登別温泉紀行(その4):登別伊達時代村

望楼noguchi登別
 
 うおー今日は暑い!夏が本気出してきました。札幌で本気出すと人が死ぬるというに。涼を求めて来た人達、誠にご愁傷様です。夕方以降は内地よりだんぶ凌ぎやすいですから。猛暑の画像は見たくないので、登別で泊まった宿の画像をどうぞ。

望楼noguchi登別のネームプレート

 良い宿でした。登別温泉に行く際はご検討いただく価値があると思います。さて、それでは登別温泉紀行の最終回、本日は登別三大アトラクションの最後の一角、登別伊達時代村です。

登別伊達時代村

 登別伊達時代村は、江戸時代の文化、風俗を実際に体験できるテーマパークです。キャッチコピーは「北海道で“江戸トリップ”体験!」。1992(平成4)年に、大新東株式会社により日光江戸村の系列としてオープンしました。

伊達時代村その2

 北海道内のローカルCMには千葉真一を起用し、初年度は約70万人の入場客がありましたが、バブル期に作られた施設の宿命か、バブル崩壊後は客足が減少し、2004(平成16)年には約8万5千人にまで減ってしまいました。大新東はテーマパーク事業から撤退し、2005(平成17)年からは時代村の支配人を社長とし、資本金1,000万円をもって設立した「株式会社登別伊達時代村」により運営されています。

伊達時代村全図

 登別の他の施設同様、外国人観光客の誘致に積極的なせいで、中国を中心に多数の外国人観光客がやって来ています。忍者は世界的に有名なので、惹きつけるものがあるかも知れませんね。

時代村地図

 入村料金は大人2900円でこれは高い。登別の三大アトラクションはどれも2000円を超える高額な入場料が必要ですが、一番高いのはここです。

火の見櫓

 ところで登別と仙台伊達藩がどうつながるのと思いましたが、登別は伊達政宗の右腕・片倉小十郎の末裔が明治に入って開拓した土地なのだそうです。

時代村内部

 片倉小十郎といえば白石城。2年前に宮城県の青根温泉に行ったとき、蔵王白石駅で降りて白石城にも行ったことがあります。その時は修理中で城に入れませんでしたけど。ちなみに江戸幕府は一国一城制を取ったので、仙台藩には青葉城と呼ばれる仙台城がある以上、白石城は本来取り壊さなければならないはずでしたが、例外的に存続が認められたそうです。

商家街

 12代邦憲の時に戊辰戦争に敗れて白石城を没収され、邦憲は北海道胆振国幌別郡(現・登別市)の開拓を願い出て許され、一時領有していましたが、明治4(1871)年に北海道の分領支配制度は廃止されました。そういえば札幌市に白石区がありますが、これは片倉家の旧臣の一部が札幌の東郊外に作った白石村に由来するそうです。

白石城

 だったら片倉時代村じゃないかと突っ込みたいところですが、やはり知名度では圧倒的に片倉<伊達ですからねえ。寄らば大樹ということだったのでしょう。

片倉小十郎屋敷

 村内には江戸の街並みが再現されているほか、町娘・商人・侍・忍者などが村内をうろついていて案内などを行っています。

 一番のウリは観劇で、4ヶ所で公演が行われています。もっとも一つしか見られませんでしたが…

忍者かすみ屋敷

 まずは忍者かすみ屋敷で上演される「忍び外伝 小十郎の誓い。多分最も外国人受けするであろう忍者の立ち回りです。

大江戸劇場

 次は大江戸劇場で上演される「とある診療所日記~病は気からかニャ?~」ニャンまげも登場するコメディです。

日本伝統文化劇場

 それから日本伝統文化劇場に上演される「仙台高尾の恋心」。これを見ました。放蕩により21才で隠居させられた仙台藩三代目綱宗と吉原の高尾太夫の恋物語ということですが、何と綱宗は客席から選ばれるという。私が見た時はタイ人、マレーシア人、韓国人が立候補してじゃんけんでタイ人が綱宗になっていました。素人いじりで笑いを取るという展開ですが、外国人は一筋縄でいかず、幇間役が大汗をかいていました。

仙台高尾の恋心
伊達綱宗

 ちなみに綱宗隠居事件は江戸時代の三大お家騒動の一角である伊達騒動のきっかけとなった事件の一つですが、高尾太夫との絡み(身請けしようとしたとか吊るし斬りにしたとか)は俗説とされています。引退後は諸芸に通じ、和歌、書、蒔絵、刀剣などに優れた作品を残しており、本当は暗愚ではなく、藩主交代そのものが仙台藩と朝廷の連携(当時の後西天皇と綱宗は従兄弟関係)を恐れた幕府の圧力であるという説もあります。

野外忍者砦

 さらに野外忍者砦では「その後の武蔵 夢想権之助との出会い」が上演されていました。

忍者怪々迷路

 このほか、入場して遊ぶ場所としては、まず忍者によってあちこちに仕掛けられたからくりの数々を攻略していく「忍者怪々迷路」がありました。

怪々迷路の内部
怪々迷路の内部その2

 平面に見えて傾いている部屋や、絵の階段など、様々な仕掛けを突破していきます。

忍者トイレ中

 「見てはならぬ!?」という場所を見ると忍者が用足ししていたりして。

妖怪びっくり小屋

 続いて江戸時代の見世物小屋の雰囲気を漂わす「妖怪びっくり小屋」。人形と細工を組み合わせた細工見世物で、ろくろ首や唐傘お化けなどが登場します。

妖怪びっくり小屋の内部
妖怪びっくり小屋の内部その2

 べたべたですが、「おおいたち」は板に赤いペンキで「大板血」とかいてあるだけ。これはお約束か。外国人にはさっぱりわからないのではないかと他人事ながら心配しました。

おにゃんこ寺

 そして「おにゃんこ寺」。おにゃんこクラブでも祀ってそうな名称ですが、巨大な金の招き猫を祀っていました。

おにゃんこ寺本尊

 実は化け猫屋敷となっていて、いたるところで化け猫の襲撃があります。

おにゃんこ寺内部

 どれも遊園地のアトラクションだとするとB級の出来ですが、まあどれもお金は取られないのでいいかと。他に手裏剣投げ・弓・吹き矢などが楽しめる体験道場や遊技館もありますが、こちらは別途お金がかかります。

熊さん長屋

 ほかには刀資料館となっている片倉小十郎屋敷、忍者資料館、開拓の歴史を展示する片倉資料館などがありますが、一番面白かったのは「熊さん長屋」。

長屋の内部その1

 江戸の裏長屋を再現したもので、4畳半一間の長屋で様々な商売を行っている様子が見られます。この狭い長屋で煮炊きや就寝だけでなく、商売までしていたというのが凄いです。深川江戸資料館は長屋の中に入って障子を開けたり引き出しを覗いたりする楽しみがありましたが、こちらは長屋の中には入れない代わりに住人の人形があって様々な生活を演じています。

長屋の内部その2
長屋の内部その3

 小さい子供がいるならば、忍者体験とかができるので楽しめると思います。劇は全部見るのが吉のようですが、靴を脱いでの出入りが面倒なので、椅子席ならいいと思いました。日本人の客の中に外国人だ混じっているというのは別に構わないのですが、外国人の客の中に日本人が混じっているという状況は、良くも悪くも今の日本の観光業の現状なのでしょうね。

井戸端会議
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