“秒速病”への処方箋:「秒速」“薄い本”化計画

支笏湖氷濤まつり
 

 こんにちは。早くも1月つごもりですね。一月は行く、二月は逃げる、三月は去るといいますが、本当にそうですね。

恐怖のツルツル路面

 今日は雪のはずでしたが昼間で降りませんでした。今週はほとんど雪が降っていないので、どんどん雪が少なくなっていて、毎週ウォーキングする豊平川の堤防沿いの歩道も広くなっていました。それはいいのですが、雪をザクザクと踏みしめて歩いていたのが、通勤路のようにツルツル路面を歩くことになってしまい、「ここでもか!」と突っ込んでしまいました。

秒速5センチメートル

 本日はギャルゲーの土曜日ですが、予定を変更してツルツル路面をつらつら歩きながら考えたことを書こうかと思います。といってもいつものとおりくだらないことですが。

明里の呪いの指環

 昨日ブロともfumbartさんのブログ「秒速5センチメートル・・・桜花抄の軌跡を追ってみた」(http://finehebelhaus.blog100.fc2.com/)を訪問したら、私のコメントに対するfumbartさんの返事があったのですが、その中に“う、明里が人妻だと!?ゆ、許せんっ! ”というフレーズがありました。

式は結婚式の式

 いやfumbartさん、お言葉ではありますが、例の踏切ですれ違ったとき、明らかに明里はもう結婚していると思われます。12月に岩船から東京に戻る際、明里はママンに「来月にお式で会うんだから。」と言っています。これは1月に結婚式があると考えざるを得ない発言ですよね。その流れで桜の季節(3月下旬4月上旬)を迎えている以上、明里は新婚ほやほやの新妻で間違いありません。つまり、我々は第三話で人妻となった明里を既に見ているのですよ!

この時明里は既に…

 しかーし、私もコミック版の秒速5センチメートルの扉絵でウエディングドレスの明里の後ろ姿を見たときには胸が1万ごんぎつね、あるいは1万フランダース位痛んだのは事実です。つまり、貴樹にシンクロ率400%状態の秒速病患者にとっては、明里が他の男と結ばれるという事実自体が受け入れがたい心の痛みなのです。

去って行く明里

 大半の秒速病は一生患っていても特に社会生活に問題はないのですが、怖くて二度と「秒速」が見れないなんていう人(リアル明里パパなど)までいる状況は憂わざるを得ません。そこで、あえてショック療法で症状を軽減できないものかと考えました。つまり、「秒速」の薄い本を作ったらどうだろうかということです。

本来のスプー
はいだ画伯描くスプー

 薄い本といえば欠かせないのがH描写ですよね。私、絵の方はラディカルでアブニールなスプーを描いた「はいだしょうこ」画伯並みなので誰かに描いて貰うことを前提に原案を考えてみたいと思います。ちなみにはいだ画伯描くドラ○もんもインパクトありますね。のび太が引きつけ起こしそう。これはむしろクトゥルー神話に出てくるだろう。

旧支配者のドラえもん無題

 「秒速本」原作その1:貴樹視点

踏切の貴樹

 踏切のすれ違いから数ヶ月。何かを吹っ切ったような明るくなった貴樹はフリーの仕事も軌道に乗り、新しい恋人もできて順風満帆でした。そんな秋の日、貴樹は恋人との同棲も前提に新居に引っ越します。まさか隣室に明里夫婦が住んでいるとも知らず。

貴樹と桜の花びら

 そしてひょんな事から隣の若妻が明里であることに気付いてしまった貴樹。明里のことはすっぱり忘れたはずでしたが、やはり忘れられなかった。自分が隣に住んでいることは隠し、明里の様子を窺います。最初は空のコップを壁に当てて耳を澄ませたり、ベランダのフェンスの隙間から密かに覗き込む程度でしたが、その行動は次第にエスカレートしていきます。

鏡に映る貴樹

 なにしろSOHOを実現している貴樹に対して明里夫婦は勤め人で共働き。鉢合わせにならずに暮らしていくことは貴樹にとって造作もありません。自室を徹底的に改造し、江戸川乱歩ばりに屋根裏の散歩者となって明里の部屋の天井裏に潜んだりもします。そして明里の「夫婦生活」の一部始終を見てしまうのでした。

気付いた明里

 あの明里が。僕だけの明里が見ず知らずの男に抱かれている。しかも少しも嫌がらずに喘いでいる…ッ!!まさにNTR感の極みに貴樹の被虐心が変な扉を開いてしまいます。もはや仕事も彼女もそっちのけで明里に執着していく貴樹。

美人な明里

 ついに貴樹は究極の手段に出ます。明里夫婦のベッドのマットの中に潜むのです。人間椅子ならぬ人間ベッド。裸でベッドのマットに入り込んだ貴樹は夜を待ちます。そして夜、貴樹の上に横たわった明里は祐一さんの愛撫に美しい裸身を燃え上がらせていきます。そんな明里を全身で感じている貴樹の心は、いつしか明里と一体化し、二人の心は共に絶頂に向かって上り詰めていくのでした……

 「秒速本」原作その2:花苗視点

告れ!花苗

 友だちにけしかけられて原作より積極的なアプローチに出た花苗。意外にも貴樹はあっさりと受け入れ、二人は付き合うことに。

波乗り花苗

 二人の仲が進展していく中、自然に肉体的接触も増えていき、ある日とうとう初体験ということに。なにしろ二人とも初めてなのでぎこちないものでしたが、なんとか結ばれる二人。

花苗濡れ場?

 痛みの中、貴樹を迎えた初々しい喜びにむせぶ花苗。しかし、絶頂の瞬間、貴樹は自分でも気付かないままに別の女の名前を口走っていたのでした。

泣く花苗

 衝撃を受ける花苗。やはり貴樹の心の中には別の女がいるのだということを改めて実感します。しかし、けなげな花苗は思うのです。今はその人の身代わりでもいい。でもいつかかならず私だけを見つめさせてみせる、と。

花苗泣き寝入り


 その後も機会ある毎に体を重ね続ける二人ですが、やはり目をつぶった貴樹は、その人の名を呼んで果てるのでした。ぐったりとした貴樹の体の下で、次第に瞳から光を失っていく花苗。“貴樹くん…わたしはずっとその人の身代わりの「人形」なの?”

悲しみの花苗

 「秒速本」原作その3:祐一さん視点

祐一さんと明里

 憧れの明里にアタックし続けて、ついに結婚にゴールインした祐一さん。熱々ラブラブの新婚生活を堪能しているのかと思いきや、人知れず暗い表情を浮かべています。

ウエディングドレスの明里の後ろ姿

 実は結婚式当日、彼は見つけてしまったのです。花嫁控え室に残されていた古い手紙に。それはずいぶん前に書かれた明里の手紙でしたが、ある男の子への愛の手紙でした。幼い明里の昔の手紙かと一笑に付そうとした祐一さんですが、末尾の「私はずっと絶対に好きです。」の一分に表情が変わりました。もしや、明里はまだその男のことを…?

明里の出さない手紙

 いやまさか、そんなことはない。何度もデートし、唇を重ね、体の関係だってある。まさかそんな。だが…じゃあどうしてこの手紙がここにあるのだ。捨てるなり実家に置いてくるなりすればいいじゃないか。まさか…でもひょっとして…

祐一さんは見てしまった

 毎晩のように彼の腕の中でむせび泣く明里。明里の体は確かに祐一さんのものです。でも…でももしや、明里の心は奴のものなのか?見たこともない貴樹相手に独り相撲をして疑心暗鬼に陥って行く祐一さん。「完全に俺のものにしてやるッ!身も心もッ!!」

明里の昔の男

 そんな祐一さんは次第に明里の体を責めるプレイに傾倒していきます。そしてついには人がSMと呼ぶような段階にまで突入していきます。

明里の心にいるのは…

 一方明里は祐一の変化に戸惑っていました。いつもは変わらぬ彼ですが、なぜかベッドに入ると一変し、彼女の体を苛むのです。最初は愛ゆえに受容しようと思いました。しかし祐一の要求するプレイは明里の許容範囲を逸脱していきます。

俯く明里

 苦悩する明里の記憶に不意に甦ってきたのはいつも優しかった貴樹でした。なんと祐一さんは、疑心暗鬼の末に、明里自身も忘れていた貴樹の記憶を呼び覚ましてしまったのでした。今夜も夫婦の寝室には、明里の全てを手に入れようとする激しい祐一さんの責めと、一心に貴樹を想って耐える明里の姿がありました……

本を読む明里

 どうでしょうか?誰か薄い本にしてくれないかなー。もちろんお金を取ろうなんて思いませんよ。完全フリーです。この際クリムゾンさんでも…でもあそこが明里を描くとちょっとがっかりになるかも知れない(笑)。

卒業式の明里

 重度の秒速病患者は、こんな妄想にも心がズタボロに傷付いてしまうかも知れません。が逆療法で心を強くすることで克服するのです。私も自分で妄想していたらだんだん耐えられるようになってきましたよ。逃げるよりも、むしろ積極的に対峙した方が人は強くなっていくのではないでしょうか。無理はしなくていいですけどね。

逃げちゃ駄目だ
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No title

マコトにけしからぬっ、ケシクリカラヌッ!

iPhoneからにて、本日はコレにてm(_ _)m

「秒速5センチメートル」

自分の好きな恋愛モノなので、いつかはキチンと見ようと思ってます・・・いつかは(笑)

自分的には「言の葉の庭」の方が向いてるかもしれませんが・・・

ちょっと今、某アプリゲームにハマってまして短文にて失礼します。
スマホ持ってないんですが、PCでも出来るとは!(爆)

Re: No title

 ふんばるとっ!さんこんばんは、いらっしゃい。いつもありがとうございます。

> マコトにけしからぬっ、ケシクリカラヌッ!

 やはり秒速病患者には怒られますかね。パロディ化を考えたりすると心が強くなる気がするんですが。たとえどんなに汚そうとも決して汚れないのが明里……ということでは駄目ですか?

Re: 「秒速5センチメートル」

 junkyさんこんばんは、いらっしゃい。いつもありがとうございます。

> 自分の好きな恋愛モノなので、いつかはキチンと見ようと思ってます・・・いつかは(笑)

 じゃあいつ見るか?今でしょ!!…と林修先生も言ったとか言わないとか。

> 自分的には「言の葉の庭」の方が向いてるかもしれませんが・・・

 「言の葉の庭」の映像美は「秒速」すら超える素晴らしさですが、主人公もヒロインもいまいち好きになれない部分がありまして。個人的には考察(妄想)の余地が多い点からしても「秒速」の方が好きです。

> ちょっと今、某アプリゲームにハマってまして短文にて失礼します。
> スマホ持ってないんですが、PCでも出来るとは!(爆)

 Chromeだとスマホゲームもできますね。私はPCはPCでソーシャルゲームをやっているのでデバイスを使い分ける結果になっています。

No title

いやはや、勘違いをしておりました。
明里のいけない本の話かと思っておりましたら、はいだしょうこ画伯の恥ずかしい本の話が主題だったわけですね。
まさかユースフさんがそんな破廉恥な状況に明里を追い込むなんて、そもそも有り得ないことでしたそうでした。

・・・・・・。

まだ、直視できない・・・。


Re: No title

 fumbartさんこんばんは、いらっしゃい。いつもありがとうございます。

> まだ、直視できない・・・。

 私にとっても明里は「聖域」なので、第一回目では触れることができませんでした。
 が、近日予定する第二回目では水野理紗視点とともに明里視点の「薄い本」原作を公開する予定です。ついでに「言の葉の庭」もやっつけましょう。百香里と孝雄は秒速に比べたら「ちょろい!」もんです。

 逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ……

あ・・・・・なーる・・・・

拝啓 拝読致しました。札幌はさぞや賑やかな事でしょう。
(薄い本)って、そういう事だったんですね。最初は意味が
解りませんでした(^^;;。

この作品を知る前、私は所謂(薄い本)や二次創作に関しては
「他人の褌で相撲取っちゃって、マア!」と、正直睥睨していました。それが、病に感染して関連サイトを観たり、登場人物がその後
どうなったのか想いを巡らせているうちに「既存作品に自分の想い
を反映させるのもイイじゃん!」と、考えが170度変わって
しまいました(笑)。いかに私がこの作品にはまっているか・・・
と言うより、この作品で想い巡らせる話が多いか、ですね。

しかし、この作品が(薄い本)になったとしたら・・・やはり、
読むのは気が引けます。なんと言うか、ファンが皆持っている、
それぞれの想い(妄想とも言うが・・)を一つに決め付けられて
しまう様な感じでしょうか。

Re: あ・・・・・なーる・・・・

 satoruさんこんばんは、いらっしゃい。いつもありがとうございます。

> (薄い本)って、そういう事だったんですね。最初は意味が
> 解りませんでした(^^;;。

 ええ、いわゆる二次創作同人誌です。「薄い本」でWikipediaの記事が出来ていますので良かったらご覧下さい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%84%E3%81%84%E6%9C%AC

 私が以前このブログでやった「秒速」の“トゥルーエンド”も当然ながら二次創作です。「薄い本」といっても必ずしも成人向けとは限らないのですが、最近は成人向け描写のあるものという認識が強いような気がします。

> しかし、この作品が(薄い本)になったとしたら・・・やはり、
> 読むのは気が引けます。なんと言うか、ファンが皆持っている、
> それぞれの想い(妄想とも言うが・・)を一つに決め付けられて
> しまう様な感じでしょうか。

 もちろん二次創作なんて妄想の産物なので、自分が読みたくないものを読む必要などありません。私の知る限り「秒速」の薄い本がないというのも、つまりはニーズがないということなんでしょう。

 「秒速病」のままでいたい人はもちろんそのままでいいのですが、怖くて本編すら見られないという人もいる(例:リアル明里パパ)ので、発想を変えれば「秒速」でだって薄い本は作れるんじゃないの?そんなに怖いものじゃないよという気持ちで提示してみたものです。世に容れられなければ、消えて行くのみです。

御礼

3月のBS放送で秒速病に罹患した者です。深い知見と考察に基づく貴ブログに行き当たり、とりわけこのエントリの処方箋にて、"薄い本"を待たずとも、おかげさまで克服というか寛解した気がします(寛解なのでいつまた再発するかわかりませんが…)。ともあれ、深謝する次第です。またお邪魔いたします。

Re: 御礼

 蛍光さん、はじめましてこんばんは。こんな僻地へようこそいらっしゃい。

> 3月のBS放送で秒速病に罹患した者です。深い知見と考察に基づく貴ブログに行き当たり、とりわけこのエントリの処方箋にて、"薄い本"を待たずとも、おかげさまで克服というか寛解した気がします(寛解なのでいつまた再発するかわかりませんが…)。ともあれ、深謝する次第です。またお邪魔いたします。

 3月の放送をご覧になりましたか。秒速病は罹患する人としない人、はっきりわかれますが、女性より男性、そして過去の人生に傷を持つ人ほど心が痛めつけられるような気がします。

 当ブログでは一カテゴリーとして「秒速」を設けておりますが、本来は「秒速」の考察を発表したくて始めたものなんですよ。つまり「秒速」は当ブログの原点。ここのところはネタに走っているだけのような気もしますが。

 どんなに衝撃を受けようとも、「日常」というやつはは待ったなしに押し寄せてくるので、いつまでも傷付いて呆然と立ち止まっている訳にはいきません。どんなに繊細な心の持ち主であっても、つまるところなんとか乗り越えていく「強さ」も兼ね備えているのだと思います。当ブログがお役に立ったのであれば恐悦至極です。
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