2017年秋季アニメ序盤の感想(その3):妹さえいればいい。/クジラの子らは砂上で歌う

台風23号

 台風23号、日本列島に沿って北上中。一日中雨ザーザーで、もう11月になるっていうのになんて日だ。せめて夜中のうちに抜けていって貰いたいものです。そしてもう今年は来るんじゃない。

妹さえいればいい。序盤 

 それでは昨日疲れてしまって未完だった秋季アニメの感想を完結させましょう。まずは「妹さえいればいい。」。「俺妹」といい「エロマンガ先生」といい、ラノベ業界は本当に「妹」が好きですねえ。しかし本作では本物の妹は登場しません。妄想中のエア妹のみ……かと思われましたが……

自室でどんちゃん騒ぎ 

 妹モノの作品ばかりを書き続けている妹バカ一代の小説家・羽島伊月の周囲には、いつも個性的な人物が集まっています。残念系天才美少女作家・可児那由多、青春女子大生・白川京、才能不足に悩む優等生作家・不破春斗など、それぞれ悩みを抱えながらも、にぎやかな日常を繰り広げています。

全裸で仕事 

 伊月は高校生時代にラノベ作家デビューしており、当初はかなりの売れっ子でしたが、変態的とまで言えるほどの妹好きのせいで、全ての作品で妹がメインヒロインとなっているため、現在では話が完全にパターン化してしまっており、才能のわりにそこそこの売り上げになってしまっています。

羽島千尋 

 そんな伊月には千尋という義理の弟(なぜ義理なのかはまだ詳細不明)がいて、家事万能料理上手の完璧超人で、甲斐甲斐しく一人暮らしの兄の世話を焼いています。これが妹なら…と誰もが思うところですが、CVが山本希望だし、本当は女の子なんじゃないかという疑惑が。

可児那由多 

 陰湿なイジメをうけて引きこもりの暗い学生時代を過ごしていた可児那由多は、伊月の作品で救われてファンになり、伊月に会いたいがために作家になり、いきなり告白して玉砕。しかしなおも度々部屋に押しかけています。全裸でないと執筆できないとかあらゆる点で変態的ですが、稀代の天才だそうで、その才能に伊月も嫉妬しています。

マーライオン那由多 

 CV金元寿子ですが、那由多の変態かわいいぶりを遺憾なく表現しています。最近あまり視聴作品に出ていなかったので改めてひーちゃんはいいなと思いました。那由多は伊月と出会って嬉しさのあまり吐いてましたが、そういえば「琴浦さん」でも吐いてたな。もしや吐きキャラとの相性がいい?「アニメガタリズ」によれば、ゲロを吐く作品は名作なんだそうですが。

白川京 

 そしてナイスバディで常識人の女子大生白川京。作家でもないのになんで伊月達と付き合っているのかといえば、伊月が通っていた大学の同級生だったんですね。出会いはギャルゲーばりに最悪でしたが、そのせいで却って伊月が気になった模様。大学はあっさり中退してしまった伊月なのに、今も頻繁に遊びに行っています。これって誰がどう見ても恋なんですが、伊月は気が付いていないのか。伊月からはビッチ呼ばわりされていましたが、ファッションはいかにも今風の女子大生的なものの、真面目でもしかして(もしかしなくても)処女。いやだから何だという話ですが、これだけ美人なのに。

冬の水掛合戦 

 京のCVは最近大好きな加隈亜衣。くまちゃんと呼ぶべきか亜衣キャンと呼ぶべきか。それともカックマンだろうか。舌っ足らずな声が丹下桜を彷彿とさせます。ラジオなどでは結構ドSな発言や闇発言もするんですが、彼女の口調で言われると大抵許せてしまいます。加隈亜衣と本渡楓と上田麗奈が主演を務める作品、誰か作ってくれませんかね。いっそプリキュアシリーズとか。でもそれじゃ私が見られない(笑)。

おっぱい揉ませて 

 京は常識人だけど結構流されやすいタイプらしく、那由多に引きずり回されて色んな事をするはめに。おっぱい揉まれたり沖縄とはいえ冬に海に入ったり。いいぞもっとやれ。

出オチのアリス 

 第一話冒頭で出オチ的にぶちかましてきた伊月の妄想が凄まじくて、編集者ならずともドン引きします。まさにクレイジーサイコパス設定。こんなんで作家が続けられるんなら私もラノベ作家になりたい

これはどう見ても妹だろう 

 言動の破天荒さが目に付く伊月ですが、未成年の那由多には絶対酒を飲ませないなど、結構真面目なところもあります。でも千尋が実は妹だと知ったら狂気の暴走を始めそうで怖いですね。お相手は京が無難そうなんですが、やはり那由多になっちゃうんでしょうか。一度は断ったようですが、あれだけ好き好きビームを受けたら普通ではいられないでしょう。

クジラの子らは砂上に歌う序盤 

 最後に「クジラの子らは砂上に歌う」。これは完全に異世界もので、水の代わりに砂が世界を覆い尽くす世界で、巨大な漂泊船「泥クジラ」が舞台となっています。ここに住む人々は9割が超能力(サイミア)を持つ代わりに30歳前後で死んでしまう「印」と、超能力を持たないが長命の「無印」に別れています。

泥クジラ

 超能力の有無という格差については「新世界より」では極端なものとして描かれ、遂には種としてかけ離れた存在にされてしまったほどでしたが、本作では「無印」は長命さを生かして統治する側になっており、特に激しい対立状況にはなっていません。「印」というのは、サイミア発動の際に身体に紋章のようなものが浮かび上がるところから付けられたようです。
 
チャクロとサミ

 主人公は記録係である「印」のチャクロですが、ある日突然漂着した廃墟船を調査する中で、謎の少女・リコスと出会いますが、それは、退屈ながらも平和だった泥クジラを大きく揺さぶる激しい嵐の前触れだったのです。

サミ 

 チャクロには幼なじみのサミという女の子がいて、CV金元寿子。しかしこちらはいいロリ(?)で、ちょっと甘えん坊ですが完全に清純派でした。那由多と対極のような子で、同時期に演技をきっちり分けるひーちゃん凄いと思ったのですが、残念ながら2話でチャクロを庇って死んでしまいました。

サミの死 

 突如襲撃してきた“帝国”。理由も判らないままに虐殺される泥クジラの人々。なぜか沈黙する泥クジラの長老会。何か大きな秘密を抱えているらしい泥クジラ。なんとなく「風の谷のナウシカ」的な雰囲気もありますが、どうなっていくんでしょうか。

長老会 

 帝国の兵士は銃や大砲の他、槍や剣も使っていますが、サイミアも使用出来るようです。じゃあ泥クジラ側にはアドバンテージが何もないことになりますが、サイミアを持ちながらも武器を使用するということは、サイミアの出力とか使用法に差があったりするんでしょうか。「新世界より」では地球を真っ二つに出来るとさえ言われるほどの超能力者もいましたが。

帝国兵の攻撃 帝国兵達

 今のところは謎が謎を呼ぶ展開ですが、退屈な泥クジラから脱出して外の世界を見たいと願っていたオウニ達からすれば、憧れの外の世界が帝国という殺戮者だったということで、三話のタイトル「こんな世界は、もうどうでもいい」という気持ちになるのもむべなるかな。

オウニ 

 サミを失ったチャクロも茫然自失ですが、この人はきっとリコスに乗り換える(笑)。

リコス 
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2017年秋季アニメ序盤の感想(その2):Code:Realize/宝石の国/アニメガタリズ

雨宿りネコ

 週末ごとに台風がやって来るという、実に迷惑な秋ですね。ようやく秋晴れを満喫できると思ったのにまた雨か。降らなきゃ降らないで困りますが、過ぎたるはなお及ばざるが如しとはまさにこのこと。

Code Realize 創世の姫君 序盤 

 ほぼ一週間空いてしまいましたが、秋季アニメ序盤の感想パート2です。まずは今季の早見沙織枠「Code:Realize ~創世の姫君~」。「十二大戦」や「宝石の国」、「Fate/Apocrypha」にも出演していますが、やはり主演作は格別ということで。

はやみん主演やねん 

 女性向け恋愛アドベンチャーゲームが原作ということで、野郎、ましてやおっさんはお呼びではない気がしないでもありませんが、以前やはりはやみんがヒロインを務めた乙女ゲーム原作のアニメ「神々の悪戯」はなかなか面白かったので、今回も期待して。

カルディア 

 猛毒を全身に宿した少女・カルディアは、怪物として恐れられ、周囲と隔絶した日々を送っていましたが、ある夜、英国軍に捕らわれる寸前、泥棒紳士と名乗る男、アルセーヌ・ルパンと出会い、彼の手引きで「機鋼都市ロンドン」へ赴くことになります。そこで様々な人物たちと出会い、冒険しながら、自らの身体と失われた記憶の謎に迫っていく――という展開です。

イケメン軍団
 

 乙女ゲーが原作だけに、登場人物が二枚目ばかりなのは当然として、やたらにベタなビッグネームが登場しまくります。アルセーヌ・ルパンは説明不要として、ヴィクター・フランケンシュタイン(メアリ・シェリー原作「のフランケンシュタイン」に登場。フランケンシュタインというと人造人間の怪物の方が連想されますが、本来は創造者の博士の名前です。あの怪物は正確には「フランケンシュタインの怪物」と呼ばれます)、インピー・バービケーン(ジュール・ベルヌ原作「月世界旅行」に登場する、巨大な大砲で月旅行に向かう技術者)、サン・ジェルマン(オカルト好きには超有名な不老不死と噂された怪人物)、そしてエイブラハム・ヴァン・ヘルシング(ブラム・ストーカー原作「ドラキュラ」に登場する吸血鬼ハンター)など。

イケメン5人組 

 ルパンはともかく、その他のキャラは原作では特別二枚目という設定ではないんですが…まあ平然と男キャラを女性化することが流行る昨今、この程度は大したことないのかも知れません。インビーのCVが森久保祥太郎なんですが、杉田智和が「アニゲラ」で散々真似していたので、改めて本人の「しょうなの~?」を聞いて思わず笑ってしまいました。

ルパンとカルディア

 カルディアは美人なんですが、頭髪以外の全身が触れたものを腐敗・溶解させる猛毒に満ちていて、特殊な衣服と手袋ごしでないと触れることもできません。2年前より前の記憶がなく、これまでぼっち&隔離生活のせいでほぼ無表情でしたが、ルパン達と接することで徐々に人間らしい感情&表情を見せるようになってきています。野郎視聴者としてはカルディアを見ることだけが楽しみ。まあくっつくのはルパンなんでしょうけど。

宝石の国序盤 

 「宝石の国」。金剛先生役の中田穰治以外の20数人の声優は全て若い女性というとんでもないハーレムアニメですが、中田穰治的には全然嬉しくないような気が。その中田穰治が毎回女性声優をゲストに迎えて番宣ラジオをやっていて、何と単独でメインパーソナリティーというのは初めてとかのことで、とっても異色の番組です。ジョージさんの人柄の良さがにじみ出ているので、年齢的は大幅にギャップがある若手女性声優も懐きそう。

月人出現 

 遠い未来、不死身の身体を持つ「宝石」が、月から飛来する謎の敵「月人」と戦うファンタジーです。宝石達は一見女性的ですが、よくみると胸はぺったんこで、そもそも性別がない模様。ダイヤモンド(CV茅野愛衣)だけはやたら女性的で恋愛トークが大好きなようですが、いわゆる百合なんでしょうか

フォスフォフィライト 

 主人公のフォスフォフィライトは宝石たち中で最年少の三百歳ですが、硬度3.5とひときわ脆く、靭性も弱いため戦闘に向かず、その他に何をさせても不器用で役立たずでしたが、金剛先生から博物誌編纂という仕事を与えられることになります。フォスよりさらに柔らかい硬度2のシンシャは、体から無尽蔵に毒液が出る特異体質のため、他の宝石たちから距離を置き、孤独に月人の現れない夜の見回りを担当していますが、彼女をなんとか救いたいと思うフォスは積極的にシンシャに接近していきます。

毒を吐くシンシャ
巨大カタツムリ 

 フォスは月人の新兵器(?)、巨大カタツムリに吸収されてしまいましたが、ダイヤモンドの尽力とシンシャの知識により無事復活。今後カタツムリとコミュニケーションを図って月人の謎に迫っていくのだと思われます。

月人の大群 

 宝石は割れたり砕けたりしても破片が揃えば元に戻ることが可能で、死の概念がなく光を栄養とするため食事も必要としないという不思議な生命体です。地上の生物が海中でインクルージョンという微小生物に食われて無機物となり、長い年月を経て人型の宝石となったそうです。

月人 

 さらに謎なのは月人で、月から大群で襲来し、弓矢や槍で攻撃してきます。宝石達を装飾品にする目的で捕らえようとしているとされており、何人かの宝石は既に捕らえられていますが、中には捕らえた宝石を改造して武器としている者もいます。

金剛先生 

 金剛先生だけは異色な存在で、宝石とも月人とも違うような感じがしますが、そもそも宝石と月人はどういう関係性なのかとか、これから判明してくると思います。

アニメガタリズ序盤 

 「アニメガタリズ」。オリジナル作品です。私立咲鐘湖(さかねこ)学園高校に入学した阿佐ヶ谷未乃愛は、楽しい高校生活を謳歌するはずが、同級生の上井草有栖に強引に誘われアニメ研究部を設立することになります。集まったメンバーは一癖も二癖もあるアニメ好きばかりで、アニメ初心者の未乃愛は振り回されっぱなしですが、次第にアニメの世界にのめり込んでいくことに。

ネコ先輩 

 アニメ好きが集まっての日常系なのかと思っていましたが、しゃべる猫「ネコ先輩」が既に非日常。竹書房系の4コマ誌で連載している4コママンガ「さかな&ねこ」で知っていた森井ケンシロウが監督を務めています。それで咲鐘湖(さかねこ)学園高校か(笑)。

未乃愛と有栖 

 主人公阿佐ヶ谷未乃愛と相方の超お金持ちお嬢様上井草有栖はCVがそれぞれ本渡楓と千本木彩花。このコンビは立ち位置は逆転したものの「ガーリッシュナンバー」の再来ではないか。未乃愛には姉・麻耶がいるので、これが本当の阿佐ヶ谷姉妹。ただしアニメ版は美少女姉妹。

阿佐ヶ谷姉妹(笑) 

 ちなみに阿佐ヶ谷姉妹のママンは何気にCV加隈亜衣なんですね。見た目も声も綺麗すぎる。「アホガール」の花畑よしえ(CV日笠陽子)も見た目と声は良かったものの行動がケイオスケイオス過ぎましたが、こちらのママンは多分常識人のままでいてくれるでしょう。

阿佐ヶ谷ママン 

 2話で部活設立に必要な6人の部員が揃ってアニメ研究部スタートかと思いきや、いきなり生徒会が廃部決議案を提出してきたりと、毎回波瀾万丈なので、多分日常系ではないようです。

アニメガタリ 

 前作ともいえる「アニメガタリ」は、都内の大学のアニメ研究会の部員がアニメについて語る内容となっていたそうですが、こちらはその一年前の物語となっています。「アニメガタリ」では大学一年生のアニメに詳しくない新入部員マヤが主人公となっていましたが、きっとこれが阿佐ヶ谷麻耶なんでしょう。未乃愛に触発されてアニメに興味を持って大学に進学したということか。

青山絵里香 

 そういえば未乃愛達の部長になってくれたコスプレ好きな青山絵里香は、「アニメガタリ」でも登場しています。高校では妹を、大学では姉を毒牙にかけるというのか(笑)。ある意味姉妹丼…

部員集めはバニー姿で 

 ストーリーよりも、折に触れ挿入されてる各種アニメのネタに笑えます。新入部員勧誘はバニーガール姿で、というのは「涼宮ハルヒの憂鬱」ですし、アニメ研究部存続を賭けて未乃愛が読まされた原稿は「機動戦士ガンダム」でのガルマの葬儀におけるギレンの演説。全部が全部はわからないと思いますが、判ったネタには思わず笑ってしまいます。古いヤツならバッチコイなんですけど。

高円寺美子 

 やたら良い感じのEDではラノベオタクの高円寺美子も加えて3人でアイドルのように踊っています。美子は一見地味な眼鏡女子ですが、何気に巨乳でスタイルがいいので化けるタイプのようです。そういえばCV東城日沙子は「ひなこのーと」でもやたらスタイルのいい大家さん(萩野千秋)をやっていたっけ

アイドルのような三人娘 

 色んな所にアニメネタをぶっ込んでくるので目が離せませんが、未乃愛が子供のことに見ていたというぶっ飛んだアニメは一体何という作品なのかが、気になります。「トップを狙え!」と「フランダースの犬」と何かの魔法少女モノが混ざってような。今回全部やるつもりでしたが、疲れたので「妹さえいればいい。」と「クジラの子らは砂上に歌う」はまた明日。

謎のアニメ 天使降臨

2017年秋季アニメ序盤の感想(その1):十二大戦、Just Because!、少女終末旅行、キノの旅、ネト充のススメ

台風21号接近

 まだ台風が上陸していないのにこの大雨。明日は出勤出来るのか不安ですが、交通機関が動かなければ仕方有りませんな。JRさん、無理しないでいいですからね。

十二大戦の戦死達 

 さて秋季アニメも3話を経過し出しているので、恒例の序盤の感想を行ってみたいと思います。まずは西尾維新原作の「十二大戦」。12年に一度、十二支の名前を持つ戦士達がバトルロイヤルを行って、最後に勝ち残った戦士が「どうしても叶えたいたったひとつの願い」を成就することができます。

子丑寅 

 別に必ず殺さなくても良いらしいのですが、12回目の今回は集める物がそれぞれが飲み込んでいるので、必然的に殺して腹かっさばいて回収するしかないようです。雰囲気としては「魔法少女育成計画」に似ていますが、あっちは謀略により殺し合いに巻き込まれた魔法少女が多数だったのに対し、こちらは最初から殺し合い上等で参加している点が大きく異なります。

卯辰巳 

 3話終了の時点で既に「己」「亥」「戌」「酉」が死亡しており、残りは8人。それぞれ人間離れした異能を持っているほか、「噛んで含めるように殺す」(戌)、「啄んで殺す」(酉)など、「~して殺す」というキャッチフレーズを持ち、戦闘前に互いに名乗り合っています。 

午未申 

 良くも悪くも西尾維新らしい作品で、感心するかうざいと感じるかは人それぞれかと思いますが、最後に一人だけ生き残るといったスタンダードな終わり方はしないような気がします。なお、「魔法少女育成計画」で殺し合いに参加させられた魔法少女のうち、佐倉綾音、日笠陽子、早見沙織がこちらにも連続参戦。「魔法少女育成計画」では皆途中で脱落しちゃいましたけど、こちらでも既にひよっちとあやねるが戦死してしまいました。がんばれはやみん。

酉戌亥 

 「Just Because!」。高校三年生の二学期が終了し、残りわずかとなった高校生活。皆がもはや「なんとなく」終わるものだと思っていたところ、中学生時代に九州に引っ越した泉瑛太が4年ぶりに帰って来たことで、胸に秘めたままにしようとしていた想いが変わっていきます。

Just Because 打ち切り 

 オリジナルアニメで結末が読めませんが、LINEを使いまくる今時高校生について行けないのと、主人公である泉瑛太にどうしても共感出来ないので3話で視聴を打ち切ります。

ジャスビコのヒロイン達 

 だいたい高校3年生の二学期まで九州の高校に通ったなら普通そこで卒業しようと思うんじゃないですかね。家族は引っ越すにしても、高3なら1~2ヶ月くらい自活できるだろうし。あと大学を推薦で決めているのが何となくむかつく(笑)。受験しろ受験。そして1年くらい浪人しやがれ。

少女終末旅行序盤 

 「少女終末旅行」。繁栄と栄華を極めた人間たちの文明が終わりを迎えてから長い年月が過ぎ、人間たちのほとんどが死に絶え、生き物さえもいなくなった世界で、チトとユーリは愛車のケッテンクラートに乗って広大な廃墟をあてもなくさまよっています。日々の食糧と燃料を求めて移動を続けるだけの毎日で、ヤマなしオチなしイミなしな作風なので、こちらも3話で切ろうかと思ったのですが…

カナザワ登場 

 3話にして遂に別の生存者カナザワが登場。だけでなく、二人が旅をしているのが大地だと思いきや、ある階層(おそらく低層階)で、巨大な円柱形の柱で上層階と接続されていました。つまり空が見えない世界だった訳で、それなのに雪が降りまくっていた不思議。

ケッテンクラートに乗る二人 

 さらに言えば廃墟と化した巨大都市は古代文明の産物で、文明が崩壊してから人がほぼ絶滅するまでの間にかなりの時間が経過しているようです。1話の回想シーンで戦争の様子が描かれていたので、その戦争で廃墟になったと思っていましたが全然違ったようです。
 
ケッテンクラート 

 あと二人が乗っているケッテンクラートというドイツが開発した半装軌車が印象的で。これ実はオートバイの一種で、本来はグライダーで空挺降下させ無反動砲などの牽引を目的とした降下猟兵向けの車輌として開発されましたが、東部戦線の泥濘の中で従来のオートバイやサイドカーが使用できなかったことから、それらの代用として使用されたりもしました。

戦車の残骸 

 基本食糧を求めてさすらうばかりで、生産的なことは一切しない二人ですが、ケッテンクラートは燃料補給もなしでどんだけ走っているんだと思っていたら、やはり3話で燃料補給の場面がありました。舞台も上層階に移ったのでこれから違う展開があるかも知れません。

少年風少女キノ 

 「キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series」。実はこれの1話がつまらなくて打ち切ろうかと思った作品です。でも2話以降は面白くなってきました。

シズ対キノ 

 少年のような少女キノが、喋るオートバイ(作中では「モトラド」と呼ばれています)エルメスと様々な国を巡る話ですが、世界には様々な都市国家が散在しており、千差万別な社会体制、科学技術レベル、価値観を持っています。

シズとしゃべる犬陸 

 喋るオートバイの他、喋る犬も登場しましたが、誰も大して驚かないのでこの世界ではわりとありふれたものなのかも知れません。こちらも旅の目的というのは特にないようなのですが、射撃など戦闘力はかなり高く、相当な訓練を受けてきたことが窺えます。その辺りは原作を読めばわかるのかも知れませんが、未読なのでアニメの展開を楽しみにするとしましょう。

謎の若奥様 

 「アホガール」の花畑よしこからキノまで。悠木碧も芸域が広いですねえ。2話でキノの回想で一言だけ喋った若奥さんはCV中原麻衣で、贅沢な起用しているなあと思いましたが、この人の真意が謎過ぎて実に怖いので、大物声優を使いたくなる気持ちはわかります。

ネト充のススメ序盤 

 最後に「ネト充のススメ」。3次元に見切りをつけたアラサー女子・盛岡森子は、2.5次元の世界に充実した生活を求め、ネットゲーム(通称:ネトゲ)の世界へとたどり着きます。

リリィとの出会い 

 「林」というハンドルネームでイケメン男子を演じていたところ、可憐なリリィさんと出会い、それを契機にギルドにも入って仲間もでき、充実していくネトゲ生活ですが、森子はリアル世界でも、イケメンエリート会社員・桜井優太と衝撃的な出会いを果たすのでした。変わり始めるリアル世界。その影響はネトゲにも及ぼしていく…。果たして森子の「ネト充」生活はどうなってしまうのか――!?

ネトゲをしながら焦る森子 

 自称エリートニート盛岡森子はCV能登麻美子。能登さんにやらせるならもっと美人にせいやと思いましたが、森子はニートになてほぼすっぴんでいるからアレなだけで、ちゃんと化粧すればかなりの美人のようです。ならばよし!

リリィさん可愛い 

 リリィさんはCV上田麗奈。実にあざと可愛い演技をぶちかましてきます。それでモテモテになって困ったと言われましても(笑)。森子が林という男キャラを演じているように、リリィも正体は男の気がします。というか、桜井優太がその人でしょう。

ネナベの林 

 森子は本来かなり仕事のできる人だったらしいので、過労とかブラック企業的な環境のせいで壊れてしまったのでしょう。良く行くコンビニの店員も多分ギルドの仲間だきっと。

 嬉しそうな森子

 森子はネトゲに課金するためのカードをコンビニで頻繁に買っているので、まさにネトゲにはまり込んだ状態ですが、仕事もしていないのに大丈夫なんでしょうかね?失業保険があるのかな。私は「艦これ」以外課金したことないんですが、あんなにしばしば購入しないとならないものだとすると、ネトゲが怖い。「艦これ」もネトゲといえばネトゲだけど、他者との絡みはほとんどありませんから。

森子と優太 

 ノリが「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」に近いですが、主人公がアラサーで女性という点が決定的に違いますね。森子にはリアルでも幸せになって貰いたいですが、ニートも卒業して欲しい。でもそうなるとネトゲから遠ざかってしまうんでしょうかね。趣味は趣味として楽しみ続けてくれた方がいいのですが。

2017年夏季アニメの感想(その2):セントールの悩み/賭ケグルイ/メイドインアビス

都民の日だった

 10月1日は都民の日。もう20年以上前に都民は卒業してしまったんですが、本日のように日曜日が都民の日の場合、明日は振り替え休日になるんでしょうかね。公立学校はともかく、会社なんかはそもそも休みじゃないかも知れませんが。

セントールの悩みのメインキャラ 

 それでは昨日に引き続いて夏季アニメの感想です。まずは「セントールの悩み」。JKののんびりした日常をまったりと描いたアニメ…ではあるんですが、その世界がただ事じゃありませんでした。脊椎動物に六肢の生物が誕生し、四肢の生物を駆逐して進化した結果、人類は様々な形態に分化しています。中肢が翼になった翼人(イメージは天使)と竜人(イメージは悪魔)、中肢が退化して四肢に見える長耳人(耳が頭上から生えて尻尾がある)、角人(頭に角がある)、牧神人(角と尻尾があって足が蹄状)。そして下半身が馬状になった人馬、ヒレ状になった人魚。形状は大きく異なっていますが、人類なので各形態同士で交配は可能で、生まれる子は両親いずれかの形態になります(まれに混合してしまう場合あり)。

各種形態の人類 

 さらには人類とは非哺乳類型の知的生命体として蛇のような外見の南極人、カエルに似ている両棲類人も存在しています。外見および形態が大きく異なる人種が混在しているため、過去の歴史では強烈な差別があったため、積極的な格差是正政策が推進されており、人権や生命を超えて平等が最優先されています。差別的言動を行うと、形態差別罪に問われて思想矯正所送りになってしまい、JK達の会話でもしょっちゅう形態差別になるならないという話題が出てきます。

南極人 
両棲類人 

 そんな中でも人馬(=セントール)であるヒロイン君原姫乃は、竜人の希や角人の羌子とまったりした日常を送っているのですが、形態の差によるアクシデントやハプニングが何かと取り上げられているほか、たまに過去の戦争中の形態差別とかいう重い話がぶっこまれてきます。彼らでさえ差別を克服しようとしているのにあれほどの形態差がないお前らときたら…という世界を風刺する作品なのかなとも思いましたが、実はそうでもないような。 

御魂真奈美 

 裏ヒロインである翼人の御魂真奈美が好きでしたね。翼人だったママンは既に故人のようで、長耳人の父や、やはり長耳人の三つ子の妹、さらに長耳人と翼人双方の特徴が混合した末の妹の面倒を見ています。パパンはサラリーマンですが兼業で画家をやっており、本当は画家になりたいのに世間から全く評価されていません。サラリーマンも適当にやっているせいで収入は多くありませんが、末っ子が混合形態で病弱なため、政府から相当な補助金が出ているせいで中途半端な状況を続けていられるのですが、真奈美からは子供を見捨ててでも芸術家として生きるのか、夢を捨てて良き父親として生きるのかどちらかを選ばないとまるで子供のヒモだと批判されています。

三姉妹とすえちゃん 

 異世界ぶりがはなはだしいので彼女らの日常生活とのギャップが埋まらなくて評価しにくいのですが、一つだけ言えるのは、翼人、竜人、長耳人、角人はまあなんとかなるけど異種姦好きであっても人馬と人魚はいかんともしがたいなあという(笑)。

雌牛の模型に入るパーシパエー 

 いやそりゃあ遠野物語には馬と夫婦になる娘の話(オシラサマの由来)があり、ギリシャ神話には雄牛と王妃の間にミノタウロスが生まれるとかの話がありますけど、共通するのは男(雄)側が異種であること。異種が女(雌)の場合というのはちょっと想像が及びませんな。そのせいか人馬は両親とも人馬であるケースが多いようです。まあこの話題はちょっとアレなんでこの辺で。

左から深川芹亜、桑原由気、白石晴香 

 声優はセントールの姫乃が「グラスリップ」ヒロイン深水透子役の深川芹亜。可愛い声で演じています。竜人の獄楽希が「小林さんちのメイドラゴン」のヒロイントール役の桑原由気。角人の名楽羌子役は「好きなアニメキャラ」で紹介した「あんハピ♪」の雲雀丘瑠璃役の白石晴香。役を演じる以上仕方ないのですが、桑原由気と白石晴香はもっと素敵な声なのにとちょっと残念でした。

賭ケグルイ感想 

 「賭ケグルイ」。上流階級・政財界の子女が数多く通う名門校の私立百花王学園は、生徒同士のギャンブルによる徹底した階級制度によって支配されていました。そこに転校してきた蛇喰夢子は、一見おっとりした才媛に見えましたが、実は生粋のギャンブルでした。

蛇喰夢子 
桃喰キラリ 

 夢子は生徒会長・桃喰綺羅莉と生徒会が支配する百花王学園の歪んだ構造を破壊しに来た…訳ではなく、純粋に賭けに狂う(賭ケグルイ)ためにやってきたようですが、ギャンブルに熱中している時に人間の素の姿が出るというかこれが本来の姿だというか。とにかく夢子をはじめ各キャラの“顔芸”の凄まじさにぶっ飛びます。その時の声の演技もまた凄いのですが。

顔芸その2 

 ヒロイン夢子を演じる早見沙織は、賭ケグルイモードでの演技の際に、ラジオ「早見沙織のふり~すたいる♪」で時々繰り出す濃厚キャラ“マダム沙織”を繰り出しているような気がします。共演していた早乙女芽亜里役の田中美海も人格が変わっちゃったんじゃないかとビビり、演技が終わって戻ってきたはやみんを見て「いつもの早見さんだ」と安堵したほどの熱演でした。芽亜里も芽亜里でなかなか凄かったですけどね。

顔芸その1 顔芸その3

 原作が終わっていないので、アニメはオリジナルエンドでしたが、続編は普通に作れる終わり方だったので、ぜひ第二期を期待したいです。なお、はやみん好きで知られる杉田智和が珍しくギャンブル対決という形ではやみんと絡む演技をしていたので、勝負は敗れましたが本人的には本望だったんじゃないかと思いました。

メイドインアビス感想 

 最後に「メイドインアビス」。まず言っておくと旅は途中なのでこれはもう二期制作待ったなしでしょう。というかこの出来で続編がないとか考えられません。

レグとリコ 

 人類最後の秘境と呼ばれる、底知れぬ巨大な縦穴「アビス」。直系は1000メートルほどですが、特殊な力場があって穴の奥を観測することは困難なため深さは不明です。なぜか各所に「遺物」と呼ばれる超常の人工物が存在しています。アビスの探検を担う「探窟家」達は、命がけの危険と引き換えに、不可思議な性質を持つ「遺物」、そして未知へのロマンを求めて奈落に挑み続けています。

殲滅卿ライザ 

 ママンが探窟家の最高峰である白笛だったヒロインのリコは孤児院で暮らす探窟家見習いで、異様に強いアビスへの憧れを持っていましたが。ある日の探窟で少年そっくりのロボット・レグと出会い、共にアビスの深層を目指して旅立つことになります。

 アビスの原生生物

 アビスは特異な生態系を持ち、様々な異様な怪物達が棲息しています。さらにアビスを降下するのはいいのですが、上昇しようとすると、上昇負荷(アビスの呪い)というバッドステータスに陥ることになります。浅いところでは眩暈や吐き気程度で済みますが、深いところではより激しく重い負荷がかかるようになり、深界七層では確実に死ぬとされています。

深界四層巨人の杯

 ジブリ作品ですかといいたくなるようなキャラデザインやアビスの淵にある大穴の町・オースの様子。知識はそれなりにあるけれど、案外不注意で憧れだけが先行してホイホイ潜っていくリコと基本真面目だけど判断が甘くて突発事態に対応できないレグの凸凹コンビが、大した苦労も無く深界四層「巨人の杯」までやって来たあたりは案外ご都合主義だなあとも思ったりしましたが。

四層の上昇負荷 

 終盤いきなりリコ生命の危機。原生生物の毒針に指されて大ピンチになります。命を救うために左腕切断ということになり、麻酔もなしでレグに骨を折られて切断されかかりますが、リコ役のJK声優富田美優はこの回の演技で全精力を使い果たし、帰宅しても食事出来ないほど憔悴したそうですが、確かにエグイ描写でした。

腕を折られるリコ 

 その後「成れ果て」(深界六層からの上昇負荷によって異形と化した人間)のナナチに救われ、適切な治療を受けて回復しましたが、最終回で語られたナナチの過去のエピソードがまたえぐい。ジブリでは出来んなこれは。これからナナチも加えて3人でさらに深界を目指していきますが、さらなる脅威が待ってそうでゾクゾクしますね。

成れ果てナナチ 

 探窟家の頂点である「白笛」はリコのママンである「殲滅卿」ライザの他に4人おり、うち二人が画面に登場しました。深界二層にいる「不動卿」オーゼンはどうして綺麗な声の大原さやかにこんな声を出させるんだという妙な声と辛辣な態度でしたが、実はライザの師匠だった人で、変人だけど面倒見の良い人物であることが判りました。

不動卿オーゼン 

 そのオーゼンにして「筋金入りのろくでなし」と評したのが「黎明卿」ボンドルド。リコとレグはまだ直接出会っていませんが、紳士的な声と態度でありながらアビスの謎の解明のためには非人道的な実験を平然と行う異常者で、ナナチを「成れ果て」にしたのも彼でした。ナナチを仲間にした以上、リコとレグもボンドルドとの対決は不可避かと思われますが、オーゼンでも来てくれないと分が悪そうです。

火葬砲を構えるレグ 

 あとレグはロボットとされていますが、実際にはサイボーグなんじゃないかと思います。AIにしては性能が悪い(笑)のと、あまりに感情表現が人間くさいので。レグは上昇負荷を受けず、また原生生物達も受けている様子はないので、外部から来た人間などにしか上昇負荷は発生しないようですが、だとしたらリコのようにアビスで生まれた子供も上昇負荷を受けなくていい気もしますが…。原生生物は上昇負荷の原因である謎の力場を見てうまく回避しているのかも知れません。

六層の上昇負荷 

 で、奈落の底には何があるのかですが、「遺物」が明らかに人工物であること、不自然な力場の存在などからして、何らかの知性体が存在すると思うのですが、人間かどうかは不明です。宇宙人とかの可能性もあるかと思いますが、それだと和製「ストーカー」(つきまとう人ではなく、ストルガツキー兄弟の小説)的なものになるかも知れません。

ストルガツキー兄弟のストーカー 

 「ストーカー」には世界各地に謎の知性体が短時間滞在したらしい「ゾーン」という場所があり、様々な謎の現象が起きて極めて危険な反面、奇妙な遺物が八景されるという。なお原題は「路傍のピクニック」で、ゾーンを、マナーの悪いキャンパーが一泊して後片付けもせずに旅立った跡は、その辺に住む虫などにとってどういうものになるかということに比定しています。餌になる食べかすもあるでしょうけど、液体の残った瓶に落ちたら死んでしまうという。

黎明卿ボンドルド 

2017年夏季アニメの感想(その1):異世界食堂/アホガール/捏造トラップ/サクラクエスト

ひよっこ終わる

 朝の連続ドラマ「ひよっこ」終わっちゃいましたね。立志伝的な女性の半生記が多い中、「ひよっこ」はごくごく普通の女の子の4年間の青春を描くという作品で、そういうのは「まれ」以来かなと思いますが、「まれ」でも子供時代から子供を産んで以降まで描いていたので、半年かけて4年間だけを描くというのはかなり従来と毛色が違う作品だった気がします。個人的には非常に面白く、珍しくほとんど視聴していました。奇人変人はたくさんいても悪人はいないという「カードキャプターさくら」的な世界でした。「ひよっこ」ロスになっちゃうかも。

異世界食堂感想1 

 話は変わって2017年夏季アニメの感想です。今回はちゃっちゃとやります。まずは飯テロアニメ「異世界食堂」。毎週土曜日だけ異世界につながる不思議な洋食屋「ねこや」と、訪れる異世界の客達の物語でした。

賑わうねこや 

 異世界からは人間、亜人、魔族、妖精、ドラゴンと様々な種族がやってきますが、いろんな世界というわけではなくそれら全てを包括する一つの異世界からやってきているようです。異世界はいわゆる「剣と魔法」のファンタジー色の強い世界ですが、食文化は実に貧弱貧弱ゥで、誰もが「ねこや」の提供する各種料理や酒にうなり、再現を試みるもなかなかうまくいっていないようです。

ビーフシチュー 
豚汁 

 毎回繰り出されるビーフシチューやらメンチカツやらの美味そうな料理を見て、それを食べて感激する異世界の住人の感想を聞いているしかないという(笑)。異世界の客はそれぞれにこだわりの一品があって、ほぼそれだけを食べているようですが、支払いに使っている異世界の金貨や銀貨を店がどうやって日本のお金に換金しているのかは謎。

ねこやのスタッフ 

 どうして異世界に扉が開くのかについては、実は異世界の英雄がこちらの世界に流され、剣も魔法も不要な世界で料理を覚えて「ねこや」の扉と元いた異世界をつながる魔法をかけたようです。「赤の女王」と呼ばれる強力な炎の竜の庇護を受けているほか、「黒」と呼ばれるやはり強力な闇の竜がウェイトレスをしているので、強力な戦士や魔法使いがどれだけ集まってきても絶対に騒ぎは起こせないという。

赤の女王 

 料理とそれを愛する異世界の客の人となりを紹介するだけ終わってしまった感もあるので、異世界における各キャラクターの絡みとか、異世界そのものの様子とかがもっと知りたいと思いましたが、それをやっちゃうと「ねこや」の出番がなくなってしまうし難しいところですね。

アホの極致の花畑よしこ 

 続いて「アホガール」。15分尺のギャグアニメで、最初は短いんじゃないかと思いましたが、すぐに適正な時間だと思い直しました。30分尺だともたれるし、花畑よしこ役の悠木碧の頭の血管が切れてしまうんじゃないかと心配になります。

裏拳一発 

 とてつもないアホの子花畑よしこと優等生だけどコミュ障気味の阿久津明(あっくん)の恋模様(ただしよしこ→明の一方通行)で、よしこが周囲の人物をトラブルに巻き込んではあっくんからちょっと女の子にやるには酷すぎないかと思うほどの厳しい制裁を下される物語です。最終回で明らかになった幼年期の出会いの頃は、明はよしこの異様な身体能力にまったく対抗できないでいましたが、その後相当に巧夫を積んだのでしょう。今では的確によしこを捉えて「リングにかけろ!」並みのスーパーブローやスープレックスをかませるようになっています。

ウィニングザレインボー あっくんジャーマン

 よしこの悪影響で容姿端麗で巨乳の風紀委員長(氏名不詳)はあっくんのストーカーと化し、担任の先生はよしこに洗脳され、よしこが化けたよしおに恋をするという「ごらんの有様だよ」的展開。よしこをバカにしまくっていたギャル三人組もいつの間にか感化されたりして。

ギャルトリオ 
よしこのアホぶりに苦悩する二人だったが 

 しかし、一番の問題人物は、よしこのママン、よしえだと思います。よしこのアホぶりに辟易している悩み多き母かと思いきや、よしこはあんたの娘だからあんななんだよとツッコミたくなる変態ぶりを見せてきます。CV日笠陽子の面目躍如だ。

よしえVS風紀委員長その2  よしえVS風紀委員長

 よしこの子分志願のヤンキーを「こわっぱが!」と一蹴し、風紀委員長(CV上坂すみれ)をよしこの強敵とみなして妙な死闘を展開したりしますが、ひよっちVSすみぺは作品の白眉で、よしこの存在が霞むほど面白かったです。続編に期待したいですね。

捏造トラップ 

 「捏造トラップ-NTR-」。NTRだとッ!!と勝手に色めき立ちましたが、捏造トラップの略のようですね。これも10分尺の短いアニメでしたが、密度は高かったかと。原作が「コミック百合姫」連載だけあって、見事な百合展開でした。彼女を女性に奪われる武田の不幸っぷりには全米が泣きましたが、いいやつなのでそのうちきっといいことあるさ。

翻弄される由真 

 主人公由真が幼馴染みの蛍に翻弄され、セクハラされまくる中で自分の本当の気持ちや蛍の気持ちに気付いていくというストーリーですが、由真役の加隈亜衣のエロい声の演技が実に素晴らしかったです。この人の声質は丹下桜に近くてとてもいいですね。

百合シーン続々 
ポッキーゲーム 

 百合ものなので、由真×蛍という落着はハッピーエンドなんでしょうね。蛍が男性遍歴を重ねていたのは由真への“叶わぬ思い”を振り切るためだったようですが、百合カップル的には相方の男性経験はあまり気にならないのでしょうか。

町おこしガールズ 

 最後に「サクラクエスト」。春季から2クール続いたP.A.WORKSの「お仕事シリーズ」第3弾です。アニメ制作会社で奮闘する女の子達を描いた「SHIROBAKO」同様、5人の女性が富山県の架空の町・間野山の町おこしのために奮闘しました。

町おこしガールズその2 

 アニメファンも非常に興味のあるアニメ制作をめぐるあれこれを描いた「SHIROBAKO」と違って、必ずしも興味を持っていないであろう地方の町おこしを題材にしていたので、盛り上がるかなあという心配はあったのですが、タイトルのとおり毎回RPG風のサブタイトルを付けており、女の子達の冒険と成長の物語として描いていました。
 放熱山脈に出演

 試行錯誤を繰り返し、失敗したり町の人とぶつかったりする中で、本当に町の人々のためになる町おこしとは何かを解き明かしていきつつ、自分自身は今後どうなりたいのかという将来も見据えていくという展開は、確かにRPG的ではありましたね。自分達も変わりながら、その奮闘ぶりを見る周囲の人々の心も次第に変わっていく。それはほんの些細な変化だったかも知れないけど確実に残り続けるものだったという、そこが大事なのかと。

アンジェリカ 
ドク

 脇役も面白くて、私は浮き世離れした占いおばさんアンジェリカさんとか珍妙な発明が得意な「毒島製作所」主人のドクが好きでしたね。5人娘の中では断然四ノ宮しおり。ダイナマイトバディ…はさておき、優しくおっとりした性格でありながら、やるときはやる芯の強さを持っていました。

髪を下ろしたしおり  

 家族仲が非常に良く、公務員みたいな堅い職業で、休日は家業であるの農業を手伝ってくれる人がタイプだそうです。目標が低いようでいて案外高いような。姉のさゆりは看護師で、しかもCV能登麻美子。これはスゴイ裏ドラではないでしょうか(もう彼氏いるけどね)。CV上田麗奈の声の愛らしさが非常に良いです。この人は「好きなアニメキャラ」で紹介したいのですが、「好きな声優さん」で上田麗奈を紹介したいという思いもあってどっちにするか迷っています。絵に描いたような清純派声優なのに、この人のエピソードは面白すぎるので。

しおりとさゆり 

 個人的には充分面白かったのですが、「SHIROBAKO」に比べると円盤(DVD)はどうかなあ…。アニメファンの琴線に触れるかどうかという点において町おこしは弱かったかなあと思います。作品の評価は円盤の売れ行きとは関係ないッ!!まさにそのとおりなんですが、営業サイドからすれば売り上げが評価の全てでしょうしね。何か外部から賞でも貰えればいいのですが。

夜桜に乾杯 

視聴予定の2017年秋季アニメ:来季は8本を視聴予定です。

秋分2017

 皆さん大変お久しぶりです。一身上の都合でまるで夏休みみたいに休んでおりましたが、巷の大学生達も二学期が始まったようなので、恥ずかしながら戻って参りました。気が付けば秋分の日ですよ。夏の暑さは大嫌いなんですが、去ってしまうとそれはそれでなんとなく寂しいという。

2017年秋アニメカタログ 

 夏季アニメも次々と終わっているので、本日は押っ取り刀で視聴予定の秋季アニメを紹介していきたいと思います。

アニメガタリズ 

 まず「アニメガタリズ」。ひょんなことからアニメ研究部を発足させることになった高校1年生の主人公・阿佐ヶ谷未乃愛と個性豊かなキャラクターたちの日常を描くコメディ作品で、アニメの魅力を熱く語るそうです。

アニメガタリズその2 

 実は2015~2016年に一部映画館で放映されていた幕間短編アニメ「アニメガタリ」の1年前を描くオリジナルTVアニメだそうですが、「アニメガタリ」は見たことがありません。アニメ研究部員がアニメの魅力についてマシンガントークで熱く語る内容だそうです。主演は「えーでちゃん」こと本渡楓。彼女の声質は好きなんですよ。

妹さえいればいい。 

 「妹さえいればいい。」。今季の萌えアニメ枠です。そんな枠あったんかい!?と自分でも思いますが、「エロマンガ先生」とか、なんだかんだと結構見てきたのでもう諦めて認めてしまおうとか。

妹さえいればいい。その2 

 妹バカの小説家である主人公・羽島伊月の周囲には、愛も才能もヘビー級、残念系美少女のハイエンド・可児那由多や、恋に悩み友情に悩み夢に悩む青春三冠王・白川京、鬼畜税金セーバー・大野アシュリー、天才イラストレーター・ぷりけつといった、個性的な連中が集まっている。それぞれ迷いや悩みを抱えながらもにぎやかな毎日を繰り広げる伊月たちと、そんな彼らを温かく見守る大きな秘密を抱えた完璧超人の弟・千尋の物語を描く青春ラブコメ…だそうです。

キノの旅 

 「キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series」。原作は時雨沢恵一のラノベで、シリーズ累計800万部超の名作「キノの旅 -the Beautiful World-」。2003年にアニメ化されていますが、未見でした。これを機に見て見たいと。

飛葉も使用するウッズマン

 少年に見えるけれど実は少女の旅人キノが、相棒でモトラド(二輪車)のエルメスとともに、いろいろな国をめぐる。目的のある旅ではなく、物語は、価値観も風習もまったく異なる国々の出来事をつなぐ、連作短編。1つひとつが、独立した寓話のよう。人間の欲が、感情が引き起こすダークな物語を、淡々と拾い上げ、描き出していく…そうです。
 
マッチターゲット6インチ 

 キノは主力武器として「カノン」、補助武器として「森の人」を使うそうですが、「森の人」って明らかにモデルはコルト・ウッズマンですな。ウッズマンといえば「ワイルド7」の飛葉大陸やヘボピーも使った名銃ですが、私は中でもマッチターゲットが好きですな。

Code Realize 

 「Code:Realize ~創世の姫君~」。今季のはやみん枠です。オトメイトから2014年11月に発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲームを原作としているそうですが…おっさんが見ても面白いのかな?

Code Realizeその2 

 全身に猛毒を宿しているため怪物と呼ばれる少女・カルディアは、ある夜出会った泥棒紳士アルセーヌ・ルパンによって【機鋼都市ロンドン】へ導かれる…。機鋼都市ロンドンで、さまざまな人々との出会いや次々と織り成される謎と物語がカルディアを待ち受ける。

少女終末旅行 

 「少女終末旅行」。「週末旅行」ならなんてことないですが、「終末旅行」とはなんぞ?水瀬いのり主演ということで、「がっこうぐらし!」を彷彿とさせるような気も。

少女終末旅行その2 

 繁栄と栄華を極めた人間たちの文明が終わりを迎えてから長い年月が過ぎた。人間たちのほとんどが死に絶え、生き物さえもいなくなった終わりを迎えた世界。複雑に建造された都市はまるで迷路のような廃墟となり、整備するものがいなくなった機械たちは徐々にその動き…だそうです。文明が崩壊した終末世界を生きる少女2人の、どこかほのぼのとした日常を描いた作品ということなので、「人類は衰退しました」の方のテイストに近いのかも知れませんね。

ネト充のススメ 

 「ネト充のススメ」。漫画アプリで連載される恋愛漫画が原作です。能登麻美子主演ということでチョイスしましたが、「はやみん枠」に続いて「能登枠」も作ろうかしらん。

ネト充のススメその2 

 「世の中クソだな」脱サラニートとなった”盛岡森子(もりおかもりこ)”は、充実した生活を求めてネットの世界へと旅立った!たどり着いた場所は、ネットゲーム----通称“ネトゲ”。ネトゲ世界では、サラサラヘアーの爽やかイケメン”林(はやし)”として新たな生活をはじめるが…だそうです。

宝石の国 

 「宝石の国」。原作は「アフタヌーン」(講談社)連載中の人気コミックです。人気女性声優がずらりと揃う中、最後に中田譲治の名前があってとんだハーレムです。が、中田さんならいいかな。

宝石の国その2 

 今から遠い未来、かつて存在した生物が不死の身体をもつ「宝石」になった世界で、月から飛来する謎の敵“月人”と宝石たちとの激しい戦いを描くアクションファンタジー…だそうです。

継続視聴のFate Apocrypha 

 これに夏季から2クール目に突入する「Fate/Apocrypha」も継続視聴するので合計8作品ということに。セイバー、ランサー、バーサーカーが脱落してアサシンも事実上参戦していない黒の陣営は既に総崩れの様相ですが、このまま赤の陣営が勝利するというものでもないんでしょうね。誰も幸せになれないFateシリーズらしい悲惨な結末を期待したいです。ジャンヌ惨殺とかぞくぞくしますが。やたらグラマーなので、火あぶりより磔にしよう(笑)。

グラマージャンヌ 

2017年春季アニメの感想(その2):エロマンガ先生/正解するカド/ソード・オラトリオ/「すかすか」

リング上でアツゥイ!

 本日は久々に30度を超えて真夏日到来。あえて言おう「アツゥイ!」であると。明日はもっと暑いらしいのですが、その後はまた梅雨空に戻る予報が。まあ関東地方ではまだまだ梅雨明けには早いですよね。

エロマンガ先生感想 

 本日は2017年春季アニメの感想の二回目です。三回に分けようかとも思ったのですが、既に夏季アニメも始まっているので一気に終わらせましょう。まずは今季一番人気との呼び声も高い「エロマンガ先生」。

和泉正宗 

 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない(俺妹)」に続き兄妹関係を軸とした物語ですが、両親は再婚同士で、父の連れ子である正宗と母の連れ子である紗霧ということなので、「みゆき」を彷彿とさせる義理の兄妹です。「俺妹」では実の兄妹で恋愛するという展開がありましたが、義理なら恋愛でもその先でも問題はないような。

和泉紗霧 

 「俺妹」や「みゆき」と違い正宗は平凡な男子高校生に留まらず、いっぱしのラノベ作家です。そうとは知らずにコンビを組んでいたイラストレーター「エロマンガ先生」が引きこもりの義妹・紗霧であったことに気付き、紗霧愛に満ち満ちた新作「世界で一番可愛い妹」をひっさげて、新進気鋭の作家用のプロジェクト「ラノベ天下一武闘会」に参加し、見事一位を獲得して文庫化に漕ぎ着けました。

正体がばれる紗霧 

 お互いのことが好きなのに、なぜか擦れ違う二人の気持ち。紗霧は引きこもりに加えてコミュ障の気があり、正宗もまた鈍感なのでこの二人の関係だけ見るとかなり鬱陶しいですが、周辺の人物(大半女の子)が加わることで面白さが出てきています。それにしても山田エルフ、千寿ムラマサなど中学生で売れっ子ラノベ作家がたくさんいるというのはスゴイ。将棋の藤井四段、卓球の張本智和など、現実世界にも驚異の中学生がいますが、天才中学生というのがトレンドなんでしょうか。

山田エルフ大先生 
中二病のエルフ先生 
水着のエルフ先生 

 私のお気に入りは山田エルフ大先生。ぶりぶりのロリータファッションで固めたお金持ちで、著作が売れているせいで金があるのかと思っていましたが、実家が大富豪でした。当初はわがままでさぼり魔であることが強調されていてあまり好きではありませんでしたが、正宗に対し好意を抱き、真名(エミリー)を教えたり、料理の腕を披露したりと率直なモーションかけぶりで一気に好きになりました。

エルフ役の高橋未奈美 

 CVは声優界の「たかみな」こと高橋未奈美。「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン」にゲスト出演した回(2013年11月14日)のテンションの高さや杉田智和からいじられまくる際のリアクションぶり(「やめろやめろ!」「ヘイヘーイ!」など)が非常に面白く、いつか好きな声優さんで取り上げたいと思っていましたが、ようなく演じたキャラも充実してきたので近日紹介できそうです。

ほぼ変質者の紗霧 

 紗霧がなぜ不登校で引きこもりになったのか、再婚したはずの両親はどこに行ったのかなどは謎のままですが、「俺妹」で知られる人気ラノベ作家伏見つかさ原作なので、確実に二期は制作されると思われるので、そこのでの展開に期待しましょう。原作は既刊9巻のところ、一期では3巻までしか使われていないので、即制作可能ではないかと。OPが「俺妹」と同じくClariS、EDが声優ユニットTrySailというのもキャッチーでした。

正解するカド感想 

 続いて後半の急展開に虎将仰天だった「正解するカド KADO:The Right Answer」。異世界ファーストコンタクトものとして始まり、40次元という超高次元世界の存在であるヤハクィザシュニナと外務省のタフネゴシエーター真道幸路朗による交渉という名のコミュニケーションや、もたらされたアイテムをめぐる日本と世界の葛藤といったものを描いていました。

カドのある風景 

 無料かつ無限の電力を供給する「ワム」、寝ないで行動できるようになる「サンサ」、異方(本作では高次元世界をこう呼んでいる)の感覚を得られる「ナノミスハイン」といった、世界の構造を根本から変えてしまう力を持つ異方のアイテムにより変わっていく人類と世界…といったものを描こうとしているのかと思いきや、9話からまさかの急展開。

ホモドラマか 

 人類を異方に連れて行くことが本来の目的だったことを明かすヤハクィさんに対し、もう一人の異方存在・徭(つかい)沙羅花登場。この人、外務省の国際交渉官で、異方側交渉官となった真道幸路朗の相方となる日本側の交渉官であり、登場は早かったのですがただのツンデレ美人だと思っていました。しかし実はこの宇宙の管理者である異方存在で、おそらく地球に生命が誕生して以来この世界に入り込み、いろんな生物に転生し続けていた模様。それにしてはふ、伏線が足りなすぎるような。

魔法少女沙羅花 

 異方とこの宇宙を繋ぐ変換機構でもあるカドにより、高次元世界での能力をほぼ保ってやってきたヤハクィさんに対し、この世界に住むことを選択した沙羅花の方はこの世界へ来るにあたって高次元世界での能力の大半を失っており、ヤハクィさんにまともに対抗することは出来ませんでした。真道と沙羅かはヤハクィさんをなんとかしようと共闘することになりますが。

トキとアミバ 

 本来の目的を明らかにして以降のヤハクィさんは、見事にがっかり存在になってしまいました。例えるなら、8話までがトキだとすれば9話以降はアミバ。もはやヤハクィアミバと呼びたい。「ジャンプ」で「北斗の拳」の連載を読んでいた頃、前号までは明らかにトキだったはずなのに、アミバと判明するやいきなり目付きが怪しくなってトキと似ても似つかぬ姿になったのには笑いました。きっと作画の原哲夫も知らされていなかったに違いない。一説によると、本者のトキのはずだったのに、「伝承者候補をみんな悪役にするのもどうか。トキ良い人だしキャラ変えよう」というようなやり取りが原作者と編集者の間で交わされたとか。

 いい人だったトキ兄さん

 確かにケンシロウとユリアに核シェルターを譲ったエピソードなど、過去のトキはいい人としか思えないので、結果的に偽者で良かったと思うのですが、それにしてもシェルターのBBAめ…。

シェルターのババア 

 核戦争前は、兄であるラオウすら凌いで北斗神拳伝承が確実視されていたトキが被爆して伝承者を諦めましたが、どうみてもこのシェルター、まだまだ人が入れそうです。というかトキとケンシロウがガキを肩車でもすればいいんじゃ。

これくらいなら説得力があった 

 もしこのくらい混み合っていたら仕方がないですけどね(笑)。ヤハクィさんが男キャラだったせいで、真道をめぐる男と女の三角関係みたいになてしまいましたが、ヤハクィさんも女性キャラになっていたらまた違ったかも。真道はノンケみたいだし、沙羅花の色仕掛けにホモじゃ勝ち目はありませんよ。

真道散る 
 
 いや話がそれまくってしまいましたが、ヤハクィアミバさんの話に戻りましょう。真道&沙羅花コンビの暗躍に気付かないお気楽天然なヤハクィさんかと思いきや、実は全て読んでいたという展開はなかなか良かったです。しかし、真道が自身の命をも囮とした最後の切り札には我々もヤハクィさんも驚かざるを得なかった。

ヤハクィアミバさん

 そのトリックはまあ説得力はあるとして、終盤恋する魔法少女みたいになった沙羅花のせいで物語がぶち壊しかよと思っていたら、恋愛モードも必要な流れだったという。しかし…高次元存在が遥かに低次元な人間と恋愛とか可能なんでしょうかね。例えは適当ではないかも知れませんが、まるで人間が昆虫(あるいはそれ以下の生物)と恋愛が可能かと。

ユキカ登場 

 まああれですか、沙羅花は神や悪魔が人間界に介入する際に取る「化身」、或いはゲームにおけるプレイヤーキャラクター、はたまたコンピューターネットワークでの自分の分身であるアバターのようなものなので、恋愛でもそれ以上でも可能ということか。異方存在であることを目をつぶれば若くて美人には違いないので真道もその気になるという。

どんどんアミバかするヤハクィさん 天才のこのオレが~

 ラストには議論があると思います。正直「がっかりだよ!」という人も多いでしょうけど、視聴者を驚かせてくれたという意味では私は「あり」だと思います。それにしても日本政府のあまりもの人材不足ぶりが悲しかったですね。キャラをあんまり増やしては…という意向もあったんでしょうけど、異方存在とのコンタクトなんて超国家レベルの案件を数人だけで回しているし、学者なんか2人しか出てこないし。自衛官に至っては下士官しかいないし。異世界との接触を描いた「GATE 自衛隊 彼の地でにて、斯く戦えり」の方がよほどリアリティがあったなあと思います。

私達結婚しました 
老けた花森 

 それにしても…主人公なのに死んじゃう真道もなんですが、後輩というだけで体感時間で16年もの歳月を犠牲にさせられた花森が哀れですね。26歳だったのに皆の視点で一瞬にして42歳になってしまった。沙羅花、色んな意味でケアしてやれよ。まあ夏目さんでもいいけどNE!

maoさん 

 「ひなこのーと」の桜木ひな子といい本作のヒロイン徭沙羅花といい、M・A・Oは美人キャラにはまりまくっていますね。もはや立派なヒロイン声優だ。「つぐもも」の金山さんはまあちょっとアレでしたが(笑)。

ソードオラトリオ感想 

 お次は「ソード・オラトリオ」。2015年春季アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(ダンまち)」の外伝です。

ヴァレン某 

 正直当初はそれより「ダンまち」二期をはよ、と思っていましたが、見て見ればこっちも面白かったです。「ダンまち」のストーリー展開に対応していて、同じ事件を別の視点で眺めたり、一方その頃にはこういう事が起きていたということがわかったりして。

アイズとレフィーヤ 

 「ダンまち」では駆け出し冒険者ベル・クラネルと彼が所属する弱小のヘスティア・ファミリアを中心に描いていたのに対し、本作では剣姫アイズ・バレンシュタインと、彼女が所属する迷宮都市オラリオで屈指の実力を持つロキ・ファミリアが中心となっています。もっともアイズよりはアイズに憧れるエルフの新人魔導士レフィーヤが主人公格となっていますがね。

神無月の巫女 

 アイズをめぐってベルとレフィーヤが三角関係になるという「カド」的展開もありましたが、だから同性はこういう場合(ry。でも百合なら勝利してもいいかなと思ったりして。そういう作品もありますしね「神無月の巫女」とか…

ロキファミリア勢揃い 

 実力者揃いのロキ・ファミリアなので、狂言回しには未熟者が欲しいということでレフィーヤが選ばれたようですが、この人を見る度に「艦これ」の重巡洋艦(航空巡洋艦)熊野を思い出します。髪の色といい髪型といいクリソツだと思うのですが。

レフィーヤカード レフィーヤに似ている熊野

 ダンジョン59階層での「穢れた精霊の分身(デミ・スピリット)」とのバトルはなかなか熱くて良かったですね。美声で知られる大原さやかにあえて悪役をやらせているところといい、練達ファミリアらしいコンビネーションといい。

精霊の分身 

 本作では神々が1000年前から下界に降臨してきており、刺激に満ちた下界暮らしを堪能していますが、本来不変不滅の超越存在にも関わらず、下界ではではごく一部を除いて神の力を使うことが禁じられ、人間並みの能力にデチューンされているほか、怪我も病気もするし死ぬこともあるという。もっとも死ぬとしても天界への強制送還に過ぎませんが、そうなると二度と下界に降りられないそうなので、人間にとっては死んだも同然か。

ロキ・ファミリア決戦態勢 

 その神々でさえ全貌は知らない迷宮(ダンジョン)。では何者が作ったんでしょうかね。神々が降臨する前から存在し、モンスターが出現していたようです。冒険者は神の恩恵を得てモンスターと戦い、ステータスを上昇させてレベルアップを狙いますが、本作でのレベルアップは「クラスチェンジ」に近く、レベルが1上がると大幅な能力向上となります。オラリオはレベルアップに最適なダンジョンがあるのでレベル6、レベル7という冒険者が存在していますが、オラリオ以外ではレベルアップは非常に困難で、オラリオ外の冒険者はLv.3に到達できれば飛びぬけた存在と見做されるようです。

夜のロキ・ファミリア 

 となると、この世界自体、RPG好きな人が妄想した世界のような気がするんですが。そういう世界自体の謎には迫ったりするのでしょうか。ともあれ「ダンまち」共々二期の早期制作を期待したいですね。あと様々な神が登場しますが、いっそクトゥルー系とかもどうですかね。邪神ばっかじゃねーかと思われるでしょうが、本来ロキだって結構…ねえ。

すかすか感想 

 最後に「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?(すかすか)」。まるでLINE乗っ取り詐欺みたいなタイトルの面白さに惹かれて視聴しましたが、私はこれを今季のナンバー1としたいです。多分大方の同意は得られないでしょうけど、でもそんなの関係ねえ!(古い)

ナイグラート 

 人間以外に様々なデミヒューマンが存在するこの世界では、正体不明の怪物である〈獣〉が地上を支配しており、人間をはじめ多くの種族が滅亡してしまっています。かろうじて生き残ったデミヒューマンは地上を離れ、浮遊大陸群(レグル・エレ)と呼ばれる空飛ぶ群島の上に暮らしています。 

ヴィレム 

 主人公ヴィレム・クメシュは、500年前に人間を滅ぼすことを決めた星神やその配下である地神達と戦う準勇者であり、彼自身は地神の一柱である黒燭公(イーボンキャンドル)と戦い、使用した禁呪の副作用で石化していましたが、探検隊(サルベージャー)たちに発見され、石化治療を受けて500年ぶりに目を覚ましましたが、自分が暮らしていた世界も守りたいと願った人々も既に失われていたと知って絶望します。

ヴィレムに貰った帽子 

 生きる目的を失って自棄になっていたヴィレムは、町でクトリという娘と出会います。浮遊大陸群では人間や人間に近いデミヒューマンは「徴なし」と呼ばれて蔑視される傾向があります。これは人間が〈獣〉を放って地上を失った元凶とみなされているからですが、可哀想なのでクトリのために頭を隠す帽子を買ってやることに。

グリック 

 その後、ヴィレムは、彼を救出したサルベージャーの一人で緑鬼族(ボーグル)のグリックの紹介で、妖精倉庫で兵器管理の仕事をすることになります。かつて正規勇者を目指していたヴィレムは、かつて地上に存在したほとんどすべての武器武芸に精通し、〈獣〉に唯一対抗できる武器である聖剣(今では製法が忘れられ、地上から発掘するしかないので「遺跡兵装(ダグウェポン)」と呼ばれています)の本来の扱い方や調整法を知っているので、適当かと思われましたが…

妖精倉庫 

 実は兵器とは、〈獣〉の脅威から浮遊大陸群を守るべく聖剣を振るい、最後には自爆することを運命付けられている使い捨て同然の妖精兵のことでした。黄金妖精(レプラカーン)と呼ばれる妖精兵は、少女ばかりで、クトリもその一員でした。

戦うクトリ 

 クトリは予知された〈獣〉から浮遊島を守るべく、自爆(“妖精郷の門を開く”と表現される)することを決定されていましたが、それを知ったヴィレムは、クトリを始め妖精兵たちを救うため、いま自分にできることを探し始めます──

大賢者スウォン 

 かつてヴィレムと共に戦ったスウォンは自らに呪詛を施すことで不死者となり、今では大賢者と呼ばれています。そしてヴィレムの仇敵で復活した黒燭公(イーボンキャンドル)と共に、浮遊大陸群を作り、妖精兵をも生みだしました。ヴィレムには伝えませんでしたが、実は黄金妖精は厳密には生きているとは言えない死霊の一種で、自分の死を認識できないほどの幼さで死んでしまった魂から生まれた存在でした。そのため生への執着が薄く死を怖れない傾向があり、また前世である幼子の記憶が徐々に蘇る一方、現在の人格の記憶が徐々に失われていくと「前世の浸食」という宿業を抱えています。

スウォンとイーボンキャンドル 

 黄金妖精が人間にしか扱うことのできなかった聖剣を振るうことが出来るのは、人間の前世を持っているからで、浮遊大陸群では〈獣〉の脅威に対抗しうる唯一の兵器と見なされており、彼女達もそれを自覚していますが、クトリの場合、ヴィレムが聖剣の正しい扱い方と自分の命を犠牲にせずとも事態を打開できる可能性があることを示したことで自爆しなくても良くなり、次第に彼に惹かれていくことになります。

壊れたクトリ 

 が、もう一つの宿業である「前世の浸食」からは逃れられず、クトリの場合は青い髪に赤色が混ざることで端的に示されていました。一度は人格が崩壊してしまいましたが、奇跡的な復活を遂げ、もはや黄金妖精ではなくなったと見なされました。しかし「前世の浸食」は止まらず、クトリはいつか自分が消えてしまうことを覚りますが、それでもヴィレムとの“今”を生きることに幸せを感じて…

クトリを抱きしめるヴィレム 

 クトリは最強の聖剣とされるセニオリスの適合者で、髪が赤くなっていくことからヴィレムの兄妹弟子で正規勇者にしてセニオリスの所持者であったリーリァの魂を持っているのかと思いましたが、実はリーリァが命を賭して戦った星神エルク・ハルクステンで、本来不滅の存在なのですが、あらゆるものに「死」の呪詛を刻むことができるというセニオリスによって「死」の呪詛を刻み込まれたので、永い眠りについています。クトリがセニオリスに適合したのは、前世が所持者だったからではなく、被害者だったからという。

赤くなった髪が血みどろに見えるクトリ 

 劇中の様々な示唆から、〈獣〉は人間が姿を変えたものであることがヴィレムにも判ってきます。決定的なのは、10話で妖精兵のノフトが使用していた聖剣デスペラティオが同族だけを殺すことに特化した剣、すなわちつまり人間が人間を殺すことにしか使えない剣であることが判明した時でしょう。ノフトは黄金妖精ですが前世持ちだからいいとして、つまり〈獣〉は…

獣の皆さん 

 そもそもOPといい、開始直後から終末感とか悲劇感が漂っていた本作、黄金妖精の正体が正体だけにラストが悲しいものになるだろうことは予測できたのですが、10話ラストでヴィレムがクトリにプロポーズしたところで最終回にしたかった。

ダイナミックおやすみなさい 
星神エルク 

 ヴィレムやリーリァは人間を救うために星神や地神と戦いましたが、そもそも世界を壊そうとしていたのは人間の方で、それを防ぐために地神が人間を滅ぼそうとしたという。しかしリーリァが星神を倒したことで人間を止めるものがいなくなり、人間達は獣へと変わって全てを滅ぼしたという酷い真相もなかなか来てますが。

戦うレン 
限界を超えたネフレン 

 地上調査隊の救助に来たする飛空挺が〈獣〉に襲撃され、妖精兵は奮戦しますが最年少のネフレンは限界を超えてしまいます。もう自爆が不可避ということでヴィレムの手をふりほどいて落下するネフレンですが、それを追うヴィレム。

ネフレンと心中か 

 そしてほぼ真っ赤に染まった髪で目覚めたクトリもまた飛空挺を飛び降り、ヴィレムとネフレンを無事着地させると〈獣〉の群に向かいます。

目覚めたクトリ 
クトリ無双 

 「今の私は誰が何と言おうと、世界一幸せな女の子だ!」と思いながら、ノフトの聖剣で無双をした挙げ句、〈獣〉の触手に貫かれまくるクトリ。妖精郷の門を開いて周辺の〈獣〉を道連れにヴィレムの目の前で消滅してしまいます。

串刺しクトリ 妖精郷の門を開く

 妖精兵の所属する護翼軍では二人の遺影が飾られています。ネフレンも助からなかったのか…。何気にすごくいい子だったので多分死ぬだろうなと予感させていたクトリよりもショックかも。

二人の遺影 
鼓動探知 

 し、しかしですね!大賢者スウォンの鼓動探知に二つの反応があったんですよ。ということはヴィレムとネフレンなんじゃ。

クトリ誕生 
クトリの生まれ変わりか 

 そして新たに出現した黄金妖精の赤ちゃん。青い髪のこの子はもしやクトリの生まれ変わりでは。……いや、クトリが生まれたときの、つまり過去の映像なのかな。二人の女の子も見ない顔だし。

クトリの回想の先輩妖精兵 

 そういえばチビクトリが慕っていた先輩妖精兵が似ている様な気がします。やっぱり過去かぁ。でも「世界で一番幸せな女の子」と心の底から確信して逝ったのだから彼女自身としてはいいんでしょう。「すかすか」原作3巻でのクトリの表情がそれを物語っているような。それでも見ているこちらはやはり悲しいのですが。

牙を見せるナイグラート 

 私の好きなキャラ。クトリは別格としてまずはナイグラート。この人も「徴なし」ですが人間ではなくトロール。「喰人鬼」と書いてトロール。かつてはヴィレムを救出したサルベージャーの一員で、今は妖精倉庫で黄金妖精の管理人をしています。可憐な姿だし少女趣味の服装だし声はお姉ちゃんだしもう最高。最終回では髪を切ったんですね。

素敵ナイグラートさん 

 きっこさんにはこういう役をもっともっとやって欲しいんですよね。クトリが恋のライバル視していたのも当然ですが、ナイグラート自身、さらっと告ってましたから、クトリの危惧は決して絵空事ではなかった。

イカ娘風ラーン 

 続いて8話から登場のラーントルク。通称ラーン。14歳。本好きで理知的な性格で考えごとに熱中すると周囲が見えなくなることがよくあります。妖精兵きってのインテリですが、頭がイカ娘風。

ラーントルクとクトリ 

 クトリ(15歳)より年下ですが知的なせいか大人びています。知識が豊富なせいで人間の悪行についてもよくご存知。故にヴィレムにはきつく当たります。ツンデレのデレ抜き。

堕ちたラーン 

 ヴィレムのマッサージでイカされるシーンは最高ですね。お高く止まった娘ほど堕ちるのは早いという。その色っぽさはヴィレムにも伝わったらしく、ネフレン曰く「邪念を感じる」。クトリもちょいおこになってましたが、彼女(クトリ)の見ている前で別の女(ラーン)を(マッサージで)イカせるというのはどういうプレイなのか。

荒浪和沙 

 CVは荒浪和沙。プロフィールみたらやたら美人の画像があってびっくりしました。 

ヴィレムとレン 

 そしてヴィレムのペット要員ネフレン。通称レン。13歳ですが成体妖精兵扱いとなっています。無口無表情ですが気遣いができる性格で、他者の心や痛みに敏感です。

毛布になるネフレン 

 ヴィレムとは相性がいいようで、レン曰く「放っておくと壊れそうだから」ということで、何かと彼の傍に居ようとします。時には毛布代わりになって一緒に寝てたりして、ほぼ猫かなにかみたいです。最終回、ヴィレムは我が身を犠牲にしてもレンを救おうとしていたので、彼もレンのことをとても大事に思っていたようです。

ドレスアップネフレン 

 もしかしたら言うところの「バブみ」があるキャラではないかと。体力がなくスピード型なので、飛行しての戦いが得意ですが、最終盤では飛べない飛空艇内部での戦いを余儀なくされ、限界を超えて魔力を使ってしまい、前世の浸食も進行して自爆寸前に。

瞳が黒くなるレン

 最後の最後にクトリが手をかざしたらレンの瞳が赤から黒に戻っていたので、クトリが救ったと思いたい。だからヴィレムと共に実は生存しており、それが鼓動探知の二つの反応ではないかと。そうじゃないと悲しすぎる。

上原あかり 
ワシミミズクの助手 

 CVは上原あかり。「けものフレンズ」で助手ことワシミミズクをやっていた人です。この人も可愛いですね。

アルマリア 

 ラストに出番があまりにも少なかったアルマリア。500年前のヴィレムの彼女的存在ですが、おそらくヴィレムが保護していた孤児院のお姉さん的存在。CV佐藤聡美の優しい声はルックスにドはまりしていました。もっとしゃべって欲しかった…

クトリマッサージ 

2017年春季アニメの感想(その1):つぐもも/クロックワーク・プラネット/ひなこのーと

ガクアジサイ

 気温はそれほどでもないですが、やたら湿度が高くてムシアツゥイ!ですね。こういう時に楚々とした風情のあるガクアジサイを見ると気分が少し晴れます。普通のアジサイの原種がガクアジサイだそうですが、日本原産ってスゴイですね。日本から中国、そしてヨーロッパに伝わっていったという。

つぐももその1 

 春季アニメが続々と最終回を迎えているので、本日はその感想をば。まずは「つぐもも」。土地神・くくりから怪異を調伏する「すそはらい」の任を命じられた加賀見一也と、一也をやたら振り回すやたら強気な帯の付喪神・桐葉の物語ですが、一見少年漫画的な絵面なので、なぜに深夜になるのかとも思いましたが…

つぐももその2 

 本作、やたら下ネタが多いです。やはり深夜にやるしかないか。これまでに2回アニメ化の話があったものの、いずれも流れていたということですが、そのせいじゃないでしょうか。いや、下ネタ自体はもっとスゴイ作品もあるんですが、少年漫画そのものなキャラデザインとの間に大きな落差が。一也を始め悪友達や生徒会長まで女性声優を起用しているというのにイマイチ萌えないのは、キャラがあんまり可愛くないから。

下ネタの一例 
メガテン3のキクリヒメ 

 付喪神って、名前に「神」が付いていますが、実際には長い年月を経た道具に魂が宿ったものなので、妖怪ですよね。それにしちゃあ傍若無人の限りで、力を失っているとはいえ土地神のくくり(菊理媛神)への態度が酷すぎる。キクリヒメといえばメガテンシリーズにも登場するメジャーなお方だぞ(もっともメガテンシリーズはマイナーな神や悪魔を好んで取り上げる傾向がある気もしますが)。

小山内治 

 個人的お気に入りキャラは男だけど小山内治。非常に沈着冷静で、怪異にもほとんど動じず、一也たちの中でもブレーンとしての役割を果たすほか、なにげに実家がお金持ち。ぜひお友達になりたいですな。

奈中井ななこ 
皇すなお 

 物語的には序盤部分をやったというところで終了しているので、ストーリーを本格的に展開させるには二期以降が必要なんですが、幼馴染みを始め主要女性キャラがあんまり魅力的じゃなかったので円盤が売れるかどうか。脇役の奈中井ななことか終盤登場の皇すなお辺りは可愛いかったので、彼女らをもっと登場させられていたら…

クロックワーク・プラネットその1 

 続いて「クロックワーク・プラネット」。惑星一個がまるまる時計仕掛けになっているというもの凄い設定で、電波すら聞くという異常聴覚を持つ見浦ナオトと彼が直した自動人形(オートマタ)リューズ、そして天才時計技師マリーの活躍を描く物語…なんですが。

リューズさんの壁紙 

 風や気温、重力などあらゆるものが全て歯車によって制御されているという虎将仰天な設定といい、修理不能な故障が発生した場合に、都道府県ごとに分けられている区画(グリッド)を意図的に崩落させて他への波及を防ごうとするパージを、わりと簡単に行おうとする軍とか政府の凄まじい人命軽視ぶりに唖然とします。ナオト達の行動を正当化するために悪役を押しつけられているとはいえ、無能っぷりが目にあまります。

リューズとナオト
 
 じゃあナオト達が好感が持てるかといえば、こいつらもほとんど性格破綻者なのでついていけません。特にナオトはしっちゃかめっちゃか過ぎて共感性ゼロでした。正直よく最後まで見てたなと思います。

ドヤ顔ナオト 

 加隈亜衣演じるツンデレというよりヤンデレチックなリューズの毒舌を聞くのだけが楽しみだったような。敵勢力もそれなりに魅力的に描かないといかんなあと改めて思いました。ラスボスがナオトとマリーを、地球上全ての機能を歯車で再現した時計技師Yとみなしていましたが、それは何か根拠があったんですかねえ。

ヤンデレ風味のリューズさん 

 個人的お気に入りキャラは当然リューズ。時計技師Yが1000年前に製造したというInitial-Yシリーズの壱番機で「付き従うもの」。ナオトやマリーに対する毒舌は当然すぎて爽快になる位でしたが、もしや「毒づくもの」の間違いじゃないの?

ひなこのーとその1 

 最後に「ひなこのーと」。「ごちうさ(ご注文はうさぎですか?)」難民の避難先かと思われた作品でしたが、「ごちうさ」とはまた傾向が異なっていました。

ひなこのーとその2 

 ど田舎出身で、口下手であがり症の桜木ひな子が、かつて劇を見て感動した東京の藤宮女子高校の演劇部に入部しようと上京し、喫茶店と古本屋を併設するアパート「ひととせ荘」で過ごす一年間を12話で描いていました。

バニーひなこ 

 このひな子、極端な人見知りで、緊張するとかかしのように棒立ちになってしまうのですが、最終回近くになってもなおかかし状態になっていて結構うざかったです。早とちりしがちで、悪気なく酷いことを言うクセがあったりして。ただルックスとプロポーションが非常に良く、「大家さん」こと萩野千秋とともにお色気要員になっていました。CVはM・A・Oで、「学校ぐらし!」のりーさんのようなお姉さんキャラがハマリ役かと思っていたら、こういう役もこなすんですね。

チャイナ大家さん 

 「ひととせ荘」の住人にして「劇団ひととせ」のメンバーでもある4人は、桜木ひなこ(春)、夏川くいな(夏)、萩野千秋(秋)、柊真雪(冬)春夏秋冬の季語が含まれていますが、5人目のメンバー中島ゆあのみ、アパートに住んでおらず季語も入らない、おまけに事ある事にハブられがちという不遇っぷりで全米が泣きました。OP・ED共に一緒にいるのにひどい。

お色気シーン多し 

 もうかかしはいいので、演劇やら日々の生活やらをまったりと描いてぜひ二期もお願いしたいと思います。水着回もコスプレ回もありましたが、ひな子や千秋の肉感的ボディは「ごちうさ」にはない味なので、それはそれでいいのではないでしょうか。

水着の真雪 

 個人的お気に入りキャラは柊真雪。実は主要登場人物ながら、恥ずかしがり屋で舞台には立たずに裏方ばかりやっていました。子供に間違われるほど小柄ですが、しっかりした性格で料理上手で家事全般を得意として、器用でダンスも上手いので、演劇部顧問の黒柳ルリ子(小学生なのに)からも勧誘されていました。アパートに併設された喫茶店で働いているせいかメイド服を着ていることが多いのですが、それが平気なら舞台ぐらい何でもないんじゃ。

中の人もメイド服 

 そういえば中の人(小倉唯)もメイド服を着ていましたね。天使声優がCVをやっているということになれば、やはり「好きなアニメキャラ」で取り上げざるを得まい。

エロマンガ先生も終了 
 
 あ、山田エルフ大先生がすっかりお気に入りだった「エロマンガ先生」も終了していますが、これについては次回の楽しみに。

視聴予定の2017年夏季アニメ:来季も日曜日がスーパーアニメタイムに(汗)

異方存在沙羅花

 春季アニメも最終盤となってきまして、今週あたりから最終回を迎えるていきそうです。終盤に来て驚愕の展開をぶっ込んできたのが「正解するカド」。非暴力的なファーストコンタクトものかと思いきや…まさかのバトル展開に。外務省国際交渉官の徭沙羅花、いきなりの異方存在カミングアウトに虎将仰天です。ほとんど魔法少女だ。

ヤハクィアミバ 

 革新的アイテムを次々と提供し、人類に革新をもたらしてきた異方存在・ヤハクィザシュニナですが、宇宙を繭、人類を糸に例えてきました。“只より高いものはない”もありますが、やはり無償なんてありえなかった訳ですね。でも急にヤハクィザシュニナに小物臭が漂いだしたような。「北斗の拳」で前号までトキだったのがいきなり胡散臭い目付きになってアミバと化したのを思い出します。「コウジロウ、異方はいいぞ!!」なんて。これからはヤハクィアミバと呼びましょう。

2017年夏アニメ一覧 

 まあ感想は終了後に改めて述べるとして、春季アニメが終わるとなれば夏季アニメを物色しなければなりません。春季アニメは視聴打ち切りが2本も出るなど、チョイスが上手くなかったような気もするので挽回したいところです。

サクラクエスト視聴続行 

 まず2クール展開の「サクラクエスト」は引き続き視聴続行。町おこしのためにあの手この手で奮闘する女の子5人組の話ですが、私のお気に入りはロコガール四ノ宮しおり。「しおり」というと家が隣の幼馴染みに「一緒に帰って友達に噂されると恥ずかしいし…」と平然と言い切る藤崎詩織を連想してしまいますが、こっちは明るくおっとりした世話好きな女性なのでお願いされればきっと一緒に下校してくれたことでしょう。

さゆりしおり姉妹 

 仲間からは天然系小悪魔とか年上キラーとか言われていますが、むしろ他の4人のクセが強すぎるんじゃ(千鳥風)。お姉ちゃんのさゆりも美人で、しかもCVは能登麻美子と、声まで美人姉妹。看護師なのに天然というところに危うさも感じますが、だがそれがいい。

異世界食堂 

 ここから夏季アニメですが、まず「異世界食堂」。Webサイト「小説家になろう」で連載され、書籍化された、犬塚惇平の人気が原作です。一見普通の洋食屋ながら、週に一度だけ異世界に繋がる扉がある「洋食のねこや」。訪れる様々な人々と店主、料理の一期一会を描くファンタジー作品だそうです。

異世界食堂その2 

 店主が諏訪部順一、魔族(!)のウエイトレスが上坂すみれと、実写でもいけそうなキャストですな。飯テロアニメになるかも知れません。

終物語の続編 

 「終物語」。まだ終わってなかったんかいと突っ込もうと思いましたが、そういえば前回ラストで主人公阿良々木暦が臥煙伊豆湖に殺されてた気がするので、途中も途中でしたね。

終物語下巻 

 原作の「終物語」が上中下巻の三部構成の大作で、今回は下巻分のようで、第五話「まよいヘル」、第六話「ひたぎランデブー」、第七話「おうぎダーク」が放映されるようです。じゃあいよいよ〈物語〉シリーズも完結か…と思うでしょ?なんと「続・終物語」というのがあるんです。まだまだアニメを制作できるよ!やったねシャフトちゃん!こっちは正直少々飽きてきてるんですが、ここまで見たら全部見ねばという義務感が。

地獄少女 

 お懐かしや「地獄少女 宵伽(よいのとぎ)」。2008年以来となる続編で、過去の人気話セレクション6話と新作6話の計12話で放送するそうです。第一期は見ましたが、二期の「二籠」、三期の「三鼎」は見ていないんですが…

地獄少女その2 

 久々に能登さんの少女役を聞きたくなったということもあります。死神が能登さんの声で語りかけてきたら、ためらいなく三途の川を渡ってしまいそうです。出来れば地獄じゃない方がいいけど。

捏造トラップその2 

 「捏造トラップ-NTR-」。コダマナオコ原作のマンガ作品をアニメ化したもので、初めて恋人ができた岡崎由真とその幼なじみの美少女・水科蛍、2人のカレシ持ちJKによる百合を描くそうです。連載誌が「コミック百合姫」では仕方が無い(笑)。

捏造トラップ 

 題名を見てNTRだとぅ!?と飛びついたんですが、捏造トラップを省略しただけなんですかね。でもまあ百合も好物なんでいいや。ヒロイン岡崎由真を最近お気に入りの加隈亜衣が演じますが、丹下桜系の声でエロい声を出しまくってくれることを期待したいです。そういえば「迷家-マヨイガ-」ではやたらに処刑処刑!!拷問拷問!!と騒ぐ狂気少女・らぶぽんを熱演していましたね。作品はクソアニメでしたがらぶぽんはインパクトがありました。

バチカン奇跡調査官その2 

 「バチカン奇跡調査官」、3年B組金八先生の名言…って節子それバチカンと違う、バカチンや!藤木稟のゴシックミステリー小説を原作とした作品で、カトリックの聖地・バチカンに寄せられる「奇跡」の真偽を調査し、奇跡の裏にある事件や陰謀を暴いていく奇跡調査官、天才科学者にして真理究明の申し子・平賀と古文書/暗号解読のエキスパート・ロベルトの活躍を描きます。

バチカン奇跡調査官 

 奇跡調査官は、サン・ピエトロ大聖堂の中に近代的なオフィスを持ち、世界中から寄せられた奇跡的な現象の申請に対し、真の「奇跡」として認めるかどうかの調査を行う「聖徒の座」に所属する秘密調査官ということです。キャストが見事に野郎ばかりなんですが、ミステリーならそういう作品もいいでしょう。

Fate Apocrypha 

 「Fate/Apocrypha」。TYPE-MOON作のビジュアルノベルゲーム「Fate/stay night」のスピンアウト小説で作者は東出祐一郎。Fateシリーズも色々やっていますが、“Apocrypha”は外典という意味で、本来はユダヤ教・キリスト教関係の文書の中で、聖書の正典に加えられなかった文書のことを指します。「ヨハネの黙示録」なんかは新約聖書に入っていますが、正典としての受け入れをめぐって多くの論議を呼びおこしてきたそうです。

Fate Apocrypha その2 

 第2次世界大戦前夜に行われた第三次聖杯戦争の最中、何者かに大聖杯が奪われた結果、世界中で小規模な亜種の聖杯戦争が起きているという、原作ゲームの並行世界が舞台となっています。この世界では冬木市から大聖杯が失われているため、「Fate/Zero」の第四次聖杯戦争や、「Fate/stay night」の第五次聖杯戦争は発生していません。聖杯を強奪したユグドミレニア一族と魔術協会の、7騎対7騎というかつてない規模の「聖杯大戦」が描かれるそうです。バトルロワイヤルが通常の聖杯戦争ですが、こっちは対抗戦…中二病心をくすぐりますね。

メイドインアビス
 
 「メイドインアビス」。つくしあきひとがWEBコミックサイト「コミックガンマ」で連載中のマンガが原作。果てしなく続く巨大な大穴「アビス」と、その縁に築かれた街「オース」を舞台に、母のような偉大な“探窟家”を目指す少女・リコとロボットの少年レグが繰り広げる冒険を暖かなタッチで描きます。

メイドインアビスその2 

 人類最後の秘境と呼ばれる、未だ底知れぬ巨大な縦穴「アビス」。特異な生態系を持ち、人類にとってのオーバーテクノロジーである「遺物」が数多く眠っており、深く潜れば潜るほど「遺物」も価値も高まりますが、帰路に「アビスの呪い」と呼ばれる負荷がかかり、深くなればなるほどその負荷も重くなっていくそうです。結構前評判が高い作品らしいので、取りあえず見て見ましょう。

RWBY.jpg 

 最後に「RWBY Volume 1-3: The Beginning」。「RWBY」でルビーと読みます。アメリカのRooster Teeth Productionが制作し、3DCGの硬さを感じさせないキャラクター造形、迫力のアクション、ハートフルなシナリオなどで国境を越え人気を獲得したWEBアニメ「RWBY」VOLUME1~3」の日本語吹き替え版を特別編集したものです

RWBYその2 

 人類を脅かす“グリム”に対抗する“ハンター”の養成所に通う少女が仲間たちとともに成長していく様子を描くアクション作品です。主人公ルビー・ローズのCVというか吹き替えが早見沙織で、ずばり今季のはやみん枠です。オリジナル版のキャストのほとんどは製作スタッフが声を当てていたということで、日本語吹き替え版の声優の豪華さには全米が嫉妬しているのではないかと。

セントールの悩み 

 以上継続1作+新作8作の9作品を視聴予定。この他「亜人ちゃんは語りたい」的な気がする「セントールの悩み」も気になりますが…。相変わらず日曜日はスーパーアニメタイムになってしまいそうですが、今回は視聴打ち切りがないといいなあ。

ろんぐらいだぁす!:GWに一気見したアニメその2

5周年記念

 当ブログは2012年5月11日に開始したのですが、まる5年が経過していました。我ながらこんなに続くとは思いませんでしたが、あっという間でしたね。昨日気が付けば良かったのですが、例によってうっかりしてまして。6年目に突入するにあたっての抱負というほどのものは特にないんですが、肩の力を抜いてゆるーくやっていきたいと思います。

ろんぐらいだぁす! 

 本日は先日紹介した「新世界より」と共にGWに一気見したアニメ「ろんぐらいだぁす!」を紹介しましょう。実はこっちの方を先に見たのですが、「新世界より」はとにかくインパクトが大きかったもので後回しになってしまいました。

チームフォルトゥーナの面々 

 「ろんぐらいだぁす!」は2016年秋季アニメでした。そして最終盤の11話と12話は本年2月に放映していたということです。どうしてそんなことになったのかと言えば、放送延期を2回も繰り返した結果、2016年内に放送できなくなったからです。

万策尽きた-! 

 「SHIROBAKO」第一クールでは、舞台となった武蔵野アニメーションの制作進行の面々はとにかく放送延期になることを防ごうとしており、にっちもさっちも行かなくなるとデスクの本田豊が「万策尽きた-!」と叫ぶのがお約束でした。アニメ制作会社にとって、放送延期は避けたいもののようですが、小説やマンガでいえば原稿が締め切りに間に合わなかったのと同じですから当然といえば当然。それなのに平然と2回も落とすとは(本当に平然としていたかどうかは判りませんが)。実は放送延期という記事で本作の名前は知ったくらいです。

ガルパンも放映延期が 

 アニメーション制作はアクタス。この会社、実は制作上のトラブルを度々起こしている“前科者”なのです。私が知っているところでは、名作「ガールズ&パンツァー」でも2回放送延期になっていましたね。どうやらこの会社、クオリティを落として放映するよりは、クオリティ維持のためには放映を延期することを選択する傾向があるようです。

作画が残念だったクオリディア・コード 

 2016年夏季アニメの「クオリディア・コード」は逆に放映スケジュールを死守するためにクオリティ維持を放棄したかのような作品でした。ストーリーは面白かっただけに非常に残念でした。放映中に視聴しているのならば、もちろん毎週放映してくれるのがありがたいですが、後日一気見するならクオリティ維持の方がいいなあと思ったりもしますが、業界で札付きになったりしないのかと余計な心配をしてしまいます。

しまなみ海道を走る 

 「ろんぐらいだぁす!」は、ビギナーの女子大生がサイクリングを始め、仲間と出会ってロングライド(長距離走行)を行う中で、楽しさや厳しさを味わいつつ、世界を広げていく物語です。

自転車との出会い 

 主人公の倉田亜美(CV東山奈央)は、特にこれといった取り柄もない大学1年生ですが、ある日女子学生が乗った折り畳み自転車を見掛けたことで自転車に興味を持ち、安めの折り畳み自転車を購入して幼馴染みの新垣葵とサイクリングに出かけます。
 
ナイトライド 

 この時にトラブルに遭遇し、困っていたところを助けてくれた2人組の女性サイクリストは、実は同じ大学の上級生であることがわかり、これをきっかけに親しくなった4人は、一緒にツーリングするようになります。

 完走記念に

 新垣葵は亜美の幼馴染みで、自転車経験者でしたが、ずっと一緒にいたにも関わらず亜美は自転車に興味を示すことはなく、ある日見掛けた知らない人の自転車で目覚めるというのもどういうことだと小一時間問い詰めたくなりますが、葵が自分の趣味を押しつけたりしなかったということなんでしょう。

瀬戸内を走る 

 上級生の雛子と弥生、さらに後日合流する紗希と5人でチーム・フォルトゥーナを結成し、おそろいのジャージを作りますが、実は大学の運動部でも同好会でもなく、単に自転車好きが集まっただけのグループです。なのでスポ根的な要素はなく、他者との勝負もありません。強いて言えば坂道との戦い、或いは自分との戦いといったところでしょうか。

進撃のバハムートのフォルトゥーナ 

 ちなみにフォルトゥーナとはローマ神話の運命の女神で、運命の車輪を司り、人々の運命を決めます。「運命の車輪」から自転車の車輪を連想し、全員女性だからということでこの名前にしましたが、フォルトゥーナ
(Fortuna)は英語の「Fortune」の語源とされています。

買った自転車にベタ惚れ 

 ドジッ娘要素の強い亜美は、初心者が遭遇しそうなありとあらゆるトラブルに見舞われ、その度に旅に弱音を吐きまくって涙目になりますが、葵を始め皆の助けを得て、自転車に乗り続けていくうちにどんどん好きになっていき、やがては試練やトラブルでさえも自身の成長のためには必要なことだと前向きに捉えるポジティブな思考を持つようになっていきます。

羽が生える亜美 

 最初は折りたたみ式自転車で頑張っていた亜美ですが、長野県渋峠の国道最高地点を自転車で登ってきた紗希の姿に衝撃を受け、思い切って二台目のロードバイクを購入します。ロードバイクは他の自転車と全然違うそうで、その走りに亜美は羽が生えたかのような印象を受けます。私は子供の頃はスポーツ車というものに乗りましたが、変速機がついているくらいでママチャリと大差なかった印象なんですが、ロードバイクはそんなに違うものなのか…

雨でも走る 

 折りたたみ式自転車「ポンタ君」では超えられなかったヤビツ峠をロードバイクで越えてリベンジを果たした亜美は、長野の「あづみのオータムライド」で100マイル(160キロ)を走破し、その後伊豆の伊東までの100キロ超のナイトライド、瀬戸内のしまなみ海道での長距離ツーリングを行っていきます。

パンクを治せるようになった亜美 

 自転車により世界を広げ、自信を持つことで積極的になっていく亜美に触発され、大学の知り合いだった美弥や妹の恵美も自転車に興味を持っていきます。最終話で原作者の三宅大志が描いたエンドカードでは、二人ともチーム・フォルトゥーナのジャージを着ているので、後日加入するようです。

最終話のエンドカード 

 基本亜美は根性がある方ではなく、サイクリング後のアイスクリームとか、海鮮丼とか、「あづみのオータムライド」では各所で無料配付されるエイドを目当てに走っているようなところもありますが、運動部じゃないし勝負事でもないし、雛子、弥生、紗希といったベテランも同じような楽しみ方をしているのがいいですね。もちろん食べ物だけではなく、ナイトライド後の日の出の光景とか、走り終わった後の温泉といった楽しみも描かれています。そういったものも込みで自転車の楽しみというのを純粋に描いていたのは良かったですね。

メイド姿の亜美
メイド喫茶でアルバイト 

 どんな趣味もそうかも知れませんが、自転車も車体自体はもとより、各種装備品には結構なお金がかかります。弥生はお金持ちの家なのでともかく、雛子は実家の中華料理店で働き、亜美もファミレスでアルバイトをしていましたが、それでもお金が足りずにメイド喫茶でメイドもやったりしました。ドジッ娘が属性として認められて評価されるなんて最高のバイト先じゃないかと思いますが。

チャイナで中華 
バニーで中華

 雛子は実家なのにチャイナドレスでの接客をさせられ(時給が倍になるので渋々やっていた)、終いにはバニーガールになっていました。娘にコスプレを強いるママンは鬼畜ですな。葵や、年がら年中自転車に乗っていてバイトする暇さえなさそうな紗希がどうしていたのかが結構謎。二人ともお嬢様だったんでしょうか。

無料のエイド 
味噌おにぎりを食する 

 自転車の描写はもちろんいいのですが、キャラ作画はあんまり良くなかった気が。スポーツものだから萌えはいらないのかも知れませんが、メイド喫茶で働いてアイドル的人気を得るくらいなので、もっと可愛く描いても良かったかも知れません。最も伝えたかった「自転車の楽しさ」は充分伝わってきましたが、ガルパンくらいの可愛いキャラならなお良かったのにと思います。 

夜明けを迎える 
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