中国美女列伝(その15):瓊英~水滸伝に花を添える美少女戦士

雨と猫
 
 本日は雨模様。広範囲で大気が不安定だそうです。水不足が少しは解消されるといいですね。夏から秋へのターニングポイントということなら雷だって我慢するのですが、明日はまた猛然と暑いという予報が。猛暑は…猛暑はもう…

らめぇ!

 と、柄にもなくみさくら語(知らない人はググってみましょう)を炸裂させてみたところで金曜恒例中国美女列伝行ってみましょう。

瓊英その1

 先週はお休みしてしまいましたが、今回は15回目ということで、水滸伝に登場する美少女武将として瓊英を紹介します。

瓊英その2

 瓊英(けいえい)は実は108星には含まれていないのですが、これは登場時期が遅くて既に108星が揃って以降の登場となったからで、現代風にリメイクするならば、誰か適当な好漢を殺して後釜に据えるとか、登場時期を早くするなどして絶対108星に加えたくなる美少女です。

リアル瓊英その1

 瓊英は梁山泊と戦った田虎配下の女武将で、花の如きと形容された芳紀16歳のまごうかたなく美少女です。日本では「鬼も18」と言って18歳を美しさの盛りとしていますが、欧米では“Sweet Sixteen”と言って16歳を美の頂点としているようです。この2歳の違いはあちらが早熟なのか、我が方が奥手なのか?

瓊英その3

 ちなみに水滸伝当時の宋は、外に遼という外患を、内に四大叛徒という内憂を抱えた国家でした。四大叛徒というのは梁山泊の宋江のほか、華北の田虎、淮西の王慶、そして江南の方臘(ほうろう)で、宋江はよせばいいのに朝廷に帰順し官職を授かって国の為に尽くしたいと望み、第13回に登場した名芸妓の李師師を通じて時の皇帝徽宗(きそう)に帰順の意を伝えます。

瓊英その4

 梁山泊は晴れて官軍となりましたが、何度も煮え湯を飲まされた高俅、蔡京、童貫らの奸臣はこれを苦々しく思い、毒を以て毒を制するの言葉通り、宋国の内憂外患を梁山泊に一掃させることとします。梁山泊軍は精強でかつ士気も高く、外患である遼を手始めに、田虎、王慶と次々と打ち破っていきますが、奸臣たちはこの戦功を揉み消してしまいます。

リアル瓊英その2

 また梁山泊の切り札である道士の天間星の入雲竜公孫勝や、どんな重病・重症の患者も治療する地霊星の神医安道全ら4人が梁山泊軍から引き抜かれた状態でことで最大最強の敵・方臘と戦うこととなり、苦戦の末に制圧するものの、好漢の三分の二を失う大打撃を受け、破局へと向かうことになるのです。

瓊英その5(武将版と姫版)

 瓊英は資産家の娘でしたが、10歳の時に母方の祖父が亡くなり、両親が瓊英を番頭の葉清夫妻に預けて葬儀に赴いた際、当時盗賊であった田虎に襲撃され両親を失ってしまいます。さらに1年後、田虎が本格的に反乱を起こすと、襲撃してきた田虎の部下の鄔梨(うり)に瓊英は葉清夫妻共々掠われてしまいます。

瓊英その6

 瓊英の美貌が気に入った鄔梨は瓊英を自らの養女とし、葉清も瓊英の身の安全を守るため鄔梨に従いました。その後、両親を殺害した賊の正体が田虎である事を知った瓊英は、田虎に従いながら密かに復讐の機会を伺います。

リアル瓊英その3

 その後、夜ごと瓊英は夢の中で神から武術を伝授されるようになり、特に神が連れて来た張清からは百発百中の石礫を習いました。瓊英はその鍛えた武芸の腕前を鄔梨に披露し、その腕前はすぐに評判となり、瓊矢鏃(けいしぞく)と称されるようになりました。鄔梨は瓊英に相応しい婿探しを始めようとしますが、瓊英は自分と同等に石礫を扱える人物でなければと言って諦めさせます。

瓊英その7

 やがて宋江率いる梁山泊軍が田虎討伐に乗りだしてきます。このとき瓊英は鄔梨から5千の兵を与えられ、先鋒として出陣します。女と見ると発情する矮脚虎の王英(扈三娘の夫・序列58位の地微星)が飛び出してきますが、瓊英は王英の太股を槍で突き刺して落馬させます。さらに扈三娘(59位・地慧星)、孫新(100位・地数星)、林冲(6位・天雄星)、李逵(22位・天殺星)、解珍(34位・天暴星)らを石礫で撃退します。上位36星である天罡星の3人も、特に梁山泊屈指の武芸を誇る豹子頭林冲を撃退している点は絶賛に値します。

瓊英その8

 瓊英にとっては敵は梁山泊ではなく、親の仇の田虎なのですが、復讐の機会を得られずに困っていました。瓊英の気持ちを知った葉清は、梁山泊軍と接触し、瓊英と自分の身の上を説明し、田虎に復讐するために協力したいと申し出ます。

リアル瓊英その4

 その話を聞いて驚いたのが神医安道全でした。瓊英が夢を見始めた頃に、没羽箭(羽のない矢=石礫)の異名を持つ張清(16位・天捷星)も同じ夢を見ており、お互いに宿世の縁で結ばれていると告げられており、張清は病気を看病してくれた安道全にだけ夢のことを話していたのでした。

張清

 安道全の話を聞いた宋江は天与の好機と考え、張清、安道全、葉清の三名を田虎軍に送り込みます。張清と安道全は葉清が見つけた医者という名目で城内に入り込み、安道全は矢傷を負った鄔梨の傷を治して信用を得て、張清を自分の弟で武芸の達人だと紹介します。閲兵所で張清が武芸の腕を見せることになった際に、瓊英は張清を見て、夢の中に出てきた男とそっくりなのに驚きます。

瓊英対張清の石礫合戦

 瓊英は張清の腕を試すために自ら対戦相手となり石礫を飛ばしてみると、張清は瓊英の投げた石を簡単に掴み取り、瓊英が二発目の石礫を投げると同時に石を投げ返すと、二つの石が空中でぶつかり合いました。瓊英は自分と同等の石礫の使い手がいればその者と結婚すると公言していたので、すぐに張清と結婚しました。

リアル瓊英その5

 張清は瓊英に自分が梁山泊軍の武将であることを明かし、共闘を誓います。その後鄔梨を毒殺してその事実を伏せたままにし、梁山泊軍に押された田虎が逃れて来たところで、何食わぬ顔で城内へ引き入れ、生け捕りにしました。瓊英は田虎の二人の弟・田豹と田彪も生け捕りにし、瓊英は梁山泊軍に寝返ることで見事に両親の敵をとったのでした。

瓊英と張清

 田虎討伐戦の最中に梁山泊軍に寝返った瓊英は、張清の妻としてその後の王慶討伐戦にも出征し、張清と並んで王慶の后・段三娘を捕らえるなどの手柄を挙げます。しかし張清の子を妊娠したため方臘戦には出征せず、都に残りました。やがて出産した瓊英は子を張節と名付けたます。

瓊英その9

 張清は方臘戦中に戦死してしまい、瓊英は未亡人となってしまいますが、一粒種の張節を立派な武人に育て上げ、張節は長じて金国との戦争で大活躍して官爵を授けられ、瓊英が天寿を全うするまで大切にしたということです。

リアル瓊英その6

 李師師から水滸伝に寄り道しましたが、次回からはまた四大技女編に戻りたいと思います。

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