斉藤由貴の歌で妄想する「秒速5センチメートル」(その5):明里・大人の恋模様

こんばんは。今日の札幌は最高気温12度。全国的に気温は低目だったみたいですが……あえて言おう、寒いと!個人的に暑いよりは寒い方がましなタイプなのですが、どんより曇って風に吹かれるとなあ。明日は最高気温16度くらいらしいですが、陽射しがあればだいぶ違うことでしょう。

さて今日は妄想秒速です。前回に続いて斉藤由貴の歌で妄想しましょう。このところ水野さんが続いたので、本日はメインヒロインにして私のような秒速病患者の女神・明里について妄想します。曲は「Side Seat」です。

「Side Seat」も前回の「12月のカレンダー」同様、斉藤由貴の4thアルバム「風夢」に収録されています。LPではA面5曲目、CDでは5曲目です。作詞佐藤純子、作曲田口俊、編曲武部聡志。この曲は「風夢」の中でもあまり目立たないようなのですが、個人的にはシングルカットしてもいいくらいの曲だと思っています。

この曲で妄想するのは大人になった明里の恋愛模様です。明里の心の中には中学生までは貴樹が住んでいたことでしょう。私は高校生までもそうではないかと思うのですが、おそらく高校時代に文通は途切れてしまっているので、JK明里に別の彼氏がいた可能性はあると思います。

この問題のカットをご覧下さい。こいつこの人が明里の新しい彼氏なのでしょうか。明里は左手にあるポストを気にしています。ポスト→手紙→貴樹という連想で、貴樹を想っているのではないかと思われます。単身赴任の夫に後ろめたい思いを持ちながらも、淋しさのあまり浮気相手に縋ってしまう孤独な妻みたいですね。

ま、高校生時代に彼氏がいようといまいとどうでもいいです。いたとしても既に過去形なのです。夫となった祐一さんは高校時代の彼氏ではないだろうと思います。明里が上京してからの恋人でしょう。私としては就職してから出会った人ではないかと思うのですが、加納版「One more side」の影響かも知れません。

カーブ切る肩にもたれ
拡がってく港を見てた
高台に走らせた おととしの冬休み

あーおもいでは
まだ何もなかったわね
窓の外あなたが教える
景色よりひとさし指だけ
私は見ていた となりのシートで

貴樹は高校時代にスーパーカブに乗っていましたが、これは花苗も乗っていたことからわかるように、種子島の高校生には必須のアイテムであり、貴樹が特別車とかバイクに興味・関心があったという訳ではないようです。前回はちょっとカッコイイ車に乗ってるといいなと書きましたが、持っていない可能性も十分あると思います。

一方祐一さんについても、新宿駅前で待ち合わせをした後は歩いていただけなので、車を持っているのかどうか判然としないのですが、男として明里のような美人をサイドシートに乗せて車を運転するのは一つのステータスなので、ぜひとも明里に相応しい車に乗っていて欲しいです。アウディとかBMWあたりがいいですね。祐一さんが資産家の息子ということでもいいですが、出来れば祐一さん自身が商社とか一流企業で勤めていて相対的に高給取りだとなおいいと思います。幸せはお金だけではないでしょうが、明里に明日の食事の心配をさせてはいけない。心身ともにゆとりのある生活を送って欲しいです。

臆病な私のこと
少しずつね 変えてくあなた
逢えない日 浮かぶのは
おだやかな その笑顔

あーミラーの中
横切る 紅い糸
不器用に夢を話しだす
横顔を 輝く瞳を
私は見ている となりのシートで

幾千の星のような夢
そんな愛 かたちにしたくて
座っているのよ となりのシートに

……そうか、明里。君はもう祐一さんにぞっこんなんだね。祐一さんが君を大事にしてくれるのなら、もはや言うことはありません。君には幸せになって欲しい。そして君が彼と二人で幸せを築いていこうとしているのなら、応援するしかないでしょう。

それでは聴いてみて下さい。なかなか見つかりませんでしたが、LP版です。弱冠ノイズがありますが。次の曲の「街角のスナップ」も「風夢」収録曲です。
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