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2021年夏季アニメ序盤の感想(その3):白い砂のアクアトープ/平穏世代の韋駄天達/乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X/迷宮ブラックカンパニー

夏は猫が落ちている

 今日も暑いですね。ところでコロナ禍…全く収束しないどころか、ますます感染拡大の状況ですね。高松でもようやくワクチン接種の予約が出来たのですが、実際接種するのは2週間後。ヤクだ…ヤクをくれえ…早く一発キメさせてくれえ……。こういう言い方すると違うヤクと誤解されそうですが(笑)。

白い砂のアクアトープ序盤感想

 引き続き夏季アニメ序盤の感想。これで一応完結です。まずは「白い砂のアクアトープ」。4話まで視聴しました。P.A.WORKSお得意の「働く女の子シリーズ」だとすると、2017年の「サクラクエスト」以来でしょうかね。この会社は傑作が多いので視聴する時はいつも期待しています。ま、たまに「グラスリップ」のような怪作をぶちかましてきたりもしますけど。制作会社に期待感があると、「今はつまらないけどじきに面白くしてくれんじゃないか」と思って最後まで見て傷を広げてしまうんですよね。3話くらいで切っておけばいつまでもネタにすることもなかったんだと思いますが。

くくると風花

 沖縄の潰れそうな「がまがま水族館」を巡り、存続のために奔走する館長代理(艦長代理だと古代進になりますが)のJK・海咲野くくると、夢破れた元アイドルで、帰郷しようとしたものの地元のノリに嫌気が差してふらっと沖縄に来てしまった宮沢風花を中心とした、水族館ワークの話です。これにくくるのクラスメイトや観光協会の女の子が絡んできて、「働く女の子シリーズ」らしくなってきています。

がまがま水族館
くくるの家で同居

 がまがま水族館は、とても小さな水族館で、潰れそうだったところをくくるの祖父が引き継いで館長を務めていましたが、設備の老朽化が激しく、資金不足にも陥っているため、夏の終わりには閉館が予定されています。それを何とか阻止したいくくるは、夏休みに勝負をかけ、集客に励んで補修費300万円を捻出しようとしていますが…

働く女の子

 アイドル崩れ(失礼)が出てくる作品としては、同時期に「かげきしょうじょ!!」も放映されており、グループアイドルからドロップアウトする女の子というのはトレンドなんでしょうか。70~80年代はソロが当たり前でしたが、昨今のようにグループアイドルが主流(いやもはや流行から外れつつある?)だと、なにしろアイドルの頭数が多くなるので、ドロップアウトが多くなるのも必然でしょうが。

二人の出会い

 風花はアイドルをやめる経緯が判るまでは半端ヤロー(女の子に野郎はないか)かと思いましたが、ちゃんと経緯が描かれてみると同情の余地はありました。でも未成年なんだし、一応一度は実家に帰れよとは思いますが。単純に集客を増やしたいなら“元アイドルのいる水族館”と大々的にアピールするのもありだと思われますが、風花はそもそもアイドル向きの性格ではない(「かげきしょうじょ!!」の奈良田愛もその点は同じ)ので、無理があるかも知れません。

くくる役の伊藤美来

 くくるのCV伊藤美来は個人的に今注目している声優なのですが、今まで出演作を視聴する機会が少なかったので、本作をもって「好きな声優さん」で紹介できるんじゃないかと。作品自体は背景がキレイでいかにもP.A.WORKSという感じで、内容も悪くないのですが、前評判を超えるほどの評価にはまだなっていない感じですね。今後の展開に期待しましょう。

平穏世代の韋駄天達序盤感想

 次は「クール教信者」祭りの第三弾、「平穏世代の韋駄天達」です。3話まで視聴しました。本作でクール教信者は作画を担当していますが、一人で作ったり(「小林さんちのメイドラゴンS」)、原作を担当したり(「ピーチボーイリバーサイド」)と色々忙しい人です。

平穏世代

 世界を滅ぼそうとする魔族を封じ込めた韋駄天達。それから800年が経過し、新たに生まれた韋駄天達は戦いを知らない平穏世代ばかりになっていますが、魔族はいつのまにか復活しており、おまけに知性も持ち合わせるようになっていました…という展開です。

韋駄天像

 本来の韋駄天はヒンズー教の軍神スカンダが仏教に伝わったもので、四天王の一人増長天の部下であり、四天王配下の32将(四天王一人に8将が付く)の筆頭とされます。捷疾鬼が仏舎利を奪って逃げ去った時、これを追って取り戻したというエピソードから、足の速い神、盗難除けの神として知られており、転じて足の速い人の例えにされています。本作でも高速移動を得意とする神ですが、複数おり、世界に生きる生物の思念が集まって生まれる存在とされています。

最強韋駄天リン

 800年前の魔族との戦いを知っている韋駄天は一人(リン)だけで、他の韋駄天達はずっと後に生まれています。基本人間の姿をしていますが、神だけに呼吸も食事も必要とせず、内臓を潰されても死にません。魔族を滅ぼすことを命題としているらしく、人間同士がどんなに激しく戦っても介入しません。

オオバミ博士
魔族の皆さん

 で、魔族の方ですが、他の生物を食らって際限なく増えた末に自滅するという不合理極まりない生き物で、800年前に世界を滅ぼしかけたため韋駄天達の討伐対象となって結界に封じられました。が、魔王を自称するオーバーM(オオバミ博士)が、極地や氷河で氷漬けになっていた僅かな魔族を回収して新たに「人間の脳を持つ魔族」を生みだしたようです。侵略国家「ゾブル帝国」を隠れ蓑にしており、「平穏世代」の韋駄天なら倒せると、最強の魔族ニッケルを差し向けました。

ニッケル対ハヤト

 ニッケルは強く、確かに「平穏世代」の韋駄天達では太刀打ちできませんでしたが、800年前の魔族との戦いを唯一知る韋駄天であるリンには瞬殺されてしまいました。リンがいれば大丈夫…というか、リンが負けたらその時点で韋駄天に勝ち目はなくなるような。

豪華声優
襲われちゃうシスター

 本作、男性声優が豪華な「うらみちお兄さん」に対して、女性声優が豪華です。 朴璐美、緒方恵美、岡村明美等々。ゾブル帝国兵達に婉曲な表現でレイプされてたシスターが「オレの嫁」声優の伊藤静というのもなかなか…。シスターがいくら祈っても、人間同士の諍いだと神(韋駄天)は全く動かないというのがこの作品の世界観を如実に示しています。

イースリイ

 韋駄天も武闘派ばかりではなく、知性派もいるようで、特にイースリイはCV緒方恵美ということも相まって非常に腹黒い感じがします。「魔法少女育成計画」でもとんでもないキャラを演じていたので、緒方キャラは怖いという印象があります。魔族が知性を獲得したのに対抗するように、今後韋駄天側も頭脳戦を行ったりするんでしょうか。今後のどういう展開をするのか興味深いです。

はめふらX序盤感想

 続いて「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X」、略して「はめふらX」。4話まで視聴しました。第一期が2020年春アニメだったので、第二期はかなり早いですね。

悪役を演じるカタリナ 
カタリナ脳内会議

 転生前に熱中していた乙女ゲーム「FORTUNE・LOVER」そっくりの世界で、主人公(プレイヤーキャラ)の敵役で、良くて国外追放、悪くすると殺される悪役令嬢になってしまったものの、めでたく破滅フラグを回避したのが第一期。歓喜のあまり「カタリナ脳内会議」も解散状態だったカタリナですが、逆に言えばその後の展開は本人も全然知らない訳で…

小倉唯も落とす
イケメン執事も落とす

 第一期後半に登場した“闇の魔力”が今回も登場し、拉致監禁されたカタリナですが、例によってあっさり首謀者をたらし込んだので無事生還。王家の第一王子、第二王子とそれぞれの婚約者も登場し、キャラが増えて賑やかになってきましたが、4人も王子がいるせいか王位継承をめぐって暗闘があるようです。王子同士は特に争っていないようですが、その取り巻きがいろいろ忖度というか、自分たちの利益のために色々やってそうです。さっさと王太子を決めない王様もダメなんでしょうが。

カタリナ誘拐
何かやっちゃいました?

 第一期に比べると新鮮味がないというか、恒例のカタリナの人タラシも、自己評価の低さも、何度も重なってくると、段々と「またオレ何かやっちゃいました?」的な雰囲気が出てきてちょっとイヤですね。まあ「はめふら」も「なろう」系なんですけども。

ズキュゥウウン
この子達をもっと出して

 ここまでのところ、第一期よりパワーダウンしている感じは否めません。私が第一期が好き過ぎたせいでしょうか。メインスタッフやアニメ制作会社は同じなので、今後の巻き返しに期待しています。とりあえず新キャラより旧キャラをもっと登場させて欲しいですね。メアリ、ソフィア、マリアあたりは特に。

迷宮ブラックカンパニー

 最後に「迷宮ブラックカンパニー」。視聴打ち切りが2本も出ましたので代替として3話まで視聴しました。“超豪華なリザーバー(笑)”からは「出会って5秒でバトル」が既にエントリーしていますが、残りの2作はイマイチピンとこなかったので、ネットで意外に評判がいい本作をチョイスしてみました。

ネオニート誕生かと思いきや

 働きたくない一心で努力を重ねた末、不労所得で一生暮らせるネオニートになり、残りの人生を謳歌しようとしていた二ノ宮キンジは、突如異世界に転移することとなり、生きるために末端労働者として働くことを余儀なくされます。ブラックな労働現場を何よりも嫌うキンジは、再びネオニート生活を得るため、成り上がりを狙っていきます。

ブラック研修

 キンジはあまりに理不尽な異世界転移をさせられて可哀想なんですが、基本性格がクズなので「このすば」のカズマのように笑えこそすれ、同情する気にはあんまりならないという。なので酷い目にあっても笑ってみていられるのですが、なんとなく途中までは上手くいくけど最後に大失敗してそれまでの儲けがおじゃんになってしまう「こちかめ」の両津的な雰囲気も感じます。

幼女みたいな魔神

 あと鉱山で働いているあたり、「カイジ」の地下王国的な雰囲気も感じますね。大槻班長が出てきてキンキンに冷えたビールでも出して欲しいところですが、キンジはカイジのようなギャンブル廃人ではなく、資産形成ができる人間なのでそんなこのでは堕ちたりしないでしょうか。

社畜勇者

 鉱山経営をブラックに行うライザッハ鉱業には極めて批判的ながら、いざ自分が人を使う立場に廻るとそれ以上にブラック環境を作り出してしまうキンジ(笑)。鉱山という名の迷宮に住む魔物達を中心に組織する「迷宮ブラックカンパニー」は今後どうなるのか。魔神だけど一見腹ぺこ少女にしか見えないリムや、17才の迷宮女王アリを配下にしている他、3話ではブラック職場に染まりまくった「勇者の再来」と呼ばれる(キンジに言わせれば「究極の社畜」)女性社員も無理矢理仲間にしました。

迷宮ブラックカンパニー序盤感想

 キャラ絵を見るとあと一人くらい加わりそうなので、キンジは魔神リム、亜人のワニベ君、社畜勇者と5人で「迷宮ブラックカンパニー」を回していくのでしょうか。迷宮アリはやはり底辺労働者で。ところでブラック企業ライザッハ鉱業、名前のモデルは結果にコミットするとかいうあの企業ではないですよね?女性上司のCVが意外にも佐藤聡美で、“黒佐藤”ぶりを発揮しています。

黒佐藤のブラック上司
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2021年夏季アニメ序盤の感想(その2):出会って5秒でバトル/転生したらスライムだった件第2期(後半)/ピーチボーイリバーサイド/ひぐらしのなく頃に 卒

涼む猫

 猛暑が続く高松。今日は特に暑くて“熱中症の危険性が極めて高い“との熱中症警戒アラートが出ています。“屋外での活動はなるべく控えて”との警告の中でも、土曜恒例のウォーキングは続けている訳ですが、暑いことは確かに暑いけど、大阪時代などに比べるとまだ耐えられるような。これが地域性とか気候の問題ならいいのですが、一方で“高齢になると暑さを感じづらくなる”との説も。そこまで高齢ではないと思うのですが、年を取って暑さに鈍感になりつつあるのかもと思うとなんかイヤですね。

探偵はもう打ち切っている

 愚痴はさておき、夏季アニメ序盤の感想を続けていきましょう。まずは打ち切りから。前回序盤の感想を書きつつ切るかもと言っていた「探偵はもう、死んでいる。」ですが、4話まで見てやはり切ることにします。登場人物(特に主人公)の馬鹿さ加減にちょっと耐えられなくなったので。「なろう」系ではないはずなんですが、典型的(つまり低レベル)な「なろう」系作品のようになっています。

おバカなショッカー

 昔の変身ヒーローものの悪の組織(ショッカーなど)は、世界征服を狙っているわりに幼稚園のバスジャックを狙ったり遊園地の破壊を企図したりと、かなりおバカな作戦ばかり立案していました。これはターゲットである視聴者層(幼稚園児~小学校低学年)に合わせてのことだったんでしょうが、本作で敵対する秘密組織もショッカー並みのようです。視聴者層が小さなお友達だということならまあこれでもいいんですけど、それならば大きなお友達は退散することとしましょう。

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 “探偵は死んだ。だが物語は続く”のだそうですが、私の視聴は終わる。

出会って5秒でバトル序盤感想

 「出会って5秒でバトル」。3話まで視聴しました。強制的にかき集められた人々がそれぞれ独自の能力を与えられ、デスゲームを強いられます。デスゲームではあるけど、負けを認めれば死ななくてもいいみたいで、負けても特にペナルティがないようなのですが、今後はどうなるか。

主人公とヒロイン
強力な能力だが…

 主人公は日常に退屈してゲームばかりしている高校生なので、この境遇もそんなに悪いことではないかも知れませんが、ヒロインらしいJKは不憫な義妹が気になっていて一刻も早く帰りたいようです。主人公が与えられた能力は、「ジョジョの奇妙な冒険」で有名な荒木飛呂彦の作品のように、心理的な駆け引きやトリックによる頭脳戦を駆使しないと効果的ではないものなので、クールな使われ方をしていくとかなり面白くなる反面、おバカだと一気に萎えることになってしまいそうです。

ユニーク能力
えせルパン三世

 3話から5対5のチームバトルとなっており、仲間になったエセルパン三世風のキャラが即死亡退場となっているので、死ぬこともあるんだなあと改めて思いましたが、付与された能力の当たり外れが大きいみたいなのがちょっと難点。エセルパン三世の能力だとほぼ誰にも勝てなさそうな。ま、真の能力を隠してブラフをかましあうような頭脳戦的展開なら何とかなったかも知れませんが、相手が悪かった。

魅音と相方

 主人公やヒロインらをかき集めた(拉致とも言う)魅音が何を目的としているのかまだ不明ですが、まさか「ひぐらし」から来ましたとか双子の妹は詩音ですとか言わないだろうな(笑)。OPを歌う鬼頭明里が魅音の相方のチャイナドレスのキャラを演じていますが、今一番売れっ子の彼女を脇役に使う贅沢さは一体何でしょう。

転スラ第2期第2部

 転生したらスライムだった件第2期第2部。「転スラ日記」を挟んだ分割2クールの後半パートになり、3話(通算39話)まで視聴しました。主人公のスライム・リムルが魔王になり、“心の友”暴風竜ヴェルドラも復活したので、前半のフラストレーションを吹き飛ばす反撃の展開を期待しています。というかそうなるしかないでしょう。

魔王クレイマン

 これまで何かとリムルの邪魔をしてきた中庸道化連。その中心にいたのが魔王クレイマンでした。狡猾かつ卑劣で権謀術数を駆使するタイプの魔王ですが、正面から戦ったらリムルに勝てそうにないので、やはり頭脳戦で来るような気もしますが、仲間が危惧しているように、冷静さを失っているようなので、何者か(多分あいつだろうというのはもう判っていますが)に操られているようです。

やる気を出すリムル
復活したヴェルドラ

 バリバリの「なろう」系ですが、玉石混淆の「なろう」系でも大当たりの作品なので、クレイマンとの一件を終わらせるであろう今期以後も3期4期と制作されていくのでしょう。それにしても一つの国を新たに作るというのは、既存の国家や諸勢力からするとこうも邪魔なものなんですね。

リムロの一党モモンガと守護者達

 世界への影響力の拡大ぶりは、一大勢力ごと異世界転移した「オーバーロード」と比較したくなるところですが、モモンガ様が忠誠を誓うNPC達に囲まれて、最初から大勢力を保持しているのに対し、リムルは体一つで転生して異世界の生物達を仲間にすることで徐々に勢力を築いているところが大きな相違点でしょうか。アンデッドとスライムは、基本人間達から忌避されるという点でどっこいどっこいみたいですが。

ピーチボーイ序盤感想

 「ピーチボーイリバーサイド」。5話まで視聴しました。「クール教信者祭り」な今季ですが、「小林だんちのメイドラゴンS」に続く2本目です。3本目は次回ですね。童話「桃太郎」を下敷きに、鬼ヶ島を制圧した桃太郎が、海外の鬼退治にまで乗り出したとしたら…というファンタジー作品です。

サリーとフラウ

 舞台はファンタジー作品や「なろう」系作品でありがちな欧州風世界で、鬼の他に魔物や亜人を始めとした様々な人種や、魔法や魔力などの概念が存在しています。もはやこれはデフォルトで受け入れられる下地と化していますね。

二人の桃太郎?

 田舎の小国の姫だったサリーは、日本から鬼退治に来たミコトと出会ったことで旅立ち、なぜか鬼を倒す力に目覚めます。サリーの本名はサルトリーヌですが、この名前は桃太郎のお供である猿鳥犬(サルトリイヌ)に由来しているような。ミコトは桃太郎なので鬼に特効があって当然として、サリーにどうしてそういう能力があるのかは現時点では不明です。

眼鬼

 実は本作、監督の意向とやらで時系列バラバラで放映されており、4話→1話→2話→5話…(だいぶ後)…3話となっているようです。その理由について監督は原作第1話をアニメの1話目とするのはリスクがあるなどと語っていたようですが、原作第1話である4話を見た限り、これを1話として放映して何が問題なのかさっぱりわかりませんでした。そもそもdアニメストアでは、原作の流れに沿った「時系列版」が配信されており、もし時系列放映が問題だというのなら有料配信でそれをやるほうがよっぽど問題ではないかと思われます。

ワシもじゃみんな

 時系列バラバラで放映して成功した例としては「涼宮ハルヒの憂鬱」が思い出されますが、あれは構成が実に上手かったのだなと改めて思いました。本作については、特に2話と3話で大きな断絶があるので「わけがわからないよ」(byキュゥべえ)となってしまった視聴者も多かったのではないかと思います。ワシもじゃ、ワシもじゃみんな!!

桃太郎なミコト
どっちを選ぶの

 ということで普通に時系列に放映して欲しいな、監督余計なことすんなよと思いつつも、一応ストーリーがつながったので今後も視聴予定です。単に鬼を倒すというのではなく、共存を指向するみたいな展開になるんでしょうかね。

卒序盤感想

 最後に「ひぐらしのなく頃に 卒」。6話まで視聴。前作「ひぐらしのなく頃に 業」の回答編になるので、「業」の惨劇がどうして起きたかが説明されます。基本これまで時間遡行による試行錯誤の主役だった梨花を超える力を手に入れた沙都子が色々と手を回した結果であるという話になりますが。

部活メンバー達の笑い

 「業」では今まで雛見沢症候群が発症しなかった魅音、大石、赤坂、公由村長らが発症しては惨劇を引き起こしていましたが、これはどうやら全て沙都子が下手人ということなんでしょうか。「ひぐらしのなく頃に 解」では、終盤に通常リセットされてしまうはずのそれまでの惨劇の記憶が残るという現象が発生し、それにより部活メンバーが団結して危難を乗り越えていくという熱い展開がありましたが、もし今回も同様な現象が起きた場合、部活メンバーは沙都子を絶対許さない気がしますが…。OPに登場する部活メンバーの不気味な笑いはそれを示唆するものなのか?

沙都子の注射

 「業」後半の「郷壊し編」が「解」の「祭囃し編」でハッピーエンドを迎えた世界の延長上で、その後一人ハッピーになれなかった沙都子が、羽入に代わる新たな「オヤシロさま」エウアの力を借りて、“全員がハッピーエンドになる世界”を求めて試行錯誤を行っているのが「業」の他の編であるということが判りましたが、実は「郷壊し編」でアンハッピーだったのは沙都子だけなので、実際のところ自分が幸せになることしか考えていないように思えます。

キレイな鉄平
キレイなリナ

 今まで見ることがなかった“綺麗な鉄平”とか“綺麗なリナ”が見られたのは非常に興味深く、本来であれば鉄平と沙都子の和解とかレナとリナの和解といった場面が見られたはずなんですが、沙都子は鉄平を利用でいる駒としか見ず、レナは沙都子に雛見沢症候群を強制発症させられて「リナ絶対殺すウーマン」化していたのでどうにもなりませんでした。罪深いなあ、沙都子。

エウア

 どういうオチを迎えるのかワクワクしますが、「卒」というタイトル的に、沙都子が梨花への執着心から卒業するのかなあ、なんて思ったりもします。梨花とずっと雛見沢で暮らすことを夢見る沙都子ですが、いろいろ試行錯誤しているうちに様々なスキルを得て、沙都子なしでも十分幸せになる目処がたったりして。その前に犠牲にされた圭一達部活メンバーからきついお仕置きがありそうな気もしますが、どうなるんでしょうか。

色々スキルの上がった沙都子

2021年夏季アニメ序盤の感想(その1):かげきしょうじょ!!/探偵はもう、死んでいる。/うらみちお兄さん/小林さんちのメイドラゴンS

○山田圭吾

 オリンピック、熱戦が展開されているようですが、個人的にはあんまり見る気になりません。始まったからにはアスリート達にはベストを尽くして欲しいですが、それにしても開催直前にはごたごたと辞任解任騒ぎがあってお騒がせでしたね。ネットが発達した現代、過去の言動も簡単に掘り起こされるので、すねに傷持つ身の人は平和だ人権だといった仰々しいお題目の付いた役職に就きにくくなったなあと思います。名探偵ポアロの名言に「過去の罪は長い影をひく」というのがありますが、ネット時代になって罪の影はいよいよ長くなってきた訳ですね。

魔法科高校の優等生

 傑作揃いじゃないかという前評判もあった夏季アニメですが、そろそろ3~4話まで放映されてきたようなので、例によって序盤の感想を行ってみましょう。総評を一言で言なれば「別にそんなことはなかったぜ!」ですな。まず打ち切りですが、「魔法科高校の優等生」は4話まで見ましたが視聴を打ち切ります。人気作「魔法科高校の劣等生」を深雪側から描いている物語ですが、キャラデザインが微妙に異なるのと、基本視点は違っても同じ物語を最初から繰り返しているということで新味がないこと、さらに作画や演出がもう一つということで、楽しく見ることができませんでした。

かげきしょうじょ!!序盤感想

 ではまず「かげきしょうじょ!!」。4話まで視聴しました。宝塚音楽学校をモデルとしているらしい「紅華歌劇音楽学校」に高倍率の難関をくぐり抜けて入学した女の子達が、希望や葛藤を抱えながら未来のスターとなるために日々奮戦する姿を描いています。

乙女の園か
乙女の園じゃ

 男の憧れ・乙女の園の物語ですが、「マリア様がみてる」とは違って色っぽくも甘くもない世界です。主人公渡辺さらさは背が高く天真爛漫で空気が読めないという、こういう作品ではわりとよくいる「周囲巻き込み型」キャラですね。ヒロインではなく主人公だからこういうキャラでいいのかも知れません。

さらさと愛

 さらさの同室でAKBがモデルらしいアイドルグループ出身の奈良田愛は女優を母に持つ美少女ですが、とにかく男嫌い。なのにアイドルグループに属していたという訳の分からない前歴を持っていますが、3話でその過去が明らかになったことで同情せざるを得なくなりました。ママンが母ではなくメス(女と言いたいところですが、あえてこう呼びましょう)であり続けるというのも子どもからするといい迷惑ですね。それにしてもCV花守ゆみり、近年やたら売れっ子ですね。個人的には「ゆるキャン△」のなでしこのような高音キャラはいいのですが、愛とか「裏世界ピクニック」の空魚のような低音キャラはあんまり好きではありません。

若本教官

 乙女の園を描くだけあってキャストは女性声優が多いですが、意外に男性声優も結構キャスティングされています。野島健児、諏訪部順一、飛田展男(「Zガンダム」のカミーユと言うべきか「ぼのぼの」の“しまっちゃうおじさん”と言うべきか)、若本規夫、子安武人と顔ぶれが何気に豪華。女性声優は若手が多いですが、なにかと声優ラジオでネタにされる双子の松田姉妹が双子姉妹を演じていて笑います。双子なのに生年月日が一日違うということは、出産が日をまたいだということか。

紅華歌劇団

 乙女の園の話、百合でも陰湿な意地悪関係でも興味津々なのですが、これまではなにかと外部の男共の介入が多くて、イマイチ女の園らしい閉鎖的な雰囲気が弱かったので、今後に期待。教職員などの学校関係者以外の男はもういらないので、“コップの中の嵐”を描いて欲しいです。

探偵はもう、死んでいる。序盤感想

 続いて「探偵はもう、死んでいる。」。3話まで視聴しました。実は3話で切ろうかと思っていたのですが、3-4話がちょうど続き物になっているので、一応4話まで見て判断します。

シエスタ

 前評判が高く、ミステリーは好きなので期待していたのですが、1時間スペシャルの1話はともかく、2話以降、つまり自称名探偵シエスタ亡き後がだるすぎます。なにより主人公の君塚がウザすぎる。1話では中学生でしたが、この時点でケンシロウばりに「おまえのような中学生がいるか!!」とツッコみたくなる存在だったんですが、シエスタが可愛かったのでまだ許せました。

おまえのような中学生がいるか

 こいつがシエスタ亡き後はウザさに磨きがかかってしまっていて、やることなすこと鬱陶しく感じます。3年間に及んだシエスタとの活躍が描かれていないということもありますが、シエスタの名探偵部分を除いたウザい要素(美少女だから許せるけど)だけを継承してしまったような。

シエスタ亡き後

 なによりも本作、期待していたミステリー要素はほぼなさそうなんです。世界観は「ブギーポップは笑わない」に近いかも知れませんが、出来は劣化コピー的か。原作はファンが多く、出だしは悪くても最後まで見ればきっと…などとも言われています。とすると監督が悪いのか演出が悪いのか、はたまたアニメ制作会社が悪いのか。なんいせよ、ウザい主人公を我慢してまで見続けなければならない必然性はないですね。

うらみちお兄さん序盤感想

 お次は「うらみちお兄さん」。3話まで視聴しました。「おかあさんといっしょ」がモデルらしい子供向け番組「ママンとトゥギャザー」に出演する体操のお兄さんとその仲間達の日常を描いたブラックコメディです。子供たちに笑顔を振りまく優しいお兄さんが抱えるしんどい、辛い、何もしたくないといった「裏の顔」。それを時折思いっきり表に出して子供たちに見せてしまうと言う。

歌のお姉さん

 売れないアイドル歌手、ものまね演歌歌手、ナイトクラブのジャズ歌手などと職を転々し、売れない漫才コンビの片割れと同棲6年目で結婚願望が強いものの空かされまくっている「歌のお姉さん」(32才)がやさぐれているのは良く判るのですが、体操のお兄さん表田裏道(31才)がやさぐれまくっている理由が良く判りません。そのうち描かれるのかな。

さわやかお兄さん
闇だにじみ出すお兄さん

 うらみちお兄さんが神谷浩史、歌のお兄さんが宮野真守、歌のお姉さんが水樹奈々、他に杉田智和、中村悠一、堀内賢雄、三木眞一郎と、とにかく出演声優が豪華なのが話題になっています。

歌のお兄さん

 面白いっちゃあ面白いのですが、30分尺はちょっときついかも。15分くらいで良かったんでは。あとどうしてうらみちお兄さんがそこまでメンタルをやられているのかについても描いて欲しいですね。ところで歌のお兄さん、姉さんや体操のお兄さんって、それだけで食っていけるだけの収入を得られるんでしょうか?食えないから他にもいろいろバイトしているということなら、やさぐれる気持ちもわからんではないのですが。

うさぎとくま

 かつてリアル歌のお兄さん(元)がテレビで、月収は30万円程度で「恋愛禁止」「他局のテレビ出演禁止」「海外旅行禁止」「歌舞伎町を歩くこと禁止」といった厳格なルールがあることを明らかにしたそうですが、これが事実なら相当キツいですね。うらみちお兄さん化待ったなしか。しかし別のリアル歌のお兄さん(元)は“一流企業の部長クラス”の年収だったと語っており、これだと年収1000万円以上は固そうです。どっちが本当なんだ(笑)。

メイドラゴンS序盤感想

 最後は「小林さんちのメイドラゴンS」。3話まで視聴しました。1期は2017年冬季アニメで、大好評でしたが、2期制作するまでに4年以上経過してしまったのは、制作会社である京都アニメーションを襲ったあの惨劇のせいでしょう。

惨劇の地

 「惨劇」以来、京アニの初の元請制作作品ということで、放映されるというただそれだけで涙で視界が霞んでしまうというものです。なにしろ1期の監督さんも亡くなってしまっていますし。とにかく京アニに再びアニメ制作ができるようになって本当に良かったです。元請作品はほぼハズレなし(ただしエンドレスエイト、テメーはダメだ)で、“当たり”の制作会社の筆頭格である京アニの復活はアニメ業界全体にとっても明るい話題でしょう。

メイドラゴンメインキャスト

 今期クール教信者原作作品は3本もアニメ化されており、原作担当である「ピーチボーイリバーサイド」、作画担当である「平穏世代の韋駄天達」についても次回以降語ることになると思いますが、白眉はやはりメイドラゴンではないでしょうか。

トールとイルル

 新キャラとして混沌勢最過激派のイルルが登場し同じ混沌勢のトールと大立ち回りをしましたが、人タラシならぬドラゴンタラシの小林さんの魔の手(笑)にかかって同居することに。やたら巨乳ですが、ドラゴン勢は幼女のカンナを除いて大体グラマラスなので、人間に変身したドラゴン族の共通項なのかも。

メイド喫茶で働くトール

 本作はドラゴン達のいる日常生活を描きつつも、しっかり異世界側の介入も描いているので、今後もドラゴン族などが登場してくるのではないでしょうか。

杉田ドラゴン

 既にイルルを殺そうとした調和勢のドラゴンが出てきましたし。外道なドラゴンでトールにボコボコにされていましたが、CVは本作が好きと公言していた杉田智和だったので、出演できて良かったねというところでしょう。さらに杉田智和好きを公言していたトールのCV桑原由気にとっても共演して絡めたのは「ご褒美」だったのでは。

出雲国紀行:パワースポット探索と日本一の庭園

五輪開幕

 月曜日に梅雨が明けたら一気に猛暑日和に。今年も来てしまいましたね、地獄の季節が。観客もないままにオリンピックも始まりましたが、コロナはともかく、よくこんな暑い時季に日本でオリンピックをやろうと思いますね。前回(1964年)の東京オリンピックは10月に開催されましたが、どうして今回も秋とかにできなかったのか。この時期はオリンピック以外に世界的なスポーツイベントが少ないため、テレビ局が多額の放映権料を支払うからだと言われますが、こんな過酷な時期に開催しておいて“アスリート・ファースト”とは一体…

島根県

 ともあれ、オリンピックのせいで降って湧いたような四連休。コロナ感染に気をつけろという声はありますが、今現在コロナ感染者の少ない四国に住んでいるので、コロナの危険地帯を避ければ旅をしてもよかろうと勝手に決めつけ、山陰の島根県に行ってきました。関東では鳥取と島根の位置関係がイマイチ曖昧という話がありますが、関西では栃木と群馬の位置関係があいまいなのでおあいこみたいなものですね。島根といっても結構細長く、旧国名でいえば東部が出雲国、西部が石見国、さらには島嶼部が隠岐国となっています。今回は出雲国部分のみ観光です。47都道府県のうち、これまでに45都道府県に泊まっていますが、全てをクリアしたとしても、今度は旧国目68カ国クリアという新たな目標が生まれるのでしょうか。

特急やくも

 恒例のマリンライナーで岡山に到着した後は、特急やくもで出雲市駅に。私が乗車したやくもは、旧国鉄時代の381系でした。2006年にリニューアル化されて「ゆったりやくも」となっていますので、乗り心地は悪くありません。最近は新幹線よりもこういう地方の在来特急の方が旅情をそそられるように感じますね。

出雲市駅

 出雲大社の大社造りを彷彿とさせる出雲市駅の駅舎。ここから一畑バスに乗って出雲大社に向かいます。一畑電鉄でも行けますが、電車だと乗り換えが必要なのと、ICカードが使えないということで、バスの方が楽だと思います。特にキャッシュレス派という訳ではないのですが、バスの料金支払いは両替が面倒なので、バスに限ってはICカード万歳ですね。
 
出雲大社 正門

 出雲大社正門。実は出雲大社は数年前に訪れたことがあるのですが、タクシーを利用したら大注連縄のある神楽殿そばまで付けてくれたので、参道を通っていなかったのです。特に信心深いわけではないのですが、神社の参道ってすがすがしい雰囲気があっていいですよね。下鴨神社の糺の森なんか大好き。

松の参道
出雲大社拝殿

 参道をずっと歩いて銅の鳥居をくぐると拝殿。拝殿の注連縄も結構大きいですが、よく言われる出雲大社の大注連縄は、拝殿から神楽殿の左手(西側)にある神楽殿のものです。

神楽殿の大注連縄

 こちらが神楽殿の大注連縄。流石の迫力ですね。長さ約13メートル、重さ5.2トンに及ぶそうです。ところで神社の本殿って、伊勢神宮もそうですが、なかなかはっきり見られないようになっていますね。出雲大社の本殿も目の前まで行ってみることはできませんが、なにしろ大きいから塀の向こうからちらちら見えます。

ストーンヘンジ
モンサンミッシェル

 しかし今回は穴場のパワースポット巡りをしたくて来たのでした。YouTube見てたら出雲大社よりその周辺にヤバイのがあったという動画を見つけたもので。私もいわゆるパワースポットという場所には何カ所も行ったことがあるのですが、全然そのパワーとやらを感じられないのですよね。霊感がないということなのか。イギリスのストーンヘンジとかフランスのモンサンミシェルなんかも行ったことあるんですけど、観光名所以上のものは感じられず。

見せてもらおうか
素鵞社

 「見せてもらおうか、出雲大社のパワーとやらを」とシャアのような気分で向かったのは本殿裏手にある素鵞社(そがのやしろ)。境内最大のパワースポットとの声も。なぜなら出雲大社の祭神である大国主神の先祖である須佐之男(すさのお)命を祀っているからです。天照大御神の弟にしてヤマタノオロチ退治の英雄。メガテンシリーズでも強力な破壊神として登場していました。スサノオはイザナギに海を治めろといわれたけど、ママンであるイザナミのいる根の国に行きたいと言って断っというエピソードがありますが、いろいろ冒険した挙げ句に結局根の国に行ったみたいですね。

社家通

 次いで社家通りを通って出雲大社の東側に向かいます。細いけど、いい雰囲気の通りですね、社家通り。

命主社

 向かったのは命主社。正式名称は神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)。祭神は神産巣日大神(かみむすひのおおかみ)です。日本神話では、天之御中主神、高御産巣日神とともに天地開闢の時にあらわれた造化の三神で、天津神の中でも特別な存在である「別天津神」と呼ばれます。大国主神が八十神らによって殺されたとき、命を救ったということで出雲大社と縁が深いのですが、出雲系の神々の祖のような性格があるようですね。

命主社のムクノキ

 社は小さいですが、側に樹齢1000年を超えるといわれるムクノキが。これが“命”の力の象徴なんでしょうか。

真名井遺跡

 そして命主社の裏手に今回最大のお目当てである真名井遺跡が。ここには元々大きな石があり、江戸時代(1665年)に出雲大社造営の際、石材として切り出したところ、その下から銅戈と勾玉が発見されたのだそうです。つまりここにあった大石は祭祀場だったらしいですね。故に“遺跡”と。ぱっと見何があるという訳ではありませんが、いわゆる霊感が強い人がここに来ると気圧されるらしいです。私はどうということはありませんでしたが。

銅戈と勾玉のレプリカ

 県立古代出雲歴史博物館に、真名井遺跡から出土した銅戈と勾玉のレプリカが展示されていました。銅戈は北九州製、勾玉は新潟県糸魚川産である可能性が高いとか。古代出雲は広く各地と交流があったということでしょうか。

真名井の清水

 さらにその東にある真名井の清水。島根の名水百選に選ばれる湧き水で、出雲大社の重要な神事に使われる水だそうです。“真名井”とは、湧き水に対する最大限の敬称なのだそうで、日本全国に存在します。私が訪ねた時は老夫婦が柄杓でペットボトルに清水を詰めていました。しかし周囲が住宅地のせいもあり、私も飲んでみようという気にはなりませんでした。

出雲グリーンホテルモーリス

 いろいろ面白い場所を訪ねてみた訳ですが、結論からいうと特にパワーを感じることはなく。霊感的にはギャルゲーの主人公のような鈍感力の塊のようです。出雲市駅にバスで戻って、泊まりは駅前の出雲グリーンホテルモーリス。中国地方にしかないチェーンですが、ドーミーイン系に近いサービスをしてくれ、その上安いという結構なホテルです。またも「カイジ豪遊ごっこ」を展開したのですが、そろそろこれも飽きてきましたしね。というか酒飲むのがあんまり楽しくなくなってきたというか、酒に弱くなったというか。今後はお茶でスイーツでもいただこうかしらん。

足立美術館

 翌日は安来駅まで行って足立美術館に。乗ったのは鳥取に向かう特急スーパーまつかぜでしたが、特に言うことのない列車でした。駅前からは美術館行きの無料シャトルバスが出ています。

足立美術館庭園その1

 足立美術館は地元出身の実業家・足立全康が開館した美術館で、質量ともに日本一だという横山大観作品のほか、近代日本画壇の巨匠たちの作品や北大路魯山人(「美味しんぼ」の海原雄山のモデル)の陶芸などを所蔵しています。

足立美術館庭園その2

 しかしこの美術館が有名なのは広大な日本庭園のおかげでしょう。足立全康は「庭園もまた一幅の絵画である」と語ったそうで、面積5万坪の庭園は毎日手入れや清掃が行われて絵画のように美しく、国内はもとより海外でも高い評価を得ています。

足立美術館庭園その3

 米国の日本庭園専門雑誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の日本庭園ランキングでは、初回の2003年から「18年連続日本一」に選出されており、またフランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」や「Guide Bleu Japon」でも、それぞれ三つ星(最高評価)を獲得しています。

足立美術館庭園その4

 確かに綺麗な庭園には違いありませんが…美術館から眺めるだけで、人は通行できないんですよね。自由にいろんな所に歩いて行って眺めることが出来るという点では、栗林公園の方がいいかな、なんちゃって。まあ有名な旅行代理店の催行する山陰ツアーなどでは必ずといってよいほど入っている有名な美術館なので、一度行ってみたかったのです。先週行けなかった倉敷の大原美術館もそのうちリベンジを。

倉敷美観地区:江戸情緒豊かな町並みが素敵

明けない梅雨

 日本各地で梅雨明けが発表される中、そもそも梅雨入りしていない北海道を除けば唯一梅雨が明けていない四国。本日もどんより空で雨も降ったりして。5月15日に梅雨入りして2ヶ月のロングランとなっていますが、それなら水はたっぷりかと思いきや、香川には水の供給量を20%カットする第一次取水制限が始まっています。香川には結構降っていても、肝心の水瓶(高知県の早明浦ダム)に雨が降っていないということで、自前の水源がないあたり、首都圏と似ているような気がします。

瀬戸大橋

 そういう訳(?)で、一足先に梅雨明けした中国地方にでも遠征するかということで、岡山県は倉敷市に行ってきました。香川から最も近い本州・岡山。瀬戸大橋を渡れば一時間足らずで高松市から岡山市に到着する訳ですが、瀬戸大橋自体は実は倉敷市に所在しているという。

吉備国分割

 かつては岡山県全域に広島県東部、兵庫県西部に跨がった吉備国。製鉄技術を有し、巨大な勢力を誇ったことが警戒されてか、律令時代に備前国・備中国・備後国に三分割され、さらに備前国から美作国が分離するという四分割時代が明治まで続きました。この長い分裂状態のせいか、岡山県内にあっても備前国の中心・岡山市と備中国の倉敷市はなにかと張り合う構図になっているとか。

倉敷駅

 山陽本線で岡山駅からたったの4駅で倉敷駅。人口50万弱で岡山で二番目に人口の多い市ですが、高松市より大きいですね。駅舎にも情緒を感じます。8階建てだった駅ビルは2015年に減築され現在の姿になったそうですが、やはり近距離に大都市があると辛いのでしょうか。

倉敷美観地区

 倉敷美観地区は駅から歩いて行ける距離です。南口から中央通りを南下して500メートルほど進むと見えるのが美観地区。向こうにこんもりと盛り上がっているのは鶴形山。後で行ってみましょう。

大原美術館

 一番の目的は大原美術館でした。倉敷の名士・大原孫三郎が昭和5年に設立した日本最初の西洋美術中心の私立美術館で、モネの「睡蓮」をはじめ、ルノワール、ゴーギャン、エル・ゴレコなどの名画が展示されています。しかーし、事前にちゃんと調べておかなかった自分がうかつなんですが、開館時間が短縮されており、入館は11時30分まで、開館は12時までだったのです。私が付いたのは昼前。コロナじゃ!みんなコロナがいけんのじゃ!と「はだしのゲン」風に嘆いてもどうにもなりません。

大原家住宅

 仕方が無いので近くの旧大原家住宅へ。倉敷の名士・大原家が代々家族とともに暮らしてきた家で、国指定重要文化財となっています。しかし…いや、500円払って入館したのだからはっきり言いましょう。この金額分の価値はないと。もうちょっと大邸宅の中をいろいろ見られたら良かったんですけどね。去年行った富山県高岡市の土蔵造りのまち資料館(旧室崎家住宅)なんか、入場料300円だったけど家の中をたっぷり見られてずっと面白かったです。

観龍寺

 あてが外れた感を抱きつつ鶴形山に登っていきます。階段を昇った先には観龍寺という真言宗の寺がありました。平安時代の設立で1000年以上の歴史があるそうです。

阿智神社への道

 観龍寺はまだ鶴形山の中腹といった感じで、さらに登っていきます。この鬱蒼と茂った森の中の階段、その先に阿智神社があります。

阿智神社

 応神天皇時代の漢人系渡来人の阿知使主の一族が作った古代庭園が元になっているとか。旧倉敷村(倉敷中心街)の総鎮守です。

阿知の藤

 阿智神社の裏手(北側)には「阿知の藤」があります。推定年齢300年とも 500年ともいわれる藤の名木で、アケボノフジと呼ばれる藤の一品種としては日本一の巨樹だそうです。近年では老衰のためか,樹勢の衰えが目立つようになり、花の着生も少なくなってきたため、活性剤の注入や各種の有機肥料を与えるなどさまざまな処置が施され、樹勢は回復しつつあるそうです。

春の阿知の藤

 夏だったので花のカケラもありませんでしたが、春はこんな感じだそうです。藤の花は古くから魔除けの力があるとされていますが、「鬼滅の刃」おかげで鬼に特効のある特別な植物として一層有名になっていますね。個人的には山野に自生するたくましいつる植物というイメージがあります。

倉敷アイビースクエア

 山を下りて向かったのは、大原一族が創立した倉敷紡績所(現クラボウ)の本社工場をホテルなどの複合施設として改修したアイビースクエア。アイビー(蔦)は、工場時代に温度管理のために植えられたのだそうです。明治の産業遺産といった感じですが、実際2007年に国の近代化産業遺産に認定されています。ホテルには泊まってみたいですが、大浴場とかはあるんでしょうか。最近私はドーミーイン系のような大浴場のあるビジホがお気に入りでして。

運河と渡し船

 倉敷美観地区の中心ともいえる倉敷川。江戸時代に港町として栄えた倉敷に物資を運んでくる運河として利用されていました。運河としての機能は既にありませんが、観光利用に整備され、橋や船着場などには江戸情緒が残っています。かつては倉敷川をはさんで建てられた物資貯蔵用の土蔵が蔵屋敷、倉鋪、蔵鋪、倉子城などの名称で呼ばれており、それが倉敷の由来になったとか。

有隣荘

 運河沿いを歩いていると、一際目立つ緑の屋根瓦が。これは再三登場する倉敷の名士・大原家の旧別邸「有隣荘」。昭和天皇も宿泊したという由緒ある建物で、年2回の特別公開の時期を除き、内部は一般公開されていないそうです。旧大原家住宅は期待外れでしたが、こちらはすごいんじゃないかという気がします。

倉敷の商店街
レトロな商店街

 行きは中央通りを通りましたが、同じ道を使うのも芸がないので、帰りは商店街を通ります。美観地区の町並みに溶け込むようなレトロな雰囲気がなかなか素敵です。商店街を歩くのは好きだけど買い物はあんまりしないという金離れの悪い客ですいません。貧乏じゃ!みんな貧乏がいけんのじゃ!

情緒ある倉敷

ウマ娘 プリティーダービー(第1期):なんとゲームに3年前も先行していた名作

夏空

 昨日は柄にもなく休日出勤していて失礼しました。はるか昔、土曜日が半ドンで出勤だった頃を思い出してしまいましたね。高松なら職住接近なので休日出勤もどんとこいですが、だからといってしょっちゅうした訳ではありません。それよりも本日は見事な夏空なんですが、これは梅雨明けなんでしょうか?2か月近く梅雨だったのでそろそろ青空が恋しいですが、でも猛暑は怖いですね。

ウマ娘一期ロゴ

 本日はスマホゲーム「ウマ娘 プリティダービー」で、手持ちのウマ娘25人を全員URAファイナルズで優勝させることができたことを記念して、アニメの「ウマ娘 プリティーダービー」を紹介したいと思います。視聴したのはつい最近ですが、2018年春季アニメだったんですね。制作は私の好きなP.A.WORKS。スマホゲー原作のアニメは大抵クソアニメ化するのですが、「プリコネR」もそうですが、Cygamesのスマホゲーは例外的にアニメも面白いですね。

ウマ娘リリース

 本来はアニメ放映前後にゲームもリリースするのが筋なのでしょうが、「ウマ娘」のゲームは大幅改良のため3年もリリースが延びてしまいました。このためアニメはP.A.WORKSのオリジナル作品かという感じになってしまいましたが、実在の競馬馬をモチーフにしていたことや、史実を踏まえたストーリー展開だったこと、そして競馬自体の面白さも相まって傑作になったと思います。ゲームも延期の成果で別モノのように改良され、爆発的ヒットになったし、結果的にはいいことづくめとなりました。

田舎から上京したスペちゃん

 物語は第1期の主人公スペシャルウィーク(愛称スペちゃん)がトレセン学園(「日本ウマ娘トレーニングセンター学園」)に入学するために北海道から上京してくるところから始まります。スペちゃんは周囲にウマ娘がいない環境で育ったそうですが、ウマ娘の人口比率は不明なれど、札幌のような大都会なら絶対いると思われるので、相当な田舎育ちなようです。

田舎者丸出しのスペちゃん

 ママンがスペちゃん出産直後に亡くなり、以後は人間の「おかあちゃん」に育てられましたが、この辺りは史実のスペシャルウィークのおいたちを反映しています。本物のスペシャルウィークには乳母馬が付けられたものの、気性が荒かったので人の手をかけて育てられたため、人なつこくて調教師や騎手の言う事をよく聞く穏やかな性格の馬に育ったそうです。

ライブを見るスペちゃん

 東京で初めて見たトゥインクル・シリーズ(JRAならぬURAが主催するウマ娘のレースの総称。なおURAはUma-musume Racing Associationの略です)のレースとウイニングライブでのサイレンススズカに魅了されたスペちゃんは、彼女が所属し、トレセン学園でも最強と目されるチーム・リギルへの加入を希望しますが、そこは非常に狭き門で、トライアルレースで惜しくもエルコンドルパサーに敗れてしまいます。

攫われるスペちゃん

 その直後、拉致されて無理矢理チーム・スピカに連れてこられたスペちゃん。お前らが北朝鮮の工作員か。

チームリギル

 チーム・リギルにはシンボリルドルフを筆頭に錚々たるウマ娘が名を連ねており、トレセン学園最強と目されるのもむべなるかな、です。

チームスピカ

 しかし、ゴールドシップ、ウオッカ、ダイワスカーレットの3人しかいなかった弱小のチーム・スピカも、スペちゃんとサイレンススズカの加入後にトウカイテイオーとメジロマックイーンも加わっていき、十分リギルに対抗できる顔ぶれになっていきます。

ほとんど痴漢

 実はスピカのトレーナーはスペちゃんを見初めており、当初から勧誘していたのですが、その変態不審者的アプローチにスペちゃんはビビっていたのでした。そりゃ田舎から出てきてこんな痴漢まがいに出会ったらビビりますよね。

やたら濃いトレーナー

 ウマ娘はサラブレッドと同等の身体能力を少女の体で発揮するので、本気になったら普通の人間の男など全く問題にしないと思いますが、スペちゃんの蹴りを食らって鼻血程度で済んでいるこのトレーナーも只者ではないのかも知れません。

スペちゃんとスズカの物語

 しかし憧れのサイレンススズカがリギルからスピカに移籍していたことを知ったスペちゃん、スピカ所属を承諾し、ここで「日本一のウマ娘になる」という義母との約束を果たすことを誓うのでした。

二人は同室

 スペちゃんはサイレンススズカと寮でも同室となりました。

キマシタワー

 いいですね「キマシタワー!」ですね。百合展開ですね。「Strawberry Panic!」懐かしいなあ。

エルとグラス
ハルウララとセイウンスカイ

 スペちゃんの同期にしてクラスメートには、国内外GI勝利の「怪鳥」エルコンドルパサー、グランプリ3連覇の「不死鳥」グラスワンダー、皐月・菊花二冠の「トリックスター」セイウンスカイは、史実でもスペシャルウィークと共に「最強世代」の異名を取る「1998年世代」の中核メンバーとなっています。

日本総大将

 なおスペちゃんの異名はまさかの「日本総大将」(笑)。ダービー、天皇賞春秋制覇と錚々たる実績を持つスペちゃんですが、欧州に遠征したエルコンドルパサーが勝てなかった欧州最強馬モンジューを迎え撃った99年のジャパンカップに勝利して仇を討ったことでこの異名が。

黄金世代

 本来なら“栄光の一人旅”になってもおかしくないだけのポテンシャルを持っていたスペちゃんですが、同期にもの凄い顔ぶれが揃っていたことで勝ったり負けたりの波瀾万丈なレース人生となりました。

グラス対スペちゃん

 スペちゃんは憧れのサイレンススズカ(1期上)だけを見ているようなところがありましたが、上の空になっているとグラスワンダーに差されてしまったり。アニメではスズカ←スペちゃん←グラスといった三角関係風な印象があり、グラスにはヤンデレ疑惑も生まれたりしていましたが、ゲームをプレイするとグラスはヤンデレはなく、大和撫子の皮をかぶった武士であることが判明します。

アニメのグラス印象
ゲームのグラス印象

 凄く良い娘なんだけど、育成は非常に難しく、URAファイナルを勝利させるのは一番最後になってしまいました。

必死に走るヘイロー

 アニメとゲームではこの最強世代からキングヘイローも登場していますが、この世代にかち合ってしまったためどうしてもあと一歩及ばず…という展開になってしまいました。生粋のエリートとして鳴り物入りでデビューしたことから、尊大なお嬢様キャラとして描かれていますが、実際には次々に頭角を現していく同世代のライバル達に先を越され続け、何度も何度も辛酸を舐めさせられ続けることに。

泥まみれで走るヘイロー

 ゲームでは、敗北を重ねても決して屈することなく、何度も泥にまみれながらもその度に必死に這い上がり、なお栄冠を目指そうとするキングヘイローの姿が描かれ、育成によりイメージが変わったウマ娘の筆頭に挙げられることも多いそうです。豊かな才能が器用貧乏に陥ってしまった感があり、史実でのキングヘイローのGⅠ初戴冠は6歳時の高松宮記念でした。

なで切りキングヘイロー

 JRA作成CMでのナレーション“その馬は、10度の敗北を超えて血統を証明した。敗れても、敗れても、敗れても、絶対に首を下げなかった。緑のメンコ、不屈の塊。その馬の名は「キングヘイロー」”はまさに名コピー。ゲームではGⅠレースばかりが目標レースとなるので難易度は高いですが、上手く育成すれば数々の勝利に彩られた栄光のウマ娘の誕生に立ち会えることになります。負けレースの運命をひっくり返し、居並ぶ名馬をまとめて撫で切れ!

サイレンススズカ全身図

 いかん、余談が長くなった。スペちゃんと並ぶもう一人の主人公であるサイレンススズカの異名は「異次元の逃亡者」。序盤から飛ばす「大逃げ」が持ち味で、徹底した統制を求めるリギルのトレーナーの方針では力が発揮できず、自由なスピカに移籍してきました。物静かで神秘的な雰囲気をたたえており、何よりも走ることが好きなウマ娘ですが、なんともいえないはかなげな印象があるのは、大本命視されていた98年の天皇賞(秋)の第4コーナー手前で粉砕骨折し、予後不良→安楽死となったせいでしょうか。YouTubeでも見られる当時のレース実況の「沈黙の日曜日」(サイレンススズカのサイレンスとレース日の日曜日をかけた)は、悲しいですが素晴らしいアドリブです。

骨折スズカ

 アニメでも史実どおり同じレースで骨折してしまいますが、スペちゃんとトレーナーの的確な対処と、1年を超えるリハビリの末にレースへの復帰を果たすことになります。そもそもほぼ人間であるウマ娘を安楽死処置するとかはなさそうです。馬の走力を持つとはいえ、ウマ娘の骨格は人間と同様であるため、骨折を治すことは十分可能ですが、故障前の走りを取り戻せるかどうかは骨折の深刻さで異なるほか、仮に故障が完治したとしても、精神的な問題から故障前の走りを取り戻せない可能性もあるようです。これは人間のアスリートもそうなんでしょうね。

復活サイレンススズカ
実況ももらい泣き

 アニメではサイレンスズカは復帰戦を勝利で飾ります。こういう悲しい史実を書き換える“IF”は大歓迎ですね。実況も思わずもらい泣き。ゲームでも特殊実況で“栄光の日曜日の主役となったのはサイレンススズカ!第4コーナーの向こう側からみごと盾の栄誉を勝ち取りました!”と叫ぶのですが、あまたの競馬ファンがこの実況に涙したそうです。

異世界転生したウマ娘

 そもそもウマ娘って何者なのかという話ですが、アニメはゲームの世界は我々の世界とは似て非なる異世界で、我々の世界の競走馬の名前と魂を受け継いで生まれてくるのだそうです。なんか艦娘にも似ているような気がしますね。

車と等速で走るスペちゃん

 あちらの世界にはそもそも馬という生物が存在せず、代わりにウマ娘がいるそうで、頭頂部付近の耳とお尻の尻尾以外はほぼ人間と同じ姿をしています。全力疾走するウマ娘の走行速度はおよそ時速70キロメートルにも達し、国民的スポーツ・エンターテイメントとなっている「トゥインクル・シリーズ」に参加するウマ娘が花形となっていますが、それ以外にも圧倒的な体力を活かした活動を行っているウマ娘もいるようですが、体力の違いから一般アスリートとは別枠となっているとか。「ファイブスター物語」での騎士に近い存在か。

スペちゃん誕生

 ウマ娘はその名のとおり全員女性で、競走馬としては牡馬でも女性になります。ウマ娘の娘はウマ娘になるようですが、父親は普通の人間の男性ということでいいのか。ウマ娘が息子を産む場合は普通の人間の男性となるようです。普通の人間の男女間からもウマ娘は誕生するのでしょうか。「ファイブスター物語」における騎士に近い存在であれば、そういうこともあり得そうですが。

ウマ娘親子

 “産まれた娘がウマ娘だった”…基本容姿に優れているのできっと可愛いと思いますが、スペちゃんたちの食事シーンを見ると、エンゲル係数がとんでもないことになりそうです。政府かURAからウマ娘育成補助金でも出ていないと厳しい生活を強いられる可能性も。

大食いウマ娘
上には上がいる

 スペちゃんのさらに上を行くオグリキャップの食事量を見よ。お前はフードファイターか。食性は馬よりは完全に人間寄りで、肉や魚なんかも大好きみたいですが、ニンジンなど馬が好きだとされるものも好物なようです。なお馬がニンジン好きなのは甘いからなんだそうで、リンゴなどの果物のほか、甘い物全般が好きなようです。ウマ娘はスイーツ女子なんですね。

漫画版ウマ娘

 ゲームでもアニメでも語られていませんが、馬の代わりにウマ娘がいる世界の歴史は一体どういうことになるのか非常に興味があります。騎馬民族とか存在しないでしょうし、遊牧民はどのようにして牛や羊を管理するのか。戦争の形態も大きく変わるような。万里の長城は不要だし、フン族とかはそもそもヨーロッパにたどり着けないかも。重装歩兵のファランクスが猛威を振るい続けるのでしょうか。

ウマ娘の耳は本物らしい

 あとツッコみどころになるかも知れませんが、ウマ娘の耳は馬耳だけなのかどうかという問題が。北海道時代のスペちゃんは人間用の受話器を苦労して使っていました。

ウマ娘専用電話

 寮の電話を使うサイレンススズカ。ウマ娘専用らしい巨大な受話器ですね。これらを見ると馬耳以外はなさそうですが…

ゴルシの耳当て

 なんとも気になるゴルシの耳当て。その下はどうなっているのか。
 
眼鏡のビワハヤヒデ

 眼鏡ウマ娘のビワハヤヒデ。眼鏡は別にいいのですが、その弦はどこにひっかけているのか。人間の耳の部分の構造については、大半のウマ娘は耳の部分を髪で隠しているので現時点では全く不明ですが、痕跡器官として耳自体はあっても聴力はないとかでいいんじゃないかとも思います。頭の上の馬耳が飾りでもいいのですが、ウマ娘専用受話器を登場させてしまった以上今更それは無理でしょう。顔の表情以上に耳の動きがウマ娘の感情を表していて、個人的にはとても可愛いくて好きです。

トウカイテイオーとシンボリルドルフ

 さらに競馬馬には親子などの関係がよくありますが、ウマ娘として直接的な血縁関係はないものの、お互いに「不思議な縁を感じる」と思っています。作中だとシンボリルドルフとトウカイテイオーは異世界では親子だったということで深い繋がりを持っています。

ゴルシとマックイーン

 ゴールドシップがメジロマックイーンに絡みまくっているのも、マックイーンがゴルシの祖父にあたることから深い縁を感じてのものでしょう。マックイーンが迷惑がりながらも本気で怒らないあたり、彼女も縁を感じているようです。

二人羽織神

2021年春季アニメの感想(その3):ひげを剃る。そして女子高生を拾う。/シャドーハウス/蜘蛛ですが、なにか?

栗林公園その1
栗林公園その2

 久々に栗林公園に行ってきました。6月下旬まで土日は休園していたんですが、屋内施設ならともかく、なぜに野外の庭園にその措置が。ツッコみどころはありましたが、行ってみればやはりいいですね。借景になっている紫雲山が効いていますよね。この前登っているので殊の外思い入れが。

ひげ剃り女子高生感想2

 早くも夏季アニメが始まっているので、春季アニメの感想を終わらせてしまいましょう。まずは「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」何気に今季一番好きだったかも知れません。会社の美人の先輩に振られてやけ酒飲んだ深夜、たまたま出会ったプー太郎の女子高生を拾って家にお持ち帰りしたリーマン・吉田。彼と拾われた女子高生沙優の物語です。

可愛い沙優

 この沙優、北海道の裕福な家の子なので本来はお嬢なのですが、訳あって家出して放浪中。金がなくなってからは体と引き換え男達に泊めて貰ってきたというなかなかに凄まじい経歴の少女です。吉田も当然体目当てなのだろうと思いきや、味噌汁を作れ、家事をしろという、沙優には意外なことを要求されました。そんな彼らの半年間の奇妙な同居生活が描かれます。

市ノ瀬加那

 沙優役は、やはり北海道出身の市ノ瀬加那が好演していました。「ダーリン・イン・ザ・フランキス」のイチゴの時も感じましたが、基本真面目で優等生なんだけど未熟さが隠せないというタイプの女の子を演じさせるとこの人はピカイチです。沙優はぶっちゃけ“ウリ”を繰り返してきたという子なんですが、不思議に不潔感を感じさせないのは演技力のせいなんではないかと。

まるでデート

 そして吉田。26歳と思ったより若かったので、16~7の美少女にはまっても全然可笑しくないのですが、ストイックに“まともな大人”を演じていました。自称年上の巨乳好きだったこともあるでしょうが、ミスターストイックと呼びたい。一つ部屋で半年も女子高生と暮らしていたら普通間違いが起きるぞ。というか、沙優に手を出さないにしても、いわゆる“発散”はどうしていたんだろう?

馬小屋のカズマとアクア

 「この素晴らしい世界に祝福を!」では、主人公カズマは異世界転移後しばらくは女神アクアと馬小屋で寝泊まりしていました。駄女神だけど見た目だけは美しいアクアと一緒でありながら、カズマは決して襲おうとはしませんでしたが、やはりこっそり自家発電はしていた模様。

見て見ぬ振りをする情けが

 そしてアクアが後に語ったところでは、カズマのその気配を察すると背中を向けて見て見ぬ振りをしていたそうです。“カズマが時折このような妄想にふけるのを、見て見ぬ振りをする情けが女神アクアにも存在した”ということか。

難しいや

 いや性欲バリバリの高校生(ヒキニートだったけど)なんだから襲わなかったのは偉いし自家発電も当然というか必然なんですが、26歳吉田は一体どうしてたんだろう。沙優の留守中に大急ぎでAV見てたりして(笑)。それならいいのですが、寝ている間にこっそり沙優が手や口でお世話していたとかだと作品が汚れてしまいますね。お前はサキュバスか。本作は吉田がストイックだったから良かったんで。

ひげ剃り女子高生感想

 実は吉田、結構モテモテで、石原夏織演じる後輩OL柚葉は明確に恋心を示していたし、金元寿子演じる一度は吉田を振った先輩の愛依梨(巨乳美女だが実は処女らしい)も実は好意を抱いていたので。沙優がいなかったらどちらかと結ばれていた可能性は十分あるんでしょうが、沙優に半年も同棲されてしまってはもはや敵うわけもなく。

みんな望まれて生まれてきたんやで。

 未見ですが、明石家さんまがプロデュースした「漁港の肉子ちゃん」という劇場用アニメがキャッチコピーに「みんな望まれて生まれてきたんやで」を使ったところ、“毒親”からの虐待経験者らの逆鱗に触れて炎上してしまったとか。“私は実の母親に「自殺しろ」って言われて育った”“毒親持ちの自分にはキツすぎる”等々。本作の沙優も、実兄が語ったところでは、浮気性ですっかり愛が冷めていた沙優のパパンからは中絶を迫られていたのに、沙優のママンはつなぎ止めるために意地で産んだという「望まれて生まれてきたんやで」とは言えない状況だったそうで、しかもパパンはすぐに姿を消してしまったので、ママンにとって沙優の存在意義は出生直後には消滅していたという。

自殺した友達
援交していた沙優

 家出の直接の原因は、高校時代の唯一の友人がいじめを受けて沙優の眼前で飛び降り自殺を図ったことと、マスコミの取材攻勢に疲れたママンが「あんたが殺したんじゃないの?」と言ってしまったことですが、きっとそれ以前から愛がない家で育ってきたんでしょう。むしろよくここまでまともな子になれたものだと思ってしまいますが。もしや沙優の援交には助けられなかった友人への贖罪の意識があったりもしたのか?

ひげ剃り女子高生ヒロインズ
いい人すぐる橋本

 しかし、吉田と同棲後は沙優はやたらいい人ばかりと知り合っていたような。というか吉田の周辺の人物がちょっと信じられないぐらいいい人ばかりだったんですよね。柚葉や愛依梨はもとより、同僚の橋本がいい人すぐる。上京後の沙優の唯一の友人あさみもギャルっぽいけど良い子だし。

沙優の兄

 意外だったのは沙優を捜していた兄の一颯。かつての沙優の援交相手の矢口をして「とんでもないヤツ」呼ばわりさせていた(お前が言うな)ので、悪人なのかと思いきや、普通にいい兄でした。この人が下手に金を渡してしまったことが家出→援交という転落を引き起こしてしまったのですが、それまでも沙優との関係は悪くなかったようなので、母には黙っておくから金がなくなったら連絡しろとか釘をさしておけば良かったような気もします。ドラマ的には吉田と出会ったことで沙優は立ち直れたので、そうであってはいけなかったんでしょうが。お前が沙優とママンの間をもっと取り持っていればとも思いますが、仕事もあるしなかなかそうもいかなかったんでしょうね。

ラストの沙優

 ラストは高校を卒業して再び吉田のところにやって来た沙優の姿で締めくくられました。これはもう結婚一直線。一人暮らしの若者が猫を拾ってもそれまでの生活が一変したりするところ、女子高生を拾ったらそりゃあ生活どころか人生が変わりますよ。沙優のようなJKなら私も拾いたい。でも四六時中一緒はお互いきついと思うので、部屋は専用のを別に用意しますけどね(笑)。

シャドーハウス感想

 次は「シャドーハウス」。巨大な洋館に住む貴族然としたシャドー達と、これに仕える生き人形達。あまりに謎めいた設定で、どこまで謎が解明されるのかと思っていましたが、二期がないとはっきりしないことが多いみたいです。

影道

 シャドーとは影道と書いて、日本ボクシング会の影の存在で闇から闇に葬られた拳闘集団…って、節子それ「リングにかけろ」や!

シャドーの正体 

 とりあえずシャドーというのは擬態や模倣を得意とする寄生型の妖精・モーフが人格と煤能力を得た存在で、生き人形は周辺の村から連れてこられた普通の人間の子供たちで、シャドーの元締めである「偉大なるおじい様」の煤入り珈琲によって記憶を消され、「生き人形」だと思い込まされているということは判明しました。

お披露目

 「偉大なるおじい様」がいかにしてシャドー家を作り上げたのか、主人公格のシャドーであるケイトはなぜ反旗を翻そうとしているのかなど、まだまだ未解明の謎は多いですが、とりあえず中盤の“お披露目”が謎そっちのけでとても面白かったので、あのまま生き人形(子ども達)の智恵と勇気の物語でも良いと思ったほどです。

可愛いエミリコ
洗脳エミリコ

 ケイトの相方の生き人形・エミリコがとにかく可愛い。洗脳された姿もまたよし(笑)。

篠原侑黒岩悠希

 CV篠原侑は「放課後ていぼう日誌」でいつも気だるげだった部長の黒岩悠希を演じていましたが、あまりの違いにビックリです。

カレンチャンセイウンスカイ

 大人気スマホゲーム「ウマ娘 プリティダービー」でも“可愛い”が具現化したようなウマ娘・カレンチャンを演じていますが、やはりこちらがメインストリームなのか。カレンチャン欲しいんですよね。やはり課金しかないのか…。

ケイトとエミリコ

 ちなみにケイトのCV鬼頭明里は「ウマ娘」ではセイウンスカイ(こっちは持ってます)。セイウンスカイとカレンチャンのペアとは中々に強力です。基本シャドーとペアの生き人形は同じ声優が演じていますが、ケイトとエミリコのみ別の声優となっています。

モーフ

 最終回、ケイトとエミリコを助ける謎のモーフが登場しましたが、あれは“お披露目”の途中で消滅したシャーリーだったようです。消えたのではなくモーフに戻っただけだったのか。

シャドーと生き人形

 “お披露目”でも判るとおり、シャドーの世界も結構な競争社会らしく、シャドー達はすべからく「偉大なるおじい様」に近い場所に居られることを望んでいるようです。「こどもたちの棟」の住人から「星つき」(「こどもたちの棟」の管理者)へ、そして「おじい様と共にある棟」へ。さらにその棟でも1階→2階→3階と階が上がるほど地位と権力が大きくなっていくようです。

偉大なるおじい様

 「偉大なるおじい様」のCVは土師孝也。70歳近い今も勢力的にアニメに出演していますが、若き日には「北斗の拳」でアミバを演じていたお方です。いや、トキも演じていたのですが、やはりアミバの怪演ぶりが凄くて。

天才アミバ

 ケンシロウでさえ拳を交えても偽物とわからなかった(声が一緒だからか(笑))のですが、確かジャンプ連載中でも突如うさんくさい顔つきになったように記憶しています。前号までははっきり顔を見せていなかったものの、雰囲気は完全にトキだったものが、次号ではいきなり怪しさ大爆発な顔つきになっていたので、多分作画の原哲夫もそれまで全然知らなかったんじゃないかと思っています。それもこれもアミバが天才であるせいか。いやシャドーハウスから脱線過ぎますね。

アミバ天才手帳

 OPに歌がなかったり、EDが不思議だったりと雰囲気もたっぷりだったので、ぜひ2期制作を。けっこうしょうもなかった「なろう」系(あえてナニとは…)の2期が制作されるくらいなので不可能ではないと思うのですが。

蜘蛛ですが、なにか?感想

 最後に「蜘蛛ですが、なにか?」。主人公蜘蛛子を演じる悠木碧が素晴らしかったので、このまま悠木碧劇場を見ていたいと思っていると突如差し込まれる人間サイドの話。1クール目はこれがかなりウザかったのですが、さすがに2クール目となるとそれなりに因果関係が明らかになってきて、やはりこっちも外せないのかと思うようになりました。

弱肉強食世界の蜘蛛子

 2クール目後半はかなり作画が怪しくなってきて、しょうもないCGが増えたりもしていましたが、最終回はまさかの放送延期。一週間延びただけだったのはまあ不幸中の幸いでしょうが、最終回まで見ての感想は…「いや、こっからだろ話は?」です。

勇者サイド

 蜘蛛子の話と人間サイド(勇者サイドと言うべきか)の話には、15年ほどのタイムラグがあり、蜘蛛子は蜘蛛なので誕生直後から弱肉強食的世界を綱渡りで生き延びてきたところ、勇者サイドの話はある程度成長した15、6才(つまり異世界転生した頃の年齢)からスタートしています。これをまるで同時並行的に起きているように描いていたのが一つのトリックとなっていましたが、結局最終回まで蜘蛛子とかつてのクラスメートだった勇者サイドは直接邂逅することはありませんでしたね。

未来兵器登場

 蜘蛛子サイドの話(魔王と和解して共に魔族領に赴く)はとりあえず一段落という感じでいいのですが、それから15年後の勇者サイドの話はまさにかつてのクラスメイト同士のバトルの途中で放置されたまま終了しているので、別に勝ち負けはつかなくてもいいけど取りあえず一段落したあたりまで描写してくれよと思いました。例えばアラクネに進化した蜘蛛子の出現に驚く勇者達とかまで。

同族対決

 いや、2期制作するのなら許しますが、というか2期制作しないととんでもないハリボテというか、見かけ倒しの作品になってしまう気がします。これだけ一流声優を集めているのでまさかそんなことにはならないだろうと思いますが…「なろう」系は何が起きるか判らない側面もありますからね。作者が昔Twitterで妙なことをつぶやいていたのが発掘されたりとか。

蜘蛛子と魔王の和解

 2期になると監督とか制作会社とかが変わって、1期とは全く異なる評価を受けるという場合がありますが、正直本作についてはあえて制作会社とか変えた方が評価が高まったりしないだろうかと思ったりして。あるいは分割2クールとか。それで作画レベルがキープできるなら、ですけどね。

アラクネフィギュア

不倫妻~淫らに濡れた果実~(その4):遂に想いを遂げた匡平、大勝利?

ドリームジャンボ

 今年も半分が過ぎてしまいました。実は私、5月に買ったドリームジャンボ宝くじが当選してしまいました。といっても4等ですが。3等の賞金が100万円、5等の賞金が1万円なので、その流れなら4等の賞金は10万円が適当な気がするのですが、なぜか5万円でした。選挙公約で10万円給付を謳いながら、実際には3万円しか給付しないどっかの市長とは違って、宝くじは最初から4等5万円と明示していたので文句は言えません。4等といっても当選確率は0.03%という低確率で、実際今まで6等(3000円)までしか当たったことがありませんでした。これで今年の運は使い切ってしまった感があり、もうスマホゲームのガチャすら当たらないような気もしますが、サマージャンボ宝くじも買っちゃうぞ(笑)。

不倫妻4

 さて本日は密かに期待している人がいると勝手に確信している「不倫妻」です。その前に春季アニメ感想を終わらせたいところなんですが、終盤の息切れ感が凄かった「蜘蛛ですが、なにか?」がまさかの最終回で「万策尽きた~!」をやってしまって未視聴なもので。

え、マッサージ?
卑劣な和紗

 匡平に憧れの義姉・桃果さんとやらせてあげると約束した粧子、手下の和紗を使ってまたも桃果さんを脅します。桃果さんはすでに約束の300万円は払っているのですが、盗撮したエロ画像を送りつけて「これが最後だから」と。

こんな格好でマッサージを?出来らあ

 スケスケの水着(下着?)で着せられる桃果さん。え?こんな格好でマッサージを?出来らあ!今回はマッサージするのではなくされる方だという和紗。人妻にマッサージしたいという客がいるとのこと。

後ろ姿の桃果さん

 まあ世の中にはいろんな人がいるということは前回までの体験で痛感していう桃果さん。うつ伏せになって客を待ちます。うむ、絶景!

やって来た匡平

 現れたのは当然匡平。何気にマッサージ師風の服を着てたりして。最初から客だと判っているのだからいらん配慮のような気もしますが、形から入るタイプか。

指示を出す粧子

 粧子は離れたところから映像を見ながら匡平に指示を送ります。うつ伏せで見えないとはいえ、声で気がつかないのか桃果さん。

そういうとこだぞ桃果さん

 むしろ「優しそうな人…」とほっとしていたりして。そんなふうに油断ばかりしているから桃果さんはつけ込まれるんだぞ。でもガードの甘い美人妻、いいですね(笑)。

匡平歓喜

 さっそく体中をまさぐる匡平。それだけでほぼいきかけている風ですな。

匡平に次々と指示

 そこへ粧子の指示が飛びます。そしてナニを顔に押しつけたりして。

ぐいっ

 匡平のナニが桃果さんの唇に当たって、またほぼいきかける匡平。

目隠し桃果さん

 顔にタオルをかけて仰向けになる桃果さん。スケスケ水着のせいでほぼ全裸のようです。そこに馬乗りになる匡平。もはやこの体勢はほぼ…。水着がスケスケすぎてお見せできないのが残念です。そこを見せんかいと言う方はぜひ購入してご覧下さい。

最後の体勢になる匡平

 粧子に煽られてもはやマッサージのレベルを超える匡平の指技。そして最後の体勢に。粧子が匡平のスタンドみたいになってます。

抵抗する桃果さん

 抵抗する桃果さん。最終的にやられちゃうにしても、こういう恥じらいとか抵抗のプロセスが大事なんですよね。

ご対面

 挿入の衝撃でタオルがずれ、衝撃のご対面。

好きだったんだよ

 ますます抵抗する桃果さん。そりゃ義理とはいえ姉弟なんだから当然です。しかしピストン運動が止まらない匡平。こっちもそりゃそうだ。そして好きだったんだとカミングアウト。口説いているつもりか匡平?案の定今まで全然気付いてなかった桃果さんでした。まあ繰り返しの下着ドロにも気付いていない人だから。

中出しされる桃果さん

 そして禁断の中出しをキメられる桃果さん。アングル的にこれが精一杯の切り取り。五連装の「あ」が桃果さんの衝撃を物語ります。前回の仮面舞踏会(?)の時は安全日だったそうですが、今回は大丈夫なのか。

自分の手柄にする和紗

 事後。どうしてここに?と問う桃果さんですが、和紗が粧子情報を提供。粧子の名前を出さず、いかにも自分が突き止めたように語っていますが、その迫真の演技には上司の粧子もニッコリ。まだ粧子は出てきたくないということですね。それにしても浪人生だったんかい匡平。これじゃ来年もダメみたいですな。

説明困難

 客としてならいつでもやらせてあげると教えてあげたとドヤ顔の和紗に、匡平も便乗して「兄貴もボクも知らないところであんあことを…」と責めます。う~ん、説明は困難。

またもや和紗の脅迫

 これで客としてじゃなく好きなだけ桃果さんを抱けると言う和紗。二人の中出し本番動画を撮っていたようです。相変わらず外道よのう。

彼氏面の匡平

 海に桃果さんを連れ出した匡平。動画の入ったUSBを持ってすっかり彼氏面です。

外道の匡平

 人は少ないとは言え公衆の面前でいかがわしいことを強要する匡平。ちょっと前まではやたらおどおどした変態不審者さんだったのに、なんだこのでかい態度は。

勝利とはそういうものだ

 匡平的には桃果さんとヤったことで勝利感一杯のようです。蚊トンボを獅子に変える…勝利とはそういうものだ。もっとも匡平の勝利は粧子や和紗による大々的なお膳立てあってのものなんですけどね。

ばれてる桃果さん 

 通りがかったサーファーが大注目。絶対ばれてると確信すればするほど感じてしまう桃果さん。だがそれがいい。しかし普通に考えて捕まるぞこれは。

アナルを奪いに来る匡平

 さらに再び一つになろうとする匡平。それだけはと必死に拒む桃果さん。ここは遙輝だけのものだと。既にさんざん他人が侵入しているような気がしないでもないですが。ならば、とアナルを狙う匡平。

アナル初体験マジかこんなことろで

 義弟でアナル初体験の桃果さん。そしてそれを見つめるモブサーファー達。これもラッキースケベなのか。

違うのと言いながら絶頂
匡平と絶頂する桃果さん

 匡平と同時に絶頂を迎え、なんと潮吹きまでしてしまう桃果さん。一部始終をしっかり見ているモブサーファー達。さっさと波乗りに行ってこい。

もう会わせる顔がない桃果さん

 事後。すっかりドヤ顔の匡平と嘆きの桃果さん。ここまでずっと人がいる砂浜でやっていたという事実がもっと恐ろしい。撮影とかされてないといいのですが。桃果さんはこのまま匡平の女にされてしまうのか?一方その頃、桃果さんをほったらかしのままの遙輝に近づく影が。待て次回。

エロ画像を見せられる桃果さん

 それでは恒例、桃果さん素敵表情集。和紗が送りつけてきた封筒の中身はエロ画像。必ず盗撮されているという逆防犯ビデオ付きの恐ろしい職場です。驚愕の表情の美しい桃果さん。だからいじめたくなるという気持ちもわからないでもない。お約束の「ああああ…」が炸裂しています。

うつ伏せを命じられる桃果さんえっと驚く桃果さん

 和紗にベッドにうつ伏せになるよう命じられ、「えっ」と驚き、「うぅ…」と従う桃果さん。もはや桃果さんにはア行のセリフしかないのか。

マッサージ台の桃果さん

 まな板の上の鯉ならぬ、マッサージ台の上の桃果さん。ああ、ありますねこういう顔の部分の穴。困ったような顔がまた愛らしい。

マッサージされてる桃果さん

 匡平のマッサージが始まり、ビクッとなっている桃果さん。この透過処理がいいですね。

目隠しで馬乗りになられて

 顔にタオルを掛けられたままの桃果さんに、匡平が馬乗りになってきて思わず「あ」。目隠しされてても可愛いな桃果さんは。

エロ水着で恥じらう桃果さん

 砂浜で超エロエロ水着を着せられて恥じらう桃果さん。この恥じらいの表情が桃果さんの魅力だと思うんですよ。

苦悩する桃果さん

 義弟との“禁断の関係”に苦悩する桃果さん。それでも桃果さんの心の中にいるのは夫の遙輝なんですね。体は奪えても心までは…というヤツでしょうか。桃果さんの場合は、心は奪われなくても体は奪われ放題と言いたくなりますが(笑)。

言葉責めを受ける桃果さん 

 匡平から言葉責めを受ける桃果さん。こいつすっかり調子こいてますね。そのうち痛い目に遭って貰いましょう。

匡平の精液を飲まされる桃果さん
唇を奪う匡平

 口に出された匡平の精を飲むことを強要される桃果さん。桃果さんのこういう犠牲になるみたいな“甘受”の表情がすごくいいと思います。匡平もそう思ったのかいきなり唇を奪います。ズキュウウウン!

アナルを責められて悲鳴

 悲鳴を上げる桃果さん。まさかの匡平のアナル責めに思わずア行以外のセリフを発してしまいました。未知の体験に切羽詰まった表情をしています。ちなみにアナルを奪われた際には「んがあああっ」というはしたない悲鳴を上げてしまいます。桃果さんに快感は与えてもいいけど、苦痛は与えないであげて欲しい。

2021年春季アニメの感想(その2):究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら/スーパーカブ/スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました

秋月邂逅

 「艦これ」で任務のため久々にヌルめのバシー海峡(2-2)に行ったら、ボスマスで突然秋月がドロップしました。どうやら6/22から期間限定で邂逅出来るようになっているようです。それを知っていて向かっていたら、いわゆる“物欲センサー”が作動して中々邂逅できなかったかもですが、まるで知らなかったのでセンサーが反応しなかったようです。

秋月

 先日終了したイベントで念願の初月をゲットしたので、秋月型は4姉妹全て揃っていますが、防空艦は貴重だし通常はドロップせず建造も不可なので、ありがたくサブ艦としていただいておきましょう。運営にはぜひ葛城の限定ドロップも検討していただきたいですね。

究極進化したフルダイブRPG感想

 さて最近のローテーション的には「不倫妻」のタイミングなんですが、春季アニメが終了ラッシュなので、今回はアニメ感想を優先させて下さい。まずは「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。このタイトルの長さはいかにも「なろう」系なんですが、原作はライトノベルです。

究極進化したフルダイブRPG感想その2

 陸上短距離のホープと目されていた主人公結城宏(ヒロ)は、緊張のあまり競技中に転倒した上、漏らしてしまうという非常に恥ずかしいハプニングからドロップアウトしてしまい、ヤンキーには定期的に金を巻き上げられるは、尊敬のまなざしで見ていた妹からは邪険にされるはで現実世界に失望し、ゲームにのめり込む毎日を送っていました。ある日インチキゲーム屋の美人店員に騙されて購入したフルダイブRPGソフト「極・クエスト(略称キワクエ)」をプレイする事になりましたが、それはリアルを極めすぎてクリア不可能で「めんどくさい」とされるいわゆるクソゲーでした。

現実より過酷
いじめ横行

 舞台は40年位未来の話ですが、ゲームの性能以外はほぼ現代と変わりありません。キワクエは当初そのリアリティの高さから話題になりましたが、進行があまりに面倒くさい上にゲームオーバーになるとソフトもハードも壊れてしまうため、「最低最悪のクソゲー」と評価されています。キワクエのひどさにより、「ゲームはゲームらしくあるべき」という考えが広まり、過度に現実性を帯びたゲームは以降出なくなっているので、ある意味エポックメーキングな作品とも言えますが、中古ソフトを買い取って貰うのにお金を払わなければならないと言われ、産業廃棄物のような扱いを受けています。

ヒロとレオナ

 騙されて始めたヒロはいきなり親友のNPCを誤って殺してしまい、その妹から命を狙われるようになってしまいます。獲得してしまった「親友殺し」の称号はその後微妙な変化をしつつもヒロについてまわり、キワクエ世界ではNPC達に酷い扱いを受け、また親友の亡霊につきまとわれることに。

ゲームでも漏らすヒロ

 そんな酷いゲームなら止めてしまえばいいのですが、美人店員玲於奈(他人には見えない妖精の姿でヒロをサポートしますが、超いい加減)にそそのかされて続けている間に精神的にタフになっていきます。また唯一ゲームクリアしたとされる若手都議会議員の攻略サイトも参考に、なんとか攻略しようとします。ゲーム開始時点で「テッドの町」という場所におり、この町から出ることが最初の目的になりますが、結局最終回まで出る事は出来ませんでした。

ヤバいキワクエ

 しかしキワクエのすっとこどっこいなイベントや素っ頓狂なNPC達との遭遇は確実にヒロを変えたようで、ランニングを再開したり不良の絡みを撃退したりするように。現実以上にクソなゲームに立ち向かったことで現実に対抗できるようになったようです。最初にそんなクソゲー封印して終わりじゃないかとも思いましたが、現実でも閉塞状態のヒロにとっては、いい打開策になったようです。唯一のゲームクリア達成者である若手都議会議員がむしろ凄すぎるのですが、おそらく彼も「親友殺し」の称号を得ています(笑)。

ヤバい二人

 原作は継続中で、アニメは既刊3巻のうち2巻までを描いて終了しています。今後もヒロはキワクエをプレイするのでしょうが、逃避していた現実世界に向かい合うようになったここで終わりにしても綺麗に終わっていると思います。最初の現実よりクソなゲーム世界なんて見てどうするんだと思いましたが、回を追うごとに理不尽なゲームへのヒロのツッコミやら玲於奈のボケが面白くなっていき、結構楽しく見ることができました。

スーパーカブ感想

 続いて「スーパーカブ」。小説投稿サイト「カクヨム」で連載されたトネ・コーケンの小説が原作で、両親も趣味も友達もない、何もない少女・小熊(嘘のようですが本名。多分“カブ”から命名されたと思います)が破格の値段で手に入れた新古車のスーパーカブ。カブとの出会いにより変わっていく小熊の世界が描かれていきます。

小熊とカブ

 原作は既刊8巻ですが、アニメで描かれたのは2巻まで。なので2期制作どんと来いなんですが、6話で描かれた「カブ二人乗り」がネットで炎上するなど、アニメでは説明不足な面もあったので、どうなるのか判りません。小熊のカブは小熊が小型二種免許を取得したことで50CC以上に改造されていたので、二人乗り自体は可能なのですが、免許取得後1年が経過しないと違法になってしまうのだそうです。つまり先輩カブ乗りの礼子が運転していれば良かったのでしょうが。

小熊と礼子のカブ

 リアルで美しい背景、BGMにクラシックなどを利用するフィルムスコアリング(できあがった映像に対して音楽をつけていく手法)、ゆったりとした空気感や無言の間、演出の難しい日常芝居を重視するような作風は評価が高いですが、説明不足と思われる場面も結構ありました。

冬仕様カブ

 例えば乗り始めの頃はズブの素人だった小熊がカブを知っていく過程は良かったのですが、終盤ではすっかり「プロのカブ乗り」(笑)になっているのですが、そこまでの経験とか知識を得る過程は描かれていないんですよね。

問題の二人乗り

 また「ホンダ・スーパーカブ総生産1億台記念作品」と銘打たれたせいかも知れませんが、スーパーカブ推しが過ぎる傾向があったような。例えば終盤、親しくなった同級生の恵庭椎が事故で自転車で川に落ちた際、なぜか親ではなく小熊に電話して助けを求め、小熊も小熊で親や消防などに連絡もせず「カブが行く」とか言って現場に向かったり。どこのハードボイルド作品だ(笑)。

春を探しに

 結果的に椎に外傷はなかったのですが、自力で川から出られない状態なら骨折などを疑ってもおかしくないし、小熊は自分一人でなんとか出来るという判断をどこで行ったんだと。助けに行くにしても、結果「そんなに大騒ぎしなくても良かったな」ということになろうとも、消防や警察には連絡しておくのがベターだと思うのですが、カブ推しが過ぎたあまりに常識外れな行動になってしまっているような。

事故った椎

 事故で椎は自転車を壊してしまった(それほどの事故なのに本人は無傷というのがまた…)ので、スーパーカブよりコンパクトなリトルカブを購入しており、今後は3人でツーリングが出来るようになっていますが、物語はそこで終了しているのでトリオでのツーリングは2期以降ということに。

カブで雪遊び

 それはともあれ、スーパーカブのある生活、なんか良さげですね。世界中で広く普及していてカスタムパーツが豊富で交換部品の入手も容易なので、「装甲騎兵ボトムズ」で言えばスコープドックみたいなものか。キリコのように小熊もそのうちスクラップ置き場でカブを一台でっち上げたりして。ノーマル状態からスチールボックスやら前カゴを付けて積載能力を上げ、冬にはウインドシールドとハンドルカバーで寒冷対策など、カスタマイズの楽しみもあったりして。レッドショルダーカスタムとかもあったりして。

スライム倒して300年感想 

 最後に「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」。こちらは正真正銘の「なろう」系です。過労死してしまったOLが女神に同情され、不老不死の魔女(17歳)として異世界に転生しますが、平和な村近くの高原でスローライフを満喫しつつ、生活費稼ぎとして毎日スライムを倒していたら、300年経って「レベル99」の最強の魔女となっていたという。

アズサの前世

 “高原の魔女”アズサは前世が前世だっただけにスローライフに憧れており、満喫したいと思うのは自然なんですが、300年はさすがに飽きるんじゃないですかね。性別は違いますが2020年秋季アニメ「神達に拾われた男」の主人公も前世はブラック企業勤めで、転生後は神達の手厚い加護を受けて森で一人暮らしをしていましたが、3年くらいで世に出ることになっていました。作品の出来はともかく、一人でスローライフを満喫というのは3年程度で十分じゃないかと思いますが。

スライム退治

 最強の魔女という噂はたちまち広がり、ドラゴンが挑戦して来たり、殺したスライムの魂から生まれた精霊が復讐に来たり、上級魔族と知り合ったりと、300年間の静かな暮らしは一気に変化していくことになりますが、アズサは賑やかなのも悪くないと言っているのでそれはそれで楽しいようです。

神達に拾われた男くまクマ熊ベアー

 女性主人公がチート能力を持ちつつのんびり暮らすというパターンは、やはり2020年秋季アニメの「くまクマ熊ベアー」(「なろう」系)にも近いです。「なろう」で一つの流行なのかも知れませんね。いろいろ事件は起きますが、基本ゆるいので深刻な事態になることはなく、続編を作ってもやはりゆるく進行することになるんでしょうね。はっきり言って「神達に拾われた男」+「くまクマ熊ベアー」÷2で「スライム倒して300年」になると思います。

アズサと愉快な仲間達 

 「スライム倒して300年」と「神達に拾われた男」「くまクマ熊ベアー」の3作品は、ぼけーっと何も考えずに眺めたり、何かしながら横目で見ているのに適当な作品かなと思います。見て何が残るということはありませんが、日々の暮らしに疲れた心にうるおいというか安らぎのようなものをくれるような。疲れていない人には無用ですが、そうでない人には悪くないと思います。何気に声優も豪華だし。

17才になったアズサ

2021年春季アニメの感想(その1):異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω/戦闘員、派遣します!/転スラ日記/聖女の魔力は万能です

ピックアップガチャ

 Cygamesの「ウマ娘」の大躍進とは裏腹の「サクラ革命」の大コケで、やばいと囁かれているディライトワークス。唯一と言っていいドル箱タイトル「FGO」は死守していかなければならないところ、ようやくストーリークエストの新章(2部6章)が公開され、再び盛り返しているようです。ちょうど石が30個ばかりあったのでピックアップガチャを引いてみたら、なんと☆5のモルガンが2枚も出ました。

モルガン

 ☆4の妖精騎士ガウェインか妖精騎士トリスタンの1枚も当たればラッキーだと思っていたのになんという誤算。「艦これ」で宗谷を入手できず、「プリコネR」で水着サレンを出すのに天井になってしまったという不運の“揺り返し”がここで出たのでしょうか。「アーサー王物語」では、アーサー王には異父姉が3人いて、モルゴース、エレインとモルガン(モルガン・ル・フェイ)。なんでこんなに異父姉がいるのかと言えば、アーサーのパパンのウーサー・ペンドラゴンがコーンウォール公ゴルロイスの妻であるイグレインに一目惚れし、マーリンに頼んでゴルロイスに化けてNTRしたからです。

ウーサーのNTR

 ジョン・ブアマン監督の1981年作品「エクスカリバー」では、ウーサーは鎧を着たままイグレインをNTRしていました。また快楽の中でアーサーを身籠もるイグレインと、今まさに死を迎えようとしている断末魔のゴルロイスを交互に描くことで、生と死の端境を描いていました。

カムランの戦い

 ゴルロイスはウーサーとの戦いで戦死したので、モルガン達からすればアーサーは弟だけど父の敵の息子ということにもなります。アーサー自身には罪はないけど、異父姉達がアーサーを敵視する気持ちもわからんでもありません。3姉妹のうちエレインは特に活躍しませんが、モルゴースは円卓の騎士ガウェイン、アグラヴェイン、ガヘリス、ガレスらの母なので間接的にアーサーに貢献している反面、モルゴースを姉とは知らなかったアーサーとの間に不義の子モードレッドを生んでおり、このモードレッドが後に反乱を起こしてカムランの戦いでアーサー王と相打ちとなることになります。

エクスカリバー

 モルガンは魔女として知られ、最強の敵としてアーサーの前に立ちはだかります。ランスロットを誘惑したり、聖剣エクスカリバーの鞘(傷を癒やす力と持ち主を不死にする力があり、ある意味剣本体より重要)を盗んだり。これによってアーサーはモードレッドと相打ちになってしまうので、間接的に殺害したと言っても良いかもしれません。三姉妹は多すぎるし、モルガンとモルゴース名前が似ているので同一視されることもあり、前述の「エクスカリバー」ではモーガナがモルガンとモルゴースの役を兼ね、ついでにマーリンを封印する女妖精の役も担っていました。このように多少の脚色や変更はよくあることだし、FGOでアーサー王伝説が日本の若者に広まること自体は結構なことなんですが、オリジナルを歪め過ぎてしまうようなことにならないといいですね。

異世界魔王と

 ☆5モルガンを2枚も引いた喜びから話が長くなってしまいましたが、これから本題です。すでに続々と終了している春季アニメの感想をさくっと述べていききましょう。まずは「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω」。2018年夏季アニメの2期となります。

バドゥタ対ディアブロ

 1期は「なろう」系チックなテンプレ異世界ものだろうとあまり期待していなかったら思いのほか面白かったという、良い意味で予想を外してきた作品だったので2期にも期待したのですが…今度は悪い意味で予想を外してきましたね。いわゆる“大人の事情”があるんでしょうが、監督以下の多くのスタッフやアニメーション制作会社も変更されていたんですね。そのせいか、原作やメインキャストは同じはずなのに1期に比べて盛り上がりがないままに終了してしまいました。10話で終了というのもなんだかなあという感じです。

襲われるルマキーナ

 教会の腐敗という話があって、教会の最高権力者である「大主神官」なのに命を狙われるルマキーナをディアブロが助けるという展開でしたが、この教会が駄目すぎ。上層部は腐敗しているのはいいとして、傀儡であっても信仰のシンボルである大主神官をひたすら殺そうとするのはまずいでしょう。捕らえて魔法なり薬なりで洗脳して生かして使っていかなきゃ。教会上層部は一部が腐敗どころか、一部を除いて腐敗しているという状態なので、どうしてそこまで堕ちたのかも謎ですが、それならそれで看板の聖少女は大事にこき使っていかないと。

兎田ペコラが登場

 作画も良くない、バトルもつまらない。お色気も1期に比べて控えめと、正直良いところがありませんでした。人気VTuberの兎田ぺこらみたいなキャラがモブで登場していたのが話題になっていましたが、話題になったのはその程度というのも寂しいですね。ルマキーナはCVが私が今注目している伊藤美来ということもあったので、せめて新たなお色気要員としてもっとセクシーな演出が欲しかったですね。最初は良い感じだったんですが…

ビジョスとルマキーナ

 1期のサドラーとかアリシアはその悪辣さとか闇の深さがそれなりにしっかり描かれていましたが、2期のビジョスとかバドゥタについては軽すぎましたね。それだけの権力や強さを持ちながらなぜ堕落したのかについて、もうちょっと説得力がある描き方が出来ていれば良かったのに。

戦闘員感想

 続いて「戦闘員、派遣します!」。原作は傑作異世界コメディー「この素晴らしい世界に祝福を!」の暁なつめ。「このすば」より前に「小説家になろう」で連載していたもので、キャラクターも「このすば」のプロトタイプじゃないかと思える者がたくさんいました。

戦闘員、派遣しますその2

 こちらは異世界ではなく他の惑星に転送されているのですが、そこはファンタジー世界そのままだったので、事実上異世界もので問題ないでしょう。主人公戦闘員6号はその名のとおり秘密結社キサラギの下っ端戦闘員ですが、本当は現在の最高幹部3人とともにキサラギを立ち上げた結成メンバーの一人です。なのに卑屈で捻くれた性格が災いしてか、今も末端戦闘員のまま。立ち位置は「このすば」のカズマですが、カズマほど面白いキャラではなく、6号をブラッシュアップしてカズマが出来たんだろうなという感じです。

下卑た6号

 他のキャラも、それぞれ「このすば」キャラのプロトタイプと言った雰囲気がありますが、やはり「このすば」ほど突き抜けていませんでした。傑作駄女神アクアもこういう試行錯誤の末に生まれたのねということでしょうかね。

No6.jpg

 伊藤美来が歌うOP「No.6」は非常に良い曲で、なぜ彼女は登場しないのかと思っていたら、終盤に敵である魔族四天王として登場していました。美少年キャラより美少女キャラを演じて欲しかった。しかし、伊藤美来は「好きな声優さん」に取り上げたいと思っていたのですが、見たことのある出演作が少なくて困っていたところ、これで数は揃ったかも知れません。

転スラ日記感想

 お次は「転スラ日記」。正式名称は「転生したらスライムだった件 転スラ日記」で、本編のスピンオフ作品です。第2部が分割2クールとなり、前半と後半の狭間で放映されました。つまり9ヶ月連続放映なわけで、制作会社も同じなので、時間稼ぎとしての意味があったのかどうか。

転スラ日記その2

 これまでの展開の中でのリムルが作った魔国連邦テンペストでの日常がコミカルに描かれているほか、本編であまり触れられないサブキャラも深く掘り下げられていました。本編では大事件ばかり発生していますが、実際には何もない平和な日々もあったということですね。

盆踊り導入

 特に山があるわけでもない日常系なので、本編だけ見たいという人には冗長かも知れませんが、ファンは面白く見たのだろうと思います。スライムになっても元の世界の年中行事を持ち込もうとするリムルには、もっと異世界に転生したという認識を持って欲しいところです(笑)。生前はおっさんだったので、リムルとしての声は今のまま(CV岡咲美保)でいいとして、モノローグとか回想は「異世界転生」のようにおっさんの声だったらいいのにと思います。そうであれば元の世界への執着も理解できるないではないのですが、転生したスライムの声のままで元の世界を回顧するのはちょっと違和感が。

聖女の魔力感想

 最後に「聖女の魔力は万能です」。原作は「なろう」系ですが、見て判ったことは、これは女性向けの作品だったんだということ。主人公小鳥遊聖の周囲はイケメンで固められています。本編では聖の思い人は第三騎士団長アルベルト・ホーク一人ですが、乙女ゲーム化させたら、お相手候補はたくさんですね。

召喚される聖
召喚される愛良

 魔物の大量発生に悩む王国が打開策である聖女召喚を行ったことで、問答無用で異世界に召喚された聖ですが、なぜか同時に美少女JK御園愛良も召喚されていて、儀式を主宰していた第一王子カイルはなぜか愛良を聖女と決めつけて聖は放置。しかし実際は聖が聖女だったという展開です。

バカ王子
ガン無視

 この王子はもの凄い馬鹿なんですが、元々は断罪されて愛良と共に国外追放される予定だったのだそうです。しかし読者に「愛良がかわいそう」という声が多かったため方針を変更したということで、アニメも何とか王子をフォローしようとする描写がありました。…が、それでもまだキッツイですね。聖女扱いをするなら、まずは能力を見定めてからにするべきで、ルックスで判断するなと。アイドルとかモデルのオーディションじゃあるまし。

モブもイケメン

 そんな馬鹿王子に重要な仕事を任せている王国も王国なんで、もっと機構改革した方がいいですね。“君臨すれど統治せず”路線にするとか。それに王様が後になって聖に無礼を謝っていましたが、王国の存亡を左右するような重要な儀式を馬鹿王子に任せている時点でお前もお前だ(笑)。

ホークと聖

 それはそれとしてホーク団長に恋をして彼を思うと聖の聖女としての能力が発揮されることが発揮されることが判明し、「聖女の魔力は愛です」となったところでアニメは終了。まあいいんですが、どうして魔物が増えるのかとかという問題については原因が究明されませんでした。聖女というのは言ってみれば対症療法なので、元を絶たなければダメだろうと思うのですが。聖女を呼べばその都度危機は回避できるからそれでいいんじゃという考え方もあるかも知れませんが、召喚は不可逆的で問題解決後に帰らせることができないというのが大問題。ブラック企業勤務でお疲れ気味だった聖はともかく、楽しく暮らしていた愛良なんか可哀想の一言でしょう。しかも聖女じゃないとか。なぜ召喚したし。その理由とか原因も全く解明されていません。

イケメンと美女

 この王国は、①魔物が定期的に増える原因をちゃんと究明し、抜本的解決法の有無をはっきりさせる ②聖女召喚について、問題解決後に元の世界に戻る方法を開発する ③そもそも聖女の資質がない人間がなぜ召喚されたかについてちゃんと原因を究明して対策を立てる-といったことをしなければならないと思います。その上で聖女の処遇(待遇だけでなく、異世界知識の付与とかということもちゃんと考えましょう。

オスカル(剣に注目)

 異世界転生ものではないですが、やはり女性漫画家が原作の「赤髪の白雪姫」でも思ったのですが、女性作家・漫画家は創造した王国の機構とか軍制といったことにはあまり関心がないらしく、そのせいで抜本的な問題が見過ごされたりします。例えば「ベルサイユのばら」(これに限らない話ですが有名作なので)のような女流作家の漫画では、衣装・髪型・アクセサリーなどは実に絢爛豪華に描かれている反面、武器などの描写はかなりいい加減(画像参照)で、こんな適当な剣や銃を持った軍人にまともな戦闘ができるかとかツッコみたくなったりしたものですが、多分男と女では興味の焦点が違うのでしょうね。SF漫画家としてはアイディアもセンスも超一流の萩尾望都でも、メカ類の描写についてはずいぶんとしょぼくなるんですよね。  
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