コミック版「ほしのこえ」を読む(その4)~地球に残されたノボルの日々は…

扉絵
 
 気温は昨日よりもさらに上がって、もう風薫る…とか言いたくなるほどです。これはもう若葉のささやきが聞こえてきてしまいますよ。もう厳寒は勘弁なんですが、暖かすぎのもちょっと…夏が怖いです。

 ここんときアクセスが200を割り込む日が続いていて、真紅なみに不人気に陥っている当ブログ。私が覗いている他のブログでは、アクセス数について言及したりしているところはないので、当ブログ特有の愚痴というかぼやきというか(笑)。年末年始の頃は400アクセスを越える日々もあったというのに。斜陽とか大英帝国とか引き潮のときとか、様々なネガティブな単語が連想されますが、その一方でどんなに人気が上がったとて一銭の特になるじゃなし、きままにやればいいじゃないというゴーストの囁きもあったりして、それもそうだと安易に低きに流れていくのでした。
 
 ということで今日も今日とて不人気企画のコミック版「ほしのこえ」の4回目を強行するのでした。

 Chapter.4の扉絵は傘をさしたノボルです。横を向いてちょっとうつむき加減。作者さん、野郎の扉絵はもう結構ですから。と思ったらノボルの話から始まるのか。それじゃあしかたないですね。コンビニで買い物をしているノボル。目に付いた雑誌の表紙には「特集 タルシアンプロジェクト 全貌解明」の文字が。あわてて追加で買い込みます。

メールのやりとりに時間がかかっていく

 自転車を降りて踏み切り待ち。雑誌を読むノボル。そこへミカコからのメール。木星を離れて冥王星のずっと先まで行くという、Chapter.3のラストでミカコが送ったメールが届いたようです。メールのやりとりに一層時間がかかるようになりますが、「オールトの雲からでも半年くらいだから、20世紀のエアメールみたいなものだよ うん大丈夫」という文面に、「……何が大丈夫なんだ……」とつぶやくノボル。

オールトの雲

※ はいここでちょっと注釈です。「オールトの雲」とは、太陽系を球殻状に取り巻いていると考えられる仮想的な天体群を指しています。その存在は彗星の軌道長半径と軌道傾斜角の分布の統計に基づく状況証拠のみであるため、これまでのところ、想定される領域で天体が直接観測された訳ではないので仮説の域を出ませんが、オールトの雲には1×1012(1兆個)単位の数の天体が含まれると推測されており、将来的には太陽系の外縁天体の延長と見なされるようになるだろうとされています。そこに存在するであろう天体としては、長周期彗星・非周期彗星、小惑星、未発見の惑星質量天体(木星の4倍ほどの天体が存在するとの説もあります)が挙げられています。

オールトの雲と近傍の恒星

 オールトの雲までいけば近傍の恒星系もそうは遠くはなくなります。そういえば銀河鉄道999ではコメットゾーンとして描かれていましたっけ。ここから先は宇宙法の効力があるのは列車の中と駅の構内のみとなり、ここまでの道のりはいわば「太陽系の庭の中のようなもの」で、以後は無法の荒野なのです。

直接関係ないけど初登場時のメートル。幼いというか可愛い!

 ノボルの高校一年生の一学期はミカコとのメールのやりとりで過ぎていきました。剣道部の部活を終えて携帯を手に取るノボル。メッセージはありません。メールの往復には時間がかかるようになっているのです。自室の机で本を広げるノボル。ふと傍らの携帯に手を伸ばしますが、やはりメールは来ていません。「長峰からのメールを待つだけの自分になってしまう…」

 別の日。中学時代の同級生と出くわしたノボル。この前買った雑誌に注目され「長峰がさ……選抜メンバーで行っただろ?だからちょっと読んどこうかと思って……」

 しかし友人の返事は「そういやそんな奴もいたっけ……」とつれないものでした。忘れてた、地球にいない奴だから関係ないですよ。彼はそんなことより女の子のナンパとか、青春時代の今を楽しむことで頭がいっぱいのようです。彼を無視して去って行くノボル。

青春時代と隔絶していくミカコに…

 「なんだか長峰が哀れに思えた……」かつてミカコと雨宿りしたバスの待合。携帯を取り出してみますがやはりメールは来ていません。がっくりうなだれるノボル。

 さらに別の日。教室から校庭を見ているノボル。カップルが楽しく語らっているのをぼけっと見ています。そんなところにミカコからのメールが!しかしノボルの顔は浮かないままです。ミカコのメールを待っているだけの日々に疑問を抱いているようです。「それでも……それでも俺はその時」

寂しげなミカコの表情が切ない

 ノボルの回想。自転車でミカコと二人乗りしています。そんなにしょっちゅう二人乗りしてたら、傍目にはもうラブラブカップルぜよ。お、セーラー服姿の女学生とすれ違いましたよ。めざとく見つけるミカコ。「あっ城北の制服だよ。見た?見た?ノボルくん」と顔を輝かせています。「いいなあ…」と憧れのまなざし。当時何にも知らないノボルは「大丈夫だよ、着れるさ」と暢気な返事。「うん……」というミカコの寂しげな表情をその時ノボルは見ていませんでしたが、今ならその表情をありありと思い浮かべることができます。

これから知る悲しみ

 「待っていようなんて……覚えていてやろうなんて……そんな……浅はかなことを本気で考えていたんだ……」

 そう……君はやがて知るだろう……時間と距離に引き裂かれてく苦しみと悲しみと切なさを……(by遠野貴樹)

貴樹の声

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