河合その子の歌で妄想する「秒速5センチメートル」(その1):やはり貴樹と離れていってしまう花苗

胸が痛い
 
 こんばんは。ちょうど2週間前に転倒して胸を強打してから、くしゃみやせきのたびに胸が痛くて困っていましたが、痛みがようやく引いてきました。年取ると治るのが遅いことです。

ごんぎつね

 胸の痛みは、比喩でいえば当初はごんぎつね100回読んだくらいだったのですが、先週はごんぎつね10回くらい。今はごんぎつね1回くらいです。ということで、胸の痛みの尺度としてごんぎつねを使うというのはいかがでしょうか。1ごんぎつね、略して1ごんとか。

フランダースの犬

 また一方でフランダースの犬の最終回も胸の痛みの尺度として使えそうですね、こちらは1フランということでどうでしょう。為替レートはどんなもんでしょうかね。1フラン=1ごんでいいのかな。時々相場が変わって騰落があったりして。ユーロ危機でフランが暴落し、1ごんが10フランくらいになったり。

河合その子

 さて今日はやろうやろうと思っていて実行できなかった河合その子の歌で妄想する「秒速5センチメートル」です。2014年12月8日の記事(http://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-887.html)で、「スケバン刑事」に出演した河合その子演じる宮原妙子の名言「ゲームなんだよ!」を紹介しました。その時に後日紹介すると言ったのですが50日も後だっとは。

河合その子その2

 前回ちゃんと紹介をしていなかったので河合その子の紹介から。1965年6月20日生で愛知県出身。河合その子は本名でしたが、現在は作曲家の後藤次利と結婚(1994年)したので後藤その子ということに。

シエスタ

 おニャン子クラブの会員番号12番で、1983年にCBSソニー主催のオーディション「ティーンズ・ポップ・コンテスト」で準優勝となり、ソニーに所属し芸能界入りのきっかけを作りました。このコンテストは楽器演奏を条件としていて、アイドル系のオーディションとは趣向が異なっていたようですが、その後はレコード会社対抗の運動会に呼ばれた程度で何の音沙汰もなかったので、高校を卒業後はコンピューター系専門学校に進学しました。

河合その子その3

 1985年、既に就職も内定していたところ、4月から始まるフジテレビの新番組「夕やけニャンニャン」のオーディションコーナーに出てほしいとの誘いを受け、「2日くらいで済むだろうから帰りに原宿行ってショッピングでもしよう」という軽い気持ちで承諾したところ、高得点で合格し、翌週からおニャン子クラブのメンバーとして活動を開始することになりました。女子高生が多かったおニャン子クラブにおいては、加入時にすでに高校を卒業していたシニアということになります。

涙の茉莉花LOVE

 同年9月、「涙の茉莉花LOVE」で、おニャン子クラブ初のソロデビューを果たしました。この曲はオリコン週間チャートで初登場5位、翌週には1位を獲得し、女性歌手としては初めてデビュー曲で1位を獲得しました。

セーラー服のその子

 1986年3月31日の第1回卒業式で「夕焼けニャンニャン」から卒業し、4月1日の日本武道館公演でおニャン子クラブからも卒業し、ソロとしての活動を本格的に開始します。卒業前の3月21日にリリースした3rdシングル「青いスタスィオン」はオリコン週間チャートで2週連続1位、年間シングルチャートでも10位に入る大ヒットとなり、河合その子の代表作となりましたが、今回紹介するのはまさにこれです。

セーラーその子

 1988年頃からはアーティスト指向を強め、相変わらずアイドル扱いされることへ反発してテレビの登場を拒否するようになり、90年以降は音楽活動も休止状態となり、ファンの前から姿を消していきました。そして1994年には後藤次利との結婚と、既に引退していることが報じられました。

河合その子44才

 引退後はほぼ鳴りを潜めていましたが、2010年3月、資生堂の新化粧品ブランド「IN&ON」のコマーシャルに出演して久々に芸能活動に復帰しました。CMでは、荻野目洋子、石川秀美、伊藤つかさと共演しました。

左からその子、つかさ、秀美、洋子

 おお、往年のアイドルたちよ。左から「ゲームなんだよ!」河合その子、「少女人形」伊藤つかさ、「さわやか天使」石川秀美、「ダンシング・ヒーロー」荻野目洋子ですね。一目で誰が誰だかわかったところは我ながらさすがリハク(笑)。

永遠の少女

 デビュー当時は「永遠の少女」を自称し、ソロデビューの頃のキャッチフレーズは「フランスと中国のハーフの女の子」で、フレンチロリータ路線を狙っていたようです。おニャン子クラブではダントツの美人でしたが、おニャン子クラブはそれよりも親しみやすさの方が優先されていた感じで、彼女の美貌というのはあまり話題にされませんでした。またいつも無表情orなんとなく不機嫌そうな表情でいた感じで、笑顔が少なかったような印象です。

青いスタシオン

 「青いスタシィオン」は作詞秋元康、作曲後藤次利で、このコンビはおニャン子クラブ系列に多数の楽曲を提供しています。おニャン子長者だ(秋元センセはAKB大長者)。最初に付けたタイトルは「思い出着替えて」でしたが、フレンチロリータ路線のせいで「フランスっぽいタイトルを付けたい」というディレクターの案で「風のチェルシー」に変更されました。しかし森永製菓のキャラメル・ハイソフトのコマーシャルに使われることが決定したのでライバル会社の明治製菓の商品名でもある「チェルシー」は使えなくなり、「青いスタスィオン」に決定したそうです。……しかし「チェルシー」ってそもそも英語だろうに。それがなぜにフランスっぽいの?

ドライフラワーとその子

 「スタスィオン」は「駅(station)」のフランス語読みでしょうが、フランス語のスタスィオンは日本の鉄道用語では場内信号が設置されていない「停留所」に当たり、一般的な鉄道駅は「gare(ガーラ)」になるそうです。そうか、「ガーラ湯沢」は「湯沢駅」という意味だったんだ(ひねりがない!)。

歌うその子

 ちなみに「青いスタスィオン」について河合その子はラジオ番組で「いい『曲』だよねぇ、とばかり言われる。でもいい『歌』と言ってほしい」と発言しており、歌唱でなく、曲の良さばかりが評価されたことへの悔しさを見せていました。

ストーカー花苗

 この曲で連想されるのは、貴樹と花苗がもうちょっと仲良くなっていて、付き合っていたらということです。キスくらいは当然で、高校三年生ともなれば体の関係だってあっていいです。しかし、それでも花苗では貴樹を繋ぎ止められなかったのです。

りりしい花苗

 「コスモナウト」ラスト、ロケットの打ち上げを見た花苗は、ロケットを貴樹に重ね合わせます。「青いスタスィオン」を花苗のモノローグと重ねてみましょう。

ロケットの噴煙

 「必死に、ただ闇雲に、空に手を伸ばして、あんなに大きな塊を打ち上げて、気の遠くなるくらい向こうにある何かなを見つめて…」

ロケットを見上げる

 「遠野君とほかの人と違って見える理由は少しだけ分かった気がした。そして同時に、遠野君は私を見てなんていないんだってことに、私ははっきりと気づいた。」

恋する花苗

 夏の前の淡い陽射しが
 駅のホームにこぼれてる
 あなたは今都会に向かう
 地図を持たない旅人ね
 少年の頃に見た
 小さな夢が忘れられない

遠くを見ている貴樹

 つぶやいたひと言に
 あなたが少し うらやましく見えた
 思い出だけを そっと着がえて
 あなたの夢を探して
 思い出だけを そっと着がえて
 愛はそのまま
 細く光る銀のレールに
 空の青さが映ってる
 流れる雲 あなたの後を
 ずっとついて 行きたかった

貴樹について行けない花苗

 種子島に駅があるのかというツッコミは予期していました。ここは空港と読み替えればいいかと。あるいは種子島ロケットセンターでもいいかも知れません。少年の頃に見た小さい夢は、やはり明里との「雪の一夜」なのか。

夕暮れ花苗
 
 「だからその日、私は遠野君に何も言えなかった。遠野君は優しいけれど、とても優しいけれど。でも遠野君はいつも、私のずっと向こう、もっとずっと遠くの何かを見ている。」

困り顔の花苗

 抱きしめてくれたけど
 私はふいにその腕から逃げた
 思い出だけを そっと着がえて
 あなたの夢を探して
 思い出だけを そっと着がえて
 愛はそのまま
 眩しそうに 遠くを見てる
 あなたの表情が好きよ
 夕陽の中 ひざをかかえた
 あの日の少年のようね 夢を捨てないで

ひざをかかえた貴樹?

 「私が遠野君に望むことは、きっと叶わない。それでも、それでも私は、遠野君の事を、きっと明日も明後日も、その先も、やっぱりどうしようもなく好きなんだと思う。」

貴樹が見つめるのは…

 列車のベルが 風にひびけば
 そんな強がりも消える
 ほほえみながら そっとかくした
 涙ひとつぶ

やはりこの人だった

「遠野君のことだけを思いながら、泣きながら…私は眠った。」

セクシー花苗
 
 ……花苗ぇええ!君はそれでも、そんなにも貴樹のことが好きなんだね。やはりコミック版最終回の「空と海の詩」は花苗救済エンドとして必要なのかも知れない。今、そう思いました。

見送る花苗

 それでは聞いてみて下さい。まずはPV版。舞台となっているスタスィオンは、旧国鉄(JR西日本)可部線の今井田駅ですが、2003年に廃駅となっています。解像度はあまり良くありませんが、雰囲気はありますね。



 こちらは多分ザ・トップテン出演時のもの。こうして見ると振り付けは非常にシンプルですね。当初から本人はアーティスト指向だったのかも。



 これはおそらく「夜のヒットスタジオ」で歌うその子。後ろにおニャン子クラブが群れています。懐かしい顔ぶれだなオイ。多分卒業時なのでその子は泣いていますが、ちゃんと歌う姿勢はえらい。



 うーん、花苗も幸せになって欲しいですねえ。明里の次あたりに。結婚だけが幸せの道という訳ではないですが。心に「あの日」の貴樹を抱いて生きて行くのか。貴樹はそれでもいいけど、花苗だと何となく痛ましく感じるのはなぜだろう?私が男だから?

恋が消えて
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