ちはやふる2(その10):団体戦遂に決着!そして個人戦の火ぶたが切って落とされる
富士山が世界遺産に登録されることになりました。五合目までした上ったことがない(しかも中学生時代にバスで行っただけ)ので偉そうなことは何も言うことはできませんが、古来江戸では富士山と並び称されていたのが筑波嶺。三保の松原も加えて貰えるのなら、ご一緒に筑波嶺もいかがでしょうか?
……と、昔のファストフードでアップルパイを売りつけようとする店員のようなことを言いつつ、今日もちはやふる2、行ってみましょうか。千早達、瑞沢高校かるた部の対戦相手が富士崎高校だということでの前振りでした(笑)。
それではまず第19首。
机君と筑波の連敗で後のない瑞沢高校。流石に常勝富士崎高校は強い。しかし、三連勝するぞ!と叫ぶ太一。不言実行がモットーの太一とは思えない発言。それに気付いた軍師・机君は「変わろうとしている…」と喝破。ここで勝つと一皮剝けそうな予感です。
指の激痛に苦しむ千早。相手は読手・きょこたんの孫娘山城理音。“感じ”のいい二人の激闘は互角でしたが…
ついに決着が。やはりA級の千早が一枚上でした。序盤押されて終盤押し返すというのは完全に千早のスタイルですね。
勝利を決めたというのにこの表情の千早。負けたときは心底悔しそうなのに、勝利したときは無表情です。
そして礼をした姿のままで爆睡。猫もびっくりな「ごめん寝」「すまん寝」姿です。
一方太一と肉まん君は富士崎高校と互角の展開。5枚差を付けられていた太一も姑息な戦術などを駆使し、じわじわとエロムに追いついていきます。そしてダブルの運命戦。ここに持ち込むのに、太一の肉まん君はさりげなく札を呼んで、揃えていきます。これは東京都予選で北央学園が使った戦法です。敗戦から学んでいるなあ。むしろ常勝富士崎、ここまで押し込まれたことがなかったのか気付くのが遅れました。覇者の驕りか。
曽根好忠の「行方もしらぬ恋の道かな」で揃えた瑞沢高校。太一の千早への心境そのままの歌ですが、やんぬるかな太一には運が全くありません。運命戦では自陣が読まれた方が圧倒的に有利ですが、その幸運がやってきません。
しかし、その時爆睡していた千早が目覚めます。その時リツコさんが「やはり目覚めたのね、彼女が…」と言ったとか言わないとか。太一の幸運の女神が見つめた札は……
読まれたのは曽根好忠!太一と肉まん君、同時に自陣を死守してここに三連勝達成!「下の句が読まれるまでが試合…」と呟くかなちゃんの言葉にきょこたんも微笑みます。
そして勝利確定!瑞沢の三強が堂々の勝利を収めます。千早と肉まん君はA級の意地を見せてくれました。そして太一はA級を相手にしても全勝。実力は十分。これはもうB級の個人戦も優勝して昇級するしかないでしょう。
全員で勝利を喜ぶ瑞沢高校。みんな要所要所でいい仕事をしました。勝利の喜びは、分かち合う仲間がいる分、個人戦より団体戦の方が大きいのではないでしょうか。瑞沢高校は常に3勝2敗という僅差の勝利を続けながら遂に栄冠を手に入れました。ちなみに3位は明石女子を破った北央学園です。東京は1位と3位ということで、異例の2校出場に恥じない結果です。
負けたのは私の責任という富士崎高校の桜沢先生。横でエロム主将が偉そうな顔をしているのは何故なんでしょうか。自分は勝ったというのならともかく、格下の太一との主将対決に敗れたというのに反省の色なし。
一方、綾波レイのごとく無表情だった理音に涙。読手の孫娘というアドバンテージを生かせなかったことを謝罪します。
千早には誰も勝てなかったと慰める桜沢先生。この人は決して厳しいだけじゃありません。良い指導者ですね。「謙虚になりあさい…」この言葉を糧に理音も一層成長するといいですね。
会場を出る千早、新と出くわします。団体戦の良さを理解して貰いたい千早の言葉に「うん」を繰り返す新。言葉は少ないですが、実感は伝わりました。
続いて第20首。回想シーンが多くて幕間回かと思いきや個人戦に突入します。
表彰式です。賞状を受け取る主将の太一。個人戦は一回戦で負けても団体戦は全勝するという誓いを守りました。
そして優勝旗を受け取るのはエースで自称キャプテンの千早。目標達成に涙が溢れます。まさに滂沱の涙。
しかし千早の右手人差し指は…ぶり返した痛みに女帝に病院に連れて行って貰います。診察の結果は…なんと不明。どういう症状なんだ千早。大病院で精密検査が必要ということで、明日の個人戦はあきためるよう言われます。
ホテルに帰ってきた千早。間違えて男子部屋に入り込みます。逆夜這いか。すると太一が一人で眠っています。流石に疲れたんでしょうね。「ありがとう…」といいながら添い寝?する千早。この太一的に大興奮のシチュエーションに、やはり気付かない太一。彼の運はまたゼロとなっていたのでした。
翌日、肉まん姉の押しつけるTシャツは瑞沢高校の団体戦勝利を祝福するものでした。「着たいなあ…」と呟く千早は強行出場決定。まあもう20話ですし、新や詩暢と戦う機会はこれを逃してはありそうにないですからね。
団体戦を「遊び」だと軽視する詩暢出陣。しかし競技かるた自体が興味のない人からすれば「遊び」に他ならないのですが…
対戦相手を見つめる詩暢。一回戦から新と当たってぎたぎたに打ち負かしたいみたいですが、残念ながら当たりませんでした。
新と共に会場入りする千早。太一はB級なので別会場です。やはり新を前にすると千早の表情が違う気がします。「かるたが強い人が好き」という千早の言葉は間違いないみたいです。
千早一回戦の相手は明石女子の主将・夕部慶子。準決勝では肉まん君を圧倒して勝利していました。その実力に偽りはなく、序盤は例によって押される千早。
やはり左手でかるたを取るのは困難なのか?さあ次回からは個人戦の激戦が描かれることになるのでしょう。
最後に恒例顔芸特集です。今回もあんまりありません。
苦戦する太一を励ますように出てこようとする原田先生の生き霊。そしてその度に追い払われます。千早は素直に聞いてくれるのに。やはり原田先生は太一の恋敵か。
新と太一と千早の関係に興味津々の菫ちゃん。まさかの「新×太一」の発想が出来たなら、腐女子の素質がありそうですな。
病院でレントゲンを撮ったのによくわからない千早の症状。ここのところずっとシリアス顔だった千早が珍しく顔芸しています。
あざ笑いに来た北央OBの須藤。大学生になったはずなのに相変わらず千早にちょっかいを出しています。こいつの高校生への粘着ぶりを見ると、大学では上手くいっていないんじゃないかという気がします。大学のかるた部でパシリやらされているとか、ぼっちだとか。
新の一回戦の相手は団体戦で新の不正出場を唆した河内でした。まさに運命のいたずら。因果応報というところでしょうか。まったく勝てる気がしない河内(笑)。
スポンサーサイト