道央旅行記(その3):フラノラベンダーエクスプレスとファーム富田

もみじ台緑地
 
 二十四節季に忠実な北海道、大暑を過ぎて暑くなってきまして連日の30度超えと高湿度でマイッチングです。内地の「惨状」を思えばあまり文句も言えませんが…。この先一週間は30度前後の気温となる見込みで、まさに夏真っ盛りです。

ドイツビールのみなさん
ドイツ風おつまみ

 大通公園に設置された札幌ドイツ村(ビアガーデン)でビールにソーセージと行きたいところですが、結構お高いんですよね。立秋は8月7日なのでそれ以降は秋の気配が…となることを期待しています。内地では立秋以降が往々にして夏本番の暑さだったりしますが、ここでも北海道は二十四節季に忠実であって欲しいものです。どうせ大寒とか大雪とかは忠実なんだしさ(ぶつくさ)。

札幌駅

 さてそれでは昨日の続きで、翌日おいしいビュッフェの朝食を平らげた後、タクシーを呼んで札幌駅に向かいます。定山渓温泉から札幌駅までは、時間にして50分位、メーター料金で7500円以上かかっていましたが、定額になっており、で5000円になるという思いもかけなかった喜びが。ちなみに新千歳空港から札幌中心部までも8000円という定額料金になっているので、4人で移動するなどならJR+地下鉄とどっこいどっこいかも知れません。楽さではタクシーに軍配ですな。

ノースレインボーエクスプレス

 札幌駅で事前予約しておいた臨時特急フラノラベンダーエクスプレス3号に乗り込みます。札幌9時5分発で富良野11時着の臨時特急です。札幌-富良野間を乗り換えなしで快適に結びます。

クリスタルエクスプレス

 思いっきり富良野美瑛方面を満喫したい場合は7時55分発の1号に乗るべきなのですが、定山渓は札幌市内とはいえなにしろ「奥座敷」なので、朝食を食べてからでは間に合いません。旅行の日くらい食事はゆっくり楽しみたいので3号の利用と相成りました。ちなみに1号と4号(富良野発)はクリスタルエクスプレス車両、3号と2号(富良野発)はノースレインボーエクスプレス車両を使用しています。

フラノラベンダーエクスプレス3号

 ということでノースレインボーエクスプレスの5号車に乗車。富良野を出発する際には先頭車両となり、前方に広い視界が広がるのでしょうが、残念ながら札幌発では最後尾でした。

ラベンダー色の座席

 車内はラベンダー色で統一されており、さすがラベンダーエクスプレスと名乗るだけあります。ハイデッキで天井にも窓があるなどいかにもリゾート特急という趣です。札幌-旭川を結ぶ特急スーパーカムイが1時間30分弱であることを考えると特急のくせに結構時間がかかっていますが、そこは観光列車なので。停車駅は札幌駅-岩見沢駅 -滝川駅-芦別駅-富良野駅で、車掌のアナウンスで駅周辺の説明もあるところが異色でした。大半の乗客は富良野駅まで乗るのであまり熱心に聞いていませんが。

富良野駅

 定時に富良野駅着。富良野とは景気のいい名前ですが、名前の由来はアイヌ語の「フラ・ヌイ」(臭いがするところ)だそうです。この臭いとは周辺にある十勝岳の噴気や温泉水に含まれる硫化水素の臭いだそうです。駅にエレベーターやエスカレーターがないのがちょっと残念。リゾート地なのでもう少し気合いを入れても…

富良野市

 とりあえず第一の目的地はファーム富田。実は富良野市ではなく中富良野町所在です。他にも南富良野町、上富良野町がありますが、それぞれ富良野市とは別の自治体となっています。無責任な観光客的には全部併せて富良野地区でいいやんという気もしますが、地元の人には厳然たる区別があるようで、「富良野といったらラベンダー」とか言ったら、「富良野にラベンダーはそんなにはない。あれは中富良野が中心」とか言われちゃいました。

中富良野町営ラベンダー園

 中富良野は町営ラベンダー園もあるのですが、あえて無視してファーム富田に急ぎます。町営ラベンダー園は無料なのになぜと思われるかも知れませんが、ファーム富田も入場無料なのです。

ファーム富田

 ファーム富田では1958年から香料用にラベンダー栽培を開始し、全盛期の1970年には富良野地方全体でもラベンダーの栽培地域が230ヘクタール以上、約250戸の農家が栽培を手掛けるまでに拡大しましたが、以降は合成香料の急激な技術進歩と貿易自由化による安価な輸入香料の台頭により急激に衰退していきます。1973年には近隣一帯でのラベンダー栽培農家はファーム富田のみとなってしまいました。

カレンダーの写真

 どん底の中、1976年に国鉄のカレンダーでファーム富田のラベンダー畑が紹介されると徐々に観光客やカメラマンが訪れるようになり、その後ドラマ「北の国から」で放送されることによって観光地として一躍有名になりました。その後はポプリなどを中心にラベンダーの加工を始め、香水の発売、オリジナル石鹸を発売などにより、ラベンダー一本経営が成り立つようになっていきました。

ファーム富田その2

 園内ではおよそ15ヘクタールでラベンダーが栽培されているほか、ほかにもキンセンカ、ヒャクニチソウ、ベゴニア、サルビアなど多くの花が栽培されていて美しいお花畑の景観を構成しています。訪れた7月28日は7月も終盤ということでラベンダーもそろそろ終了という時期でしたが、他の花は元気に開花中でした。特にブルーサルビアがラベンダーを喰うほどに咲き誇っていましたね。

ラベンダーソフト

 園内には各種スイーツや富良野メロンなどが売られていますが、とりあえず名物のラベンダーソフトクリームをいただきました。香水臭かったらどうしようとかちょっと不安もありましたが、香りは実にマイルドで、味わいは実に爽やかで大変美味しゅうございました(料理記者歴30年の岸朝子か)。

ラベンダー石鹸
ラベンダー芳香剤

 園内はラベンダーの香りに満ちているのですが、特に香りの強いのは香水ショップ。ここで名物のラベンダー石鹸や芳香剤なども買ってしまいました。無料で入れて貰っているので少しは商売に貢献しないとという気になりますね。

ドライフラワーの舎

 その他、日本最大規模のドライフラワーアレンジメントの展示スペースがある「ドライフラワーの舎」などもあります。暖色系の花材をふんだんに使い“北海道の秋”を表現した建物内のアレンジメントは一見の価値ありです。ラベンダーのドライフラワーを使った、リースをはじめとするアレンジメントの販売も行なっています。

花はいいね

 ということですっかり「花とおじさん」になりましたが、「花はいいね。花は心を潤してくれる。自然が生み出した癒やしの極みだよ」とカヲル君状態でここを後にしたのでした。続きはまた次回。

ファーム富田その3

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