ダンバインとぶ:プロレスラーの入場曲にもなった「聖戦士ダンバイン」OP

アラシック

 今週末はジャニーズ事務所のアイドルグループ「嵐」が札幌ドームでコンサートを行います。ということで、道内のみならず全国から嵐の熱狂的ファン(通称「アラシック」)が大挙して札幌に集結するらしいので、札幌のホテルは満員御礼状態のようです。ただでさえ外国人観光客で混んでいるので、フリで来た人は地獄を見るかも知れません。せっかくいらっしゃったのであれば、コンサートだけでなく、札幌の名所や食事なども堪能していって欲しいものです。グッズ購入で大変かも知れませんが、札幌経済への貢献もオナシャス。

ダンバインとぶ

 さて本日は久々に「なつアニソン」です。今日は「聖戦士ダンバイン」のOP「ダンバインとぶ」を紹介したいと思います。

聖戦士ダンバイン

 前々から「主役ロボットなどの名前を連呼するタイプの主題歌は好きじゃない」と言っているユースフですが、すいません、「ダンバインとぶ」は思い切り「ダンバイン」を連呼しています。でも好きなのはなぜかというと、詞もメロディーもひたすらカッコイイからです。「カワイイは正義」と言いますが、「カッコイイ」も正義だ!

ジャケットチェンジ版ダンバインとぶ

 「聖戦士ダンバイン」は1983(昭和58)年2月5日から1984(昭和59)年1月21日まで全49話が放映されました。中性ヨーロッパ風ファンタジー世界観は、今なお富野作品の中でも評価が高く、私は当時から大好きだったのですが、実は大半の視聴者には受け入れられず、オーラバトラーも当時は玩具化が難しく、メインスポンサーだった玩具メーカーのクローバーが倒産の憂き目に遭っています。

CD版ダンバインとぶ

 昆虫をモチーフにしたオーラバトラーのデザインは低年齢層には受けませんでしたが、モデラーを中心とした若年層以上の間では絶大な支持を集め、放映終了後も現在に至るまでガレージキットやアクションフィギュアが数多くリリースされ続けています。ストーリーといい世界観といい、小学生は相手にしていないかのような内容なのに、子供向けの玩具メーカーがメインスポンサーだったというミスマッチが最大の問題点だったのだろうと思います。正直クローバーの玩具は出来がいいものとは思えませんでしたし。

ダンバインテレビサントラ盤

 総監督だった富野富野由悠季は第一話から失敗したと感じたそうですが、当時私は舞台を地上世界に持ってきたことを「いかんなあ」と思っていました。でもWikipediaを見ると、止むにやまれぬ事情でやっていたんですね。色々な事情で思い通りの作品が作れないというのは辛いことでしょう。
ゴラオンカラー
ゴラオン
 
 ただ、オーラバトルシップなど物語後半のメカデザインを担当した出渕裕に対し「出渕のアホが(笑)」と言っていますが、これはちょっと納得がいかない気がします。富野総監督は特に宇宙戦艦然としたラウの国のオーラバトル・シップ「ゴラオン」について批判しているようですが、当時読んだアニメ雑誌には出渕裕と湖川友謙の対談が掲載されていて、そこで出渕裕はかなりのダメ出しを喰らっていたのですが、その中の出渕の言い訳に「富野さんに『これじゃヤマトになっちゃいますよ』と言ったら『ヤマトでいいんだ』と言われた」という趣旨の内容があったのです。これが正しいのであれば、一方的にメカデザイナーを叩くのはいかがなものかと…

ウィル・ウィプス

 なお湖川友謙はアの国のオーラバトル・シップ「ウィル・ウィプス」のデザインは褒めていましたが、他はボロクソに貶していました。特にゴラオン(笑)。まあ波動砲みたいな「オーラ・ノヴァ砲」を艦首に搭載しているし、我々もかなり突っ込んだので仕方ないですが。

ゲア・ガリング
グラン・ガラン

 クの国のオーラバトル・シップ「ゲア・ガリング」もダメだと言っていましたが、個人的にはゲア・ガリングは一番好きなデザインです。戦艦というよりは空母然としていたので、オーラキャリアーということでいいんじゃないかと。グラン・ガランについては何て言っていたか忘れました。

網倉一也

 「ダンバインとぶ」は作詞:井荻麟、作曲:網倉一也、編曲:矢野立美、歌唱:MIOでした。井荻麟は前にも触れましたが富野由悠季のペンネームです。網倉一也は1978年にシンガーソングライターとしてデビューしましたが、作曲提供の依頼が多かったことから作家としての活動にウエイトを置き、1980年代以降はアイドル、歌謡曲などジャンルを問わず数多くの楽曲を提供しています。

超電子バイオマン

 矢野立美は歌謡曲の編曲、特撮・アニメの劇伴などを手がける作曲家・編曲家で、特に1985(昭和60)年の「超電子バイオマン」の劇伴ではシンフォニックな要素を取り入れ、スーパー戦隊シリーズの音楽の方向性を変えたと評価されています。

MIO.jpg

 MIOは早大在学中からソウル・バンドのヴォーカリストとして活動し、歌唱力で脚光を浴びていました。1982(昭和57)年にメジャーデビューし、数々のアニメソングを歌いました。2001年に歌手名をMIQ(三玖、みく)と改めていますが、現在も活発に活動中で、「MIQ姐さん」と呼ばれています。

若い頃の前田日明

 この曲はイントロが強力で、どれくらい強力かといえば、元プロレスラーの前田日明が新日本プロレス在籍時に入場テーマ曲に使用していた程です。イントロのリピートでしたが、確かこの頃は「前田明」名義でした。ニックネームも「格闘王」の前で「スパークリング・フラッシュ」とかいうよく分からないものでした。

オーラバトラーダンバイン

 (オーラ)
 オーラロードが ひらかれた
 きらめく光 俺をうつ
 オーラの力 たくわえて
 ひらいた翼 天にとぶ

ズゥワース

 恐れるな 俺の心
 恐れるな 俺の闘志
 のびる炎が 正義になれと
 雷はねて ソォドがはしる

ドラムロ

 海と大地を つらぬいた時
 オーラバトラー ダンバイン
 オーラシュート ダンバイン
 アタック アタック アタック 俺は戦士

ビアレス

 オーラロードを つらぬいて
 風にまぎれて 来る奴が
 オーラの力 忘れてか
 憎しみ燃やし 火を放つ

ビランビー

 急ぐなら 俺がやるさ
 生きるため 俺が走る
 殺し合うのが 正義でないと
 知って闘う 戦場だけど

ビルバイン

 ふたつの腕を 振りあげて呼ぶ
 オーラバトラー ダンバイン
 オーラシュート ダンバイン
 アタック アタック アタック 俺は戦士

ボチューン

 オーラロードが ゆれ動く
 さまよう心 流れるか
 オーラの力 呼んでみろ
 暗闇の中 道ひらく

ライネック
 
 目をこらし 見つめてみろ
 闇の中 星はあるさ
 払う手のひら 血のりついても
 恐れはしない とびこめばいい

レプラカーン
 
 肉を切らせて とどめをさせば
 オーラバトラー ダンバイン
 オーラシュート ダンバイン
 アタック アタック アタック 俺は戦士

シーラとチャム

 それでは聴いてみて下さい。まずはフルバージョン。カッコイイイントロに聴き惚れますね。MIOの歌声も実に凜々しいです。


 
 MIO改めMIQ姐さんがシャウトするライブ版です。ノリノリです。



 OP映や本編映像を組み合わせたMAD版。一番の歌詞では第一話の映像を使用しているのでダンバインが3機出てますね。二番では後半の主役機ビルバインが登場。シーラ様もちらっと登場。センスのいいMADです。



 なお、第一話の完成フィルムをみた富野総監督は、「自身の趣味性のみで作品を制作している」と感じ、番組内容を当初の構想から大幅に変更することを決意しました。

シーラ様

 その結果については色々と思う所はありますが、最大の功績だと思うのは、当初は男性の老人だったナの国の王・シーラ・ラパーナを美少女の女王に変更したことでしょう。私の中ではアニメ史上最高の女王の地位を今なお保っています。

シーラ様その2
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