道央旅行記(その4):上富良野と美瑛

雪印種苗園芸センター
 
 言うまいと思えど今日の暑さかな、ということで暑中お見舞い申し上げます。札幌も最高気温29度。軒並み30度を超えている内地を思えば文句も言えまいと今日もウォーキングに行ってきました。土日ともに同じルートでは芸がないなと思って豊平川を下流方向へ行ってみました。違う道を行くというのもちょっぴり冒険気分があっていいですね。

上富良野八景

 道央旅行記の最終回です。中富良野町まで来たので残るは上富良野町と美瑛町です。まずは上富良野町ですが、ここには美景スポット「上富良野町・八景」というものがあります。そのうち2つに行ってきました。

パノラマロード江花

 まずは「パノラマロード江花」。富良野盆地より50mほど標高が高い丘の上から、盆地に向かって伸びる5kmにおよぶ直線の下り坂です。ひたすらまっすぐな道を下っていくと、富良野岳の麓へ吸い込まれるようにも思えます。ドライブだけでなく、ウォーキングやサイクリングも満喫できるコースですが、車道と歩道が分離されていないのがややネックですね。

どこまでも~は~てしなく~

 ♪どこまでも~か~ぎりなく~♪とglobeの「DEPARTURES」を歌いたくなるような。夏だから雪は降り積もってませんが、きっと冬は歌のまんまになるんでしょうね。

ジェットコースターの路

 続いて「ジェットコースターの路」。国道237号線沿いから折れた「西11線農免農道」なんですが、2.5kmもアップダウンの激しい直線道路が続くことから「ジェットコースターの路」と呼ばれています。倉本聰のテレビドラマ「優しい時間」の撮影にも使われた場所で、今では観光スポットとして人気の道路になっています。

上り下りを繰り返す

 この道で走り込みをしたら「山の神」が誕生しそうだと思ったら、実際練習に使っているチームもあるそうです。来るのが結構大変ですけどね。

青い池

 いよいよ「丘の町」美瑛に。まずは「青い池」に行きます。芸のない名前だと思ったら、1988(昭和63)年12月に噴火した十勝岳の堆積物による火山泥流災害を防ぐため、美瑛川本流に複数建設された堰堤のひとつに水が溜まったものだということで、自然の産物ではないのです。国土地理院発行2万5千分の1地形図では水たまりと見なされているため水面は描かれていなかったり。

自然の場所じゃないけど

 偶発的に人造池となったため、周囲に自生していたカラマツ、白樺等の樹木は立ち枯れてしまいましたが、その光景がまた独特の風情を感じさせます。水には水酸化アルミニウムが含まれており、美しい青色に見えます。水の青さと立ち枯れた木々の幻想的な景観から、カメラマン等を中心に口コミで広がり、いつの頃から誰からともなく「青い池」と呼ばれるようになったそうです。売店もトイレもなく、駐車場すら最近ようやく整備されたという場所ですが、観光客ぞろぞろなんで、俗化すりゃいいというものではないですが、もう少し金儲けの算段を考えてもいいんじゃないかとも思います。

白鬚の滝

 そして「青い池」と対で語られることの多い「白ひげの滝」。美瑛川の本流にかかり,数十条の細い糸を引いて落差30メートルで落水する珍しい地下水の滝です。青みがかった滝水が白い髭にみえることから命名されたとされるますが、白ひげの滝も美瑛川も水酸化アルミニウムを含んでいるので「青い池」同様青く見えるようです。見た目は美しいですが飲用には適さないとか。

深い渓谷

 美瑛川に架かるブルーリバー橋から一望できますが、滝と反対側の深い渓谷と緑深い森の景観も見事です。

パッチワークの丘

 続いて「丘の町」らしくパッチワークの路」。美瑛の丘陵地帯を走る国道237号線周辺のことです。連作防止のために区画ごとに異なる農産物を植えていることからまるでパッチワークのようだということでこの名前が付きました。

パッチワークの路全景

 そしてこの周辺にはCMに使用されたことで有名ななった木や丘が散在しています。まずは「ケンとメリーの木」。大きなポプラの木です。

ケンとメリーの木

 1972(昭和47)年~1977(昭和52)年に生産された4代目スカイラインは、若い男女のカップルがスカイラインに乗って日本各地を旅するというシリーズもののCMを放映しており、この二人の名がケンとメリーであり、広告キャンペーンが「ケンとメリーのスカイライン」と銘打たれたことから、通称「ケンメリ」と呼ばれました。当時もカッコイイと思いましたが、今見てもカッコイイデザインだと思います。

ケンとメリー
ケンとメリーのスカイライン

 YouTubeにスカイラインの当時のCM集がありました。3分15秒あたりから「ケンとメリーの木」が登場します。



 あれから40年経つわけですが、当時既に巨木だったせいかあまり変化がないようにも思えます。ポプラは成長が早い反面、寿命は比較的短く、数十年から100年程度で老木となるそうなのですが、となるとそういつまでも健在ではないのかも知れません。

セブンスターの木

 続いて「セブンスターの木」。大きな柏の木ですが、1976(昭和51)年に当時の人気タバコ「セブンスター」の表パッケージに写真が印刷されたことから有名になりました。柏といえば柏餅を連想しますが、北海道の道北や道東など寒冷地域では、通常防風林とするクロマツが育たないため、柏やカラマツを採用することがあります。柏は落葉樹ですが、秋に葉が枯れても翌年の春に新芽が芽吹くまで葉が落ちないため、冬季の強風を防ぐ効果があるそうです。この木は一本だけなので防風林というよりは目印のような役割なんでしょうが。

マイルドセブンの丘

 そして「マイルドセブンの丘」。こちらは1977(昭和52)年にやはりタバコの「マイルドセブン」の広告に使用されたことからこの名前が付けられています。木はカラマツで、これは防風林の役割を果たしているようです。なぜにタバコのCMと美瑛は相性がいいのでしょうか。他のCMでも使えばいいのに。

旭川駅

 美瑛の美しい風景をみながら旭川駅着。旭川駅は高架化されておりモダンですが、木工産業が盛んな旭川市の中心駅にふさわしく、内装には北海道産のタモ材が使用されていて暖かみを感じます。

旭川駅構内

 旭川市といえば北海道では札幌に次ぐ人口を有する道北最大の都市なのですが、札幌市が今なお人口増を続けて約200万人なのに対し、旭川は1995年から低落傾向で約35万人とその差は広がるばかりです。札幌への一極集中はいかんですが、旭川は「夏暑く、冬寒い」という内陸気候で年間の気温差が大きく、住み辛いかも知れません。夏は湿度は低く、気温の割には過ごしやすいとか、冬も吹雪やドカ雪は少なく、実際はそれほど厳しくないという説もありますが。

スーパーカムイ

 旭川は観光もせずにスーパーカムイで札幌に。特急なのにグリーン車がありませんが、4号車の指定席車両は自由席車両よりグレードの高い内装となっており、「uシート」という名称が付けられています。これは新千歳空港を結ぶ「快速エアポート」と同じですね。それもそのはず、スーパーカムイの半分は新千歳空港駅-札幌駅間を快速「エアポート」として直通運転を行っているのです。こちらはビジネス利用も多いのでラベンダーエクスプレスと違って1時間30分程度で旭川-札幌間を結んでいます。外観もシャープかつクールでスピード感を醸し出していますね。

黄昏の美瑛

 ということで、道央旅行記はこれにて終了です。北海道は良いところですが、道央の風景はまた格別ですので、機会があったらぜひ一度いらしてみて下さい。
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