失踪日記2 アル中病棟:8年掛かった渾身の「失踪日記」続編

リオデジャネイロのオリンピック

 オリンピックは始まるわ、高校野球は始まるわで、この八月は大スポーツ月間ですね。ある程度は注目していますが、私はスポーツには極めてネガティブな青春時代を送ったので、連日寝不足なんてことは起きようがありません。その分仕事をきっちりやるかと言えばそうでもないんですが。

失踪日記2 アル中病棟 

 本日は吾妻ひでおの「失踪日記2 アル中病棟」を紹介しましょう。以前「失踪日記」を紹介していますが、本作はそこでちょっとだけ触れられていたアルコール中毒で入院していた3か月強の体験を詳細に描いたものです。

アル中の幻覚 
強制入院 

 もともと作者は低迷期に入った80年代半ばからさかんに飲酒していましたが、から「失踪日記」に描かれた二度の失踪後、1998年春頃までに重度のアルコール中毒(現在はアルコール依存症と呼ぶようですが、作者が「アル中」と表現しているのでこっちを使います)になり、眠っている時以外は酒が手離せなくなる「連続飲酒」状態になっていました。胃がやられて酒すら受け付けなくなると幻覚を見るようになり、奇行や自殺未遂を頻繁に行うようになり、同年12月末に家族によって三鷹市の病院に強制入院させられました。

失踪日記 

 三ヶ月の治療プログラムを終了して退院した後は、現在も断酒を続けていますが、2005年3月に出版した「失踪日記」には一度目の失踪を描いた「夜を歩く」、二度目の失踪を描いた「街を歩く」、アルコール依存と治療の時期を描いた「アル中病棟」を収録しています。この作品は話題になり、第34回日本漫画家協会賞大賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第37回日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門を受賞しました。

朝のアル中病棟 

 そして「失踪日記2 アル中病棟」は2013年10月出版。なんと続編が8年後に出た訳ですが、その理由は一コマごとの描き込みのボリュームの凄さでしょう。巻末対談でとり・みきも指摘していますが、一コマに沢山の人間(しかも全身像)を描き、しかもかっちり背景も描いている、今時他にあるとは思えない描き方を
しているので、そりゃあ時間がかかる訳です。

入院時のあずま先生 

 なもんで、最初は図書館で読み飛ばそうと思ったのですが、読むのも時間がかかるので、借りてきて家でじっくり読ませて貰いました。患者、医者、看護師、断酒会やアルコホーリクス・アノニマス(AA)といったアルコール依存症患者の自助グループの人々など、当然異なる人生や性格を持っている多数の人々を、よくここまで描き分けたなと思います。

御木本女王様 

 特に患者は一番接する機会があるので詳しく描かれていますが、アル中患者といっても様々で、なぜこんな人がアル中になったのかと疑いたくなるような人や、アル中との因果関係はわかりませんが、完全に性格破綻者だろうという人もいたりして、世間から隔離された病棟といえどもやはり人間社会の縮図なんですね

 焼きそばクマさん

 私が好きなのは絶対もてそうなナイスミドルの小林さん。自ら入院しに来た安達さんも男前に描かれています。大男ながらとても優しい大島さんは、きっと自分にも優しいからまた飲酒しちゃうんだろうなと思います。あと元修道女らしい御木本さんは裏で病棟をシメる女王様として描かれていましたが、この人がアル中になる経緯はぜひ知りたいです(謎のまま退院してしまいましたが)。

怪人浅野 

 ダメな方では、寸借詐欺の常連浅野。こいつはマンガで読んでいる分には面白いのですが、アル中はさておき絶対付き合いたくないキャラですね。夜中に病室で立ちションベンするし。寝ションベンじゃないだけまし(?)。顔つきからしてうさんくさい脇道とのタッグは強烈でした。あと自治会長をやっていた杉野というキャラも仕切り屋のせいか作者は大嫌いだそうですが、描写の中ではそれほどひどい人には見えません。相性というヤツでしょうかね。

元気な患者達 

 なかなか知ることのできなアル中病棟の実態は非常に興味深いのですが、意外に緩いなと思えてしまいます。自助グループの会合参加の他、散歩や買い物で頻繁に外出できるし。入院時のみ家族による強制入院でしたが、以後は自由意思での入院となっていますし。入院している作者からするとそれでも拘束感を強く感じたようですが。まあ個室じゃありませんから当然かも知れませんが。
酒漬け生活 

 途中でアル中患者が少なくなったということで、他の精神病患者と同居することになるのですが、そこで様々な軋轢が生じて分離独立要求(民族運動みたい)がされて看護長から「アルコール依存症の病の嫌な部分を見た気がします」と回答されてぶち切れるアル中患者達が面白いです。病院の外から見れば似たようなものだと大半の人から思われてるのに。まあ飲まなきゃ常人とそう変わりがないんですが。

他人の不幸を喜ぶ患者達 

 アル中病棟においては、アル中患者は人がスリップ(再飲酒してしまうこと)すると大喜びし、人が先に退院すると腹を立て、やけどとか寸借詐欺などの痛い目に遭わないうちには忠告すらしないという妙な傾向が窺われますが、これは病気のせい?それとも人間の業?

断酒会にて 

 看護師さんや女性患者は多くが美人に描かれています。作者はまたお世話になるかも知れないからと言っていますが、ロリコンブームの火付け役と評される作者の面目躍如ですが、多分可愛い女性キャラも描かないとつまらないんでしょうね。

ボロボロの絵 

 それにしてもアル中が画力も奪うらしく、入院中に描いたミャアちゃんの絵はまるで絵の下手な人が物真似で描いたみたいで衝撃的です。他人が見ても驚きなので、本人にとっては大ショックだったでしょう。

アル中患者にビビる奥さん 

 作者も苦労していますが、一番大変だったのは奥さんだったのではないかと思います。「アシスタントA」として本作や「失踪日記」も手伝っていますが、体調を崩したそうで、人ごとながら心配です。元気になっているといいのですが。

完全主義者は身を滅ぼす 

 作中、完璧主義者がアル中になりやすいという話があり、本作の描き込みぶりを見るにつけ、作者は本当に完璧主義者なんだろうなと思います。辛い現実から逃避するために依存症になってしまうようですが、アルコールが抜けると今度は鬱がやって来るという。

ゆるキャラのような鬱 

 本作では鬱がゆるキャラみたいに描かれていますが、実際は辛いんでしょうね。アル中は不治の病で、入院で回復し、数年に亘って断酒に成功していたとしても、一口でも飲酒すればたちまち元の木阿弥に戻ってしまうという。さらには進行性の病気なので、さらに症状が悪化していくそうです。怖いなあ。私は毎日酒を飲まなくても全然平気ですが、週に一度くらいは飲みたいので、一生飲めないなんてことになったらえらいことです。ピロリ菌除菌のときみたいに期間が決まってたら耐えられますが。

お酒の誘惑 

 お酒とは長い友達でいたいので、アル中にならないように気をつけようっと。Wikipediaに載っている症状を見るだけでも恐ろしいです。飲まなきゃやってられなくなっちゃいそう。 

一生飲めないなんて 
 
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コミック版星を継ぐもの:星野之宣による“補正”入りハードSF

ケプラー宇宙望遠鏡

 NASAがケプラー宇宙望遠鏡によって新たに1284個の太陽系外惑星の存在を確認したと発表しました。2009年に打ち上げられたものの、2013年に姿勢制御系のトラブルが復旧できずに主観測ミッションの終了を発表していましたが、それまでに得られた探査データは膨大で、分析に数年かかるとを発表されていました。その後2014年に太陽光圧を姿勢制御に取り入れて観測を再開しています。

スゴイね宇宙 

 確認された惑星群のうち550個は地球のような岩石質の大地があり、さらに9つの惑星は、ハビタブルゾーンと呼ばれる、生命の誕生に適した環境に位置していることが判明したそうです。地球外生命の存在は確認も遠くない未来にありえるんじゃないでしょうかね。スゴいね宇宙。

星を継ぐもの1巻20160511 

 ということで宇宙ネタを前振りに、本日はGWにマンガ喫茶で読んだ「星を継ぐもの」を紹介したいと思います。オイオイ、GW前の4月28日に紹介済みだろう、ですと?こういうツッコミをおれァ待ってた!!!(ゾロか)

 そう、本日紹介するは星野之宣によるコミック版「星を継ぐもの」です。2011年5号から2012年16号にかけて小学館の「ビッグコミック」で連載され、単行本は全4巻。タイトルは「星を継ぐもの」ですが、内容は続編の「ガニメデの優しい巨人」と「巨人たちの星」までを含んでいます。それから独自の解釈や原作に
ないエピソードを加えていますが、これはホーガンの小説版の発表以降、科学の進歩によって陳腐化してしまっ部分に補正を行って「近代化」したものと思われます。その甲斐あって2013年には星雲賞コミック部門を受賞しています。

星を継ぐもの2巻20160511 

 実は原作は「星を継ぐもの」しか読んでいないので、どれほどの改変が加えられているのかについては全てを承知しているわけではないのですが、判るところでは、チャーリーの遺体はDNA検査を行う直前に、何者かの手によって焼却されてしまいます。

 武器を持たない軍隊である国連宇宙軍の上部組織として国連平和委員会という組織があり、ここは世界の大富豪達がメンバーに連なり、「金で武器を買いたたく」とまで称された積極的な武装解除を行い、今や地球には武器らしい武器がありません。実はこの国連平和委員会、かつてミネルバで死闘を展開した二大勢力の一方、ジェブレン人の尖兵だったのです。

テューリアン 

 地球から二酸化炭層の上昇を防ぐために、ガニメアン(自らをテューリアンと名乗っているので今後はそっちを使います)によって惑星ミネルバに連れて行かれた動植物。その中には人類の先祖である類人猿も含まれていました。それら地球の生物にはミネルバに適応できるように特殊な酵素が注入されたのですが、実はこの酵素、知力を大幅に向上させる効果があったほか、極めて好戦的にしてしまうという副作用が。

 テューリアンのテラフォーミング(そういう言い方もちょっと妙ですが)は結局失敗し、テューリアンはミネルバのほぼ全資源を使って宇宙船団を構築し、他星系に旅立ちます。ミネルバの地上は残された地球産の動物で満ち、類人猿は急速に進化していきました。

星を継ぐもの3巻 20160511 

 協力より闘争を好んだ彼らは最終的に南部のセリオスと北部のランビアンに二極化して抗争を展開します。その結果ミネルバは失われ、両勢力は共倒れになったかと思われましたが…

 実はテューリアンはランビアンの生き残りを救出・保護し、他星系に移住させていたのでした。そして月面(当時はミネルバの衛星だった)に比較的生き残りの多かったセリオスについては、月を地球の軌道に映して地球の衛星にしてやることで、地球移住を容易にさせたのでした。

星を継ぐもの4巻 20160511 

 ランビアンは惑星ジェヴレンに住むジェヴレン人になりましたが、仇敵セリオスへの恨みは決して忘れず、テューリアンの科学力の恩恵を受けながら地球の監視にあたり、ミネルバ崩壊後の人類の様子をテューリアンに報告していましたが、それは戦争や魔女狩りといった残虐シーンに限定したような偏向したものでした。

 ジュヴレン人としては、テューリアンが地球と接触して彼らの科学の恩恵を受けることを怖れ、地球に潜入した工作員は平和運動を推進して人類の武装解除を進めて無防備にする一方、テューリアンに対しては地球の軍事化による危険の拡大をことさら吹聴し、これに対抗するという名目で彼らの高度な科学技術を引き出していたのでした。

ハント博士とダンチェッカー教授 

 この状況をしったハント博士らは、しかし既にジュヴレン人の地球侵攻のための宇宙艦隊はほぼ完成住みで、そればかりはテューリアンの惑星を隔離する秘密兵器まで用意していました。テューリアンの方は、ジュヴレン人の企ては承知していたものの、全ては自分達の先祖が犯した悪行の報いとして、従容として運命を受け入れるつもりでいたようです。どこまで優しいんだ。

シャピアロン号 

 しかしそんな折、100年前にミネルバを救う別な手段の実証実験のために他星系に向かったシャピアロン号は推進機関のトラブルで時空の狭間に迷い込み、現在にいたって漸く太陽系に帰還しましたが、ガニメデに墜落したテューリアンの宇宙船のビーコンに呼応し、ガニメデ基地の人類に接触を求めて来ました。

 テューリアンの突如の出現に驚愕する国連平和委員会のジュヴレン人達。彼らは地球を訪問したシャピアロン号がテューリアンに真実を告げることを怖れ、亡き者にしようとしますが、さすがに同胞を見殺しにする気はなかったテューリアンに救われます。テューリアンはそれでも地球とジュヴレンの争いに介入する気はありませんでしたが、殺されそうになったシャピアロン号の乗員達は別の考えを持っており、地球側にある提案をしてきます。

在りし日のチャーリー 

 ハント博士ら地球人と、シャピアロン号のガニメアンがひねり出した逆転の秘策、それは「攻殻機動隊」風というか「グッドラック 戦闘妖精雪風」風というか…つまりは情報戦を行うのです。ジュヴレン側の人工知能(これはテューリアンのものと同格の高性能でしたが)を騙して架空戦争をでっち上げ、地球側が密かに建造していた宇宙艦隊の先制攻撃によりジュヴレン艦隊は全滅したと信じ込ませます。

 慌てたジュヴレン人の独裁者は脱出を図りますが、焦りのせいで超光速航法に失敗し、5万年前の滅亡寸前のミネルバに激突してしまいます。これによりミネルバは砕け散り、また宇宙船が使用していたミニブラックホールのせいで大半の質量が吸収されてしまうのでした。ご都合主義と言われても仕方ないですが、これによって、小惑星帯の質量の少なさを説明している訳ですね。

クロマニヨンとネアンデルタール 

 コミック版ではセリオスはクロマニヨン系、ランビアン(=ジュブレン)はネアンデルタール系で、この種の違いも共存できなかった理由とされています。地球に脱出したセリオス人はクロマニヨン人と混血し、ネアンデルタール人を滅ぼしたようです。一方、国連平和委員会のジュヴレン人達はネアンデルタール人顔をしています。

ガニメアン改めテューリアン 

 テューリアンは実に優しい巨人なんですが、彼らは完全草食性で、ミネルバの地上には草食動物しか存在しなかったようです。海中には肉食動物も発生しましたが、草食動物側が強力な毒を持つに至って滅んでしまったようです。それでは種のバランスが取れないじゃないかと思いますが、毒が強すぎ、またわずかな負傷でも毒が全身に回って自家中毒で死亡することでバランスが取られた模様。それゆえテューリアンにとっては弱肉強食自体が信じられないほどショッキングな光景で、地球は地獄の星とみなされていたようです。

グリーン・レクイエム 

 地球を訪れた異星人が、生命に溢れて、食い合いを行っている様を地獄と見なすのは、新井素子の「グリーン・レクイエム」とか半村良の「妖星伝」でも見られましたね。「妖星伝」では、地球は異星人によってあえて地獄のような星に作り変えられたということになっていました。宇宙では生命は貴重にしてごくわずかしか存在しないので、相互に尊重しあっており、無機物を摂食しているとか。

妖星伝 鬼道の巻 

 「妖星伝」の異星人にそういうことをした理由があるのですが、テューリアンと違って反省とか後悔は一切なく、その後の責任も全く取らないというところがまさにこれ。

ひでえ奴がいたもんだぜ 

 作中不倶戴天の敵のように扱われているクロマニヨン人とネアンデルタール人ですが、ミトコンドリアDNAの解析結果に基づき、ネアンデルタール人は我々の直系先祖ではなく別系統の人類であるとする見方が有力で、ネアンデルタール人とクロマニヨン人は混血できなかったとする考え方が有力でしたが、2010年に、われわれホモ・サピエンスのゲノムにネアンデルタール人の遺伝子が数%混入しているとの説が発表されています。アフリカに留まったネグロイドを除く現生人類の核遺伝子には絶滅したネアンデルタール人特有の遺伝子が1~4 %混入しているとか。

テューリアンとの対話 

 ネアンデルタール人は約35万年前に出現し、中東・欧州に居住していたようですが、白っぽい皮膚、金髪や赤毛、青い目などいくつかのコーカソイド的な特徴はネアンデルタール人から受け継いだ可能性が高いとか。出アフリカした人類は早い時期にネアンデルタール人と接触し、混血したことで現在のような肌の色の差が生まれたんでしょうか。天文学と同様、人類学もまた科学技術の進展による新発見が相次ぐので、今後またどうなるか判りませんが、ネアンデルタール人が滅亡したというより、混血によって吸収されたという方が平和的でいいような気がします。
ジュブレン人 

 あ、最後に「星を継ぐもの」冒頭に登場する巨人コリエルですが、彼は大きいだけで普通の人類であって、ガニメアン(=テューリアン)ではありませんでした。彼はチャーリーと別れてからも生き残り、地球にまで達した模様です。彼をガニメアンかもと思ったのは私だけでしょうかね(苦笑)。

5万年前の遺体 

ファイブスター物語13巻(その4):印象に残った初登場キャラ


黄昏の札幌

 “秋は夕暮れ”と清少納言先生はおっしゃいました。なにしろ古典の大家の主張ですので、“夕焼け”は夏の季語ですが、“夕暮れ”は秋の季語ということにして欲しいですね。それにしてもホント、日の暮れるのが早くなってきたものです。

MHとGTM

 本日はファイブスター物語13巻の最終回です。知らない人には呪文を呟いているかのような話で恐縮ですが、その他の話も知らない人にはやはり呪文に近いかも。呪文ブログに名前を変えないといかんでしょうか。本日は13巻初登場で印象に残ったキャラについてです。女性が多いのは仕方がない(笑)。とりあえず登場順に紹介していきましょう。

 ① エルディアイ・ツバンツヒ

ツバンツヒ

 AD世紀超帝國時代に結成された科学者組織であるシステム・カリギュラで製作されたという超帝國の騎士であり、様々な能力を持つ重合人間(ポリメリゼーション・キャスター)です。GTMガーランドでもあり、そっちでは「ストーイ・ワーナー博士」の名で知られています。

ツバンツヒその2

 年齢は4,000歳以上と、本作においても数少ないアマテラスより年上の人物です。魔導大戦に出現するとされる「ショウメ」という生物を探していますが、モラードから「ショウメ」は現時点で出現していないことを知らされます。

ツバンツヒ初登場時

 見た目はアレですが、言っていることはけっこうまともです。この先色々あってミラージュ騎士入りするらしいです。ミラージュ入りしてからの通称「スペック」は、長年ガーランドを続けているため、あらゆる兵器の性能に精通している事に由来するそうです。

湖のオーハイネ

 相棒のファティマは「湖のオーハイネ」。おお、貴重なフローレスじゃないか!剣聖ヘリデ・サヤステのパートナーだったらしいですわよ、奥様!

 ② ノルガン・ジークボゥ

ジークボゥ

 メサ・ルミナス学園に在籍する高校生で、ちゃあ・てぃ(ワスチャ・コーダンテ)の後輩です。ちゃあのことが好きらしく、ヨーンの身を案じてハスハ入りしたちゃあ(と桜子)を心配してミノグシアにやって来ました。フラウ・ボゥとは無関係?(当たり前だ)

ジークボゥその2

 通称「ブラック・プリンス」で、その正体はフィルモア帝国王家ブラウ・フィルモア家の女王璃里の息子です。現在はある理由によりフィルモア帝国に追われる立場にあり、何度か暗殺されかけてもいるそうです。クラーケンベールの話からするに、かつて現フィルモア皇帝ダイ・グと共に暮らし、幼少の頃に共に剣聖カイエンに立ち会いを挑んで破れたそうです。

妹の茄里

 どうも妹で第一皇女と呼ばれる茄里が兄を殺しに来る気配です。結局はすったもんだの挙げ句和解したり共闘したりするんでしょうが(FSSはそんなんばっか)

ナイトマスターの紋章

 カイエンに一緒に挑んで破れたといえば、クリスとユーゾッタもそうでしたが、剣聖に挑んで生き残れれば天位が貰えるらしいところ、ジークは天位だけでなくナイトマスターの称号も貰っている模様です。ナイトナスターは、心・技・体のいずれの面においても他者を圧倒し、騎士の中の騎士として万人に認められる強さをもつ者に与えられる称号で、剣聖ないし剣聖が自身と同等の強さをもつと認めた者であることが、この称号の取得条件ということで、であれば天位より貴重ですね。ナイトマスターの授与権は剣聖自身に委ねられており、他者に授与した後もその称号を保有し続けられるということで、剣聖という称号とは明確に異なるっています。剣聖がワンオフ物のトロフィーや優勝旗だとすれば、ナイトマスターは「免許皆伝」みたいなものか。ダイ・グ、クリス、ユーゾッタは天位だけしか与えられていないので、ジークボゥはそれ以上の強さなのかも知れませんね。

ヨーン

 後にダイ・グからフィルモア皇帝の座を引き継ぐらしいです。それにしてもルミナス学園、ヨーン(天位騎士)、桜子(AFガーランド)、そしてちゃあ(実質AKD皇位継承権第一位)とジークボゥ(フィルモア帝国皇帝)と凄まじい顔ぶれが揃った高校ですな。

 ③ ジークママン(璃里・ブラウ・フィルモア)

璃里さん初登場

 小悪魔アゲハ風のぶっとびコギャルファッションで登場して実の息子にも気づかれなかった恐ろしいママン。一体年はいくつだ?今回一番インパクトのあったキャラです。

女王陛下

 正体は初代皇帝サイレンの兄から続くブラウ・フィルモア家の女王にしてフィルモア帝国元老院「円卓の騎士(サクリファイス)」です。帝国の筆頭王家の長であり、フィルモア帝国皇帝とはまた別の頂点にいる人物で、格からいえばレーダー8世やダイ・グよりも遥かに尊い血筋のようです。とにかくこの表情の落差に驚きです。

ジークママン璃里

 帝国そのものを守る役を担っているため表には出てこないそうでうすが、バルバロッサ王同様、現在異常事態なので初登場。ま、FSSの世界は常に異常事態みたいなものですがね。かつて剣聖慧茄に3度戦いを挑んで敗退していますが、慧茄と強天位騎士だったアビエン・ヒートサイが現役を退いている現在、帝国の騎士としては最強らしいです。この一人ファッションショーは中々見物なのでサムネイルを大きくして見て下さい。

璃里さん

 ジークボゥに対しては、まるで恋をしているような状態で、狂気をはらんだ愛情を抱いています。ママンがこんなに若くて綺麗ではヤバい間違いも起きそうですが、古代の王族では近親婚はむしろ血統を薄めないので良かったらしいですよ(エジプトとかね)。

 ④ ナルミ・アイデルマ

ナルミ支隊長

 今回は最終版にちらっと出ただけですが、AP騎士団ツラック隊の支隊長です。ツラック隊はAP騎士団を構成する12支隊のひとつで、第10騎士団とも呼ばれます。使用GTMはバーガ・ハリ・KK。北部に防衛戦を敷いて戦い、登場時はすっかり損耗して故障一歩手前という状態ですが、例の馬鹿夫婦と遭遇したことにより、星団史に残る活躍を見せることになるんだそうです。まあ奴がいればGTMの整備は万全、稼働率も無茶苦茶あがるでしょうからね。

ツラック隊

 もともと彼女は特別に強い騎士という訳ではなく、支隊長と副支隊長が戦死してしまったために、最古参ということで支隊長を務めることになってしまったようです。

ファナティック・ラキシス
 
 9年以上の歳月と1300円という高額投資を回収しようと4回もやってしまいましたが、FSS13巻についてはこれにて終了。今後数年間は「ええい!14巻はまだか!」とは言わないことでしょう。それにしてもFSSのフィギュア作っている人とかは大変なんでしょうね。GTMも作るのかな?(人事)

 

ファイブスター物語13巻(その3):13巻各話紹介PART2

台風情報
 
 ダブル台風が日本列島を窺っている様子です。いつから台風ははつるんでやって来るようになったんでしょうかね。♪ダ~ブルタイフ~ン 命のベルト~♪ってか?(古い!)

人造人間17号と18号

 確かに17号と18号なんていうと、この人達を連想してしまうのですが…いつからマンガオタクになってしまったのだ、地球?

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 週末中断しましたがファイブスター物語(FSS)13巻各話紹介の続きです。ちゃっちゃっとやっていきましょう。

花の詩女

 ステージ3「聖宮ラーン」

フンフト登場

 アトール聖導王朝皇帝が設定変更で詩女になりました。ムグミカがボスヤスフォートに殺害され、後継者指名されていたマグダルもボスヤスフォートによって見かけ上廃人とされてしまったので、先代の詩女フンフトが詩女に復帰しています。

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 この人、不倫によって不義の子を出産したことで詩女から退位したという経緯があります。その不義の子とはAFガーランドとなった桜子ということで、騎士やダイバー(バイター)、マイト(ガーランド)といった貴重な才能はごく僅かな割合でしか出現しないが、代わりに全ての人の遺伝子に拡散しているので、平民からも出現しうるという設定にも関わらず、高い能力を持った人の子は高い能力を持ちがちになっています。

デコースフィギュア

 鬼の哭く街・A立区出身の貧民階級の私としては、だからついつい平民出身のヨーンとかデコース(この人の出自は明らかではないけど、王族とか貴族出身ではなさそう)を贔屓にしがちなんですよね。

フィルモアのGTM

 「ゴティックメード 花の詩女」のエピソードに由来して、詩女を守ったドナウ帝国のサイレン皇子の後継筋であるフィルモア帝国皇帝のダイ・グはこの地には剣を向けないと言います(大事な事などで二度言いました)。そしてラーンに入ると現詩女フンフトがお迎えになります。

目的は一つ

 この人、BBAにして経産婦なんですが…FSSでは非常に珍しい肉感派ですね。チェリーボーイを誘惑か。過去の所縁からも、フンフトをダイ・グの后にしようという計画があり、フンフトもそれに乗らざるを得ない様子です。でも“童貞喰い”には結構ノリノリみたいですが。

ミヤザ官房長官

 その一方で、フィルモア帝国の大部隊が駐留するナカカラではフィルモア帝国野戦元老院が開催されます。民主的な帝国議会とは全く別の性質を持っているようで、王族貴族のみで占められている様子。通常元老院というと二院制の上院についてそう呼ぶケースが多く、また元老とは国家に功労の有る政治家などがなるものですが、この国での元老というのは性質が異なり、王族貴族であることがほぼ必須の様子です。11巻12巻で登場して皇帝のダイ・グにまで皮肉を飛ばすほどの権勢を見せていたミヤザ官房長官(実質首相)もここでは単なる平民扱いをされていてちょっと気の毒。

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 そして元老議長代理バルバロッサ王とかブラウ・フィルモア王といった今まで全く登場しなかった新キャラ登場。フィルモア帝国の「カーテンの奥の奥」なんだそうですが、堂々と出てきているのは現状が異常事態であるということなのでしょう。しかし、「バルバロッサ」とか「ブラウ」とか、なんだかナチス・ドイツの独ソ戦での作戦名みたいですねえ。「ツィタデレ」とかも出てくんのかな。

女王陛下

 この元老院が、フンフトとダイ・グの婚姻を積極的に推し進めている模様。その理由は、惑星の寿命を迎えつつあるカラミティ・ゴーダーズからフィルモア帝国自体をミノグシア大陸に移動させようという遠大な計画からなのでした。ダイ・グ自身はフィルモアの民がミノグシアで共存することを望んでいるようですが、帝国としてはフィルモア帝国の完全移動と他の排除が望みのようです。

JKクリス

 そしてハイランダー・クリスティン・Vの処遇についても元老達には思惑が。ミヤザ官房長官は何かというと亡き者にしようとしていましたが(その理由はよくわかりませんが)、元老達は生かしておけと言います。なぜなら極めて由緒ある騎士の家系の末裔だからということで、「貴族、騎士家だけではない 政治家、財界どれだけの者が欲しがっておるか?どの家も強い騎士の血を入れたいのだ」と。いや、ぶっちゃけクリスが美少女なので抱きたいというゲスい発想もあるようです。

このロリコンどもめ!

 オヤジやヒヒジジイがJKをだとッ!?とバックベアード先生もお怒りだぜ。騎士の子が騎士になると決まったものではないのですが、長子は必ず騎士になるという訳の分からないコーラス王家みたいなのもあるので、強い騎士の血統は騎士を生みやすいのかも知れません。クリス、「子供を産む機械」になるのか?

后に

 いっそクリスもその前に愛するダイ・グと一夜限りの契りとか結んで孕んじまえYO!そんな都合のいいこと…といいたいところですが、おとぎ話だからアリなんだZE!

 ステージ3エピローグ「三色の娘」

レーダーとバシル

 久々に前皇帝レーダー8世登場。最初の頃は悪の皇帝そのものという印象だったんですが、この人もすっかり雰囲気が変わりました。相手は“タコ入道”バシル大王。バルバロッサの隠居した元当主で、元バルバロッサ王は甥なんだそうな。レーダー8世はクリスを養女にする意向で、バシル大王も別の理由でそれを支持します。バシルに言わせればクリスは帝国を滅ぼしかねない魔女で、その血を残すことなど許されないのだとか。前皇帝陛下の養女ともなれば「子供を産む機械」はあり得ないと言うことですね。

 ステージ4「ロスト・マグダル」

ヘアードとファイブスター

 話はがらりと変わって見かけ上廃人となったマグダルを抱えた神官長ヘアードは、元ミラージュ騎士№3ランドアンド・スパコーンと聖宮ラーンに到着しましたが、フンフトとの面会は拒否され、神官長からも解任されてしまいました。

フンフトの真意

 しかしフンフトの真意は別にあり、今のラーンではマグダルを守り切れないので、逃避行を続けて欲しいというものでした。ボスヤスフォートは今もマグダルを狙っており、所在が判明したら殺されてしまうと。

頭部切断
 
 移動中、GTM同士の戦いに巻き込まれ、ヘアードは頭部に重傷を負い、マグダルは救護船に乗せられて衛星軌道に運ばれました。即死状態から甦るヘアードですが、おそらく首飾りが「命の水」関連のアイテムなのでしょう。自分の命が大事と言うより、マグダルを守るために死ぬわけにはいかないということでしょう。

ジャコー登場

 マグダルは難民収容ステーションに運ばれましたが、そこは宇宙海賊に襲撃されてしまいます。ヘアードが到着した時には既にマグダルの姿はありませんでした。同じく間に合わなかったジャコー(成長したなオイ)が言うには、難民や子供をさらって売り飛ばすブローカーがいるんだそうです。

親書を読むランド

 そして一旦はヘアードと別れたランドですが、ヘアードの健気さに打たれ、ミノグシア連合のAP騎士団本部を訪れます。ミラージュ騎士団は脱退は死を持ってのみなので、ミノグシア連合に肩入れするのは死を覚悟しなければなりませんが…先回りして届いていた天照の親書は、休暇の付与でした。代わりに所領は没収されましたが、これで自由に動けるようになったランドには、AP騎士団最強とされるスバース隊の隊長の座が与えられました。

ランドアンド・スパコーン
 
 ランドは天位を持っているわけではありませんが、ミラージュ騎士でも屈指の剣豪だろうと思います。身体をサイボーグ化しているせいもあるでしょうが、ブラック・スリー襲撃時にボスヤスフォートの右腕を叩き斬った「武勲」(これだけで天位に値すると思います)は知る人ぞ知るものとなっている様子。ミノグシア連合からすると「敵の敵は味方」ということですね。それもこの人のこれまでの生き様の反映なんでしょうが、ランドくらいFSSで「男の中の男」という描かれ方をされている人も珍しいです。

 ステージ5「ツラック隊」

ツラック隊

 ミノグシア北部のベラ国に駐留するAP騎士団ツラック隊は最小最弱騎士団の様子。しかも連戦につぐ連戦でGTMも騎士もボロボロです。そこに現れたのが例のバカ夫婦。今回の肩入れ先はここに決めたようです。これによりツラック隊のベラ国攻防戦は星団史に残るものになるのだそうです。

ソープ登場

 しかし、黒髪のソープって珍しいですね。初めてじゃないか?これも設定変更なんでしょうかね。では次回は今巻登場の新キャラについてです。

ファイブスター物語13巻(その2):13巻各話紹介PART1

健康診断

 健康診断終わりました。もちろん結果はこれからなんですが、学生時代の定期試験が終わった直後のような開放感というかすがすがしさがありますね。とりあえず視力は両眼1.5(矯正視力ですが、老眼じゃなかろうか?)、血圧は116/75でした。おっさんの誰もが高血圧だと思うなよ!減塩?なにそれおいしいの?やはり土日運動がいいんでしょうかね。疲れるけど、とりあえず雪が降るまで継続しましょう。

13巻中表紙

 それでは昨日の続きでファイブスター物語13巻です。本日は各話の感想など。今回はFSSを知らない人にはさっぱり判らない内容となっていますことをあらかじめお知らせしておきます。興味のない人はパスして下さい。

ビスケットスタイルのエスト

 さて11巻以降第6話「魔ジェスティック・スタンド(魔導大戦)」が継続しているんですが、昨日述べたとおり、13巻は「花の詩女 ゴティックメード」による新設定となっており、第6話のタイトルも「時の詩女(とわのうため)」に変更されています。パート1「44分間の奇蹟〜ハスハ陥落」、パート2「SMOKE WALLS」に続くパート3なのですが、区切りも変更されてアクト3になっています。

 ステージ1「黒騎士 ダッカス・ザ・ブラックナイト」

ノウラン襲撃

 黒騎士デコース・ワイズメル率いるバッハトマ魔導帝国の奇襲部隊がハスハント西部のノウランを攻撃してきます。ノウランにはシュマイス率いるスキーン隊が駐留していたのですが、完全に意表を突かれてGTM6機もの損害を出した上に撤退を余儀なくされます。12巻で「ノウランは私にお任せ下さい」と言っていたわりに脆いですが、おそらく泉興京巴率いる忍者部隊の暗躍もあったのでしょう。

狂気の頃のデコース

 本巻からファティマがGTMを遠隔操作できるようになりました。だったらGTMには騎士だけ乗ってれば余計な損害が出なくていいんじゃないかと思いますが、やはりタイムラグとか発生するのかも知れませんね。

デコースとエスト

 戦闘後、デコースがエストと会話していますが、以前のきつい物言いは影を潜め、ブラックナイトの経年劣化について意見を求めています。そしてしばらくは大規模戦闘がないと判断してブラックナイトのオーバーホールとエストのフル・メンテナンスを決定。丸くなったなデコース。エストの魔性に取り込まれたんじゃないか?エストに言わせれば戦闘後はよくしゃべってくれるんだそうなので、戦闘中は以前みたいに罵倒しまくっていたのかも知れませんが。

デムザンバラ

 ハスハに侵攻して以降、デコースからは狂気が消えましたね。騎士団長として、そして戦闘指揮官として実に立派な立ち居振る舞いになったといいましょうか。これは自分の居場所が見つかったというべきなんでしょうかね。きっとバッハトマでは周囲から尊敬されているに違いない。本意かどうかは知らないけど。1巻きじゃただの変態みたいだったのに。

ニナリスいじめ

 そして後に「背徳者」と呼ばれるらしいジィッド。銀騎士団長に大出世しています。以前褒美に貰った剣聖カイエンのシュペルターはGTMデムザンバラという妙な名前になってしまいましたが、彼の強さは本物みたいです。

小僧のジィッド

 でもファティマのニナリスとは相性が良くない様子でイジメ入っちゃってます。ニナリスは大人びてて生真面目なので、性格が“小僧”のジィッドからは面白味がないようですね。それにしてもバッハトマは新興だけあって騎士団も砕けまくっていて楽しそう。

アララギ・ハイト

 そして顔だけカイエン似のアララギ・ハイトも登場。ファティマもそっぽを向く最底辺の騎士ですが、バッハトマに拾って貰いました。職業に貴賤なし、されど職業内に貴賤ありってことで、一流がいれば三流もいるのはどの世界も同じということです。

デコースもびっくり

 でもデコースは何か感じるとろこがあったらしく、オーバーホールに赴くエストの護衛を命じました。かつてクローソーを登場させたいが故にクリソツのメル・リンスというキャラを生み出したセンセなので、カイエンも登場させたかったのか?

 ステージ2-1「ダーク・ビジター」

ミース・シルバー・バランシェ

 エストのフル・メンテナンス先はミース・シルバーの屋敷ということですが、やけに良いところに住んでいます。エストの生みの親であるモラードも来るということですが、ミースと会ったハイトは一目で恋に落ちています。ファティマよりキレイとかって、あっちの世界じゃ殺し文句じゃないのかでしょうかね?こっちの世界でいえばスーパーモデルよりキレイとか言っているようなもんじゃん。しかしあれだけ好きだったカイエン似のはずのハイトに特に惹かれないミース。どういうことだオイ。

あっさりミース

 ミースも初登場が4巻ですから結構古いキャラになりましたね。まさかあの小娘がバランシェ家を継いでファティマ・マイト(いまじゃAFガーランド)になるとはあの時誰も思わなかったでしょう。ところでマキシはまだ生んでないのかね?あっちは寿命も3倍くらい長いけど、その分妊娠期間や成人するまでの期間も長いようです。

桜子

 そしてモラードだけでなく、コークス、ジンク、桜子と続々やってくるAFガーランド達。何だ何事だこれは。それにしても桜子…「プロムナード」では“クィーン”キルスティン・スターとして登場しますが、背の高さが全然違うぜ。チビで貧乳ってのはあっちの世界でも希少価値なんでしょうか。

ツバンツヒ
 
 そしてGTMマーク2で絵的にはど派手に、実際にはステルスモードでひっそりと出現した黒い影。こいつがタイトルのブラック・ビジターなんですが、ツバンツヒと名乗ります。zwanzig…ドイツ語で20ですが…なんと又の名をストーイ・ワーナーなんだと。それは「破裂の人形」とかフェードラ(今はGTMアルタイ?)を設計した遥か昔のGTMガーランドなんですが、今より文明が発展していた超帝国時代の人間らしいです。ガーランドにして騎士って凄いなそれ。

あっさりやられるハイト

 ついでに屋敷前で出会ったハイトを瞬殺していますが、ファティマでも避けられるという攻撃に、あっさり直撃を許してしまうハイト。このレベルの騎士になるぐらいなら、普通の人間の方がいいかも。同業者が全員自分より優秀って、かなり辛いことでしょうね。

アウクソー

 そして錚々たるガーランド達が集まった議題は、カイエンのファティマだった、そして史上初のファティマ・フォーカスライトでもあるアウクソーの処理問題でした。ファティマとしては完全に壊れてしまったので星団法的には廃棄するしかないのですが、ガーランド達の相違は「残せ」でした。
 
 ステージ2-2「モナーク・セイクレッド」

ナイン様

 星団歴56億7千万年という無茶苦茶未来の話。弥勒菩薩が出現するぜ。炎の女皇帝ナインが登場。ここでの光のタイ・フォンとの会話をムグミカが夢で見たという話です。そしてモラードはムグミカからこの話を聴いたことで、ファティマ・タワーの制作を決意したという。

タワー

 タワーはモラードの持つ全ての技術を注ぎ込み、ストーイ・ワーナー(ツバンツヒ)も関わり、3100年頃にファティマであり騎士でもある最強の存在として完成することになっています。まだ70年位先の話ですね。。ファティマなのにミラージュ・ナイトにもなり、アトロポス・ラキシス・クローソーに匹敵する能力を持つということなので、厳密にはファティマではなく女神の部類でしょう。

 ステージ2-3「プロムナード3」

ちゃあ・てぃ

 また始まったぞ「プロムナード」。ということでAKD皇位継承順位2位の超重要人物ワスチャ・コーダンテが女子高生ちゃあ・てぃとしてみたび登場。

ジーク

 そして後輩のジークという高校生も登場。こいつも正体も実は凄い。彼ら二人がメヨーヨ朝廷の大帝・クラーケンベールに遭遇します。12巻での戦いでメヨーヨの筆頭騎士にして天位騎士のクライマー・パイドルに勝った(あれは勝ったということでいいのか?)ということでちゃあに注目した模様。してそして何といきなりプロポーズされるちゃあ。

クラーケンベールのプロポーズ

 事実上メヨーヨ朝廷、AKD、フィルモア帝国の参加国首脳会談なんですが、ちゃあの「三人はケンカしない」という言葉が重要な意味を持つ模様。よくわからんけど。その後出現したジークのママンについては面白すぎるのでまた後日語ります。他にシトロン・メナーとか新キャラ続々のステージでした。

シトロン・メナー

 まだ半分も行っていないのですが、長いのでまた次回やります。

ファイブスター物語 13巻

ファイブスター物語13巻(その1):9年ぶりの新刊を遂に読みました

夏のような秋空
 
 秋霖の昨日から一転して最高気温27度で残暑の札幌でした。甘い!残暑はそんなもんじゃないという内地の怒りの声が聞こえてきますが、9月の27度は札幌では十分残暑ざんしょ?

ファイブスター物語 13巻

 さて本日は昨日読み終わったファイブスター物語(FSS)の13巻の感想についてです。当ブログ開始当初から挨拶のように「ええいッ!13巻はまだかッッ!!」と言ってきましたが、8月15日に発売されていたのに気づかなかった迂闊さ。

このリハクの目をもってしても

 なにしろ目が海のリハクなもんでまったく仕方ありませんな。それにセンセ自身が発売日を偽っていますから(笑)。ほら。

これもウソだった

 発売から2週間以上経過していたらブックオフでも帰るんじゃなかろうかという邪念も浮かびましたが、ここは9年ぶりに永野センセを儲けさせてやろうかとジュンク堂で新刊を買ってきました。

札幌ジュンク堂

 そう、12巻が出たのが2006年4月ですからねえ。センセももう55歳だ。作中でやたら登場キャラにババアだジジイだ言わせていますが、もはやセンセ、あんた自身が結構なGGE(笑)。

FSS12巻

 この空白の9年間、センセが何をやっていたのかといえば、基本オンラインゲームに熱中「鉄拳6」の風間飛鳥やアンナ・ウィリアムズのエクストラ・コスチュームのデザイン……

風間飛鳥エクストラコスチューム
アンナ・ウィリアムズのエクストラコスチューム

 これはウソではないですが、流石にコレで9年はなかろう。まあ2012年公開のアニメーション映画「花の詩女(うため)ゴティックメード」に集中していたということでしょうね。

花の詩女ゴティックメード

 何しろ私はリハクなもんで、実はまだ見ていないのですが、2006年の制作発表から公開まで約6年を要しています。「角川書店65周年記念作品」ということですが、確か深夜アニメの「RDG レッドデータガール」もそんなこと言ってなかったか。主役に早見沙織を充てていながら、65周年記念作品というわりにはなんだかなあ……という出来でしたが、そうそう、こっちは「角川文庫65周年記念作品」でした。似て非なる名称な訳ですね。

レッドデータガール

 「花の詩女 ゴティックメード」(GTM)は原作・監督・脚本・絵コンテ・レイアウト・原画・全デザインを永野センセが担当したそうで、主役の「花の詩女」ベリン・アジェリを嫁さんの川村万梨阿が演じる(主題歌も歌う)という、まさに夫婦合作作品のようです。4K解像度を採用したせいで、お金持ちを除いた一般家庭ではオリジナル版の解像度で視聴する術がないというとんでもない作品(でもそういう設定大好きだよな、センセは)なので、今だに映像ソフト化されず劇場でのみ鑑賞できるという希有な映画となっています。

永野護と川村万梨阿

 FSSの連載を中断して制作されたこの作品、設定や登場人物などには同作品と共通する部分も多かったのですが、2013年4月に連載が再開されたFSSの方がGTMに大きな影響を受ける形となってしまい、従来の設定が大幅に改変されました。GTMで描かれた出来事もFSSの年表に組み込まれました(星団暦451年の出来事)。現在描かれている「魔道大戦」が星団歴3031年の話なので、2500年以上前のお話ということに。ただ、星団歴が始まって以降は文明は緩やかに後退する局面らしいので、テクノロジーなどはほとんど変わらない様子です。

花の詩女ゴティックメードその2

 で、何が変わったって、FSSの花形ともいえるモーターヘッド(HM)が全てゴティックメード(GTM)に改称され、デザインまで大幅に変化しました。そしてまさにFSSの花だったファティマは、名称こそ残されましたが、正式名称がオートマチック・フラワーズ(AF)とされ、「ファティマ」は戦闘時以外に使用される通称となりました。

こんなに変わった黒騎士

 衣装デザインもビスケット・スタイル(アリシア・セパレート)に大変化。大騒ぎの上登場したプラスティック・スタイルでしたが、寿命は極めて短かった。不評だったのでしょうか(主に私に)。個人的にはその前のデカダン・スタイルが好きですが、ビスケット・スタイルもプラスティック・スタイルよりはましかな。

ビスケット・スタイルのファティマ

 主要キャラは姿こそ変わっていませんが、一部の呼称に大変化。ダイバー(魔道師)はバイターに変わり、マイト(GTMやファティマの制作者)はガーランドに、マイスター(整備士)はスライダーに。これらは全部GTMの影響なんでしょうね。

マーク2

 FSSのベースとなった「重戦機エルガイム」色はほぼ払拭された…みたいですが、GTMにもエルガイムMk-2のプローラー形態に良く似た「マークⅡ」というGTMが登場し、FSS13巻にも登場しているので、完全払拭という訳でもない模様。

エルガイムMk-2 プローラー形態

 何しろ9年ぶりすから、一回で終わらせてはもったいないので、詳しい話はまた明日書くとして、FSSが連載開始されたのが1986年。20代半ばの若造だった永野センセも50代半ばとなりました。作者も成長すれば物語も成長するという訳で、1巻の頃に比べると内容も設定も非常に奥行きがでてきましたね。それだけに初期巻を見返すとセンセ本人ではないのに、何やらこっぱずかしくなるというか、「認めたくないものだな…自分自身の…若さゆえの過ちというものを」と呟きたくなるというか。絵もかなり下手ですしね…

デカダン・スタイル
プラスティック・スタイル

 多分ですね、昔のセンセは世の中というものを舐めてたんでしょうね。いや、FSSはセンセの被造物、どういう世界にしようと勝手気ままなんですが…。フィクションはフィクションなりに世界観に説得力がなければならないと思うのですよ。作者が自由に設定して構わないけど、設定が矛盾や撞着をはらみまくっていると、読者が着いてこれなくなるという。

1巻の絵

 FSSは作者の成長とともに設定も変わっているので、今から見ると初期の物語はかなり厳しいです。普通の人間を殺しまくる騎士とか、領主に抑えられて自由に動けないマイトとか、普通の人間に捕まって気絶させられるクローソーとかね。

例の馬鹿夫婦

 逆に今はFSS世界の構造は非常に複雑化し、一国の皇帝といえども自分の国の仕組みを全て把握できないというほどになっています。今度はいささか複雑になり過ぎている感もありますが、主役国家だったはずのAKDよりもフィルモア帝国やミノグシア連邦(ハスハ)の方が面白くなってしまいました。もういっそ、アマテラスはGMTスライダーとして片隅で整備してろと思うほど。でも「おとぎ話」だからそうもいかんのでしょうね。

FSS1巻

 非常に人を選ぶ作品ですが、嵌まれば大変面白いので、まずは1巻を読んでみて下さい。それでダメならもうやめていいと思います。情報量が多いので、何度読んでも新たな発見があったりして、コミック単行本としては高いですが、長く楽しめるのでモトは取れます。

8月15日発売

 
 

ハカイジュウ:主役を喰った生徒会長と変態教師の“純愛”

砕氷船オーロラ
 
 
 こんばんは。今年のオホーツク海の流氷面積は過去最小ではないかと報じられていました。網走では、陸から流氷を目視できる最終日「流氷終日」が1946年の統計開始以来、最も早い3月17日で、流氷期間は過去最短タイの43日間だったそうです。

過去最小の流氷

 これも地球温暖化の影響か…などと思っていたら、今日は札幌で小雪が降りましたよ。積もるほどではないとはいえ、4月になっても雪が降るあたりはさすがに北の都です。

ハカイジュウ1巻
ハカイジュウ2巻

 さて本日は、最終盤に北海道が舞台となる「ハカイジュウ」を紹介しましょう。「ハカイジュウ」は月刊少年チャンピオンに2010年5月号から連載され、2014年7月号で第一部が終了しました。単行本は13巻ですが、ラストは「俺たちの戦いはこれからだ!」的で謎が全く解明されなかったのですが、2015年1月号から第二部が開始されたということで、今後ちゃんと謎を解き明かして欲しいと思います。

卓球Dash!!

 作者の本田真吾は月刊少年ジャンプを主戦場としている漫画家で、「ハカイジュウ」以前には「卓球Dash!!(ピンポンダッシュ)」という卓球マンガを連載していました。

ハカイジュウ3巻
ハカイジュウ4巻

 立川市の高校生鷹代陽(あきら)はバスケ部員で親友の久遠瑛士と幼馴染みの藍沢未来を取り合う仲ですが、ある日学校にいる間に大地震が発生し、気を失ってしまいます。目が覚めると、同級生たちの無残な死体が転がり、その傍らには謎の怪物がいました。訳もわからず逃げ出した陽は、立川からの脱出を試みますが、いたるところに現れた
怪物達は、他の地域も地獄絵図に変えていたのでした。

ハカイジュウ5巻
ハカイジュウ6巻

 謎の怪物達は、地震と共に突如出現した未知の生命体で、自衛隊を母体とするらしき謎の部隊などからは特殊生物と呼ばれています。一般人にとっては全く寝耳に水なのですが、自衛隊や政府中枢はこの怪物達の存在と覚醒をあらかじめ知っていたようで、数々の対抗策を講じていますが、その一環として怪物が発生した立川周辺は隔離して閉鎖しようとしており、生き残った人間を見捨てようとしていました。

ムカデ型
ゴーヤ型
エビ型

 小型の特殊生物はいくつかの種族に別れており、小型といっても大きなものがビルよりも大きくなるのですが、種類が違うと極めて仲が悪いらしく、出くわすと殺し合っています。最初に登場したムカデ型の他、全身に出来物が出来ていていくもの目を持ち、両腕は鎌状になっているゴーヤ型、全身が細長くて触れただけで生物を破裂させる液体を噴射するナナフシ型、殺した生物を肉団子に加工して貯蔵する習性があり、飛行能力があるゴキブリ型などが存在します。あ、○○型というは私が勝手に見た目の印象から名付けたもので、物語中では一切名称等は出てきません。

ハカイジュウ7巻
ハカイジュウ8巻

 さらに身長数百メートルはある巨大な特殊生物も現れ、トール型と呼ばれています。トール型は立川だけでなく、お台場、新宿、京都にも出現していきます。トール型に種族があるようには見えず、一体一体全て異なる姿や能力を持っていますが、やはり仲間意識はなく、トール型が接近するとしばしば殺し合いを始めます。

ハカイジュウ10巻
ハカイジュウ14巻

 これらに対し、人間側は謎の部隊で対抗します。謎の部隊は特殊な任務を受けているらしく、一般市民への射撃や拉致も躊躇せず行い、小型の怪物をサンプルとして捕獲したり目撃者を連行したりしています。目的は不明ながら装備や規模からみて背後に政府がいるのは間違いなく、黒を中心とした戦闘服を着込んでいます。

トールタイプの群

 トール型の巨大な特殊生物に対しても実は武装だったフジテレビのお台場社屋や東京都庁などを使用して立ち向かいますが、特殊生物は謎の部隊の想像を超える強靱さを持っており、日本の運命は風前の灯火と思われましたが…

ハカイジュウ11巻

 特殊生物は人間を喰らうのですが、傷付いたり弱ったりした特殊生物は人間と融合したりもします。その特性を生かして特殊生物を人体と融合させて開発された生物兵器が「フューズ」です。不均一なマスクと装甲スーツを着用して、極めて高い戦闘力を持ち、トール型の特殊生物ですら瞬く間に倒すことが出来ます。

ハカイジュウ12巻

 謎の特殊部隊が小型の特殊生物をサンプルにしようとしていたのは、恐らくフューズを制作するためだったの思われます。フューズには特殊生物の細胞を培養して人為的に移植したものと、自然発生的に融合したもののしたものの2種類があり、特に後者は強力なフューズになりやすいようです。

瑛士のフューズ04

 最序盤で行方不明になって死亡したと思われていた久遠瑛士は自然発生型の中でも特に珍しい二種類の特殊生物が融合した個体「フューズ04」として終盤再登場します。フューズ04はフェーズシリーズの最高傑作と言われており、最高戦力と見なされています。

鷹代陽

 そして主人公である鷹代陽も死線をくぐる間に自然発生型のフューズとなっていました。ただ彼は特殊生物の少量の細胞しか融合しなかったせいか、潜伏期間が長くて馴染んだせいか、人間型を大きく変化させることはありませんでした。

藍沢未来

 本作のヒロインは陽と瑛士の思い人である藍沢未来で、5巻以降登場して連絡の取れなくなった陽と瑛士の安否を確かめるため、瑛士の弟の久遠絢士と共に奔走することになります。

たくましい白崎さん

 しかーし、私は真のヒロインには白崎直央を推します。というか、「ハカイジュウ」を読んだ人は皆そう思うのではないかと。陽や瑛士の高校の生徒会長で、クールビューティ風ですが、陽といくつもの死線を乗り越えていく過程で命を救われたのを恩に着て、「私の命は、あなたのもの」なんて言い切ります。

強くなった白崎さん

 それでも、陽の思い人が未来であることを知って自らの気持ちは押し殺し、陽と未来を引き合わせることを自分の生きる目標としていきます。このけなげさが堪りません。4巻で陽と共に行方不明となりますが、後にピンチに陥った未来と絢士の前に颯爽と現れて怪物を撃破します。

お持ちかえり~!

 そして真の主人公と言いたくなるインパクトを与えてくれるのが武重先生。体育教師で、陽や白崎さんと出会った直後は頼れる体育教師のようでした。しかし、実は教え子へのセクハラ行為が原因でクビになり、その後は昼からパチンコ三昧の生活を送っていたというトンデモ教師で、白崎直央に一目惚れし、異常なまでに執着していきます。「白崎くぅん」はほとんど名言。

再会した先生

 女性を見る目だけはあるなぁと言いたくなる武重先生ですが、白崎さんと仲の良い陽を目の敵にし、隙あらば白崎さんを「お持ち帰り」しようとさえしますが、二人のスィートホームを作るには状況があまりに悪すぎました。次々と襲い来る怪物をも蹴散らす武重先生でしたが、怪物からの攻撃から白崎さんを庇い、怪物と共にヘリから落下して死んだかに思われました。落下する直前に自身の想いを白崎さんに伝え、陽に白崎さんを守るように伝え、ある意味漢の中の漢だった武重先生でしたが、思いも寄らぬ姿で再登場してきます。

怪物と合体した先生

 武重先生は怪物と融合し、自然発生型フューズとなっていました。フューズとなっても白崎さんへの恋心は健在で、むしろ彼女を守れる力を得た子ことに喜びを覚えている様子です。様々な死線をくぐってきた白崎さんもさすがに驚愕する恐怖のナチュラルボーン・ストーカー。

ハカイジュウ9巻

 しかし、白崎さんへの愛を力の源としたか、武重先生の強さは他のフューズを上回り、何体ものトール型を屠っていきます。その果てに白崎さん達が辿り着いた真相、それは謎の部隊の本拠地は東京スカイツリーにあり、東京スカイツリーこそは「始まりのトール型」と呼ばれる超巨大なトール型の封印だったのです。

ハカイジュウ13巻

 覚醒すると成層圏を突き抜けて宇宙に達する大きさのこの怪物の覚醒により、もはや打つ手はないかと思われましたが、白崎さんラブの武重先生、この化け物にも果敢に挑みます。「フューズ03」から「ファイナルフューズ武重」にクラスチェンジ。

王になった武重先生

 そして白崎さんも生き残るために徹底して武重先生を利用。というか、この瞬間は武重先生ラブだったんじゃないかという気もします。そうでないと武重先生があまりにも哀れですからね。

改造された武重先生
武重先生の夢

 だって武重先生の夢ってこれですから。先生の大活躍により再び「始まりのトール型」を封印することに成功し、生き残った人々はなぜか特殊生物が存在しない北海道に移住します。そして本土の生き残りの人間を探し、フューズになる適性のある子供を連れ帰り、戦力の増強に努めます。トール型は「始まりのトール型」の再覚醒を企図しており、100体まで増えたフューズ軍団は陽に率いられて最終決戦に臨みます。

ボロボロ白崎さん

 激闘の末、陽の他数人だけが生き残りましたが、全てのトール型の殲滅に成功します。しかしその直後に彼らが見たものは、世界各地から集まってきたらしい、「始まりのトール型」規模の超巨大トール型の怪物の群でした。

ハカイジュウ第一部ラスト

 傷付いた体でそれでも立ち向かおうとする陽達。第一部はここで終了します。どう見てもバッドエンドとしか思えないのですが、第二部はそれより未来の話らしいし、どうやら陽と白崎さんの子供らしいキャラ「鷹代魅央」が登場するので、おそらく死ななかったんでしょうね。確かに白崎さんの面影があるなあ。

鷹代魅央
  
 ところで特殊生物と呼ばれるこの怪物達、一体何者なんでしょうね。単純に考えれば人間以前に地球を支配していた、それこそ「旧支配者」ではないかと思われるのですが…クトゥルフ神話だったのか、「ハカイジュウ」は?じゃあきっと「始まりのトール型」が旧支配者で、トール型がその眷属であるレッサーオールドワン、小型の特殊生物が奉仕種族ということに。「這いよれ!ニャル子さん」のせいですっかり矮小化されてしまったクトゥルフの神々ですが、本当は怖いんだぞ(笑)。

怪獣大戦争状態

 もしそうだとすると、今後宇宙から「外なる神」の降臨もあるかも知れませんね。あとなんで北海道には特殊生物が出現しないんでしょう。ノーデンスでも眠っているのかな。

ラブリー白崎さん
先生を利用する白崎さん

 とにかく本来嫌なヤツに違いない武重先生の「白崎くぅんラブ」の純粋さ(美しいとは言っていない)と強さ、リアル「ゲスの極み乙女」と一部に言われようが、武重先生を徹底的に利用してでも陽を生き残らせたいという白崎さんのベクトルの違う純愛は、他をキャラを霞ませるほどのインパクトがありますので、グロ耐性のある(こっちは結構慣れます)興味のある方はぜひ一読してみて下さい。

愛の力だ

「ラーメン三銃士」コラージュ特集:ネタの宝庫「美味しんぼ」

東日本大震災の津波
 

 こんばんは。忘れようにも忘れられない災厄の日から早くも4年が過ぎましたね。私もプチ被災者の一人なんですが、亡くなった方々に比べれば何と言うこともありません。地震が怖くないわけはないですが、それにも増して津波の恐怖というものを痛感しました。

黙祷

 が、まあ我々は哀しみだけで生きていくにはあらず。当ブログでは今日も今日とて脳天気路線を驀進したいと思います。先日バハムートラグーンの問題のヒロインヨヨ王女を紹介しましたが、彼女を含めた“スクウェア三大悪女”を紹介する際に、この画像を使いました。

嫌な三大悪女

 この画像の元ネタはなんと「美味しんぼ」。第38集「ラーメン戦争」(3)で登場する「ラーメン三銃士」登場シーンなのです。亡き夫のラーメン屋「金銀軒」を守る未亡人井本春代は、チェーン店「流星組」に目を付けられたて苦戦を強いられています。「流星組」は目星を付けたラーメン店舗の近くに移動車両で乗り付けて自慢のラーメンを振るまうことで顧客を奪い、経営の傾いた店を支店として乗っ取るというやり方で事業を拡大してきたのでした。これを本編では「あくどい手法」呼ばわりしている訳ですが、客観的に見るとそれほど卑怯という訳ではないような。ちゃんと味で勝負しているし。

美味しんぼ第38集

 そんな流星組に対し、正々堂々味で勝負することを決意した金銀軒と例によってしゃしゃり出てくる山岡一行。そこに日本ラーメン総合開発研究所も支援の手を差し伸べます。同研究所は、ラーメンを国民食から国際食へ高めることを目的としており、かねて流星組の手法について「このままではラーメン愛好者が減ってしまう」と問題視していたのです。顧客が贔屓の店を変えるかも知れませんが、愛好者は減るかなあ。ラーメンさえおいしければどこが作っていてもいいような気もしますが。

オリジナルラーメン三銃士

 そして日本ラーメン総合開発研究所からサポートメンバーとして連れて来られたのが、ラーメン三銃士でした。元の画像はこれです。
 長井伸助(日本ラーメン総合開発研究所所長):「ラーメン三銃士を連れて来たよ」
 井本春代、しげお(「金銀軒」店主と息子):「ラーメン三銃士?」
 乃士勇造(麺の専門家):「うっす、よろしく」
 出川実(スープの専門家):「がんばります、よろしく」
 多木康(チャーシュー・メンマなど具の専門家):「よっす、どうも」

リアル版

 ラーメンなんてだいたい一人で麺・スープ・具の工夫をして作っているんじゃないかと思いきや、日本ラーメン総合開発研究所では分野毎に専門家を育成しているようです。まさに「三本の矢」ですね。黒ずくめなので「黒い三連星」と言いたくなる気もしますが。

多木…

 そして本編のストーリー展開はさておき(おい)、その登場シーンのインパクトから、数多くのコラ画像が作られています。先ほどの「スクウェア三大悪女」もその一つです。それでは私が面白いと思ったものを紹介していきましょう。まずは本編パロディ編です。この場合は大体三銃士どん尻の多木康がオチ要員となるようです。

カレーの専門家

 カレーの専門家チャンドラ登場編。吹き出しの文字が全く読めませんがヒンディー語?しかしカレーラーメンの開発はなかなかに良策という気もします。

具のチャーシュー

 続いて多木康食材編。この人を具にしてしまうのか…とんだ食人族だぜよ。せめてダシを取るだけにしてはどうでしょうか。もっとも多木康のダシが出たスープは絶対食べたくないですが。

連れてこなかった編

 連れてこれなかった編。なにやってんすか長井所長。実はブラック企業で逃げられたんでしょうかね。

連れて帰る

 コマを逆転編。なぜ連れて帰るし(笑)。しげおの表情が悲しそうです。これで金銀軒もおしまいだぁ!

ガチホモ三銃士

 ガチホモ三銃士編。たしかに言われてみればそういう風に見えないこともありません。ネコとタチがいるのだからノンケはいらんでしょう。というか、ノンケなのにガチホモ認定されるってどういうことだオイ。

ラバースーツ編

 なぜかラーメン三銃士がラバースーツで登場。春代もしげおもそりゃあ驚きます。オチがひどい、ひどすぎる。

セリフレス編

 セリフレス編。一体皆何を見ているんでしょうか。山岡士郎がスーパードライをぐびぐび飲んでたりするのかな?
 
性犯罪者編
 
 性犯罪者編。多木は冤罪という外道ぶり。オチ要員とはいえ非道すぎる。

気持ち悪いネットユーザー編

 気持ち悪いネットユーザー編。しげおのツッコミが的確すぐる。確かに三人とも気持ち悪いですね。

愛人のいる妻帯者編

 愛人のいる妻帯者編。確かにゲスいセリフを言いまくっていますね。しげるも「ゲス野郎!」と大事な事なので二回言っています。

TMレボリューション編

 では続いて他作品などとのコラボ編。まずはTMレボリューション編。しげおのリアクションもおかしい。「HIGH PRESSURE」を口ずさんでいます。なつかしいなあ。

孤独のグルメ編

 孤独のグルメ編。騙されて連れてこられたらしい井之頭五郎。五郎さんのツッコミがいちいち面白いですね。もう長井所長にサブミッションを極めるしかないでしょう。

魔法少女版

 魔法少女まどか☆マギか編。キュゥべえがまどかのところに魔法少女を連れてきました。さやかの名前を覚えていないキュゥべえがひどい。そんなのってないよ、あんまりだよ。だがそれがいい。

ダイの大冒険編

 ダイの大冒険編。竜騎衆を連れてきた竜騎将バラン。ポップがびびりまくっていますが、そりゃあそうでしょう。

寄生獣編

 寄生獣編。もう一コマ目から多木康が本性だしてますよ。位置関係的に喰われるのはしげるかな?

北斗の拳版

 北斗の拳編。北斗三銃士って北斗三兄弟のことか。ジャギは仲間に入れて貰えないというのは本編でもあった気がしますが、トキですらもう怪しい。アミバが焦っていますし。トキの真似をしていたんだからトキ認定は嬉しいだろうに。ジャギにとって替わった多木は普通のセリフなのにオチ要員にされているという。実は北斗神拳の使い手だったのか。

なんだこれは

 ということでこの辺で。さて実は私、事情があって明日からしばらく更新をお休みします。一週間後にお会いできればと思っております。ではではまた逢う日までお元気で~!

ごめんねこ

孤独のグルメ:中年独り飯にとっての「最適読本」

春節来る
 

 こんばんは。明日から春節ということで、もう中国の観光客が大挙して日本に押し寄せているようです。日本嫌いなんじゃないのかと思いつつ、まあ民間レベルの往来はいいでしょう。日本に来れば少しはイメージ変わるかも知れないし。精々お金を落としていって下さい。もっともこちらは中国に行く気は全くありませんけど。台湾なら行きたいですけど。

孤独のグルメ

 本日は「孤独のグルメ」を紹介しましょう。テレビ東京系で4期にわたってテレビドラマ化もされていますが、原作のマンガ版の方です。

孤独のグルメ新装版

 「孤独のグルメ」は、扶桑社の「月刊PANJA」で1994年から1996年にかけて連載されていた原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる漫画です。一度完結しましたが、「SPA!」2008年1月15日号に読み切りとして復活し、不定期に新作が掲載されています。

文庫版孤独のグルメ

 タイトルに「グルメ」と入っていますが、食通が食材や料理に関して偉そうに蘊蓄をぶちまくって、勢い余って政治的な主張までしまくる某大作グルメマンガとは違って、ぶらりと入った食堂とかの料理を食べるので、極めて庶民派ですが、反面美食家でも食通でもないですね。

だがそれがいい

 主人公は雑貨輸入業を個人で営む井之頭五郎。実業家と言えば実業家、社長と言えば社長なんですが、社員もバイトもいないので配達まで自分一人でやっています。そして仕事などで立ち寄った場所で適当な店を見つけて食事をします。

ドラマ版孤独のグルメ

 いつも一人なので、当然「ひとり飯」になるのですが、会話が少ない分五郎さんの心内語が非常に多くなっています。が、五郎さんはタイトルとは違って美食家ではないので、料理の薀蓄を述べるわけではなく、注文した料理の味とか、チョイスの適否についての感想を、中年男の食事シーンと食堂内外や他の客の描写を淡々と行っています。

五郎さんのモットー

 単行本は一冊。なのですぐ読めますよ。1996年連載終了時までの作品(1話 - 18話)をまとめたもので、時間が経ってからネット上で人気に火がつき、文庫版はロングセラーになっています。2014年には2巻の発売が予告されましたが、なぜか今なお発売されていません。

テレビドラマ版五郎さん

 女性の読者が多いことが特徴です。また、2イタリア、フランス、スペイン、ブラジル、台湾、韓国、ドイツで翻訳版が発売されているそうで、イタリアでは10万部が売り上げられたそうです。日本の庶民の料理に関心があるんでしょうか。

うまそうに食べる夜食テロリスト

 井之頭五郎は、孤高で自由な生き方をモットーとし、結婚や店を構えることを「人生が重たくなる」と敬遠しています。かつてパリで「小雪(さゆき)」という女優と交際したり、それなりに女性との交際はしていたようですが、結ばれることはなかったようです。

お食事中の五郎さん

 愛煙家で、食事が終わった後に一服つけるのが癖です。下戸でアルコールは全く駄目なようですが、酒の肴系の料理は嫌いではありません。また甘党で、特に和菓子系の甘い物には目が無いようです。

いもづくしの注文

 メニューを選ぶ際にはバランスや食い合わせをそれなりに気にしているつもりですが、なぜか豚肉炒めに豚汁とか、卵焼きとおでんの卵、ポテトサラダと肉じゃがなど、食材がダブルメニューを注文することが多く、結構ドジです。

 また空腹の勢いで注文しすぎて食べきれなかったり、季節が会わないなどでお目当てのメニューにありつけないことも多いようです。一ヶ月早かった煮込み雑炊とかおかみさんが不在で作れなかったやきそばとか、「これを食べたくて入ったのに」という空振りが残念です。でも違う店に行こうかとは思いつつも、結局その店で別なメニューを注文するという小市民的選択に非常に共感してしまいます。

 いつも独りで暇なせいか、店の雰囲気や客層を事細かに観察する癖があります。ハンバーガーショップは「ガキくさい」として敬遠し、行列を作っている店に並んでまで食べるのは嫌いというところも共感を禁じ得ません。ワシもじゃ、ワシもじゃ五郎さん!!

ワシもじゃ

 個人で仕事をしている割りに、他者とのコミュニケーションは苦手な様で、注文や商談以外では他人と会話するシーンはほとんどありません。ただし、食事をしている時に気分を害されると、一変して饒舌に怒りをぶつけることもあります。普段は物静かで紳士的な態度ですが、割と喧嘩っ早く、気に入らない店主や店の客に文句を付けては武術の技を掛けてしまうことも。高校まで古武術をやっているので腕っ節には自信があるのです。

愛車はBMW

 輸入業のせいか外車が好きなようで、BMWのセダンやボルボのステーションワゴンに乗っています。ワシもじゃ、ワシもちょっとだけBMWに乗った!(3シリーズですけどね)

煮込みを食べる五郎さん

 テレビドラマは基本的にあえて原作を使わず、全てドラマオリジナルの話となっています。五郎さんの性格は原作よりもやや柔和になっており、注文を巡る失敗エピソードはありません。それはまあ別にいいのですが、ドラマの五郎さんは深夜放映にも関わらず、やけに食いっぷりが良い(良すぎる)せいで、視聴者の食欲を刺激し「夜食テロ」と呼ばれる言葉を生み出したほか、五郎=大食漢というイメージをつくってしまった感じがします。原作での五郎さんは特別大食漢ではなく、注文を食べきれずに残したりしています。

 単行本で食べているものは……

感心する五郎さん

①豚肉いため+豚汁、おしんこ、ライス。豚かぶり

おばちゃんとちょっとだけ交流

②回転寿司。一皿130円で11皿も食べます

豆かんを食べる五郎さん

③豆かん・目に留まった煮込み雑炊が季節はずれで食べられず。でもちょっと豆かん食べたくなりました。みつ豆から求肥や白玉団子、フルーツを抜いた、豆と寒天だけのものですね。ちょっとアダルト?

鰻丼と仲間達

④鰻丼+生湯葉刺し、いくらのどぶ漬け、岩のり。岩のり残す

焼き饅頭

⑤焼き饅頭。焼きそばを食べたかったが出来なかった作り手のおかみさんがいなかった

シウマイ弁当を勧められたが
焼売の匂いが
喫煙を咎められる五郎さん

⑥ジェットボックス焼売+ライス、お茶。新幹線の車内など室内で温めてシュウマイの匂いを周囲に充満させて顰蹙を買ってしまいました。友人には普通のシュウマイ弁当を勧められたのですが、心変わりして失敗したと後悔しています。
 その後タバコを吸おうとしたらクレームが来るという追い打ち。禁煙車なら論外だけど、喫煙車なら良いと思いますけどね。

たこ焼き

⑦たこ焼き

焼き肉と五郎さん

⑧焼き肉+チャプチェ、ライス、キムチ。滅茶苦茶悔いながらライスが出てくるのが遅いとぼやく五郎さん。

さざえがかぶる

⑨江ノ島丼セット+サザエの壺焼き。江ノ島丼にサガエが入っており、サザエかぶり

いわしと大根のカレーライス

⑩おまかせ定食+いわしと大根のカレーライス。自然食のお店のメニュー。漠然と苦手意識を持っていた五郎さんですが、おいしさに驚き、カレーを追加注文。しかも大盛。

カレー丼

⑪カレー丼とおでん。メロン味のチェリオも買いました

ゴローズサブミッション

⑫大山ハンバーグランチ。料理は美味しかったけど留学生の従業員をいびる店主に不快感を覚えて苦言を呈します。逆ギレした店主に胸を突かれて関節技で懲らしめました。コラだと思ったら本当にやっていて驚きました。

ウインナーカレー

⑬ウィンナーカレー。神宮球場のもの

ビフテキ

⑭ビーフステーキ。銀座のお気に入りの店でハヤシライスを食べようとしたら店がありませんでした

コンビニメシ

⑮コンビニの夜食。うずらと牛肉の中華風、おしんこ、玉子焼き、キンピラゴボウ、冷や奴、コンビーフ(馬肉入り)、ソーセージ、野菜の煮物、ナメコ汁、ライス(あきたこまち新米)、焼プリン、おでん(タマゴ、ダイコン、シラタキ)。明らかに大量購入し過ぎ

月見おろしうどん

⑯月見おろしうどん、フランクフルト

カツサンド

⑰万世橋カツサンド

ライスはない

⑱大盛り焼きそばと餃子。ビールのお供が前提で、店にはライスがありませんでした。下戸の五郎さんは「残酷すぎる」と落ち込みます。

クッキングパパ

 ……いいなあ、どれもこれも普通に食べに行けそうな感じで。某「美○しんぼ」とかよりこっちの方が参考になるというか身につまされるというか。あ、「クッキングパパ」は好きです。荒岩課長(一味)は会社にも家にもぜひ一人いて欲しい逸材ですね。荒岩課長の人柄の良さを見た後で○岡さんを見ると、ほぼ一直線のクズっぷりです。

http://dechisoku.com/archives/1016691379.html

 正直この人とは一緒に食事したくないなあ…。

CLAYMORE(その2):恒例のお気に入りキャラ紹介

冬の札幌時計台
 

 こんばんは。札幌は久々にまとまった雪が降っています。雨と違って雪は多少かぶっても平気(パウダースノーならなおのこと)ですが、さすがに降りしきる雪の中歩いて家まで帰るのは気が引けます。なのでこちらも久々に帰りも地下鉄に。駅までは歩きますが、それくらいなら平気の平左。

時計GUY

 そういえば日本三大がっかり名所の一角として有名な札幌時計台ですが、正直何かのついでに見る程度ならいいですが、これを見るために札幌に来るならそりゃあがっかりすることでしょう。が、あんまり人々にがっかりされるせいで妖怪化したらしく、ホーンテッド時計GUYというキャラが誕生しました。

時計GUYその2

 これはゆるい…のかな?「キモかわいい」と観光客からは人気を集めているそうですが。小樽のゾンベアーといい、夕張のメロン熊といい、北海道のゆるキャラはゆるくない、というか怖いです。ゆるキャラというよりほとんど妖魔とか覚醒者ですよ。

ゾンベアー
メロン熊

 メロン熊なんてふなっしーを喰ってますよ。こいつが夜道の向こうから来たら逃げるしかありません。もしやCLAYMOREの十字状の大陸のモデルは北海道なのか?

 ふなっしーを喰うメロン熊

 ということでCLAYMOREの二回目、私のお気に入りキャラです。その前に、女性キャラばかり出てくる本作ですが、ほとんど百合要素はありません。そういうのを期待して見るとそれこそがっかりするでしょう。可愛いキャラもいますが、全員戦士で色恋は眼中にありません。腕や足はばっさばっさと吹き飛ぶし、死ぬし、覚醒すると化け物になるし。

クレアさん

 じゃあなんで女戦士ばかりにしたのかということですが、昔は男のクレイモアもいたのです。妖力解放は性的快楽に近い快感が伴うのだそうで、性的快楽が射精に向けて一直線の男は、妖力解放の制御が難しいのだそうです。素数でも数えてろ(笑)。このため、「組織」設立当初に作られていた男戦士達は短期間でことごとく覚醒してしまい、それ以来クレイモアは女戦士しか作られていないことになっていました。

クレアさんその2

 実際には「組織」の資金集めと研究目的のために男戦士は今も作られており、半人半妖化して意識がはっきりしていないうちに標的となる街に捨て置かれ、意識が混濁したまま覚醒して街を襲い、これを妖魔として多額の金と引き替えに討伐するというマッチポンプなことを「組織」はやっていたいのでした。研究機関なのに独立採算制を採らされていたんでしょうかね、「組織」は?

クレアをディスる

 また激しい戦いが続く戦火の大陸においては、前線での覚醒を前提とした運用を行っているため、男戦士が使用されているようです。多分「組織」の開発した戦士をそのまま前線に投入するというよりは、「組織」に様々な実験をさせ、その研究成果を報告させて有用なものを生物兵器として実用化しているのだと思います。

幻影のミリア

 では好きなキャラですまずはミリア(CV井上喜久子)。№6でベテランです。異名は「エースの幻影のミリア」。個人の戦闘力も高いですが、特筆すべきは指揮能力と統率力で、「集団戦ではNo.1以上の働きをする」と言われています。クレイモアは我の強い戦士が多いのですが、ミリアは彼女らも敬服させるカリスマ性を持っています。

ミリア姉さん

 アニメでも描かれた「北の戦乱」では24人を戦士を率いて総隊長として戦いましたが、覚醒者の数の多さに敗北してしまいますが、実際にはこの戦いは「組織」に反抗的な戦士の一掃で、討伐成功は当初から期待していなかったようです。そういうこともあって、生き残った7人のリーダー格となって「組織」と対立することになります。

ミリア姉さんその2

 しかも非常に聡明で、以前より「組織」の内情を探っており、最終的には「組織」の完全壊滅を実現しました。最期は、大陸になお残る妖魔や覚醒者を全て討伐するべく、新世代の戦士たちを従えて旅立っています。

シンシア

 シンシア(CV宮川美保)。№14。女性ばかりながらお付き合いを遠慮したいタイプの多いクレイモアの中で、強いて「お嫁さんにしたいクレイモア」を選ぶならこの人ではないかと思います。我の強い戦士が多い中で、人当たりのよいおっとりとした性格を持ち、常に敬語口調で話すという貴重なキャラです。見た目にも優しいし。

シンシアその2

 他人と妖気を同調し、傷の修復、再生を手伝うことができる「妖気同調」が上手な貴重なキャラで、そのため前線で戦うよりも後方で傷の回復などのサポート役に回る描写が多いですが、北の戦乱を生き延びた7人の中ではミリアに次いで№が高い人でもあります。

なぜか制服のシンシア

 戦後は、聖都ラボナで兵の訓練に付き合っています。この人は求愛者殺到な気がしますね。

オフィーリア

 オフィーリア(CV篠原恵美)。№4で自称「漣のオフィーリア」ですが、仲間内では「血塗られた凶戦士」などと呼ばれています。我妻由乃がクレイモアになったらこんなかと思うような、異常な凶暴性の持ち主です。仲間や普通の人間にも躊躇無く斬りかかります。人間を殺すことはクレイモアの絶対のタブーなのですが、オフィーリア曰く「ばれなきゃいい」のだそうです。

いきなり脚切断

 いきなりクレアの脚や腕を斬り飛ばしたり、錯乱して覚醒してしまってもそれに気づかずに再びクレアに襲いかかったり、途中に自分が覚醒していることに気づいてさらに錯乱したりと、やることなすことまさに由乃。こんなキャラが好きになったのは「未来日記」せいだ。

オフィーリアの最期
ミレーのオフィーリア

 オフィーリアはシェイクスピアの「ハムレット」のヒロインと同名ですが、天を仰ぎながら川に沈んでいくという最期は全く同じで、最期の姿の描写は、ジョン・エヴァレット・ミレーの作品「オフィーリア」に酷似しています。トレス疑惑とか言わない。 

フローラ
 
 フローラ(CV松来未祐)。№8で通称「風斬りのフローラ」。神速の抜刀術の使い手で、常に口調が丁寧で、我を出さずに円滑に任務を進めるタイプです。こういうキャラがクレイモアでは実に貴重なんですよね。ビアンカよりフローラ!(節子それクレイモアと違う、ドラクエや!)

フローラその2

 北の戦乱では小隊長を務めて善戦しましたが、覚醒者の№2である「銀眼の獅子王」リガルドに瞬殺されてしまいます。合掌。

テレサ

 テレサ(CV朴璐美)。かつての№1戦士で、歴代最強と言われていました。突出した実力ゆえに大抵の戦闘において普段の表情そのままに妖魔を斬り伏せることから「微笑のテレサ」と呼ばれました。誰に対しても情けを掛けること無く、生き甲斐を感じる訳でもなく淡々と日々の任務をこなしていましたが、チビクレアを助けたことにより、人らしい温かい心を取り戻していきます。実は身体が反物質でできていて…(節子それクレイモアと違う、ヤマトや!)

薄笑みのテレサ

 クレアを助けるために人間の盗賊を殺めたことで粛清の対象となり、それを機に組織を離反します。追っ手は当時の№2から5までのベスト4であるプリシラ、イレーネ、ソフィア、ノエルでしたが、4人がかりでも圧倒的な力で切り伏せてしまいました。しかし、情けをかけて止めを刺さなかったことが仇となり、覚醒したプリシラに首を刎ねられ死亡してしまいます。

テレサとチビクレア

 彼女の血肉はクレアに受け継がれ、プリシラとの激戦の最後の最後、土壇場というところでクレアの身体を借りて蘇ってきます。その後は歴代最強の名に恥じぬ実力を見せ、斬られるほどに強くなっていくプリシラを切り裂き続けます。

覚醒テレサ

 ついにテレサが覚醒した時は、まさに慈愛を司る双子の女神であるテレサとクレアを彷彿とさせる姿となっていました。大体覚醒するとおどろおどろしい姿になるのですが、テレサだけは天使や女神のように美しい姿でした。

ディートリヒ

 ディートリヒ(アニメ未登場)。クレア達の後の新世代の№8。ツーサイドアップの髪型で、クレイモア界の「まゆゆ(昔の)」と呼びたいところです。ところで彼女達はめいめい個性的な髪型をしていますが、これって全部自分でやってるんですよね。色恋沙汰には全く無縁なのにお洒落さんなんでしょうか。

ディートリヒその2

 義を重んじる性格で融通がきかず、「面倒くせーちびっ子」と呼ばれます。元々はNo.3の戦士で、任務失敗によりNo.8へと降格させられましたが、一桁上位勢と変わらない実力を持っています。

可愛いディートリヒ

 この子はとりあえず可愛いので側に置いておきたいですね。なんとなく紀州犬とか柴犬を連想させます。

リフル

 リフル(CV水樹奈々)。通称「西のリフル」で、史上№1戦士が3人覚醒しており、他の覚醒者とな一線を画する実力から「深淵の者」と呼ばれていますが、リフルはその一人です。女戦士の初代No.1であると同時に、歴代の戦士の中で最年少にしてNo.1にまで登りつめ、最年少にして覚醒しました。

不敵なリフル

 要するに天才戦士にして天才覚醒者なのですが、人間の姿はとにかく可愛い黒髪ロングのの小柄な美少女です。

リフルとダフ

 可愛い外見とは裏腹に得意技は拷問で、捕らえたクレイモアを拷問して無理矢理覚醒させて手駒にしようとします。「ちょっとかわいいアイアンメイデン」の拷問部出身かしらん。「私の男」は元№3の男戦士ダフ。頭は少々足りませんが、忠実にして強靱な覚醒者でした。

リフル変身

 圧倒的な実力を持ちながらプリシラに倒され、その後死体からはリフルとダフの力を併せ持つリフルに似た「何か」になって甦り、プリシラとのリターンマッチに挑みますが、結局は敗れて切り刻まれてしまいました。

ルブル

 ルブル(CV平田広明)。クレアを始め、様々な戦士に指令を与える「組織」の連絡員です。黒ずくめで黒メガネをかけており、神出鬼没です。膨大な情報を所持しており、本編の解説役のような存在でもあります。でも誰も「知ってるのかルブルー!!」とか言ってはくれませんでしたな。

ルブルその2

 クレイモアでもないのに何十年も姿が変わらないなど謎を秘めた男で、担当しているクレアについては「気にいっている」と発言しています。実は戦火の大陸での敵対陣営が送り込んだ工作員で、ミリアに戦火の大陸の情報を教えたり、「組織」にとって重要な研究成果となり得る「半覚醒」の事実を握りつぶして報告しなかったり、ミリアらに「組織」からの離反を促すなど、「組織」への敵対行動を行っています。

高みの見物のルブル

 「組織」の崩壊により役目は終わったはずですが、興味本位でプリシラの戦いを「見物」し、その後かろうじて逃げ延びて戦火の大陸に帰ろうとする途中、ミリアからの言葉を伝えられる。実は「いい人」な感じがなくもないですが、とにかく見かけがキモいのです。もっとも「組織」の男達は皆キモいですが。

ミリアチーム

 アニメ版では多数の女性声優を起用していましたが、なにしろ戦いが凄惨なので可愛い声を出すことはとんとなく。呻き声やうなり声ばかりでした。女子高の強豪運動部の実態ってこんなかな?とか思ったりして。ご存知の方がいたらぜひ教えて下さい。

テレサとクレア
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