好きなアニメキャラ(その50):仮称「マイちゃん」(人類は衰退しました)

小学校の卒業式
 

 日が伸びてまいりました。暮れそうでなかなか暮れないのが春の宵だそうですが、学生さん達は春休みに突入していることでしょう。いいですよね、春休み。季候は良いし宿題はないし。短いのだけが唯一の欠点。

小学生袴セット

 ところで、最近知ったのですが、小学校の卒業式でも着物に袴姿というのが普通になっているらしいですね。こんな姿は大学の卒業式だけかと思っていたので驚きです。中高生は制服だから、小学生に飛び火したのか。私の頃は中学校の制服で出席していましたね。私立に行く連中はちょっと違う制服姿だったりして。考えてみれば小学校の卒業式なのだから中学校の制服を着る必然性はないのですが、当時は疑問にすら思っていませんでした。どうせ翌月には着ることになるんだし、経済的と言えば経済的(笑)。

人類は衰退しました ステッカー

 さてメカまでも登場させてしまった好きなアニメキャラシリーズ、もうネタ切れかと思いきやそうでもありません。記念すべき50回目に再び人間に戻しまして(もうメカは出さないとは言っていない)、今回は「人類は衰退しました」の主人公にして語り手のマイちゃんです。

人類は衰退しました 1巻

 マイちゃんというのは私が勝手に命名したもので、実は名前がわかりません。だって他の人からは「孫ちゃん」「先生」「お菓子ちゃん」「にんげんさん」とか呼ばれていて、全く名前を呼ばれていませんから。設定上は名前が存在するそうですが作中には登場しません。実は彼女だけでなく、本作の主要登場人物殆どの氏名が登場してこない(仇名のみ)のですが、これは本作の大きな特徴ですね。

人類は衰退しました 最終巻

 そこで彼女の一人称「わたし」から「わたしちゃん」と呼ばれているので、私はマイちゃんと命名しているわけです。「わたし=My」ということですね。「わたし=I」でアイちゃんの方が相応しくないかという反論は当然あると思いますが、そこはCVが中原麻衣なので、麻衣とマイを掛けている訳です(く、くるしい…!)。

わたしことマイちゃん

 原作は同名の田中ロミオのライトノベルで、本編9巻、短編1巻の全10巻で完結しています。2012年7月~9月に放映されたアニメでは原作の1~6巻のエピソードが時系列を前後させて使用されています。

劇的改装

 栄華を極めた人類の物質文明の哀れな末路を辿り始めて早数世紀。いまや人類よりも遥かに高度な文明を持つ新人類である「妖精さん」こそが人類となっており、人類は旧人類と化しています。人類対新人類というテーマはSFで良く見かけるものですが(この前主題歌を取り上げた「地球へ…」もそうですな)、この世界では妖精さん達にそういう意思はは全くなく、また人類にもやる気がないので全く争いになっていません。

ウィンクマイちゃん

 というか、今や100億から200億人はいるとされる妖精さんですが、大多数の人間には妖精さんが認識できず、妖精さん側も人間には好意的ながら見られることは極端に嫌う傾向があるため、通常は争いどころか接触すら困難な状況です。また人間側にもすっかりやる気がなくなっていて、文明は中世レベルにまで退行しています。そればかりか、生殖活動や勉学や労働などの努力まで怠るようになっており、人口減少→文明レベル維持不能→→食糧減産→人口減少という悪循環に陥っています。現在は国連主導で全体主義的な政治体制を構築し、何とか絶滅を回避している状況です。

お菓子とマイちゃん

 クトゥルー神話的に言えば本作においては人間こそが「旧支配者」ということになるのでしょうかね。封印が解けて復活した際には妖精さんを恐怖のどん底に叩き落とす……ということはまずなさそうですなあ。

お澄ましマイちゃん

 マイちゃんは妖精との相性が良く、好かれてもいるので、調停官という国連の国際公務員になっています。調停官は元々、妖精さん達の生態や文化を調査することが主目的でしたから、妖精さん達の生態を調査する「学者」という扱いになっています。しかし、その実態は妖精さんの巻き起こす様々なトラブル(実は結構楽しい)に巻き込まれるのが仕事のようになっており、生態調査は完全に形骸化しています。

マイちゃん入浴シーン

 主な仕事は上司でもある祖父(調停事務所所長)の雑用と、妖精さん達にお菓子を作ってあげてお茶をすることと、妖精さん達の引き起こす騒動に巻き込まれて、酷い目に遭う(但し死んだりする怖れはない)ことです。

メガネのマイちゃん

 見ての通りゆるふわ風の可憐なマイちゃんですが、実は身長165cmとかなりの長身です。インドア派でお菓子作りが得意ですが、早起きと料理は苦手なようです。かなりの人見知りで、おっとりとした性格で、外見は寡黙で清楚なお嬢様風で人当たりが良さそうですが、その内面は現実主義かつ皮肉屋で、内心では度々キツいツッコミを入れていたりする毒のある性格です。誰だ「女円楽」とか言うのは。

学生時代のマイちゃん

 10才を前にして両親を亡くし、祖父に引き取られた後「学舎」に入学しました。「学舎は」物語の100年以上前に出来た全寮制の統合的教育機関で、「人類最後の教育機関」となっていましたが、マイちゃん入学後およそ10年後に閉鎖されて強制卒業となってしまいました。この「学舎」でのエピソードもなかなかに興味深いのですが、長くなるのでここでは割愛します。以前レビューしたし。

水着のマイちゃん

 その後祖父のいるクスノキの里に調停官として赴任したので、マイちゃんの年齢は19才~20代前半ということになるでしょう。少々高すぎる身長と太めの眉にコンプレックスを持っています(可愛いのに)。「学舎」卒業時には最終学年まで修めていたいので、人類最後の学位持ちの一人ですが、人類の衰退とともにカリキュラムも減っていたそうで、マイちゃん曰く「ゆとり世代」なんだそうです。

マイちゃんの過去(笑)

 実はマイちゃん、かつてはこういう姿でした。原作6巻まで山﨑透がイラストを担当していましたが、何らかの事情で戸部淑に交代し、それを契機に既刊本も戸部淑のイラストで新装版として刊行されています。アニメ版も戸部淑デザインのマイちゃんとなっています。ブラックユーモアに溢れる本作ですが、さすがにこれについてはツッコんでいませんでしたね。

中原麻衣

 CVは先ほど書いたとおり中原麻衣。この人については既に「好きな声優さん」で取り上げています(http://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-199.html)が、そこで取り上げなかった話をば。ニコニコ動画のインタビューで知った話です。これ詳細不明なんですが、おそらく2009年頃のものです。



 (sound onlyです)中原麻衣は小学生の頃から声優になると決めており、中学卒業後に声優養成所入りしようと思ったそうですが、せめて高校くらいは卒業してという両親の勧めで商業高校に進学し、卒業後18歳にして上京したのだそうです。学校が世話してくれた医療事務の会社に入ってOLをしながら日曜日に声優養成所に通っていたそうで、寮があったのと当時は危ないほどのダイエットをしていて極めて質素だったのでお金がかからなかったそうですが、親の援助は一切なかったというのがシビアです。

小公女セーラ

 お金がかからず上京できたのはいいのですが、先輩OLとの二人部屋で、スペースの大半は先住者である先輩に占拠されており、中原さんの居場所は二段ベッドの上しかなかったとか。途中から個室になったそうですが、東京暮らしの最初の夜は、届いていた布団をベッドに敷いて、その上でそっと泣いたそうです。高校卒業したての中原さんがベッドで涙する光景は、想像するとちょっと萌えますね。門限とかもあって寮母さんにも辛く当たられたとか。小公女セーラみたいですね。

中原麻衣その2

 そういう訳で中原さんのOL生活は非常に辛かったそうですが、なんとあっさりオーディションに合格して声優デビューできたので、約10か月で退社→退寮してアパート暮らしを開始し、それからの東京暮らしはとっても楽しくなったそうです。学生じゃあるまいし、門限10時はやっぱりおかしいですよね(誰に言っているんだ)。

中原麻衣正面像

 キャラクターの狂気や怒りの演技には定評があり、また可愛らしさも見事に演じるので、その落差が極めて大きなインパクトを与えます。マイちゃんの場合は基本癒し声で時々腹黒い発言を入れるという二面性を出していました。
「刀語」の七実お姉ちゃんに近い感じという印象を受けますね。

八重歯の中原麻衣

 ファンタジーのようでいてハードSFチックな設定ぶっこんできたり、ほのぼの癒し系と思いきや禍々しいほどのブラックジョークが入っていたり(かのブラック魔王・虚淵玄が「これほど黒いストーリーは自分の比ではない」と語ったとか)と、大人の方が断然楽しめる本作のアニメ二期制作を期待しているのですが…無理?

妖精さんたち
妖精さんとマイちゃん
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No title

本題のほうとはまるで関係ないコメントになりますが・・・

>春休みの宿題
いやいや、最近はフツーにあります。
新中学生は小学校と中学校の両方から宿題を課せられていたりでけっこう大変。

>小学校卒業の袴
大変なのが小学校の先生。
袴着用の小学生が自分で着付けできるはずもなく、トイレなどに行ったらその後の着付けは教師がしなければなりません。
あまりの手間に音を上げて『和服禁止』を打ち出した小学校もありますね。
中学校教員の私も『なんで小学生が中学校の制服で卒業するの?』とは思いますが、合理性があるのは理解できます。
(とは言え、中学校の卒業式に高校の制服は着せられませんけどね・・・)

以上、トリビア。

Re: No title

 望郷士さんこんばんは、いらっしゃい。いつもありがとうございます。

 そうですか。春休みなんて過去の記憶にしかないもので、昭和知識でした。平成時代というか21世紀には通用しませんか。

 卒業式では女の先生が袴姿だったりしていました。6年生の時の私の担任もそうだったような。こっちはどうでもいいと思っていましたが。袴の下は普通の着物なんですよね?剣道着みたいに裾が短ければ着脱容易なのに。そういう子供向け袴ルックとか作ったらいいのになんて思ってしまいます。

 和服業界も売り上げアップのために色々手を打っているということなんでしょうね。
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