鬼作(その2):涙腺崩壊の裏ルート「鬼作の魂を救え」

札幌イルミネーションその9
 
 雪のない札幌からこんにちは。雪の予報だったのにほぼ快晴ですよ。もういっそ年末まで雪なしで行ってくれんかね。でも上空に雲一つないのに風花が吹きつけてきたりするんですよね。やはりうまい話はそうそう続かないのでしょうね。

鬼作さん

 ギャルゲーの土曜日、本日は「鬼作」の2回目です。前作「臭作」も全クリすると裏ステージに入りましたが、「鬼作」についても類似の展開があります。

宏美を追い込む鬼作
優里にいたずら

 次兄臭作の死亡を新聞で知った伊頭家末弟の鬼作は、自分を能無しと蔑んでいた兄たちに「オレは兄貴たちのようにはならねぇ」と誓います。新聞の下に目を落とすと、杉本製薬社員寮の臨時住み込み管理人の募集の広告が載っていました。これぞ天佑と思った鬼作は早速応募し、面接官から渋い顔をされたもののなんとか採用されます。こうして鬼作は、杉本製薬とそれを取り巻く人たちを己の鬼畜の美学を完遂させる生贄として付け狙うのでした…。

葵その1

 決められたスケジュールで社員寮や社内、街中を徘徊し、脅迫のネタをゲットします。パンチラ一枚でも落ちてしまう安いヒロインもいますが、防御力が高いヒロインはネタをきっちり集めないとなかなか落とせません。集めたネタでヒロイン達を追い込み、落としていきます。

葵その2

 鬼畜揃いの伊頭家三兄弟にあっては、「能なし」と言われるだけあって、シリーズの中では相対的に凌辱的な要素は少なくなっています。さすが「気さくな鬼作さん」。反面ギャグ要素は強くなっており、爆笑するシーンも入っています。「お見合い」は必見でしょう。



 鬼作は兄たちのせいで満足な鬼畜道の追求に邁進できず、職を転々としていたためか世渡りが非常に上手く、特に相手の心理の読み取りに長けています。また、老人を背負って横断歩道を渡ったり、痴漢に襲われていた女性を助けるなど、兄たちに比べて良心が完全に無いわけではなく、コミカルなアクションも見せることもあり、どこか憎めない人物となっています。

綾乃その1

 他にも、自身の性癖にコンプレックスや後ろめたさを持っていたり、愛用のジャージの裏地に亡き母の写真が縫いつけてあるなど、その内面は非常に複雑です。社会人として成功する可能性は三兄弟で最も高く、実際製薬会社の部長に昇進したり、ルートによっては会長になっちゃったりもします。

綾乃その2

 また、鬼作を通じて世間を欺く偽善が暴露されたりもします。例えばヒロインの一人である姫野優里はパパッ子で大人しい優等生にも関わらず、ガラの悪い不良女子グループと付き合っています。これはパパンである姫野部長が部下のOLの円香と不倫しているからで、自分と大して年の違わない(たった1歳違い)若い子と不倫しているパパンが許せない故の行動なのですが、姫野部長は不倫がばれていることには全く気づいておらず、娘の優里のことは何よりも大事にしているつもりでいます。

円香その1

 そういった状況で優里は鬼作に弱みを握られて陵辱され、遂には心を病んでしまうのですが、ナイスガイを装ってきた姫野部長があからさまなおためごかしを言う鬼作にキレる場面は非常に印象的です。直接手を下したのは鬼作には違いありませんが、多分鬼作がいなくてもいずれは何らかの形で破局を迎えざるを得なかったのだろうと思います。ただ、姫野部長には因果関係が把握できておらず、鬼作だけが全てを知っているという。

円香その2

 そして円香も鬼作にNTRされ、姫野部長は円香からも相手にされなくなってしまうのでした。この人、鬼作の営業手腕を見いだして正社員に推挙するなど、一見鬼作の恩人的な存在なのですが、鬼作からするといけすかない偽善者野郎というところだったのでしょうね。

宏美その1

 また、常に鬼作を見下して無理難題を押し付けては追い出そうと画策する三波人事課長は、新妻である撫子との夫婦生活が上手くいっておらず、撫子は鬼作に陵辱された後に離婚して実家に帰ることになるのですが、これもやはり鬼作がいなくてもいずれは破局していた可能性が高いのではないかと思われます。

宏美その2
 
 白石桃子は「臭作」の高部絵里に似たような雰囲気があり、献身的で家庭的な性格をしており、鬼作のことを「かわいそうな人」だと思っている。彼女は鬼作に陵辱されても憎んだり恨んだりすることなく、「鬼作さんはそんな人じゃありません」「生まれた時から悪い人なんかいません」などと言って、鬼作をずっと説得し続けます。最後はなんと、鬼作の心を癒す為に一緒に実家に帰って欲しいとまで申し出ます。

桃子その1

 この人は本気で鬼作を好きになったようなのですが、残念ながら桃子の想いは鬼作には届きませんでした。まあ彼女が救ってしまうと「臭作」の二番煎じになってしまいますからね。鬼作の魂の救済は裏ルートでなされることになりますが、ただ桃子と一緒に田舎に行ってもそれなりに救われたんじゃなかろうかという気もします。

桃子その2
 
 そうしてある条件をクリアすると登場する裏ルート。「鬼作の魂を救え」というそのものズバリのタイトルなのですが、小学生くらいの謎の少女が登場します。

少女に迫る鬼作

 この子はある日唐突に鬼作の部屋のキッチンで泣いている所を発見され、そのまま彼の部屋に居座ります。やむなく共同生活を送り始める鬼作。少女は何故か鬼作に懐いて、いろいろとちょっかいを出してきます。当然鬼作は邪魔扱いし、何度も追い出そうとするのですが、それでも少女は鬼作にくっついて離れません。

鬼作と少女

 そんなやり取りをしていく内に次第に少女に心を開いていく鬼作。ある日少女が消え、鬼作が探しにいくとなんと少女は川で溺れていました。鬼作はカナヅチであるにも関わらず川に飛び込みますが、少女を助けると同時に力尽きてしまいます。

少女とお風呂

 その後、鬼作は川辺に打ち上げられましたが、そこには鬼作を助けようとせず、ただ面白がって見ている野次馬達がいるばかりでした。 やがて野次馬がいなくなり、鬼作と少女の二人だけに。

幼女を救いに行く鬼作

 その時、鬼作は目を覚まし、少女に連れられて何処かに行くのでした。EDでは鬼作が自転車を漕ぎ、後ろに少女が乗っています。やがて、その自転車は宙に浮き、空を飛んでいくのでした……

鬼作死す

 少女の正体は、この世に生まれることなく鬼作の母ともども亡くなってしまった鬼作の妹であると思われます。母の写真を幼女に見られてた鬼作は「オフクロは次の赤ん坊を身篭っていてよぉ。でも生まれる前に、オフクロ共々死んじまったってわけだぁ」と言っています。

人工呼吸

 また、少女が「おかーさんが死なないで、女の子も生まれていたら?」と問いかけるに対し、鬼作は「……。ふふん、伊頭家のドス黒い歴史もちったぁ変わってたかもな」と言っています。

あの世に旅立つ鬼作

 鬼作の良心が形になったものだという説もありますが、上記の展開からすると、鬼作の中に残った良心が妹の姿を借りたのか、妹の霊が鬼作の良心を拠り所に具現化したのかのいずれかではないかと思います。

救われた鬼作の魂

 この子が生まれていれば、鬼作のみならず遺作、臭作達もドス黒い生涯を送ることなく、違った人生を過ごしたかも知れません。兄達ほどではないとはいいながら、多くのヒロインを血祭りに上げてしまった鬼作は、死んでようやく救われるのでした。

優里その1

 なお、この裏ルートにおいてはヒロイン陵辱行為は一切できません。やったら即バッドエンドです。また鬼作はロリ属性はないので、少女とも絡みません(笑)。鬼作のストライクゾーンは高校生以上のようです。

優里その2

 ちなみにED曲は人間椅子の「芋虫」。アルバム「怪人二十面相」収録曲です。かなりきっつい歌詞ですが、最後の展開は下手な純愛ゲーム以上の感動をもたらすので、涙腺崩壊したプレイヤーも多いことでしょう。泣かずともその脚が泣いている!

翔子その1

 ひねもす隠れ
 ひねもす食らう
 何も判らず
 何も遺さず
 何も…何も…

 俺は芋虫
 貪るだけの
 俺は芋虫
 肥えてゆくだけの

撫子その1

 闇に蠢き
 闇に悶える
 何も得られず
 何も叶わず
 何も…何も…

 俺は芋虫
 醜いだけの
 俺は芋虫
 卑しいだけの
 俺は芋虫
 嫌らしいだけの

撫子その2

 ああ ずるずると血膿のぬめる肉塊
 ああ どろどろとはらわた腐る肉塊
 ああ 朽ちてゆく 朽ちてゆく 朽ちてゆく

 ああ ぐつぐつと煮えくり返る肉欲
 ああ どろどろと虚しくよどむ肉欲
 ああ 堕ちてゆく 堕ちてゆく 堕ちてゆく

翔子その2

 兄の遺作、臭作は無残な死を遂げました。鬼作も傍目には野垂れ死にに近い形で死ぬことになりますが、「芋虫」の歌詞とは裏腹に、魂を救済されて天国に行くことになりました。あんなに酷いことをしたのに!といいたくなりますが、この裏ルートでは鬼作は一切陵辱行為をしていないので、まあ許してやってつかあさい。

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