されたスライムの魂から誕生)、エルフが仲間に加わり、さらに魔族の大物ベルゼブブ(というかその名は魔王そのものじゃないか)とダチになるということで、アズサの周辺は一気に賑やかになっています。本人は相変わらずスローライフを続けたいらしいですが、300年も静かに暮らしてきたのなら、そろそろ弾けてもいいんじゃないですかねえ。

エルフ
ベルゼブブ

 今季は本作と「聖女の魔力は万能です」が女性主人公の「なろう」系作品。「なろう」系といえば、ちょっと前までは労せずして得たチート能力で「オレ強えー!」な主人公がハーレムを作るというのがテンプレ的展開でしたが、随分様変わりしてきたような気がします。

シャドーハウス

 最後に視聴予定になかった「シャドーハウス」。4話まで視聴しました。「週刊ヤングジャンプ」で連載中のソウマトウの漫画が原作です。巨大な洋館「シャドーハウス」に住む顔のない漆黒の「シャドー」一族と、それに仕え「顔」役を務める「生き人形」たちの不思議な物語です。

元気なエミリコ 

 主人公は「生き人形」のエミリコ。彼女が使える「お影様(シャドーの敬称)」がケイト。シャドーは貴族然として振る舞っていますが、資質を試される「お披露目」というイベントがあり、これに合格しないと一人前のシャドーと認められないらしいです。

シャドー一族
影絵少女

 「シャドー」って何だ、「生き人形」って何だという話ですが、シャドーの方は影絵のようにしか見えないので、もしや「少女革命ウテナ」に登場していた「影絵少女」なのでは。「かしら、かしら、ご存知かしら〜」。感情が高ぶると頭から煙のように煤を出したり、そもそも体中から煤が出て家具や調度類、衣服を汚すので頻繁に着替えや入浴が必要だったりしています。

影道一族

 それとも車田正美の「リングにかけろ」に登場した日本ボクシング界の影の存在、影道と何らかの関係が(ありません)。

夜叉八将軍
不知火瞬殺

 同じ車田作品の「風魔の小次郎」には敵対組織である夜叉一族でも最強とされる夜叉八将軍という戦士達が登場し、当初はシルエットで隠されていてまるでシャドー一族状態でした。後に全員顔が判明しますが、竜魔に瞬殺された不知火だけはシルエットのまま倒されて最後まで顔が判明しなかったので、もしかすると不知火だけはシャドーだったのかも(笑)。

掃除する生き人形達

 「生き人形」はシャドーの元締め「偉大なるおじい様」が命を吹き込んだ人形だとされていますが、こちらは明らかに普通の人間のようです。記憶を操作して人形だと思い込ませているようですが、食事が必要だったり、個体差が大きすぎたりで、人形とするには無理があります。

ケイト

 「お披露目」前のシャドーの幼生は相互にあまり交流がないようですが、各シャドーが必ず一体持っているお付きの「生き人形」の方は屋敷の掃除などで相互交流が盛んで、特にエミリコは好奇心が旺盛で明るく元気で前向きという主人公特性をてんこ盛りしたキャラとなっています。

ケイトとエミリコ

 一方その主のケイトの方は思慮深く読書好き。ものを知らないエミリコの教師役でもありますが、エミリコの明るさとやさしさに励まされてもいます。CV鬼頭明里なので多分美人だと思いますが、なにしろ真っ黒なので顔立ちは一切不明。

二人の出会い

 シャドー達がとにかく煤を出すので、「生き人形」達は掃除に忙殺されていますが、煤は単なる汚れではなく、一定以上集まると生物のように自律的に動き出し、「生き人形」を襲撃したりするようになります。煤を取り込んだ「生き人形」は錯乱状態となってしまい、死んでしまうこともあるようです。

篠原侑
黒岩部長

 様々な謎はこれから徐々に解明されていくと思いますが、主人公エミリコのCV篠原侑が良い仕事をしています。2016年頃から声優として活動していて、最近では「放課後ていぼう日誌」でていぼう部部長黒岩悠希を演じていますが、演技が全く違っていてとても同一人物とは思えません。

バービー

 同一人物とは思えないといえば、「生き人形」のリーダー格バービー。名前は可愛い人形風だけど本人は全然可愛くなく、口が悪く超攻撃的。CVはまさかの釘宮理恵。いつまでもツンデレだけじゃないとは思いますが、こんなキャラも演じるとは。リゼロに出てきた「虚飾の魔女」パンドラ役は美人だけに似つかわしく思えましたが。

パンドラ

2021年春季アニメ序盤の感想(その2):聖女の魔力は万能です/究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら/スーパーカブ

雨の栗林公園

 GW突入第一日目の高松は結構な雨。全国的に雨模様のようですが、かつて地理で瀬戸内海沿岸は雨が少ない地域と習った記憶が。それにしては私が来て一月足らずの間に結構降っているような。これも温暖化のせいなのか!しかし、何でもかんでも地球温暖化のせいにするのは「ゴルゴムの仕業だ!」的ご都合主義なのかも知れませんな。

おさまけ 

 今回新装備した自転車で買い物に遠出しようかと思っていたのですが、出来ないのでブログの更新でもしましょう。もう25年くらい乗っていなかったので大丈夫かと少し心配でしたが、身体は覚えているものですね。それはさておきまずは視聴打ち切り作品から。「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」、3話まで視聴して打ち切りです。ちょうど3話できちんとオチがついて一区切りできているので、短編アニメだと解釈すればこれで終わりでいいかなと。

おさまけその2

 主人公(丸末晴)とその幼なじみ(志田黒羽)が「中の人」的に「ダンまち」そのものに感じるてしまうのと、平凡な高校生かと思われた主人公が元天才子役ということで、全然普通の人じゃないこと、マルスだのシーダだのと、登場人物達が妙に「ファイアーエムブレム」のキャラ的ネーミングなこと、そして何よりもどうにも作画が不安定であることなどが、今後の展開に期待させませんでした。あ、3話までに限って言えば結構面白かったです。

聖女序盤感想

 まずは「聖女の魔力は万能です」。バリバリの「なろう系」ですが、それにしてはタイトル短め。最近は非「なろう系」のラノベでもタイトルがやたら長い場合があるので、一見して判別するのは難しくなりつつありますね。4話まで視聴しました。

ブラック企業勤めの聖
完全放置の聖

 ワーカホリックな女性主人公(小鳥遊聖)が突然異世界に召喚されますが、場を仕切っていたらしい異世界の王子は同時に召喚されたもっと若くて可愛いJKらしい女の子の方を一方的に聖女呼ばわりして聖のことは完全放置。黒縁眼鏡で地味系だったのがいけないかったのか。なので異世界の研究所で働き始めたら、やたらに聖女的能力を発揮していき、イケメンの騎士団長から好意を寄せられ…という展開です。能力発揮の一環で視力も良くなって眼鏡が不要になりましたが、眼鏡を外した聖は普通に美人(いや、眼鏡してても美人ですが)なので、王子に見る目がないというかロリコンというか。

怒りの聖

 この異世界は魔物の大量発生に苦しんでおり、それを何とかするために救国の聖女を召喚したらしいのですが、そもそもスマホゲーで無料ガチャを引いているわけじゃあるまいし、ホイホイ召喚できるものではないと思うんですよ。それなりにコストとかかけて召喚して、二人来ちゃったから一人は放置しちゃうというのがどうにもこうにも意味不明。10連ガチャで星3(またはSSR)が二枚出たら、喜びこそすれ片方放置なんてありえないでしょう。

普通に美人の聖

 まあ主人公を放置したのは若さとルックスで選んだ馬鹿王子で、4話で王様が主人公に謝っていましたが、馬鹿王子の愚行を放置している周囲も周囲だ。というか重要な召喚なら馬鹿息子に仕切らせておくんじゃない。せめて王子の嫁候補の召喚だとかいうのならばともかく、聖女ってのは若さとかルックスで決まるものなのかい。どちらかは聖女じゃないということなら、鑑定してから選択しようよ。

騎士団長とラブラブ
乙女ゲーか

 研究所の一研究員のつもりでいる主人公ですが、周囲は全員異世界から召喚されてきた聖女(或いは聖女候補)だと知っているので、そりゃあ注目の的です。そこでいかにも聖女らしい能力を次々と発揮していくのだから、それで救われた人々が放っておくはずがありません。

いろんなイケメン

 瀕死の重傷を負ったイケメン騎士団長を救ったことから好意を寄せられる主人公。最近は「なろう」系も女性主人公ものが多くなってきましたが、本作は乙女ゲー的な雰囲気もあります。騎士団長×主人公でいいのですが、どういう訳か周囲の男達も結構なイケメンなので、ますますマルチエンドな乙女ゲー的です。いっそアダルトイケメンな王様とも…という展開だってあってもいいんじゃ。

聖女と決めつけられた子
沙優になる

 1話以降画面に登場しない聖女と決めつけられた若い子の方がちょっと心配。彼女の聖女としての能力を発揮していればいいのですが、もし「ハズレ」だったら悲惨なことに。「中の人」(市ノ瀬加那)的に、それでいたたまれずに逃げ出して「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」の世界に沙優として出現しているとかだったら笑えます。

究極進化序盤感想

 次は「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。こっちはいかにも「なろう」系的長さのタイトルですが、実は原作はラノベで「なろう」系ではないという。4話まで視聴しました。作者の土日月は「慎重勇者」の原作者であるということが期待感を持たせます。

極クエスト

 フルダイブ系のゲーム(VRMMO)の世界に入るという話は「SAO」とか「オーバーロード」とか「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います」など沢山ありますが、本作の舞台となる「極・クエスト」は10年前のゲームということで、作中世界では古典的作品ということに。しかしリアルを極めすぎていて「めんどくさい」と言われた、いわゆるクソゲーだったのです。

美人店員に勧められる
色仕掛け店員

 美人店主に騙されてこのゲームを始めた主人公は、序盤でさっそくにっちもさっちもいかない状況に陥ります。“親友”を殺してしまったり、その妹に命を狙われたり、投獄されて異端審問官(はっきり言って拷問官)に四肢切断されそうになって漏らしてしまったり。

漏らす主人公
大会で漏らす
ウホッいい漏らし

 あ、漏らすといえば主人公のトラウマなんですね。陸上短距離のエースと目されていた主人公は、スカウトやメダリストも見ていた大会で転倒し、しかも漏らしてしまうと言う痛恨の“事件”のせいで現実から目を背けるようにゲームにのめり込んでいるのです。以前は良好だった妹(可愛い)との関係も険悪になっていて。

妹の着替えに遭遇

 クソゲーならやめちまえよと言いたい所なんですが、主人公は現実世界でも挫折したり大恥をかいたり不良に金をせびられたりとにっちもさっちもいかない状況。なのでゲームの苦境を打開することが現実世界での苦境を打開することにつながりそうな気もするんですが、どうなんでしょうか。

親友の幽霊
殺意の幼なじみ

 ちなみにこのゲーム、五感を含めほぼ全ての内容において現実世界と同一の感覚を味わうことが出来るリアリティの高さがウリでしたが、一度始めるとオートセーブでやり直しはできず、傷などの治療は現実同様の時間がかかったり、レベルアップという概念がないので、強くなりたければ現実世界で身体を鍛えなければならず、さらに戦闘中やイベント進行中はログアウトできないという非常に面倒臭い仕様で「最低最悪のクソゲー」と呼ばれていますが、ほぼ異世界転生と同じですね。強いて言えば「『死に戻り』のないリゼロ」といったところでしょうか。

拷問官
妖精化した美人店員

 主人公にゲームを勧めた美人がゲーム内でもサポートキャラの妖精となって出現しており、やたらにゲームを進行させたがっているので、その辺り何か深い事情があるような気もします。「慎重勇者」終盤のようなあっと驚く感動展開とかがあるといいですね。

スーパーカブ序盤感想

 今回最後は視聴予定に入っていなかった「スーパーカブ」。「小説家になろう」ではなく「カクヨム」という小説投稿サイトで掲載され、文庫化されたトネ・コーケン原作の小説が原作です。4話まで視聴しました。当初視聴予定はありませんでしたが、評判を聞きつけて(笑)。「ごちうさ」も「ゆるキャン△」もない今季の日常癒やし系作品ではないかと。

ぼっちな小熊

 女子高生に普通はあんまりやっていないであろう様々なことをさせるというのが昨今のアニメの流行ですが、本作では女子高生がスーパーカブに乗ります。バイクでもスクーターでもなくスーパーカブ。実に渋いですね。

このカブがなんと1万円

 親はいない、お金もない、趣味もない、友達も将来の目標もない、そんな「ないないづくし」のJK小熊(これって姓なの名なの?)が、通学に使っていたママチャリに限界を感じ、破格値のスーパーカブ(人を3人死なせているとかいう曰く付き)を手に入れたことから徐々に変わっていきます。

カブに乗った小熊

 親がいないのに高校に通っているとか、どういう生活環境だよとかツッコみたくなりますが、それは多分今後言及されていくでしょう。背景とかクラッシックを多用するBGMとかが非常に美しく、カブに乗った瞬間世界が鮮やかに色づくとか、劇的な描写が素晴らしいです。動画も安定していて安心して見ていられます。

無茶なカブ

 スーパーカブといえばホンダの作った世界的ベストセラーバイク。カブ(cub)は英語で熊などの子供を意味しており、そこから主人公の名が小熊になったと思われます。経済性と耐久性に極めて優れ、160ヵ国以上で販売されて累計生産台数は1億台を超えており、外国での話ですが5人乗りでも走るとか荷物200キロ積載でも走るとか10万キロ以上走るとか言われています。あまりの耐久性に「食用油でも走る」「水でも走る」「オイルがなくても走る」といった都市伝説まで生まれてたりして。あ、食用油で走るのは実験で実証されているようです。

カブマニア礼子

 ぼっちだった小熊は、カブに乗ったことを契機に、同じカブ好きのクラスメート・礼子と親しくなり、行動半径も広がっていきます。夏休みにはカブを使って高校と他校との書類運搬のバイトをしたり。礼子はクーリエだと言っていますが、その単語は本来外交伝書使のことなので、せめて国際宅配便とかに使ってくれ。クーリエ、懐かしいなあ。昔ちょっとやったんですよね…

コメリで買ったゴーグル

 舞台は山梨県北杜市で、背景描写が非常にリアルなことから、聖地巡礼がはかどりそうです。山梨といえば「ゆるキャン△」も山梨県身延町に住むJK達が周辺各地でキャンプしていましたが、山梨は静かなブームなんでしょうかね。

レインウェアの出費が痛い

 いくらリッター100キロとも言われる超燃費とはいえ、ガソリン代やらオイル代、さらにはゴーグルとかレインウエアといった周辺装備にもお金は掛かります。キャンプとかよりは経済的でしょうが、みなしご状態の小熊は財政的に大丈夫なのか。もっとバイトは積極的にやった方が…

自分でオイル交換

 あと小熊はご飯をタッパーに詰め、インスタントの親子丼の具などを持って学校に行き、お昼に冷たいまま掛けて食べています。せめて電子レンジで暖めたいところですが、クラスメートが使っているので断念。いや並んででも暖めろやとツッコむより先に、教室に電子レンガがあることに驚きました。最近の高校はそうなんですか? 

教室に電子レンジ
プロフィール

ユースフ

Author:ユースフ
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
ブロとも一覧

秒速5センチメートル・・・桜花抄の軌跡を追ってみた

心理兵器:秒速5センチメートル
カレンダー
07 | 2021/08 | 09
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
FC2カウンター
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
日記
45位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
会社員・OL
8位
アクセスランキングを見る>>
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新トラックバック
検索フォーム
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ