黒歴史?アイドルのキャッチフレーズ

 
黒歴史という言葉があります。元々は「∀ガンダム」に登場した用語で、過去に起きた宇宙戦争の歴史のことを指すものですが、ここから転じて、無かったことにしたい、あるいは無かったことにされている過去の事象を指すスラングとしても用いられています。
 
 例えばあの大女優が昔は脱いでいたとか、あの大物歌手が昔はリンゴ箱の上で観衆5人に向かって歌っていたとか、そういうのも黒歴史といえるでしょうが、若い頃、無名の頃は誰もが苦労するものなので、むしろ功成り名を上げた後には美談になるかもしれません。徳光さん泣くだろうし。

 ウィキペディアによると、芸能人・俳優女優・文化人など著名人の黒歴史としては、現在の本人のイメージに合わない経歴や過去の仕事であるとして、具体的には
◇過去のスキャンダル・不祥事・犯罪行為
◇文化人タレントの路線を取る様になったお笑いタレントが封印した、かつて使っていた下ネタ
◇各種子供向け番組やアダルトコンテンツ(ピンク映画・アダルトアニメ・アダルトビデオなど)への出演・関与
◇テレビ番組・テレビアニメ・玩具などとのタイアップ企画的アイドルユニットへの所属
◇失敗した企画、売れなかった楽曲など
が挙げられています。なるほど。

 まあそんなに重いテーマを取り上げる場でもないので、ここでクイズです。黒歴史かどうかは本人の気持ち次第ですが、70~90年代アイドル達に関する、「このキャッチフレーズは誰の?」です。

1.国民的美少女
2.南の国からきたシンシア
3.一億人の妹
4.あなたの心の隣にいるソニーの白雪姫
5.20世紀最後のアイドル
6.初恋の味
7.好きといいなさい!
8.フェニックスから来た少女
9.まごころ弾き語り
10.微笑少女
11.おキャンなレディ
12.さわやか天使
13.抱きしめたいミスソニー
14.ちょっとエッチな美新人娘
15.永遠のアイドル


答え合わせ
1.これは簡単でしょう。

後藤久美子

 そう、ゴクミこと後藤久美子です。今や38歳。F1レーサーのジャン・アレジと結婚してスイスに住んでいるとか。

2.シンシアのニックネームは有名。元祖17歳。

南沙織

 南沙織です。57歳。シンシアはクリスチャンネームのようですね。旦那さんは写真家の篠山紀信です。

3.これも有名なキャッチフレーズです。

大場久美子

 大場久美子です。現在52歳。この人の歌はなんというか…その…
「私のこの歌、こいつをどう思う?」
「すごく…音痴です…」
 本人にも自覚があったようで、「私は女優の世界にお嫁に行きます」なんて言っています。自宅全焼とか事業破産とか離婚再婚とか波乱万丈な人生を送っているようですね。

4.「白雪姫」といえばこの人。

天地真理

 天地真理60歳!還暦!「隣の真理ちゃん」とも呼ばれ、70年代前半を代表するアイドルでした。引退後、復帰する度に変わり果てた姿になっていて、全米が泣いたようです。

5.一転して90年代アイドルです。

高橋由美子

 高橋由美子38歳。90年代早々にこのキャッチフレーズだったので、実際にはもっと後発のアイドルもいたと思いますが、この時代は「アイドル冬の時代」と呼ばれ、知名度の高い人が他に見当たりませんね。

6.これはちょっとわからないのではないでしょうか。

ピンクレディ

 カルピスかと思ったら、なんとピンクレディー!ミーとケイですよ。70年代後半を代表するアイドルですが、この人たちの歌と振付のどこに初恋の味を感じるのかと小一時間問い詰めたいところです。完全に戦略ミスの気がしますが、売れたので結果オーライでしょうか。

7.これはシングル曲のタイトルでもあります。

本田美奈子

 本田美奈子です。2005年逝去。享年38歳と早すぎる死が惜しまれます。「好きと言いなさい」はデビューシングルのはずでしたが、本人がアイドル色が強い「好きと言いなさい」よりも大人の色気が強い「殺意のバカンス」をファースト・シングルにしたいという希望を持っていたため、セカンド・シングルになってしまったそうです。

8.聖闘士星矢みたいな感じですが…

浅香唯

 浅香唯です。三代目スケ番刑事。現在42歳。80年第後期に南野陽子、工藤静香、中山美穂とともに「アイドル四天王」の一角に昇りつめましたが、デビュー当初は全く売れなかったようです。「C-Girl」や「セシル」は名曲だと思います。しかし宮崎県出身で宮崎といえばフェニックスという連想はわかるのですが、「フェニックスから来た」はさすがに意味不明じゃないでしょうかね。

9.確かに最初の頃は弾き語っていましたね。

太田裕美

 太田裕美です。57歳。「木綿のハンカチーフ」はもはや日本のオールディズ。かつてスクールメイツに所属しており、キャンディーズの3人とも共演していたようです。カルテットのキャンディーズもありえたのか?私は昔この人のファンでLPも何枚も買ったんですが、今や一枚も残っていません。

10.誰でもあてはまりそうなキャッチフレーズですが。

小泉今日子

 小泉今日子、キョンキョンです。八丈島出身ではありません。46歳。この人は売れましたが、なによりも話題作りがうまかった。髪型やファッションなど、アイドルの既成観念を常に突き崩していたような。小顔で、「キョンキョンの顔は握り拳大」という都市伝説もありました。いくらなんでも…(笑)。

11.それどころではない黒歴史をお持ちですが。

酒井法子

 酒井法子、のりピーです。41歳。昔はね、とっても可愛かったんですよ。のりピー語も流行ったし、90年代以降はアジアで人気者となり、「碧いうさぎ」はミリオンセラー達成ですよ。ああそれなのに…。「おキャン」じゃすまない位に弾けてしまった最近の方が黒歴史……

12.スポーツが得意でした。現薬丸裕英夫人。

石川秀美

 石川秀美です。45歳。この人のキャッチフレーズはまさにドンピシャですね。健康的なお色気と脚線美が売りでした。90年早々に「出来ちゃった婚」のスキャンダルで引退しましたが、下手を打ったというよりは、事務所の反対を押し切るために確信犯的に行ったそうです。子供はなんと5人。数の問題ではないとはいえ…愛し合ってるのね(笑)。

13.ジ・アイドルのあのお方です。

松田聖子

 松田聖子50歳。80年代を代表するアイドルであり、現在もなおアイドルでしょうか。2回結婚して2回離婚していますね。私はかつてこの人の「青い珊瑚礁」でアイドル歌謡に目覚めました。私の80年代は松田聖子と共にあり。しかし80年代末以降の楽曲からはどうも肌合いがあわなくなって、90年代以降はさほど関心がなくなってしまいました。「Pineapple」「Candy」「ユートピア」の82~83年の連続3アルバムは名盤です。

14.変過ぎるキャッチフレーズで逆に有名になってしまったかも。

中森明菜

 中森明菜46歳。歌姫と呼ばれた彼女は今どこに。どっちかというと友近の物まねのほうが印象強い昨今です。パチンコなんかになっているようですが、本人はとんとお見かけしなくなりましたね。なお「美新人娘」は「ミルキーっこ」と読むそうです。美=み、新人=ルーキーということか(笑)。「ちょっとエッチな」はヘルシーという意味だとか聞いたことがありますが、中森明菜には最初からあんまり健康的なイメージはなかったような。

15.……これはキャッチフレーズではなく、私が勝手にそう呼びたいのです……

岡田有希子

 岡田有希子、享年18歳。人気絶頂の頃に自ら命を絶ってしまった彼女はこう呼ぶしかないかと。後追い自殺も相次いで報じられ、当時は社会問題にもなりました。彼女と入れ替わるような形で酒井法子が登場してきたのが印象的でした。初期三部作の「ファースト・デイト」「リトル・プリンセス」「-Dreaming Girl-恋、はじめまして」は竹内まりあ作詞、次の「二人だけのセレモニー」「Summer Beach」は尾崎亜美作曲、その後の「哀しい予感」は再び竹内まりあと、ニューミュージック・アーティストが登用されていました。生前最後のシングルにして最初で最後のオリコン1位作品「くちびるNetwork」は松田聖子作詞、坂本龍一作曲という超豪華版でした。

 今日は短く企画ものでと思ったのですが、いつもより時間がかかってしまいました。


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ずっとBe with you:「這いよれ!ニャル子さん」のEDは癒しソング?

ずっとbe with you

 「這いよれ!ニャル子さん」は現在放映中なので、終了後に取り上げようと思っていましたが、OPの「太陽曰く燃えよカオス」が凄い歌なので思わず取り上げてしまった前回に続き、先日第8話「ニャル子のドキドキハイスクール」のあまりにぶっ飛んだ展開を見て、今回思わずEDの「ずっとBe with you」を取り上げます。

 (_゚∀゚)o彡°ケイオス!ケイオス!なオープニングとは一転、エンディングはとても綺麗なメロディで、「浄化エンディング」とか「SAN値回復ソング」とか呼ばれています。ちなみに“SAN値”とは、SANITY(正気)の値のことです。

 「クトゥルーの呼び声」などのクトゥルー関連のテーブルトークRPGを遊んでいて、プレイヤーキャラクターがショックな出来事に遭遇したり、人間の知ってはいけない知識・事実を知ってしまった場合などに「SAN値チェック」といって多面体サイコロを振って、正気度がどれほど減るかを確認する訳です。ゼロになると正気を失って狂ってしまうという…。

 つまり「SAN値回復」とは、「這いよれ!ニャル子さん」の本編など狂気に満ちたものを見て失ってしまった正気度を回復させてくれる癒しを与えるものということになります。逆に「太陽曰く燃えよカオス」のような一気に狂気に突入してしまうような破壊力のある電波ソングなどは、「SAN値直葬」なんて呼ばれたりします。

 歌詞はよくよく聞くと「24時間 穴があくほど あなただけを 見つめたい」とか「あなたがお望みなら 夢の中まで 同行です」みたいに、どんだけストーカーなんだという内容を含んでいるので、必ずしも癒しではないような気もしますが、全然気にならないのはニャル子さん(中の人は美人声優阿澄佳奈)の歌いっぷりのさわやかさを伴った可愛らしさのせいでしょうか。背景のアニメのニャル子さんもいつもより30%増しくらいで愛らしいです。

 それにしても第8話…いいのか、あれ?どっかから苦情来ないんでしょうかね。「むう、あれはまさしく朝倉涼子の閉鎖空間…!」「知っているのか雷電~!!」的なパロディの嵐でした。当然ながら私もとても全部は把握しきれないのですが、「涼宮ハルヒの憂鬱」のほか、「マリア様がみてる」とか「ときめきメモリアル」とか…近づいてくるヒロインは、もしや「みつめてナイト」ではないのか!?トースト咥えた少女と衝突は、エヴァ最終回のパロディか?(そもそもあれはラブコメのパロディなのでパロディのパロディ…)きっと他にもたくさんあるんでしょうけど、「カヲル君、君の言っていることがわからないよ!!」状態です。全部わかるって人はそれはそれで何らかの問題がある気もしますが(笑)。

 「這いよれ!ニャル子さん」はもう今季一番アニメでいいんじゃないでしょうか。主要声優さん達はCDドラマ以来共演しているらしいので息も合っているし。

 ちなみに、CD販売促進のために「ドラマCD『這いよれニャル子さん』を10倍楽しく聴く方法!?」、略称「ニャルラジ」というのをWebラジオで一回こっきりでやったのですが、あまりにニャル子とクー子(中の人はお笑い声優?松来未祐)の掛け合いが面白かったため、4シーズンにわたって延長され、しまいにはニャル子さんじゃない作品のCDの販売促進なのにこの二人がやるようになり、とうとう「寝起きにポテトチップ」というタイトルで、HOBiRECORDSのドラマCD公式サイトの宣伝番組に昇格してしまいました。
 
 こちらで聞けるのでよろしかったら聞いてみてください。
第1シーズン
http://www.hobirecords.com/nyaruko/1st/
第2シーズン
http://www.hobirecords.com/nyaruko/2nd/
第3シーズン
http://www.hobirecords.com/nyaruko/3rd/
第4シーズン
http://www.hobirecords.com/nyaruko/index.php?san=2
寝起きにポテトチップ
http://www.hobirecords.com/potato/
 
 寝起きにポテトチップの更新は明日の予定。この週末の私のお楽しみ…

赤毛のアン:現代日本ならアンはきっと…

アン・シャーリー
 
 赤毛のアンは本にしようかアニメにしようか迷ったんですが、アニメもほぼ本を踏襲しているし、なによりキャラの顔が示せるのでアニメとして取り扱います。

 小学校の図書室には必ずアン・シリーズが置いてありました。片やシャーロック・ホームズやアルセーヌ・ルパンのシリーズを男の子が読んでいるとすれば、女の子達はアンを読んでいた訳でしょう。そういうこともあって、アン・シリーズは少女向けの作品だと思って長いこと縁もなく過ごしていたのですが、数年前、いい年したおっさんになってから、図書館で借りる本に困った時に思わず借りてみた訳ですが…これが面白い!

 そういえば名作劇場でかつてアニメ化していたことを思い出して早速一話から見たら、面白くてずるずると最終回まで見通してしまいました。1979年放映なので、私はもう名作劇場は見ていなかったですね…。代わりにガンダム(笑)。

 赤毛のアンは決して少女向け、子供向けの作品ではありません。もちろんこれらの人々も楽しく見ることができることは間違いないのですが、大人も楽しく見ることができます。未見の人、特に男性陣は、今からでも遅くはないので、まずは原作本を読んでみて下さい。そしてアニメへGo!

 この作品の第一の魅力はなんといってもアン・シャーリーに尽きます。アンは痩せっぽっちで青白く、そばかすだらけの顔をしている、おせじにも美人ではない子です。しかも自分の赤毛に強い劣等感を抱いています。アンの両親は生後間もなくに相次いで亡くなり、孤児となったアンは方々に引き取られては子供の世話をさせられながら成長し、11歳の時にマシュウ・マリラのカスパート兄妹に引き取られ、グリーンゲーブルズに住むことになります。ここからアンの人生はようやく光射すものとなっていくのです。

 アンの生い立ちを見ると、痛ましいとも哀れとも言いたくなりますが、決して楽ではない境遇の中でひねくれもせずに育ってこれたのは、その豊かな想像力とお喋りゆえといえましょう。アンはその想像力(「空想の翼」)と、それを言葉に出すことで、あたかもマッチ売りの少女のように一時の幻影に浸ることで、辛い生活を耐えてきたに違いありません。なにしろ悲しい出来事ですらも想像力を駆使して喜びに変えることができる女の子ですから。彦磨呂風に言えば「空想の錬金術士や~!」

 そんなアンについて、マーク・トウェインは作者のモンゴメリに「かの不滅のアリス以来最も可愛らしく、最も感動的で最も利発な子」と絶賛の手紙を送ったといいますが、本当にローティーン時代のアンの可愛さといったらないです。やはり人はルックスじゃないですね。娘にするならつまらない美人よりアン!アンがいれば人生に退屈しません。実際男の子を引き取りたかったのにあてが外れたカスパート兄妹も、アンが来てから幸せになっています。

 しかしそんなアンも時間の流れの中で成長していきます。そして大きくなると、見違えるような乙女になります。アニメでも突然時が流れてアンの風貌が変わるので、マリラが「本当にアンなのかい?」と驚くシーンがありますが、たった一週間ですっかり変貌したアンを見てびっくした視聴者はともかく、お前さんはこれまで物語世界で毎日会っているはずだろうがマリラ(笑)。

成長したアン

 クィーン学院に通って優秀な成績で大学奨学金を得て卒業するアンですが、しかし人生は甘くありませんでした。銀行の倒産によって預金を全て失ったマシュウが、ショックで帰らぬ人になってしまったのです。「マ、マシュウ…当時のカナダに預金保険制度はない…気の毒だが。しかしマシュウ、無駄死にではないぞ!」とシャア張りに言ってみてもどうにもなりません。

アンとマシュウ
 
 物語終盤の47話「死と呼ばれる刈入れ人」と48話「マシュウ我が家を去る」の辺りでは、声優さん達も泣いてしまってアフレコが度々中断しそうですが、本当にこの辺りは見ていても悲しいシーンです。実際に泣かずともその脚が泣いている…

 マシュウ、好きですマシュウ。私も出来ればマシュウになって、死んだ時アンに号泣して貰いたい。でもなけなしの預金はアンに残してやりたいものですが。頼むぞ×井○友銀行!

 こうして大学進学を諦め、小学校の先生として哀しみに沈むマリラと共に暮らして行くことを決めたアンは、「人生は一本道ではなく、曲がり角がある。曲がり角を曲がるとまた違った風景がある」ということを自覚して、新たな人生を歩んでいくのです……というところでアニメは終了します。

 この後、小説では「アンの青春」「アンの愛情」「アンの幸福」…と続いていきます。「アンの青春」は読んだのですが、どうもうこう、成長したアンには子供の頃の魅力がないんですよね。将校になっちゃったのらくろと言うべきか、次郎物語の後半というべきか。個人的には「赤毛のアン」一押しです。

アンとダイアナ

 ところで…あの想像力豊かなアンが現代日本に生きていたとしたら…。思うに、もの凄い腐女子になったのではないでしょうか。実際のアンはハイティーンになるとあまりおしゃべりも空想もしなくなりますが(ああ堕落だ!)、現代日本でならいくつになっても乙女ロードを跳梁跋扈していそうです。「孫悟空とべジータならどっちが攻めでどっちが受けだと思う、ダイアナ?」とか言ってダイアナにドン引きされてたりして。当然コミケは皆勤賞でしょう。でもそんなアンはちょっと嫌だなあ…(笑)

北斗の拳ギャグマンガ説

北斗の拳

 
 突然ですがちょっとブログのテンプレートを変えてみました。夜のイメージは残しつつ、見やすくなったんではないかと。前のテンプレートも綺麗だったんですが、ちょっとスペースが小さい感じだったもので。これからもよしなにお願いします。


 
 北斗の拳についてはもはや改めて語るまでもないと思いますが、ジャンプ第一期黄金時代の立役者となった漫画の一つです。実は10週分しかストーリーを考えていなかった(ようするに冒頭のシンとの戦いの部分のみ)ようで、人気爆発により北斗神拳と南斗聖拳、二人の伝承者の愛と憎しみの物語(ケンシロウが婚約者のユリアをシンに寝取られるという寝取られもの、NTRだNTR!)は、南斗六聖拳とか北斗四兄弟とか、南斗五車星とか元斗皇拳とか北斗琉拳とか、止めどなく広がって引くのでした。ジャンプ名物、人気のあるうちは「まだ終わらんよ!」の直撃を受け、終盤はもう何が何だかという感じになっていましたが、それはまあこの漫画ばかりの話ではありません。


 
 脅威の拳法バトル漫画と捉えられがちなこの漫画、流血と激闘のほか、泣かせる場面も多々あって、ハードボイルドアクションとか言われてますが、ここであえて言おう、「『北斗の拳』はギャグマンガである!」と。その証拠をお見せしましょう。

 大人気キャラクター① ジャギ兄さん

俺の名を言ってみろ!!

 
 ジャギは北斗四兄弟の三男坊です。兄はラオウとトキ、弟はケンシロウということになります。ラオウとトキがいる時点でもう北斗神拳伝承者になれる可能性はほぼ0%な訳ですが、「弟であるケンシロウよりは上」という根拠のない自信でケンシロウをいたぶろうとして怒りを買い、秘孔を突かれて顔を崩壊させられます。以後二代目スケ番刑事もびっくりの鉄仮面をかぶり、ショットガンを撃ちまくるという拳法家とも思えないファイトスタイルで世紀末の世界で暗躍する訳ですが。

 名言その1「おれの名前を言ってみろ~!!」


俺の名前を言ってみろ その2
 
 「はい、ジャギ様です!」と言ってはいけません。胸の七つの傷が目に入りませんか。恐れ多くもジャギ様は、憎っくきケンシロウに成り澄ましているのです。しかし…革ジャンに七つの傷はまあいいとしても、その鉄仮面がある以上、いつも素面のケンシロウとはなかなか言い難いのですが……「南野陽子です!」とか言えば笑って許してくれるのでしょうか?

 名言その2「兄より優れた弟など存在しねえ~!!」


兄より優れた弟など、存在しねぇ!!

 全国100万人の優れた弟に悩まされる兄貴達のハートを鷲掴みにした名セリフ。そうです、兄より優れた弟などいないのです!!……しかしジャギ兄さん、あなたはラオウとトキの弟でもあるのですが…その理屈でいえばあの二人には決して追いつけないという…ひでぶっ!

 
大人気キャラクター② アミバ様

 1980年台のサブカル界を席巻した伝説の雑誌「ファンロード」。本屋で立ち読みしては爆笑するという気味の悪い客だった私です。今思えば買って読めば良かったんですが、当時は貧乏で…。ファンロードの特徴は、誌面の大半が読者投稿で占められていたことで、毎回アニメや漫画を特集する「シュミの特集」がメインになっていました。そこには必ず大事典があって、登場キャラなどについての面白おかしい投稿記事が満載だった訳ですが、そこに必ず登場したのがアミバ様。北斗の拳と何の関係もない特集でも、とにかく出てくるアミバ様。

なんのことかなフフフ…
 
 アミバ様は大事典のトップを飾るという野望を持っているのですが、「ア」で始まるものの次が「ミ」であるために五十音順の先頭に立つことができず、その野望はなかなか達成されません。また、 アミバ様よりも掲載順が前にある用語には必ず「アミバのトップを防ぐ○○」というコメントが付記されていました。そしてトップを取れなかったアミバ様は「て、天才のこの俺が~!!」などと絶叫して

天才のこの俺が~!!
 
こうなっていました。


 ジャギがケンシロウに成り澄まそうとしていたように、アミバはトキに成り澄ましていました。しかし、トキと比べると…

トキ
 暴力はいいぞ!!

 似てない!全然似てない!無理やり真似しているインチキコスプレイヤーにしか見えないッッ!!
 しかし、まったく悪びれることはないのでした。さすがは天才。

 大人気雑魚キャラ①火炎放射器の男達

 北斗の拳といえば火炎放射器。しかし、実はそんなに登場している訳ではないのです。ではなぜ印象に残っているのかと言えば、出てくる連中が実に香ばしいセリフを口走るからでしょう。まずはモヒカン。

モヒカン火炎放射器男
 
 そして至高の名言。

汚物は消毒だ~!!

 さあ、みなさん。これから室内などで登場するGブリなどを見たら、強力殺虫剤を噴射しながらこう叫びましょう。でもくれぐれも本当に火をつけないように。

 そして火炎放射器部隊。
あっついぜ~!!あつくて死ぬぜ~!!

 火炎が熱いのか、それとも防火服を着こんで暑いと言っているのかよくわかりませんが、汗だらだらで登場。夏になると必ず言いたくなる一言です。皆さんも真夏日にはぜひ連呼してみて下さい。

 大人気雑魚キャラ②ババア
 
 ラオウ配下の男が、ケンシロウ一行を油断させて毒入りの水を飲ませようとします。いい感じにおばあさんに化けることに成功しましたが…

特大のババア
 
縮尺が誠に残念!

おまえのようなババアがいるか!!
 
実に冷静にツッコむケンシロウ(笑)。


 

ポゼッション:イザベル・アジャーニの美しさと狂いっぷりを愛でる作品

ポゼッション
 イザベル・アジャーニは美しい。美しいけどその美貌には狂気の気配を感じます。フランス国籍ですが、父はアルジェリア人、母はドイツ人。マスコミ嫌いでパパラッチと揉めたり、キャスティングを降板したり一度断った役を奪い返したりのスキャンダルも多く、共演者らと恋に落ちることも多いそうですが、そういうところも美貌に宿った狂気ゆえ、という感じがしますね。

 私はファイブスター物語の「天位騎士」の設定を借りて、勝手に「天位女優」という称号を与えています。要するに「私のすごく好きな女優」ってだけのことですが、一応希少性は維持したいという変なこだわりがあるので、これまでにたった5人にしか与えていません。イザベル・アジャーニはそんな数少ない私の天位女優の一人です。

 ポゼッションは1981年公開の仏・西独合作映画です。日本での公開はだいぶ遅れて1988年でした。およそ20年前にレンタルビデオで見たのですが、2010年からDVDが販売されていたことについ最近気が付き、購入してみました。
VHS版ポゼッション
 これはVHS版です。

 あらすじは、長い単身赴任を終え、妻子の待つ西ベルリン郊外の静かな街に帰って来たマルク(オーメン最後の闘争でダミアンを演じたサム・ニールが演じています。以後ダミ夫と呼びます)。だが妻アンナ(イザベル)の態度はよそよそしく、久しぶりに体を重ねてもその不信感は拭えない。アンナの友人マージから“男”の存在を聞き出したダミ夫は妻を責めるが、彼女は浮気を認めるどころか夫を完全に拒絶する。一人息子のボブを学校に送った際、妻と瓜二つの教師ヘレン(イザベルの一人二役)と出会い激しく動揺するダミ夫。やがて問題の男、ハインリッヒと対峙することになったダミ夫だったが、彼もアンナの全てを知っている訳ではなかった。嘘を連ねる妻を暴力で責める夫。彼女の“第3の男”と真相を求めるマルクは、探偵にアンナの尾行を依頼するのだが……というもので、“第3の男”の驚愕の正体に気付いた者は次々と命を落として行きます。

 イザベル・アジャーニはこの映画で1981年にカンヌ映画祭主演女優賞、セザール賞最優秀女優賞を受賞しています。それも当然かなと思うのは、劇中の彼女の狂気の演技の凄まじさにあります。
狂気の凶器
 美しい。怖いけど美しい。イザベル・アジャーニに殺されるなら仕方がない(笑)。

 地下鉄を降りた地下通路で突如狂気に陥り、卵と牛乳の入った袋を壁に叩きつけ、身悶えして暴れまわったあげく、身体中から謎の液体(GEROと失禁とも言う)を噴出させると言うシーンが5分ほどに亘って延々と描かれており、監督は何かイザベル・アジャーニに怨みでもあるのかと思うほどの汚しぶり・貶めぶりで、上記の主演女優賞は慰謝料のような気さえしてきます。これだけやったら何かあげないと。はたして日本の美人女優達にこの演技が再現できるのかと、小一時間問い詰めたい気分です(いや、やらなくていいですが)。それでも美しいイザベルはやはり素晴らしいです。
狂乱の果て
 放心状態にも見える地下道シーンのラスト。「すいませーん。フィルム入ってませんでした。もう一回お願いしまーす」なんて言われた日には…

 しかし映像のインパクトは十分だし、イザベルの狂気はもとより、美しい妻を寝取られた(NTRだNTR)ダミ夫の嫉妬と狂乱ぶりもまた凄まじいばかりですが、ストーリーはというと、どうもよくわかりません。前述の狂乱シーンは、彼女の中の善と悪の戦いで、悪が勝利したことを表しているようです(流れ出した液体は善の残骸なのでしょうか)が、どうして彼女がそんな葛藤を抱えるに至ったのかが今一つよくわからないのです。ダミ夫の長い不在による寂しさから浮気に走る―という程度なら理解できるのですが、イザベルの場合はそれに留まらず、狂気の妄想の果てに“第3の男”を産み出すに至っていますが、いつ、どうやってなのかは一切不明です。

 また二役をしている女教師ヘレンの存在も?です。初めて会ったときにダミ夫は妻との酷似ぶりに驚くのですが(何しろ一人二役なんだから似てる訳です)、妻アンナが暗色の衣装を着ているのに対し、ヘレンは常に白い衣装で登場しており、悪に堕ちたアンナに対し、分離した善がヘレンとなったかのようにも見えます。息子はヘレンが母親に瓜二つであることについて何ら言及していないという点も不思議です。
アンナとヘレン
 左が妻のアンナ。右が女教師ヘレン。

 ダミ夫とヘレンは惹かれ合います。もうアンナを捨ててヘレンに走ったほうがいいのではないかとも思えるのですが、ダミ夫はどうしてもアンナへの執着を捨てられません。あげく物語は破局への走り出すのですが…。アンナもダミ夫も死に、残されたヘレンの家を訪れる人影。ガラス扉の向こうの姿はどう見てもダミ夫なのですが…そして鳴り響く空襲警報に怯えるヘレン。一体どういう意味なのかさっぱりわかりません。当時の東西ドイツの分裂状況とか、監督の祖国ポーランドの置かれた状況などがあるのではないかとか言われますが…

 なお、“第3の男”との浮気現場はこんな感じです。
情事の現場
 葛飾北斎の浮世絵「海女と蛸」かよ!

サクラ大戦

サクラ大戦
 サクラ大戦は1996年にセガが発売したあの懐かしのセガサターン用ソフトです。ドラマチックアドベンチャーゲームというジャンルで、好評を博したため続編がⅤまでつくられたほか2003年には「サクラ大戦 〜熱き血潮に〜」と題してPS2ソフトとしてリメイクされました。また、PSPではサクラ大戦2とカップリングで発売されたそうです(それが一番お得じゃないか!)

 ゲームは全10話からなるストーリーで構成されており、各話の終了時には次回予告ムービーが流れるなど、テレビアニメのような作りになっています。主人公は帝国華撃団花組隊長に就任した海軍少尉大神一郎となります。この手のゲームでは主人公名を自分の名前などに変えることが可能なものも多いですが、このゲームでは「大神一郎」一択で変更の余地はありません。しかし、主人公らしい主人公なので、プレイヤーからも好評だったようです。
大神隊長

 各話は花組隊員達との会話を行うアドベンチャーパートと戦闘パートから構成され、中盤以降はそれぞれが複数回交互に繰り返される。また適時アイキャッチが挿入され、データセーブやパラーメーター確認などを行えるようになっていました。序盤から中盤は花組隊員たちとの出会いと信頼関係の構築、敵である黒之巣会との戦いが描かれ、中盤で黒之巣会を叩きつぶして一旦平和になるのすが、新たな強敵・降魔が登場し、終盤へのなだれ込んでいきます。

 アドベンチャーパートでは隊員達と仲良くなって信頼度や恋愛度を高めます。これらの数値が高いと戦闘時の攻撃力・防御力補正に反映され、またメインヒロインの選択に影響を与えて行きます。ヒロインは一人しか選べませんが、他の隊員も大事にしないと戦闘で役に立たないなんてことも。まあ敗れてもラストまでは死ぬ心配はないですが。
帝国華撃団

 戦闘パートはファイヤーエムブレムのようなターン制のウォー・シミュレーションとなっており、隊員達は光武という「霊子甲冑」(一種のパワードスーツで、操縦には霊力が必要)に乗って、魔装機兵や降魔といった敵と戦います。
脇侍
降魔
 霊力の所有者は女性に多いらしく、大神隊長も持っているのですが、男は珍しいようです。サクラ大戦3に登場するフランスのパリ華撃団も女性ばかりでした。もっとも帝国華撃団の前身である帝国陸軍対降魔部隊(帝国華撃団司令の米田中将や副司令の藤枝あやめ中尉が所属していた。霊子甲冑がない時代で刀剣で降魔と戦っていた)は男3人、女1人という構成だったのですが。
光武(さくら機)とさくら

 帝国華撃団には、実戦を担う花組の他、輸送部隊の風組(帝劇三人娘)、隠密行動部隊の月組(隊長の加山しか出てこない)、魔神器防衛部隊の薔薇組(三人ともオカマ…)などがあります。花組は、平時は帝国華劇団・花組として劇場の舞台で活躍しています。他のメンバーも劇場のスタッフとして活動しています。大神隊長は何と切符モギリ…

 メカは光武の他にも光武を輸送する武装飛行船翔鯨丸(発進シークエンスがかっこいい)
翔鯨丸

 弾丸列車轟雷号(同じく)
轟雷号

 切り札である超弩級空中戦艦ミカサ(非現実の極致。何と劇場はその一部)
空中戦艦ミカサ
などが登場。CGが非常にいい感じで作られています。

 ただ、最終局面になるとあまりにも有名な大悪魔・サタンが登場してハルマゲドン風味となり、日本を舞台としているとか、太正ロマン(大正ではない)とか、蒸気機関の異常発達した文明とか、それまで物語の雰囲気を構築していたものをすべてぶち壊している感じがあります。ベタでも一般受けを狙ったのかも知れませんが、ここはオリジナルでもいいからベタでない敵を登場させて欲しかったと思います。

 このゲームで一番激しく変貌を遂げるのは、副司令の藤枝あやめ中尉。司令が中将なのはいいとして、副司令が中尉って…。せいぜい副官だよなあ、人事的に。そういうことからリアリティの破たんがだな…ぶつぶつ。

 …それはともかく、大神隊長すら魅了する憧れる美人上司は、
藤枝あやめ

 なんと悪堕ちして降魔「殺女」(あやめと読みます)へと大変貌。性格まで変わります。
殺女

 さらには大天使ミカエルにクラスチェンジ!変わりすぎだよお姉さん!(でも性格は元に戻った感じ)
ミカエル

 一体なんなんだこの人は(笑)。なお、そういう訳であやめさんは本作にしか登場しませんが、次作からはそっくりさんの妹のかえでさんが登場して職務を引き継ぎます。

 恒例?サクラ大戦好きなキャラベスト5(順不動)

◇ 神崎すみれ
神崎すみれ
 声がセーラーマーズにそっくり…あわわ。一見高飛車なお嬢様ですが、影で人知れず努力している人。根は優しいし案外単純なところもあるので、結婚後も操縦は簡単そう?

◇ 榊原由里
榊原由里
 帝劇三人娘の一人で風組。バスガイドみたいな衣装をしています。流行を追いかけるのが大好きで、噂話の発信源。この時代の女性としはかなり先進的だと思います。

◇ 藤井かすみ
藤井かすみ
 同じく帝劇三人娘のリーダー格で風組。和装が素敵な落ち着いたお姉さん。見るからにいいお嫁さんになりそうな雰囲気。多分縁談は降るようにあるに違いない。

◇ アイリス
アイリス
 ロリコン?いや光源氏のごとく「若紫作戦」の余地はあります。大人アイリスを見れば(ただし本人の夢想ですが)。
大人アイリス
 ママンも美人さんなので美しく大化けする可能性は大きい。
アイリスとママン

◇ ソレッタ・織姫
ソレッタ・織姫
 実は「サクラ大戦2」に登場のキャラ。イタリア人とのハーフで、語尾が「~デース。」になるところが可愛い。「ローゼンメイデン」の翠星石の「~ですぅ」と似ている気がします。そういえば陽気だけど素直になれないところに似ているなあ。

 ああ…メインヒロインの真宮寺さくらが入っていないや。
真宮寺さくら
 この人実は結構嫉妬深くてさあ…(笑)。まあ人の好みはそれぞれってことで。……おや、こんな時間に誰だろう?はいはい…今行きますよ…


正解はひとつ!じゃない!!

正解はひとつ!じゃない!!
 「探偵オペラ ミルキィホームズ」というアニメは凄い。凄すぎる。

 何が凄いって、私がいくら周囲の人に「ミルキィホームズ面白いから見てみなよ」と言っても誰も見ないところが凄い。

 本当に面白いんですよ…クックック…見なきゃ損ですって…ヒッヒッヒ…まあ騙されたと思って…グフフフ…

 まあ私の言い方にも問題があるかもしれませんが、やはりこのキャラに問題ありでしょうかね。ギャルゲーアニメかよって思いますよね。

 しかし「人を見かけで判断しないほうがいい…死ぬことになる!」と男塾三面拳・飛燕も言っているように、アニメもキャラだけで判断しない方がいいんです。あの文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞作「魔法少女まどか☆マギカ」だってそうじゃないですか(あ、まだ取り上げてないや。そのうち絶対語ります)。

 「探偵オペラ ミルキィホームズ」は2010年10月-12月放映で、第二幕は今年の1月-3月に放映していました。第一期でもうだいたい話は凄かったのですが、第二期はそれに輪をかけてもう…何を食べたらこんなシナリオを考えつきのかというぶっ飛んだストーリーが第一話から展開されていました。

 もともとメディアミックスプロジェクトという形をとっており、ゲーム・アニメ・漫画・小説など多方面に展開しているようですが、これは「ギャラクシーエンジェル」と類似の方式ですね。ギャラクシーエンジェルもゲームはコメディタッチもありつつも、基本的にシリアスなストーリー展開がされていたのに対し、アニメはぶっ飛んでいたようですが、「探偵オペラ ミルキィホームズ」も同様に、ゲームではそれなりに探偵として活躍している主人公一向が、アニメではダメダメダメぶりを遺憾なく発揮しています。

 そして本題の「正解はひとつ!じゃない!!」は第一期のオープニング・テーマで、作詞はあの畑亜貴先生! ホント凄いなこの人は。

 そして歌っているのはミルキィホームズの中の人たちなのですが、なんとなりきりコスプレを行って歌っています。
中の人もコスプレで歌います

 さらに、いきなり野球場でうたったりするという…ファンの前ならともなく、多分野球見にきただけでアニメのことなど全く知らない観客の前で歌うというのは…なんという勇気の持ち主!羞恥プレイというべきか、下積み時代の苦労というべきか、後の黒歴史であるというべきか。

http://www.youtube.com/watch?v=nopuA_wqHHU&feature=related

 曲自体はとてもいい曲だと思います。さすがにカラオケで歌う気にはならないですが(これは男が歌ってはいけない歌だ!)、合いの手ならガンガン入れる自信があります。

 普通ミステリーの真相は一つだけのはずなのですが、この歌は一応探偵ものの主題歌であるにも関わらず、

 忘れないで正解は まだまだいっぱいあるでしょう(一番)

と、タイトルどおり「正解はひとつ!じゃない!!」ということを強調しています。しかし、
 
 (いっぱい冒険)解き明かせもっともっと(同)
 
 と言っているので、一つの事件に正解がいくつもあるという意味ではなく、正解に辿り着くべき事件が無数にあるのだと強調しているのかも知れません。また、

 うんとたくさん時の中で
 出会いますよ正解に でもでも偶然なんでしょう
 (偶然たいへん)負けないわ ずっとずっと(二番)

なんて、およそ探偵らしくないことも言っています。これはアニメでのミルキィホームズの駄目っぷりにあてはめたものなんでしょうか。確かにまともな推理はあまりなかった気がします(笑)。

 とにかく一度聞いてみて下さい。そして中の人の奮闘ぶりに感動したら、アニメもみてやっておくんなさい。損はさせませんから…げっへっへっへ。 


 

 

戦闘妖精・雪風(その2)

戦闘妖精・雪風改
 
 昨日に続いて戦闘妖精・雪風の続きです。こちらは「戦闘妖精・雪風〈改〉」の表紙です。「グッドラック、戦闘妖精雪風」とマッチした表紙になった他、内容も若干変わっているようですが、私は旧作一筋です。

 本書を読むと痛感するのが、戦闘機の機動や操縦に関する「専門用語」の多さです。アメリカ軍のジェット戦闘爆撃機のフライト・マニュアルを参考にしただろうと解説に書かれていますが、ここは「なんかすごい操縦をしている」「攻撃や回避のための手を尽くしている」と考えて読み飛ばしていくのも正解の一つでしょう。また、最近はPCさえインターネットに接続していれば、様々な形で検索・調査が可能ですから、これを機会にミリタリーという深淵に進むことも生涯の楽しみを増やすことになるかも知れません。或いはフライト・シミュレーターや、エースコンバットシリーズのような良質のフライト・シューティングゲームにはまるのもよいでしょう。

 さて、本書に出てくる航空機を紹介しましょう。画像はやむなく(笑)OVAのものを使わせていただきます。

 まずは主人公機・雪風。 
雪風

 いかにも高そうな機体です。一体いくらぐらいするんでしょうか。機種はスーパーシルフです。スーパーシルフは大型戦術戦闘機シルフィードを戦術偵察用に改造したものとされていますが、後述のシルフィードを見てもらえばわかるように、全くの別人28号です。実際、設計も性能も別個の機体で、改造型というのは予算獲得のための方便とかなんとか。強力なエンジンと、情報収集のために高度な電子頭脳を搭載しており、さらに空力設計を改善し、高速時の抵抗軽減と操縦性の改良が図られているそうです。これだけの機体で決戦兵器でないなんて。

 雪風は本書終盤で破壊されますが、雪風の正体ともいうべきコンピューターは、そのデータをすべて新型機メイヴに移しており、実際には機体を更新した形で生き延びています。
メイヴ

 これがメイブです。もはや現行機の片りんもうかがえない未来マシンとなりました。メイヴはスーパーシルフに代わる戦術偵察機として開発されたレイフ無人偵察機を再び有人化した機体で、操作システムやミッション・システムも高度に自動化されており、完全自立的飛行とオペレーションが可能となっています。

 次に原型機とされるシルフィード。
シルフィード

“風の妖精”の名を持つ、双発の大型戦術戦闘機です。スーパーシルフと区別するために、FAF内では俗にノーマルシルフと呼ばれているそうです。現在のFAFの主力制空戦闘機ですが、高価なため数を揃えられないらしく、旧式となったファーンも使用しています。こんなところでもハイローミックス戦略。やはり雪風とは似ていないですね。

 ハイローのハイがシルフィードなら、ローの方がこのファーンです。
ファーン

 フェアリイ空軍の主力を担う、単座格闘戦闘機です。現行機でいえばF16相当でしょうか。対地戦闘攻撃システムを備え、地上にあるジャムの補給基地を自動的に捕捉して攻撃するそうですが、もはや制空戦闘には向いていません。

 新型機ファーンⅡです。
ファーンⅡ

 フェアリィ空軍の新型戦術戦闘機で、従来の主力ファーンがジャム戦闘機の性能向上により優位を失ったため、その後継としてフェアリィ空軍に配備されました。テスト飛行と雪風との模擬空戦の様子、意表を突くラストは六話のハイライトです。元来、無地実験機構想から設計された機体であり、非常に斬新な設計が採用され、後退翼と前進翼を組み合わせた一種のW型翼を持つ-ということですが、なんじゃこりゃな機体ですね。

 次にジャムの戦闘機です。まずはタイプⅠ.
ジャムその1

 ジャムの航空機の中で一般的に遭遇するタイプで、FAFの戦術戦闘機、制空戦闘機に相当すると考えられています。無尾翼機で、中央下に大きな垂直翼を持っています。エンジン形式等、不明な点が多い-というより、わからないことだらけという感じですね。

 これはタイプⅡです。
ジャムその2

 ジャムの高速戦闘機で、地球側がフェアリィ星に侵攻してから当面は、ファーン戦闘機らが互角以上の性能を示していたところ、本機の出現によってその優位は失われることになったそうです。
 
 なお、続編「グッドラック、戦闘妖精雪風」も面白いのですが、純然たる航空戦闘SF小説の趣きがあった本書に比べると、ジャムとの接触や情報戦といった感じになっていて方向性がだいぶ変わってしまっています。それはそれでいいのですが、私は本書の方が好きです。ジャムは全く訳がわからない謎の存在であるが、

 フェアリィ空軍の戦術思想は、勝つのは二の次、まず第一に絶対負けるなというものだった。ジャムは依然として正体不明で、FAFはジャムの息の根を止める鍵をつかんではいなかった。勝利をかちとる戦略はなく、ジャムが仕掛けてくる執拗な攻撃から地球を守るのがFAFに与えられた任務だった。それは戦術面にも影響を及ぼした。一つの戦術的勝利は、勝利と言うよりも、ただ負けなかった、というのに過ぎない。絶望的な戦いだった。が、負けるわけにはいなかなった。(第六話より)

 という悲壮感を実感できると思います。

 なお、登場人物は主人公深井零(少尉→中尉)のほか、唯一の友人で上司のブッカー少佐、特殊戦の親分クーリィー准将、フライトオフィサーのバーガディシュ少尉らがレギュラーで、後は単発ゲストという扱いです。どうも私のイメージと違うのでOVAの顔は載せないでおきます(笑)。ゲストの中で、私は第五話に出てくるフェアリィ基地整備軍団・第110除雪師団・第三機械除雪隊の天田少尉が印象に残ります。コンピューターに嵌められた不幸な「英雄」…。ロボット三原則はコンピューターには当てはまらないのでしょうか?





 

戦闘妖精・雪風(その1)

戦闘妖精・雪風

 いつから存在するのか判らない南極上空の「通路」。そこを通って地球に現れた謎の異星体ジャムの攻撃を受けた人類は逆襲に転じ、「通路」を突破した戦闘機は謎の惑星「フェアリィ」に辿り着いた……

 戦闘妖精雪風は、宇宙のどこにあるのかも判らない惑星フェアリィ上空で繰り広げられる国連軍(フェアリィ・エア・フォース、略称FAF)とジャムとの「終わりなき戦い」を描いた連作短編のSF小説です。
 
 作者の神林長平は、1984年の星雲賞(SF大会でSFファンが選ぶ文学賞)の短編部門を本作の最終短編「スーパー・フェニックス」で、長編部門を「敵は海賊・海賊版」で受賞し、翌1985年には改めて「戦闘妖精・雪風」で長編部門の受賞を受けています。「敵は海賊」シリーズも面白いので後日紹介したいと思います。

 この作品も私の従兄弟から紹介されて知ったのですが、内容・文章スタイルには大きな影響を受けました。

 ジャムの地球侵攻から30年余り。地球再侵攻を防ぐため、惑星フェアリィでは日夜FAFがジャムを相手に奮戦しているのですが、当初はエースパイロットクラスを投入していた各国も、何年経ってもらちの明かない泥沼の戦況に嫌気が差し、犯罪者や社会生活不適格者などを多数送り込んでくるようになっており、主人公である深井零もそんな一人です。

 彼の属する特殊戦第五飛行戦隊は、15機の偵察機で構成され、あらゆる戦場に出撃しては様々なデータを採集して帰還することを任務にしていることから、通称ブーメラン戦隊と呼ばれています。生き延びて帰還することが最優先とされているため、高性能の機体(最新鋭戦闘機シルフィードを改造した戦術戦闘電子偵察機スーパー・シルフ)に強力な武装を有しながらも味方を援護することはなく、じっと戦況をみつめているだけなので、味方部隊からは「死神」と呼ばれて忌み嫌われています。

 本書の魅力は、超音速の空中戦のような短く歯切れのよい書きぶりにあります。センテンスにあります。例えば第一話「妖精の舞う空」の一節はこんなかんじです。

 「敵機」フライト・オフィサーが告げた。「10時の方向。低空を高速で接近中」
 零はレーダー・モードをA/A(空対空)のルックダウンに入れ、探す。ディスプレイ上にブリップが八、八機か、八機編隊。コンピューターが目標データをはじき出す。敵、速度、高度、加速度、接近率、脅威の度合い―「足の長いミサイルは持ってないな」
 「攻撃しますか」
 「対空戦闘用意」
 フライト・オフィサーは電子妨害と対電子妨害除去の点検。零はストア・コントロール・パネルを見る。RDY GUN,RDY AAMⅢ-4、RDY AAMⅤ-4、RDY AAMⅦ-6―対空兵装は完全装備。
 上昇を始めた、と後席。HUD上にはHマークが出ている。「第一種射程距離。敵機八、距離250、ヘッドオン、接近中」

 どうでしょう。航空機用語などわからない単語がいくつもあると思いますが、いかにもスピーディーな感じがしませんか。私もこんな文書が書きたいと強く思いました。

 それから、ジャムと言う敵の正体は一切不明です。ジャムという名前も人間側が勝手きに付けたに過ぎません。戦闘する航空機があるのですが、どんな姿をしているのか、何が目的で攻めてきたのかなどは謎のままです。そもそも惑星フェアリィが彼らの母星なのか、単なる中継地なのかも皆目見当がついていません。そして次第に、そもそもジャムは人間を認識しているのか、この戦いは人間に対してではなく、地球のコンピューターに対して行われているのではないかという疑問が生じていくのです。しかし最終盤、ジャムは何と意外な対人間兵器を繰り出してきて…

 以後「グッドラック、戦闘妖精・雪風」「アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風」と物語は続いているほか、本作はOVAにもなっています。メカはカッコいいのですが(ここの画像はOVAのものです)内容自体にはいろいろな批判もあって…うーむ。

OVAの雪風

 今回は笑いがなくてすいません。しかし本書には思い入れがあるので、明日も雪風について語らせてもらう予定です。

 最後に、本書はエピグラムがとてもかっこいいので紹介します。あらすじにもなっちゃってたりして。

 妖精を見るには、妖精の目がいる(全体のエピグラフ)

 様様なものを愛し、ほとんどに裏切られ、多くを憎んだ。愛しの女にも去られ、彼は孤独だった。いまや心の支えはただそれのみ、物言わぬ、決して裏切ることのない精緻な機械、天駆ける妖精、シルフィード、雪風。(第一話)

 彼にとって地球は生命をかけて守るべき対象ではなかった。地球防衛の使命感に燃える者がそんな彼の心を知ったなら、激しい口調でこう言っただろう。「そんなことでは地球は滅びてしまうぞ」彼はそんな批難に対してこのようにこたえる男だった。「それがどうした」(第二話)

 ジャムは雪風を狙う。雪風は自己能力を最大限に発揮してジャムに対抗する。しかし彼には、そのジャムと雪風の戦闘が感じられなかった。だがジャムはたしかにいた。雪風が彼に警告する。<ジャムはそこにいる>と。(第三話)

 涙とは眼球表面を洗う体液である。彼にとって涙とはそれ以外のものではなかった。彼は悲しみを意識しない。戦いに感情は無用だ。(第四話)

 雪風を守らなければならない。雪風の前に立ちふさがるものは消さなければならない。たとえそれが味方であろうとも。彼はそう思っていた。同時に、地球型コンピューターもそのように行動していることを彼は知った。(第五話)

 雪風の潜在能力は彼の予想を超えていた。無人で飛ぶ雪風は、乗員保護装置のすべてを切り、設計限界を超えた能力を発揮した。彼はそんな雪風を手なずけようとしたが、雪風は彼の命令をエラーと判断し、自在にフェアリィの空を舞った……(第六話)

 久しぶりに彼は祖国の人間と話す機会を得た。だが彼は日本語を使わなかった。彼は自分の言葉がうまく祖国の人間に伝わらないことに苛立った。苛立ちながらも彼は母国語は口にしなかった。自分の意志は日本語では表現不能だと彼は思った。彼は祖国の言葉を忘れた。(第七話)

 ジャムは人間を直接狙ってはこなかった。だがジャムがその戦略を変更したとき、雪風は彼を護ろうとしなかった。雪風は彼や人類を護る武器ではなかった。彼はそのときはっきりとその事実を知る。雪風は燃え上る機体を捨てて、その炎の中から不死鳥のようによみがえり、彼から独立した。(第八話)

ウォーシップガンナー2鋼鉄の咆哮

鋼鉄の咆哮

 10年前に買ったプレイステーション2が逝ってしまい、プレイできなくなったゲームソフトが何本か残っております。どうしようこいつら…捨てるべきか、それとも新たにPS2を買うべきか。

 まあボーナスまで判断は保留するとして、「今さらPS2?」と驚きの紳士淑女諸君に、今夜はPS2も莫迦にできないぞ、というゲームを紹介してみたいと思います。

 「信長の野望」「三国志」などで有名なコーエーが発売した「ウォーシップガンナー2鋼鉄の咆哮」鋼鉄は“くろがね”と読んで下さい。第二次世界大戦期を舞台とした海戦アクションゲームです。我々の世界とは少々違っていて、東シベリアには北欧から渡ってきたらしい人々が建国したウィルキア王国という国が主人公の国で、地政学
的に日本とも密接な関係があるのですが、この国でクーデターが発生し、反乱軍はウィルキア帝国を名乗って世界征服を宣言。主人公達は亡命政府の艦隊となって日本に落ちのびます。

 しかし日本も脅迫に屈してウィルキア帝国につき従ってしまし…ということで、米英を中心とする連合国とウィルキア・日・独を中心とする枢軸国による第二次世界大戦が勃発に巻き込まれていくわけです。

 主人公は最初駆逐艦に乗っていますが、海戦で勝つ度に様々な兵器や設計図や金を手に入れ、武装や装甲やエンジンを換装するばかりでなく、巡洋艦だ戦艦だ潜水艦だ空母だと様々な艦に乗り換えて、多種多様なミッションに臨んでいきます。

 このゲームの醍醐味は、海戦ももちろんあるけど、本当のところは自分好みの艦を作っていくところにあります。排水量という上限を抱えながら、いかに兵器をレイアウトしていくか…これはもう海戦そっちのけで楽しいです。しかもミッションが進むにつれて兵器も近代化していき、ミサイルやCIWSを装備したり、ジェット機を乗せたりできるようになっていきます。もっとも敵も同様に兵器が強力になっていくので、第二次世界大戦時の装備にこだわっているとすぐに沈められます。
艦を設計

 さらには、パルスレーザー砲や荷電粒子砲、レーザー砲やレールガンといった未来兵器も登場、カニ光線、ニャンコビーム、イカリングレーザーといったお笑い兵器、波動砲、光子魚雷といった大量破壊兵器すら登場していきます。男のロマン・波動砲!当然発射前後は全動力が停止してしまうのはお約束です。

 そしてウィルキア帝国の強さの秘密・超兵器が随所に登場してきます。
1.超高速巡洋戦艦「ヴィルベルヴィント」:なんと時速80ノット!
2.超巨大潜水戦艦「ドレッドノート」
3.超巨大双胴強襲揚陸艦「デュアルクレイター」
デュアルクレイター
4.超巨大爆撃機「アルケオプテリクス」
アルケオプテリクス
5.超巨大双胴戦艦「ハリマ」
6.超巨大航空戦艦「ムスペルヘイム」
7.超巨大列車砲「ドーラ・ドルヒ」:列車線4本を占領する列車砲。搭載する160cm列車砲から隕石のごとく砲弾の雨を降らせる。
超列車砲
8.超巨大氷山空母「ハボクック」
9.超巨大レーザー戦艦「グロースシュトラール」
10.超巨大攻撃機「フォーゲル・シュメーラ」:4枚の羽を持つ異形の攻撃機。巨大レーザー砲で海を割るような射撃を行い、海面に小型レーザー砲台を投下して海空両面から攻撃をしかける。
フォーゲルシュメーラ
11.超巨大ドリル戦艦「アラハバキ」:その姿はまさに海底軍艦轟雷号…
ドリル戦艦アラハバキ
12.超巨大戦艦「ヴォルケンクラッツァー」
13.超兵器水上要塞「ヘル・アーチェ」:海上油田に偽装した超大型レーザー砲台。
ヘルアーチェ
14.超巨大航空戦艦「リヴァイアサン」
15.超巨大潜水戦艦「ノーチラス」
16.究極超兵器「フィンブルヴィンテル」:異形の戦艦。黒い雷球を放ち触れたものを対消滅させることができ、氷山や島を消し去るほどの破壊力を持つ。これまでの超兵器はこのフィンブルヴィンテルを起動させる為の実験台だったらしい。超兵器の動力はフィンブルヴィンテルを原型にして生み出されたらしいので、いわば超兵器のオリジナル。要するにラスボス。
究極超兵器フィンブルヴィンデル
 プレイヤーは、自分の艦を操船しつつ各種武装を発射しなければならないため、海戦中は多忙を極めますが、機銃や航空機などは自動兵装にもなり、また全ての兵器を自動発射する夢のようなアイテムもあります(操船に専念できる!ただし弾切れ注意)。

 私が(というか皆やると思いますが)目指したのは、大和級の戦艦を二隻くっつけた双胴戦艦で、これに波動砲4門(前後に2門)、光子魚雷などを積んだ「テラ・キャノン級戦艦」(勝手に命名しました)はぜひ設計図をお目にかけたいのですが、PS2使用不能にて残念ながら図示できません。以下は参考画像です。
双胴戦艦の一例

 しかし、その後気付いたのです、本当に強いのは近代的艦船であるフリゲート艦であるということに。電子兵装が多数取りつけられ、120ノットという超兵器もびっくりの高速を叩きだし(何しろ核融合炉を積んでますので)、超音速酸素魚雷を山のように積んだ「ギガ・トーピード級フリゲート」(やっぱり勝手に命名)は、海原を稲妻のように駆け抜け、右に左に超音速酸素魚雷をぶっ放し、敵の攻撃をひらりひらりのかわしまくるという、「まさに海の三国無双や~!」という戦いぶりをすることが可能でした。
フリゲート艦の例

 もうおわかりかと思いますが、このゲーム、進めば進むほど現実とかけはなれたSFな艦が登場して未来兵器を撃ち合うという「バカゲー」(褒め言葉です)になっていくのです。海戦画面は非常に美しく、敵艦の数もありえないぐらいに大量に登場。わらわらと群れを成して襲ってくる敵艦をひたすら1隻でブチのめすさまは、まさに「軍艦無双」。アクション性も非常に高く、バカゲーでありながら極めて良ゲーです。甲板狭しと詰め込んだ巨砲が四方八方に火を噴き、大艦巨砲主義が大爆発。

 なお、本編では登場人物達はみんなシリアスに役を演じていますが、エンディング後の特殊シナリオでは登場人物全員が見事に壊れ出すのもとっても素敵です。PSP版「ウォーシップガンナー2 ポータブル」も出ていますので、今からでも遅くない、ぜひ一度プレイしてみて下さい。

 ちなみに、鋼鉄の咆哮2ウォーシップガンナーというゲームや、鋼鉄の咆哮2ウォーシップコマンダーというゲームもあって、混乱することこの上ないです。同じ会社でパチモノつくってるみたい……

恐怖新聞

恐怖新聞

 私が子供の頃にオカルトブームというのがありまして…

 ユリ・ゲラーのスプーン曲げに始まる超能力とか心霊写真とかUFOとかノストラダムスの大予言とか……そういったもろもろを愛して止まない、それが小学生時代の私でした。

 楳図かずおや日野日出志の恐怖漫画まで読み漁り、友達三人集まればこっくりさんを試み、砂山に階段をつくっておくと翌日妖精の足跡が残っているという話を信じて砂場に小山をつくりまくったりしていました。う~ん、メルヘンだなあ(笑)。友達の中には夜一人でトイレに行けなくなる奴すら出る始末。

 そんな私のハートをがっちりをとられたのがつのだじろう大先生。元気だったころ(笑)の少年チャンピオンに連載された「恐怖新聞」は、同時期に少年マガジンに連載していた「うしろの百太郎」とともにオカルト・ブームに火を付けた作品と言われています。

 二つの作品を比較すると、「うしろの百太郎」が心霊現象に特化していたのに対し、「恐怖新聞」は様々なオカルトを紹介するという風情がありました。

 真夜中に配達され、一回読むと百日寿命が縮まるといわれる恐怖新聞に取り憑かれた鬼形礼(名前からしてコワイ)、ただし恐怖新聞には明日の出来事が載っていて必ず当たるというのです。

恐怖新聞第一巻

 それでいきなり目にしたのが学校の先生の交通事故死。第一巻の表紙にもなっています。先生らしからぬファッションですが先生だといったら先生です。登場するやいなや車に轢かれてお亡くなりに…

 以後、鬼形少年は恐怖新聞を配達しに来るポルターガイスト(本来「騒霊」という心霊現象を意味し、固有名詞じゃないんですがね)に絡まれながら様々な怪奇現象に遭遇していきます。なにしろ窓も雨戸も突き破ってくる新聞ですから始末が悪い。
窓を突き破る恐怖新聞

 必要ならばお風呂にだってお届けです。
風呂にも配達する恐怖新聞

中には「これは恐怖新聞に載っていた話ですが…」で紹介するエピソードまでありましたが、恐怖新聞は明日のことがわかるっていうだけではなく、絶対怪奇現象も積極的に呼びこんでいましたね。

ポルターガイスト

 配達人ポルターガイスト。何人なんだろう?

 恐怖新聞には
①白の頁(霊の世界)
②青の頁(宇宙の世界)
③赤の頁(怪奇の世界)
④黒の頁(伝説の世界)
⑤紫の頁(悪魔の世界)
に分類されるエピソードがあり、地球空洞説やファラオの呪い、埋蔵金、雪男など、それはそれは多彩なオカルトテーマを取り上げていました。

いきなりそんなこと言われても

 私が印象に残っているのは、このUFOコンタクター・エリナ松岡。ただでさえ恐怖新聞にまとわりつかれて苦しんでいる鬼形君に訳のわからないことを言ってはUFOを見せたりUFOに乗せたり(そしてどこぞに意味もなく放置)していきます。

 後は鬼形君が悪魔に取り憑かれる話。アイニという名前の悪魔で、神父さんは「心霊学的に言えば、ヘビとネコの動物霊が取り憑いた悪霊といえようか」と説明していますが、勝手に鬼形君の肉体を乗っ取ったことでポルターガイストと対立し、届いた恐怖新聞には「悪魔よ出て行け!」の文字が。節子それ新聞と違う、アジビラや!悪魔対悪霊、勝負の行方は?

 しかし恐怖新聞により毎晩百日ずつ寿命が縮まるというエナジードレインを受け続ける鬼形君も黙ってばかりはいません。二度にわたって除霊を試みていますが、一度目はポルターガイストの「牡丹灯篭作戦」(朝が来たと思わせてうっかり結界の外に出てしまうようにしむける)に引っかかって失敗、二度目はポルターガイストの起こした大地震(つくづく凄い霊だ)に巻き込まれてなんと死んでしまうのです。死してなお鬼形君霊魂には安らぎがなく、受難が続いていくのですが…オチはぜひ本編を読んでいただきたいと思います。

 なお、恐怖新聞のタイピングソフトがあるのですが、セルフパロディが面白いので掲載しておきます。
恐怖新聞タイピングソフト

 そんなソフト嫌すぎる(笑)

ユーモアセンス今昔

ポケットジョーク

 30年以上前に買った角川文庫の「ポケットジョーク⑤ブラックユーモア」が本棚にありました。

 中を開いてみると、ジョークのタイトルに赤丸が付いているものがあります。おそらく、当時面白いと思ったものをチェックしていたのだと思います。今見てみると、確かに面白いと思うものもたくさんあるのですが、「なぜこれを面白いと思ったのだろう」といぶかしく思えるものもあります。時の流れの中で成長したというべきなのか、単にセンスが変わっただけなのかよくわかりませんが。

 今でも面白いなと思ったものと、「ナゼコレヲ選ンダノダロウ?」と思ったものをいくつか紹介してみたいと思います。


 今でも面白いもの

① ロシア的性格
 ソビエトの学校で教師が生徒にアメリカについて質問した。生徒は起立して、アメリカでは失業者が充満し、労働者は常に飢えていること、アメリカ南部では黒人に対するリンチが毎日のように横行していること、犯罪が多発し、社会生活は危険がいっぱいで、酔っ払いや麻薬常習者やギャングが昼日中から街中をうろうろし、好戦主義者がのさばりかえって戦争だ、戦争だと吠えたてている、と答えた。
 「よろしい」教師が言った。「それでは今度は我が国が唱え実行しているスローガンを言ってみたまえ。」
 「ハイ」生徒が答えた。「アメリカに追いつき、追い越せ、であります」

※ ソビエト・ロシアは残念ながらなくなってしまいました。中国に差し替えれば今でもいける?

② レベル向上
 ジョージア州知事がフロリダを訪問した。テレビがインタビューにやってきて、ここのところ何万人というジョージア州民がフロリダに移住しているが、どう思うかと聞かれた。
 「そのことについては」知事はにこやかに答えた。「この多数のジョージア州民のフロリダ移住は、両州住民の知的レベルを高めるために大いに貢献していると思いますな」

※ 日本でも使えそうなジョークですが、都道府県知事とかが使うと問題発言とか言われてしまうんでしょうね。

③ 道
 ある日雨が降ってワシントンの道路はひどいぬかるみに変わった。人々は板を渡し、その上を歩いている。
 ランドルフ代議士が細い板の上を歩いて行くと、向こうから政敵のヘンリー・クレイがやって来るではないか。二人がすれ違うには板は狭すぎる。
 顔を真っ赤にしたヘンリー・クレイが言った。
 「君、私は悪党には道を譲らん男だ」
 「私はその反対ですな。いつも悪党には道を譲っとりますよ」とランドルフは言って、ぬかるみに降りたのである。

※ ランドルフは実在したアメリカの政治家のようで、ほかにもいろいろな逸話が載っています。いつかやってみたいアクションですが、ただ中々ぬかるみがない…

④ 最古の職業
 三人の男が議論していた。医者と建築家と政治家だった。議論のテーマは彼らの職業のうち、どれがもっとも古くから存在していたかということだった。
 医者は、自分の職業こそもっとも古いと主張した。神はアダムの肋骨からイヴを作ったが、これこそは外科手術が神の時代に存在していた証拠だというのだ。
 建築家が言った。
 「建築の方がもっと古い。神はまずこの世界を構築された。混沌の中からね」
 「ふむ、それで」と政治家が初めて口を開いた。「その混沌をつくったのはだれかね」

※ 政治家に対する印象はどこの国でもそう変わらないということでしょうかね。


 なぜ面白いとおもったのだろう?

① おお、神様
医学生が夏休みの間アルバイトをした。昼は肉屋の助手として、牛、豚などの屠殺から解体を手伝い、夜間は近くの病院で働いた。両方とも長い白衣を着てする仕事で、若者はそれを好都合だと喜んでいた。
 ある夜、彼は病院で患者を手術室に運んだ。患者は神経質な女性だったが、ふと運び手を見上げ、びっくりして金切り声をあげた。
 「おお、神様。この人、肉屋だわ」

※ 医学生なんだからずっと病院でアルバイトしたらいいのにとか、肉屋で働いたら白衣は血まみれで着回せないだろうとか思ってします。理屈っぽくなったんでしょうかね。

② 本心
 ランドルフは妻の命日に墓参りした。妻の母親も一緒にいたせいか、ランドルフは熱心に祈った。「ミランダ、なぜ俺一人を残していってしまったんだ。この一年間、俺は孤独だった。思うのはお前のことばかり……。ああ、せめて、もう一度お前を抱きしめられたらなあ」
 そのとき、墓の掃除をしていた母親が墓石の後ろからぬっと顔を出した。
 腰を抜かさんばかりに驚いたランドルフは慌てて叫んだ。
 「ばかなことをそるなミランダ!冗談がわからんのか」

※ このランドルフは政治家ランドルフとは別人のようです。さすがに妻とその母親では年齢が違いすぎないだろうか。姉あたりなら……

③ 将来
 給仕の少年が嘘をついたことを発見して社長が言った。
 「ジョー、恥を知りなさい。そんな嘘つきは将来どうなるか、良く考えるんだ」
 ジョーはすかさず答えた。
 「わかっています。販売部に行ってセールスマンにさせられるんです」

※ ベタといえばベタですが、会社で少年給仕をやとっているなんて、今時ない話ですね。しかも社長が直々に説教とは中小企業?

④ 幸いなことに
 いつもより早く帰った夫に、妻が理由をたずねた。
 「実は、社長が台の上からスピーチをしていたら、突然台が倒れちゃったんだ」
 「まあ、大変。ひどい怪我をしたでしょう」
 「いや、幸い社長の首のまわりのロープが身体を支えてくれたからね。こんな日じゃないと早く帰れない」

※ なんなんだ首のまわりのロープって(笑)。余計早く帰れない気がする…  

宇宙戦艦ヤマト:思い出のシーン②

 七色星団
七色星団とドメル艦隊
 
 
 毎週土曜日はヤマト考察の日、という訳ではありませんが、先週冥王星沖海戦を取り上げたのに続き、今回はもう一つ私の好きなバトルシーンである、七色星団決戦を考察したいと思います。

 この戦いはドメル艦隊対ヤマトの航空決戦となりました。ガミラスはナチスドイツのイメージを濃厚に有する帝国ですが、「宇宙の狼」ドメル将軍は「砂漠の狐」ロンメル将軍のイメージを持っていると思われます。敵ですが、武人らしく、卑怯なふるまいをしません。友達になればいい酒を飲めそうな感じがします。

 ドメル将軍は銀河系方面軍作戦司令長官に任命され、バラン星の基地を囮に人工太陽を落下させるという奇策により、ヤマト相手に勝利を掴みかけるのですが、副官ゲールの裏切りによりデスラー総統から作戦遂行に待ったがかかってしまい、結果的に敗北。軍法会議で死刑判決が下されます。

 しかしデスラーはドメル以外にヤマト撃破は不可能と考え、死刑執行命令を破棄してドメルに汚名返上の機会を与えます。ドメルは、勇躍各戦線から信頼できる昔の部下を結集して空母機動艦隊を編成し、七色星団でヤマトに決戦を挑みます。

 ここまでが決戦に至る過程なのですが、既にツッコミどころがいくつかあります。

ドメル将軍
 ドメル(左)とゲール

 まずドメルを裏切ったゲールですが、いかにも悪役そうな面構えはさておき、ドメルの前任の銀河系方面作戦司令長官でした。成績不振により更迭するのはよしとして、後任の副官にするという人事はいかがなものでしょう。だいたい副官というのは副司令長官ではありません。高級役職者の組織運営、事務を助ける士官の役職のことです。ドメルは将軍と呼称されるだけで大将なのか中将なのかわかりませんが、将官クラスの副官なら、どんなに地位が高くても佐官級でしょう。ゲールはドメルの前任者である以上当然将官クラスなので、この人事はあんまりです。ゲールでなくてもひねくれてしまうというものです。

 次にデスラーの態度です。ドメル以外にヤマトを倒せる者がいないと考える、それは正しいと思いますが、それならばどうして人工太陽落下作戦を中止させたのでしょう。確かにバラン星の基地は壊滅してしまいますが、艦隊や人員の退避は完了していたので被害は最小限度に抑えられており、ヤマトさえ倒せば後は何とでもなるではないですか。またそんなんせんでもヤマトごとき倒せる、と舐めているのならば、ドメルは死刑にして誰か別の将軍でも呼んだっていいでしょうに。ガミラス軍にはドメル以外に人材がいない、と言っているが如き態度は軍の将官達の士気に悪影響があると思われます。

 こうした疑問はそのままに、ストーリーは展開されていってしまいます。ドメルは円盤型旗艦(ドメラーズ2世)に瞬間物質移送機を搭載し、3隻の空母と1席の戦闘空母で機動部隊を構成し、七色星団で決戦を挑みます。七色星団は、それぞれ異なる性質を持つ6つの星とガス状の暗黒星雲、黒色矮星からなる混成星団で、機動部隊が隠れやすいということから決戦の地に選ばれました。

ドメル艦隊セット
 ドメル艦隊セット

 ここでのドメルの戦法は、

艦載機
 ガミラス艦載機。戦闘機(手前)、急降下爆撃機(右)、雷撃機(左)

① 第一空母が戦闘機を出撃させてヤマト艦載機を誘引

② 第二空母から急降下爆撃機が発艦。瞬間物質移送機でヤマト上空に移送。急降下爆撃開始

③ ヤマト艦載機が戻ってくると、爆撃を終えた爆撃機が逃げながら誘引

④ 第三空母から雷撃機が発艦。瞬間物質移送機でヤマトの横腹に移送。全方位から雷撃開始

⑤ ガミラス艦載機迎撃に大わらわだったヤマト艦載機が補給のために帰還

⑥ 戦闘空母から超大型爆撃機が発艦。瞬間物質移送でヤマト正面に移送。ドリルミサイル発射

⑦ ドリルミサイルが波動砲発射口に命中。ドリルが回転してエンジンに向け進行

⑧ ドメル艦隊密集隊形でヤマト正面に登場。砲撃戦を挑む

 という形で進行しました。この間、ヤマトの「真の最終兵器」である真田さんとアナライザーがドリルミサイルに侵入し、回路を逆転させてドリルミサイルを逆進させることに成功。ヤマトから離れたドリルミサイルは密集隊形のドメル艦隊に一直線に……ドメル艦隊あぼーん。

ドリルミサイル命中
 ドリルミサイル命中!

 ということで、その後ドメル旗艦の自爆攻撃で第三艦橋を失うなど、多大な被害を受けながらもヤマトは辛くも勝利しました。

 ここでドメル戦法の評価です。①~⑦はまあよしとしましょう。ヤマトは純然たる宇宙戦艦ではなく、航空戦艦と言ってよいほどの艦載機を積んでおり、しかもその艦載機はガミラス機に比べて全く遜色のない性能・技能を持っているので、空母がもう少し欲しい気もしますが、瞬間物質移送機の利用もあってよく翻弄しています。恐るべきはこれだけの攻撃を受けても沈まないヤマトの防御力。波動エンジンのエネルギーを転換する装甲でも持っているのでしょうか(いかん、それはマクロスだ)。真田さんなら暇な時にそれくらいの改造はしてそうですけどね。

 問題は⑧です。空母機動部隊がどうして戦艦の正面に出てくるのでしょうか。しかも密集体験で。第一~第三空母はろくな対艦兵装を持っていません。ヤマト主砲の射程外から第二次攻撃隊を発進させるべきでしょう。どうしても接近させるなら、甲板をひっくり返して対艦戦闘モードになった戦闘空母だけで十分です。

 なにより、本当に空母機動部隊だけしか率いていないというのがマイッチングです。後詰に戦艦部隊あたりを置くのはセオリーではないでしょうか。冥王星にも配備していた普通の戦艦でいいんです。ドリルミサイルも、エンジンまで侵入して爆発させるなんて考えず、命中と同時に爆発で良かったのではないでしょうか。波動砲が撃てなくなれば、充分使命を果たしたといえるでしょうし。

 ドメルの旗艦も妙です。瞬間物質移送機を搭載するのはいいとして、どうして前に乗っていたドメラーズ3世を持ってこなかったのでしょうか。この艦にさえ乗っていれば、機動部隊が壊滅した後も砲撃でヤマトを沈められた可能性は十分にあります。なにか、必要最低限度の戦力でエレガントに勝つということにこだわりでもあったかのように感じますが、バラン星の基地ごとヤマトを葬ろうとした男がどうしてここにきてケチくさくなったのでしょう。

ドメラーズ2世
 しょぼいドメラーズ2世

 これらの謎を勘案すると、やはりドメルはヤマトを舐めていたと断定せざるを得ません。艦隊全てがヤマトの正面に現れたのは、「お前を倒したのは俺達だ!」ということを誇示したからだったのでしょうし、砲戦部隊を率いていなかったのはやはり艦載機だけでヤマトを倒せるという意識、おそらくドリルミサイルへの過度な信頼感のなせる業だったのでしょう。ドメラーズ3世は、各戦線から一線級の空母を抽出したことへの物的補償として引き渡してしまったのかも知れません。そういえば異次元空間でヤマトと遭遇した際、ドメル将軍は三千隻ものガミラス艦隊を率いていたはずです。母さん、あの艦隊、どこに行ったのでしょうね。やはり物的補償で各戦線に…。ドメル、捨てきれなかった慢心ゆえに敗れる。

ドメラーズ3世
 超ド級戦艦ドメラーズ3世

 それにしてもガミラスの多段空母や戦闘空母はロマンにあふれていますね。宇宙に滑走路がいるのかということはさておき(ヤマトは滑走路なしに艦載機を発進させてますな)、そのデザインは素晴らしい。地球に来たガミラス高速空母(第二話)とはまったくかけ離れたデザインですが、多段空母の方が新型なのでしょうかね。戦闘空母はその後デスラーが座乗し、デスラー砲を載っけたりしてますが、デスラーはもはや空母としての運用は考えていなかった模様。超重爆撃機が露天繋止してありましたが、あの大きさではそれしかないとして、ドリルミサイル発射後はどこに行ったのか?その後は甲板上にありませんでした。爆装さえ外せば速やかに分解・格納できるような機体だったのでしょうか。

戦闘空母
 対艦戦闘モードの戦闘空母

 最後に直接七色星団決戦とは関係のない話ですが、ドメルの元部下達が各地の戦線から帰還してきた際に、ルビー戦線、サファイア戦線、ダイヤ戦線、オメガ戦線と名乗っていましたが、それらの戦線でガミラスは一体どのような勢力と戦っていたのでしょうか?移住先を地球と決めていたにしては、戦線広げすぎと違いますかデスラー総統。実は各戦線で白色彗星帝国や暗黒星団帝国、ディンギルやボラー連邦と戦っていたりなんかして(笑)。

ときめきメモリアル

ときめきメモリアル(PS版)

 ときめきメモリアルは、コナミが放った怪我の功名的恋愛シミュレーションの金字塔です。

 そういえば金字塔ってピラミッドのことだって知ってました?「金」の字の形がピラミッドに似てるという…そういえばそうか。なぜ怪我の功名かというと、こんなに売れるとはコナミ自身が思っていなかったからです。

 発売は94年5月27日。ということはおよそ18年前。この日のことはよく覚えています。なぜなら発売日に秋葉原に買いに行きましたから。しかもハードは当時すでに斜陽化していたPCエンジンでした。

PCエンジン版ときめきメモリアル

 ゲーム機は王道を好む私は、ファミコン→スーパーファミコンときて、新世代機はどうするべきかと考えていた時期でしたが、ときめきメモリアルをやるためにPCエンジンDUO-Rも買いました。

PCエンジンDUO-R


 なぜそこまで入れ込んだかというと、ゲーム雑誌の記事を見た時に物凄い勢いでピンときたからです。「これは絶対面白いに違いない。」と。その勘は的中しました。できればジャンボ宝くじまでとっておきたかった、と今なら思いますが。

 ゲームというのは見た目ではなかなかその面白さを当てられないもので、クソゲーの一本や二本、誰しも買ってしまったことがあるのではないかと思います。特に美少女もの、いわゆるギャルゲーはイラストの綺麗さとか女の子の可愛さに騙されてしまうことも多いのですが、ときめきメモリアルはそれほどキャラクターで売るという感じではありませんでした。むしろ昭和を感じさせるようなやや古い感じのキャラですね。制服も昭和風。

藤崎詩織


 育成シミュレーションといわれますが、育成するのは彼女達ヒロイン候補ではなく自分(マイキャラ)自身です。要するに彼女達好みの自分をつくっていくという訳ですね。文系教科が好きな娘と仲良くなりたかったら文系の能力を上げ、理系教科が好きな娘とねんごろになりたければ理系の能力を上げるという訳です。だいたい皆何かの能力に属性を持っていて、容姿の数値を上げているとルックスを重視する鏡魅羅が現れ、雑談ばかりしていると流行ものの好きな朝日奈夕子が現れるといった具合に、次々と女の子達と知りあいになります。

 たくさんの女の子と知り合いになれてラッキーと考えるのは大間違い。彼女達は知りあっただけでは許してくれないのです。狙っていない女の子でも適度にデートしておかないと、彼女達は勝手に傷心度を上げていき(不満は爆弾で示されます)、ついには爆弾が破裂して「○○さんを傷つけた」なんて変な噂が流れてしまうのです。

 しかも真面目に学業やスポーツに取り組んでいると、テストや体育祭で目立った成績を上げられるのですが、それは彼女らの好意を上げることにもなってしまし、あんまり知りあいが多いと、毎週のようにデートしてもこなしきれずに破たんするという事態にもなってしまいます。二度三度と爆弾が爆発すると、傷つけたという本人はもとより、他の女の子からも嫌われるようになり、能力は高いのに誰も相手にされないという悲惨な事態にもなりかねません。

 ファーストプレイの時の私は、まさに女の子と知り合いまくった結果、デート破たんして爆弾が爆発しまくり、皆から嫌われてしまいました。エンディングはもちろんバッドエンドの「女々しい野郎どものテーマ」でした。

 そこで、女の子とあんまり知りあってはいけないということを知り、女の子と知り合いになる平日はなるべく怠けて、休日に勉強するという訳のわからないスタイルを取るようになりました。誰も見てないところで努力する分には女の子たちも把握できないようです。だから夏休みはこれくらい実際勉強しておけばいい大学入れたのにと思うくらい勉強します。

片桐彩子


 2回目のプレイではなんとかスケジュール管理に成功し、告白をされました。私の初めての人(笑)はこの片桐彩子です。芸術を愛する女の子で、やたらに英語を使いたがり、趣味がちょっと風変わりだったりしますが、気さくにつきあえて楽しい人だと思います。スタイルも思いのほかいいし歌も上手です。

 メインヒロインの藤崎詩織は3度目にしてようやく落としました。この人は知りあわない訳にはいかないのですが、とにかく要求するスペックがめちゃくちゃ高い!ご本人が容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能という完璧超人なのですが、それを男にも要求してくるという(笑)。

 また、「明るく親切」と性格もいいような触れ込みなのですが、これは大いに疑問です。マイキャラと詩織は生まれたころからの幼馴染で、家も隣同士なのにもかかわらず、出会ってもにこりともしない上、一緒に帰ろうと誘っても「一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし…」と断ってくるという鬼っぷりは、「節子それ幼馴染と違う、ただの顔みしりや!」と言いたくなります。

一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし

 なお、完璧超人といいながら、同じクラブに入っている場合、夏の合宿で彼女が食中毒を発生させる場合があります。他にそういう事件を起こす女の子はいないので、もしかすると彼女と結婚すると「嫁のメシがまずい」という事態に陥る可能性があるのかもしれません。

 そんな彼女もデートを重ね、努力して能力を上げていくと「ときめき状態」になり、会うと頬を赤らめ、まぶしいような困ったような表情を浮かべるようになります。こうなると「くっくっく…もうすぐだ。もうすぐあの詩織がオレの前にひざまづく!」なんて征服感に胸が湧きたつ訳ですが、注意したいのは、オールラウンドな能力が必要なので、ちょっとでも気を抜くと、劣化版詩織とでもいうべき「美樹原愛」が聖なる告白場所(伝説の樹の下)に現れてしまうことです。クトゥグアの召喚に失敗するとヤマンソが出てくるようなものです(すいません、クトゥルー神話を知らない人は気にしないで下さい)。

美樹原愛

 故に私は「お呼びでない奴」こと「美樹原愛」が大嫌いで、背が小さいので上目づかいで見てくるのですが、な
んか腹黒く感じるし、犬とか動物好きなんですが、それもチャームポイントにすべくあえてやってるような感じをうけてしまい…しまいには絶対伝説の樹に来ないように、ゲーム終了直前にデートに誘ってすっぽかすという「美樹原斬り」という荒業を習得するに至りました。

 通常、デートをすっぽかすという行為は極めてリスキーなのですが、卒業直前だと時間切れで逃げ切れるという。非道この上ないですが(リアルでやったらド外道といわれても仕方ない)、最終兵器として美樹原に限り使用を許可することにしていました。ちなみに一番人気があったのは、虹野沙希かも知れませんね。

虹野沙希

 この人は根性属性なのですが、「頑張る人が好き」という感じで、本人が努力しまくる訳ではありません。よくおいしいお弁当を作ってくれる家庭的なところや、本当に優しいところ(困っている人に手を差し伸べずにはいられなかったり、詩織と違って一緒の下校を決して断らない)が高感度の秘訣でしょうか。ときめき状態になるとウィンクするのも可愛いし。スタイルはそんなによくないのですが(はっきり言って寸胴)。

 この「詩織=ラスボス扱い」「虹野沙希=愛されキャラ」をフィードバックしたのか、ときめきメモリアル2はキャラ設定を大きく変えてきます。これについてはまた後日。

 私の好きなキャラベスト5
藤崎詩織

1.藤崎詩織(ラスボスですが、ときめき状態になるとやっぱり可愛いです)

片桐彩子

2.片桐彩子(何しろ初めて告白してくれた人ですから…)

虹野沙希

3.虹野沙希(この人が嫌いだという人がいるかしら)

鏡魅羅

4.鏡魅羅(虚像と実像のギャップがやたら大きい。実はいい人だと思う)

伊集院レイ(男)

5.伊集院レイ(アッー!ではなく、まさかまさかの女の子)

伊集院レイ(女)

世界に誇るボサノヴァ・シンガー 小野リサ

小野リサ

 こんな私ですが、10年以上前の話ですが、かつて3年近く外国暮らしをしていたことがありまして。

 外国といっても日本以外の国はみんな外国、猫も杓子も旅行に出かける昨今では珍しくもなんともありませんが、私の住んだ国は辺鄙だたので、日本人のあまりいないところでした。

 一応ヨーロッパだったのですが、腐ってもヨーロッパというよりは、ヨーロッパだけど腐っているといいたいような。

 それでもせっかくの海外、無謀にも少しはおしゃれな生活をしてみたいと思っていたところ、同僚の車(ベンツのMクラス)に乗せて貰った際に聞いたのが、小野リサの「ムーンライト・セレナーデ」でした。その人は小野リサのファンだったですね。車載CDプレーヤーにアルバム「Dream」が入っていた訳です。

 私もその瞬間小野リサの歌声に一目惚れしまして(歌なのに一目はおかしいな。一耳惚れ)、にわかに小野リサ教に入信し、帰国の際にCDを買い込んだものでした。

 ボサノヴァはブラジル生まれですが、ブラジル生まれの彼女は完全に自分のものにしていますね。歌詞はポルトガル語なので「ちょっと何言っているのかわかりませんね」(Byサンドイッチマン)なのですが、そのメロディラインは本当に心地よくて。

 夏の黄昏時。ようやく日中の厳しい暑さも収まり、涼しい風が吹き始める頃に、今日一日の業務を終えて帰宅。氷を一杯入れた大き目のタンブラーでジントニックを作って、ぐっとあおって一息つくころ、ステレオから流れ出す小野リサのボサノヴァ…。

 私の海外生活の一コマはそんな感じでしたよ(いや作ってません。作ってませんってば。信じて下さいよ。BMW乗ってたんですから。ひっひっひっひっひ…)。

 小野リサの歌声は黄昏時から宵の頃が良く似合います。仕事でささくれだった心がなだめられていくような、ソファにひっくり返ってうたた寝をしたくなるような。

 本家のブラジルではボサノヴァはもはや廃れかけているいるそうですが、日本やヨーロッパでは人気が高いとか。小野リサは彦磨呂風に言うなら「日本が誇るブラジリアン柔術や~!」といったところでしょうか。え?良くわからない?奇遇ですね、私もですよ。

 私のおすすめは、「ボッサ・カリオカ」と「Dream」。ベスト版なら「セレソン」あたりがいいんじゃなんでしょうか。心に安らぎと潤いを求めるあなた、ぜひご一聴のほどを。

ボッサ・カリオカ
ドリーム
セレソン
 
 ただし、間違って月曜の朝っぱらとかから聞いてしまうと、一週間のやる気がどんどん盛り下がるので要注意です(経験者談)。

 今年の7月に50歳になる小野リサ。誕生日が来たらぜひ「小野リサリサ」を名乗って欲しいな、と思うのは私だけでしょうか?……でしょうね。

リサリサ
 
 
 小野リサもリサリサに負けず劣らずお若いです。

パソコンが落ちる…



 私の使っているPCは、上記のNECの2008年春モデル(VALUESTAR Nシリーズ)なんですが…

 昨年夏から、時々落ちるようになりまして。

 この冬は寒かったせいか、PC自体は機嫌よく稼働していたのですが、このGW位から再び落ちるようになりました。
 
落ちた直後は排熱口付近がとても熱くなっているので、ファンがほこりでも被って効率が落ちているのかも知れぬと思い、先日思い切って解体してみたのですが、特にほこりらしいほこりは見当たりませんでした。私にわからなかっただけかも知れませんが。

 ヒートシンクを取り外す勇気がなく、手の施しようのない患者を前にした医者のごとく、なすところなくネジを締めなおしたのですが、やはりというか当たり前というか、落ちます。実は昨日もブログ作成中に落ちました。

 どうもCPUに過負荷がかかるとオーバーヒートするようで、いくつものソフトを立ち上げたり、インターネットもタブをいくつも広げたり(しかも動画サイトだったり)すると高確率で落ちてしまうようです。

 とりあえず対策としては、
 ① あまり多くのソフトを起動しない
 ② インターネットもタブをあまり広げない
ぐらいしか考えられないのですが、他に何かいい対策はあるのでしょうかね?

 NECのサイトで調べると、修理には6万円位かかるようで…
 いっそ新型をとも思うのですが、とりあえずボーナスが出ないと買えないので、少なくともあと2カ月はなんとかだましだまし使わなければ。

 ちなみに現機種の前のT芝のDナブックは、2004年購入→2006年ダウン・HDD交換→2008年ダウンと2年ごとに壊れ、「お前はT芝なのにSニータイマー入ってんのか!」とツッこんでしまいました。もうT芝のPCは買いません(怒)。その前の、98年に買ったF士通の重ラップトップ(本当に重い)は故障知らずだったんですが。

 実は昨日しばらく触ってなかったPS2も逝ってしまったことが判明しました。何度トライしてもゲームもDVD再生もできませんでした。これは2002年以来の10年選手だったので、まあ仕方ないかなと思います。「Sニー製品なのにタイマー入っていませんよ!不良品です!」なんて文句付けたら。超理不尽クレーマーの誕生ですね。

 そういえばSニーのテレビも11年使っているのですが(もちろん液晶ではなくフラット・トリニトンロン管)これもタイマー入れ忘れでなお健在。どうしたんだSニー、お前らしくもない…

ファイブスター物語

ファイブスター物語

 ええい、13巻はまだか!もう6年も待っているのだぞ!!

 ……いきなり取り乱してすいません。

 え~ファイブスター物語(略してFSS)は、永野護センセが角川書店のNewtypeに絶賛休載中の大人気漫画です。始まったのは1986年(昭和61年)…もう26年経過しているわけですね。それなのに単行本12冊てどゆことよ?

 この物語は、日本サンライズが1984-85年に放映した「重戦機エルガイム」というロボットアニメ(リアルロボットの範疇なんでしょうかね。すぐ壊れるから)にキャラクターデザイン・メカデザインで参加した永野センセが、その世界観をさらに発展させて執筆しています。

 その特徴としては、最初に年表が作られていて、いつ何が起きるかは予め公開されているということが挙げられるんでしょうか(しかし年表にも後々改竄の手が…マジェスティック・スタンドなんてなかったやん!)。

 モーター・ヘッドと呼ばれる最終兵器ロボット(他の兵器では対抗できないので)とそれを操る騎士(戦闘のためにつくられた人間凶器)とファティマ(生体コンピューターだけど、そろいもそろって極痩美少女。ダッチワイフも兼ねる)、これらを所有する国家の争いを描いています。メカデザイン、ファッションデザインは秀逸です。

重戦機エルガイム

 これは主題歌のレコードジャケット。歌はステキです。

 私はこの作品を従兄弟から教えてもらったのですが、当初の反応は「えーエルガイムの延長戦?」というものでした。エルガイムは「聖戦士ダンバイン」の後番組でして、正直ダンバインは楽しく見ていた私でしたが、エルガイムになってから「……」という心境になり、10数話見たあたりでドロップアウトしてしまっていたのです。だって…だってつまらなかったんだもん。

 しかしその反省が生きたものか、はたまた一人で自由にやれるようになったことが幸いしたか、FSSは大変面白い作品になっています。主人公より脇役のキャラが立っていて、しかも魅力的なところがユニークです。ファティマも可愛いですよ。私は静とかメガエラが好きですが、プラスティック・スタイルのコスチュームはどうもねえ。デカダン・スタイル最高だったのに。

静

 デカダン・スタイルの静。日本人四姉妹の次女。ドラゴンを召喚できるようになった、ある意味最強ファティマ。

メガエラ

 こちらはブルー・メガエラ。プラスティック・スタイルがなんだかもう(涙)。

 オタキングと言われる岡田斗司夫さんが、「BSマンガ夜話」で、「無人島に一作品だけ持っていくならこれ」と言っていました。一冊読むのに2時間位かかります。3回位読まないとちゃんと理解できないので、するめいかか都こんぶのように長時間味わいを楽しむことができるお得な作品ともいえましょう。…それでも6年もたてばさすがにねえ…。

 私が思うに、この作品は長期間連載(休載)されているせいもあるのでしょうが、「作者と共に成長している物語」であると言えると思います。当初悪役だった人や国が後々魅力的になったりしていたり、王様だ皇帝だと言っても好き勝手はできず、むしろ一般人より制限が多かったり、騎士にしても様々な制約を課されていて嫉妬の対象になったり、ファティマなんか主を失うとどえらいことに…といったことは、後ろの巻になるほど明確に(しかも冷酷に)に描かれています。

 様々な国や勢力や神や悪魔が入り乱れるこの世界は、とても一回では語り尽くせないので、そのうちまた語らせてもらいます。

 それにしても永野センセ、もう52歳なんだから、そろそろお願いしますよ。私は生きている間に20巻くらいまで読みたいですよ。

 ええい、13巻はまだか!

太陽曰く燃えよカオス

這いよれ!ニャル子さん


 そんなわけで、いきなり昭和時代から21世紀にワープです。

 軍事分野では、高い戦闘機ばかりだと数を揃えられないので、安い機体も取り入れるという「ハイ・ロー・ミックス」なんて構想がありますが、このブログも古い話題ばかりではいかん気がするので新しい話題も組み入れて「ナウ・オールド・ミックス」構想でやっていきたいと思います。

 あとジャンルも徐々に増やしていこうというささやかな野望もあるのですが、音楽というジャンルの第一回目がこの曲でいいのかというためらいもなきにしもあらず…ええい、いいのだ!

(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー! (」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!  Let's\(・ω・)/にゃー!
 
 
 ためらいも吹き飛ぶこのフレーズ。この曲は現在放送中のアニメ「這いよれ!ニャル子さん」のオープニング曲です。作品自体はまだ完結していないのでまたの機会に語るとして、この曲は大変インパクトがあります。

 いわゆる電波ソングというやつでしょうか、特に“(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!”の部分は非常に中毒性が高いです。またこのAAが何とも(笑)。考えた人はホント偉いですね。

(_゚∀゚)o彡°ケイオス!ケイオス!アイワナケイオス!燃える混沌無敵です
(_゚∀゚)o彡°ケイオス!ケイオス!うるせぇなケイオス!燃えるようなキモチ


 私はこの部分も好きです。ホントにカオスだ。ぜひカラオケで歌いたい。

 作詞は畑亜貴さんという方で、作曲も編曲も歌手もやるというマルチな才能をお持ちの有名な方ですが、「ハレ晴レユカイ」(涼宮ハルヒの憂鬱ED)「もってけ!セーラーふく」(らき☆すたOP)「熱烈歓迎わんだーらんど」(咲-Saki-ED)「正解はひとつ!じゃない!!」(探偵オペラミルキィホームズOP)などなど、これまでに錚々たる中毒性の高い曲(電波ソングともいう)の歌詞を手掛けてこられていますね。

 一体どうすればこんな歌詞を考え付くのでしょうか。才能に嫉妬。

太陽なんか 眩しくって 闇の方が無限です(ドキドキ)
太陽なんか 眩しくって 闇の方がステキ(にゃんだー!)

 
 このあたりのフレーズにシンパシーを感じてしまうのは、私も闇属性だからかも知れません…。そうだよ、闇の方がステキだよ。

(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー! (」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!  Let's\(・ω・)/にゃー!

 
 さあ、みなさんご一緒に!旧支配者が降臨するかも知れませんよ。

……いあ! いあ! はすたあ! はすたあ くふあやく ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ あい! あい! はすたあ!

 変な呪文も聞こえてきましたよ……ああ!窓に!窓に!
                 ……
                 ……
                 ……
 莫迦め、ユースフは死んだわ!

(※)死んでません



機動戦士ガンダム:セイラさん愛してるよ~!

 本日も昼の夜想曲です。

 ヤマトの次はやはりガンダムでしょうか。ヤマトは本放送を最初から最後まで見たのが自慢(視聴率低かったんですよ。裏でハイジやってたので)ですが、ガンダムは本放送を初めて見たのが23話「マチルダ救出作戦」でした。よく判らなかったのでまたしばらく放置で、再び見たのが32話「強行突破作戦」。この時に戦闘のスピーディーさに驚いて最終話まで見続けることとなりました。昨日、アニメの艦隊戦云々という話をしましたが、ガンダムではソロモン攻略戦やア・バオア・クー攻略戦など、艦隊戦(要塞戦?)が多く、堪能したものでした。

 ガンダムはリアルロボットの嚆矢とされています。確かに軍隊内の数あるモビルスーツの一機なのですが、ガンダム自体はコスト度外視の試作機ということもあってか圧倒的な性能を有していて、ザクが燃え尽きてしまう大気圏を突破したほか、宇宙でも地上でも水中でも、ありとあらゆる場所でジオン軍のモビルスーツ・モビルアーマーと互角以上に渡り合っていました。たった一機の新兵器で戦況は覆らないというのがガンダム世界ですが、ガンダムだけはスーパーロボット的活躍をしています。オデッサ作戦では水爆ミサイルを撃墜するなど、戦況にも大きな影響を与えているような。

 また戦闘機や爆撃機の上に乗ったモビルスーツの空中戦とか、戦場での空中合体とか、ちょっとリアルとも言い難いシーンもありました。私がむしろガンダムでリアルさを感じたのは、登場人物にあまり美男美女がいないところで、作中美人といえるのはマチルダ(アムロの初恋の人)、ハモン(ちょっとBBAかも知れませんが綺麗です)、ゼナ(ドズルの奥さん)位だったような気が。そんな中、異彩を放っているのがシャアとセイラの兄妹です。

オペレーターをしているセイラさん

 はい、これがセイラさんです。後ろには戦争終了後にくっつくブライトとミライもいますがここは無視で。セイラがやたらに美少女な理由は、実兄であるシャアがいわゆる「美形悪役」の系譜を受け継いでいるのでその妹も綺麗でなくちゃ、ということもあるでしょう。もうひとつの理由としてはが、彼らのパパンであるジオン・ズム・ダイクンがジオンの創設者だったということで、世が世ならプリンス・プリンセス的存在であったということがあげられるでしょう。やはりお姫様は綺麗でなくちゃ。

シャア
ジオン・ズム・ダイクン

 こちらはシャアとパパンです。シャアは大半マスク姿なので、素顔を見せたのは2話と最終話くらいだったような。ああ、シャワー浴びながらガルマと会話しているシーンも素顔でしたか。確か6話か7話あたり。二人は金髪ですが、パパンは白髪ですね。ママンの画像はないのですが、きっと金髪美人だったのでしょうね。

 セイラについては2話で「それでも男ですか!軟弱もの!!」「そんな!不良みたいな口の利き方!おやめなさい!」とカイ・シデンを引っ叩くは罵倒するわ大活躍するシーンがありますが、元お姫様ならばむべなるかなといったところです。その後も勝手にガンダムを操縦したりと「お転婆姫」ぶりを遺憾なく発揮します。オペレーターだったのにフラウに押しつけてパイロットになっちゃうし。そうそう、タイトルのセリフは物語後半、戦闘でセイラに助けられたカイのセリフですが、セイラに対していい感情を持ってなかったはずのカイがこんなこと言うとは、これもセイラさんのカリスマ性のなせるわざなのでしょうか。とにかく、いろいろと派手なお方です。

 そうそう、アムロのガールフレンドはフラウ・ボゥ(後半でハヤトに寝取られますが)、初恋の人はマチルダ中尉(婚約者持ちの上、死んでしまいますが)ですが、初体験の相手はなんとセイラさんです。冨野監督の書いた小説版でのことですが……うらやましいぞ、アムロ。

宇宙戦艦ヤマト:思い出のシーン①

 夜想曲といいながら早々に昼間の更新で失礼します(笑)。

 ご挨拶に続く第二回目は宇宙戦艦ヤマトについて語ろうかと思います。
日本人なら誰もが知っているアニメなので、ストーリーは省略して、少年時代に心に残った場名について。

 少年ユースフが衝撃を受けたのは、ヤマト発進のシーンでも、波動砲発射のシーンでもなく、ヤマト完成以前の第一話冒頭で描かれた「冥王星沖海戦(会戦)」です。有名な「馬鹿めと言ってやれ。」のシーンもありますが、私はこのとき初めてアニメで艦隊決戦というものを見たのでした。

  ガミラス艦発砲!至近距離を通過するビームをものともせずに照準をつける沖田艦。「撃て!」沖田の声とともに主砲発射!狙いたがわずガミラス艦に命中!…しかし装甲にはじかれ、ガミラス艦無傷。ついにガミラス艦の砲が沖田艦を捉える。紙のように易々と艦体を突き抜けていくビーム。傾く沖田艦。ダメじゃん地球防衛軍!

沖田艦 

 これが沖田艦です。いかにも松本零士デザインな艦体ですね。

ガミラス艦

 

 こちらは憎っくきガミラス艦。昆虫を思わせるデザインが、いかにも「宇宙人」のメカという感じ。
  そうこうしているうちに次々と地球側の艦は沈んでいきます。「駄目だ。この艦ではやつらに勝てん!」って沖田さん、今頃気付いたんかい。

 そんな中、孤軍奮闘する小型艦の姿が。古代守座乗のミサイル駆逐艦「雪風」です。

ゆきかぜ 

 うーん。かなり小型の艦ですね。中央部にあるもの、これは…節子これブリッジと違う、コクピットや!
しかし雪風のミサイルは優秀で、戦艦の主砲を跳ね返したガミラス艦をも破壊します。
  その後、雪風が敵を引き付ける間に沖田艦は戦場を離脱。雪風は奮戦むなしく十字砲火を浴びて宇宙の藻屑に…となるわけです(後に大破した艦体は土星の衛星タイタンに落着していたことが判明します)。
  今思えばこの戦闘は、戦艦大和を中心とする日本艦隊の沖縄特攻作戦(坊ノ岬沖海戦)のオマージュともいえそうですね。大和の代わりは沖田艦が勤めていますが(さすがにここでヤマトが出てはマズいですね)雪風もいるし。

 当時私が思ったこと。「雪風いっぱい作ればいいのに!」
画面上、雪風だけがガミラス艦を沈めていたので。まあ駆逐艦なので防御力は期待できず、撃沈数は稼いだかもしれませんが沖田艦のような生還は期待できなかったでしょうね。沖田艦がミサイルを積めば良かったという気はしますが。あと、駆逐艦は実際ほかにも何隻もいたはずなので、雪風だけが活躍したのは、ひとえに古代守(古代進の兄)の戦闘・操艦指揮が卓越していたということでしょう。
  この圧倒的劣勢の状況を描いたからこそ、後にヤマトの主砲がガミラス艦の装甲を紙のように撃ちぬくシーンに快哉を叫んだ訳ですが、その後は当然ながらヤマト一隻が八面六臂の大活躍でガミラスを相手にするという形になってしまい、スーパーロボット物アニメとあまり変わらない構造になってしまった気がします。それゆえに、七色星団決戦(後日語りたいと思っています)とともに冥王星沖海戦は、艦隊決戦を描いた珍しいシーンとして今なお記憶に残っています。

 謎と勝手に考えた回答

① 艦載機の謎 
 美貌の使者・サーシャが命と引き換えにとどけたイスカンダル女王スターシアからのメッセージ・カプセルにあった波動エンジンの設計図によりヤマトの性能は飛躍的にアップしましたが、さすがにコスモ・ゼロやブラックタイガーといった艦載機にまでその影響が及んだとは思えません。しかし、この地球側艦載機が強い!デスラーに野蛮人とディスられるほどに科学技術の遅れた地球ですが、艦載機だけはガミラスに後れをとっていません。ヤマト搭乗のパイロット達がエリート揃いだった可能性はありますが、その後コスモタイガーⅡに乗り換えてもあらゆる勢力との戦いにおいて五分以上に渡り合っていたような。なぜ、この艦載機を生かす戦法を取らなかったのでしょう?沖田は戦艦ではなく、空母に乗って出撃するべきだったのではないでしょうか?

 ≪勝手に考えた回答≫
  艦載機の有効性は当然判明していたと思われます。ヤマトで描かれたのはヤマト出撃前夜ともいうべき時期からでしたが、ガミラスとの戦いは当然それ以前から続いていました。そう、地球側宇宙空母や艦載機は勇戦しつつ漸減し、この時期にはすでに尽きていたのではないでしょう。後日になりますが、ガミラスは割と艦載機を使用した作戦を好む連中であることが判明します。ガミラス側にも空母はありましたが(2話に登場。ヤマトの主砲の直撃を受けて轟沈)実は冥王星前線基地所属の空母は二隻しか確認されていません(もう一隻は4話に登場。空母なのにミサイルでヤマトを攻撃したものの、ワープでかわされる)。これは、かつて地球側との間に航空撃滅戦(艦載機同士の決戦)が引き起こされた結果で、双方とも多数の空母を喪失していたためではないでしょうか。また冥王星沖海戦に際しては、ヤマトへの搭乗を前提とした訓練のため、わずかに再建された艦載機部隊とパイロット達は温存されていた可能性もあると思われます。

 ② 波動砲の謎
  ヤマトの切り札・波動砲。波動エンジン直結の大量破壊兵器はその後地球側艦艇の標準装備となった観があり、アンドロメダなどは2門も搭載していました。ガミラスも波動エンジンを使用していたはずですが、波動砲を搭載しているのが確認されるのは最終話のデスラー艦(元総統府ビル)のデスラー砲のみです。冥王星前線基地司令シュルツの戦艦やドメル将軍の戦艦(ドメラーズ3世)など、ヤマトに匹敵するかそれ以上の大きさの艦はあるのにこれはどうしたことなのでしょうか? 

 ≪勝手に考えた回答≫
  実は波動砲は地球人独自の発想だったのではないでしょうか。沖田艦を見てください。当然波動エンジンは未搭載なので波動砲ではありませんが、艦首に何やら砲口らしきものが付いています。おそらくエンジン直結砲は地球防衛軍が以前から持っていたコンセプトであり、ヤマトもその伝統に則って設計時点で艦首にエンジン直結砲を装備していたところ、波動エンジンを得たことで波動砲に生まれ変わったのではないかと。沖田艦が艦首砲を使用しなかったのは、発射シークエンスは波動砲同様(発射前後に大きな隙ができる)なのに、威力が伴わない(おそらくガミラス艦相手では大した戦果が得られず、そもそも発射態勢になったこを感知されて射界から逃げられてしまうことが戦訓として判明していた)ためだったからではないでしょうか。
  ヤマトの波動砲を見たガミラスは、「その発想はなかったわ~」ということで、おっとり刀で開発に着手、完成品をデスラー総統に献上したのですが、そのあたりでヤマトがガミラス本星に来てしまったとか。以後はガミラスも積極的に波動砲を取り入れていることから、以前から技術的には当然作り得ていたはずなので、地球人の大量破壊・大量殺戮への工夫には舌を巻いていたりして。

初めまして始めます

皆さん初めまして。ユースフと申します。
ブログというものに初めて挑戦してみようと思います。

なにぶん初心者で不慣れな点も多々あろうかとおもいますが、なにとぞよろしくお願いします。

妙に凝った感じのタイトルになっていますが、筑波山の近くに住んでいるということと(言うほど近くもないので、「消防署の方から来ました」的かも知れませんが)、更新するのがだいたい夜だからということで、扱うネタは私の好きなものや、好きだったものを中心に、睡眠の妨げにならない程度の話をしていきたいと思っています。

週末ヒロインを名乗る方々がいますが、私も週末や休日には昼間にも更新していきたいと思います。

で、好きなもの・好きだったものですが、“ひきこもりが食べるために仕方なく働きに出ている”ようなものなので、オタクっぽいものが多いです。いずれ縷々語っていこうと思いますが、とりあえず第一回目は「私とアニメ」についてでも。

物心がついて以来、テレビではアニメを放映していたので、小学生のことは毎日のように様々なアニメを見ていました。確かアルプスの少女ハイジを見ていたのに、途中から宇宙戦艦ヤマトに切り替えるというものすごいジャンルの切り替えをした記憶があります。だから肝心な「クララが立った!」のあたりはリアルタイムでは見ていなかったという痛恨のエラー。いまなら録画という手があるのですが、当時はその発想すらありませんでした。

しかし中学生にもなると、さすがにもうアニメでもあるまいと、映画館に「さらば宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」なんかを見に行ってたくせに思い始めたものでした。ところが、部活(放送部といういうマイナーなところにいました)の先輩が、あるアニメを布教しまくり始め、仕方なく見始めたら抜けられなくなったのです。それがかの「機動戦士ガンダム」でした。「認めなくないものだな、自分自身の、若さ故の誤ちというものを」

という訳で高校生になってもアニメから抜け出せなくなった私は、ガンダムを制作した日本サンライズ系のアニメを継続して見続けることになった訳ですが、大学に入るころ、ファミコンなるゲーム機が流行し初めまして、私もあっさりとはまり(大学合格後でよかった!)テレビはモニター画面と化していったのです。当然、アニメを見ることもふっつりとなくなりました。そして就職。

社会人が電車で読んでちゃだめだろうと、大学時代は毎週買っていた少年ジャンプも卒業したものの、誰も見てなきゃいいじゃないかと、自宅ではファミコンからスーパーファミコンにハードを変えつつなおもゲームにいそしんでおりましたことろ、突如遭遇したのが「新世紀エヴァンゲリオン」でした。「逃げちゃだめだ!」

これでアニメとは縁が切れないかなという一種の諦観に達し、また深夜アニメなる、最初から大人を対象にしたアニメが続々と制作されるに至って、もはや「生涯現役」やむなしと思うようになっています。まあたくさんありすぎて全部見るという訳にはいかないので、偏った選択をしているのではないかと思います。これからお気に入りの作品について述べていきたいのですが、アニメ一辺倒という訳ではなく、小説とかマンガとか音楽とか、様々なものについて好き勝手に語っていきたいと思います。

ご趣味があう話題がありましたら、読んでいただければ幸いです。

それでは、本日はここまでにいたしとうございます。
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