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ティンクルスターナイツX(その2):プレイを始めて4ヶ月が経過しました。

光のページェント

 仙台三大祭りの一角、SENDAI光のページェントが8日から始まっています。1986年にスタートして今年が38回目だそうで、今年のテーマは「感謝の煌めき」だそうです。定禅寺通のケヤキ129本に飾られた約50万球のLED電飾が、通りをあたたかく彩っています。

ティンクルスターナイツ

 本日は最近やけに課金してプレイしているティンクルスターナイツX。課金の勧誘が巧妙なんですよこのゲーム。1万円課金は勇気が入りますが、500~1000円課金なら、まあそのくらい…とつい課金してしまうのですが、それが様々な機会にあって。気づけば1万円課金したのと同じ状態に。怖い怖い。でも12月はボーナスシーズンなので、ついつい財布の紐が緩みがちですね。

ログイン実績

 9月3日にプレイ始めましたという記事を書きましたが、今日で131日目。なんでそんなに詳しくわかるのかと言えば、ログイン実績が表示されるから(笑)。最近はYouTubeでも攻略記事などが増えてきたみたいで結構なことです。人気が出てプレイヤーが増えるとランキング1位を取ることも多くなるでしょう。そうなると運営も儲かるし、ランキング1位になると石が配布されるので我々もハッピーになります。

イベントボス攻略状況

 ちょっと前までは手強い敵を倒せず回避するばかりでしたが、戦力もまあまあ整い、YouTubeなどで編成のコツなどを見て参考にしている間に我が軍勢もだんだん強くなり、現在のイベント「妖精天使のサンタ大作戦!」では全てのボスを倒すことに成功しています。一番上のスペシャルイベントボスは1日1回だけで、今日の分は既に倒してしまいました。

フィーニスの塔攻略状況

 現在魔王レベルは107で、総戦力は約114万。プレイヤー同士の対戦コンテンツはまだ実装されていないので、どれくらい強いのかはよくわかりませんが、フィーニスの塔の攻略状況はこのとおり。新月の塔は現在80Fまでの実装で全階攻略済み。属性の塔も暗くなっているものがあってわかりにくいですが、各属性とも80Fを突破して90Fに迫りつつあります。光属性のスターナイツだけが参加できる「光輝の塔」は90Fを突破しています。

イクシリオン

 前回は初期段階のお気に入り星騎士キャラを紹介していますが、今回はその後加入したお気に入りを紹介したいと思います。このゲーム、人間族の他に神族(天使)と魔族がいて、かつては対立したり疎遠だったりした三種族がリクリエという世界の危機に際して協力して立ち向かうという構図になっています。まずは神族の星騎士からということで、「命紡ぐ灼炎」イクシリオン・グレゴール。新星学園1年生の保健委員で炎属性のアタッカー。炎を帯びた大剣を自在に使いこなす手練れです。

制服イクシリオン

 プロフィールで「上品で礼儀正しい、どこに出しても恥ずかしくない清楚なお嬢様。しかし本当はいやらしい妄想ばかりしているむっつりで、どこに出しても恥ずかしい女の子。」と身も蓋もない説明がされているのが可哀想。自己完結するスキルがとにかく便利で、EX1スキルで自己強化を繰り返して、EX2で高火力の攻撃を叩き込むのが定番です。後述する、同時期に実装されたモネとの相性が非常に良く、炎属性パーティーを組む時は二人一緒がお約束です。

メルエル

 次は光属性のアタッカー、「一意専心」姫咲メルエル。新星学園2年生で主人公緋宮クロトの幼なじみの天使。新星学園で10年ぶりに再会しました。とんでもないロケットおっぱいと、ゴリラと評される火力の高さ、そして主人公一筋の恋心が好評で、プレイヤーからの人気筆頭とも目される星騎士です。こんな可愛い娘にひたすら好意を寄せられたらそりゃあねえ。
 
制服メルエル

 EX1スキルは敵単体に多段攻撃を行い、麻痺効果を付与。EX2は対象周辺に範囲攻撃を行うので、なるべく多くの敵を巻き込むことで飛び抜けたダメージを獲得できます。調整が難しいので下手な私にはイクシリオンとかヴィーナスの方が使いやすいのですが、使いこなせれば未だに最強格と思われます。

ハロウインネーゼマイン

 「悪戯な赤ずきん」立朽ネーゼマイン。見かけはどうみても小悪魔ですが実は天使な新星学園1年生のハロウィン衣装バージョン。オリジナルは闇属性ですが、この姿だと雷属性になっています。別衣装になると属性だけでなくタイプも変わることが多いのですが、この人は一貫してサポートキャラです。

制服ネーゼマイン

 EX1スキルで最後尾のキャラの「引っ張り」を行い、EX2スキルで雷属性の味方に対する全体バフ&全体ノーツ加速が可能と、サポートに徹しています。この人が実装されるまでは雷属性はサポートキャラが乏しかったので、実装はプレイヤーに大歓迎されました。新星・流星両学園合同の裏組織「公安委員会」に所属しており、「悪をもって悪を制す」と自称しています。まあ確かにこのゲーム世界は神族=光、魔族=闇といった単純な構図にはなっていないので悪の天使がいてもいいのですが、それは堕天使と言うのでは。

隠れ天使ルリエル

 「自称隠れ天使」ルリエル。流星学園1年生で生徒会会計の天使。なぜか姓はありません。本作の前身ともいえる「テインクル☆くるせいだーす」とのコラボイベントで実装された別衣装のルリエルです。「テインクル☆くるせいだーす」のロロット・ローゼンクロイツというキャラの衣装を着用しており、光属性から水属性となり、タイプもサポートからアタッカーに変わりました。あ、本作では星徒会ですが、「テインクル☆くるせいだーす」世界では生徒会です。

制服ルリエル

 アホの子ながらとにかく可愛いルリエル。新衣装になった可愛ささらにパワーアップですね。アタッカーにしては非常に弱いのですが、スキルを見ても事実上サポートキャラのままのようです。本家ルリエルは☆2ながらレアリティ詐欺筆頭と言われる強力なサポート能力の持ち主でしたが、こちらのルリエルは☆2のままながらちょっと弱体化してしまったような。でも可愛いから許す(笑)。

セシア

 「万成の幼天使」セシア。現在のイベントで実装された最新の星騎士で光属性のアタッカー。ヴィーナスが道で拾ってきたという、出会った相手を「ママ判定」し、「ママ認定」すると性別に関係なくママと呼んで甘えてくる謎の天使です。流星学園付属の1年生ということですが、流星・新星学園は高校レベルとすれば、中1ということに。

制服セシア

 実は昨日うっかり引いちゃいました。私はロリコンじゃないんですが…たったの20連でやってきましたよ。同時期に実装されたクリスマスヨミは100連引いても来なかったのに。アタッカーですが、神族の攻撃力とクリティカルをアップするので、神族でパーティーを組んだ時に威力を発揮すると思われます。同じようなキャラに、魔族パーティーで威力を発揮するクラウディアがいます。

モネ

 続いて人間族の星騎士のお気に入りです。まずはイクシリオンのベストパートナー「歩く図書館」紙屋敷モネ。新星学園2年生で図書委員。「本は友達」と言っていますが、炎属性でいいのでしょうか。炎は本の天敵ではないかと。

制服モネ

 アタッカーが多かった火属性にやってきたサポートキャラで、火属性の星騎士を大幅に強化します。特にイクシリオンと相性が良く、EX1スキルは左隣のキャラに適用されるので、モネの左隣はイクシリオンの指定席状態になっています。が、EX2スキルは炎属性味方全体の攻撃力を上げるので、炎属性パーティーを組む際は不可欠のキャラとなっています。

聖沙

 「嵐を翔る射手」聖沙・B・クリステレス。流星学園2年生で生徒会副会長ですが、実は「ティンクル☆くるせいだーす」のキャラで、コラボイベントで実装されました。雷属性でタイプはスピーダー。スピーダーは素早く (行動CTが短い)ATKもそこそこありますが、EX上昇値が低いという特徴を持っています。

制服聖沙

 期間限定キャラで恒常ガチャに追加されないということで必死こいてガチャを回しましたが、わりとすぐ来てくれた良い子です。高レアかつコラボ限定ということもあってか、スペックは高く、雷属性パーティーのレギュラーとなっています。複数の役割を持てる高スペックキャラということで、初心者には特にオススメなキャラとなっています。

リア

 「騎士皇女」九浄リア。流星学園3年生で生徒会前会長(相談役)。光属性のサポーターで、聖沙同様「ティンクル☆くるせいだーす」のキャラで、コラボイベントで実装されました。「九浄」という姓はヴィーナスと同じなので関係性が気になりますが、「ティンクル☆くるせいだーす」世界は「ティンクルスターナイツ」の過去世ではなく平行世界のようですね。

制服リア

 やはり恒常ガチャに落ちない限定キャラで、出すのは聖沙よりちょっと苦労しました。ルリエルの互換キャラとされ、光属性パーティーを組む時に入れると非常に心強いです。さらにルリエルと同時使用すれば鬼に金棒。前出のフィーニスの塔攻略状況が、光輝の塔のみ突出しているのはリア&ルリエルのおかげです。…いや、ヴィーナスやコハルコも強力なんですが。

ハロウインサラン

 「カボチャのお姫様」桜十路サラン。ハロウインイベントで実装された新衣装です。オリジナルのサランは☆2でしたが☆3に昇格。新星学園2年生で給食委員。バリバリの雷属性アタッカーでイクシリオンに似た自己完結型の性質を持っており、EX1スキルでバフをかけてEX2スキルをぶっ放すスタイルで戦います。雷属性には後述するリーリアという強力なアタッカーがいるのですが、単純な攻撃力ではサランはリーリアを凌ぐようです。

制服サラン

 ちなみにサランの桜十路家は作中舞台の流星市国で大きな力を持つ「五名門」の一つです。他にはヴィーナスのいる九浄家、流星学園生徒会長フィオナのいる星見家、流星寮「イルソーレ」寮長ヒルディオーネのいる千園寺があり、もう一つは現状不明。桜十路家は食品・流通を担っているようです。

リーリア

 最後に魔族の星騎士のお気に入りです。まずは「虹色の魔弾使い」渋谷リーリア。新星学園1年生で新聞部所属。雷属性で単体火力に特化した非常にシンプルなアタッカーです。守護星は月だとしていますが、タロットカードをよく見るとどうも「Moon」ではなく「None」と記されているような。それに被っているのは明らかに魔女帽子。さては…

制服リーリア

 おそらくリーリアはネビュラの魔女の一人と思われます。ネビュラは魔女によるリクリエ対策のための組織で、魔女は魔族の一種とされますが、魔女の森という亜空間に住んでおり、星力とは別の魔力を源とする魔法を扱っているので、星騎士ではありません。本作ではここまでリクリエに対して共闘関係にありますが、今後どうなるか。リーリア自身は協力関係のままでいたいと思っているようですが。

マリオン

 「ドールズマスター」マリオン・ネイマール。星見家メイド隊のベテランで、流星学園OG。かつては星徒会長を務めていました。どうやらクロトの担任のトワ先生とは同期らしいですが、トワ先生が自信の身体にヒールをかけ続けているせいでロリキャラなのに対し、マリオンは完全にアダルトモード。

制服マリオン

 雷属性のサポーターで☆2ですが、☆3にすると敵の強制移動が可能となります。これが出来るマハムートがなかなか手に入らなかったので、ありがたく入手し、課金で☆3に上げて専用装飾品も買いました。リーマンの財力をなめるなよ(笑)。ルックスもとっても好みです。

パペットマーチ

 EX2スキル「パペットマーチ」を使う際のマリオン人形の突撃が可愛いですね。マリオン人形、一つ欲しいです。しかーし!この人もよく見れば魔女帽子。リーリアはプロフィールで守護星を月として一応星騎士を装っていますが、マリオンは隠す気もないらしく、プロフィールで堂々と守護星なしとしています。リーリアといいマリオンといい、お気に入りに離反の可能性があるというのは辛いですね。

エスメラルダウィステリア

 ところで星騎士の扱う星力は、通常若い時にしか使えず大人になると衰えていくそうですが、魔女は星力に依存していないので年齢を重ねても大丈夫そうです。もっともロリBBAのトワ先生以外にも、エスメラルダ先生とか司書のウィステリアとか、アダルトな女性達も星騎士として戦っているんですがね…

マハムート

 「宵闇の極星」妃竜院マハムート。新星学園3年生で新星寮「イルーナ」寮長。名前のとおりドラゴンに変化できることが今回のイベントで判明しました。しかしイベントのボスになるとは。欲しくて仕方がなかったのですが、どうしても来てくれないので、スターピースを貰ったり買ったりしてようやく500個集めて入手しました。

制服マハムート

 非常に優秀な炎属性のサポーターで、特に敵を強制移動できるEX2スキルが強力です。同じ能力を持つマリオンと同時運用すれば敵を寄せ付けず一方的に攻撃し続けられるはずです。…EXゲージ消費が激しくなるので、ゲージの管理がちゃんとできれば。見かけはロリですが、マムと呼ぶことを強いてきたり、そうは言っても心配りもちゃんとするという、畏怖とやさしみに溢れています。

サチ

 「幸運の魔法少女」白詰サチ。中学校に当たるらしい流星学園付属校の3年生で、生徒会長を務めています。水属性のサポーターで、一見人間族に見えますが、よく見ると耳が尖っていて魔族になります。本当は人間族と魔族のハーフなんですが、その場合は魔族扱いになるようです。人間族と神族のハーフの星騎士も神族扱いになっていますし。

制服サチ 

 また出たロリキャラ。だからロリコンじゃないっちゅーに。しかしその性能の高さは定評があり、いろんな人のパーティーに組み込まれているのを見て欲しかったのは事実です。クリスマスヨミのガチャを引いているところにすり抜けで来てくれましたが、嬉しくて思わずヨミを諦めてしまいました。

世界を救う魔王を目指せ 
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好きな声優さん第7期(その13):ファイルーズあい~キャスト欄で見るたびに気になる名前

小春日和の猫

 今日は小春日和で、とても暖かい日でした。布団干しがはかどります。冬眠に入ろうとするクマが起き出して来やしないかちょっと心配になりますが、頼むからもう寝て欲しい。今年は暖冬という予報ですが、温暖化が進むと本来冬眠していた動物も終年うろつき始めたりするのでしょうか。

ファイルースあい1

 本日は「好きな声優さん」です。既に90人も取り上げてきたんですね。91人目にして第7期の掉尾を飾るのは、キャスト欄で名前を見るたびに「おっ!?」と二度見してしまいがちなファイルーズあいです。

ファイルーズあい2

 ファイルーズあいは1993年7月6日生れで東京都出身。パパンがエジプト人で、小学5年生から2年ほどはエジプトで暮らしたそうです。国際化が進んでハーフの人もそう珍しくはありませんが、それでもエジプト人と日本人のハーフは珍しいかも知れませんね。

ブリちゃん

 声優にもハーフの人はいて、例えば私が愛して止まない「ハルチカ」の穂村千夏を演じたブリドカットセーラ恵美は、パパンがオーストラリア人。彼女については好きな声優さん第6期(その2)(https://https://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-1595.html)で取り上げていますが、最近はどうも私が視聴する作品と彼女が出演する作品の相性が悪くて。

Lynn.jpg

 また2016年以降アニメ出演が多く多彩な役を演じている人気声優のLynnはパパンがアメリカ人です。この人についても既に好きな声優さん第7期(その7)(https://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-1953.html)で取り上げていますが、激マブウマ娘・マルゼンスキーの他、「ぼくたちは勉強ができない」の桐須先生とか「私に天使が舞い降りた!」の変態不審者松本香子が強く印象に残っています。

ファイルーズあい3

 といういことで、ハーフ声優としては当ブログで取り上げるのは3人目なんですが、一番見た目にインパクトがあって、ハーフと言うより、ザ外人といった印象があるのがこの人ですね。そのせいか、中学生になって日本に帰国したものの、クラスに馴染めずに悩んでいたそうです。しかし、当時手にした「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」を読んで主人公の空条徐倫に憧れ、ファン同士の朗読会に参加する中で演技にも興味を持つようになり、「声優になって、『ジョジョ』がアニメ化したら出演したい」と声優を目指すようになりました。この願いは後に見事に叶うことに。

ジョジョ風ファッションのファイルーズあい

 高校卒業後はグラフィックデザインの専門学校に入学しますが、声優になりたいという想いが再燃し、働いて貯金した金でプロ・フィットの声優養成所に入所し、同所属の声優になりました。プロ・フィットを選んだ理由は、講師の塩屋翼がアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」でツェペリ男爵を演じていたため、「プロ・フィットに所属すればジョジョのアニメに出演できるんじゃないか」と考えたからだそうです。

空条徐倫

 2022年から23年にかけて3クール全38話が放映された「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」では念願の空条徐倫を演じることとなり、「12年間追い続けていた夢が叶ったことの喜びで涙が止まりませんでした」とコメントしています。

中山きんにくんとファイルーズあい

 声優として注目されたのはデビューした2019年に、いきなり「ダンベル何キロ持てる?」の主人公紗倉ひびきに抜擢されたことでしょう。プロとして初アフレコであり、無名の新人ながら主役ということもあって大きな話題となりました。もとも筋トレが趣味で、週3でジムに通うほどだそうですが、見事に趣味が生きた形ですね。

ファイルーズあいの絵

 趣味は筋トレのほか、乗馬では技能検定4級を取得しています。完全なアウトドア派かと思いきや、絵を描くことも趣味の一つであり、上記画像は作品の一つです。好きな漫画・アニメは「魁!!男塾」「北斗の拳」「賭博黙示録カイジ」「アカギ〜闇に降り立った天才〜」などを挙げており、男臭いというか熱血少年漫画好きというか。

紗倉ひびき

 それでは私が知っているファイルーズあいの出演作品について。例によって原則古い順です。まずは前出「ダンベル何キロ持てる?」の紗倉ひびき。格闘漫画「ケンガンアシュラ」「ケンガンオメガ」と同じ世界観の作品ですが、本作ではバトルはなく筋トレ一筋です。

筋トレ軍団

 ひびきはアルファベットをAからLまでしか書けないという“アホの子”で、ぽっちゃり体型でしたが、規格外の身体能力の持ち主で、トレーニングの継続で筋肉は順調についていますが、食欲が運動量を上回ってしまう為、ぽっちゃり体型にはなかなか変化が見られません。親友の上原彩也香や生徒会長奏流院朱美ら他の筋トレ仲間のグッドプロポーションが憎い(笑)。

ヴァルキュレ

 「慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜」のヴァルキュレ。破壊の女神にして統一神界では最強の女神です。見かけによらず趣味は絵を描くことですが、だからファイルーズあいが選ばれたのか。

まるで最中 

 自身が大ダメージを受ける最終破壊術式「天獄門(ヴァルハラ・ゲート)」の威力は凄まじく、主人公竜宮院聖哉から魔王を倒すための手段として教えるよう乞われました。当初は人間なら死が確実なほどの生命力を代償とする技なので教えるつもりはありませんでしたが、命と引き換えにしても魔王を倒そうとする聖哉の覚悟を認めて習得させることに。習得シーンはほとんどベッドシーンみたいで、見たアスタルテがぶっ飛んでましたが。

えりぴよ

 「推しが武道館いってくれたら死ぬ」のえりぴよ。岡山で活動する地下アイドルグループ「ChamJam」の人気最下位メンバー市井舞菜の熱狂的ファンでフリーターの20歳。収入のほぼ全てを舞菜のファン活動に充てており、自他共に認める舞菜トップオタですが、押しが強すぎるえりぴよと不器用な舞菜の間では上手く会話が成立せず、結果として塩対応みたいになっています。

えりぴよと舞菜

 ちなみに市井舞菜を演じていた立花日菜は「ウマ娘プリティーダービー」のサトノダイヤモンドでブレイクした感があります。私が好きなだけかも知れませんが(笑)、ダイヤちゃんはアニメが終わったらぜひ「好きなアニメキャラ」で取り上げましょう。

アリシア

 「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」のアリシア。ゲーム内では主人公ヒロの幼なじみにあたるNPCキャラで、金髪碧眼の美少女です。しかし、ヒロが誤ってアリシアの兄マーチンを殺してしまったことでヤンデレ化し、ヒロを殺しあの世で3人で仲良く暮らそうと付け狙うようになります。

ヤンデレアリシア

 ゲーム内では幼なじみを仲間にするプレイヤーも多いため、戦闘力やすばやさが高く設定されており、普段からリンゴを剥いていたためナイフの扱いに長けています。通り名は「地獄の果物ナイフ使い(ヘルズ・フルーツスライサー)」ですが、この通り名を得た幼なじみは、普通の幼なじみと比べ攻撃力と素早さが10倍以上に跳ね上がっているそうです。ヒロがマーチンの亡霊と和解したことで味方になってくれますが、ヒロが軽率な行動を取ると敵になったり味方になったりを繰り返すことに。

アンジェリカ

 「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」のアンジェリカ・ラファ・レッドグレイブ。乙女ゲーム内ではいわゆる悪役令嬢ですが、作品内ではヒロインの一角。本来ヒロインであるオリヴィアが、そのポジションを謎のキャラ・マリエに奪われているせいで、オリヴィアとも仲良しに。主人公リオンによって破滅ルートは回避されてからは、オリヴィアと共にリオンとの距離を縮めて行こうとします。

アリアン 

 「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」のアリアン。主人公アークの相棒となるダークエルフの戦士です。人間に捕まったエルフの解放のために活動していたところでアークと知り合い、協力してエルフ救出を行うことに。この作品、主人公に好感が持てるので結構好きでした。2期やって欲しいですが…

入浴アリアン

 魔術や剣術、体術に優れてた一流の戦士ですが、アークの能力が破天荒すぎるのでかすみがちです。パパンはエルフの里の長老をしており、お嬢様といえばお嬢様。ママンのグレニス(CV皆口裕子)はアリアンの剣術の師匠でもあり、剣技ではアークよりも強いという。

デルタ

 「陰の実力者になりたくて!」のデルタ。七陰第四席で黒髪ロングヘアーの犬系獣人です。本名サラ。戦闘能力は七陰の中でも突出しており、二つ名は「暴君」。ただ知力は乏しく頭が悪くて戦闘技術を覚えられないため、「鉄砲玉」とか「特攻兵器」とも呼ばれています。

シャドウとデルタ

 戦闘力至上主義者ですが、シャドウには一目見て格が違うことを察して服従のポーズを取ったほか、アルファにも知能の差で負かされた模様。七陰は頭が良い子が多く、シャドウの言動を勝手に解釈しては様々な戦略を練っていますが、会議では基本デルタは寝ています。頭が悪い者同士ということで、作中シャドウがわりと素で接している珍しいキャラとなっていますね。

プライド王女

 「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」の主人公プライド・ロイヤル・アイビー。フリージア王国の第一王女で、乙女ゲーム「君と一筋の光を」のラスボスです。ゲーム内でのプライドはラスボスらしく頭脳と戦闘力はチート級ですが、悪虐非道な性格で様々な悲劇の元凶となっていました。

外道プライド

 本作では8歳でこのゲームをプレイしていた前世の記憶が蘇り、以降は悲劇を未然に防ぐため、自己研鑽しながら他者の為に努力することに専念しており、その結果誰からも慕われる理想的な王女となっていますが、本人はゲームの運命のようにどこかで道を踏み外すのではないかと恐れています。悪いプライドを演じている時の方が生き生きとしている気がしますが(笑)。

筋トレファイルーズあい

 25歳を過ぎてデビューという遅咲きながら、デビュー以降のアニメ出演数は非常に多く、かつメインキャラを演じる機会も多いので、完全に人気声優の仲間入りをしている観があります。活動歴はまだ浅いですが、今後の活躍にも大いに期待ができる存在で、その証拠に2024年度アニメにも多数に出演が決まっています。アラビア語も使えるそうなので、ちょっとニッチかも知れませんが替えが効かない存在になるかも知れません。

三島紀行(その2):世界遺産・韮山反射炉

猫サンタ

 少々早いかなと思いつつ、来年の手帳とカレンダーを買ってきました。いつもは中旬くらいにそろそろ買おうかと思うのですが、新たなスーパーを訪ねる途中に書店を見かけて。次はいつ来るのかわからないので、思いついた時にやっておこうと。新年を迎える準備はちょっとずつ進めておきたいものです。

マックバリュ三島広小路店

 さて昨日の続きですが、恒例の地元スーパーで惣菜を買おうと思い、Googleマップで評価の高い店に向かいましたが、なんと休日。働いている人にとってはホワイト職場かも知れませんが、スーパーに定休日があると思いませんでした。やむなく遠回りになるけどマックスバリュへ。買う惣菜は毎度変わり映えしないしないのですが、茹でたウインナーがあったのは珍しかったですね。

ドーミーイン三島

 そして向かう宿はお気に入りのドーミーイン。これがあるから三島を選んだという説もありますが、宿泊料が時期によりかなりお高くなるのは玉に瑕。まあどこのホテルチェーンもそうなんでしょうけど。私はドーミーインは“お高めのビジホ”と考えているのですが、実際にはどうなんでしょうか。

大浴場

 “富嶽の湯”と銘打っていて、富士山が見えるのがウリのようですが、この日は見えず。というか湯気で曇っているからだいたい見えないんじゃ。じゃあ露天風呂へ行けという話なんですが、ここの露天風呂は大浴場に比べてやたら小さくて。ま、ドーミーインも地域差はあるということなんでしょう。個人的には無料ラウンジサービスがあって無料マッサージチェアもあった金沢のドーミーインはこれまででも最高のドーミーインだったと思います。

ディープブレンドポケット瓶

 今回はハイボールを作って飲もうと思って、仙台で買ったウイスキーを持ってきました。ブラックニッカディープブレンドとジョニーウォーカー黒ラベル。奇しくも黒ずくめになってしまいましたが、ポケット瓶があったもので。メーカーズマークも心惹かれたのですが、小瓶(180~200ml)ではなくハーフボトル(350ml)でした。小瓶もアメリカンサイズなのか。

ジョニ黒ポケット瓶

 ディープブレンドは飲みきり、ジョニ黒は半分ほど飲んでバタンキュー。大変美味しゅうございました。特にディープブレンドは、かねてコスパがいい酒とは聞いていましたが、これほど美味しく飲めるとは。正月用に買ってもいい気さえしますが、さすがに正月はもうちょっとお高い酒を飲みたいので、やはり旅先で飲みましょう。

駿豆線

 さて翌日は伊豆箱根鉄道駿豆線に乗って韮山反射炉へ。駿豆線は修善寺まで結んでいるので、終点まで乗って竹林の小径に行くというのもありなんですが、10年ぐらい前に行ったことがあるので今回は未見の場所へ。「いずっぱこ」の愛称を持つ駿豆線ですが、三島も修善寺も伊豆国なので駿河国が出てくる余地がない気もしますが…かつては駿河国の沼津と三島も結んでいたので、その名残のようです。

伊豆長岡駅

 韮山駅もあるのですが、韮山反射炉に一番近いのは次の駅である伊豆長岡駅です。西に向かうと伊豆長岡温泉がありますが、反射炉に向かうために東に向かいます。もちろんテクシーで。

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 スマホが普及してからというもの、Googleマップを常時見られるので本当に便利ですね。今日も晴天で富士山が見えます。電線が邪魔なんですが、電線のない場所はないものか。

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 迷うことなく歩き続けると、遠くに反射炉が見えてきました。駐車場には車もちらほら。普通は車で来るんでしょうかね。徒歩でやってくる私は少数派なんでしょうか。公共交通機関と徒歩のほうが温室効果ガスを削減できるんでは…と二酸化炭素を盛大に吐き出しながら思ったりして。左側の建物が2016(平成28)年に整備された韮山反射炉ガイダンスセンターです。

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 入場料は500円。ちょっと高い気がしますが、2015(平成27)年に世界遺産に登録されたせいでしょうか。なお世界遺産には「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として8エリア23資産が登録されており、反射炉はエリア3の韮山の唯一の構成資産です。

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 韮山反射炉は、高さ15.6mの連双2基で合計4炉で構成されています。1922(大正11)年に史跡に指定され、2007(平成19)年には近代化産業遺産に認定されています。世界遺産としてのタイトルは「明治日本」ですが、この反射炉は江戸時代に築造され、大砲を製造しています。明治になるともう稼働していなかったので、タイトルと若干ずれている気もしますが、他の資産にも幕末期のものが含まれているので、幕末~明治初期のものというイメージなんでしょう。

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 どうしても高くそびえる煙突に目が行ってしまいがちですが、反射炉の本体はこちら。左が鋳物鉄投入口で、右が石炭投入口。作業は夜通し行われたそうです。

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 反射炉で製造された大砲のレプリカと記念碑。口径は反射炉製の大砲と違うそうで、まあイメージ像という感じでしょう。

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 明治期は風化が進んでいましたが、韮山村の有志が反射炉敷地を買い、陸軍省に献納したことで陸軍省所管となって再工事され、 以降は韮山反射炉保勝会が維持・管理を行ってきました。特徴的な鉄フレームは1957(昭和32)年の保存工事で追加されたものなので、当時はありませんでした。

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 反射炉で鋳造した大砲の砲身に砲口をくり抜くのには水車が使われたましたが、その動力源となったのがこの古川。河川改修し、反射炉側へ流れを蛇行させ、取水口から木樋で水車に水流を供給したそうです。世界遺産としては、古川を河川改修した区間約144メートルも含まれています。

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 反射炉遠景。晩秋らしい穏やかな風景ですね。反射炉の向こうにはガイダンスセンターの建物があるのですが、こちらからだとほとんど見えません。

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 伊豆長岡駅に戻る道すがら、電線のない好ロケーションを発見し、撮影した富士山。下に民家の屋根が映り込んでいるのはご愛敬ということで。やはり電線がないのはいいですね。

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 三島駅の新幹線ホームから見た富士山。なんのことはない、ここが一番の富士山ビュースポットでした。雪が積もったせいで、正面に1707(宝永4)年に噴火した際の宝永火口がくっきりと。以来300年以上富士山は噴火していないので、最新の火口です。もっといろいろ観光してこいよというツッコミもあるとは思いますが、どうも最近は酒を飲みに旅行しているような感じで。正月以外は家飲みをしなくなって5年。無理に我慢しているつもりはないのですが、旅先の宿では酒解禁となると、観光そっちのけで飲んでいるような。

三島紀行(その1):12年ぶりに訪れました

ツリー猫

 いよいよ一年のどん詰まり、12月になりました。月が変わったからといって季節が急に動くわけではないはずですが、先月末からやたらに寒くなってきました。これは気候の忖度なのか。11月中はエアコンを使わないぞという気持ちでいましたが、30日の夜から思わず使ってしまいました。なおエアコン使用を控えていたのは地球温暖化だどうだとかCO2排出量がこうだとかいう高邁な理由からではなく、電気料金を節約したいというセコい理由からです。

三島駅

 本日は先日訪れた三島の話を。三島は初めてではなく、3回目になりますか。1回目は小学生時代に家族でイチゴ狩りに行ったのですが、1年生か2年生ぐらいだったので、新幹線に初めて乗ったとか、イチゴにつける練乳がすぐなくなったとかぐらいしか覚えていません。2回目は東日本大震災直後の3月下旬で、下田のホテルに宿泊する予定だったところ、在来線が復旧しておらず、キャンセルするしかないかと思っていたところ、ホテルから熱海まで送迎車を出すという話になり、東海道新幹線は早々に復旧していたので予定通り行くことに。熱海は2、3年前に訪れていたので、少し足を伸ばして三島で遊んでから熱海で送迎車に乗ったのでした。

三島の水路

 その時の三島の印象が、富士山のそばであちこちに水路があって綺麗な水が流れていて、なんとなく年を取ってから住むのにいいかもという感じだったので、今回改めて引退後の隠棲先にどうかと見に行った感じです。筑波嶺に住み続けるというのももちろんありなんですが、なんとなく暖かいところに惹かれて…。晩秋だったから?

牛タンメンチカツ定食

 ゆっくり仙台を出て新幹線を乗り継いで三島に着いたのは1時過ぎ。駅前の「大衆食堂安べゑ」で牛タンメンチカツ定食とハイボールの昼食。そもそもメンチは好きなんですが、仙台に住んでるせいか牛タンと聞くとなおさら放ってはおけず(笑)。おいしかったです。

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 そして駅前すぐにある市立公園楽寿園に。寺社領だったり皇族の別邸だったりしたのを市が購入して公園としたものですが、有料。国の天然記念物および名勝に指定されていたり、伊豆半島ジオパークのジオサイトに指定されたりしているのでしょうがないか。300円なんで観光客としては文句はないですが、住んでる人からすると毎日散歩で訪れる場所という感じではないかも。

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 菊まつりの最中ということで菊をあしらったモニュメントが。久能山東照宮の本殿(御社殿)を模したものです。オリジナルは国宝。東照宮というと真っ先に日光のものを思い出しますが、徳川家康が埋葬されているのは静岡の久能山。

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 こちらは久能山東照宮の鼓楼を模したものです。オリジナルは重要文化財。

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 紅葉も鮮やかです。11月上旬に訪れた弘前の植物園はもう閉鎖されているはずです。さすが静岡、北国とは違うなあ。

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 静態保存されている蒸気機関車。ローカル線用の貨客兼用として設計されたC58型で、愛称はシゴハチ。デゴイチで知られるD51と同様に全国各地で活躍していたので、各地で静態保存されており、動態保存されているものも2両あるそうです。

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 園内にはあちこちに変わった灯篭があるそうですが、大きさに驚いたのはこの楽寿灯篭。

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 広い園内は小動物園やのりもの広場もありますが、私としてはこういう風景の方に惹かれます。

楽寿館

 皇族小松宮別邸として1890(明治23)年に建てられた京都風の高床式数寄屋造りの楽寿館。時間制で内部の見学ツアーがありますが、前回入っているので今回はパス。

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 館内にはいらなくても庭園は自由に散策できます。やはり紅葉は晴天に似合いますね。この日は仙台はかなり寒かったのですが、三島ではちょっと汗ばむぐらいでした。さすが静岡。

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 楽寿館の南に広がる小浜池。池の水位は季節によって変化し、降水量の多い夏期に増加、冬季に減少するそうですが、晩秋のこの日は干上がっていました。前回来た3月下旬も干上がっていたので、池らしい姿を見たことがありません。

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 正面からの楽寿館と小浜池。石庭と思えばそれはそれで…

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 楽寿園を出て三嶋大社に向かう途中にあった源兵衛川。三島を代表する清流で、初夏の夜にはホタルが舞うそうです。

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 源兵衛川を流れる富士山の湧水は、年間を通じて15~16℃だそうで、夏は涼しく、冬は暖かく感じるとか。楽寿園に湧き出す富士山の伏流水が源流だそうなので、小浜池を満たすほどではないものの、水はちゃんとあるんですね。

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 三嶋大社の鳥居をくぐったところから参道。鳥居も入れたいのですが、そうすると道路の向かいからじゃないと撮れないのです。なお三嶋大社正面の道路は東海道なので、往時は行き交う旅人はこぞって参拝したことでしょう。今の1号線はもっと南を通っていますが。

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 総門(外構えの門)。昭和6(1931)年竣工。台湾檜を使用した昭和の代表的神社建築だそうです。

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 神門。嘉永7(1854)年に東海地方を襲った安政東海地震の後、慶応3(1867)年に再建されたものです。その他の主要社殿も同時期に落成しています。総欅造。

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 拝殿前に建てられた舞殿。元来は神楽祈祷を行う場でしたが、後に舞の奉納が主となったので「舞殿」と称されるようになったそうです。現在では各種神事でも使用されており、この日もたくさんの人が入って神事を行っていました。

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 立派な拝殿。さすが伊豆国一宮にして総社。正面は拝殿ですが、その後ろに本殿・幣殿が接続する複合社殿となっています。

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 拝殿を横から見たところ。左の屋根が本殿です。

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 境内にある「たたり石」。「たたりじゃ~!八つ墓のたたりじゃ~!」という角川映画のCMを思い出しますが、この石の「たたり」は、糸のもつれを防ぐ=人の流れを整理するという意味で用いられていた「たたり」(絡垜)だそうです。元は東海道の中央にでーんと据わっていて、東海道を行き交う人の流れを整理していたのだとか。しかし人の往来が激しくなって邪魔になり、石を取り除こうとする動きがあった際、その度に災いがあったことから、「祟り」に置き換えられてしまったとか。じゃあやっぱり「祟り」でもあるんかい(笑)。しかし大正時代に道路改修のためにあえなく境内に移されたそうです。三嶋大社の神威には勝てなかったか。

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 同じく境内にある若山牧水の歌碑。「のずゑなる 三島のまちのあげ花火 月夜のそらに 散りて消ゆなり」。大正9(1920)年の作で、8月15日の大社の夏祭りの花火を見て詠んだそうです。

好きなアニメキャラ(その156):椎名真昼(お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件)


冬の始まり

 この冬一番の冷え込みで風花の舞う仙台。日差しはあるので、窓を閉めていると部屋の中は暖かいのですが、戸外では冷たい風が吹いて寒いです。こう寒くなってくると温泉が恋しいですね。というわけで、明日はドーミーインに泊まりに行ってきます。行き先についてはまた記事にしますので今は秘密。

椎名真昼

 本日は「好きなアニメキャラ」です。今年の冬アニメだった「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」のヒロイン、「天使様」こと椎名真昼を紹介しましょう。

五冠達成

 「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」(略称「お隣の天使様」)はタイトルの長さから察せられるとおり佐伯さん(これがペンネームです)が「小説家になろう」に連載していた小説が原作で、2022年12月時点でシリーズ累計発行部数は100万部を突破しているほか、2024年版「このライトノベルがすごい!」では、文庫部門で首位を獲得したほか、ウェブアンケート、イラストレーター部門、キャラクター女性部門、キャラクター男性部門を含め5冠を達成する人気ぶりです。

周と真昼

 中学時代に友人達(と思っていた連中)に裏切られたことで人間不信になり、高校進学を機に地元を離れて一人暮らしを始めた主人公藤宮周の住むマンションの隣室に住んでいたのがヒロインの椎名真昼でした。二人はクラスメートでしたが、家が隣同士であったことはお互いに知りませんでした。

容姿端麗で成績優秀
スポーツもこなす真昼
おごらず謙虚

 真昼は学校のテストでは常に1位を取り、体育の授業でも活躍する文武両道で、それでもおごらず謙虚な姿勢と可憐な容姿から「天使様」と呼ばれ、男女問わず人気のある女の子でした。加えて料理など家事全般も得意で、一見非の打ち所がない、「ときめきメモリアル」の藤崎詩織のようなタイプです。学園のアイドル的存在ですね。

初登場真昼

 その真昼が雨の日に傘も差さずにうつむいてブランコに座っているのを見かけた周は、見かねて差していた傘を押しつけるように真昼に貸しますが、代わりに自分が風邪母親から邪険に扱われを引くことに。借りは返す主義の真昼は看病を申し出ますが、周の生活力ゼロな汚部屋と不摂生な食生活に呆れ、掃除や食事の提供をしているうちに、次第に通い妻のようになっていきます。

甘やかす天使様

 作り物のような「天使様」に興味を持たなかった周ですが、結構辛辣な「素」を見せる真昼に次第に惹かれていくことに。一方真昼も、実は両親に愛されずに成長したことから愛情に飢えており、生活力はないが紳士的な周の世話を焼くことが心を満たしていくことに。

髪を縛る天使様

 正直周が一人暮らしに到った経緯は大したことなくて、誰にでも起こりそうな「よくあることじゃね?」といった感じです。あれで両親の元を去って一人暮らしを始めるというのは、さすが「なろう」系と言わざるを得ませんね。一方、真昼の方は両親から愛の代わりに金を与えられるような幼少期を過ごしており、家事全般が得意なのも、親の代わりに育ててくれた家政婦さんから習ったという。

真昼ママン

 雨の日にブランコに乗っていたのも、母親から邪険に扱われたショックからでした。7話で登場したそのママン、小夜という名前でCV中原麻衣ですが、とにかく真昼に冷たい冷たい。そういう演技の時の中原さんの声は本当にキツそう。パパンとは恋愛ではなく、出来ちゃった結婚だったらしく、夫婦仲も親子仲も冷え切っているようです。

愛を知らずに育つ

 パパンは未登場ですが「朝陽」という名前で、「朝陽」と「小夜」の子、つまり親が朝と夜なので子は昼ということで真昼と名付けられたそうです。そういうエピソードを聞くと愛がなかった訳ではないようにも思えますが…

駄目になる周

 愛に飢えた反動か、真昼の周への世話焼きは高校生同士にしては度が過ぎたレベルで、ほぼ通い妻状態。駄目人間にされるというのもむべなるかなと思いますが、じゃあ真昼と出会う前の周は駄目人間ではなかったのかと言えば、もっと駄目人間だったような気がします。「駄目人間」が、「真昼なしでは駄目人間」になったというのが真相でしょうか。

天使の耳かき

 真昼に耳かきしてもらう周。うらやまし過ぎます。自分もやって貰いたいという方にはこちらがおすすめ。



 メイドに扮した真昼が耳かきしてくれます。



 こちらはおしとやか後輩になった真昼が耳かきしてくれます。



 こちらは「やおよろ温泉郷」でご奉仕する羊神まよいに扮した真昼がご奉仕してくれます。

天使の膝枕

 こういうのが無料で楽しめるのだから良い時代ですね。高音質でフルバージョンが聞きたいという方はぜひ購入して下さい。

若妻風天使様

 本作は基本周が真昼にお世話され、たまにお返しをして仲を深めると共に、友人達と交流したり、真昼がクラスメートに素の自分を見せ始めるという感じの作品でした。真昼に憧れていたクラスメートからすると、真昼が周と付き合うことで「天使様」からただの人間に堕ちてしまったかのように感じるかも知れませんが、「天使様」は虚像だったので。

人望のある真昼

 もっとも周にとってはまがい物の「天使様」だった真昼が自分にとっての本物の天使になっていくように感じているのではないかと。自分だけの天使…たまらんですね。ぜひ駄目人間にして貰いたいものですが。

天使の誘惑1
天使の誘惑2

 大胆に迫ってくる真昼。深夜の真昼(なんだそれは)はいつもより大胆…しかしこれは周の夢でした。起きた直後パジャマのズボンを洗濯機に入れていましたが、それはつまり…

添い寝希望

 こちらは実際の真昼。添い寝しろとベッドをペシペシ叩いて誘っていますが、代わりにぬいぐるみを置いて去る周。紳士と言うべきかヘタレと言うべきか。まあこの時の真昼は添い寝以上のことは望んでいなかったようなので、去って正解でしょう。

石見舞菜香

 CVは石見舞菜香。2016年のデビューから順調に成長している感じで、今年の出演作品の数の凄まじいこと。ご本人はネガティブ思考が強く、自己評価を低く見る傾向があって、スタッフから演技を褒められても素直に喜べないタイプらしいですが、そんなところは真昼に似ているかも知れません。

サクナ・メモワール

 今季は「ひきこまり吸血姫の悶々」でサクナ・メモワールという可憐にして気弱で優しい、しかし実はかなりの闇を抱えた少女を演じています。

リーニエ

 また「葬送のフリーレン」では、既に退場してしまいましたが大魔族「断頭台のアウラ」の配下リーニエを演じていました。魔力探知が得意で、フリーレン一行の斧使いのシュタルクと交戦。記憶した相手の技を真似る「模倣する魔法」を使い、シュタルクの師匠アイゼンの技を使って驚かせましたが、技は真似られても重さが全然違ったらしく、肉を切らせて骨を断つ戦法で倒されてしまいました。

石見舞菜香2

 個人的には可憐な少女役はもちろんいいのですが、可憐な役もいいけどヤバい役をやるとさらに輝く上田麗奈(「ダークギャザリング」での悪霊娘の役は凄かった)のように、ヤバい役も演じていって欲しいですね。今回のリーニエはその嚆矢ではないかと。

好きな声優さん第7期(その12):高尾奏音~JSでデビューした早熟声優

枯れ葉の中の猫

 11月も早いものでもうすぐ下旬。七五三くらいで大きな行事のない月でしたが、最近はアメリカ由来のブラックフライデーなんてものが入ってきて、第四金曜日(2023年だと24日)に様々な店が特別価格で商品を販売したりしています。11月の第四木曜日が感謝祭(サンクスギビング)で、翌日が感謝祭プレゼントの売れ残り一掃セール日だったことが由来だそうで、買い物客が殺到して繁盛し、黒字になることから“黒字の金曜日”という意味でブラックフライデーとなったとか。

ブラックフライデー

 今年の場合日本でも前日の23日は勤労感謝の日でお休みですが、名称こそ感謝祭には似ているけど、特にパーティーとかはないので売れ残り一掃もなにもないんですが…ま、クリスマスもハロウィンも賑やかに騒ぐところだけ取り入れている国民なので、大売り出しという部分だけ輸入したというところでしょうか。旅行用リュックとか欲しかったりするので、安かったら買おうかしらん。

高尾奏音1

 本日は久しぶりに「好きな声優さん」です。5ヶ月ぶりですが、その前は9ヶ月ぶりだったのでまだまだ(?)。今回はまだ若いのに思いのほかキャリアが長い高尾奏音を紹介しましょう。

ピアノコンクール時

 高尾奏音(かのん)は2002年9月10日生れで東京都出身。幼少よりピアノに親しみ、2013年にはミラノ国際ジュニアピアノコンクールにて最高位ASSOLUTOを受賞しています。兄の高尾奏之介は作曲家・ピアニストとして活躍しており、奏音という名前が本名であることから、音楽に造詣の深い家の出身のようですね。

アーススタードリーム

 2014年に「国民的声優グランプリ」で12歳にしてグランプリを受賞。同年中に声優ユニット「アース・スター ドリーム」の最年少メンバーとしてデビューしました。画像では前列のピンクの子が高尾奏音です。声優を目指したきっかけは、兄にオーディションへの応募を勧められたからだそうですが、家族もアニメ、アニメソング好きだったそうで、アニメオタクとしての側面もあるようです。

高尾奏音2

 前出の「アース・スタードリーム」は所属事務所のアース・スター エンターテイメントが2018年に声優・タレント事業から撤退したことにより消滅。高尾奏音は同事務所退所後も声優・タレント活動を継続し、竹達彩奈らが所属するリンク・プランに移籍しました。

あにトレ!EX

 「アース・スター ドリーム」は歌手活動でしたが、声優としてのデビュー作は2015年のきらら系アニメ「城下町のダンデライオン」のモブ役でした。同年のショートアニメ「あにトレ!EX」でメインキャラの一人平岡優を演じました。

ゴトランド

 私がこの人を知るきっかけとなったのは、「艦隊これくしょん-艦これ-」に2018年に実装された瑞(スウェーデン)軽(航空)巡洋艦ゴトランドのCVを務めたことからです。収録時15歳ということは多くの提督(プレイヤー)に衝撃を与えましたが、ゴトランドのキャラ付けが非常にユニークであったこともざわつさせる原因だっと思われます。

ゴトちゃんと中の人

 ゴトランドは物静かで落ち着いたイメージを与える外見とは裏腹に、かなりアクティブかつ明るく気さくなな性格をしており、提督に対してもやたら距離感が近く、彼女面をしてきます。艦娘達の中には提督に好意を寄せる「提督LOVE勢」と呼ばれる艦娘がいるのですが、ゴトランドの長く連れ添った感はほぼ嫁。



 その嫁度は、「ケッコンカッコカリ」で指輪を渡される時においてさえ「なあに?改まって……変なの。私とあなたの仲じゃない?今更、そんな形式的なの重要?」と言ってのけるほど。「実はゴトランドは初期からいたんじゃないか?」と勘違いする提督が続出し、名誉初期艦なんて言われたり。もっとも、私が入手したのは2020年3月末だったんですけどNE!実装後1年半かかった…

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 高尾奏音はその他軽空母神鷹、海防艦八丈、同石垣、英軽巡シェフィールドと、5隻の艦娘のCVも担当しています。艦これは6隻で艦隊を構成するので、あと一隻担当すれば高尾奏音艦隊が出来るのですが。

ゴトランドのコスプレをする

 余談ですが、「艦これ」では艦娘を複数担当する声優さんが多く、6隻以上担当すると「〇〇艦隊」とか呼ばれます。個人的には11隻もの艦娘のCVを担当し、戦艦、航空戦艦、空母、重巡、雷巡を揃えた大坪由佳艦隊が最強なんじゃないかと。金剛型戦艦四姉妹を揃える東山奈央艦隊もなかなかに強力ですが、空母がいないので大坪艦隊が相手だと制空権を取られてしまうのが泣き所。“対空番長”摩耶はいますが…

ラティナ

 閑話休題。それでは私が知っている高尾奏音が演じたキャラです。例によって原則古い順。まずは「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。」の“うちの娘”ラティナ。彼女については「好きなアニメキャラ」で紹介済みなので詳細はそちらで(https://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-1733.html)。

アク

 「魔王様、リトライ!」のアク。「うちの娘」と同時期に放映していました。みなしごの村娘でしたが、村人から迫害されていて生け贄にされそうになったところを主人公九内に助けられます。九内を父のように慕うところはラティナにも似ていますが、純然たる村娘のようで特殊能力とかは一切ありません。

鶴木陽渚

 「放課後ていぼう日誌」の主人公鶴木陽渚(ひな)。おとなしく内向的な性格で、持ち前の手先の器用さを生かし、手芸部で楽しい高校生活を送ろうとしていましたが、強引に漁港の堤防でゆるい釣りをする「ていぼう部」に入部させられるはめに。しかし、次第に釣りの楽しさにはまっていくことになります。アニメ制作は動画工房で、メインキャラには川井田夏美、篠原侑、明坂聡美と今思えば錚々たる顔ぶれを揃えていましたが、「きらら」系ではなかった(「月刊ヤングチャンピオン烈」連載)せいか、キャラデザインに萌が少し足りなかったような。

ジンジャー

 「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」のジンジャー・タッカー。2期の「はめふらX」に登場した生徒会メンバーで主人公カタリナの後輩です。秀才ですが堅物でとっつきにくく、物事をはっきり言って敵を作りやすいタイプ。カタリナからは本質は優しい子と見なされていて、表面的な言動とは裏腹にカタリナを好いているというツンデレキャラでした。彼女の唯一の友人であるフレイ・ランドールは「好きなアニメキャラ」で紹介しています(https://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-1930.html)。

リット

 「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」のヒロイン、リットことリーズリット・オブ・ロガーヴィア。 「英雄」の称号を持つ王女様でしたが、王位継承争いを避けるために国を出奔して冒険者になりました。彼女についても「好きなアニメキャラ」で紹介しています(https://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-1982.html)ので詳細はそちらで。

アリス

 「レベル1だけどユニークスキルで最強です」のアリス・ワンダーランド。ダンジョン生れの少女で、冒険者としてのステータスは軒並み低いものの、ダンジョン生れの特性としてモンスターの位置を把握し、モンスターの出現を予知する能力があるほか、モンスターと会話が可能なようです。終盤登場だったので影がいまいち薄かったのが残念。

ティオーナ

 放映中の「ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜」のティオーナ・ルドルフォン。帝国辺境の貧乏貴族の娘ですが、最初の時間軸で主人公ミーア姫がギロチン斬首に到った革命の主導者です。学園時代にミーア姫がいびっていたのも原因の一つと思われますが、ミーア姫が「死に戻り」した現在は、他の貴族の子女にいじめられていたところを助けられたのでミーア姫に好感を持っています。それでもまだギロチンの運命からは逃れられていないようですが…

シャルロッテ

 これも放映中の「冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた」のシャルロッテ。異端の教えを広める謎の少女で、アンデッドを召喚したり奇襲をかけたりと主人公達と敵対していますが、信じていたものに裏切られたり両親を殺されたりと悲惨な過去がある模様。心底悪人という訳ではないようですが…みかけがロリメーテル(笑)。

プレシア

 アニメではありませんが、スマホゲーム「プリンセスコネクト!Re:Dive」第3部から登場し、最近実装されたプレシア。豚の獣人でパパンは第2部の敵ギルド「レイジ・レギオン」のアゾールド。リリ、クリアと共に「アルターメイデン」というギルドを構成し、主人公一行と同行しています。第2部ではラスボスエリスに操られて自我を失ったまま敵として出現していました。確か80連くらいで出てきてくれました。なんと10歳というロリキャラなんですが、「プリコネR」には8歳のキャラ(キョウカ)さえいるので最年少ではありません。

高尾奏音3

 21歳にして活動キャリア10年目という高尾奏音。子供時代からの声優活動というと小倉唯とかを彷彿とさせますが、小倉唯にダンスがあるように、高尾奏音にはピアノがあるので、ぜひ特技を生かして活動していって貰いたいです。個人的にはロリキャラもいいですが、ゴトランドみたいな等身大でフレンドリーなキャラをもって演じて欲しいです。

記憶に残る一言(その164):範馬勇次郎のセリフ(刃牙道)

晩秋に染まる猫

 晩秋は日が短いですね。仙台在住の今は西日本在住の頃より一層強く感じます。若い頃は日が長いのが嫌いで、夏至の頃なんかうんざりで早く暗くならないかと思っていたものですが、最近は暗くなるのが早いと気が滅入るようになりました。どういう心境の変化なんでしょうかね。子供じゃあるまいし暗くなったら外出できないとかはないんですが、外出したくはなくなります。昼行性になったのだろうか。

刃牙道

 本日は「記憶に残る一言」です。「グラップラー刃牙」シリーズ第四部「刃牙道」から主人公刃牙のパパン・範馬勇次郎セリフを紹介したいと思います。「刃牙道」は、幼年編や最大トーナメント編が描かれた「グラップラー刃牙」に続き、最凶死刑囚編や中国大擂台賽編が描かれた第二部「バキ」、ピクル編や地上最強の親子喧嘩編が描かれた第三部「範馬刃牙」に続いており、刃牙と勇次郎の最終決戦が描かれたので正直完結したのかと思っていたら、2年近く経って始まりました。なお第五部「バキ道」、第六部「刃牙らへん」もありますが、正直読んでいたのは「刃牙道」までです。

復活した武蔵

 「刃牙道」では、宮本武蔵をクローン技術と降霊術で蘇らせて刃牙を始めとする現代の格闘強者と戦わせるという展開で、人気の高かった烈海王が殺されたり、警察官が山ほど惨殺されたりと、それまでも充分無茶な展開でしたが輪を掛けて無茶苦茶な展開となりました。元凶は例によって徳川家十一代目当主という徳川光成ですが、これまでもどれだけ無茶苦茶をしても罪に問われないという“上級国民”ぶりでしたが、死刑囚とかピクルとかはともかく、宮本武蔵は彼がわざわざ復活させたので、おとがめなしはさすがにどうかと。そもそも本人は全く罪の意識がないし。

やりねぇ

 それはさておき「刃牙道」第78話「助言」。 範馬勇次郎が訪ねてきた本部以蔵と対面します。勇次郎は、かつては自分の殺傷本能を満たすためだけに格闘家をなぶり者にしたり、ベトナム戦争に乱入して米兵を殺戮しまくるようなトンデモ人物でしたが、連載が長くなるにつれて常識人的側面も描かれるようになってきました。刃牙シリーズは刃牙ではなく勇次郎の成長物語だったりして。

一回戦負けの本部

 一方の本部以蔵は、連載初期では超実戦柔術を追求し、多くの空手家を破壊したと言われる武道家で、「武神」「虎殺し」と呼ばれる神心会空手の創始者・愚地独歩のライバルであり、共に打倒勇次郎を目指す人物として描かれていました。しかし最大トーナメント編で一回戦負けを喫してからはずっと解説役に回っていたため、格闘強者が続々と登場する本作においては相対的に弱者のように見なされていました。

公園最強

 しかし、最凶死刑囚編において死刑囚最強とも目された柳龍光を圧倒したことから、対戦の舞台となった「公園最強の生物」とか「武器を持たせたら最強」とか言われるようになり、この辺りから強さのヒエラルキーに混乱が生じるようになりました。武器の使用まで入れた“真・総合格闘技”においての強者ということになるでしょうか。しかし武器使用可となると、銃器はどうだとか、戦車に乗ってきてもいいのかとか、超能力とか魔法バルトもありなのかとか際限なくなりそうです。

コニャックを堪能する勇次郎

 閑話休題、本部にコニャックを勧め、自らも一口呷る勇次郎。勇次郎はハーディ・ドス・ノールと言っていますが、これは架空の酒。

ハーディーノースドール

 モデルとなっているのはハーディ・ノースドールでしょう。ハーディ社はイギリス人のアントニー・ハーディーの創設で、その高い品質と技術により、世界中で高い評価を受けているそうです。リムーザン樽で30年熟成されたグランド・シャンパーニュがブレンドされ、ヴォージュのクリスタル職人によるクリスタルのデキャンタ瓶を使用しています。お値段20万超。

いい葡萄だ

 ため息と共に「いい葡萄だ……」と一言。昔だったらろくに味わいもせず、一本を一息に飲み干していた気がしますが、変われば変わるものです。

樽もいい

 「樽もいい……」とグルメかソムリエみたいなことを言う勇次郎。本部もあきれているような。そしておもむろにテーブルにある何かを摘まんで口に入れる勇次郎。

安物のキャンディーだ

 これが本日の記憶に残る一言です。「安物のキャンディーだ」とその正体を明かし、口中でかみ砕いて「コニャック(こいつ)によく合う」とグラスの残りを飲み干します。

純露

 実はネットでこの安物のキャンディーの正体は何かを探る記事もあり、味覚糖の純露だとかなめらかプリンパフェキャンディがよく合うだとか言われています。

キャンディー量り売り

 しかし画面を見ると包装のないキャンディーが硝子の皿に山盛りになっているので、アメ横とかの駄菓子屋で一山いくらで売っているキャンディーを買ってきたのかも知れませんね。純露を一粒ずつ剥いている勇次郎も、駄菓子屋でキャンディーを量り売りで買っている勇次郎も、想像すると笑ってしまいます。

ヘネシーのXO

 私はそもそもコニャックにあまり縁がなく、今まで飲んだ中で一番高いのは多分ヘネシーのXOだと思います。定番の酒ですが、これでも2万円超なのでこれ以上はとてもとても。確かにおいしいのですが、これとキャンディーが合うのかは不明です。仮に合わなかったとしても勇次郎に「もっと高いコニャックじゃないと」と言われたら反論できません。ああ、ヘネシーXO、飲みたくなりましたが、この円安ではなあ。

お宝映像

 その後、本部がとんだ「お宝映像」を見せてもらったとツッコミ、勇次郎は上機嫌に「浮かれてる……」と返します。刃牙との対戦後、久しく強敵に遭遇しないでいる中、剣豪宮本武蔵が蘇ったと知って孫悟空ばりにわくわくしているのだそうです。その後の展開は本編をご覧いただくとして…

いいキャンディーだ

 恒例のネタ画像です。キャンディーを口に入れて「いいキャンディーだ…」とつぶやく勇次郎。この時点で「おいおい」と言いたくなりますが…

安物のキャンディーだ2

 同じキャンディーを摘まんで「安物のキャンディーだ」とディスる本部。それを聞いた勇次郎の顔がなんとも言えませんね。この後どうなるんだろうか。それにしてもキャンディーか。のど飴ぐらいしか口にしなくなってどれくらい経ったか…

カロ

弘前紀行(その2):藤田記念庭園と弘前公園再び

晩秋の猫

 最低気温が4℃を切った仙台。今シーズン一番の冷え込みですね。全国的にも最低気温を記録した場所が多かったようですが、本当にしつこかったこの夏の余韻も遂に終焉を迎えたのでしょうか。もう立冬を過ぎているので当然といえば当然なんですが。

ブラックニッカディープブレンド

 弘前紀行の続きです。恒例のカイジ豪遊ごっこでテレビを見ながら一人宴会を楽しみましたが、ちょっと酒が足りなかった感じでした。このところ健康上の観点からストロング系は忌避しているんですが、1本くらいは入れてもいいのかも。次回はウイスキーの小瓶でも買って、ホテルでハイボールを作って飲むのもいいかも知れませんね。ブラックニッカのディープブレンドってちょっと興味があるんですよね。そうそう、正月に飲む酒も見繕わなければ。

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 今日向かうのは藤田記念庭園。弘前公園が想像以上日広くて見所が多かったせいで、昨日は訪ねられなかったのですが、場所は弘前公園のすぐそばです。その途上にあった旧第八師団長官舎。終戦後は米進駐部隊司令官の宿舎として使用され、その後は市長公舎として利用されたそうです。国の登録有形文化財ですが、大きさはかつての三分の一だそうです。今はスターバックスが入っています。

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 藤田記念庭園は、1919(大正8)年に、日本商工会議所初代会頭藤田謙一が東京から庭師を招いてつくらせた庭園です。東北地方では平泉の毛越寺庭園に次ぐ大規模な庭園で、高さ13mの崖地をはさんで、高台部と低地部に分かれ、高台部は岩木山を眺望する借景式庭園で、低地部は池を中心とした池泉回遊式庭園となっています。画像は高台部にある和館。

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 高台部から低地部に向かう途中の紅葉。春の桜も秋の紅葉もどちらも大変結構ですが、私はどちらかというと紅葉派でしょうかね。桜よりは寿命が長いし。

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 低地部の庭園。芝生では座って飲食をしてもいいそうですが、ゴミは持ち帰りましょう。

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 紅葉に彩られた池泉回遊式庭園。すでに松の木には雪吊りがしてありますね。

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 池の奥には茶屋「松風亭」があります。茶屋のそばには水琴窟もありました。

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 高台部に戻って洋館。中には大正浪漫喫茶室があるそうです。こちらの松の木にも雪吊りが。

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 晴天の今日は岩木山もくっきり。晩秋の風情が感じられます。標高は1,625mなのでさほど高くはありませんが、弘前から見ると平野から立ち上がった独立峰が見事です。地元出身の太宰治は「津軽」において、その山容を「十二単を拡げたようで、透き通るくらいに嬋娟たる美女」と喩えています。

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 枝垂れ桜の大木。桜は春に花が咲いて実がなって、さらに秋には紅葉するという結構な木です。桜の紅葉は楓とかに比べれば地味ですが、それなりに味があって私は結構好きです。でも桜に限ってはやはり花の方がいいでしょうかね。この木の春はどうかといえば…
春の枝垂れ桜

 こんな風だそうです。いいですね、枝垂れ桜。やはり弘前は春の都なのか。

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 藤田記念庭園のすぐそばだし、昨日すっかり気に入ってしまったので再び弘前公園の植物園へ。こういうこともあろうかと、藤田記念庭園に入るのに共通券を買っておいたのです。和風庭園では七五三の撮影をしていましたが、お母さんのほうが気合い入ってたりして。

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 園内に展示されていた花手水(はなちょうず)。元々は神社やお寺にある手水舎(ちょうずや)の手水鉢に色鮮やかな花を浮かべることですが、地元の園児たちが菊の花とりんごを浮かべて作ったそうです。「菊と紅葉まつり」開催中なので菊は当然ですが、りんごが浮かべられているのはいかにも青森らしいですね。

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 こちらは巨大な花手水。中央にリンゴのオブジェがありますが、これはプロの仕業(当然だ)。

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 植物園内にはこんな庭造りはどうですかというモデル庭園もいくつかあります。これは私が一番気に入った和風の庭。

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 再び弘前城趾へ。昨日と違う道を通れば、また違う紅葉があります。

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 堀と紅葉はよく似合います。葉で埋め尽くされて水面があまり見えてませんが。

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 どうでしょう、この紅葉。自分ではなかなかに綺麗に撮れたと思うのですが。毎年新型が出るので私のXperiaも既に旧型になってますが、カメラ性能はまだまだ捨てたものでは。

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 深紅の紅葉といった感じ。やはり天気が良い方が紅葉も映えますね。弘前は昔も来たことがあるのですが、遙かな昔。確か夏だったかと思いますが、やはり景色を愛でるなら春秋がいいですね。秋は露天風呂が気持ちいいので、次回は必ず入ろうと誓って、ここで弘前紀行は終了です。

弘前紀行(その1):三八下北を訪れたら津軽もね

晩秋猫

 既に旧聞に属しますが、秋田県知事が四国の酒や料理を「うまくない」「貧乏くさい」と表現して物議を醸すという事案がありました。知事はすぐに謝罪し、後日四国4県と秋田県の合同特産品販売会が東京で開催されるという運びになり、あまりにプロレスのアングルみたいで、これのためにわざと言ったのかと穿った見方をしてしまいそうになりますが、まあ不毛な口論を続けるよりずっと建設的でいいですね。

謝る秋田県知事

 確かに秋田は酒も料理も良いでしょう。しかし、高松に2年暮らした経験から言わせて貰えば、四国の酒も料理も決して悪いものではありませんでした。骨付き鶏は好物でしたし、鯛なんかは絶対西国の方がおいしいと思いますし。秋田に稲庭うどんがあれば四国には讃岐うどんがあり、多分知名度では圧倒していると思います。秋田県知事は一体何を見て何を食べてきたんだとツッコミたくなりますな。が、個人的には全国でメジャーな讃岐うどんよりも稲庭うどんの方が好きだったりします。讃岐うどんももちろんおいしいんですが、とにかく上品なんですよねえ、稲庭うどんは。

青森二つの地域

 閑話休題、本日は秋田でも四国でもなく、先日訪問した弘前の話題です。前に八戸を訪問したのですが、青森は旧津軽藩(県西部)と旧南部藩(県東部)がとにかく仲が悪く、甲子園への代表校がどちらの地方かにより、もう片っぽは全く応援しないという噂は聞いていました。私はどちらを贔屓するとかはないのですが、県東部を代表する八戸を訪ねたのなら、バランス上県西部を代表する弘前も訪ねねばという、部外者が意識する必要がない義務感に囚われてしまいました。

弘前駅

 人口的には弘前は約16万人。県庁所在地の青森市は約26万人、八戸市は約22万人なので県内3万目の都市となります。しかし津軽氏の弘前藩城下町で、幕末に立ち回りが上手かったこともあってか、県庁所在地ではないにも関わらず、陸軍第八師団が駐屯し、弘前大学の前身である旧制弘前高校が所在する軍都にして学都という性格を持つようになります。津軽氏の立ち回りの上手さは秀吉や家康にも発揮されているので、お家芸なのかも知れませんね。それが南部藩との確執を生んでいる要因でもあるようですが…まあここでは詳しくは触れません。興味のある方はウィキペディアでも覗いてみて下さい。

らぁめん蘭華亭

 仙台駅から新青森駅までは新幹線であっという間。奥羽本線に乗り換えて、在来線で30分くらいで弘前駅に到着します。なんちゃって乗り鉄としては特急つがるに乗りたいところですが、特急に乗るには近すぎるし、夏に鷹ノ巣駅~新青森駅間で乗車しているので今回は普通列車で。

津軽チャーシュー麺

 昼食は駅近くの「らぁめん蘭華亭」で津軽チャーシュー麺とハイボール。青森は煮干しラーメンが主流らしく、この店もそう。細い縮れ麺で味は悪くありませんでしたが、1000円はちょっと高く感じましたね。味玉を入れなければ950円なんですが、写真が味玉入りだったので、入れないという選択はなかった。それを高いというならハイボールなんか飲むんじゃねえとツッコまれそうですが、私には東北の経済を回すという崇高なる使命が(笑)。レインメーカーと呼んで下さい。

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 最大の見所であろう弘前城趾である弘前公園に向かいますが、周辺にも観光スポットがいろいろと。まず見つけたのが青森銀行記念館。正式名称は旧第五十九銀行本店本館。木造2階建てのルネサンス風建築で、青森産けやきやひばを使用しているそうです。取り壊される予定であったそうですが地元住民の強い要望により保存され、今では重要文化財になっています。

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 旧東奥義塾外人教師館。藩校を母体に明治に創立された東奥義塾が、招聘した外人教師専用住居として建てたものです。

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 ひときわ目立つ旧弘前市図書館。木造洋風3階建で、八角形の双塔をもつルネッサンス様式のおしゃれな建物です。中はけっこう狭くて、図書館としてはいかがなものかと。お金持ちのお屋敷とかならいいんですが。館長室の狭さには笑いました。来客の応対もままならなさそう。潜水艦の艦長室じゃないんだから。

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 その裏手にあったミニチュア建造物。明治から大正期に弘前市内に実存した建造物が、10分の1の模型で展示されています。かなり古びていて、壊れたのか撤去されたものもあるようですが、無料なので文句も言えません。背景の本物の建物とのスケール差がシュールです。

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 トイレを借りた弘前市立観光館の館内で展示されていた弘前ねぷた灯篭。青森は「ねぶた」で弘前は「ねぷた」だそうです。「藩祖出陣」とのことで、弘前藩初代藩主津軽為信のようです。

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 その横の「平惟茂(これもち)」。平安中期の武将で、長野の戸隠山で鬼女紅葉を討ち取ったという伝説があります。鬼がいなくなった後、村名が「鬼無里」となったとか。まさに紅葉と戦っている場面ですね。

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 弘前城の外濠を渡って追手門前に。中学生が作った動物人形と菊がコラボしていました。よく見ると動物達は楽器を持っているので、セッションでもしているようです。

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 弘前城の正門である追手門。2層の櫓門で、戦国時代の古い形式を残しているそうです。重要文化財。

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 城内というか公園内には植物園が。有料ですが、天守などにも入れるお得な共通券もあるので入ってみます。「菊と紅葉まつり」を開催中でした。まずは白神山地コーナーへ。ブナ林で白神山地を再現しています。雰囲気ありますねえ。

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 ロックガーデン。東北各地に熊が出没して死傷者が多数となっていますが、ここも熊でも出そうな雰囲気。でも街中なので大丈夫。

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 なかなか綺麗に紅葉しています。植物園だけだと320円、共通券だと520円になりますが、お金を払う価値はあると思います。

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 植物園から見られる中堀と二の丸辰巳櫓。殿様がお祭り見物の場所に使ったとか。周囲の枯れ枝は桜の木なので、桜の時期はさぞや。

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 特設ステージではコンサート中。背景の朱雀が花で飾られて凄いです。

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 菊で飾られた人形と五重塔。横溝正史ミステリーだと菊人形が被害者の遺体だったりするんですよね。

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 植物園を出て天守に向かいます。赤い橋は中堀にかかった「杉の大橋」。その名のとおり杉材を使っているそうですが、赤くて綺麗です。

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 南内門をくづった先の二の丸の紅葉。なんとも美しいです。

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 裏側からですが、現存十二天守(なんか黄金聖闘士みたいですね)の一つ、弘前城天守。東北地方では唯一の現存天守で、各種工事であちこち移動しています。弘前城はことのほか桜で有名なのですが、秋もなかなか。他の地方の天守と比べて窓が小さいのは、やはり寒さ対策でしょうか。中も入りましたが、特に撮影するほどのものはありませんでした。とりあえず現存天守は階段が急で膝が辛いです。

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 昼前は雨で、到着してからは曇天だったら弘前。だんだん天気が良くなってきて津軽富士こと岩木山が姿を見せてくれました。

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 本丸の北側にある武徳殿。明治に演武場として建設されたもので、現在は休憩所になっています。中には喫茶店があるようですね。

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 掘と紅葉。今年の夏は猛暑すぎて通常より紅葉が枯れてしまったり、色が良くなかったりしているそうです。

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 掘と紅葉その2。こちらはさらに赤味が深いです。

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 弘前公園北側にある青森縣護國神社。箱舘戦争の戦没者慰霊のため1870(明治3)年に創建された神社だそうです。明治維新後の数々の戦争で亡くなった、青森県出身の御霊(英霊)を神として祀っています。

ブロッサムホテル弘前

 秋の日は釣瓶落としといいますが、特に東国のこの時期は3時を過ぎるともう夕方の気配がしてきますね。駅から弘前城までは結構歩くのですが、運動不足解消にはいいかも。駅のコインロッカーに預けた荷物を取り、イトーヨーカドーで酒と惣菜を買って今宵の宿へ。ブロッサムホテル弘前。ドーミーインはどうしたと言われそうですが、確かに弘前にもあります。ありますが、高かったんです。もっと早くに予約すれば良かったのか…。ブロッサムホテルはほぼ半値でした。大浴場がないのは寂しいですが、部屋はドーミーインに劣るものではありませんでした。

タコハイ氷結国産りんご

 もう飽きたと言いながら延々続ける「カイジ豪遊ごっこ」。お気に入りのタコハイはありましたが、最近好きなクラフトスパイスソーダがなかったのは残念。仕方ないので青森といえばリンゴということで氷結国産リンゴを飲みました。2日目は次回。

2023年秋季アニメ序盤の感想(その5):はめつのおうこく/ひきこまり吸血姫の悶々

晩秋の猫

 毎年言っていますが、11月は私が一年で一番好きな月です。しかし今日の陽気は暑いぐらで、小春日和を超えて小夏日和といった感じ。押し入れにしまった扇風機を引っ張り出してしまいましたよ。それでも周囲は晩秋の気配に満ちているので気分は上々です。単に祝日で休みだからでしょうかね(笑)。

はめつのおうこく序盤感想

 なんとその5に突入してしまった秋季アニメ序盤の感想。数えたら15本も見ているんですね。これは個人的に史上最多かも知れません。今季は豊作だとは噂されていましたが、これほどとは。実はもう1~2本見たい作品があるんですが、これ以上はニートにでもならないと無理か。でもニートって日本では34歳未満、国際的には30歳未満の若年無業者を指す言葉だそうなので、35歳以上は何と呼ぶんでしょうね。単に無職か、それとも高齢ニート?スーパーニートとかにしたらなんだか強そうですが。閑話休題、まずは超豪華リザーバー枠だった「はめつのおうこく」。4話まで視聴しました。

クロエ処刑
アドニスの目の前で

 魔女と人間が共存していた世界。しかし科学文明を発展させた人間は、魔女の魔法を不要と断じ、魔女狩りを強行します。人間でありながら魔法を使えるアドニスは師匠である氷の魔女クロエと逃避行を続けていましたが、遂に捕捉され、クロエは目前で惨殺され、自身は囚われの身に。そして10年を経過した後、転機が訪れることに。

羽根ペン型アーティファクト

 主人公アドニスは羽根ペン型のアーティファクトで文字を綴ることで魔法を行使できますが、それは他の人間はおろか魔女にも出来ない方法のようで、それ故に貴重なサンプルとして殺されずに済んだようですが、人間サイドから見たらクロエと一緒に殺しておけば良かったのにと思います。

この状態で10年?

 アドニスは「エルフェンリート」のルーシーばりというか「羊たちの沈黙」のレクター博士ばりというか、拘束具でがっちり拘束された状態でしたが、拘束を解かれるや警備員を惨殺して復讐を開始。しかし羽根ペンで魔法を使えばともかく、肉体的には大して強くなかったのに、いつの間にそんな戦闘力が?拘束されている間に筋トレしていたんでしょうか。レスラーは半畳のスペースがあればトレーニングできるとは獄門鬼・マサ斉藤の名言ですが、画面上のようにガチガチに拘束された状態で10年いたのだとしたら、さすがに筋トレも何もあったものじゃ。

スマホ認証1
スマホ認証2

 1話前半はクロエ惨殺までの胸クソ展開でしたが、後半は捕虜に身をやつしていた魔女ドロカがアドニス救出を行います。オネエな看守長のスマホを奪って解錠を命じますが、音声が違うとして認証されず。しかしオネエ言葉で声まねをしたらあっさり認証されるというシーンには笑いました。シリアス&ダークな作品かと思いきやギャグ作品なのか?しかし笑いどころはそこだけでしたね。

ドロカ死亡
アドニス死亡

 2~3話はアドニスの復讐行で「人間、滅ぼそう」のヘルク状態でしたが、3話でドロカが殺され、アドニスまで死亡。全滅エンドにしても早すぎるだろう。「ひぐらしのなく頃に」だって4話までかかったのにとツッコんでいたら、4話にして新展開。月面に魔女の国があって魔女が多数生存していました。魔女達はクロエの復活を望んでおり、それにはアドニスの力が必要だとか。魔女は生命樹という特殊な木に果実のように実るのですね。「十二国記」か。

ドロカ復活?

 魔女には魔女の思惑があることをはっきり認識しているアドニスですが、とにかくまうクロエを復活させ、その後はクロエの意向に従う所存。しかし復活した魔女は髪の色からしてドロカみたいなんですが…。ドロカのCVは人気声優和氣あず未なので、たった3話で退場はないだろうと思っていましたが、これはアドニスの策略なのか?どうも彼は誰も信じていないみたいなので。
 
ひきこまり吸血姫序盤乾燥

 「ひきこまり吸血姫の悶々」。4話まで視聴しました。「ひきこもり」ではなく「ひきこまり」です。これも視聴予定に入っていませんでしたが、ネットでの評判を聞いて。原作は小林湖底のライトノベルで、第11回GA文庫大賞優秀賞受賞作。今季は視聴アニメに「なろう」系原作が多い(今季も、というべきでしょうか)ので、ラノベ原作はちょっと新鮮です。かつてはラノベ全盛期もあったのですが。

引きニートテラコマリ
一見強そう
戦場のテラコマリ

 吸血鬼の国・ムルナイト帝国の名家出身のテラコマリは吸血鬼のくせに血が吸えない無能力者。学校でのいじめが原因で3年間も引きこもっているニートです。しかしパパンのコネで突如帝国軍の将軍・七紅天に就任することに。配下の第七部隊は鼻つまみ者が集まったやさぐれ集団で、能力がないことが知られたら即下剋上確実。ガチ百合メイド・ヴィルヘイズのサポートを受けつつ、虚勢を張り続けるテラコマリは、運の良さや周囲の勘違いが重なり、「殺戮の覇者」と誤認されるように。

コマリを襲うミリセント

 このままアインズ様やシャドウ様のような部下達や敵の勘違いムーブで進行するのかと思ったら、4話にして真相発覚。テロリストグループ「逆さ月」のミリセントの襲撃を受け、彼女がかつて自分をいじめていた張本人であることを思い出したテラコマリ。ついでに「いじめ」の真相も思い出します。

いかにも悪そうなミリセント

 やはり名家出身だったミリセントは、「烈核解放」という特殊能力の覚醒のため、親や師匠から虐待同然の修練を課されましたが覚醒せず、劣等感から学校で烈核解放を持つヴィルヘイズやテラコマリをいじめていましたが、テラコマリの烈核解放により起きた大事件の責任を押しつけられたのでした。ミリセントのCV雨宮天の性悪そうな演技は必見ですね。実はこれが彼女の本性なんじゃ…と思わせるようほどナチュラルです。

裂核解放したテラコマリ

 テラコマリの烈核解放・孤紅の恤は他人の血液を摂取することで発動し、類を見ない威力を誇りますが、幼少期に暴走を起こしたため、パパンによって血が嫌いになるように催眠誘導を施されていたのが真相でした。だから本当は実力があるけど、テラコマリは自身は孤紅の恤発動時の意識がないため、この異能を自覚しておらず、またパパンをはじめとする周囲もあえて劣等生&引きニート状態に置いていたと。

コマリとヴィル

 テラコマリは通称コマリ。そう略すと「のんのんびより」の小鞠を思い出しますね。「こまちゃん」とか呼んだらどうでしょう。小鞠という名前にちなんで「こまちゃん」なのではなく、細(こま)いから「こまちゃん」なんですが、テラコマリも細かいからちょうどいい(笑)。ヴィル、こまぐるみを作るのだ。

日笠皇帝 

 作品世界は吸血鬼の帝国のほかに獣人の国など種族の異なる国が6つあり、相争っていますが、本当に死ぬことがない(死んでも生き返る)ので、戦争がほぼエンタメとなっています。が、復活できず本当に死んでしまう神具という武器や、「死こそ行ける者の本懐」というスローガンを掲げる「逆さ月」というテロ組織もあり、まだ世界観がよくわからない部分があります。

ガチ百合ヴィル
ヴィルのセクハラ

 とりあえず本当はめちゃ強いけど無力だと思い込んでいるテラコマリと、彼女を激愛するヴィルヘイズの百合アニメというのは確かですね。百合は好物です。部下は野郎ばかりだけど、日笠陽子の皇帝とか地位が高いメインキャラは女性ばかりというのも不思議ですが、これは読者層、ひいては視聴者層に媚びた構成か(笑)。露悪的なミリセントもCV雨宮天ならまた登場することになるでしょう。

楠ともり

 テラコマリのCV楠ともりは、同時期放映中の「ティアムーン帝国物語」ではメイドのアンヌを演じています。というか今年はメインキャラ演じまくりですね。昨年指定難病に罹患しているということで「ラブライブ!」系作品から降板していますが、ライブやダンスは難しくても声の演技には支障ない様子です。楠ともりはさすがの私も途中で視聴を打ち切った怪作「メルヘン・メドヘン」で初主演という不運に遭っても、声優として順調に成長しているようです。初主演が怪作だとその後苦労する声優さんが多い中(ぱっと思い浮かぶのは「グラスリップ」で初主演した深川芹亜)、大したものですね。

鈴代紗弓

 ヴィルヘイズのCV鈴代紗弓は「ハイスコアガール」の大野晶で初メインキャラ、「荒野のコトブキ飛行隊」のキリエで初主演ということで、2020年頃ちょっと低迷していましたが、以後は比較的順調で、「ぼっち・ざ・ろっく!」のツッコミ担当伊地知虹夏を演じたのは大きいような。「ウマ娘」でもサトノクラウンを演じており、今後ゲームでプレイアブルキャラとして実装間違いないでしょう。 
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