人類は衰退しました 8:妖精さんたちの、ゆめであえたら

七夕ですな

 明日は七夕ですね。一年に一度しか逢えない織姫と彦星ということなんですが、あの二人恋人とかではなくれっきとした夫婦なんですよね。織姫が天帝の娘(令嬢!)なのに、機織りにかまけてお化粧もせずに働きまくっていた(ブラック天界?)ところ、パパンの天帝がさすがに哀れんで、彦星の嫁にやったんだそうです。彦星逆玉じゃないか。しかーし、織姫が結婚後機織りを全くやらなくなったので、怒って織姫を連れ戻して一年一度会うことを許すことにしたとか。

別居夫婦 

 おい天帝……。織姫は(一部女性にとっては理想ともいわれる)専業主婦になっただけじゃないの?いいじゃん、彦星がそれで良ければ。結婚させたり別居させたり、あんまりにも娘に過干渉じゃないですかね。天帝は共働き推奨(というか強要)なんですね。それが天界の風潮なんでしょうか。夫婦なのに逢瀬は年に一回。しかも雨だと中止というのはあまりに過酷な。せめて夢で逢いたいことでしょう(伏線)。

 さてわざわざ前日の今日七夕の話題を振ったのは、明日サボる予定だから(笑)。昨日もサボったけど。世の中いろいろあるんじゃい!と逆ギレしつつ、本日は「人類は衰退しました 8」です。実は8巻と9巻は前後編で、なんと9巻は事実上の最終巻なのです。それでは例によって文庫版裏表紙の内容紹介です。

人類は衰退しました 8巻 

 わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は"妖精さん"のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の"調停官"であるわたしのお仕事。壊滅状態となってしまったクスノキの里の総人口は、激減しました。物資は豊富にあるものの、再建は進まずに、若者の里離れが加速してしまったのです。そんな折、「わたし」の祖父は、古い知人に誘われて旅行に出かけてしまいます。行き先は――月。念のため、丸まり状態の妖精さんをひとりお供につけたものの、心配で不眠症になってしまった「わたし」。その短い睡眠中に、不思議な夢を見ることに……。あにめのこうかは、ばつぐんです? 

 9巻と前後編と言いましたが、正確に言うと7巻後半から連続した物語です。そう、クスノキの里が壊滅したあそこから。ギャグ系の作品だと、どんなに壊滅的被害が生じたり瀕死状態になったりしても、次の回には何事もなかったかのようにデフォルト状態に戻っていたりするのですが、「人類は衰退しました」はギャク多めながらギャグ小説ではなかったということで。8巻は「妖精さんの、ゆめであえたら」です(伏線回収)。

夢でもしあえたら 

 クスノキの里は人的被害はなかったものの、物的被害は深刻で、復旧は大変そうなんですが、実は国連や近隣から手厚い支援物資が送られてきたおかげで、テント住まいながらなかなか快適に暮らすことができるようです。となると人間は怠惰になって、ぐうたらに過ごすばかりで復旧は全然進まず。

 食っちゃ寝生活に呆れて他の里に移住する人々は留まることなく、クスノキの里の人口は減っていくばかり。限界集落化の怖れもあるということで、なんとか人口減を食い止め、復旧を加速させようとするマイちゃんですが、そんな彼女をおっぽり出してお祖父ちゃんは月旅行に行くという。

妖精さんたち 

 Yは例によってサブカルとかBL系の文化で“町おこし”を試みますが、腐女子が増えても全然建設的になりません。国連からはさっさと復旧作業やれやと叱られ、妊婦のヤンママは逆子の出産をなんとかしてくれと言ってくるし、お祖父ちゃんは月に行ったきり連絡は途絶えるしで、難問山積状態に不眠症になってしまうマイちゃん。

 頼るとろくな事にならないと知りつつ、ついつい妖精さんに頼ってしまうマイちゃん。良く効くという睡眠薬「ラクッコピコリン」という怪しい粉薬を貰いますが、うっかり瓶からこぼしてしまい、クスノキの里中にラクッコピコリンが散布されてしまいます。すると始まる夢の中での不思議な出来事。

妖精さんたちの、ゆめであえたら 

 拡張現実が夢の中で起こってしまい、願望が叶う夢の中から出てこなくなるクスノキの里の人々。なんと寝たまま身体を動かして最低限の用足しをする始末。いくら飲み食いしてもカロリーゼロだし、そもそも満腹にならないし。楽しいのはわかりますが(実は私も行きたい)、いくらなんでもラクッコピコリンの効果はそんなに長く続かないだろうと思いきや、ヤバイ薬のように密造密売が行われていました。妖精さん謹製アイテムはそうなることが多いですな。

 自分が現実逃避しがちなタイプだったマイちゃんですが、じっちゃんの調停官の名にかけて解決に奔走します。初期よりずっとアグレッシブになってきましたね。仕舞いには自ら逆子を取り上げたり。産婆スキルもラーニングです。

マイちゃん20160706 

 出産は無事終了し、人々は夢から醒め、クスノキの里もようやく復旧への道を進み始め、いいことばかりでもうマイちゃんの不眠症は大丈夫だねと思いきや、お祖父ちゃんが参加した月旅行プロジェクトの主催者からは計画の打ち切りを伝える「ご遺族の皆様」宛の手紙が届きます。お祖父ちゃん、まさかの月世界で遭難!さあどうするマイちゃん!待て次巻!
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