ドラゴンクエスト:超人気シリーズの原点「ドラクエⅠ」

銭函海岸

 こんばんは。9月の健康診断に備えて土曜日のみならず日曜日もウォーキングしている今日この頃です。日曜日にまとめる見るアニメが減ったということが大きいですが(笑)、夏でも2日連続で運動する気になり、実行できるというのは北海道ならではでしょう。筑波嶺ではとてもその気になれない…

ドラゴンクエスト

 日曜日はレトロゲーム紹介の日にしようと思っているのですが、いろいろあってしばらくやっていませんでした。今日は当初の路線に戻って超名作「ドラゴンクエスト」を紹介したいと思います。このゲームが出現しなかったら、あれほどゲームにずっぽしはまることはなかったかも知れません。そう考えるとある意味罪なゲームです。

ドラクエスタート画面

 今ではすっかりメジャーになって、日本一有名なRPGですが、一作目は発売日に余裕で店舗で買えたんですよね。発売日は1986(昭和61)年5月27日。続編が出て以降の通称は「ドラゴンクエストI」になりました。以後「ドラクエⅠ」としましょう。来年がドラクエ30周年ということになるのでいろいろイベントがあるような気がしますね。同年内にMSX、MSX2に移植されたほか、リメイク版として「ドラゴンクエストⅡ」とセットでスーパーファミコンやゲームボーイに移植され、2000年代以降には携帯やスマホのアプリとしての配信も行われています。

スタート地点周辺

 キャッチコピーは「今、新しい伝説が生まれようとしている」。「ウルティマ」の二次元マップのフィールド画面と、「ウィザードリィ」の対話式戦闘画面という、当時の洋物二大PRGの「いいとこ取り」をしたスタイルは非常にプレイしやすいものでした。なんと容量は512kbit(64KB)しかなく、現在の画像1枚分以下しかありませんでした。それであれだけワクワクする冒険の旅を描くのですから、イマジネーションを刺激するって大事ですね。

SFCリメイク版

 シナリオ・ゲームデザインは堀井雄二、キャラクターデザインは鳥山明、ゲームミュージック作曲はすぎやまこういちと、以後のシリーズで名トリオを組む3人が結集したのでした。開発期間は約5か月だったそうです。

ドラクエイラストその1

 伝説の勇者「ロト」の血を引く勇者である主人公は、悪の化身「竜王」にさらわれたローラ姫を救い出し、竜王を倒すことを目的としています。が、後述しますが実はローラ姫を助けなくてもクリアすることができたりします。その場合は「Ⅱ」に繋がらなくなってしまいますが、そもそもは単発ゲームの予定だったもので。

ドラクエイラストその2

 勇者ロトの再来とはいえ、初期は滅茶苦茶弱い主人公なので、竜王を倒すという遠大な目的を達成するため、敵であるモンスター(魔物)を倒して経験値とゴールドを稼ぎ、レベルを上げて基本能力の引き上げや魔法習得を行うとともに、強力な武器や防具を購入して戦闘力を強化していきます。この頃既に「橋」を越えると敵が強くなるという判りやすいエリア分けができており、橋を越えて未知の領域に入っていく時のドキドキ感はたまらないものがありました。

ドラクエイラストその3

 名作であることは疑いないのですが、今からすると色々とツッコミどころも多かった「ドラクエⅠ」。いくつか挙げてみましょう。

恐怖のカニ少女

① カニ歩きの主人公:主人公はどちらに移動中であっても常に正面を向いており、画面をぱっと見ただけでは移動方向がわかりませんでした。カニに呪われた「呪いのウォーキング」か。おそらく横向きや背面の絵を載せるだけの容量が…

「はなす」コマンド

 このせいで、「はなす」コマンドを使用する際、さらに続けて話したい相手のいる方角を東西南北の中から選ばなければなりませんでした。町や城の人はそんなにうじゃうじゃいるわけではないので、複数と接触する状況というのはほとんどなく、いらない機能だったと思います。他にも階段を昇降するにも「かいだん」コマンドを使わなければならないなど、まだまだ精練されていない部分があったということでしょう。

ドラクエイラストその4

② 勇者に冷たい王様:これはシリーズ共通ですが、基本世界を救おうとしている勇者に対して王様は非常に冷淡な扱いをします。お城には色々な武器防具もあろうに、最低装備しか与えられません。そんな装備で大丈夫か?せめて銅の剣に革の鎧くらいは支給しろよと言いたいのですが。

ロトのしるし

 これについては、「自称勇者」がたくさんいるので、財政破綻を防ぐために厚遇できないのではないかといった解釈も可能でしょう。海を隔てているとはいえ目と鼻の先には竜王の城。キメラなど飛行系モンスターもいる中、落城もせずに戦線を維持しているということは、それなりに軍事費もかさんでいることでしょうし。

リアルロトの剣

 それに主人公、「勇者ロトの血を引く」とは言っても、特に何の証拠も持っていないんですよね。客観的に見るとそれって単なる自称ですよね。せめて由緒ある剣か防具の一つも持っていれば良かったのですが。

ロトシリーズで固める

③ 謎の呪文「レミーラ」:何しろ第一作なので、以後続々と新呪文が登場するのはわかります。が、何と消えてしまった呪文もあるのです。それがレミーラ。ドラクエⅠでは洞窟などのダンジョンは基本真っ暗で、周囲の状況がわかりませんでした。売っているたいまつを使えば周囲3×3のマスを明るくしてくれますが、やはりダンジョンの構造がわかりにくいため、周囲5×5のマスを明るく照らしてくれるレミーラは非常にありがたい魔法でした。が、時間が経過すると次第に視界が狭まっていくという面倒くささもありました。

レミーラ使用中

 「Ⅱ」以降はダンジョンが明るくなったので、レミーラはお払い箱となってしまいましたが、「トルネコの大冒険」シリーズや、「少年ヤンガスと不思議のダンジョン」などの派生作品においては、フロアの地形が分かる巻物として登場しており、非常に重宝されているそうです。

ローラ姫

④ ローラ姫幽閉先:ローラ姫はアレフガルド王家の王女で、当代の王様であるラルス16世の一人娘です。物語開始時点の半年前に竜王にさらわれてしまいましたが、なぜか竜王の城ではなく、とある洞窟に監禁されています。竜王は世界征服後、ローラ姫を妻にする予定だったらしいですが、それなら閉じ込めておくにしても普通自分の城にだろうと思います。

バラン星

 いや、ゲームシステム的にはわかります。竜王打倒は最終目標だけど、そこまでの道のりは長いので、中間目標としてローラ姫の救出を設けたという。宇宙戦艦ヤマトの航海における中間地点バラン星のようなものです。

ローラ姫とドラゴン

 エロゲーならば、ローラ姫は夜ごと日ごと竜王とかその手下にたっぷりと可愛がられている(性的な意味で)ところでしょうが、そこは健全なファミコンソフトなのでそういうことはなかったぜ!で当然なんですが、なぜにあんあ辺鄙な洞窟にドラゴンの門番一人置いただけで放置していたのでしょうか。

ローラ姫の嘆き

 妄想するに、ドラゴン(というかモンスター全般)には宝石とか金貨といったきらきら光る高価なものを集める習性があり(モンスターを倒すと金品を得られる根拠にもなりますな)、竜王に命じられてローラ姫をさらったドラゴンは、ローラ姫の美しさに見惚れ、思わず命令に背いてローラ姫を「収集」してしまったのではないかと。ドラゴンなどのモンスターにとって美女と宝石は同価値なのか。そして部下のドラゴンに背かれた竜王は焦って行方を捜索させたものの、人間との戦争もあって思うように探せないでいたところに主人公にまんまと横取りされてしまったとか。

ダースドラゴン

 竜王が人間の姿になれるので、上級のドラゴンには同様の能力があるのかも知れません。門番ドラゴンもそれが可能だとすると、ローラ姫の貞操が非常に危ないのですが、門番ドラコンは竜王の城に出る「キースドラゴン」や「ダースドラゴン」ではなく、ノーマルなドラゴンなので多分大丈夫。大丈夫じゃないとやだなあ。救出時にドラゴンの仔を身籠もっていたローラ姫とか、あまりにエロゲー展開すぐるし。

王女の愛

⑤ 「王女の愛」:主人公に助け出されたローラ姫は、「王女の愛」をくれます。名称からして山口百恵の「ひと夏の経験」の「♪あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ」的な妄想が膨らみますが、実際には姫の愛がこめられたペンダントです。せめてそれまで肌身離さず身につけていたものだといいのですが、どうも形状的にそれは無理なような。実は姫の部屋の引き出しに放り込まれていたものだったりして。

ローラ姫の愛(笑)

 この「王女の愛」、自分がラダトーム城から見てどこにいるか教えてくれるという謎機能があり、それは勇者ロトの血を引く勇者の証である「ロトのしるし」を発見するのに役立つのですが、一回クリアして発見場所を覚えていれば、別に「王女の愛」がなくても探すことが可能です。なので「王女の愛」はなくてもいい=ローラ姫を救出しなくてもクリア可能なのです。

お姫様だっこのローラ姫

⑥ ローラ姫のわがまま(その1):ドラゴンから救出したローラ姫、ラダトームの城に連れて帰ってくれと主人公にお願いします。それは当然なのですが、なんと姫の要望でお姫様抱っこをしながら城に戻ることになります。この間、勇者のグラフィックは専用のものに変化するのですが、中ボスであるドラゴンを撃破した直後とはいえ、その他のモンスターもうようよと徘徊しているであろう洞窟内やフィールドを、主人公に両手が塞がった状態で歩いて行けと言うローラ姫の無茶振りは一体なんなんでしょうか。

やはり戦闘時はこうかな?

 そしてそんな状態でも普通に戦える主人公もそれはそれで凄い。やはり戦闘中は姫を放り出しているんでしょうか。

ゆうべはおたのしみでしたね

 なお、最初のプレイ時はダンジョンを出たら素直にキメラの翼を使って真っ直ぐラダトームの城にもどった馬鹿正直実直な我が主人公でしたが、途中で宿屋に泊まると上記のようなセリフが聞けるということが判明してからは、当然宿屋に「お持ち帰り」しましたとも。「おたのしみ」って一体なんなんでしょうね?トランプでもやってるのかな(すっとぼけ)。

竜王のセリフ

 なお、ローラ姫を抱えたまま城に帰らずに旅を続けることも可能で、私はやったことありませんが、そのまま竜王を倒すこともできるそうです。リメイク版ではローラ姫を抱きかかえたまま竜王に話しかけると、竜王の台詞が追加されたり、エンディング前の演出も一部変更されるようになっているとか。竜王は余裕ぶっこいてますが、自分の嫁にしようとしていた姫をだっこして主人公が登場というのは何気にNTRじゃなかろうか。「道中さんざん“おたのしみ”してきたze!」くらい言って悔しがらせたいですね。

恐怖の無限ループ

⑦ ローラ姫のわがまま(その2):ローラ姫は、シリーズでお約束となってい感がある「無限ループ」の最初の使い手です。まずはドラゴンから救出した際に、城まで連れて行って欲しいと言い、拒否しても「そんなひどい…」と言ってゲーム進行をストップします。まあここで断るのはあまりに外道なので、「いいえ」の選択自体ギャグなのでしょうからそれほど気にはなりませんが。

ローラ姫地獄

 続いて「王女の愛」受け取りも拒否すると「そんなひどい…」の無限ループ攻撃。自身の愛を拒むことを許さないローラ姫、ある意味ヤンデレ?さらに無事竜王を討伐し、城に帰還するとEDが始まり、役目を終えた主人公は王の座を譲ろうとする王の誘いを断り、新天地へと旅立とうとすします。

最後の最後にしゃべる主人公

 余談ですが、この時、ドラクエシリーズにはあるまじき事態が。なんと主人公がしゃべるのです。「できるかな」最終回のノッポさんか!

怖いノッポさん

 そしてそんな主人公をローラ姫は呼び止め、共に連れていって欲しいとせがみます。さあここでも選択肢こそ出るものの、いくら「いいえ」を選んでも「そんなひどい…」の無限ループです。

殴るのをやめない

 まさにジョジョの「君がッ 泣くまで 殴るのやめないッ!」的なローラ姫。絶対に要求を拒否できないというのは王家のスキルか何かなんでしょうか。でも主人公が宿屋で「ゆうべはおたのしみでしたね」をやっていたのだとすれば、これは拒否できなくても仕方ないかも知れません。王女を「傷物」にしておいて一人で去るなどッ!!

王様もビックリ

 でも真面目な主人公(というかプレイヤー)ほどローラ姫に何もせず城に送り届けるので、「いいえ。わたしの結婚する女性がいるなら、それは私自身で探したいのです」という気持ちにもなろうというもの。そうか、だからローラ姫を救出しないプレイが可能なんですね。なんかローラ姫がわがままし放題の地雷女に見えてきてしまいます。ホントはそんな人じゃないと思いますが…

とある竜王

⑧ バッドエンド:ドラクエⅠにはシリーズ唯一のバッドエンドが存在します。無限ループのローラ姫?いや、それも怖いっちゃ怖いですがそうではありません。終盤、竜王と対面時に「せかいのはんぶんをやろう」という誘いに「はい」と答えると文字が赤くなり、マップが真っ暗となって画面が完全に停止し、ゲームの続行が不可能となるのです。

竜王の誘惑

 その寸前に竜王はパスワードを教えてくれるのですが、これを入力すると、レベル1、経験値・ゴールドが0で武器防具・道具を全く持っていない状態でスタートするという罠。このバッドエンドについて、音楽担当のすぎやまこういちは「わかりやすく言えば、あそこで「はい」と答えてしまうようなズルい政治家を生み出してはいけないんです」と、そのイベントでの選択がプレイヤーに対し“祖国愛”を確かめるものだったと再評価しています。う~んすぎやまさんの説はちょっと政治的すぎるような気もしますが、「はい」と答える政治家ってのは…あの「友愛」の人?ポッポちゃん?それならすごく納得してしまいますが…

バッドエンド画面

 でも竜王もこんなだまし討ちをするようなセコいキャラではなく、世界の半分をちゃんと割譲してくれる誠実なキャラだったなら、私はそれはそれで良かったのにと思ってしまいます。お前さては「はい」を選んだことがあるな!?ですとッ!!……実はそうです(笑)。もちろんその後の竜王に対する私の攻撃が鋭さを一層増したことは言うまでもありません。ここでこそ無限ループでいいじゃないですか。「それを選ぶなんてとんでもない」的な。

ローラ姫カード

 人間とモンスターの共存のためには、生息エリアを分かつというのも一つの方策だと思ったりもしますが…やっぱりダメ?

ヤンデレオールスターズ

 なんかローラ姫一辺倒になってしまいましたが、やはりドラクエⅠのヒロインなので仕方有りませんね。というか、他に固有名のある女性キャラがいないという…。ローラ姫、鳥山デザインであまり色気はありませんが一応可愛いので許せますが、もしブスでこれほど凄まじい粘着ヤンデレだったとしたらひたすら恐怖の対象でしかないですね。アニメ、漫画、ゲームのヤンデレはとりあえずほとんどが美形なのは、やはりブサイクだと「洒落にならない」からなのでしょうか。

ゴーレム登場

 廃墟と化したドムドーラ、狂ったゴーレムが守る城塞都市メルキド、湖の町リムルダールなど、味のある場所も多かったですが、今から思えばやはり容量不足でしたね。主人公のレベルも30までしかなかったし。でもファミコンの主力プレイヤー(とされていた)の子供達にRPGを普及させるため様々な工夫がされていました。

ローラ姫救出後

 例えばドラクエⅠは主人公だけの単独プレイで、パーティーの概念がありませんが、これは容量の問題もあったでしょうが、ファミコンの主力だったアクションゲームが基本主人公一人で行うものであったことや、RPGそのものになじみのないプレイヤーにパーティープレイは敷居が高いという配慮だったろうと思います。実際Ⅱからはパーティープレイになっていますし。

宿屋にて

 またレベルが1から2になるのに必要な経験値を当初の「20」から、レベルアップの爽快感を味わってもらうために「7」に引き下げたり、HPが0になってしまってもゲームオーバーにはならず、ゴールドを半額失うだけで経験値と所持品はそのままの状態で再スタートが可能となっていますが、これは従来のRPGにおける戦闘敗北のリスクがあまりに高いと思われたため導入されたもので、その後のドラゴンクエストシリーズにも受け継がれていきます。お金はなくなっても、経験値さえ無事であればいずれはレベルアップで乗り越えていけますからね。

ステータス画面

 「つよさ」のステータス画面も、当時のPCゲームでは実際にプレイすることでプレイヤーが主人公の強さを体感できれば、詳細な情報を表示せずとも十分だったところ、家庭用ゲーム機の場合、友達や兄弟などの観戦者を伴って迷路や謎解きを話し合いながら協力して進めていくというプレイスタイルが予想されたことから、プレイヤー以外の初心者にも主人公の強さを知ってもらうために詳細な「つよさ」画面を作ることにしたのだとそうです。配慮って大事ですね。

コスプレするローラ

 最後のローラ姫のコスプレを。……って節子ッ!これローラ姫のコスプレと違うッ!コスプレしているローラやッッ!!……一応ちゃんとしたのもあったけどそれほどじゃないですね(失礼)。

ローラ姫のコスプレ
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