刀語(その1):人気作家西尾維新原作の「大河アニメ」

東京ドームホテル札幌
 
 はいこんばんは。最近帰りはオフィスから自宅アパートまで歩いて帰っています。行きは一応地下鉄に乗るんですが、少しでも運動不足を解消しようかと。途中で買い物もできますしね。それにしても地下鉄に乗っても歩いても同じくらいの時間というのはどういうことなんでしょうか。

刀語

 日曜日に「刀語」(かたながたり)というアニメを見まして。第一話がやけにボリュームぎっしりでとても30分尺とは思えないなと思ったら、なんと一時間尺でした。そりゃ内容たっぷりなわけですよ。

七花ととがめ

 「刀語」は「物語」シリーズで有名な人気作家西尾維新のライトノベルを原作としたアニメで、2010年に一回60分で月岩のペースで一年間に亘って放映されました。普通は30分尺で週一のペースなんですが、このような特殊な放送形態になった
理由は、「原作が1か月に1回の刊行だったため、その『月に一度の楽しみ』というイベント感を出したかった」「1冊1冊の面白さを最大限表現するため」なのだそうです。それゆえ放映当時は「大河アニメ」と称していたとか。大河ドラマも週一の放映なんですけどね…

前半の剣士達

 おそらくは平行世界の一種である「尾張時代」の日本を舞台に、刀を使わない剣術「虚刀流」の七代目当主鑢七花(やすりしちか)と奇策士とがめの刀集めの旅を描いています。

エロいことをしているように見えるシーン

 集める刀は伝説の刀鍛冶・四季崎記紀の作ったものです。この人は千本の刀を作り、戦乱の時代には四季崎記紀の刀の所持数の多い軍ほど優勢に戦を進められるといわれました。天下を統一した尾張幕府は四季崎記紀の刀を恐れ「刀狩」を行って、千本中988本までを収集しました。しかし集められなかった、残り12本こそが、他の988本を試験台にして作り上げられた「完成形変体刀」であることが判明します。

第一話イメージ

 「完成形変体刀」はそれぞれ何らかの特殊な機能を持っており、そもそも刀の形状をなしていないものもあります。「完成形変体刀」の十二本は、一本で国がひとつ買えるほどの価値があるとされます。

とがめと七花

 尾張幕府から変体刀の収集を命じられた奇策士とがめ(役職名は尾張幕府家鳴将軍家直轄預奉所軍所総監督)は、忍者や剣士を使って刀を集めようとしましたが、いずれも刀を入手した途端に裏切って出奔するという目に遭わされ、「三度目の正直」として刀を使わない剣術である虚刀流の力を借りにやってきます。

とがめと七花その2

 虚刀流六代目鑢六枝(やすりむつえ)は反乱鎮定の功により「大乱の英雄」と呼ばれる人物でしたが、妻殺害の容疑をかけられて不承島に子供たちと共に流刑に処され、誰も訪れないその地で19年間暮らしていました。とがめは六枝に会うために来たのですが、すでに死去しており、代わりに七代目の七花とともに旅立つことになります。

とがめと七花その3

 刀集めのために日本各地をめぐる各地を巡る二人は、さまざまな人々と出会いトラブルに巻き込まれながらも、強大な力をもつ変体刀の所持者や、変体刀を狙う組織・真庭忍軍らと戦っていくことになります。

とがめと七花その4

 現在7話まで視聴しました。あと5話あるのでまた記事にしますが、まずは6話までを紹介します。7話については明日別途紹介したいと思います。

鑢七花

 まず主人公コンビですが、鑢七花は父と姉しかいない島で世間を知らずに育ったため、考えるのが苦手で面倒くさがりです。虚刀流は刀を使わないというより、術者を人間としてではなく、一本の刀となるよう育てるため、対峙する相手に全く頓着しません。

七花設定画

 人間なら戦いたくないと思うような事情を持つ相手であっても、七花はとがめの剣になりきっているので、とがめの意志を最優先します。そのため人間社会の細かい事情は全く理解出来ず、戦闘に於いては勝敗以外の配慮をせず、殺すまでもない実力差の相手すら殺していました。刀集めの旅の過程で、とがめをはじめ様々な人々を触れ合う中で次第に人間らしい感情や感性が育ってきており、戦う相手を殺さずに済ませられるようになってきたところです。

奇策士とがめ

 とがめは実は20年前幕府に謀反を企てた飛騨鷹比等の娘です。飛騨鷹比等を倒したのが鑢六枝だったため、父の、ひいては一族の仇に力を借りに来たということになります。幼い頃に一族を殺された時の激しい憎悪で髪が白髪となっています。

とがめの左目が…
 
 自称どおりの奇策によって七花の戦いを支えますが、5話や7話以外はあまり役立っていないような。普段は尊大な態度を取っていますが、勘違いを指摘されると過剰に照れてパニックを起こし、子供じみた言動になるなど、落差の激しい性格です。目は赤っぽい色をしているが、驚いた時や策を弄する際などに時折、左目に黒い十字紋が浮かび、色が紫色に変わります。

蒲郡風太郎の目

 これはもしや「銭ゲバ」の蒲郡風太郎の目のマイナス模様のオマージュなのでしょうかね?口癖は「ちぇりお」。薩摩の示現流の掛け声である「ちぇすと」を聞き間違えたらしく、間違いを指摘された時には恥ずかしさのあまり錯乱していましたが、結局そのまま押し通すことにした模様です。

チェリオといえば

 チェリオといえば私にとってはこれですが、本来は英語で乾杯や別れの際に使う単語です。

 それでは各話の敵と変体刀について。

絶刀 鉋

 絶刀・鉋:「頑丈さ」に主眼が置かれ、折れず曲がらずの絶対の刀と言われます。直刀で刀身は五尺ほど。鍔や鞘がありません。

真庭蝙蝠

 所有者は真庭蝙蝠。通称「冥土の蝙蝠」。真庭忍軍の十二頭領の一人です。真庭忍軍はとがめから「刀集め」を依頼されましたが、滅びかかっている真庭の里を救うため、変体刀の売却で得られる金目当てに裏切りました。蝙蝠は「鉋」の蒐集に成功し、体内にどんなものでも収納できる柔軟な体質をしており、「鉋」を呑み込んで保管していました。山田風太郎の忍法帖に登場しそうな忍者です。変体刀を持っていたせいもあり、これまで登場した真庭忍軍頭領の中では一番強かったという印象があります。まあ他の頭領達がひどい「噛ませ犬」役を押しつけられているから(笑)。

斬刀 鈍

 斬刀・鈍(ナマクラ):「切れ味」に主眼が置かれ、ありとあらゆる存在を一刀両断にできる、鋭利な刀と言われます。名前はアイロニーなのでしょう。柄や鍔、鞘が真っ黒な刀で、あらゆる物を抵抗なく一刀両断できます。刀身によって物質の分子結合を破壊しているのだそうです。

プログナイフ

 節子それ刀と違う、プログナイフや!と思うのは私だけでしょうか。「斬れない物はない」とされる「鈍」と、「絶対に壊れない」とされる「鉋」をぶつけたらどうなるのか、まさに「矛盾」の状況ですが、とがめは完成度に優れる後期に製作された側の特性が優先するだろう、故に後期作の「鈍」が勝つと推測していますが、もしそれが事実であれば最後期の刀が一番強いと言うことになりはしませんかね。12本の変体刀は黄金聖闘士のように基本的には優劣はないものなのでは。え?黄金聖闘士にもかなりの優劣がある?それもそうですなあ。

宇練銀閣

 所有者は宇練銀閣(うねり ぎんかく)。居合い抜きの達人で、目にも留まらぬ速さの抜刀術「零閃(ぜろせん)」を使います。砂漠に飲まれた下酷城の最後の住人として一室に閉じこもり、室内に入った敵を一刀両断します。それにしても一人暮らしで使用人が誰もいないとすると、食事とかはどうしていたんでしょうか。おさんどんとかやっているときに襲撃されたら簡単にやられそうな気がします。

千刀 鍛

 千刀・鍛(ツルギ):「多さ」に主眼が置かれ、いくらでも替えが利く、恐るべき消耗品としての刀と言われます。千本で一本と言われ、千本の刀すべてが材質、重量、切れ味とも同じに作られていますが、完成形変体刀では最も「普通の名刀」です。千人で一本ずつ持って千対一で戦うのが正しい使い方なのでしょうか?

敦賀迷彩

 所有者は敦賀迷彩(つるが めいさい)。三途神社の長。帯刀せずに相手の刀を利用して攻撃を仕掛ける奪刀術千刀流の使い手で、戦乱により山賊に加わり、三途神社を襲って先代の敦賀迷彩を殺した際に「自分の代わりに神社を守れ」と言われた事がきっかけで山賊を抜け、敦賀迷彩の名と立場を継ぎました。以後は心身の傷ついた黒巫女達の治療に刀の毒を用いていました。大きな度量を持つ人格者でしたが、刀を譲ることと戦わないことはできず、七花との勝負に負け絶命します。このことはとがめの心を深く傷つけたので、これを期にとがめは七花に今後の対戦相手は無闇に殺さぬようにと命じることになります。

薄刀 針

 薄刀・針:「薄さ」と「軽さ」に主眼が置かれ、羽毛のように軽く、硝子細工のように脆い、美しき刀と言われます。向こう側が透けて見え、刀身自体も目をこらさないと見えないほどに薄く、それ故に美しいですが、変体刀十二本の中で最も扱いにくく、壊れやすいとされています。使い手は相当の剣術使いでなければなりません。性質的に双刀・鎚の対とされています。

錆白兵

 所有者は錆白兵(さび はくへい)。とがめが真庭忍軍に裏切られた後で「刀集め」を依頼した“日本最強の剣士”ですが、入手した薄刀・針に魅入られてとがめを裏切りました。口癖は「拙者にときめいてもらうでござる」で、女と見間違えそうな総髪の美青年です。空に浮かぶ月や太陽ですら真っ二つにできると称しており、強力で多彩な剣技を持っています。

ちゃんと戦え

 原作においてもアニメにおいても七花との「死闘」は描写されず(アニメでは第3話の次回予告で少しだけ登場していますが)、戦闘後の七花ととがめの会話に出てくる程度です。かわりに七花の姉七実を拉致しようとする真庭忍軍・虫組三頭領が描かれていますが、これについては次回。なるべく対戦相手を殺さないようにというとがめの方針でしたが、錆白兵は手加減して勝てる相手ではなかったので殺害やむなしとしていました。

賊刀 鎧

 賊刀・鎧:「防御力」に主眼が置かれ、守りに重きを置いた、巨大な防御力を有する、甲冑を模した刀と言われます。見た目は完全に西洋甲冑で、部品の継ぎ目が刃になっています。受けた衝撃を外に逃がす機能を持っており、装甲を透過して内部に損傷を与える「鎧通し」のような技も防ぎます。

防護服の武装錬金シルバースキン

 その圧倒的な防御力は防護服の武装錬金・シルバースキンといい勝負ですが、その大きさ故に着こなすことが出来たのは歴代継承者の中でも2、3人ほどしか居ないであろうと言われています。

賊刀鎧を着た校倉必

 所有者は校倉必(あぜくら かなら)。鎧海賊団の船長で、幼い頃に妹の「こころ」と共に父の漁船に忍び込んだ際、鎧海賊団の襲撃を受け、皆殺しにされる中で雑用係を欲していたという理由でただ一人生き残りました。その後は憎悪を押し隠して雑用係をしていましたが、海賊団が戯れに賊刀・鎧を彼に着せた事から鎧の所有者となり、海賊を殲滅して、自らが新頭目となりました。とがめは今は亡き妹の「こころ」と少し似ていたらしく、とがめに一目惚れしていました。七花が殺さずに勝利した初めての相手です。

双刀 槌

 双刀・鎚(カナヅチ):「重さ」に主眼が置かれ、すさまじい質量のかたまりで、持ち上げることさえ満足に敵わない刀と言われます。刃渡り二尺三寸ほどで鞘も鍔も刃文もなく、上下の区別もあいまいな石刀です。そのため上下自在という意味で「双」の字が当てられています。軽く投げ落としただけで硬い地面にめり込むほど重く、薄刀・針の対とされている刀です。ダイダラボッチの子孫と言われる剛力無双の凍空(いてぞら)一族が狩りに使用していました。

凍空こなゆき

 所有者は凍空こなゆき。本来は所有者ではありませんが、凍空一族の最後の生き残りなので扱えるのは彼女だけとなっています。一人称は「うちっち」で、一族が全滅(これについても次回)して以来、洞窟に住処を変えて兎などを狩りながら独りぼっちで暮らしていました。凍空一族は狩りに刃物をほとんど使っていなかったため、とがめに訊ねられるまでこなゆきは「鎚」の存在を知らず、刀を見たこともありませんでした。それまでの変体刀所有者と違い剣術や武術の心得は全くありませんでしたが、半ば遊びとして七花と勝負したところ、素人故に動きが全く読めなかった七花は、左腕を骨折して敗北します。その後真庭忍軍の頭領の一人である真庭狂犬に肉体を乗っ取られましたが、武術の達人故に七花に動きを読まれて倒されました。とがめの依頼で「鎚」を尾張に運び、その後は三途神社で世話になっている模様です。

可憐な七実
 
 次回はここまでで私の最もお気に入りのキャラ、鑢七実(「お姉ちゃん」と呼びたい)についてです。もう私はこの人が好きすぐる。

鑢七実


 
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おお! 刀語、懐かしい〜♪

こんばんは♪ お久しぶりです。
「刀語」ですね。 西尾維新らしい素晴らしい作品だと思います。
おねえちゃんも良いけど、私のイチオシは、否定姫です!
(戸松遥さんサイコー♪ 笑)

という訳で、続きが気にならなくない訳でもないわね。。。(笑)

Re: おお! 刀語、懐かしい〜♪

 shobunoさんこんばんは、いらっしゃい。お久しぶりです。

> 「刀語」ですね。 西尾維新らしい素晴らしい作品だと思います。
> おねえちゃんも良いけど、私のイチオシは、否定姫です!
> (戸松遥さんサイコー♪ 笑)

 すでにちらちら登場していますね。戸松さんは本体の方が魅力的……いやなんでもありません。

> という訳で、続きが気にならなくない訳でもないわね。。。(笑)

 まさにいいタイミングで、いえ悪いタイミングで見ているのかしら
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