記憶に残る一言(その63):丹波文七のセリフ(餓狼伝)

エディケアのモデル

 新聞でたまに見掛けて気になっていた女性モデルといえばこの人。心配そうにこっちを窺っているような表情です。薬指に指環があるので人妻という設定なんでしょう。

エディケア 

 小林製薬の「エディケア」という薬の広告なんですが、エディケア→EDICARE→EDをCAREする…という、いかにも小林製薬らしいネーミングですね。要するにEDないしED気味な男性に、活力溢れる毎日と“男の自信”を取り戻させるという趣旨の薬のようです。うーん、婉曲な表現。

松川佑依子 

 それはともかく、この女性の何とも言えない表情が気になっていたのですが、クレジットがなくて誰だか判らず。例によってGoogle先生に頼ったら、元グラビアアイドル・タレントの松川佑依子ではないかというネット情報がありました。Wikipedia先生の記事にも記載がありました。もうすぐ26歳ということで、まだ若い人ですね。人妻風にメイクすればちゃんとなるところが流石です。

松川佑依子のDVD 

 うん、このDVDのパケだとソレっぽい感じがしますね。大学生時代からモデルとして活動し、月~金は金融会社でOLをし、土日に芸能活動を行うという、某週末ヒロイン的な活動をしていたようですが、残念ながら昨年中にグラビアから引退し、本年3月31日付けで芸能活動を終えてしまったそうです。

餓狼伝25巻 

 それはさておき、本日は記憶に残る一言です。今日は「バキ」シリーズと共に長期連載(掲載誌の休廃刊による休止も多いけど)している板垣恵介の「餓狼伝」から主人公丹波文七のセリフを紹介しましょう。

夢枕獏 

 「餓狼伝」は、夢枕獏の格闘小説を原作にしています。私にとっての夢枕獏は「上弦の月を喰べる獅子」とか「涅槃の王(神獣変化)」といった伝奇SFのイメージが強いのですが、世間一般的には「陰陽師」のイメージなんでしょうかね。自身は「エロスとバイオレンスとオカルトの作家」と自称しており、確かに昔は菊地秀行と似た作風の作品が多かったような。

上弦の月を喰べる獅子 涅槃の王
 
 実は小説版「餓狼伝」は読んだことがなく、読んだのは板垣版のコミックだけなんですが、基本的なストーリーや登場人物の性格・設定は概ね原作どおりなんだそうでうが、オリジナルキャラクターの登場や原作にないトーナメント大会など、改変も行われているそうです。なのであくまで板垣版のみで語ります。

丹波文七 

 主人公の丹波文七は特定の流派・道場に属さず、ひたすら実践的な強さのみを追い求める在野の格闘家です。ベースは空手のようですが、柔術など様々な他流派の技法も習得しています。普段は警備員などで生活費を稼ぎ、様々な格闘技団体に道場破りを仕掛けていましたが、プロレス団体FAWに道場破りをかけた際にプロレスラーの力量を侮り敗北を喫しました。以来、自らを一から鍛えなおし、3年後にFAWのリングに乱入してリベンジを果たします。

松尾象山 

 以来、北辰会館館長・松尾象山(モデルは大山倍達)、FAW社長・グレート巽(モデルはアントニオ猪木)などの格闘界の重鎮に興味を持たれるようになります。序盤から中盤にかけては主人公として数多くの戦いを繰り広げてますが、中盤から始まった北辰会館トーナメント大会では直前の戦いの傷が癒えておらず、
ずっと観戦していました。トーナメント終了後は再び物語の中心に戻り、トーナメントで活躍した選手らに実戦の戦いを仕掛けて回っている。道場破りというよりは個人テロという気もしないではないですが。

グレート巽 

 そんな丹波文七が自分を表現したセリフがこれです。相手をディスっているのではなく、あくまで自分自身に対する自虐的ともいえる発言ですから。向こうにいるのは伝統派空手の神山徹です。

どこに出しても恥ずかしい立派なバカです 

 神山徹は寸止めルールの伝統派ですが別格の実力者で、フルコンタクトルールの北辰会館のトーナメント大会にあえて出場。1回戦、2回戦を寸止めのまま相手に敗北を認めさせるというファイトスタイルで勝ち上がります。そして3回戦で北辰会館のエースで松尾象山の懐刀と呼ばれる姫川勉と対戦します。

 寸止め神山その2寸止め神山

 この姫川勉、伝統派出身でしたが北辰会館に道場破りをかけた際、松尾象山に返り討ちに遭い、以降いつでも松尾象山の首を狙えるという理由から北辰会館に所属しています。美形でスマートですが実力は本物で勝利への執着心も非常に強く、これまでに闘って負けた相手は松尾象山だけという、「魁!!男塾」なら伊達臣人のようなキャラです。

姫川勉 

 神山は同じ伝統派出身ということでか姫川に敵愾心を露にし、あえて寸止めにせずに挑みますが、天才姫川には全く触れられず、逆に寸止めのままで正確な攻撃の映像を見せられて心を折られて敗北しました。

寸止め姫川

 それまではまさに空手バカ一代だった神山、試合後は一線を退くことを決意し、ストイック路線を放棄して酒や美味い料理を嗜み、若妻と結婚して(50代になるまでDTだったらしい)、青少年育成のための空手道道場を始めます。

餓狼伝24巻 

 そこへやってきたのが丹波。実は神山が呼んだらしいです。酒を酌み交わして、共に青少年育成のための空手道を追求しようと申し出る神山。「空手バカと言われ、半ば悦に入っていたわたしがその実――ただのバカだったという現実です」と自嘲する神山。

どこに出しても恥ずかしい立派なバカです 

 それに対し、丹波は言います。神山道場の住所、本町(モトマチ)2丁目を30分探した。その理由は本町(モトマチ)と本町(ホンチョウ)を間違えていたから。「どこに出しても恥ずかしい立派なバカです」

ドラえもんも呆れかえる 

 いやいや、ご謙遜を…と言いたいところですが、本当にバカだな、丹波。ドラえもんも呆れかえりそうです。しかし……「地上でイチバン強ええ空手、バカじゃなければ務まりません。俺や神山さん――あなたのような」このセリフにより、神山は再び餓狼の道に戻ることを決意するのでした。50過ぎてるのに…

郭海皇 

 「引き戻してくれると思っていたよ……丹波文七ならきっと…………」。まあバキ世界では55歳の愚地独歩とか75歳の渋川剛気とかが現役バリバリでやってますし、郭海皇なんて146歳の化け物さえいますからまだまだヒヨッコなのかも知れませんが。

どこに出しても恥ずかしい立派なバカです 

 しかしこのセリフ、見ようによっては相手に向かって言っているようにも見えるので、相手をディスる時にも使えそうですね。インパクトがありすぎるからケンカになること必至なので濫用は控えた方が吉でしょう。

餓狼伝6巻
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