季節を抱きしめて~「やるドラ」第二弾はファンタジック・ラブストーリー

季節を抱きしめて
 
 今日は風がやたら強いですね。一瞬春一番か?と思ったものの、明らかに北から吹いてくるこの強風はどう考えても春一番たりえないですね。まだだ!まだ終わらんよ!というクワトロ大尉ならぬ冬の反撃なのかも知れません。まだまだ冬侮り難し。

まだ終わらんよ!

 しかしそうは言っても季節は確実に春へと移行していくのです。と言うわけでギャルゲーの土曜日、本日は「季節を抱きしめて」です。

スタート画面

 「季節を抱きしめて」は、先週紹介した「ダブルキャスト」と同様、「やるドラ」シリーズの一作で、第二弾に当たります。1998年7月にプレイステーション用として発売されました。2005年にはPSP版が発売され、2009年にはPSPでダウンロード販売が開始されています。

 「ダブルキャスト」に続く発売ですが、ダブルキャストが「夏」であるのに対し、「季節を抱きしめて」は「春」に当たります。開発自体は一番先に行われたため、春夏秋冬の「春」なのですが、発売は「ダブルキャスト」の一ヶ月後となってしまいました。単純に開発が遅れたためかも知れませんが、ラブストーリー的要素の強い本作よりも、インパクトの強い「ダブルキャスト」の方が第一弾として相応しいという判断があった可能性もあります。

攻略本

 とりあえずYouTubeのトレイラーでもどうぞ。これた「ダブルキャスト」に収録されていたものです。

TRAILER

 http://www.youtube.com/watch?v=0AQwDKBlmbo

 トレイラーパート2です。こちらは「やるドラ」シリーズ第三弾の「サンパギータ」に収録されていたものです。

TRAILER2.png

 http://www.youtube.com/watch?v=RklRqaULb_Y

 ちなみに「やるドラ」シリーズは、「夏」の「ダブルキャスト」、「春」の「季節を抱きしめて」の他、「秋」の「サンパギータ」、「冬」の「雪割りの花」があります。「サンパギータ」はサスペンス要素が強く、「雪割りの花」はバッドエンドの多さに「鬱展開」とされるゲームですが、私は二作目までしかプレイしていません。

見つめるまなざし
 
 それではおおまかなストーリーを。

 季節は春。山間の地方都市に住み、一年間の浪人生活の後大学に入学した主人公は、ガールフレンドのトモコと一緒に大学へと続く道を歩いていましたが、大学構内の通称「悲恋桜」の木の下で倒れている少女を見つけます。慌てて少女に駆け寄った主人公だが、少女の顔を見て動揺します。それもそのはず、彼女は数年前にこの世を去った主人公の初恋の女性「麻由」とそっくりの顔をしていたのです。

雨の中を駆ける麻由

 目覚めた少女は記憶を失っており、自分のことが何も分かりません。そんな状態の少女を放っておけず主人公は少女の記憶を取り戻すために協力を申し出ます。

 主人公が持っていたタウン誌の占いコーナーをとても気に入った彼女はその日(4月15日)を自分の誕生日とし、名前を決めようとする。するとなぜか彼女は「まゆ」と呟き、それを自分の仮初めの名前にするのでした。

ヒロイントリオ

 少女が「まゆ」と呟いたこと、彼女が気に入った占いコーナーは自分がいい加減に書いてる記事だということに罪悪感を覚えながらも、主人公は明るく振舞うまゆにどんどん惹かれていくのでした。

 主要登場人物は、「ダブルキャスト」に較べて少ないです。

◇主人公(名前なし、設定不可)

 冴えない大学一年生。高校時代に初恋の女の子「麻由」を交通事故で亡くしていて、その子のことが今でも忘れられません。タウン誌でバイトをしていますが、適当に書いている占いページが、雑誌一番の人気コーナーであることに複雑な心境です。

◇国立トモコ(CV三石琴乃)

今カノ・トモ子

 主人公とは予備校時代からの付き合いとなる、友達以上恋人未満な関係なガールフレンドです。さっぱりとした性格で、主人公に対して好意を持っていますが、今ひとつ煮え切らない主人公(それは死んだ「麻由」を引き摺っているからですが)にどっちつかずの関係を保たれています。声のせいか、若い頃のミサトさんという感じがしてしまいます。
何となくミサトの面影を感じませんか?
エヴァOPの若き日のアラサートリオ。左がミサト

 かなり嫉妬深く、劇中「麻由」に惹かれていく主人公にいらだちを隠しません。

ジェラシー・ストーム

◇「麻由」(CV今井由香)

麻由
 
 記憶喪失の少女。どこかの高校のものと思われる制服を着ています。主人公の初恋の人「桜井麻由」に瓜二つです。自分の名前すら思い出せない記憶喪失であるわりに、明るくて天真爛漫です。外見がそっくりなだけでなく、「麻由」を名乗るようになる彼女に主人公はどんどん惹かれていきますが…

◇桜井麻由(CV今井由香)

すがりつく女子高生

 主人公の高校時代の同級生で、初恋(ただし片思い)の人。高校三年生の冬、主人公が告白しようとした直後に交通事故で死亡してしまいました。高校卒業後は東京の大学へ進学する予定でした。

◇綺麗なお姉さん(CV冬馬由美)

恋人と死に別れるって、辛いわよね…

 主人公が住むアパートの管理人の姪で、自身もアパートに住んでいます。主人公の部屋の下の住人で、やたらセクシーで水商売をしているようです。秘密の過去を持っているらしく、本名も明かされていないほど謎の美女。特定のルートで、彼女の過去(過去に付き合っていた彼を交通事故で亡くした)が明らかになります。

展開によってはこういう場面も

 「麻由」は何者なのか?についてはルートによって変化し、「悲恋桜」の精であったり、死んだはずの桜井麻由本人であったり(ある理由で現世にやってきた)しました。劇中、麻由とトモ子の三角関係が修羅場となりますが、トモ子を選択した場合はトモ子エンドに、綺麗なお姉さんと接近すればお姉さんエンドになります。

 これらはグッドエンドですが、もちろんバッドエンドもあって、スケベ心を出したせいで病院行きとか、雨の中飛び出した麻由を追いかけるが結局見つからず後悔するとか、麻由とトモ子、どちらにも逃げられるとか、風俗店にハマるとかがあります。

夜桜と麻由

 そのほか、麻由が記憶を取り戻さず一緒に暮らし続けるというエンドもあって、これは必ずしもバッドではないのでノーマルエンドとでも言うべきでしょう。むしろハッピーじゃないのか?

 あと私はたどり着けなかったのですが、ベリーグッドエンドというのがあるらしいです。

夜の蝶?の麻由

 桜の精にしても死者の霊であるにしても、「麻由」についてはオカルトチックになってしまうのはやや残念でした。そういうオチがあってもいいのですが、そればっかりじゃあ。別なオチも用意して欲しかったです。あとどうしても麻由に肩入れしがちになって、結果的にトモ子が悪役っぽくなってしまうのですが、客観的に見ればちょっと勝気ではあるけど、ゆっくりながら順調に進展してきた彼との恋愛関係を、いきなり現れた小娘にかっさらわれそうになっている訳なので、同情の余地は多分にあります。三石琴乃は芸達者なので、いっそルートによっては「最低な女」トモ子を演じて貰ってもよかったかなと思います。

麻由表情色々

 全般的に「ダブルキャスト」に較べるとインパクトが不足している感じがします。まあこっちのストーリーで猟奇的殺人はそぐわないのですが、恋愛関係はどうしてもやや地味になってしまいますね。ちなみに対象年齢は15歳以上で、「ダブルキャスト」は12歳以上というのはどういうわけなんでしょうか。普通逆じゃないですかね。恋愛をめぐる物語は年齢が高くないと理解出来ないという判断なのでしょうか。15歳以上対象といってもエッチシーンがある訳ではないのですが。せいぜい色っぽくないパンチラ(というかパンモロというか)がある位で。それならダブルキャストにもありましたけどね。

 主人公がなにかというとエッチな妄想に入りがちで、それは選択肢として登場してくるのですが、プレイヤーが感情移入しにくい主人公という感じはありました。「やるドラ」なので、普通のゲーム以上に主人公には感情移入したいところなので、これは問題だったかも知れません。

ドラマCD

 加えて、主人公のトモ子の扱いがひどすぎだな、と思います。主人公からすれば、片思いの桜井麻由の死を引き摺っていて、恋愛に積極的になれない状態ではあるのですが、勝手に恋人面して接近してくる痛い女みたいな扱いはさすがに…。こんなに慕ってくれるのなら、トモ子でいいじゃんと、いつもの理屈を持ち出してしまうのでした。

 ちなみにこの理屈は、既に紹介済みの恋愛対戦RPG「ネクストキング 恋の千年王国」というゲームで、主人公が意中のヒロインに振られたものの、別のヒロインが主人公に恋心を抱いている場合に王様が彼女を紹介して曰く「慕ってくれる相手と結ばれるのが一番なんじゃ」というセリフに由来しています。けだし名言。

積極的なトモ子さん。まあ大学生だし

 この理屈でいくと、「サザエさん」のカツオは花沢さんと、「ドラえもん」ののび太はジャイ子と結ばれるのがよいと言うことになりますが…ご両所、お覚悟はいかに。

 最後に曲の紹介を。大藤史(おおとう ふみ)が歌うED「季節を抱きしめて」。名曲です。

大藤史

 歌詞付きフルHD。しかも高音質です。

フルHD歌詞付き

 http://www.youtube.com/watch?v=hClVrn2PnA0&fmt=37

 本編画像付き。麻由ちゃんパンモロシーンあり。でもエロくはないですよ(笑)。

ゲーム画像入りバージョン

 http://www.youtube.com/watch?v=NVhIF5Hvjac

コレクターズディスク
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