おれはグレートマジンガー:メカが話しかける珍しい歌詞の「グレートマジンガー」OP

色付く大通公園
 
 時雨れる札幌からこんばんは。春雨は一雨ごとに暖かくなりますが、秋雨は一雨ごとに寒くなりますね。いつの間にか紅葉も進んですっかり見頃になりました。赤や黄色の木々もいいですが、下生えの草に散らばった落葉もまた美しいものです。でも、こんな美景はあっという間に終わってしまうのでしょうね。今のうちにガン見しておかねば。

超合金グレートマジンガー

 本日は久々になつアニソンです。今回は「グレートマジンガー」のOP「おれはグレートマジンガー」を紹介しましょう。

マンガ版グレートマジンガー

 「グレートマジンガー」は人間が乗り込んで操縦する初の巨大ロボットアニメ「マジンガーZ」の後継作品で、1974(昭和49)年9月8日から1975(昭和50)年9月28日まで全56話(4クール強)が放映されました。巨大ロボットというと、鉄人28号の方が先行していますが、操縦者はリモコンで外部から操縦していました。また鉄人28号は内装武器を一切持たず、怪力と頑健を武器としていましたが、マジンガーZは「鉄(くろがね)の城」の異名のとおり数々の超兵器を内装装備していました。

ボロボロになったマジンガーZ

 「グレートマジンガー」の主役メカであるグレートマジンガーは、「マジンガーZ」の最終回に登場します。これまで戦っていたDr.ヘルの機械獣を遥かに超える戦闘力を持つミケーネ帝国の戦闘獣の攻撃によりボロボロになったマジンガーZを救出するために出撃し、戦闘獣を一蹴してみせてその力を見せつけるというデビューを飾りました。

剣鉄也

 マジンガーZの操縦者兜甲児は開発者(兜十蔵)の孫ということで、遺産的にマジンガーZの所有者になりました。相棒であるアフロダイA(後にダイアナンA)の操縦者も光子力研究所所長の弓教授の娘弓さやかが操縦しており、本当にパオロット適性があるのかやや疑問の向きもありましたが、グレートマジンガーの操縦者剣鉄也は孤児で適性テストを受けて引き取られ、グレートマジンガーのパイロットとして訓練を受けてきた自称「戦闘のプロ」です。

炎ジュン
ビューナスA

 相棒のビューナスAのパイロットである炎ジュンも同様に孤児からビューナスAの操縦者になるべく育てられた経緯があり、そもそもパイロットの資質もマジンガーZ時代より上という設定になっていました。

マジンガーZとの大きさ比較

 そしてグレートマジンガーですが、死んだとされていた兜甲児のパパン・兜剣蔵(兜十蔵の息子)が、マジンガーZを超える“偉大な勇者”として建造した発展強化型ともいえる機体で、基本設計はマジンガーZをベースにしていますが、攻撃力・防御力ともにより強力になっています。

キラ・ヤマトとシン・アスカ

 もっとも、終盤は逆にアメリカから戻ってきた兜甲児と大幅に改良されたマジンガーZに主役を奪われる形になってリベンジされています。大きさは大分違っていたはずなのですが、ほぼ同じ大きさになったりして。「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の主人公でありながら、前作「機動戦士ガンダムSEED」の主人公キラ・ヤマトに主役の座を奪われて不遇をかこったシン・アスカは、兜甲児に主役を奪われた剣鉄也の30年後の再現とも呼ばれたりします。

暗黒大将軍

 敵のミケーネ帝国は、闇の帝王が支配し、総司令官の暗黒大将軍の下に七大将軍がいて、それぞれ特徴的な戦闘獣軍団を率いていました。

暗黒大将軍と七大将軍

 私は悪霊型戦闘獣を率いる悪霊将軍ハーディアスが不気味で好きでした。魔術や妖術を使うあたりも他の将軍達とは違ってミステリアスだったし。でも中々登場しなかったんですよね。

悪霊将軍ハーディアス

 マジンガーZは当初飛行能力がなく、外付けで飛行ユニットジェットスクランダーを装備して飛行能力を得ましたが、グレートマジンガーは最初からスクランブルダッシュという飛行能力を有しており、マジンガーZの弱点を解消した完成度の高い機体でした。マジンガーZのコクピット兼搭乗装置であるパイルダー(最初はホバーパイルダー、後にジェットパイルダー)に対し、グレートマジンガーの操縦席兼搭乗装置のブレーンコンドルは速度、武装が強化され、水中航行も可能という強力なものでした。

ブレーンコンドル

 ま、作品紹介はこの位にして、「おれはグレートマジンガー」は画期的な歌だったと思います。私は基本的に主役メカの名前を連呼するタイプの伝統的アニソンはあまり好きではないのですが、「おれはグレートマジンガー」は歌っている主体がグレートマジンガー自身であるということで異彩を放っています。

翔べ!ガンダム

 だいたいロボットアニメの主題歌は、誰が歌っているのか判然としないのが常です。これは歌手が誰かという意味ではなく、歌の主体が不明という意味です。例えば「機動戦士ガンダム」OPの「翔べ!ガンダム」では「正義の怒りをぶつけろガンダム」「銀河に向かって翔べよガンダム」といったフレーズがあるのですが、これって誰が言っているのでしょう。アムロが言っている、地球連邦軍の兵士が言っている、テレビを見ている視聴者が言っているなど、様々な解釈は可能ですが、歌詞を見る限りでは歌の主体は断定できません。

小池一夫

 ところが「おれはグレートマジンガー」はタイトルでわかるとおり、グレートマジンガーが主体の歌です。こういうアニソンは珍しいと思うのですがいかがでしょうか。作詞は小池一雄。なんと「子連れ狼」などの劇画の原作者として高名な小池一夫が1976年まで名乗っていた名前なのです。マジンガーZのOP「Zのテーマ」の作詞もこの人です。

渡辺宙明

 作曲・編曲は映画音楽、アニメ・特撮作品の音楽を多数手掛ける渡辺宙明。歌詞と歌詞の隙間を埋める独特の擬音(「バンバラバンバンバン~」「ダダッダー!」「バンバンババン~」「ガンガガン」など)を取り入れたスキャットを挿入するのが特徴の一つで、本作でも「ダッシュ!ダッシュ!ダンダンダダン」のフレーズが使われています。

水木一郎

 そして歌唱はアニソン界の帝王と呼ばれるアニキこと水木一郎とコンムビアゆりかご会(児童合唱団)。このトリオは「マジンガーZ」から変わっていません。

グレートブーメラン

 ダッシュ!ダッシュ! ダンダンダダン
 ダッシュ!ダッシュ! ダンダンダダン
 ダッシュ!ダッシュ! ダンダンダダン
 スクランブル ダッシュ!

ブレストバーン
 
 おれは涙を流さない
 ロボットだから マシーンだから
 だけどわかるぜ 燃える友情
 キミといっしょに 悪を撃つ

サンダーブレーク

 必殺パワー!サンダーブレーク
 わるいやつらをぶちのめす
 グレートタイフーン 嵐を呼ぶぜ

グレートタイフーン

 おれはグレート!
 グレートマジンガー!!

スクランブルダッシュ収納時

 ダッシュ!ダッシュ! ダンダンダダン
 ダッシュ!ダッシュ! ダンダンダダン
 ダッシュ!ダッシュ! ダンダンダダン
 スクランブル ダッシュ!

兄弟機

 おれは言葉をしゃべらない
 ロボットだから マシーンだから
 だけどわかるぜ 正義の心
 平和を守り 悪を撃つ

アトミックパンチ

 必殺パワー!アトミックパンチ
 むらがる敵をぶっとばす
 ネーブルミサイル 炎を呼ぶぜ

ネーブルミサイル発射

 おれはグレート!
 グレートマジンガー!!

崖っぷちに立つグレートマジンガー

 ということで本局はグレートマジンガーからパイロットである剣鉄也に対するメッセージという非常に主体と客体がはっきりした歌なのでした。まあ歌詞の「キミ」はテレビを見ているちびっ子も含んでいるのでしょうが。

マジンガーブレード

 なお余談ですが、グレートマジンガーはマジンガーブレードという剣を2本装備しているのですが、正義側のアニメメカとして初めて剣を装備したロボットであり、後のアニメの魁となりました。いざという時は二刀流を披露するほか、剣を持たないマジンガーZに1本を貸したりもしています。機械獣が持っていた剣を奪って一時的に使うということはマジンガーZもやっていましたけどね。

サンダーブレークその2

 それでは聴いてみて下さい。まずはフルバージョン。画像は一枚絵ですが。歌の途中にも「ダダッダ!」というスキャットが入っていて宙明節全開です。



 テレビOP版。一番だけですが、収納可能なスクランブルダッシュ、ブーメランにもなる胸の放熱板など、マジンガーZより完成度が高いことが動画からも窺えると思います。



 1999年のライブ版。影山ヒロノブと一緒に歌っています。バンドメンバー紹介をしているのでオリジナルより長くなっています。

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