THE SQUARE名曲選:リリコンの爽快さがたまりません

かに本家
 

 こんばんは。札幌での強風の話は昨日書きましたが、看板の一部が落下して若い女性に当たって重態という痛ましい事件が起きていました。事件現場あたりはよく歩いていたりするので他人事ではありません。

落下した看板のあった跡

 タダでさえ路面状況が危ないので下を見て歩くことが多いのに、上空からも脅威が降りかかるなんて。札幌の繁華街には看板が多いので、腐食状況とかぜひ点検していただきたいものです。被害者の方の回復を心より祈念致します。

スクェア

 さて本日は日本を代表するフュージョンバンドの大御所、T-SQUAREを取り上げたいと思います。私にとっては改名前のTHE SQUAREの方が馴染みがあるんですけどね。カタカナでスクェアでいいかも。

Lucky Summer Lady
 
 T-SQUAREの結成は1976年11月で、1978年にアルバム「Lucky Summer Lady」のリリースで活動を本格化させました。当時はフュージョンの黎明期でしたが、既存のジャズ・ミュージシャンやスタジオ・ミュージシャンらが入らない、全くの新人バンドでした。すでに40年近い活動歴ですね。

マジソンバッグ
 
 T-SQUAREはフュージョン・バンドとして広く認知されていますが、当人らは自身を「ポップ・インストゥメンタル・バンド」と称しています。バンド名は当時4人組だったことと、たまたまマジソンバッグ(表面にMADISON SQUARE GARDEN と記されたビニール製のバッグで、当時学生用バッグとして人気がありました。私も持ってました)があったこととから「SQUAREでいいんじゃない」ということになったんだそうです。

安藤正容

 THE SQUAREからT-SQUAREに改名したのは1988年で、アメリカに進出した際に「SQUARES」というよく似た名前のバンドがあったことが改名の理由だそうで、翌89年には日本でもこの名に改名して活動するようになりました。この頃リリースしたアルバム「TRUTH」はF1グランプリ(フジテレビ系によるF1中継)のテーマ曲に使用され、F1ブームの始まりとともに大ヒットを記録し、現在においても良く流されるT-SQUAREの代表曲となっています。

伊東たけし

 メンバーは大きく入れ替わっていますが、個人的にはギターの安藤正容(まさひろ)とサックスの伊東たけしは外せないところです。伊東たけしはソロ活動に専念するため脱退していた時期もありますが、この人のリリコンの音色が私は好きなんです。

TRUTH.jpg

 T-SQUAREになってからは、バブル景気に乗ってすごくメジャーになったという印象がありますが、私が好きなのはそれ以前のTHE SQUARE時代なんですね。聞けばすぐにF-1を連想してしまう「TRUTH」以外にもタイアップ曲は多く、またそれ以上に数え切れないほどのテレビ・ラジオ番組でBGMやジングルとして使用されています。いわゆる「探していたあの曲」、すなわち「曲名とか誰の曲とかは知らないが、聞いたことはある」曲にはTHE SQUARE/T-SQUAREの楽曲が数多くあるはずです。

ADVENTURES.jpg

 そんな中で私が好きな楽曲をいくつか挙げてみましょう。まずは「ALL ABOUT YOU」。1984年にリリースされた8thアルバム「ADVENTURES」に収録されているものです。「ADVENTURES」は、THE SQUAREが広く一般に知られるきっかけとなった作品で、オリコンにおいて一般アルバムのカテゴリーでベスト10に入るなど、フュージョンアルバムとしては異例のヒットを記録しました。

トラヴェラーズ オール・アバウト・ユー

 「ALL ABOUT YOU」と「TRAVELERS」は、ウィスキーの「サントリーホワイト」のCMに使われ、このCMで伊東たけしがリリコン奏者として出演したことからスクェアの名がお茶の間に知られることとなりました。スクェアのスタイルは本作で完成した評されています。リリコンのサビが実に爽やかです。



 ついでなのでTRAVELERSもどうぞ。



 続いて「いとしのうなじ」。1984年に「ADVENTURES」に続きリリースされた9thアルバム「Stars and the Moon」に収録されています。それまで「夏」「リゾートミュージック」「さわやかサウンド」のイメージが強かったスクェアが、「秋」「冬」を意識して制作したアルバムです。そのため短調のバラードが半分以上を占めていますが、一曲目の「いとしのうなじ」は従来のスクェア・サウンドです。

Stars and the Moon

 「いとしのうなじ」は1982年にスクェアを脱退した久米大作が作曲したナンバーで、ライヴでは演奏されてきたものの、長らくアルバム未収録だった楽曲です。そのためアルバム収録曲としてはちょっと毛色の違った、熱帯雨林気候をイメージさせるトロピカルなサウンドとなっています。やっぱりリリコンはいいわー。この動画では「いとしのうなじ」の後に続けて「リトル・マーメイド」という曲を演奏しています。



 こちらは「いとしのうなじ」のみ。画質はあまりよくありませんが、やはり「違う…これは…リリコン!そうか、そういうことかリリコン!」とか言いたくなりますね(笑)。

そういうことかリリコン

 そんなにスクェアが好きかカヲル君。



 最後に「OMENS OF LOVE」。オーメンというとホラー映画を連想してしまいますね。確かに良くないことが起きる前兆という意味がありますが、単に予感とか前ぶれという意味もあるのでこの場合は「愛の予感」といった意味でしょう。

OMENS OF LOVE

 1985年4月1日にリリースされた10thアルバム「R・E・S・O・R・T」に収録されており、シングルカットもされています。「R・E・S・O・R・T」は「ADVENTURES」で打ち出した爽やか路線を進化させ、ひとつのスタイルとして確立した作品」と評されていますが、冒頭曲である「OMENS OF LOVE」は代表曲でもあります。

R・E・S・O・R・T

 これは1985年のライブ版です。



 こちらはアルバム収録版。



 「OMENS OF LOVE」は本来インストゥメンタルですが、松本隆が歌詞を書いて「ウィンク・キラー」というタイトルで発表しています。小泉今日子と野村宏伸が歌っていますが、私が知っているのはキョンキョン版のみです。彼女の7thアルバム「Flapper」に収録されています。

FLAPPER.jpg

 YouTubeではみつかりませんでしたので、こちらを。1986年のライブ版です。サビでステージをダッシュするキョンキョンが面白いです。

ウィンク・キラー

http://www.zhuatieba.com/video/XNjM1Nzk4MjI0

 YouTubeでは初音ミクが歌っていました。



 やはりいいですよね、スクェアサウンドの爽快さは。期末テストが終わって明日から夏休みだ!という瞬間の心を映したような。そんな時代は遥か昔ですが、これらの曲が流れている時代はそうだったんですよ。
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MADISON SQUARE GARDEN

年齢がちょっと違うかもしれませんが中高時代に大流行しました。
自分は反主流派なので買いませんでしたが・・・(笑)

T-SQUAREがメジャーになった頃でしょうか、フュージョンというジャンルが脚光を浴びたのは。いまだにジャズとフュージョンの区別が付きませんが(爆)
日本のF1ブームを起こしたのはホンダと実況の川井ちゃんと鈴鹿サーキットとアイルトン・セナとそしてT-SQUAREあたりでしょうか。

No title

(´・・`)さ、サリーちゃんのパパ‥

Re: MADISON SQUARE GARDEN

 junkyさんこんばんは、いらっしゃい。いつもありがとうございます。

> 年齢がちょっと違うかもしれませんが中高時代に大流行しました。
> 自分は反主流派なので買いませんでしたが・・・(笑)

 私は持ってました。自分で買った記憶はないんですが、猫も杓子もという感じでした。どこにあるかも知らないくせに(笑)。

> T-SQUAREがメジャーになった頃でしょうか、フュージョンというジャンルが脚光を浴びたのは。いまだにジャズとフュージョンの区別が付きませんが(爆)

 私も区別がよくわからないのですが、フュージョンの方が電子楽器とかが入って新しいんでしょうかね。カシオペアという夜行列車みたいな名前のグループもありました。

> 日本のF1ブームを起こしたのはホンダと実況の川井ちゃんと鈴鹿サーキットとアイルトン・セナとそしてT-SQUAREあたりでしょうか。

 「Truth」は確実に一役買いましたね。でも私はあまりにメジャーになってからのスクェアは聴かなくなってしまいました。今回古い曲を久々に聴いて、やはり「いいなー」と思いましたが。

Re: No title

 ROM専‥さんこんばんは、いらっしゃい。いつもありがとうございます。

> (´・・`)さ、サリーちゃんのパパ‥

 安藤正容(当時はまさひろ)は、かつて「サリーちゃんのパパ」と呼ばれていたそうですね。その後、髪を伸ばしたら「由井正雪」とか「落ち武者」とか。
 
 伊東たけしは昔、プロレスラーの馳浩(衆院議員さんと言うべきか)に似ていました。

No title

懐かしいですなぁ。高校の修学旅行、演芸会で音楽部の面々に混ざってオーメンズオブラブ弾きました。だれが修学旅行にわざわざキーボードやギターを持ってくるねん!って感じですが。
この曲、原曲のkeyがCなので、黒鍵をほとんど使わない優しい曲なのですよ。テクニックを誇るフシのあるフュージョンでは珍しいですね。

でもボクはカシオペア派なのでした。大学に入ったら軽音楽部でフュージョンバンド組んでました。そういう時代でしたねぇ。いや、ボクの頃はフュージョンは既に下火になっていましたが。

懐かしいです。

Re: No title

 fumbartさんこんばんは、いらっしゃい。いつもありがとうございます。

> 懐かしいですなぁ。高校の修学旅行、演芸会で音楽部の面々に混ざってオーメンズオブラブ弾きました。だれが修学旅行にわざわざキーボードやギターを持ってくるねん!って感じですが。
> この曲、原曲のkeyがCなので、黒鍵をほとんど使わない優しい曲なのですよ。テクニックを誇るフシのあるフュージョンでは珍しいですね。

 よく修学旅行に持って行きますね。荷物がかさばってお土産に木刀買えなくなっちゃう(笑)。ノリがよくて爽やかなので吹奏楽やエレクトーンの定番曲になっているそうです。

> でもボクはカシオペア派なのでした。大学に入ったら軽音楽部でフュージョンバンド組んでました。そういう時代でしたねぇ。いや、ボクの頃はフュージョンは既に下火になっていましたが。

 そう、カシオペアもありましたね。スクェアの台頭と前後してなぜか人気が下火になっていった印象がありますが。バブルの崩壊とともにフュージョン自体も下火になってしまった印象ですが。景気の良い音楽は景気に左右されるのでしょうか。
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